JP4246503B2 - 電子内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子内視鏡に関し、特に使用場所に制限を受けることなく携帯性に優れるとともに、既存の電子スコープやプロセッサを利用して経済性の面でも有利な電子内視鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子内視鏡は、例えば、図1に概略構成を示すように、患者等の体腔内に挿入されて体腔内を撮像するための可撓性導管で構成される電子スコープ1と、撮像した画像を観察するためのモニタ装置2と、電子スコープ1で撮像して得られた撮像信号を信号処理して映像信号を生成し、この映像信号により撮像画像をモニタ装置2に表示することを可能にしたプロセッサ3とを備えている。また、モニタ装置2とともに図外のプリンタを用いて撮像画像をプリントするように構成する場合もある。電子スコープ1は、操作部11の一部から挿入部12が延長されており、また、前記操作部11の他の一部からはライトガイドケーブル13が延長され、このライトガイドケーブル13の他端はコネクタ部14に接続されている。挿入部12及びライトガイドケーブル13は可撓性導管で構成されており、この可撓性導管内には挿入部12の先端部から前記コネクタ部14にまでわたって光ファイバで構成されたライトガイドが延長状態に内挿されている。このライトガイドは先端部から照明光を出射して患者の体腔内を照明するものである。また、挿入部12の先端部には、図には現れないが対象物を撮像して撮像信号を出力するCCDイメージセンサ等の撮像デバイスが内装されており、撮像デバイスに接続された信号線が挿入部12を通して操作部11まで延長され、さらにライトガイドケーブル13を通してコネクタ部14にまで延長されている。このような電子内視鏡は、例えば、特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特許第2648478号明細書
【0004】
なお、近年の一部の電子スコープには、得られた撮像信号に基づいて撮像画像をモニタ等に表示させるための信号処理を行なう信号処理部をコネクタ部14内に内蔵したものも提案されている。一方、プロセッサ3は電子スコープ1から出力される撮像信号をモニタ装置2に対応した映像信号に信号処理する信号処理部や、電子スコープ1のライトガイドに照明光を導入させるための光源部、さらにはこれらを動作させるための電源部とを備えており、接続されるモニタ装置に対応した適切な映像信号を選択して出力することができるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように電子内視鏡は、電子スコープ、プロセッサ、モニタ装置をセットとして構成されているが、近年では患者の病室において電子内視鏡を使用する等、電子内視鏡の利便性を高めるためにその小型化、軽量化が図られている。しかしながら、これらのうちでも特にプロセッサは各種映像信号を出力可能とし、かつ比較的に高い光量の光源を備えた構成であるために装置の小型化には限界があり、目的を達成することは困難な状況にある。近年、このような目的を達成すべく小型のプロセッサの開発がなされているが、その場合でも電子スコープと共にプロセッサや専用モニタ装置を持ち運ぶ必要があり、携帯性の面で問題がある。さらに、このような小型化を図るためには、プロセッサを根本的に設計変形する必要があるため、開発費用が莫大なものになり、電子内視鏡の低コスト化を図る上での障害にもなっている。
【0006】
本発明の目的は、電子スコープだけで撮像画像の観察を可能にして携帯性を改善する一方で、従来型電子スコープやプロセッサを利用しての画像の観察をも可能にして経済性の問題をも解消することを可能にした電子内視鏡を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の発明の電子内視鏡は、撮像対象物を撮像デバイスで撮像し、所要の信号を出力する電子スコープと、電子スコープから出力される信号を信号処理してモニタ装置に画像表示するプロセッサとを備える電子内視鏡において、電子スコープは、撮像対象物を照明するための照明光を出射する光源部と、撮像デバイスから出力される信号を所要の映像信号に処理して外部に出力可能な信号処理部と、各部に電力を供給する電源部と、当該電子スコープがプロセッサに接続されたときに電源部をオフ状態とするスイッチ回路部とを含むサブプロセッサを備えることを特徴としている。
【0008】
また、本発明の第2の発明の電子内視鏡は、撮像対象物を撮像デバイスで撮像し、所要の信号を出力する電子スコープと、電子スコープから出力される信号を信号処理してモニタ装置に画像表示するプロセッサとを備える電子内視鏡において、電子スコープに着脱可能なアダプタを備え、このアダプタは、撮像対象物を照明するための照明光を出射する光源部と、電子スコープから出力される信号を所要の映像信号に処理して外部に出力可能な信号処理部と、電子スコープとアダプタの光源部及び信号処理部に電力を供給する電源部と、アダプタがプロセッサに接続されたときに電子スコープ及び光源部に対する電源部の電力供給をオフ状態とするスイッチ回路部とを含むサブプロセッサを備えることを特徴としている。
【0009】
本発明によれば、プロセッサを用いることなくスコープのみで、あるいはアダプタを付属させるだけで撮像した画像をTV(テレビジョン)等において観察することが可能になり、プロセッサや専用モニタ装置を持ち運ぶ必要がなくなり、電子内視鏡の携帯性が改善される。また、電子スコープをアダプタを介して既存のプロセッサに接続して従来と同様に画像を観察することも可能であり、既存の電子スコープを利用することで経済的にも有利なものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図2は本発明の第1の実施形態の電子内視鏡の概略構成図である。基本的には図1に示した電子内視鏡の電子スコープと同じであり、電子スコープ1は、操作部11の一部から挿入部12が延長されており、また、前記操作部11の他の一部からはライトガイドケーブル13が延長され、このライトガイドケーブル13の他端はコネクタ部14に接続されている。前記挿入部12及びライトガイドケーブル13は可撓性導管で構成されており、この可撓性導管内には前記挿入部12の先端部から前記コネクタ部14にまでわたって光ファイバで構成されたライトガイド15が延長状態に内挿されている。このライトガイド15は挿入部12の先端部から照明光を出射して患者の体腔内を照明するものであることはいうまでもない。また、前記挿入部12の先端部には撮像光学系を構成する対物レンズ16と、この対物レンズ16によって結像された対象物像を光電変換して撮像信号を出力するCCDイメージセンサ等の撮像デバイス17が内装されており、撮像デバイス17に接続された電気配線18が前記挿入部12を通して前記操作部11にまで延長され、さらに前記ライトガイドケーブル13を通して前記コネクタ部14にまで延長されている。前記操作部11には、電子スコープを操作する際に必要とされる各種スイッチ111や鉗子を挿入するための鉗子口を始めとする各種操作口112が配設されているが、ここではこれらについての詳細な説明は省略する。
【0011】
前記コネクタ部14にはサブプロセッサ(前記プロセッサ3とほぼ同等の機能を有する回路構体、本明細書ではこの回路構体をサブプロセッサと称する)20が内装されており、前記撮像デバイス17に接続されている前記配線18や、前記操作部11に設けられた各種スイッチ111に接続される他の配線19などが接続されている。また、前記コネクタ部14には、図1に示したようなプロセッサ3の光学コネクタ31に機械的かつ光学的に結合することが可能なチューブ状の光源用差込口21が突出形成されており、この光源用差込口21はプロセッサ3に内蔵されている光源から出射された照明光を前記ライトガイド15の基端部に導光させるために用いられる。また、前記コネクタ部14には前記プロセッサ3に設けられた電気コネクタ32に接続可能な電気コネクタ22が形成されており、前記サブプロセッサ20に電気接続されている。
【0012】
前記コネクタ部14の内部構成、特にサブプロセッサ20の構成を図3のブロック構成図を用いて説明する。サブプロセッサ20は、電池211を電源とする電源部210と、前記ライトガイド15に光を導光させる光源部220と、前記撮像デバイス17を駆動する一方で、当該撮像デバイス17から出力される撮像信号を信号処理する信号処理部230と、前記電源部210に対する前記光源部220及び信号処理部230の電気接続状態を自動的に切り替えることが可能なスイッチ回路部240とを備えて構成されている。
【0013】
前記電源部210は、電源としての電池211と、この電池211の出力電圧を前記光源部220や信号処理部230において必要とされる電圧、例えば+15V、+5V、−15V等の信号用電圧や12Vの光源用電圧にまで昇圧ないし変圧するDC/DCコンバータ212とで構成される。
【0014】
前記光源部220は、小型のナトリウムランプ、ハロゲンランプ、あるいはLED等の白色光或いは単色光を出射する光源221と、この光源221から出射された光を前記ライトガイド15の基端部に光学結合するためのライトアダプタ222とで構成される。前記ライトアダプタ222は、ここでは、前記ライトガイド15の基端面に一端面が衝接して光学的に連結され、他端部が前記光源用差込口21まで延長されている導光ロッド223を有している。この導光ロッド223の内部の長さ方向の中間位置には光軸に対して45度の角度で傾斜されたハーフミラー224が埋設されている。このハーフミラー224は、例えば導光ロッド223を光軸に対して45度の角度で切断し、この切断面にアルミニウムを薄く蒸着することによって形成することが可能である。そして、前記光源221は前記ハーフミラー224に対向位置される前記導光ロッド223の一側面に取着されており、前記光軸と直交する方向から前記ハーフミラー224に向けて照明光を出射するように配設されている。そして、光源221から出射された光はハーフミラー224で反射され、導光ロッド223内を光軸方向に導光され、ライトガイド15の基端面からライトガイド15内に導光され、さらに先端面に向けて導光される。
【0015】
前記信号処理部230は撮像信号処理回路231と、その後段に接続された映像信号処理回路232とで構成されている。図4に詳細なブロック回路図を示すように、前記撮像信号処理回路231は、パルス発生器301と、このパルス発生器301から出力されるパルス信号に基づいて前記撮像デバイス17(CCDイメージセンサ)を駆動するためのCCD駆動回路302を備えている。また、前記撮像デバイス17から出力されてくるR,G,Bの各信号からY信号(輝度信号)、R−Y信号(赤色差信号)、B−Y信号(青色差信号)をそれぞれ生成するマトリクス回路303を備えている。さらに、直交する副搬送波を生成可能な同期信号発生器304及びπ移相器305と、生成されたR−Y信号とB−Y信号をそれぞれ前記同期信号発生器304及びπ移相器305から出力される直交する各副搬送波で変調する平衡変調器306,307と、これら平衡変調器306,307の出力を加算する加算器308と、加算した信号の帯域を制限するバンドパスフィルタ309とを備えており、これらで前記R−Y信号とB−Y信号からC信号(色信号)Cを生成する。また、前記Y信号Yを遅延してC信号Cとの同期を取る遅延回路310を備えている。
【0016】
一方、前記映像信号処理回路232は、前記撮像信号処理回路231の前記遅延回路310から出力されるY信号Yと、バンドパスフィルタ309から出力されるC信号Cとを混合するミキサ311と、このミキサ311で混合された信号に、前記同期信号から生成される水平、垂直の各同期信号SYを混合してNTSCコンポジット信号STを生成するための同期付加回路312を備えている。このように生成されたNTSCコンポジット信号STはTV信号として、前記コネクタ部14に設けられたTV端子23を通して外部に出力可能とされている。また、前記撮像信号処理回路231からは、前記Y信号Yと、前記C信号Cと、前記同期信号SYが、それぞれバイパス線250を通して前記電気コネクタ22から前記プロセッサ3に出力可能とされている。
【0017】
前記スイッチ回路部240は、図3に示すように、前記DC/DCコンバータ212から出力されて前記信号処理部230に供給するための信号用電圧(+5V,+15V,−15V)と、前記電気コネクタ22に接続される配線を通して前記プロセッサ3から入力されてくる信号用電圧とを選択する第1ないし第3の信号処理部用スイッチ241,242,243と、前記DC/DCコンバータ212から出力される光源用電圧を前記光源221に対して選択的に接続する光源部用スイッチ247とを備えており、これらのスイッチはスイッチコントローラ248によって同時に切替動作されるように、例えばリレースイッチで構成されている。前記スイッチコントローラ248は、例えば前記電気コネクタ22を介してプロセッサ3の内部電圧を検出可能に構成されており、プロセッサ3が接続されていないときには内部電圧を検出しないため、各スイッチ241,242,243,247を図3の切り替え状態とし、前記DC/DCコンバータ212の出力を前記光源221及び信号処理部230に供給するように構成される。一方、プロセッサ3が接続されてスイッチコントローラ248が当該内部電圧を検出したときには、コネクタ部14がプロセッサ3に接続されたと検知し、そのときに前記各スイッチ241,242,243,247を図3の状態から反対側に切り替えて、プロセッサ3からの電力を前記光源221や信号処理部230に供給する。
【0018】
ここで図1に示したプロセッサ3は、既に知られている汎用構成のものが用いられているので、その内部構成の図示は省略するが、図1を参照して説明したように、前記電子スコープ1のコネクタ部14が接続されたときに、前記光源用差込口21に機械的、光学的に結合される光学コネクタ32と、コネクタ部14の電気コネクタ22に電気的に接続される電気コネクタ32とを備えており、これらによって電子スコープ1と電気的、光学的な接続が行われる。また、前記プロセッサ3は商用電源を電源として点灯される光源を有しており、この光源の光をR,G,Bの各色光として前記コネクタ部14に配設されているライトガイド15に導光させる。そのための構成として例えば回転式カラーフィルタを備えており、この回転式カラーフィルタを所要の周期で回転することで、ライトガイド15に対してR,G,Bの各色光の照明光を順序的に供給し、当該ライトガイド15を導光させて体腔内での各色の照明を可能にする。これにより、撮像デバイス17ではR,G,Bの各色の撮像信号を面順次方式で出力し、前記R,G,Bの各色信号を出力することが可能になる。
【0019】
また、前記プロセッサ3は図には現れないメインの信号処理部を備えている。このメインの信号処理部は基本的には前記サブプロセッサ20の信号処理部230の映像信号処理回路232の構成と同様であるが、ここでは、電気コネクタ32から入力されるY信号Y、C信号C、同期信号Sに基づいてNTSCコンポジット信号(TV信号)を生成して出力するのみならず、各種モニタ装置に用いられるR,G,B信号を出力することが可能に構成されている。また、このメインの信号処理部では、生成された映像信号をデジタル信号として記録するためのA/Dコンバータ及び記録手段や、この記録手段に記録された信号を映像信号として出力するためのD/Aコンバータや、映像信号に文字や記号等のキャラクタを付加するためのキャラクタ処理回路等の各種機能回路が設けられている。
【0020】
以上の構成の電子内視鏡の利用形態について説明する。電子スコープ1を単独で用いる場合には、図5に示すように、例えば電子スコープ1のみを患者の居る病室に持込み、病室に備付けのTV4をコネクタ部14のTV端子23にTVケーブル5で接続する。このときコネクタ部14にプロセッサ3を接続しないことは勿論である。コネクタ部14のサブプロセッサ20では、スイッチコントローラ248はプロセッサ3の内部電圧を検出できないため、すなわちコネクタ部14にプロセッサ3が接続されていることを検知できないため、第1ないし第3の信号処理部用スイッチ241〜243と光源部用スイッチ247はいずれも図3に示した接続状態にある。したがって、DC/DCコンバータ212の光源用電圧が光源221に供給されて光源221が点灯し、光源221から出射される照明光は導光体223内に導入され、ハーフミラー224で反射されてライトガイド15の先端部に向けてライトアダプタ222内を導光され、さらにライトガイド15を導光された上で挿入部12の先端部においてその先端面から出射されて患者の体腔内を照明する。
【0021】
また、これと同時にスイッチ241〜243により信号用電圧が信号処理部230に供給されて信号処理部230が動作状態となり、撮像デバイス17が駆動されるためライトガイド15により照明された体腔内は対物レンズ16及び撮像デバイス17により撮像され、撮像信号は配線18を通してコネクタ部14内のサブプロセッサ20の信号処理部230に入力される。入力される撮像信号はR,G,B信号であり、マトリクス回路303においてY信号、R−Y信号、B−Y信号Yとなり、さらに平衡変調器306,307、加算器308、バンドパスフィルタ309によってC信号Cが生成される。ただし、この実施形態の場合には、サブプロセッサ20に設けられている光源221の照明光は白色光であるため、R,G,B信号はそれぞれ実質的に同一のものとなり、C信号は生成されず、Y信号Yのみとなる。したがって、同期付加回路312から出力されるNTSCコンポジット信号STは白黒画像のTV信号としてTV端子23から出力されることになる。これにより病室のTV4において電子スコープで撮像した映像を白黒画像で観察することができる。このように、この電子スコープ1は、プロセッサを使用することなく電子スコープを使用するのみでTVにおいて患者の体腔内を観察することが可能になる。この場合TVに代えて、あるいはTVと共にプリンタに接続して画像をプリントアウトすることも可能である。さらには、信号処理部230から出力される映像信号をモニタ用映像信号となるように構成の一部を変更することで、TVに代えて携帯型モニタ装置での画像の観察も可能になる。いずれにしても電子スコープの携帯性が改善されることになる。
【0022】
一方、この電子スコープ1をこれまでの電子スコープと同様に図1に示したプロセッサ3に接続して使用することも可能である。すなわち、診察室のようにプロセッサ3、モニタ装置2を固定的に配備してある場所において電子スコープ1を使用する場合には、図1のように電子スコープ1のコネクタ部14をプロセッサ3に接続する。これにより、電子スコープ1とプロセッサ3の両者の電気コネクタ22,32が相互に接続され、同時に光源用差込口21と光学コネクタ32が接続される。この接続を受けて、電子スコープ1のサブプロセッサ20内のスイッチコントローラ248はプロセッサ3の内部電圧を検出するようになり、コネクタ部14がプロセッサ3に接続されていることを検知して各スイッチ241〜243,247を図3の状態から反対側に切り替える。これにより、光源部用スイッチ247ではDC/DCコンバータ212の光源用電圧は光源221に供給されなくなり、光源221が点灯されることはない。また、DC/DCコンバータ212の信号用電圧が信号処理部230に供給されることもない。
【0023】
一方、プロセッサ3において商用電源がオンされると、プロセッサ3内の光源が点灯され、この光源から出射される照明光は回転式カラーフィルタによってR,G,Bの各色光の照明光として周期的に光学コネクタ31から光源用差込口21内のライトアダプタ222に導入されてくる。導入された照明光はライトアダプタ222内のハーフミラー224を透過し、ライトガイド15に導光され、当該ライトガイド15を導光されて挿入部12において体腔内での各色光での照明を行う。
【0024】
また、これと同時にプロセッサ3で発生される電力は電気コネクタ32,22からサブプロセッサ20に供給され、第1ないし第3の信号処理部用スイッチ241〜243を介して信号処理部230に供給されるため、当該信号処理部230は動作される状態となる。そして、撮像デバイス17を駆動することにより、撮像デバイス17ではR,G,Bの各色光の照明に伴ってR,G,Bの各色の撮像信号を面順次方式で出力し、信号処理部230に入力させる。このR,G,Bの撮像信号は信号処理部230において処理され、Y信号YとC信号Cを生成する。このY信号YとC信号C及び同期信号SYは電気コネクタ22,32を介してプロセッサ3に入力される。プロセッサ3のメインの信号処理部では、前記Y信号Y、C信号C及び同期信号SYによりカラーのNTSCコンポジット信号を生成し、あるいは、R,G,Bの各撮像信号をデジタル信号に変換し、記録手段に記録する。これにより、プロセッサ3に接続したモニタ装置2においてカラー画像を観察することが可能になる。勿論、プリンタ等によりプリントアウトすることも可能である。
【0025】
以上のように、本実施形態の電子内視鏡は、プロセッサ3や専用のモニタ装置2を使用することなく、電子スコープ1を単独で用いてTV等で対象物の画像を観察することができるので、電子スコープと共にプロセッサや専用のモニタ装置を持ち運ぶ必要がなく、プロセッサやモニタ装置が配備されていない病室等で電子スコープを容易に使用することが可能になり、電子スコープの携帯性を改善することが可能になる。その一方で、既存のプロセッサに接続した場合でも従来の電子スコープと全く同様に使用することが可能であり、プロセッサ用の電子スコープを別に用意する必要もなく、経済的にも有利であり、備品管理も容易である。なお、プロセッサに接続して使用する際には電子スコープ内の電源の電池が消費されることがないので電池寿命を長くでき、また光源が点灯しないので光源の寿命を長くすることも可能である。
【0026】
ここで前記実施形態ではサブプロセッサ20を電子スコープ1のコネクタ部14内に一体的に形成した例を説明したが、このサブプロセッサに相当する部分をアダプタとして電子スコープとは別体に構成し、このアダプタをコネクタ部に対して着脱可能な構成としてもよい。図6はその一例を示す図である。電子スコープ1は操作部11、挿入部12、ライトガイドケーブル13、コネクタ部14で構成されており、この電子スコープ1は図1に示したような従来から提供されている電子スコープがそのまま用いられる。したがって、コネクタ部14内には前記実施形態のような電源部210、光源部220、スイッチ部240に相当するものは備えられていない。また、この第2の実施形態では、コネクタ部14内には、従来の一部の電子スコープに備えられているような、Y信号Y、C信号C、及び同期信号SYを生成するための信号処理部として撮像信号処理部231Aが設けられ、電気コネクタ22からY信号Y、C信号C、同期信号SYが出力されるようになっている。また、ライトガイド15はその基端部が光源用差込口21内に配設されている。そして、このコネクタ部14にアダプタ6が取着されるようになっている。
【0027】
前記撮像信号処理部231Aは、図4の撮像信号処理回路231と同じである。すなわち、図4を参照するとパルス発生器301と、撮像デバイス(CCDイメージセンサ)を駆動するためのCCD駆動回路302と、前記撮像デバイスから出力されてくるR,G,Bの各信号からY信号(輝度信号)、R−Y信号(赤色差信号)、B−Y信号(青色差信号)をそれぞれ生成するマトリクス回路303と、直交する副搬送波を生成するための同期信号発生器304及びπ移相器305と、生成されたR−Y信号とB−Y信号をそれぞれ直交副搬送波で変調する平衡変調器306,307と、これら平衡変調器306,307の出力を加算する加算器308と、加算した信号の帯域を制限するバンドパスフィルタ309と、生成されるY信号Yを遅延してC信号Cとの同期を取る遅延回路310を備える。
【0028】
前記アダプタ6は、ケーシングの一方の側面に前記コネクタ部14の光源用差込口21と電気コネクタ22とが嵌合される光学コネクタ63と電気コネクタ64と配設され、反対側の側面にコネクタ部14と同様な光源用差込口61と電気コネクタ62とが配設されている。すなわち、この反対側の側面の光源用差込口61と電気コネクタ62はプロセッサ3の光学コネクタ31と電気コネクタ32にそれぞれ嵌合可能とされている。これにより、電子スコープ1のコネクタ部14にアダプタ6が接続され、さらにこのアダプタ6がプロセッサ3に接続されることで、電子スコープ1はアダプタ6を介してプロセッサ3に接続されることになる。
【0029】
前記アダプタ6は、図7にブロック構成を示すように、サブプロセッサ20Aを備えている。なお、このサブプロセッサ20Aにおいて、図3のサブプロセッサ20と等価な部分には同一符号を付してある。前記サブプロセッサ20Aは、電源部210、光源部220、スイッチ回路部240、映像信号処理部232Aを備えている。なお、このアダプタ6の電源部210は第1の実施形態のサブプロセッサ20に設けられた構成と同じであり、電池211とDC/DCコンバータ212とを備えている。光源部220も同様であるが、ここではライトアダプタ222は前記光学コネクタ63と光源用差込口61との間にわたって導光ロッド223を延設し、この導光ロッド223内にハーフミラー224を埋設し、かつこのハーフミラー224に対向する位置に光源221を取着している。
【0030】
前記サブプロセッサの映像信号処理部232Aには、前記第1の実施形態の撮像信号処理回路231に相当する回路は存在しておらず、前記撮像信号処理回路232に相当する回路として構成されている。すなわち、図示は省略するが、図4を参照すると、撮像信号処理部231Aから出力されてくるY信号YとC信号Cとを混合するミキサ311と、同じく同期信号発生器304から出力されてくる同期信号SYとに基づいて水平、垂直の各同期信号を混合してNTSCコンポジット信号STを生成するための同期付加回路312を備えている。そして、生成されたNTSCコンポジット信号はアダプタ6に設けられたTV端子23を通して外部に出力可能とされている。また、サブプロセッサ20Aには、撮像信号処理部231Aから出力される各種信号、ここでは図に示されるY信号Y、C信号C、同期信号SYをバイパスさせるためにケーシングの両側面に設けられた各電気コネクタ64,62を相互に接続するバイパス線250が設けられている。
【0031】
スイッチ回路部240は、図7に示すように、アダプタ6が図外のプロセッサ3(図1参照)に接続されていない場合と接続されている場合に、当該プロセッサ3の内部電圧を検出せず、あるいは検出することでスイッチコントローラ248によって切り替えられる第4ないし第6の信号処理部用スイッチ244〜246と光源部用スイッチ247を備えている。前記第4ないし第6の信号処理部用スイッチ244〜246は電子スコープに接続される側の電気コネクタ64をDC/DCコンバータ212と反対側の電気コネクタ62とを選択して切り替え、これら電気コネクタ64,62を通してコネクタ部14内の第1の信号処理部231AにDC/DCコンバータ212とプロセッサ3の内部電源とを選択して接続することができるように構成されている。なお、ここでは映像信号処理部232Aには常時DC/DCコンバータ212から電圧が供給されるようになっているため、第1の実施形態のような第1ないし第3の信号処理部用スイッチ241〜243に相当するものは設けられていない。
【0032】
このようなサブプロセッサ20Aを備えるアダプタ6を用いることにより、病室等に図1に示したような電子スコープ1と共にアダプタ6を持込み、電子スコープ1のコネクタ部14にアダプタ6を接続し、このアダプタ6のTV端子23に病室に備付けのTVを接続する。アダプタ6にはプロセッサ3を接続していないため、アダプタ6内のスイッチコントローラ24はプロセッサ3の内部電圧を検出することができず、第4ないし第6の信号処理部用スイッチ244〜246と光源部用スイッチ247をいずれも図7に示した接続状態とする。これにより、DC/DCコンバータ212の光源用電圧が光源221に供給されて光源221が点灯し、光源221から出射される照明光はライトアダプタ222内に導入され、ハーフミラー224で反射されて光学コネクタ63から光源用差込口21内のライトガイド15に導光され、当該ライトガイド15の先端部に向けて導光され、挿入部12の先端部において患者の体腔内を照明する。
【0033】
また、信号用電圧が撮像及び映像の両信号処理部231A,232Aに供給されていて両者は動作状態であるため、照明された体腔内は対物レンズ16及び撮像デバイス17により撮像され、撮像信号は電子スコープ1の撮像信号処理部231Aに入力される。入力された撮像信号はR,G,B信号であり、第1の実施形態と同様に撮像信号処理部231AにおいてY信号YとC信号Cが生成される。このY信号YとC信号C、及び同期信号SYは電気コネクタ22,64を通してアダプタ6内の映像信号処理部232Aに入力され、この映像信号処理部232Aにおいて第1の実施形態と同様にNTSCコンポジット信号STが生成され、TV信号としてTV端子23から出力される。これにより病室のTVにおいて電子スコープで撮像した映像を観察することが可能になる。すなわち、プロセッサ3を使用しなくとも、電子スコープ1にアダプタ6を取着することによりアダプタ6内のサブプロセッサ20AによってTV画面において患者の体腔内を観察することが可能になる。
【0034】
一方、この電子スコープ1をこれまでの電子スコープと同様に図1に示したプロセッサ3に接続して使用する場合には、コネクタ部14にはアダプタ6を取着せず、当該コネクタ部14をプロセッサ3に直接に接続する。これにより、プロセッサ3内の光源から照明光がライトガイド15に導光され、プロセッサ3内の電源から電子スコープ1に電源が供給される。また、電子スコープ1で生成されるY信号Y、C信号C、同期信号SYはプロセッサ3に入力され、プロセッサ3内での信号処理によって所要の映像信号が生成され、これによりTVやモニタ装置等によって画像を観察することが可能になる。また、その一方で、電子スコープ1のコネクタ部14にアダプタ6を取着した状態のままてプロセッサ3に接続してもよい。この場合には、アダプタ6とプロセッサ3の両者の電気コネクタ62,32が相互に接続され、同時にアダプタ6の光源用差込口61とプロセッサ3の光学コネクタ31が接続される。この接続を受けて、アダプタ6内のスイッチコントローラ248はプロセッサ3の内部電圧を検知し、各スイッチ244〜247を図7の状態から反対側に切り替える。これにより、光源部用スイッチ247ではDC/DCコンバータ212の光源用電圧は光源221に供給されなくなり、光源221が点灯されることはない。
【0035】
また、第4ないし第6の信号処理部用スイッチ244〜246が切り替わることでプロセッサ3からの信号用電圧が電気コネクタ32,62,64,22を介して電子スコープ1の撮像信号処理部231Aに供給され、電子スコープ1における撮像デバイス17での撮像が可能になり、電子スコープ1からのY信号Y、C信号C、同期信号Sが電気コネクタ22,64,62,32を介してプロセッサ3に入力される。プロセッサ3では、Y信号Y、C信号C、同期信号SYに基づいてNTSCコンポジット信号を生成し、または、R,G,Bのモニタ用信号を生成して出力する。さらには、生成したR,G,Bのモニタ用信号をデジタル信号に変換し、記録手段に記録する。これにより、プロセッサ3に接続したモニタ装置2においてカラー画像を観察することが可能になる。
【0036】
さらに、アダプタ6をプロセッサ3に接続した状態でも映像信号処理部232Aには電圧が供給されて駆動状態にあるため、プロセッサ3に接続したモニタ装置2で画像を観察すると同時に、アダプタ6のTV端子23に接続したTV4で同じ画像を観察することも可能である。このようにすれば、モニタ装置2あるいはTV4で画像の不良が生じたときに、その原因が電子スコープ1であるかプロセッサ3であるかを判定することが可能である。また、TV4で観察する電子スコープ1の画像をオリジナルとして、プロセッサ3で画像加工を行うような場合に、原画を比較しながら画像の加工が可能であるので加工効果を確認しながら加工を容易に行うことができる。特に、色強調などでは強調を高めるあまり原画の色が全く変わってしまう場合があるが、オリジナル画像があることで、その変化の程度が確認できるとともに、目的とする部分が強調されるように加工が行われたかを確認することが可能である。これは輪郭加工についても同様である。また、このような作用効果は第1の実施形態においても同様に得られるものであることは言うまでもない。
【0037】
本実施形態の電子内視鏡では、アダプタ6を電子スコープ1に接続すれば第1の実施形態の電子スコープと同様に、プロセッサ3を使用することなくTV4で画像を観察することができるので、電子スコープ1と共にプロセッサ3や専用のモニタ装置2を持ち運ぶ必要がなく、プロセッサ3やモニタ装置2が配備されていない病室等で電子スコープ1を容易に使用することが可能になり、電子スコープの携帯性を改善することが可能になる。また一方で、電子スコープ1をプロセッサ3に接続した場合でも従来の電子スコープと全く同様に使用することが可能である。特に、この場合にはアダプタ6を電子スコープ1から取り外せば、あるいはアダプタ6を付けたままでも、これまでの使用形態と全く同様にして取り扱うことが可能である。さらに、本実施形態では、新たにアダプタ6を付加するだけで、既に病院等に配備されている既存の電子スコープをそのまま利用して、実質的に電子スコープのみでの観察が可能になるため、既存の電子スコープが無駄になることがなく、経済的にも有利なものとなる。特に、アダプタ6は構成が簡易であるので、低価格に製造できるという利点もある。
【0038】
ここで、第2の実施形態では、従来の一部の電子スコープに備えられているような、各信号生成するための撮像信号処理部がコネクタ部内に既に内装されている電子スコープに本発明を適用した例を示したが、第1の実施形態の電子スコープのように基本的には電子スコープのコネクタ部内に信号処理を行うための回路を備えていない電子スコープについても第2の実施形態のようにアダプタを接続させる構成としてもよい。この場合には、アダプタ内に設けるサブプロセッサには第2の実施形態で示した撮像信号処理部と映像信号処理部の両方を搭載するように構成すればよい。
【0039】
また、前記各実施形態では、電子スコープに設けた撮像デバイスは面順次方式でR,G,Bの各色の撮像信号を出力するように構成し、サブプロセッサに設けた光源部では白色照明光を出射可能に構成しているため、TVでは白黒映像を観察する構成となっているが、CCDにカラーフィルタを設けてR,G,Bの各色の撮像信号を同時に出力する同時方式の撮像デバイスで構成し、あるいは光源部でR,G,Bの各色の照明光を順序的に出射可能に構成すれば、カラー画像を観察するように構成することも可能である。さらに、撮像デバイスから出力される信号は輝度信号Y、色差信号R−Y,B−Yでも構わない。
【0040】
さらに、前記各実施形態のサブプロセッサの信号処理部の回路構成は、モニタ装置やプリンタ等の出力装置に対応して適宜に変更することが可能であることは言うまでもない。さらに、サブプロセッサの電源部は小型の外部バッテリや商用電源を利用した小型の電源アダプタを利用できるように構成してもよい。ただ、電池を電源とした場合には、電圧的にも人体に安全であり、絶縁度の部材も小型化できるので、装置の低コスト化や小型化を図る上で有利である。さらに、サブプロセッサに設けたスイッチコントローラは、コネクタ部やアダプタをプロセッサに接続した状態を機械的に検出する接触センサ等を備えて各スイッチを切り替えるように構成してよもい。さらに、後者の実施形態の場合にはアダプタの一部に小型の液晶表示装置を配設し、この液晶表示装置で映像を観察できるようにしてもよく、この場合にはTV端子にTVを接続する必要がなく、電子内視鏡の更なる携帯性の改善を図ることが可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、電子スコープのコネクタ部にサブプロセッサを備え、あるいは電子スコープに対して着脱可能なアダプタ内にサブプロセッサを備えており、電子スコープ単独、あるいは電子スコープにアダプタを取着した構成のみでもサブプロセッサによってTV等を利用して撮像した映像を観察することが可能である。そのため、電子スコープの使用場所がプロセッサや専用モニタ装置が配備してある箇所に限定されることはなく、電子内視鏡の携帯性が高められ、利便性を高めることが可能になる。また、アダプタで構成する場合には、既存の電子スコープをそのまま利用することも可能であり、経済的にも極めて有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電子内視鏡の概略説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の電子内視鏡の電子スコープの全体構成図である。
【図3】コネクタ部の内部構成を示す図である。
【図4】信号処理部のブロック構成図である。
【図5】本発明の電子内視鏡の使用状態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の電子内視鏡の要部の構成図である。
【図7】第2の実施形態のアダプタの内部構成を示す図である。
【符号の説明】
1 電子スコープ
2 モニタ装置
3 プロセッサ
4 TV
5 TVケーブル
6 アダプタ
11 操作部
12 挿入部
13 ライトガイドケーブル
14 コネクタ部
20,20A サブプロセッサ
23 TV端子
21,61 光源用差込口
31,63 光学コネクタ
22,62,64,32 電気コネクタ
210 電源部
220 光源部
230 信号処理部
231 撮像信号処理回路
232 映像信号処理回路
231A 撮像信号処理部
232A 映像信号処理部
240 スイッチ回路

Claims (8)

  1. 撮像対象物を撮像デバイスで撮像し、所要の信号を出力する電子スコープと、前記電子スコープから出力される信号を信号処理してモニタ装置に画像表示するプロセッサとを備える電子内視鏡において、前記電子スコープは、前記対象物を照明するための照明光を出射する光源部と、前記撮像デバイスから出力された信号を所要の映像信号に処理して外部に出力可能な信号処理部と、前記各部に電力を供給する電源部と、当該電子スコープが前記プロセッサに接続されたときに前記電源部をオフ状態とするスイッチ回路部とを含むサブプロセッサを備えることを特徴とする電子内視鏡。
  2. 撮像対象物を撮像デバイスで撮像し、所要の信号を出力する電子スコープと、前記電子スコープから出力される信号を信号処理してモニタ装置に画像表示するプロセッサとを備える電子内視鏡において、前記電子スコープに着脱可能なアダプタを備え、前記アダプタは、撮像対象物を照明するための照明光を出射する光源部と、前記電子スコープから出力された信号を所要の映像信号に処理して外部に出力可能な信号処理部と、前記電子スコープと前記アダプタの光源部及び前記信号処理部に電力を供給する電源部と、前記アダプタが前記プロセッサに接続されたときに前記信号処理部及び前記光源部に対する前記電源部の電力供給をオフ状態とするスイッチ回路部とを含むサブプロセッサを備えることを特徴とする電子内視鏡。
  3. 前記電子スコープは、前記撮像デバイスで撮像された撮像信号から前記プロセッサでの映像信号処理を可能にする信号を生成する撮像信号処理回路を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子内視鏡。
  4. 前記光源部は、前記電子スコープ内に延設されるライトガイドと前記プロセッサとの接続境界部に介在される導光体と、前記導光体に臨んで配設されて照明光を出射する光源とを備え、前記導光体は前記照明光を前記ライトガイドに導光させる一方で前記プロセッサから出射される照明光を前記ライトガイドに導光させる手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電子内視鏡。
  5. 前記スイッチ回路部は、前記光源部を前記電源部に選択的に接続するためのスイッチと、前記信号処理部を前記電源部と前記プロセッサに接続される電源線とで切り替えるスイッチと、前記プロセッサが接続された状態を検出し、検出したときに前記各スイッチを切り替え動作させるスイッチコントローラとを備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の電子内視鏡。
  6. 前記スイッチ回路部は、前記光源部を前記電源部に選択的に接続するためのスイッチと、前記電子スコープを前記電源部と前記プロセッサに接続される電源線とで切り替えるスイッチと、前記プロセッサが接続された状態を検出し、検出したときに前記各スイッチを切り替え動作させるスイッチコントローラとを備えることを特徴とする請求項2,3又は4に記載の電子内視鏡。
  7. 前記アダプタの一部には、前記電子スコープに設けられて前記プロセッサに接続可能な光源用差込口と電気コネクタにそれぞれ接続される光学コネクタと電気コネクタが設けられ、他の一部には前記プロセッサの光学コネクタと電気コネクタにそれぞれ接続される光源用差込口と電気コネクタが設けられていることを特徴とする請求項2,3,4又は6に記載の電子内視鏡。
  8. 前記電源部は、電子スコープ又は前記アダプタ内に内蔵される電池と、前記電池の電圧を所望の電圧に変換するコンバータとで構成されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の電子内視鏡。
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