JP6903564B2 - 作業車両 - Google Patents

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本発明は、複数の動作部を有する作業車両に関する。
バックホー、ホイルローダ等の作業車両においては、複数の油圧ポンプにより供給された作動油により複数の油圧アクチュエータを駆動させることで、複数の動作部を動作させるようにしている。
下記特許文献1には、油圧ショベル等の油圧作業機のポンプ故障警告装置が開示されている。特許文献1の装置は、油圧アクチュエータを駆動する第1及び第2油圧ポンプのうち、例えば第1油圧ポンプの吐出圧のみが低下した場合、第1油圧ポンプに対応した警告を発生させる。特許文献1には、第1及び第2油圧ポンプがともに正常状態である場合は、両者のポンプ吐出圧に大きな差はないことが記載されている。
特開平11−200423号公報
特許文献1では、正常状態であれば第1及び第2の油圧ポンプの吐出圧が等しいことを前提として、油圧ポンプの故障を検知する。しかしながら、特許文献1の手法は、第1の油圧ポンプを含む油圧回路と第2の油圧ポンプを含む油圧回路とが完全に対称である場合にのみ適用可能であり、複数の油圧ポンプが回路の合流を含む複雑な油圧系を駆動する一般的な作業車両への適用は困難である。油圧ポンプの吐出圧は、例えば、他の油圧ポンプから吐出された作動油との合流部までの流路の長さや抵抗、さらには動作部の動作状態等にも影響を受けるものであり、複数の油圧ポンプの吐出圧が等しい場合に全ての油圧ポンプが正常な状態であるとは限らず、故障を検知できないおそれがある。
そこで、本発明は上記課題に鑑み、複数の油圧ポンプを備える作業車両において、これらの油圧ポンプの異常をより確実に検知することが可能な作業車両を提供することを目的とする。
本発明の作業車両は、複数の動作部を有する作業車両であって、
前記複数の動作部に対応して設けられる複数の油圧アクチュエータと、
前記複数の油圧アクチュエータのうち少なくとも1つの油圧アクチュエータに作動油を供給する複数の油圧ポンプと、
前記複数の油圧ポンプの各吐出圧を検出する複数の検出部と、
前記複数の動作部の組み合わせによる動作状態を判定する動作状態判定部と、
前記動作状態判定部によって判定された動作状態に対応し、且つ予め設定された前記複数の油圧ポンプ間の吐出圧の関係である第1関係と、前記検出部によって検出された前記複数の油圧ポンプの間の吐出圧の関係である第2関係とを比較し、前記第2関係が前記第1関係と異なる場合に、前記複数の油圧ポンプのうち少なくとも1つの油圧ポンプに異常が発生していると判定する異常判定部と、を備えるものである。
本発明は、動作状態に応じた複数の油圧ポンプ間の吐出圧の関係を予め設定しており、実際に検出された複数の油圧ポンプ間の吐出圧の関係がこれと異なる場合に、少なくとも1つの油圧ポンプに異常が発生していると判定する。よって、動作状態によって複数の油圧ポンプの吐出圧の絶対値が各々独立に変化するような場合であっても、油圧ポンプの異常を確実に検知することができる。予め設定しておく複数の油圧ポンプ間の吐出圧の関係は、単純な大小関係であってもよいし、回帰式で表現されるものであってもよい。
本発明において、前記検出部は、前記複数の油圧ポンプの各吐出圧を繰り返し検出し、
前記異常判定部は、前記検出部による検出が行われる毎に前記第1関係と前記第2関係とを比較し、所定回数以上、前記第2関係が前記第1関係と異なる場合に、前記少なくとも1つの油圧ポンプに異常が発生していると判定するものでもよい。
油圧ポンプの異常判定を複数回実施した上で異常が発生したか否かを判断するため、誤判断を防止することができる。
本実施形態に係るバックホーの左側面図である。 バックホーの油圧回路図である。 ブーム作業時の油圧回路図である。 アーム作業時の油圧回路図である。 バケット作業時の油圧回路図である。 ブーム、アーム、バケット複合作業時の油圧回路図である。 走行時の油圧回路図である。 ポンプ異常検知システムの構成を示す機能ブロック図である。 ポンプ異常検知方法の手順を示すフローチャートである。 他の実施形態に係るポンプ異常検知システムの構成を示す機能ブロック図である。 他の実施形態に係るポンプ異常検知方法の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
まず、図1を参照しながら、作業車両の一例としてのバックホー1の概略構造について説明する。ただし、作業車両としては、バックホー1に限定されず、ホイルローダ等の他の車両でもよい。バックホー1は、走行装置2と、作業装置3と、旋回装置4とを備える。
走行装置2は、エンジン42からの動力を受けて駆動し、バックホー1を走行させる。走行装置2は、左右一対のクローラ21,21及び左右一対の走行モータ22,22を備える。油圧モータである左右の走行モータ22,22が左右のクローラ21,21をそれぞれ駆動することでバックホー1の前後進を可能としている。また、走行装置2には、ブレード23、及びブレード23を上下方向に回動させるためのブレードシリンダ24が設けられている。クローラ21,21及びブレード23は、それぞれ動作部に相当し、走行モータ22,22及びブレードシリンダ24は、それぞれ油圧アクチュエータに相当する。
作業装置3は、エンジン42からの動力を受けて駆動し、土砂等の掘削作業を行うものである。作業装置3は、ブーム31、アーム32、及びバケット33を備え、これらを独立して駆動することによって掘削作業を可能としている。ブーム31、アーム32、及びバケット33は、それぞれ動作部に相当する。
ブーム31は、一端部が旋回装置4の前部に支持されて、伸縮自在に可動するブームシリンダ31aによって回動される。また、アーム32は、一端部がブーム31の他端部に支持されて、伸縮自在に可動するアームシリンダ32aによって回動される。そして、バケット33は、一端部がアーム32の他端部に支持されて、伸縮自在に可動するバケットシリンダ33aによって回動される。ブームシリンダ31a、アームシリンダ32a、及びバケットシリンダ33aは、それぞれ油圧アクチュエータに相当する。
旋回装置4は、作業装置3を旋回させるものである。旋回装置4には、操縦部41、エンジン42、旋回台43、旋回モータ44等が配置されている。油圧モータである旋回モータ44が旋回台43を駆動することによって作業装置3を旋回させる。旋回台43は動作部に相当し、旋回モータ44は油圧アクチュエータに相当する。また、旋回装置4には、エンジン42により駆動される第1ポンプ11、第2ポンプ12、第3ポンプ13(図1に図示していない)が配設される。
操縦部41には、操縦席411が配置されている。操縦席411の左右に一対の作業操作レバー412,412、前方に一対の走行レバー413,413が配置されている。オペレータは、操縦席411に着座して作業操作レバー412,412、走行レバー413,413等を操作することによって、エンジン42、各油圧アクチュエータ等の制御を行い、走行、旋回、作業等の動作を行うことができる。
次に、図2を用いて本実施形態に係る油圧回路10の構成について説明する。油圧回路10は、エンジン42により駆動される第1ポンプ11、第2ポンプ12、及び第3ポンプ13から吐出される作動油が各油圧アクチュエータに供給されて駆動される。
油圧回路10は、第1ポンプ11から、第1合流部101及び第2合流部102を介して右走行モータ22に、第1合流部101を介してバケットシリンダ33aに、第1合流部101及び第2合流部102を介してブームシリンダ31aに、それぞれ作動油を供給可能なよう形成されている。
油圧回路10は、第2ポンプ12から、第3合流部103を介して左走行モータ22及びアームシリンダ32aにそれぞれ作動油を供給可能なよう形成されている。
油圧回路10は、第3ポンプ13から、第4合流部104を介して旋回モータ44及びブレードシリンダ24にそれぞれ作動油を供給可能なよう形成されている。さらに、油圧回路10は、第3ポンプ13から、チェックバルブ105を介してブームシリンダ31aに、チェックバルブ106を介してアームシリンダ32aに、チェックバルブ107を介してバケットシリンダ33aにそれぞれ作動油を供給可能なよう形成されている。
図3Aは、ブーム31を用いた作業時の油圧回路10を示している。オペレータが作業操作レバー412を操作すると、第1ポンプ11と第3ポンプ13から吐出された作動油がブームシリンダ31aに供給される。これにより、ブームシリンダ31aが伸縮してブーム31を上下に回動することができる。このとき、第1ポンプ11(一の油圧ポンプに相当)とブームシリンダ31aとに接続されるブーム配管31b内の作動油に対して、第3ポンプ13(他の油圧ポンプに相当)から吐出された作動油がチェックバルブ105を介して合流している。そのため、ブーム31のみを用いた作業時には、第3ポンプ13の吐出圧P3は、第1ポンプ11の吐出圧P1よりも高い。
図3Bは、アーム32を用いた作業時の油圧回路10を示している。オペレータが作業操作レバー412を操作すると、第2ポンプ12と第3ポンプ13から吐出された作動油がアームシリンダ32aに供給される。これにより、アームシリンダ32aが伸縮してアーム32を上下に回動することができる。このとき、第2ポンプ12(一の油圧ポンプに相当)とアームシリンダ32aとに接続されるアーム配管32b内の作動油に対して、第3ポンプ13(他の油圧ポンプに相当)から吐出された作動油がチェックバルブ106を介して合流している。そのため、アーム32のみを用いた作業時には、第3ポンプ13の吐出圧P3は、第2ポンプ12の吐出圧P2よりも高い。
図3Cは、バケット33を用いた作業時の油圧回路10を示している。オペレータが作業操作レバー412を操作すると、第1ポンプ11と第3ポンプ13から吐出された作動油がバケットシリンダ33aに供給される。これにより、バケットシリンダ33aが伸縮してバケット33を上下に回動することができる。このとき、第1ポンプ11(一の油圧ポンプに相当)とバケットシリンダ33aとに接続されるバケット配管33b内の作動油に対して、第3ポンプ13(他の油圧ポンプに相当)から吐出された作動油がチェックバルブ107を介して合流している。そのため、バケット33のみを用いた作業時には、第3ポンプ13の吐出圧P3は、第1ポンプ11の吐出圧P1よりも高い。
図3Dは、ブーム31、アーム32、及びバケット33を同時に用いた作業時の油圧回路10を示している。オペレータが作業操作レバー412を操作すると、第1ポンプ11、第2ポンプ12、及び第3ポンプ13から吐出された作動油がブームシリンダ31a、アームシリンダ32a、及びバケットシリンダ33aに供給される。これにより、ブームシリンダ31a、アームシリンダ32a、及びバケットシリンダ33aが伸縮してブーム31、アーム32、及びバケット33を同時に回動することができる。このとき、ブーム配管31b内の作動油に対して、第3ポンプ13から吐出された作動油が合流し、アーム配管32b内の作動油に対して、第3ポンプ13から吐出された作動油が合流し、バケット配管33b内の作動油に対して、第3ポンプ13から吐出された作動油が合流している。そのため、第3ポンプ13の吐出圧P3は、第1ポンプ11の吐出圧P1と第2ポンプ12の吐出圧P2のどちらか圧力の低い方よりも高い。
図3Eは、走行時の油圧回路10を示している。オペレータが走行レバー413を操作すると、第1ポンプ11又は第2ポンプ12から吐出された作動油が右走行モータ22又は左走行モータ22に供給される。これにより、右走行モータ22と左走行モータ22の一方または両方が回転してバックホー1を前進、後進、または左右旋回することができる。このとき、第3ポンプ13から吐出された作動油は、どこにも合流せずタンクに戻るため、第3ポンプ13の吐出圧P3は、第1ポンプ11の吐出圧P1及び第2ポンプ12の吐出圧P2よりも低い。
本実施形態のポンプ異常検知システム5は、上記のような作業車両に設けられるものであり、図4は、ポンプ異常検知システム5の構成を示すブロック図である。ポンプ異常検知システム5は、第1〜第3圧力センサ51〜53(複数の検出部に相当)と、動作状態判定部54と、データ記憶部55と、異常判定部56とを備えている。
第1圧力センサ51は、第1ポンプ11の吐出圧P1を検出する。第2圧力センサ52は、第2ポンプ12の吐出圧P2を検出する。第3圧力センサ53は、第3ポンプ13の吐出圧P3を検出する。
動作状態判定部54は、複数の動作部の組み合わせによる動作状態を判定する。動作状態には、上記のクローラ21,21による走行状態、旋回台43による旋回状態、ブーム31、アーム32、及びバケット33による作業状態が含まれる。動作状態の判定は、作業操作レバー412、走行レバー413、その他のスイッチ等の操作状態を用いて、動作状態を判定する。例えば、ブーム31、アーム32、及びバケット33を同時もしくは単独で動かしたい場合、その動作内容に応じて、左右一対の作業操作レバー412,412が左右方向や前後方向に回動操作されるため、作業操作レバー412,412の操作状態を検出することで、現在の動作状態(作業状態)を判定することができる。また、左右のクローラ21,21を駆動させてバックホー1を前後進させたい場合、一対の走行レバー413,413が前後方向に回動操作されるため、走行レバー413,413の操作状態を検出することで、現在の動作状態(走行状態)を判定することができる。
データ記憶部55は、各油圧ポンプが正常に駆動しているとき(正常時)の動作状態に対応し、且つ予め設定された複数の油圧ポンプ間の吐出圧の関係(第1関係ともいう)のデータを記憶している。具体的には、図3Aのようなブーム31のみを用いた動作状態であれば、吐出圧P3>吐出圧P1という関係を記憶している。同様に、図3Bのようなアーム32のみを用いた動作状態であれば、吐出圧P3>吐出圧P2という関係、図3Cのようなバケット33のみを用いた動作状態であれば、吐出圧P3>吐出圧P1という関係、図3Dのようなブーム31、アーム32、及びバケット33を同時に用いた動作状態であれば、吐出圧P3>吐出圧P1、吐出圧P2という関係を記憶している。図3Dのような動作状態の場合、吐出圧P1<吐出圧P2であれば吐出圧P3>吐出圧P1、吐出圧P1>吐出圧P2であれば吐出圧P3>吐出圧P2というように、吐出圧P1、吐出圧P2の大きさに応じた関係を記憶する。図3Eのような走行状態であれば、吐出圧P1>吐出圧P3かつ吐出圧P2>吐出圧P3という関係を記憶する。
異常判定部56は、データ記憶部55に記憶されている現在の動作状態に対応する第1関係と、第1〜第3圧力センサ51〜53によって検出された吐出圧P1〜P3の関係である第2関係とを比較する関係比較部56aを備える。異常判定部56は、関係比較部56aによる比較で第2関係が第1関係と異なる場合に、第1〜第3ポンプ11〜13のうち少なくとも1つの油圧ポンプに異常が発生していると判定する。例えば、ブーム31、アーム32、及びバケット33を同時に用いた動作状態の場合、仮に第3ポンプ13に異常が発生していると、第3ポンプ13の吐出圧P3が、第1ポンプ11の吐出圧P1、第2ポンプ12の吐出圧P2よりも低く、ブーム配管31b内の作動油、アーム配管32b内の作動油、及びバケット配管33b内の作動油に対して、第3ポンプ13から吐出された作動油が合流できない。すなわち、仮に第3ポンプ13に異常が発生しているとすると、第1〜第3圧力センサ51〜53によって検出された吐出圧P1〜P3の関係は、吐出圧P3<吐出圧P1、吐出圧P2という関係(第2関係)となる。よって、異常判定部56は、正常時の第1関係(吐出圧P3>吐出圧P1、又は吐出圧P3>吐出圧P2)と、第1〜第3圧力センサ51〜53によって検出された第2関係(吐出圧P3<吐出圧P1、及び吐出圧P3<吐出圧P2)とを比較したとき、第2関係が第1関係と異なるため、第3ポンプ13に異常が発生していると判定することができる。
次に、上記のポンプ異常検知システム5を用いたポンプ異常検知方法について説明する。図5は、ポンプ異常検知方法の手順を示すフローチャートである。
ポンプ異常検知方法は、まず、第1圧力センサ51によって第1ポンプ11の吐出圧P1を検出し、第2圧力センサ52によって第2ポンプ12の吐出圧P2を検出し、第3圧力センサ53によって第3ポンプ13の吐出圧P3を検出する(ステップS1)。
次いで、作業操作レバー412、走行レバー413、その他のスイッチ等の操作状態を用いて、現在の動作状態を判定する(ステップS2)。
次いで、現在の動作状態に対応する正常時の吐出圧P1〜P3の関係である第1関係のデータをデータ記憶部55から取得する(ステップS3)。
次いで、第1関係と、第1〜第3圧力センサ51〜53によって検出された第1〜第3ポンプ11〜13の間の吐出圧P1〜P3の関係である第2関係とを比較し、第2関係が第1関係と異なるか否かを判断する(ステップS4)。
第2関係が第1関係と異なる場合、第1〜第3ポンプ11〜13のうち少なくとも1つの油圧ポンプに異常が発生していると判定する(ステップS5)。一方、第2関係が第1関係と同じ場合、ステップS1に戻り、吐出圧P1〜P3を再度検出する。
[他の実施形態]
上記実施形態では、第1〜第3圧力センサ51〜53による検出が行われる毎に、第1〜第3ポンプ11〜13の異常を判定している。しかしながら、第1〜第3圧力センサ51〜53は、第1〜第3ポンプ11〜13の吐出圧P1〜P3を繰り返し検出し、異常判定部56は、第1〜第3圧力センサ51〜53による検出が行われる毎に第1関係と第2関係とを比較し、所定回数以上(2回以上)、第2関係が第1関係と異なる場合に、少なくとも1つの油圧ポンプに異常が発生していると判定するようにしてもよい。
図6は、他の実施形態に係るポンプ異常検知システム5の構成を示すブロック図である。この実施形態では、図6に示すように、異常判定部56は、異常度計算部56bをさらに備える。
図7は、他の実施形態に係るポンプ異常検知方法の手順を示すフローチャートである。ステップS1〜ステップS4は、前述の実施形態と同じである。異常度計算部56bは、関係比較部56aによる比較で第2関係が第1関係と異なる場合に、異常度カウント値を+1増加させる(ステップS6)。ここで、異常度カウント値とは、第2関係が第1関係と異なった回数である。一方、関係比較部56aによる比較で第2関係が第1関係と同じ場合、ステップS1に戻り、吐出圧P1〜P3を再度検出する。
異常判定部56は、異常度カウント値が所定回数以上か否かを判断する(ステップS7)。異常度カウント値が所定回数以上の場合、第1〜第3ポンプ11〜13のうち少なくとも1つの油圧ポンプに異常が発生していると判定する(ステップS8)。一方、異常度カウント値が所定回数より少ない場合、ステップS1に戻り、吐出圧P1〜P3を再度検出する。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 バックホー
3 作業装置
5 ポンプ異常検知システム
31 ブーム
31a ブームシリンダ
32 アーム
32a アームシリンダ
33 バケット
33a バケットシリンダ
42 エンジン
51 第1圧力センサ
52 第2圧力センサ
53 第3圧力センサ
54 動作状態判定部
56 異常判定部
56a 関係比較部
56b 異常度計算部

Claims (3)

  1. 複数の動作部を有する作業車両であって、
    前記複数の動作部に対応して設けられる複数の油圧アクチュエータと、
    前記複数の油圧アクチュエータのうち少なくとも1つの油圧アクチュエータに作動油を供給する複数の油圧ポンプと、
    前記複数の油圧ポンプの各吐出圧を検出する複数の検出部と、
    前記複数の動作部の組み合わせによる複数の動作状態のいずれであるかを判定する動作状態判定部と、
    予め設定された前記複数の油圧ポンプ間の吐出圧の関係である第1関係を、前記複数の動作状態のそれぞれについて記憶する記憶部と、
    前記動作状態判定部によって判定された動作状態に対応した前記第1関係と、前記検出部によって検出された前記複数の油圧ポンプの間の吐出圧の関係である第2関係とを比較し、前記第2関係が前記第1関係と異なる場合に、前記複数の油圧ポンプのうち少なくとも1つの油圧ポンプに異常が発生していると判定する異常判定部と、を備える、作業車両。
  2. 前記検出部は、前記複数の油圧ポンプの各吐出圧を繰り返し検出し、
    前記異常判定部は、前記検出部による検出が行われる毎に前記第1関係と前記第2関係とを比較し、所定回数以上、前記第2関係が前記第1関係と異なる場合に、前記少なくとも1つの油圧ポンプに異常が発生していると判定する、請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記動作状態判定部によって判定された動作状態が、前記複数の油圧ポンプのうちの一の油圧ポンプと前記1つの油圧アクチュエータとに接続される配管の作動油に、前記一の油圧ポンプと異なる他の油圧ポンプから吐出された作動油をチェックバルブを介して合流させて前記1つの油圧アクチュエータに作動油を供給する動作状態であり、
    この動作状態に対応する前記第1関係は、前記他の油圧ポンプの吐出圧が前記一の油圧ポンプの吐出圧よりも高い関係である、請求項1又は2に記載の作業車両。
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