JP4246080B2 - 歯科用粘性材料用ディスペンサー - Google Patents

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Description

本発明は、カートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を所望の量だけ吐出することができる簡便で安価な歯科用粘性材料用ディスペンサーに関するものである。
歯科分野において使用される歯科用粘性材料としては、例えばクラウンやインレー等の歯牙補綴物の作製に使用される歯科用レジン材料等や、印象の採取に使用される歯科用印象材料等があり、これらの歯科用粘性材料を使用するには、例えば歯科用粘性材料が収容された容器内から必要量を練和紙上等に吐出させた後に練和させて用いたり、カプセル状の容器内に予め封入されている粉と液とを混合してペースト状の歯科用粘性材料にした後に用いたり、歯科用粘性材料が収容された容器内から口腔内の形成が済んだ歯牙の窩洞内に直接填入させたりするのである。
この歯科用粘性材料が収容される容器としては、例えばチューブ状の容器等が用いられることもあるが、このようなチューブ状の容器の場合には気泡等を巻き込まないように注意しながら所望量の歯科用粘性材料を吐出させるには比較的熟練を要すると共に、収容された歯科用粘性材料の粘性が高い場合にはチューブ状の容器内から歯科用粘性材料を吐出させるのに非常に大きな力を要するためチューブの構成材料や形状に工夫が必要となるので、近年では歯科用粘性材料が収容される容器としてカートリッジが広く普及してきたのである。
このようなカートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を吐出させるための装置としては、例えば簡単な構造のものとして装置前方の所定位置にカートリッジが装着される装着部を備え、この装着部の後方に雌ねじ状に穿設されたロッド螺入部が設けられ、このロッド螺入部に雄ねじ状に加工されたロッドを前方に向けて螺入することによりカートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を押し出す装置が提案されている。
しかしながら、このような装置は装置全体を簡単な構造とすることはできるものの、カートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を吐出させる際に、術者は一方の手でカートリッジの吐出口を所望の位置に向けるように装着部位又はカートリッジを把持すると共に、他方の手でロッドを螺入する操作を行わなければならないから、術者は両手を塞がれてしまうので操作性が非常に悪いという欠点があった。
また、カートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を吐出させるための装置としては、例えば前方端に歯科用粘性材料が収容されたカートリッジを装着するためのカートリッジ取り付け部が設けられている筐体と、該筐体の空洞内に前後方向に摺動可能に支持されていてその所定位置にレバー係合部が設けられているガイド軸と、一端が該ガイド軸のレバー係合部と係合され他端が該筐体外に位置されていて該筐体にレバー軸を介して揺動自在に取り付けられているレバーと、該ガイド軸を初期位置に復帰させるために該筐体と該ガイド軸又は該レバーと係合されている弾性部材と、下側が開放された空間を内部に備えていて外部形状が該筐体の空洞の形状に即した箱形状で前後方向に該ガイド軸を挿通するための貫通孔が穿設されている前側壁部材のガイド軸用の該貫通孔より下方の位置に調節ネジが螺合されているスライドブロックと、該ガイド軸の太さより若干大きく該ガイド軸の形状に即した形状の孔に該ガイド軸が挿通された該調節ネジの後方への突出長さの調節によりガイド軸の軸心に対して傾斜するように取り付け可能にされているリリース板を前方へ押圧するための該スライドブロックの後側壁部材と該リリース板との間に配備されている押圧バネと、前記カートリッジ内の粘性材料を後側から押圧する該ガイド軸の軸心と平行な軸心を有し該スライドブロックに固定されているピストン軸と、該筐体内に配備されており制動用弾性部材の弾性力により常に該ピストン軸を押圧している制動部材とより成る歯科用粘性材料用ディスペンサー(例えば、特許文献1参照。)や、ケース部材ならびにその内部に支持されたピストンロッドからなり、このピストンロッドは作動要素の静止位置から作動位置への移動、すなわち作動方向への移動により前後に配置された二つのジャミング要素を介して前方移動可能であり、ここで前記作動要素の作動に際して作動ジャミング要素がジャムするとともにピストンロッドと共に前方移動可能であり、ロック・ジャミング要素がバネ荷重により後方へジャムされてケース部材上に支持され、前記作動要素は作動方向とは逆の方向への移動に際して接続ロッドに作用し、これが前記ロック・ジャミング要素を解放する特に高粘性材料のためのアプリケータ(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
しかしながら、これらの装置はその操作性が多少改善されているものの、前者の装置はガイド軸によりピストン軸をその軸方向に前方に摺動させると共に、ガイド軸の軸心に対して傾斜するように取り付け可能にされているリリース板を押圧バネで前方に押圧させることによりピストン軸が後方に後退しないようにその位置を保持する構造となっており、また後者の装置は作動ジャミング要素によりピストンロッドをその軸方向に前方に摺動させると共に、ロック・ジャミング要素によりピストンロッドが後方に後退しないようにその位置を保持する構造となっているので、何れの装置においても軸方向に前方に摺動されたピストン軸又はピストンロッドが後方に後退しないようにその位置を保持するために、ピストン軸又はピストンロッドをその軸方向に前方に摺動させる構造と略同等の複雑な構造を別途備えていなければならないので、何れも部品数が多く非常に複雑な構造となってしまい、製造コストが高くなってしまうという欠点があるばかりか、装置自体が重く大きなものとなるので、術者が操作する際の負担が大きいという欠点があった。
特開2000−308647号公報 特開平10−43206号公報
本発明は、前記従来技術の欠点を解消し、カートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を所望の量だけ吐出させることができる、部品数が少なく簡便で安価な歯科用粘性材料用ディスペンサーを提供することを課題とする。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、ピストンロッドが挿通しており且つピストンロッドの直径よりもその上端と下端との間の距離が長く形成された係合穴が穿設されていると共にハウジング本体のプッシュプレート案内路の後方側の面に当接するようにピストンロッドの外周に沿って配備されたプッシュプレート用スプリングで押圧されているプッシュプレートを、ハウジング本体の側面に固定された一対のレバー軸に揺動自在に装着されているレバーで、プッシュプレート用スプリングの力に抗して前方方向へ押圧することにより、プッシュプレートが前方へ傾倒した状態になって係合穴の上端と下端とがピストンロッドの外周に係合してその摩擦力でピストンロッドをその軸方向に前方に摺動させると共に、ピストンロッドの外周面に対して押圧力を付与しピストンロッドがその軸方向へ摺動する際に摩擦力を付勢する摩擦力付勢部材により、軸方向に前方に摺動されたピストンロッドが後方に後退しないようにその位置を保持するような構造を採用すれば、従来の装置の如くピストンロッドが後方に後退しないようにその位置を保持するためにピストンロッドをその軸方向に前方に摺動させる構造と略同等の複雑な構造を必要としないので、部品数が少なく簡便で安価な歯科用粘性材料用ディスペンサーを得ることができることを究明して本発明を完成したのである。
即ち本発明は、前端にカートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を押し出す押圧部が設けられていると共に後端側にストローク規制用ストッパが突設されている円柱状を成すピストンロッドと、
前端に前記カートリッジが装着される装着部が、該装着部の後方に前記ピストンロッドがその軸方向へ摺動自在に挿通される前部案内路が、下方から該前部案内路へ向けて前記ピストンロッドの外周面に対して押圧力を付与し該前部案内路内を前記ピストンロッドがその軸方向へ摺動する際に摩擦力を付勢する摩擦力付勢部材が螺入されているねじ孔が、該前部案内路の後方に上方へ開口したプッシュプレート案内路が、該プッシュプレート案内路の後方に前記ピストンロッドがその軸方向へ摺動自在に挿通される中部案内路が、該中部案内路から後部に亘って前記ピストンロッドのストローク規制用ストッパがその軸方向へ摺動自在に挿通される該中部案内路よりもその直径が大きい後部案内路が、後端側には前記ピストンロッドの後端を係止させる係止部がそれぞれ設けられているハウジング本体と、
前記ピストンロッドが挿通しており且つ該ピストンロッドの直径よりもその上端と下端との間の距離が長く形成された係合穴が穿設されていると共にその上部に前記ハウジング本体のプッシュプレート案内路より上方へ突出する押圧部位が設けられており、前記ハウジング本体のプッシュプレート案内路の後方側の面に当接するように前記ハウジング本体のプッシュプレート案内路で前記ピストンロッドの外周に沿って配備されたプッシュプレート用スプリングで押圧されて前記ピストンロッドの軸心に対して直角に位置している状態から該押圧部位に対し前方方向への力が付与されると、該押圧部位が前方へ傾倒した状態になって該係合穴の上端と下端とが前記ピストンロッドの外周に係合してその摩擦力で前記ピストンロッドをその軸方向に前方に摺動させるプッシュプレートと、
前記ハウジング本体の側面に固定された一対のレバー軸に揺動自在に装着されていると共にその上面前部が押圧されてプッシュプレート押圧部が前記プッシュプレートの押圧部位をプッシュプレート用スプリングの力に抗して前方へ傾倒させて前記ピストンロッドをその軸方向に前方に摺動させるように押圧して揺動されるレバーと、
から構成されていることを特徴とする歯科用粘性材料用ディスペンサーである。
また、このような歯科用粘性材料用ディスペンサーにおいて、ハウジング本体の装着部がカートリッジを螺入して装着させるために雌ねじ状に形成されていれば、ハウジング本体の装着部に確実にカートリッジを装着することができるので好ましく、またレバーにプッシュプレートの押圧部位が突出するための逃げ穴が開口されていれば、装置全体を更に小型化できるので好ましいことも究明したのである。
本発明に係る歯科用粘性材料用ディスペンサーは、前記した構成より成るものであるから、従来の装置の如くピストンロッドが後方に後退しないようにその位置を保持するためにピストンロッドをその軸方向に前方に摺動させる構造と略同等の複雑な構造を必要としないので、部品数が少なく簡便で安価に製造できるばかりでなく、ピストンロッドが後方に後退しないようにその位置を保持する構造が、下方から前部案内路へ向けてハウジング本体に穿設されたねじ孔に螺入されている摩擦力付勢部材によりピストンロッドの外周面に対して押圧力を付与し前部案内路内をピストンロッドがその軸方向へ摺動する際に摩擦力を付勢させるという単純な構造となっており、装置全体を小型化・軽量化することができると共に、カートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を所望の量だけ吐出させる操作する際には、ハウジング本体の側面に固定された一対のレバー軸に揺動自在に装着されているレバーの上面前部をプッシュプレート用スプリングの力に抗して前方へ傾倒させるように押圧して揺動させるだけであるから、術者はハウジング本体を人差し指から小指で把持した状態で親指によりレバーの上面前部を揺動させるようにして、容易に片手のみで操作することができるので、操作性が格段に向上するのである。
そして、ピストンロッドの外周面に対して押圧力を付与しハウジング本体の前部案内路内をピストンロッドがその軸方向へ摺動する際に摩擦力を付勢する摩擦力付勢部材は前部案内路へ向けて穿設されているねじ孔に螺入されている構造となっているから、この摩擦力付勢部材がピストンロッドの外周面に対して付与する押圧力を、摩擦力付勢部材をスパナ等で回して螺入量を調整することにより、ハウジング本体の前部案内路内をピストンロッドがその軸方向へ摺動する際の摩擦力、即ちピストンロッドが後方に後退しないようにその位置を保持する力を自在に変化させることができるので、例えばカートリッジ内に収容された歯科用粘性材料を吐出させる際に、プッシュプレートによりピストンロッドがその軸方向に前方に摺動された後に、ピストンロッドが逆に僅かに後方に後退するように、摩擦力付勢部材によりピストンロッドの外周面に対して付与する押圧力を調整してやれば、カートリッジ内の残留圧力のため歯科用粘性材料が吐出される「垂れ現象」を防止することもでき、またカートリッジ内に収容された歯科用粘性材料の粘度に合わせてピストンロッドが後方に後退しないようにその位置を保持する力を自在に変化させることにより、様々な種類や粘度の歯科用粘性材料が収容されたカートリッジに対応することができる。
また、ハウジング本体の装着部がカートリッジを螺入して装着させるために雌ねじ状に形成されていれば、ハウジング本体の装着部に確実にカートリッジを装着することができるばかりでなく、カートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を所望の量だけ吐出させる操作を行う際に、カートリッジが装着部から外れてしまう事故を完全に防止できるので好ましく、またレバーにプッシュプレートの押圧部位が突出するための逃げ穴が開口されていれば、装置全体を更に小型化できるばかりでなく、保守・点検の際にハウジング本体のプッシュプレート案内路内に配備されたプッシュプレート用スプリングやプッシュプレート等の状態を目視することができるので好ましい。
以下、図面により本発明に係る歯科用粘性材料用ディスペンサーについて詳細に説明する。
図1は本発明に係る歯科用粘性材料用ディスペンサーの1実施例を示す正面説明図、図2は図1の正断面説明図、図3は図2のA部拡大説明図、図4は図1の平面説明、図5は図1の左側面説明図、図6は本発明に係る歯科用粘性材料用ディスペンサーの他の実施例を示す正断面説明図である。
図面中、1は前端にカートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を押し出す押圧部1aが設けられていると共に後端側にストローク規制用ストッパ1bが突設されている円柱状を成すピストンロッドであり、後述するハウジング本体2内においてその軸方向へ摺動自在に摺動すると共に、その軸方向に前方に摺動した際にカートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を押し出す役目を果たす。
このピストンロッド1は、図2,図5及び図6に示す如く円柱状に形成されており、その前端にはカートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を押し出す押圧部1aが設けられている。この押圧部1aとしては、カートリッジ内に配備されている歯科用粘性材料押し出し用のピストン等を前方に押圧できるように例えば図2に示す如く単にピストンロッド1の前端にフラットな面が形成されていたり、図示しないがピストンロッド1の前端が丸みを帯びたような形状に形成されていたり、図5に示す如くピストンロッド1の前端に固定されたキャップの如き形状のものより成るものであったりしてもよい。
そして、このピストンロッド1の後端側にはストローク規制用ストッパ1bが突設されており、このストローク規制用ストッパ1bは、後述するハウジング本体2内においてピストンロッド1がその軸方向に前方方向に次々と摺動された際に、後述するハウジング本体2の中部案内路2fの後端側に形成された面に当接しピストンロッド1がそれ以上その軸方向に前方に摺動されないようにそのストローク量を規制するものであり、このストローク規制用ストッパ1bとしては、後述するハウジング本体1の中部案内路2fの後端側に形成された面に当接するように形成されているものであれば何でもよく、例えば図2及び図5に示す如くピストンロッド1の後端側に突設されたフランジの如き形状を成すものや、図示しないがピストンロッド1の後端側に突設された棒状のものであってもよい。
2は前端にカートリッジが装着される装着部2aが、装着部2aの後方にピストンロッド1がその軸方向へ摺動自在に挿通される前部案内路2bが、下方から前部案内路2bへ向けてピストンロッド1の外周面に対して押圧力を付与し前部案内路2b内をピストンロッド1がその軸方向へ摺動する際に摩擦力を付勢する摩擦力付勢部材2cが螺入されているねじ孔2dが、前部案内路2bの後方に上方へ開口したプッシュプレート案内路2eが、プッシュプレート案内路2eの後方にピストンロッド1がその軸方向へ摺動自在に挿通される中部案内路2fが、中部案内路2fから後部に亘ってピストンロッド1のストローク規制用ストッパ1bがその軸方向へ摺動自在に挿通される中部案内路2fよりもその直径が大きい後部案内路2gが、後端側にはピストンロッド1の後端を係止させる係止部2hがそれぞれ設けられているハウジング本体であり、歯科用粘性材料が収容されているカートリッジを装着部2aに装着させ、挿通されたピストンロッド1をその軸方向に摺動自在に案内すると共に、螺入されている摩擦力付勢部材2cによりピストンロッド1がその軸方向へ摺動する際に摩擦力を付勢し、後述するプッシュプレート3により軸方向に前方に摺動されたピストンロッド1が後方に後退しないようにその位置を保持させる役目を果たす。
このハウジング本体2の前端には歯科用粘性材料が収容されているカートリッジが装着される装着部2aが設けられており、この装着部2aは装着されるカートリッジとしては例えば筒状を成し前端に吐出口が、そして後端に装着部位がそれぞれ形成されていると共に、その内部に歯科用粘性材料押し出し用のピストン等が摺動自在に配備されており、その内部に収容される歯科用粘性材料はピストン等を前方に摺動することにより吐出口から吐出される構造となっている。
このハウジング本体2の装着部2aとしては、カートリッジが装着できるような形状に形成されたものであれば何でもよく、例えば装着されるカートリッジの装着部位がその外周面に設けられた凹状の溝の如き形状である場合には、図6に示す如く装着部2aは凸条に突設されて形成されていればよいが、装着されるカートリッジの装着部位が雄ねじ状に形成されている場合には、図2及び図5に示す装着部2aがカートリッジを螺入して装着させるために雌ねじ状に形成されていれば、ハウジング本体2の装着部2aに確実にカートリッジを装着することができるばかりでなく、カートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を所望の量だけ吐出させる操作を行う際にカートリッジが装着部2aから外れてしまう事故を完全に防止できるので好ましい。
このハウジング本体2の装着部2aの後方には、ピストンロッド1がその軸方向へ摺動自在に挿通される前部案内路2bが設けられており、この前部案内路2bは後述するプッシュプレート3により軸方向に前方に摺動されるピストンロッド1が装着部2aに装着されるカートリッジ内のピストンを押圧する方向へに向くように案内させるものである。
このハウジング本体2の下方から前部案内路2bへ向けてピストンロッド1の外周面に対して押圧力を付与し前部案内路2b内をピストンロッド1がその軸方向へ摺動する際に摩擦力を付勢する摩擦力付勢部材2cが螺入されているねじ孔2dが設けられており、この摩擦力付勢部材2cは後述するプッシュプレート3により軸方向に前方に摺動されたピストンロッド1が後方に後退しないようにピストンロッド1との摩擦力によりその位置を保持させるものである。
このハウジング本体2のねじ孔2d及びこのねじ孔2dに螺入されている摩擦力付勢部材2cとしては、図2,図3及び図5に示す如く六角穴付きねじより成る摩擦力付勢部材2cがねじ孔2dに螺入された構成となっていればよく、図示しないが端部にスリワリや十字穴が形成されたねじより成る摩擦力付勢部材2cがねじ孔2dに螺入された構成となっていてもよい。
このように後述するプッシュプレート3により軸方向に前方に摺動されたピストンロッド1が後方に後退しないようにその位置を保持させる摩擦力付勢部材2cは、単にねじ孔2dに螺入されている簡単な構成であるから、装置全体を小型化・軽量化することができると共に、摩擦力付勢部材2cがピストンロッド1の外周面に対して付与する押圧力を、摩擦力付勢部材2cをスパナ等で回すことで調整することにより、ハウジング本体2の前部案内路2b内をピストンロッド1がその軸方向へ摺動する際の摩擦力、即ちピストンロッド1が後方に後退しないようにその位置を保持する力を自在に変化させることができるので、例えばカートリッジ内に収容された歯科用粘性材料を吐出させる際に、後述するプッシュプレート3によりピストンロッド1がその軸方向に前方に摺動された後に、ピストンロッド1が逆に僅かに後方に後退するように、摩擦力付勢部材2cによりピストンロッド1の外周面に対して付与する押圧力を調整してやれば、カートリッジ内の残留圧力のため歯科用粘性材料が吐出される「垂れ現象」を防止することでき、またカートリッジ内に収容された歯科用粘性材料の粘度に合わせてピストンロッド1が後方に後退しないようにその位置を保持する力を自在に変化させることにより、様々な種類や粘度の歯科用粘性材料が収容されたカートリッジに対応することができる。
そして、ハウジング本体2の前部案内路2bの後方には、上方へ開口したプッシュプレート案内路2eが設けられており、このプッシュプレート案内路2eは後述するプッシュプレート3がピストンロッド1をその軸方向に前方に摺動させる際に後述するプッシュプレート3を案内するものである。
このハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eの後方には、ピストンロッド1がその軸方向へ摺動自在に挿通される中部案内路2fが設けられており、この中部案内路2fから後部に亘ってピストンロッド1のストローク規制用ストッパ1bがその軸方向へ摺動自在に挿通される中部案内路2fよりもその直径が大きい後部案内路2gが設けられ、ハウジング本体2の後端側にはピストンロッド1の後端を係止させる係止部2hがそれぞれ設けられている。
この後部案内路2gは、図2に示す如くピストンロッド1のストローク規制用ストッパ1bがその軸方向へ摺動自在に挿通できるように中部案内路2fよりもその直径が大きく形成されており、後述するプッシュプレート3によりピストンロッド1がその軸方向に前方に次々と摺動されると、最終的にピストンロッド1の後端側に突設されたストローク規制用ストッパ1bがハウジング本体1の中部案内路2fの後端側に形成された面に当接するから、ピストンロッド1の前方への摺動が規制される。そしてピストンロッド1がその軸方向に前方に次々と摺動されてハウジング本体2の前部案内路2bの前方へピストンロッド1の前端に設けられた押圧部1aが突出した状態から、このピストンロッド1を元の位置に戻すために摩擦力付勢部材2cとピストンロッド1との摩擦力に抗してピストンロッド1の押圧部1aを後方に押圧すると、ピストンロッド1の後端がハウジング本体1の後端側に設けられた係止部に当接するから、ピストンロッド1の後方への摺動が規制されるのである。
3はピストンロッド1が挿通しており且つピストンロッド1の直径よりもその上端と下端との間の距離が長く形成された係合穴3aが穿設されていると共にその上部にハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eより上方へ突出する押圧部位3bが設けられており、ハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eの後方側の面に当接するようにハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eでピストンロッド1の外周に沿って配備されたプッシュプレート用スプリング3cで押圧されてピストンロッド1の軸心に対して直角に位置している状態から押圧部位3bに対し前方方向への力が付与されると、押圧部位3bが前方へ傾倒した状態になって係合穴3aの上端と下端とがピストンロッド1の外周に係合してその摩擦力でピストンロッド1をその軸方向に前方に摺動させるプッシュプレートであり、後述するレバー4により前方方向へ押圧されることによってピストンロッド1をその軸方向に前方に摺動させると共に、後述するレバー4による前方方向への押圧を解除すると、ハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eでピストンロッド1の外周に沿って配備されたプッシュプレート用スプリング3cの復元力により、後述するレバー4を元の位置に押し戻す役目を果たす。
このプッシュプレート3には、挿通されるピストンロッド1の直径よりもその上端と下端との間の距離が長く形成された係合穴3aが穿設されていると共にその上部にハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eより上方へ突出する押圧部位3bが設けられており、図2及び図3に示す如くこのプッシュプレート3は、その係合穴3aにピストンロッド1が挿通し、その前方側の面がハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eでピストンロッド1の外周に沿って配備されたプッシュプレート用スプリング3cで押圧されて、その後方側の面がハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eの後方側に形成される面に当接し、ピストンロッド1の軸心に対して直角に位置している状態で配備されている。
そして、このプッシュプレート3の押圧部位3bに対し後述するレバー4により前方方向への力を付与すると、先ずプッシュプレート用スプリング3cの力に抗して押圧部位3bが前方へ傾倒した状態になって係合穴3aの上端と下端とがピストンロッド1の外周に係合し、次いで係合穴3aがピストンロッド1の外周に係合することにより大きな摩擦力が生じ、この係合穴3aによる摩擦力が、プッシュプレート用スプリング3cの力及びハウジング本体2に螺入された摩擦力付勢部材2cによる摩擦力に打ち勝ってピストンロッド1をその軸方向に前方に摺動させるのである。
一方、このプッシュプレート3の押圧部位3bに対し後述するレバー4による前方方向への力を解除すると、プッシュプレート用スプリング3cの復元力によりプッシュプレート3が押圧されて、プッシュプレート3はその後方側の面がハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eの後方側に形成される面に当接し、ピストンロッド1の軸心に対して直角に位置している状態に戻るのに伴ってプッシュプレート3の係合部3aの上端と下端とがピストンロッド1の外周に係合した状態が解除されると共に、プッシュプレート3の押圧部位3bにより後述するレバー4は後方方向へ押圧されて元の位置に押し戻されるのである。
4はハウジング本体2の側面に固定された一対のレバー軸4aに揺動自在に装着されていると共にその上面前部が押圧されてプッシュプレート押圧部4bがプッシュプレート3の押圧部位3bをプッシュプレート用スプリング3cの力に抗して前方へ傾倒させてピストンロッド1をその軸方向に前方に摺動させるように押圧して揺動されるレバーであり、術者によりその上面前部を押圧されて揺動することによってプッシュプレート3の押圧部位3bに対し前方方向へ力を付与しピストンロッド1をその軸方向に前方に摺動させる役目を果たす。
このレバー4は、図1に示す如くハウジング本体2の側面に固定された一対のレバー軸4aに揺動自在に装着されており、レバー4の上面前部が押圧されていない状態では、図2,図3及び図6に示す如くレバー4のプッシュプレート押圧部4bが、ハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eの後方側の面に当接するようにプッシュプレート用スプリング3cで押圧されてピストンロッド1の軸心に対して直角に位置しているプッシュプレート3の押圧部位3bの後方側の面に、当接又は対峙するような状態に位置している。
そして、このようなレバー4の上面前方を押圧すると、レバー4はハウジング本体2の側面に固定された一対のレバー軸4aの軸心を中心として揺動され、レバー4のプッシュプレート押圧部4bがプッシュプレート3の押圧部位3bをプッシュプレート用スプリング3cの力に抗して前方へ傾倒させてピストンロッド1をその軸方向に前方に摺動させるように押圧するのであり、レバー4の上面前方への押圧力を解除すると、プッシュプレート用スプリング3cの復元力によりハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eの後方側の面に当接するようにピストンロッド1の軸心に対して直角な位置に押し戻されたプッシュプレート3の押圧部位3bによって、レバー4のプッシュプレート押圧部4bが押圧されて、レバー4は元の位置に押し戻されるのである。
このレバー4としては、図6に示す如くレバー4の上面前方を押圧してレバー4を揺動させた際にプッシュプレート3の押圧部位3bがレバー4の下面に干渉しないようにレバー4の下面とプッシュプレート3の押圧部位3bとの間に間隔が空くようにレバー4が形成されていてもよいが、図2〜図5に示す如くレバー4にプッシュプレート3の押圧部位3bが突出するための逃げ穴4cが開口されていれば、装置全体を更に小型化できるばかりでなく、保守・点検の際にハウジング本体2のプッシュプレート案内路2e内に配備されたプッシュプレート用スプリング3cやプッシュプレート3等の状態を目視することができるので好ましい。
このレバー4のプッシュプレート押圧部4bとしては、図2,図3及び図6に示す如くレバー4の下面後方に別途設けられた板状のものであってもよく、また図示しないがレバー4がプッシュプレート3の押圧部位3bに対し前方方向への力を付与できるような形状にレバー4と一体を成すように形成されていてもよい。
次に、このような構成の本発明に係る歯科用粘性材料用ディスペンサーの操作方法について説明する。
初めに準備として、歯科用粘性材料が収容されているカートリッジをハウジング本体2の装着部2aに装着する操作を行うが、ハウジング本体2の前方よりピストンロッド1が突出していてカートリッジをハウジング本体2の装着部2aに装着することができない状態となっている場合には、初めにハウジング本体2の前方より突出しているピストンロッド1を、摩擦力付勢部材2cによりピストンロッド1へ付勢されたの摩擦力に抗して、その軸方向に後方に摺動させるようにハウジング本体2内へ押し込む操作を行った後に、カートリッジをハウジング本体2の装着部2aに装着する操作を行う。
この際、例えばハウジング本体2の装着部2aが図6に示す如く装着部2aが凸条に突設されて形成されている場合には、上方よりカートリッジの外周面に設けられた凹状の溝を装着部2aの凸条に係合させるようにしてカートリッジをハウジング本体2の装着部2aに装着する操作を行えばよく、またハウジング本体2の装着部2aが図2及び図5に示す装着部2aがカートリッジを螺入して装着させるために雌ねじ状に形成されている場合には、カートリッジを螺入するようにしてカートリッジをハウジング本体2の装着部2aに装着する操作を行えばよい。
また、ハウジング本体2の装着部2aに装着されたカートリッジの吐出口に、別途吐出口を閉塞するためのキャップ等が装着されている場合には、このキャップ等をカートリッジの吐出口より取り外す操作も行う。
このような準備が完了した後に、カートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を吐出させる操作を行う。先ず、カートリッジの吐出口が練和紙上や患部等の歯科用粘性材料を吐出したい所望の部位に向くように、カートリッジが装着された状態の本発明に係る歯科用粘性材料用ディスペンサーを把持し、レバー4の上面前方を親指等で押圧する操作を行う。
この際、レバー4はハウジング本体2の側面に固定された一対のレバー軸4aの軸心を中心として揺動され、レバー4の揺動に伴ってレバー4のプッシュプレート押圧部4bがプッシュプレート3の押圧部位3bをプッシュプレート用スプリング3cの力に抗して前方へ押圧して傾倒させて、先ずプッシュプレート3の係合部3aの上端と下端とがピストンロッド1の外周に係合し、次いでレバー4が更に揺動されると、プッシュプレート3の係合穴3aがピストンロッド1の外周に係合することにより大きな摩擦力が生じ、この係合穴3aによる摩擦力が、プッシュプレート用スプリング3cの力及びハウジング本体2に螺入された摩擦力付勢部材2cによる摩擦力に打ち勝ってピストンロッド1をその軸方向に前方に摺動させることにより、ハウジング本体2の装着部2aに装着されたカートリッジ内の歯科用粘性材料押し出し用のピストン等がピストンロッド1の前端の押圧部1aに押圧されて、カートリッジ内に収容された歯科用粘性材料がカートリッジの吐出口より吐出される。
次に、レバー4の上面前方への押圧を解除する操作を行うと、プッシュプレート用スプリング3cの復元力によりプッシュプレート3が押圧されて、プッシュプレート3はその後方側の面がハウジング本体2のプッシュプレート案内路2eの後方側に形成される面に当接し、ピストンロッド1の軸心に対して直角に位置している状態に戻るのに伴ってプッシュプレート3の係合部3aの上端と下端とがピストンロッド1の外周に係合した状態を解除されると共に、プッシュプレート3の押圧部位3bがレバー4のプッシュプレート押圧部4bを後方へ押圧して、レバー4はハウジング本体2の側面に固定された一対のレバー軸4aの軸心を中心として揺動されて、レバー4は元の位置に押し戻されるのである。
そして、プッシュプレート3の係合部3aの上端と下端とがピストンロッド1の外周に係合した状態が解除される際に、摩擦力付勢部材2cによりピストンロッド1はその下面に対して押圧力を付与されてハウジング本体2の前部案内路2b内をその軸方向への摺動を阻止される摩擦力を付勢されているから、プッシュプレート3により軸方向に前方に摺動されたピストンロッド1は後方に後退することなくその位置を保持するのである。
このようなレバー4の上面前方を親指等で押圧する操作、及びレバー4の上面前方への押圧を解除する操作を交互に繰り返すことにより、ピストンロッド1は次々とその軸方向に前方に摺動されるのに伴い、カートリッジ内に収容された歯科用粘性材料が次々とカートリッジの吐出口より吐出されて、練和紙上や患部等の歯科用粘性材料を吐出したい所望の部位に所望の量の歯科用粘性材料を得ることができる。
本発明に係る歯科用粘性材料用ディスペンサーの1実施例を示す正面説明図である。 図1の正断面説明図である。 図2のA部拡大説明図である。 図1の平面説明図である。 図1の左側面説明図である。 本発明に係る歯科用粘性材料用ディスペンサーの他の実施例を示す正断面説明図である。
符号の説明
1 ピストンロッド
1a 押圧部
1b ストローク規制用ストッパ
2 ハウジング本体
2a 装着部
2b 前部案内路
2c 摩擦力付勢部材
2d ねじ孔
2e プッシュプレート案内路
2f 中部案内路
2g 後部案内路
2h 係止部
3 プッシュプレート
3a 係合穴
3b 押圧部位
3c プッシュプレート用スプリング
4 レバー
4a レバー軸
4b プッシュプレート押圧部
4c 逃げ穴

Claims (3)

  1. 前端にカートリッジ内に収容されている歯科用粘性材料を押し出す押圧部(1a)が設けられていると共に後端側にストローク規制用ストッパ(1b)が突設されている円柱状を成すピストンロッド(1)と、
    前端に前記カートリッジが装着される装着部(2a)が、該装着部(2a)の後方に前記ピストンロッド(1)がその軸方向へ摺動自在に挿通される前部案内路(2b)が、下方から該前部案内路(2b)へ向けて前記ピストンロッド(1)の外周面に対して押圧力を付与し該前部案内路(2b)内を前記ピストンロッド(1)がその軸方向へ摺動する際に摩擦力を付勢する摩擦力付勢部材(2c)が螺入されているねじ孔(2d)が、該前部案内路(2b)の後方に上方へ開口したプッシュプレート案内路(2e)が、該プッシュプレート案内路(2e)の後方に前記ピストンロッド(1)がその軸方向へ摺動自在に挿通される中部案内路(2f)が、該中部案内路(2f)から後部に亘って前記ピストンロッド(1)のストローク規制用ストッパ(1b)がその軸方向へ摺動自在に挿通される該中部案内路(2f)よりもその直径が大きい後部案内路(2g)が、後端側には前記ピストンロッド(1)の後端を係止させる係止部(2h)がそれぞれ設けられているハウジング本体(2)と、
    前記ピストンロッド(1)が挿通しており且つ該ピストンロッド(1)の直径よりもその上端と下端との間の距離が長く形成された係合穴(3a)が穿設されていると共にその上部に前記ハウジング本体(2)のプッシュプレート案内路(2e)より上方へ突出する押圧部位(3b)が設けられており、前記ハウジング本体(2)のプッシュプレート案内路(2e)の後方側の面に当接するように前記ハウジング本体(2)のプッシュプレート案内路(2e)で前記ピストンロッド(1)の外周に沿って配備されたプッシュプレート用スプリング(3c)で押圧されて前記ピストンロッド(1)の軸心に対して直角に位置している状態から該押圧部位(3b)に対し前方方向への力が付与されると、該押圧部位(3b)が前方へ傾倒した状態になって該係合穴(3a)の上端と下端とが前記ピストンロッド(1)の外周に係合してその摩擦力で前記ピストンロッド(1)をその軸方向に前方に摺動させるプッシュプレート(3)と、
    前記ハウジング本体(2)の側面に固定された一対のレバー軸(4a)に揺動自在に装着されていると共にその上面前部が押圧されてプッシュプレート押圧部(4b)が前記プッシュプレート(3)の押圧部位(3b)をプッシュプレート用スプリング(3c)の力に抗して前方へ傾倒させて前記ピストンロッド(1)をその軸方向に前方に摺動させるように押圧して揺動されるレバー(4)と、
    から構成されていることを特徴とする歯科用粘性材料用ディスペンサー。
  2. ハウジング本体(2)の装着部(2a)が、カートリッジを螺入して装着させるために雌ねじ状に形成されている請求項1に記載の歯科用粘性材料用ディスペンサー。
  3. レバー(4)に、プッシュプレート(3)の押圧部位(3b)が突出するための逃げ穴(4c)が開口されている請求項1又は2に記載の歯科用粘性材料用ディスペンサー。
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