JP4245586B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線端末装置と基地局装置とが無線により通信する無線通信システムに関し、特に、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させた無線通信システムに関する。
空港エリア内に存する航空機の安全性やユーザの快適性を確保するという重要な使命を担っている空港向けのマルチチャネルアクセス(MCA:Multi Channel Access)無線システムが規格化されている(例えば、非特許文献1参照。)。
上記規格によるシステムにおいては、1つの空港を基本単位として統制局設備、基地局設備及び移動局設備で構成され、宅内用端末−移動局装置間、或いは移動局装置間(基地局装置経由または直接)で400MHz帯を使い通信を行うもので、通信方式は、1つの無線キャリアをフレームで区切り、フレームを4つのスロットに分けることによってマルチチャネル化する4多重TDM/TDMA方式を採用し、変調方式は、π/4シフトQPSK方式を採用している。即ち、基地局装置には、使用周波数帯域の400MHz帯域から単一または複数の無線キャリア(ペア波)が割り当てられ、その下り無線キャリアf1と上り無線キャリアf2のそれぞれをフレームに分割し、さらにフレームをスロット分けした後、そのスロットを制御用チャネルと通信用チャネルに割り当てている。
航空機の安全性の維持等の空港内の業務通信の特殊要件から、本システムでは緊急時における通信の確保及び重要通信の優先接続を可能とするほか、移動局装置の送信機能(ホットマイク機能)を可能としている。本規格では、音声通信の他、データ通信、音声及びデータの同時通信等により、文字通信や画像伝送等の非音声通信も可能としている。
ホットマイク機能はホットマイク・リモートモニタ機能(hot mic remote monitor function)とも呼ばれ、一般に、PTTボタン(press−to−talk button)を押すことなく無線端末装置を送話可能とする機能である。PTTボタンを押下してホットマイクモードに入ると、無線端末は周囲の音を集音して接続先の無線端末装置に送信する。ホットマイクモードに入ると接続先の無線端末装置は自動的に受信のみの機能となる。
デジタル移動無線通信を行う従来の無線端末装置の構成例が例えば特許文献1に開示されている(特許文献1参照。)。この無線端末装置は、送受信切替部、受信部、復調部、コーデック、音声部、イヤスピーカ(ear speakers)、マイク、変調部、送信部、制御部を備えている。また、制御部には操作部と表示部が接続されている。制御部には更に拡声スピーカが接続されていて、拡声スピーカをこの端末装置から引き出すと、通話相手の音声がイアスピーカから拡声スピーカに切り替わって大きな音声で送出され、画面を見ながらの通話を可能とする。
特開2000−244631号公報 「空港内デジタル移動通信システム(AIRPORT DIGITAL MOBILE TELECOMMUNICATION SYSTEM)」ARIB STD T−87、October 2003、財団法人 電波産業会(Association of Radio Industries and Businesses: ARIB)
しかしながら、上記のような従来の無線端末装置では、ユーザの使い勝手などの点で未だに不十分なところがあり、更なる開発が要求されていた。特に、空港などのように不特定多数の人が集まるような場所における無線端末装置の使い勝手を向上させたいといった要求があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させることができる無線端末装置、無線通信システム、無線通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、例えば、以下のようなシステム、装置、方法などを提供する。
以下では、本発明に係る無線通信システムなどの構成例(第1)〜(第15)を示す。なお、参考として、後述する実施例で使用する参照番号を対応付けてかっこ“()”内に記すが、本発明を限定する意図は全く無い。
(第1)無線通信システムは、複数の無線端末装置(1、2)と、少なくとも1つの基地局装置(11、12)と、前記基地局装置に接続された管理側装置(23、24等)を備える。
前記無線端末装置の各々は、無線通信動作を行う無線通信モードから別の所定の動作を行う所定のモードへ切り替える指示を受け付けるモード切替指示受付手段(モード切替指示受付部)(49、47、85)と、前記モード切替指示受付手段により前記所定のモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、当該受け付けたことを示す情報を無線により送信するモード切替情報送信手段(モード切替情報送信部)(86、82、81、200、402)と、を備える。
一例に係る無線通信システムでは、無線端末装置と基地局装置とが無線により通信する構成において、前記無線端末装置は、次のような処理を行う。
すなわち、前記無線端末装置では、モード切替指示受付手段が、無線通信動作を行う無線通信モード(例えば、通常の無線通信モード)から、他の所定の動作を行う所定のモードへ切り替える指示を受け付ける。所定モード切替情報送信手段が、前記モード切替指示受付手段により前記所定のモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、その旨を示す情報を無線により送信する。
従って、無線端末装置では、無線通信モードから所定のモードへ切り替えるための指示を受け付けると、その旨を示す情報が無線により送信されるため、これにより、他の通信装置に対して当該情報を通知することができ、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させることができる。
ここで、所定の動作を行う所定のモードとしては種々なものが用いられてもよく、当該所定の動作としては種々な動作が用いられてもよい。一例として、安全性や緊急性を要するようなモードや動作を用いることができる。
また、モード切替指示受付手段としては、例えば、ユーザにより操作されるキーやボタンなどを用いて構成することができる。
また、モード切替指示受付手段としては、例えば、所定のモードへ切り替えるための専用のキーやボタンなどから構成されてもよく、或いは、無線通信モードと所定のモードを含む複数のモードを順番に切り替えるキーやボタンなどから構成されてもよい。
また、所定のモードへ切り替える指示が受け付けられた旨を示す情報(前記その旨を示す情報)としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、所定のモードへ切り替えたことを示す情報が用いられてもよい。
(第2)無線により通信する無線端末装置は、無線通信動作を行う無線通信モードから別の所定の動作を行う所定のモードへ切り替える指示を受け付けるモード切替指示受付手段(モード切替指示受付部)(47、49、85)と、前記モード切替指示受付手段により前記所定のモードへ切り替える指示が受け付けられた場合に通信する先となる通信装置を特定する情報を記憶する通信先特定情報記憶手段(通信先特定情報記憶部)(75、91)と、前記モード切替指示受付手段により所定のモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、前記通信先特定情報記憶手段に記憶された情報を無線により送信する通信先特定情報送信手段(通信先特定情報送信部)(402、46、50)と、を備える。
一例に係る無線端末装置では、無線により通信する構成において、次のような処理を行う。
すなわち、モード切替指示受付手段が、無線通信動作を行う無線通信モード(例えば、通常の無線通信モード)から、他の所定の動作を行う所定のモードへ切り替える指示を受け付ける。通信先特定情報記憶手段が、前記モード切替指示受付手段により前記所定のモードへ切り替える指示が受け付けられた場合に通信する先となる通信装置を特定する情報を記憶する。所定モード通信先特定情報送信手段が、前記モード切替指示受付手段により所定のモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、前記通信先特定情報記憶手段に記憶された情報を無線により送信する。
従って、無線端末装置では、所定の通信先を特定する情報を記憶しておき、無線通信モードから所定のモードへ切り替えるための指示を受け付けると、当該情報が無線により送信されるため、これにより、例えば、自動的に通信先が通知され、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させることができる。
ここで、所定の動作を行う所定のモードとしては種々なものが用いられてもよく、当該所定の動作としては種々な動作が用いられてもよい。一例として、安全性や緊急性を要するようなモードや動作を用いることができる。
また、モード切替指示受付手段としては、例えば、ユーザにより操作されるキーやボタンなどを用いて構成することができる。
また、モード切替指示受付手段としては、例えば、所定のモードへ切り替えるための専用のキーやボタンなどから構成されてもよく、或いは、無線通信モードと所定のモードを含む複数のモードを順番に切り替えるキーやボタンなどから構成されてもよい。
また、通信先となる通信装置を特定する情報としては、種々な情報が用いられてもよい。
また、情報記憶手段としては、例えば、情報を記憶するメモリを用いて構成することができる。
また、所定モード通信先特定情報送信手段は、例えば、通信先となる通信装置を特定する情報と共に、所定のモードへ切り替える指示が受け付けられたことを示す情報を送信してもよい。
また、所定モード通信先特定情報送信手段は、例えば、情報を基地局装置に対して無線送信する。
(第3)前記(第2)の無線端末装置において、前記所定のモードは、拡声器動作を行う拡声モードか又はホットマイク動作を行うホットマイクモードである。
前記通信先特定情報記憶手段は、拡声モードへ切り替える指示が受け付けられた場合にその旨を示す情報を通知する先となる通信装置を特定する情報と、ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合にその旨を示す情報を通知する先となる通信装置を特定する情報と、ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合に常時接続する相手となる通信装置を特定する情報のうちの少なくとも1つを記憶する。
前記通信先特定情報送信手段は、前記モード切替指示受付手段により切り替えの指示が受け付けられたモードに対応した通信先特定情報を無線により送信する。
一例に係る無線端末装置では、次のような構成とした。
すなわち、前記所定のモードは、拡声器動作を行う拡声モードと、ホットマイク動作を行うホットマイクモードと、の一方又は両方である。
また、前記通信先特定情報記憶手段は、拡声モードへ切り替える指示が受け付けられた場合にその旨を示す情報を通知する先となる通信装置を特定する情報と、ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合にその旨を示す情報を通知する先となる通信装置を特定する情報と、ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合に常時接続する相手となる通信装置を特定する情報のうちの1つ以上を記憶する。前記所定モード通信先特定情報送信手段は、前記モード切替指示受付手段により切り替えの指示が受け付けられたモードに対応した前記通信先特定情報記憶手段により記憶された1つ以上の情報を無線により送信する。
従って、例えば、拡声モードへ切り替える指示が受け付けられた場合にその旨を示す情報を無線送信することや、ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合にその旨を示す情報と常時接続する相手となる通信装置を特定する情報との一方又は両方を無線送信することができる。
(第4)グループ先への送信に関する構成である。前記(第2)の無線端末装置において、前記所定のモードはホットマイクモードを含む。前記通信先特定情報記憶手段には、ホットマイクモード時の接続先として予め選択された複数の無線端末装置を特定する情報が接続先グループとして登録されていて、前記ホットマイクモードの起動に応答して、前記通信先特定情報送信手段は前記接続先グループを関連する基地局装置に送信する。前記無線端末装置(単数)は、前記接続先グループに所属していてもよく、或いは所属していなくてもよい。
(第5)リグルーピングに関する構成である。前記(第1)の無線通信システムにおいて、前記所定のモードはホットマイク動作を行うホットマイクモードを含む。
前記管理側装置は、前記ホットマイクモード時の接続先として予め選択された複数の無線端末装置のグループに、任意の接続先無線端末装置のグループを付加して、前記ホットマイクモード時の接続先として関連する基地局装置に指定する装置(24)を含む。
(第6)GPS(Global Positioning System)を用いた構成である。前記(第5)の無線通信システムにおいて、前記付加される任意の接続先無線端末装置のグループは、GPSを用いて選択された、ホットマイクモードが設定された無線端末装置の位置と所定の位置関係にある無線端末装置を含む。
(第7)前記(第1)の無線通信システムにおいて、前記基地局装置或いは前記管理側装置は、前記モード切替情報送信手段から送信されたモード切替情報を受信して、前記モード切替情報の受信を通知先の無線端末装置に対して通知するモード切替通知手段(図7(b)の処理機能、図9(b)の処理機能)を有する。
一例に係る無線通信システムでは、次のような構成とした。
すなわち、所定モード切替通知装置を設けた。所定モード切替通知装置では、所定モード切替情報受信手段が、前記無線端末装置の所定モード切替情報送信手段から送信される情報を受信し、また、所定モード切替情報送信手段が、当該所定モード切替情報受信手段により情報が受信されたことに応じて、その旨を示す情報を、他の所定の無線端末装置に対して送信する。
従って、或る無線端末装置において所定のモードへ切り替える指示が受け付けられたことを示す情報を、所定モード切替通知装置を介して、他の無線端末装置へ通知することができる。
ここで、所定モード切替通知装置の所定モード切替情報受信手段により情報が受信されたことを示す情報(前記その旨を示す情報)としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、或る無線端末装置において所定のモードへ切り替えられたことを示すような情報が用いられてもよい。
また、所定モード切替通知装置の所定モード切替情報送信手段により情報を送信する相手となる無線端末装置(前記他の所定の無線端末装置)としては、種々なものが用いられてもよい。
また、所定モード切替通知装置としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、基地局装置や、管理側の通信装置などを用いることができる。
他の例に係る無線通信システムでは、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記所定モード切替通知装置の所定モード切替情報送信手段は、前記他の所定の無線端末装置として、所定のモードへ切り替える指示が受け付けられた旨を示す情報を送信した無線端末装置の近傍とみなされる領域に存在する他の無線端末装置に対して、情報を送信する。
従って、或る無線端末装置において所定のモードへの切替指示が受け付けられた場合に、その旨を示す情報を、当該無線端末装置の近傍の領域に存在する他の無線端末装置に対して通知することができ、例えば、緊急事態の発生などを通知することができる。
ここで、或る無線端末装置の近傍とみなされる領域としては、種々な領域が用いられてもよく、例えば、当該無線端末装置を通信可能領域(サービスエリア)に収容する基地局装置或いはその近隣の基地局装置の通信可能領域(サービスエリア)や、当該無線端末装置を収容するセクタ(例えば、基地局装置により形成されるセクタ)と同一或いは近隣のセクタなどを用いることができる。
また、例えば、或る無線端末装置の近傍とみなされる領域を決定するための基準となる情報が予め設定される。
他の例に係る無線通信システムでは、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、所定モード切替報知装置を設けた。所定モード切替報知装置では、所定モード切替情報受信手段が、前記無線端末装置の所定モード切替情報送信手段から送信される情報を受信し、また、所定モード切替情報報知手段が、当該所定モード切替情報受信手段により情報が受信されたことに応じて、その旨を示す情報を人に対して報知する。
従って、或る無線端末装置において所定のモードへの切替指示が受け付けられた場合に、その旨を示す情報を、所定の人に対して報知することができ、例えば、緊急事態の発生などを報知することができる。
ここで、所定モード切替報知装置の所定モード切替情報受信手段により情報が受信されたことを示す情報(前記その旨を示す情報)としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、或る無線端末装置において所定のモードへ切り替えられたことを示すような情報が用いられてもよい。
また、所定モード切替報知装置としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、管理側の通信装置などを用いることができる。
(第8)前記(第1)の無線通信システムは、更に、それぞれ異なる領域を撮影する複数の撮像装置(撮影手段)と、前記撮像装置からの画像を同一画面上に表示する表示装置(240)と、モード切替情報が受信されたとき、当該モード切替情報を送信した無線端末装置が存在する領域を撮像している撮像装置からの画像を他の撮像装置からの画像から区別可能な態様で前記画面上に表示させる画像制御部(246)を有する。
一例に係る無線通信システムでは、次のような構成とした。
すなわち、所定の場所における異なる領域の画像を撮影する複数の撮影手段を設けた。例えば、所定の場所において、複数の撮影手段をそれぞれ異なる領域に設置し、それぞれの撮影手段により対応する領域の画像を撮影する。
また、撮影画像表示装置を設けた。撮影画像表示装置では、撮影画像表示出力手段が、前記撮影手段により撮影された画像を画面に表示出力する。また、撮影画像表示装置では、所定モード切替情報受信手段が、前記無線端末装置の所定モード切替情報送信手段から送信される情報を受信し、また、撮影手段特定手段が、当該所定モード切替情報受信手段により情報が受信された場合に、所定のモードへ切り替える指示が受け付けられた旨を示す情報を送信した無線端末装置或いはその近傍を撮影しているとみなされる撮影手段を特定し、また、撮影画像表示制御手段が、当該撮影手段特定手段により特定された撮影手段により撮影された画像を、通常とは異なる態様で、前記撮影画像表示出力手段により画面に表示出力させる。
従って、或る無線端末装置において所定のモードへの切替指示が受け付けられた場合に、当該無線端末装置或いはその近傍を撮影した画像が通常とは異なる態様で画面に表示されることにより、例えば、緊急事態が発生した無線端末装置が存在する領域の画像を表示して人々に注意を喚起させることができる。
ここで、所定の場所としては、種々な場所が用いられてもよく、例えば、空港や、様々な施設などを用いることができる。
また、所定の場所における領域としては、種々な領域が用いられてもよく、例えば、所定の場所の中の様々な領域を用いることができる。
また、複数の撮影手段の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、撮影手段により撮影された画像を画面に表示出力する態様としては、例えば、1つの撮影手段により撮影された画像を1画面に表示出力する態様が用いられてもよく、或いは、2つ以上の撮影手段により撮影された画像を1画面に表示出力する態様が用いられてもよい。
また、或る無線端末装置或いはその近傍を撮影しているとみなされる撮影手段を特定する手法としては、種々な手法が用いられてもよく、例えば、位置或いは領域或いは基地局装置を示す情報と撮影手段との対応付けを記憶しておいて、当該無線端末装置の位置或いは領域或いは収容される基地局装置を特定する情報を取得して、当該情報に対応する撮影手段を特定する手法などを用いることができる。
また、撮影画像表示制御手段は、例えば、撮影手段特定手段により特定された撮影手段により撮像された画像が画面に表示出力されていない場合には当該画像を画面に表示出力させることや、撮影手段特定手段により特定された撮影手段により撮像された画像を通常とは異なる態様で画面に表示出力させることを行う。
また、画像を通常とは異なる態様で画面に表示出力する場合における当該態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、画像に所定のマークを付けて表示出力する態様や、画像を表示出力するに際して所定の光や所定の音を出力する態様や、画像を通常と比べて大きな画面領域を用いて表示出力する態様などを用いることができる。
(第9)ホットマイク機能を有する無線端末装置において、音声を入力する音声入力手段(音声入力部)(41)と、外部画像収集装置(94)と接続して当該外部画像収集装置からの画像データを入力する画像データ入力手段(画像データ入力部)(96)と、アンテナ(71)を用いて信号を無線通信する無線通信処理手段(無線通信処理部)(46)と、前記無線通信処理手段により無線通信動作を行う無線通信モードからホットマイク動作を行うホットマイクモードへ切り替える指示を受け付けるモード切替指示受付手段(モード切替指示受付部)(49、85)と、前記モード切替指示受付手段によりホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、他の通信装置と接続して、前記音声入力手段から入力される音声信号を前記無線通信処理手段により当該他の通信装置に対して送信することを常時行うとともに、前記画像データ入力手段により入力される画像データを前記無線通信処理手段により当該他の通信装置に対して送信することを常時行うホットマイク動作手段(ホットマイク動作部)(86、91)と、を備える。
一例に係る無線端末装置では、ホットマイク機能を有する構成において、次のような処理を行う。
すなわち、音声入力手段が、音声信号を入力する。外部画像収集装置接続手段が、外部の画像収集装置と接続する。画像データ入力手段が、外部画像収集装置接続手段により接続された外部の画像収集装置から出力される画像のデータを入力する。無線通信処理手段が、アンテナを用いて信号を無線により通信する。
また、モード切替指示受付手段が、前記無線通信処理手段により無線通信動作を行う無線通信モードからホットマイク動作を行うホットマイクモードへ切り替える指示を受け付ける。ホットマイク動作手段が、前記モード切替指示受付手段によりホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、他の所定の通信装置と通信接続して、前記音声入力手段から入力される音声信号を前記無線通信処理手段により当該他の所定の通信装置に対して送信することを常時行うとともに、前記画像データ入力手段により入力される画像のデータを前記無線通信処理手段により当該他の所定の通信装置に対して送信することを常時行う。
従って、無線端末装置では、無線通信モードからホットマイクモードへ切り替えるための指示を受け付けると、音声を常時入力して当該音声を他の所定の通信装置に対して常時送信することが行われるとともに、画像のデータを常時入力して当該画像のデータを他の所定の通信装置に対して常時送信することが行われるため、使用者(ユーザ)は当該無線端末装置を通して他の所定の通信装置へ音声や画像を常時伝えることができ、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させることができる。
ここで、画像収集装置としては、種々な装置が用いられてもよく、例えば、画像を撮影するカメラなどを用いることができる。
また、外部画像収集装置接続手段としては、例えば、外部の画像収集装置と無線端末装置とを接続するための端子などを用いて構成することができる。
また、画像データ入力手段としては、例えば、外部の画像収集装置との間のインタフェースなどを用いて構成することができる。
また、ホットマイクモードへ切り替えられた場合に画像データを常時送信する動作を行うための契機としては、例えば、ホットマイクモードへの切替指示が受け付けられたことや、或いは、ホットマイクモードへの切替指示が受け付けられて且つ外部画像収集装置接続手段により外部の画像収集装置と接続されていることが検出されたことや、或いは、ホットマイクモードへの切替指示が受け付けられた後に外部画像収集装置接続手段により外部の画像収集装置と接続されたことが検出されたことなどを用いることができる。
なお、他の構成例として、外部の画像収集装置ではなく、無線端末装置に備えられた内部のカメラ機能などの画像収集機能により取得される画像のデータをホットマイクモード時に通信相手に対して常時送信するような構成とすることも可能である。
他の例に係る無線通信システムでは、無線端末装置と基地局装置とが無線により通信する構成において、前記無線端末装置は、次のような処理を行う。
すなわち、前記無線端末装置では、音声入力手段が、音声信号を入力する。無線通信処理手段が、アンテナを用いて信号を無線により通信する。
また、前記無線端末装置では、モード切替指示受付手段が、前記無線通信処理手段により無線通信動作を行う無線通信モード(例えば、通常の無線通信モード)から、ホットマイク動作を行うホットマイクモードへ切り替える指示を受け付ける。ホットマイク動作手段が、前記モード切替指示受付手段によりホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、他の所定の通信装置と通信接続して、前記音声入力手段から入力される音声信号を前記無線通信処理手段により当該他の所定の通信装置に対して送信することを常時行う。
従って、無線端末装置では、無線通信モードからホットマイクモードへ切り替えるための指示を受け付けると、音声を常時入力して当該音声を他の所定の通信装置に対して常時送信することが行われるため、使用者(ユーザ)は当該無線端末装置を通して他の所定の通信装置へ音声を常時伝えることができ、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させることができる。
ここで、音声入力手段としては、例えば、マイク、或いは、外部のマイクから音声信号を入力する回路を用いて構成することができる。
また、無線通信処理手段による無線通信処理としては、種々な処理が用いられてもよい。
また、モード切替指示受付手段としては、例えば、ユーザにより操作されるキーやボタンなどを用いて構成することができる。
また、モード切替指示受付手段としては、例えば、ホットマイクモードへ切り替えるための専用のキーやボタンなどから構成されてもよく、或いは、無線通信モードとホットマイクモードを含む複数のモードを順番に切り替えるキーやボタンなどから構成されてもよい。
また、ホットマイクモードが設定された無線端末装置が通信接続される他の所定の通信装置としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、他の無線端末装置や、管理側の通信装置などを用いることができる。
(第10)前記(第1)の無線通信システムにおいて、前記別の所定のモードは、拡声器動作を行う拡声モードか又はホットマイク動作を行うホットマイクモードである。
従って、拡声モードやホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた無線端末装置から、その旨を示す情報を、他の通信装置に対して通知することなどができる。
(第11)無線端末装置による通信方法では、無線通信動作を行う無線通信モードから別の所定の動作を行う所定のモードへ切り替える指示を受け取るステップ(106)と、前記所定のモードへ切り替える指示の受け取りに応答して、通信先の通信装置を特定する情報を前記無線端末装置の通信先特定情報記憶部(91)より読み出すステップ(400)と、読み出した特定する情報を関連する基地局装置側に送信するステップ(402)と、通信すべきデータを送信するステップ(202)と、を有する。
(第12)グループ先への送信に関する構成である。前記(第11)の通信方法において、前記所定のモードはホットマイクモードを含む。前記通信先特定情報記憶手段には、ホットマイクモード時の接続先として予め選択された複数の無線端末装置を特定する情報が接続先グループIDとして登録されていて、前記ホットマイクモードの起動に応答して、前記接続先グループIDが前記通信先特定情報記憶手段から読み出される。前記無線端末装置(単数)は、前記接続先グループに所属するか或いは所属しない。
(第13)前記(第11)の通信方法において、前記接続先グループIDは管理側装置で受け取られ、任意の付加接続先無線端末装置を特定するグループIDが付加されて、前記ホットマイクモード時の接続先として前記管理側装置から関連する基地局装置に送出される(410)。
(第14)GPSを用いた構成である。前記(第13)の通信方法において、前記任意の付加接続先無線端末装置のグループは、GPSを用いて選択された、ホットマイクモードが設定された無線端末装置の位置と所定の位置関係にある無線端末装置を含む。
(第15)無線により通信する無線端末装置において、音響入力を音声信号に変換する第1の変換手段(第1のトランスデューサ)(41)と、前記音声信号を増幅する第1の増幅器(61)と、前記第1の増幅器の出力信号を送信処理してアンテナ(71)から無線により送信する送信処理手段(送信処理部)(44、45、46)と、前記アンテナにより受信された信号を受信処理する受信処理手段(受信処理部)(46、45、44)と、前記受信処理手段の出力信号を増幅する第2の増幅器(62)と、前記第2の増幅器の出力信号を音響出力に変換する第2の変換手段(第2のトランスデューサ)(42)と、前記送信処理手段及び前記受信処理手段により無線通信動作を行う無線通信モードから前記第2の変換手段を利用して拡声動作を行う拡声モードへ切り替える指示を受け付けるモード切替指示受付手段(モード切替指示受付部)(49、85)と、前記拡声モードへ切り替える指示の受付に応答して前記第1の変換手段への前記音響入力が前記第1の増幅器及び前記第2の増幅器により増幅されて前記第2の変換手段から音響出力として発せられるように信号経路を切り替える信号経路切替手段(信号経路切替部)(48)と、前記拡声モードへ切り替える指示の受付に応答して前記第2の増幅器の利得を増加させる利得増加指示手段(利得増加指示部)(50、77)と、を備える。
一例に係る無線通信システムでは、無線端末装置と基地局装置とが無線により通信する構成において、前記無線端末装置は、次のような処理を行う。
すなわち、前記無線端末装置では、音声入力手段が、音声信号を入力する。音声出力手段が、音声信号を出力する。出力音声信号増幅手段が、前記音声出力手段から出力する対象となる音声信号を増幅する。無線送信処理手段が、前記音声入力手段から入力された音声信号を送信処理してアンテナから無線により送信する。無線受信処理手段が、アンテナにより無線受信された音声信号を受信処理して前記出力音声信号増幅手段により増幅して前記音声出力手段から出力する。
また、前記無線端末装置では、モード切替指示受付手段が、前記無線送信処理手段及び前記無線受信処理手段により無線通信動作を行う無線通信モード(例えば、通常の無線通信モード)から、拡声器動作を行う拡声モードへ切り替える指示を受け付ける。信号経路切替手段が、前記モード切替指示受付手段により拡声モードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、前記音声入力手段から入力される音声信号が前記出力音声信号増幅手段により増幅されて前記音声出力手段から出力されるように、信号経路を切り替える。出力増幅利得増加手段が、前記モード切替指示受付手段により拡声モードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、前記出力音声信号増幅手段により音声信号を増幅する利得を増加させる。
従って、無線端末装置では、無線通信モードから拡声モードへ切り替えるための指示を受け付けると、入力される音声信号を比較的に高い利得で増幅して出力するように制御されるため、使用者(ユーザ)は当該無線端末装置を拡声器として使用することができ、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させることができる。
ここで、音声入力手段としては、例えば、マイク、或いは、外部のマイクから音声信号を入力する回路を用いて構成することができる。
また、音声出力手段としては、例えば、スピーカ、或いは、外部のスピーカへ音声信号を出力する回路を用いて構成することができる。
また、出力音声信号増幅手段としては、例えば、増幅器を用いて構成することができ、一例として、利得を変化させることが可能な可変利得増幅器を用いて構成することができる。
また、無線送信処理手段による送信処理としては、符号化処理や変調処理やレベル制御処理などの種々な処理が用いられてもよい。
また、無線受信処理手段による受信処理としてはレベル制御処理や復調処理や復号化処理などの種々な処理が用いられてもよい。
また、モード切替指示受付手段としては、例えば、ユーザにより操作されるキーやボタンなどを用いて構成することができる。
また、モード切替指示受付手段としては、例えば、拡声モードへ切り替えるための専用のキーやボタンなどから構成されてもよく、或いは、無線通信モードと拡声モードを含む複数のモードを順番に切り替えるキーやボタンなどから構成されてもよい。
また、信号経路切替手段としては、例えば、信号経路の接続の状態を切り替えるスイッチを用いて構成することができる。
また、出力増幅利得増加手段は、例えば、無線通信モードが設定された状態における利得と比べて高い利得、或いは、拡声モードへ切り替えられた際に設定されていた利得と比べて高い利得へ、出力音声信号増幅手段の利得を増加させる。
以上説明したように、本発明に係る無線通信システムなどによると、無線端末装置では、無線通信モードから所定のモードへ切り替えるための指示を受け付けると、その旨を示す情報が無線により送信されるため、これにより、他の通信装置に対して当該情報を通知することができ、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させることができる。
また、本発明に係る無線通信システムなどによると、無線端末装置では、無線通信モードからホットマイクモードへ切り替えるための指示を受け付けると、音声や画像を常時入力して当該音声や当該画像を他の所定の通信装置に対して常時送信することが行われるため、使用者(ユーザ)は当該無線端末装置を通して他の所定の通信装置へ音声や画像を常時伝えることができ、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させることができる。
また、本発明に係る無線通信システムなどによると、無線端末装置では、無線通信モードから拡声モードへ切り替えるための指示を受け付けると、入力される音声信号を比較的に高い利得で増幅して出力するように制御されるため、使用者(ユーザ)は当該無線端末装置を拡声器として使用することができ、空港などにおける無線端末装置の使い勝手を向上させることができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。なお、同様な部材には同様な参照符号を付す。
本発明の第1実施例を説明する。
図1には、本発明の一実施例による空港内デジタル移動通信システムの構成例を示してある。
本空港内デジタル移動通信システムには、移動可能な携帯型の無線端末装置1と、移動可能な車載型の無線端末装置2と、複数の基地局装置(無線機)11、12と、インタフェース装置13と、回線制御装置14と、有線端末接続装置15と、複数の有線端末装置21、22と、グループ設定端末装置23と、運用管理装置24と、監視カメラ装置31が備えられている。
ここで、基地局装置11、12は、インタフェース装置13と接続されている。また、インタフェース装置13と回線制御装置14と有線端末接続装置15は、互いに接続されている。複数の有線端末装置21、22は有線端末接続装置15と接続されており、グループ設定端末装置23と運用管理装置24と監視カメラ装置31は回線制御装置14と接続されている。
なお、システムの構成としては、本例に限られず、種々なものが用いられてもよく、例えば、無線端末装置1、2の数や、基地局装置11、12の数としては、種々な数が用いられてもよい。
本空港内デジタル移動通信システムにおいて行われる概略的な動作の一例を示す。
各基地局装置11、12は、自己の通信可能領域(サービスエリア)に存在する無線端末装置1、2を管理し、当該無線端末装置1、2との間で無線により通信する。
各基地局装置11、12は、インタフェース装置13を介して、回線制御装置14や有線端末接続装置15との間で通信する。
各有線端末装置21、22は、有線端末接続装置15を介して、回線制御装置14などとの間で通信する。
グループ設定端末装置23の主たる機能は、各無線端末装置1、2の端末IDと当該無線端末装置1、2が属するグループのIDの設定を行うことである。グループ設定端末装置23は、限定はされないが、例えば回線制御装置14と取り外し可能且つ独立に動作可能に構成されて、設定しようとする無線端末装置2が例えば車載型である場合、当該車両までグループ設定端末装置23を移動して車両内で当該無線端末装置2と電気的に結合して必要な設定を行うようにすると好都合である。設定内容は、設定終了後、グループ設定端末23を再度回線制御装置14に接続することにより回線制御装置14を介して運用管理装置24に渡される。設定内容は、端末IDやグループIDに限らず、該当する無線端末装置1、2がグループの責任者用のものである等、任意の項目を含めてもよい。
運用管理装置24は、例えば管理センタに設置されており、システムの運用における種々な管理を行う。
監視カメラ装置31は、所定の場所の画像を撮像し、撮像した画像を運用管理装置24などに対して送信する。
また、本実施例に係る空港内デジタル移動通信システムでは、例えば、航空機のパイロットや、他の乗務員(フライトアテンダント)や、航空機の整備員(グランドクルー)や、事務員などの全ての空港勤務者が無線端末装置(例えば、無線端末装置1)を所持しており、空港の業務で使用される自動車などの全ての乗り物が無線端末装置(例えば、無線端末装置2)を搭載している。そして、例えば、管理センタに存在する管理者と外部の勤務者との間などのように、任意の勤務者の間で、無線端末装置1、2により通話することが可能である。
また、本空港内デジタル移動通信システムでは、例えば、航空機のパイロットや、他の乗務員や、航空機の整備員や、事務員などの任意のグループ分けが為される。そして、任意のグループを指定して、上位の装置から所定のグループに属する全ての無線端末装置1、2に対して一斉配信することや、通常の端末装置から所定のグループに属する全ての無線端末装置1、2に対して一斉配信することなどが可能である。このようなグループ分けを設定したり管理するのが運用管理装置24である。
図6に言及して運用管理装置24の構成例を説明する。
図6は運用管理装置24の構成例を示す。
運用管理装置24では、表示部240と操作部242とメモリ244とが制御部246に接続され、操作部242から設定したグルーピングデータがインタフェース(I/F)248を介して回線制御装置14に渡される。メモリ244には、例えば、基地局毎の或いは全ての基地局を含む地理的エリアの地図情報と、GPS情報(各無線端末装置1、2のIDと位置等)等からなる地図関連データが格納されている。メモリ244には、更に、無線端末データが格納されている。この無線端末データは無線端末装置1、2のグループID(便宜上GIDと呼ぶことにする)と各無線端末装置1、2のID(便宜上TIDと呼ぶことにする)からなり、例えば、各グループ毎にそのグループIDとそこに所属する無線端末装置1、2のIDが対応付けられて記憶されている。メモリ244内のRAMにおいては通話状態が管理されていて、図示の例では、現在、TIDxxとTIDyyとに関して通話に関する状態フラグが“1”であり、それらの無線端末装置間が通話中であることを示す。また、TIDzzとGIDxxとの間でホットマイクに関する状態フラグが“1”であり、ホットマイクモードの通話中であることを示す。拡声モードの有無に関しても状態フラグで示される。
表示部240は、制御部246により制御されて、複数の監視カメラ装置31からの画像を例えば図4に言及して後述するように同一画面上に分割表示する。表示部240は、また、必要に応じてメモリ244の内容を表示したり、基地局装置11、12を介して無線端末装置1、2から接続要求が送られてきたとき、当該無線端末装置1、2のIDや送信先IDを表示したり、後述の送信先の拡張をする際に使うGUI画面を表示したりする。なお、送信先の拡張はGUI画面に限定されるものではなく、運用管理装置24に拡張グループの選択ボタンを専用に設ける等々、任意の仕方で実現すればよい。メモリ244には上述のデータに加え、本移動通信システムの運用に必要な基地局装置11、12のセクタ構成などの様々な情報を記憶することができる。
本空港内デジタル移動通信システムによれば、運用管理装置24に格納された地図関連データ、GPSや基地局装置11、12のセクタ構成などを用いて、それぞれの無線端末装置1、2が存在する場所(位置)を特定することが可能である。
本発明の第2実施例を説明する。
図2には、本発明の第2の実施例による、デジタル移動無線通信を行う無線端末装置(例えば、図1に示される無線端末装置1、2)の構成例を示してある。
本無線端末装置は、マイク(音響電気トランスデューサ)を有するマイク部41と、スピーカ(電気音響トランスデューサ)を有するスピーカ部42と、オーディオ部43と、コーデック部44と、ベースバンド部45と、無線部46と、操作/表示部47と、スイッチ48と、モード設定部49と、制御部50を備えている。
また、オーディオ部43は入力アンプ(増幅器)61及び出力アンプ(増幅器)62を有しており、コーデック部44は符号化部63及び復号化部64を有しており、ベースバンド部45は変調部65及び復調部66を有しており、無線部46はシンセサイザ部67と変調器68と電力増幅器69と送受共用器70とアンテナ71と受信無線部72と復調器73を有している。
また、制御部50は、オーディオ部43やコーデック部44やベースバンド部45や無線部46や操作/表示部47やスイッチ48と接続されて、これらの動作を管理する機能を有している。
また、制御部50の信号路77は、拡声モード時に、出力アンプ62の増幅利得の増加を指示する利得切替信号を出力アンプ62に供給する。
なお、スイッチ48としては、本例では、入力アンプ61の出力と出力アンプ62の入力との間に挿入されるように図示されているが、代わりに、点線で図示したように、符号化部63の出力と復号化部64の入力との間に挿入してもよい。
本例では、制御部50は、操作/表示部47のマンマシンインタフェースに係わる制御を管理する機能を有している。
制御部50に接続されたメモリ75は本無線端末装置の動作に必要な各種の情報を記憶している。例えば、メモリ75の一部は通信先を特定する情報の記憶のために割り当てられている。例えば、拡声モードへ切り替える指示が受け付けられた場合に、その旨を示す情報を通知する先となる通信装置を特定する情報と、ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合にその旨を示す情報を通知する先となる通信装置を特定する情報と、ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合に常時接続する相手となる通信装置を特定する情報とが必要に応じて記憶されている。代替として、これらの情報は基地局装置側に設定しておいてもよい。
本無線端末装置により行われる動作の一例を示す。
まず、本無線端末装置により行われる送信処理の一例を示す。
音声信号を無線信号として送信する場合には、マイク部41から出力された音声信号が、オーディオ部43の入力アンプ61で増幅された後に、コーデック部44の符号化部63に入力されて、当該符号化部63で音声の符号化処理及びチャネルコーデックに係わる符号化処理が施される。これらの符号化が施された音声信号は、ベースバンド部45の変調部65において所定の変調方式に従って変調されて送信ベースバンド信号へ変換されて、無線部46の変調器68に入力される。変調器68では、シンセサイザ部67から出力される搬送波を入力して、当該搬送波によって変調部65からの入力信号を所定の無線周波数の信号へアップコンバートした無線周波数信号を出力する。その後、当該無線周波数信号は、電力増幅器69で所定の送信電力の信号に増幅されて、送受共用器70を介してアンテナ71から無線送信される。
次に、本例の無線端末装置により行われる受信処理の一例を示す。
無線信号を受信して音声を出力する場合には、アンテナ71から入力された無線周波数信号が、無線部46の送受共用器70を介して受信無線部72に入力されて増幅された後に、復調器73に入力される。復調器73では、シンセサイザ部67から出力される搬送波を入力して、当該搬送波によって受信無線部72からの入力信号をダウンコンバートして受信ベースバンド信号へ変換して出力する。当該受信ベースバンド信号は、ベースバンド部45の復調部66において所定の復調方式に従って復調され、これにより受信信号が再生される。その後、当該受信信号について、コーデック部44の復号化部64でチャネルコーデックに係わる復号化処理及び音声信号の復号化処理が施されて音声信号が出力され、当該音声信号がオーディオ部43の出力アンプ62を介してスピーカ部42に入力されることで、当該スピーカ部42から当該音声信号に対応した音声が出力される。
次に、本例の無線端末装置により行われるオーディオ部43のテスト処理の一例を示す。
本例の無線端末装置では、生産工場においてオーディオ部43の動作テストを行なうために、オーディオ部43とコーデック部44との間に、信号のループバック用のスイッチ48が設けられている。
オーディオ部43の動作テスト時には、制御部50がスイッチ48をオンにして、当該スイッチ48を介して入力アンプ61と出力アンプ62とが接続される状態とする。テスト用の信号がマイク部41から入力されると、入力信号は、入力アンプ43、スイッチ48、出力アンプ62の経路を経てスピーカ部42から出力されるようにループバックされる。
テスト時には、例えば、規定のレベルを有する単一トーンの信号を出力する信号発生器をマイク部41に接続して、当該信号発生器から出力される信号をテスト信号としてオーディオ部43の入力アンプ61に入力し、スイッチ48及び出力アンプ62を介してループバックされてスピーカ部42へ出力された信号のレベルをレベル計を使って評価することにより、オーディオ部43の良否を判定することができる。なお、スイッチ48をコーデック部44とベースバンド部45との間(即ち、符号化部63の出力と復号化部64の入力との間)に設けた場合は、コーデック部44を含むオーディオ部43の良否が判定される。
次に、本無線端末装置により行われる拡声モードによる処理の一例を示す。
本無線端末装置は、例えば上記した送信処理や受信処理といった通常の無線通信の動作を行う無線通信モード(以下、「通常モード」と呼ぶ)と、拡声器としての動作を行う拡声モードを有している。
モード設定部49は、例えば、本例の無線端末装置の使用者(ユーザ)により操作されるキーやボタンなどから構成されており、ユーザによる操作により任意のモードを指定することが可能であり、指定されたモードを示す情報(モード情報)を操作/表示部47を介して制御部50へ出力する。
本無線端末装置を通常の無線通信の動作で使用する場合にはユーザは通常モードを設定し、本無線端末装置を拡声器の動作で使用する場合にはユーザは拡声モードを設定する。
ここで、通常モードが設定された場合には、制御部50がスイッチ48をオフにして、オーディオ部43の入力アンプ61と出力アンプ62とが接続されずに当該入力アンプ61がコーデック部44の符号化部63と接続され且つ当該出力アンプ62がコーデック部44の復号化部64と接続される状態とする。
また、操作/表示部47は、ユーザにより操作されるキーやボタンなどから構成される操作部と、ユーザに対して情報を画面に表示出力する表示部を有している。なお、モード設定部49は、例えば、操作/表示部47とは独立して備えられてもよく、或いは、操作/表示部47と一体化してもよい。
拡声モード時の処理のフローチャートを示す図7(a)に言及して、拡声モード時における制御部50の動作を説明する。図7(b)は、拡声モード時における管理装置側の処理の概略を示すフローチャートである。
モード設定部49が操作されて拡声モードが設定された場合には、拡声モードが指定されたことを示すモード情報が制御部50に入力される。すると、制御部50は、まず、拡声モードであることを示すシンボル又は文字列を操作/表示部47に表示すると共に、拡声モードが設定されたことを基地局装置11、12を介して運用管理装置24に通知し(ステップ300)、次いで、コーデック部44とベースバンド部45と無線部46の動作を停止させ、また、ループバック用のスイッチ48をオンに切り替えてオーディオ部43の入力アンプ61と出力アンプ62とが接続される状態とし(ステップ302)、制御部50は、次いで、信号路77を介してオーディオ部43の出力アンプ62の利得(ゲイン)を増加させるように当該オーディオ部43を制御する(ステップ304)。この結果、本無線端末装置では、ユーザが拡声モードを設定すると、マイク部41から入力された音声信号が、入力アンプ61及びスイッチ48を介して出力アンプ62に入力されて、当該出力アンプ62で増幅された後にスピーカ部42へ出力されることにより、当該スピーカ部42から通常の出力レベルより拡声された音声が出力される。そして、その後、拡声モードの終了が判定されると(ステップ306)、本無線端末装置上の表示や各種設定を通常の設定に戻す(ステップ308)。
図7(b)において、運用管理装置24では、各無線端末装置の通話状態を監視していて(ステップ310)、拡声モードの設定(モード切替情報)を受信すると、所定の通知先無線端末装置へ拡声モードの設定があったこと(モード切替情報を受信したこと)を通知する(ステップ312)と共に、運用管理装置24内のRAM内の当該無線端末装置の拡声モードに関する状態フラグを例えば“1”に設定する。当該無線端末装置の拡声モードの終了を検出すると、状態フラグを例えば“0”に設定して、拡声モードの設定を解除する。
例えば、無線通信システムにおいて、基地局装置或いは管理側装置は、モード切替情報送信部から送信されたモード切替情報を受信して、モード切替情報の受信を通知先の無線端末装置に対して通知するモード切替通知部を有する。
なお、上記説明は、本無線端末装置に標準装備されたマイク部41のマイク及びスピーカ部42のスピーカを使用した場合について行ったが、例えば、マイク部41に外部マイクを接続することや、スピーカ部42に外部スピーカを接続することにより、拡声器としての使い勝手を更に向上させることも可能である。
また、例えば、拡声モードが設定された状態では、無線端末装置に備えられた操作/表示部47が有する各種の操作部分のうちの所定の操作部分の操作に応じて制御部50がオーディオ部43の出力アンプ62の利得を制御してスピーカ部42からの出力レベルを可変に調整するボリューム機能を設けることもできる。
以上のように、本無線端末装置では、マイク部41と、スピーカ部42と、マイク部41及びスピーカ部42とのインタフェース機能を有するアンプ回路(入力アンプ61及び出力アンプ62)から構成されるオーディオ部43と、マイク部41からの入力信号をスピーカ部42へループバックするためのスイッチ48を具備しており、更に、無線通信動作と拡声器動作とを切り替えるためのモード設定部49を備え、拡声モード時には、ループバック用のスイッチ48をオンにして、出力アンプ62の利得を増加させるように制御する。
本無線端末装置では、例えば、通常は、管理センタに存在する管理者により操作される通信装置或いは他の無線端末装置などと通話を行う無線通信モード(通常モード)であり、特定モード設定部49の操作により拡声モードへ切り替えられると、マイク部41からの入力音声をスピーカ部42から出力するようにスイッチ48が切り替えられて、マイク部41からの入力音声を拡声してスピーカ部42から音声出力する。本例では、オーディオ部43のテスト手段として内蔵されるループバック機能を利用して、無線端末装置のオーディオ部43を拡声機能として使用する。
従って、本例の無線端末装置では、当該無線端末装置をユーザにより拡声器として容易に利用することが可能となり、無線端末装置の機能及び使い勝手を向上させることができる。
本例では、生産工場における回路診断の目的で設けられるループバック機能を、実運用時においても利用することで、無線端末装置の機能及び使い勝手を向上させることができる。
特に、災害時における避難場所や、工事現場や、イベント会場などでは、無線通信を使用した情報伝達以外に周囲の人たちに情報を伝達する拡声器が必要となることから、無線通信機能と拡声機能との両方を1台の装置で実現することは効果的である。また、例えば、空港などのような騒音環境下において、無線端末装置を拡声器として使用して、非常時における乗客の誘導などを行うと効果的である。また、例えば、安全性や緊急性を要する場合に適用すると効果的である。
なお、本例の無線端末装置では、マイク部41の機能により音声入力手段が構成されており、スピーカ部42の機能により音声出力手段が構成されており、出力アンプ62の機能により出力音声信号増幅手段が構成されており、オーディオ部43の機能やコーデック部44の機能やベースバンド部45の機能や無線部46の機能により無線送信処理手段や無線受信処理手段が構成されており、モード設定部49の機能によりモード切替指示受付手段が構成されており、制御部50の機能やスイッチ48の機能により信号経路切替手段が構成されており、制御部50の機能や信号経路77により出力増幅利得増加指示手段が構成されている。
本発明の第3実施例を説明する。
図3(a)には、本実施例による無線端末装置(例えば、図1に示される無線端末装置1、2)の概略的な構成例を示してある。
本無線端末装置は、アンテナ81と、通信処理部82と、マイク部83と、スピーカ部84と、特定モード設定スイッチ85と、制御部86を備えている。
通信処理部82は、アンテナ81を用いて信号を無線により送信や受信する機能を有している。
マイク部83は音声を入力する機能を有しており、スピーカ部84は音声を出力する機能を有している。
モード設定スイッチ85は、例えば、本無線端末装置の使用者(ユーザ)により操作されるスイッチから構成されており、ユーザによる操作により複数のモードの内の所望のモードを指定することが可能であり、指定されたモードを示す情報(モード情報)を制御部86へ出力する。
ここで、本実施例では、モード設定スイッチ85の操作により、通常モード(通常の無線通信の動作を行う無線通信モード)と、拡声器としての動作を行う拡声モードと、ホットマイクとしての動作を行うホットマイクモードのいずれかのモードを設定することが可能である。なお、通常モードと拡声モードとしては、例えば、上記第2実施例で述べたのと同様なモードが用いられる。
また、モード設定スイッチ85としては、例えば、操作されると通常モードと拡声モードとホットマイクモードを順番(順番は任意)に切り替えていくようなスイッチが用いられてもよく、或いは、個々のモードに対して専用のスイッチが設けられて特定のスイッチが操作されると対応するモードへ切り替えられるような態様が用いられてもよい。一例として、ホットマイクモードに専用のスイッチを設けると、当該スイッチの操作により、ホットマイクモードへ切り替えられる。
制御部86は、各種の処理や制御を行う機能を有しており、例えば、モード設定スイッチ85から入力されるモード情報に応じて、当該モード情報により示されるモードへ切り替える処理を行う。また、運用管理端末側からモードが指定されてきたときも指定されたモードへ切り替える。
図8は本実施例の無線端末装置の制御部86の動作例を表わすフローチャートを示し、この図に言及して本無線端末装置におけるモード判定/設定動作について説明する。
まず、モード指定の有無が判定される(ステップ100)。モード指定が無い場合は通常モードであると看做し、通常モードが起動され通常の無線通信が実行される(ステップ102)。何等かのモード指定があった場合は、モード設定スイッチ85の押下があったか否か判定される(ステップ104)。押下があった場合は、ホットマイクモードが設定されたか判定され(ステップ112)、設定された場合は無線端末装置はホットマイクモードに入る(ステップ114)。設定されていない場合は、拡声モードが設定されたか判定され(ステップ116)、設定された場合は、無線端末装置は拡声モードに入る(ステップ118)。一方、ステップ104においてモード設定スイッチ85の押下が無いと判定された場合は、関連する基地局装置を介して管理側の通信装置(例えば運用管理装置24)から送信されてきたモード切替情報を制御部86のモード切替情報受信部が受信する(ステップ106)。次いで、制御部86のモード設定部に受信したモード切替情報で指示されたモードを設定する(ステップ108)。制御部86のモード切替指示受付部は、モード設定部にアクセスしてモード切替の有無を調べる(ステップ110)。そして、設定されたモードがホットマイクモードであると判定されると(ステップ112)、無線端末装置はホットマイクモードに入る(ステップ114)。また、設定されたモードが拡声モードであると判定されると(ステップ116)、無線端末装置は拡声モードに入る(ステップ118)。
次に、ホットマイクモードについて図8、図9(a)、(b)、及び図3(a)、(b)に言及して説明する。なお、通常の無線通信モード(ステップ102)については一般の移動電話端末と同様であり、説明を省略する。
本無線端末装置は、例えば、ホットマイクモードを起動させるための専用のボタンスイッチをモード設定スイッチ85に備えている。そして、当該ボタンスイッチが押下されると、上述のように制御部86による制御により無線端末装置はホットマイクモード(ステップ114)に入り、基地局装置を介して他の所定の通信装置との通信接続状態を常時接続の状態とするとともに、マイク部83による音声入力状態をオンの状態に維持し、これにより、マイク部83により周囲の音を集音して当該音の信号を当該他の所定の通信装置に対して常時送信する。なお、本実施例では、例えば、当該他の所定の通信装置を特定する情報が、基地局装置或いは管理側の装置などに設定され、当該情報に基づいて本無線端末装置と常時接続する通信相手が決定される。
従って、本無線端末装置では、ホットマイクモード時において、常時、マイク部83のマイクから入力される音を所定の通信先に対して送信することが可能であり、無線端末装置の機能及び使い勝手を向上させることができる。
特に、空港における災害時や緊急時などには、他の人に常に情報を伝達するようなことが必要となり得ることから、無線通信機能とホットマイク機能との両方を1台の装置で実現することは効果的である。また、例えば、安全性や緊急性を要する場合に適用すると効果的である。
次に、本実施例の無線端末装置によるモード切替の通知処理について説明する。
本無線端末装置は、モード設定スイッチ85により拡声モードが設定された場合には、拡声モードが設定されたことを基地局装置(例えば、図1に示される基地局装置11あるいは12)に対して通知する或いは基地局装置を介して管理側の通信装置(例えば、図1に示される運用管理装置24)などに対して通知する。
また、本無線端末装置は、特定モード設定スイッチ85によりホットマイクモードが設定された場合には、ホットマイクモードの設定を基地局装置(例えば、図1に示される基地局装置11、12)に対して通知する或いは基地局装置を介して管理側の通信装置(例えば、図1に示される運用管理装置24)などに対して通知する。
基地局装置或いは管理装置側の通信装置は、所定モードの設定(モード切替情報)を受信すると、所定モードの設定を受信したことを所定の通知先の無線端末に通知する。
なお、ホットマイクモードが設定された無線端末装置が常時接続する接続先の通信装置と、当該設定があった旨が通知される通知先の通信装置とは、同一の通信装置であってもよく、或いは、異なる通信装置であってもよい。また、常時接続する接続先の通信装置が複数存在する場合には、設定があった旨が通知される通知先の通信装置は接続先の通信装置の一部と共通であってもよいし、或いは接続先の通信装置と全く異なっていてもよい。
図3(b)には、無線端末装置において所定モード(即ち、拡声モード或いはホットマイクモード)が設定された場合に基地局装置に対して無線送信される信号の一例を示してある。
当該信号には、通信の接続を要求する情報である接続要求情報と、所定モードが設定されたことを通知する情報である所定モード設定通知情報が含まれている。
本例では、所定モード設定通知情報としては、例えば、拡声モードが設定されたことを通知する情報や、ホットマイクモードが設定されたことを通知する情報が用いられ、或いは、例えば、拡声モードとホットマイクモードとを区別しないがいずれかが設定されたことを通知する情報が用いられてもよい。これらの情報はモード切替情報を構成する。
次に、本無線端末装置により行われる所定モードへの切替時における処理の具体例を説明する。
なお、本例では、所定モードとしては、通常の無線通信モードとは異なるモードである拡声モード及びホットマイクモードが用いられる。
本例では、無線端末装置において所定モードが設定された旨(所定モード設定通知情報)を通知する相手となる通信装置を特定する情報や、ホットマイクモード時に無線端末装置と常時接続する相手となる通信装置を特定する情報が、基地局装置や管理側の装置(例えば、図1に示される運用管理装置24)などにより管理される。
一例として、本無線端末装置は、所定のモードが設定された場合には、その旨を示す情報(所定モード設定通知情報)を基地局装置に対して無線送信し、該所定モード設定通知情報が当該基地局装置を介して管理センタに設置された通信装置に通知されて、所定モードの設定が当該管理センタの通信装置により把握され、また、当該管理センタの通信装置や報知装置により当該その事実が表示や音声などにより出力されて管理者により把握される。
また、一例として、所定のモードがホットマイクモードであり、本例の無線端末装置においてホットマイクモードが設定されたことが基地局装置或いは管理センタの通信装置などへ通知されると、当該基地局装置或いは当該管理センタの通信装置などは、常時接続の相手(他の所定の通信装置)を特定する情報に基づいて、本例の無線端末装置と他の所定の通信装置とを常時接続の状態とするように制御する。
図9(a)のフローチャートに言及して、ホットマイクモードが設定された場合の本無線端末装置の動作の一例を説明する。
ホットマイクモードが設定されると、まず、上述の接続要求情報やホットマイクモード設定通知情報(即ち、モード切替情報)を含む送信フレーム情報が組み立てられ、この送信フレーム情報が基地局装置へ或いは基地局装置を介して管理センタの通信装置などへ送信される(ステップ200)。次いで、送信すべき音声又はデータが所定の送信フレームに形成されて基地局装置へ送信される(ステップ202)。送信が終了するとホットマイクモードが終了する(ステップ204)。
ステップ200で組み立てられる送信フレーム情報は、(1)接続要求情報(通話要求、緊急度、送信元ID等)と、(2)ホットマイクモード設定通知情報(即ち、モード切替情報)と、(3)データ種別(音声/画像)を含む。
なお、上述のように、本実施例においては、ホットマイクモードにおける接続先情報(送信先ID等を含み、ホットマイクモード時に無線端末装置と常時接続する相手となる通信装置を特定する情報)が、基地局装置や管理側の装置(例えば、図1に示される運用管理装置24)などにより管理されている。また、この所定モードにおける送信先情報は例えば図1における運用管理装置24で送信先を必要に応じて操作者が設定したり変更したりすることができる。
図9(b)に言及して、ホットマイクモードが設定されたときにおける管理側の通信装置或いは基地局装置側の動作例について説明する。
運用管理装置24では、各無線端末装置の通話状態を監視していて(ステップ206)、ホットマイクモード設定通知情報(モード切替情報)を受信すると、所定の通知先無線端末装置へホットマイクモードの設定があったこと(モード切替情報を受信したこと)を通知する(ステップ208)と共に、運用管理装置24内のRAM内の当該無線端末装置のホットマイクモードに関する状態フラグを例えば“1”に設定する。管理側装置は、更に、運用管理装置24内に保持されている所定の接続先の無線端末装置との接続を関連する基地局装置に指示する(ステップ208)。当該無線端末装置のホットマイクモードの終了を検出すると、状態フラグを例えば“0”に設定して、ホットマイクモードの設定を解除する。
また、一例として、多数の人たちが集まるような場所で、一人の人により携帯等される無線端末装置において所定モードが設定されたことに応じて、その旨を当該無線端末装置が存在する位置に対して所定の関係にある領域に存在する他の無線端末装置の全て或いは一部に対して音声出力や画面表示やランプ点灯などにより報知する。当該所定の領域としては、例えば、所定のモードが設定された無線端末装置が存在するセクタと同一のセクタや、所定のモードが設定された無線端末装置が存在するセクタに隣接などする周囲の一つまたは複数のセクタや、所定のモードが設定された無線端末装置が収容される基地局装置の通信可能領域(サービスエリア)や、所定のモードが設定された無線端末装置が収容される基地局装置に隣接などする近傍の基地局装置の通信可能領域(サービスエリア)などを用いることができる。なお、例えば、いずれの基地局装置が近傍に存在するものであるかを特定する情報が予め設定されることにより、或いは、基地局装置の位置情報が取得されて近傍であるか否かを規定する距離の閾値との大小を比較することにより、近傍であるか否かが判定される。前者の場合などにおいて、例えば運用管理装置24が保持する地図情報とGPSを利用して得た各無線端末装置の位置とから近傍の基地局装置を特定するようにしてもよい。
また、一例として、所定の場所において、いずれの無線端末装置においても所定のモードが設定されていない場合には、複数の無線端末装置を予め設定されたグループ単位で管理して通信させ、また、いずれかの無線端末装置において所定のモードが設定された場合には、複数の無線端末装置を予め設定された領域(エリア)別に管理して通信させるようなことが可能である。
また、一例として、所定のモードが設定された旨を通知する情報を、ページングチャネル(PCH:Paging Channel)やページング制御チャネル(PCCH:Paging Control Channel)などを用いて通信することも可能である。
ここで、ホットマイクモード時における常時接続の相手としては、種々な態様を用いることができる。
例えば、ホットマイクモードが設定された無線端末装置と管理センタの通信装置(例えば運用管理装置24)とを常時接続させて、当該無線端末装置により収集される音を当該管理センタの通信装置により常時受信してスピーカから出力し、当該音をその管理者などにより聞くことができる。これは、例えば、当該管理センタの通信装置を特定する情報を、常時接続の相手を特定する情報として当該無線端末装置又は基地局装置又は運用管理装置24に設定することにより可能となる。
また、例えば、複数の無線端末装置を幾つかのグループに分けて、各グループに含まれる無線端末装置を特定する情報を記憶しておき、ホットマイクモードが設定された無線端末装置と所定のグループに含まれる他の無線端末装置とを常時接続させることができる。これは、例えば、当該所定のグループを特定する情報や当該所定のグループに含まれる無線端末装置を特定する情報を、常時接続の相手を特定する情報として当該無線端末装置又は基地局装置又は運用管理装置24に設定することにより可能となる。
例えば、グループ先への送信に関する構成として、無線端末装置において、所定のモードはホットマイクモードを含み、通信先特定情報記憶部には、ホットマイクモード時の接続先として予め選択された複数の無線端末装置を特定する情報が接続先グループIDとして登録されていて、ホットマイクモードの起動に応答して、接続先グループIDが通信先特定情報記憶部から読み出され、通信先特定情報送信部は接続先グループIDを関連する基地局装置に送信する。この場合、無線端末装置(単数)は、接続先グループに所属していてもよく、或いは所属していなくてもよい。
ここで、複数の無線端末装置を幾つかのグループに分ける場合の具体例を図10 に言及して説明する。
図10において、一つの空港には複数の航空会社A、B、C等が収容されていて、それぞれ例えば00−、01−、02−等の会社IDを有している。
各航空会社にはパイロット、フライトアテンダント、グランドクルー、事務員等が所属している。
例えば、航空会社Aのコックピットクルーは00−111−2345のIDを有する携帯無線端末装置を、フライトアテンダントは00−112−XXXXのIDを有する携帯無線端末装置を、グランドクルーは00−113−XXXXのIDを有する携帯無線端末装置を、保有している。航空会社Bのコックピットクルーは01−111−2345のIDを有する携帯無線端末装置を、フライトアテンダントは01−112−XXXXのIDを有する携帯無線端末装置を、グランドクルーは01−113−XXXXのIDを有する携帯無線端末装置を、有している。航空会社Cも同様である。
航空会社A、B、Cに属するこれらの携帯無線端末装置を航空会社のIDを用いて航空会社毎にグルーピングしたり、職種のIDを用いて航空会社A、B、Cを横断して職種毎にグルーピングしたりすることもできる。図10の破線部はフライトアテンダントの職種でグルーピングした場合の例を示す。
これらのグルーピングは前もって携帯無線端末装置、基地局装置、或いは運用管理装置24に設定することができる。或いは、必要に応じて管理側の運用管理装置24でリグルーピング(再グループ化)することができる。
また、例えば、ホットマイクモードが設定された無線端末装置と、当該無線端末装置を通信可能領域(サービスエリア)に収容する基地局装置により収容される他の全ての或いは一部の無線端末装置とを常時接続させることができる。この場合、例えば、当該基地局装置により収容される無線端末装置を特定する情報を、常時接続の相手を特定する情報として使用することが可能であり、或いは、基地局装置が収容する全ての無線端末装置に対する報知信号などによりホットマイクモードが設定された無線端末装置からの音情報を送信するような構成が用いられてもよい。
このような構成について、図11に言及して説明する。
図11は空港の一例を模式的に示す。
本例では、空港は第1ターミナルビルと、第2ターミナルビルと、滑走路と管制塔とからなり、第1ターミナルビルは地下1階と3つの地上階とからなり、例えば管制塔、第1ターミナルビル、滑走路の一部をサービスエリアとする基地局装置Aを備える。各階には複数の空港関係者がいてそれぞれ携帯無線端末装置を保有していて、第1ターミナルビル内の任意の無線端末装置を同ターミナルビル内の他の全ての或いは一部の無線端末装置と常時接続させることができる。基地局装置Bを備える第2ターミナルビルにおいても同様である。
また、例えば、ホットマイクモードが設定された無線端末装置と、当該無線端末装置を通信可能領域に収容する基地局装置及びその近傍に存在する基地局装置により収容される他の全ての或いは一部の無線端末装置とを常時接続させることができる。この場合、例えば、いずれの基地局装置が近傍に存在するものであるかを特定する情報が予め設定されることにより、或いは、基地局装置の位置情報が取得されて近傍であるか否かを規定する距離の閾値との大小を比較することにより、近傍であるか否かが判定される。例えば、図11において、第1ターミナルビル内の任意の無線端末装置を第1ターミナルビルの近傍の第2ターミナルビルの中の全部の或いは一部の無線端末装置と常時接続させることができる。
なお、本例の無線端末装置では、マイク部83の機能により音声入力手段が構成されており、通信処理部82の機能により無線通信処理手段が構成されており、所定モード設定スイッチ85の機能によりモード切替指示受付手段が構成されており、制御部86の機能やマイク部83の機能や通信処理部82の機能やアンテナ81の機能によりホットマイク動作手段が構成されている。
また、本例の無線端末装置では、制御部86の機能や通信処理部82の機能やアンテナ81の機能によりモード切替情報送信手段が構成されている。
また、本無線通信システムでは、基地局装置や管理側の通信装置などによりモード切替通知装置が構成されている。また、モード切替通知装置では、無線端末装置から送信される所定モードへの切替指示があった旨を示す情報を受信する機能によりモード切替情報受信手段が構成されており、当該情報を受信した場合に所定の情報を他の無線端末装置などに対して送信する機能によりモード切替情報送信手段が構成されている。
また、本無線通信システムでは、管理側の通信装置などによりモード切替報知装置が構成されている。また、モード切替報知装置では、無線端末装置から送信される特定のモードへの切替指示があった旨を示す情報を受信する機能によりモード切替情報受信手段が構成されており、当該情報を受信した場合に所定の情報を報知する機能によりモード切替情報報知手段が構成されている。
本発明の第4実施例を説明する。
本例では、空港などの所定の場所に設置された複数の監視カメラ装置(例えば、図1に示される監視カメラ装置31)のそれぞれにより画像が撮影されており、当該撮影された画像のデータが当該複数の監視カメラ装置から管理センタの通信装置(例えば、図1に示される運用管理装置24)へ送信される。管理センタに設置された当該通信装置或いはそれに接続された処理装置では、画像の情報を表示する画面を備えており、複数の監視カメラ装置から受信された画像の情報の全て或いは1つ以上の一部を画面に表示する。管理センタに存在する管理者などは、当該画面に表示される画像の情報を見て、空港などの所定の場所の種々な領域を監視することができる。
そして、本例では、空港などの所定の場所に存在するいずれかの無線端末装置において所定のモード(例えば、拡声モード或いはホットマイクモード)が設定されて、その旨が管理センタの通信装置に通知された場合には、当該管理センタの通信装置或いはそれに接続された処理装置は、所定のモードが設定された無線端末装置が存在する領域を撮影している監視カメラ装置から受信される画像情報を特定して、当該特定した画像情報が画面に表示されていないときには、当該画像情報を画面に表示させるように制御する。また、例えば、画面を複数に分割して2つ以上の監視カメラ装置からの画像情報を1画面で表示しているような場合には、当該特定した画像情報がいずれの画像情報であるかをマークや光や音などにより通知する。
図4には、管理センタの通信装置或いはそれに接続された処理装置の画面に表示される画像情報の一例を示してあり、1画面を4分割して1画面に4つの監視カメラ装置による画像情報を表示した場合の一例を示してある。
図4に示される例では、4つの画像情報のうちの左下の1つの画像情報に四角い枠マークが表示されており、当該枠マークが表示された左下の画像情報が所定のモードが設定された無線端末装置が存在する領域の画像情報であることが示されている。
例えば、無線通信システムにおいて、それぞれ異なる領域を撮影する複数の撮像装置と、当該撮像装置からの画像を同一画面上に表示する表示装置240と、モード切替情報が受信されたときに当該モード切替情報を送信した無線端末装置が存在する領域を撮像している撮像装置からの画像を他の撮像装置からの画像から区別可能な態様で画面上に表示させる画像制御部246を有する。
ここで、所定のモードが設定された無線端末装置が存在する領域を撮影している監視カメラ装置としては、例えば、基地局装置とその近傍に設置される監視カメラ装置とを予め対応付けて管理しておいて、当該無線端末装置を通信可能領域(サービスエリア)に収容する基地局装置(例えば、図1に示される基地局装置11、12)に対応付けられた監視カメラ装置を特定することができる。
なお、本例の無線通信システムでは、複数の監視カメラ装置(例えば、図1に示される監視カメラ装置31)により複数の撮像装置(撮影手段)が構成されており、監視側の通信装置などにより画像表示装置が構成されている。
また、この画像表示装置では、撮影された画像を画面に表示するための画像信号を出力する機能により画像表示信号出力手段が構成され、無線端末装置から送信される所定のモードへの切替指示があった旨を示す情報を受信する機能によりモード切替情報受信手段が構成され、当該情報を受信した場合に関連する監視カメラ装置を特定する機能により撮像装置特定手段が構成され、当該特定した監視カメラ装置からの画像を特殊な態様(即ち、他の監視カメラ装置からの画像と区別できる態様)で表示させる機能により画像表示制御手段が構成されている。
本発明の第5実施例を説明する。
図5(a)は本実施例の無線端末装置(例えば、図1に示される無線端末装置1、2)の概略的な構成例を示す。
本無線端末装置は、例えば図3(a)に示される無線端末装置に備えられたものと同様な機能を有する処理部として、アンテナ81と、通信処理部82と、マイク部83と、スピーカ部84と、所定モード設定スイッチ85と、制御部86を備えており、更に、所定モード通信先メモリ91を備えている。
所定モード通信先メモリ91は、所定のモードが設定された場合に通信する先となる通信装置を特定する情報として、本実施例では、所定のモード(例えば、拡声モード或いはホットマイクモード)が設定された場合にその旨を通知する先となる通信装置を特定する情報と、ホットマイクモードが設定された場合に常時接続の相手となる通信装置を特定する情報の一方又は両方を記憶している。なお、本無線端末装置のモード設定スイッチ85或いは管理装置側からモード指定が発せられてから本無線端末装置が指定されたモードに移行するまでの処理は、図3(a)、(b)の実施例に関連して図8に言及して説明した通りであるため、ここでは説明を省略する。
図5(b)には、無線端末装置において所定のモードが設定された場合に基地局装置(例えば、図1に示される基地局装置11、12)に対して無線送信される信号の一例を示してある。
この信号には、通信の接続を要求する情報である接続要求情報と、所定のモードが設定された場合に通信する先となる通信装置を特定する情報である所定モード通信先情報と、所定のモードが設定されたことを通知する情報である所定モード設定通知情報が含まれている。
例えば、所定モード通信先情報として、所定のモード(例えば、拡声モード或いはホットマイクモード)が設定された場合にその旨を通知する先となる通信装置を特定する情報が含まれる場合には、基地局装置や回線制御装置(例えば、図1に示される回線制御装置14)などにより、当該情報により特定される通知先に対して、無線端末装置において所定のモードが設定された旨を通知する。
また、例えば、所定モード通信先情報として、ホットマイクモードが設定された場合に常時接続の相手となる通信装置を特定する情報が含まれる場合には、基地局装置や回線制御装置(例えば、図1に示される回線制御装置14)などにより、当該情報により特定される通信相手と、所定のモードが設定された無線端末装置とを常時接続させることが行われる。
図12のフローチャートに言及して、ホットマイクモードが設定された場合における本無線端末装置の動作の一例を説明する。
ホットマイクモードが設定されると、まず、ホットマイクモードにおける通信先情報として通信先の通信装置(1台又は複数台)の個別ID或いは送信先グループのグループIDが、操作/表示部47から入力されて通信先メモリ91に設定されるか、又は既に通信先メモリ91に記憶されている場合はそこから取得される(ステップ400)。
次に、上述の接続要求情報やホットマイクモード設定通知情報を含む送信フレーム情報が組み立てられ、この送信フレーム情報が基地局装置へ或いは基地局装置を介して管理センタの通信装置(例えば運用管理装置24)などへ送信される(ステップ402)。次いで、送信すべき音声又はデータが所定の送信フレームに形成されて基地局装置へ送信される(ステップ202)。送信が終了するとホットマイクモードが終了する(ステップ204)。
ここで、上記送信フレーム情報は、(1)接続要求情報(通話要求、緊急度、送信元ID等)と、(2)特定モード通信先情報(通信先ID等)と、(3)特定モード設定通知情報(“ホットマイク”)と、(4)データ種別(音声/画像)を含む。
管理側の動作は図9(b)に言及して説明した動作と基本的に同じであるが、図9(b)の場合と異なるのは、本実施例においては通知先及び接続先の無線端末装置の情報をホットマイクモードが設定された無線端末装置から受け取ることである。また、所定のモードとして拡声モードが設定された場合については、図3(a)、(b)の実施例に関連して説明した通りであり、ここでは説明を省略する。
なお、本無線端末装置では、モード設定スイッチ85の機能によりモード切替指示受付手段が構成されており、所定モード通信先メモリ91の機能により通信先特定情報記憶手段が構成されており、制御部86の機能や通信処理部82の機能やアンテナ81の機能によりモード通信先特定情報送信手段が構成されている。
本発明の第6実施例を説明する。
ホットマイクモードにおける通信先情報(送信先ID等を含み、ホットマイクモード時に無線端末装置と常時接続する相手となる通信装置を特定する情報)を管理側の装置(例えば、図1に示される運用管理装置24)などにより必要に応じて管理側の操作者が自在に再設定して通信先を拡張すること等が可能である。本実施例はこのことを可能とする。
本実施例では、ホットマイクモードが設定された無線端末装置に対して予め当該無線端末装置或いは基地局装置或いは管理側の通信装置(例えば運用管理装置)に設定された常時接続する相手となる通信装置に加えて、例えば管理側の操作者の判断で、特定の無線端末装置や特定の送信先グループを必要に応じて接続相手先として付加して設定すること即ちリグルーピングを可能とする。
これについて、図13(a)に言及して説明する。
無線端末装置においてその操作者がホットマイクモードを設定すると共に通信の緊急度も設定する(ステップ398)。ホットマイクモードが起動されると、通信先情報が通信先メモリ91から読み出され又は操作/表示部47から入力され(ステップ400)、次いで、送信フレーム情報が生成されて基地局装置側に送信される(ステップ402)。この送信フレーム情報は図12で説明した場合と同様の情報からなるが、接続要求情報に含まれる緊急度はホットマイクモード設定時に無線端末装置の操作者によって設定されたものとなる。
また、送信すべき音声又はデータが所定の送信フレームに形成されて基地局装置へ送信される(ステップ202)。送信が終了するとホットマイクモードが終了する(ステップ204)。
図13(b)に言及して、管理装置側の動作を説明する。
管理側の装置(例えば運用管理装置24)は、ホットマイクモード設定通知の受信を監視していて(ステップ404)、当該通知を受信すると、管理側の操作者は、基地局装置側で受信された接続要求情報及び所定通信先情報を考慮して通信先を拡大する(付加する)必要があるか否かを判断し、拡大する必要があればリグルーピングを指定し、付加して接続すべき1つ又は複数のグループのIDを運用管理装置24内のRAMに設定する。この設定は、運用管理装置24の図示しない画面上で実施するようにしてもよいし、或いは運用管理装置24上に予めグループの各々を指定する専用の入力ボタンを設けておく等、任意の方法で実施すればよい。更に、本移動通信システムがGPS機能を有している場合はホットマイクモードが設定された無線端末装置の位置と運用管理装置24のメモリに格納された地図情報からホットマイクモードが設定された無線端末装置の近辺の無線端末装置を特定し、特定した無線端末装置にも接続するようにしてもよい。
運用管理装置24は、リグルーピングの指定があるか否かを監視していて(ステップ406)、指定があった場合、基地局装置から受信した通信先ID又は通信先グループIDに上記付加(グループ)IDを加え(ステップ408)、それらの通信先IDを関連する基地局装置に送信して、基地局装置と通信先無線端末装置との無線接続を確立する(ステップ410)。そして、関連する基地局装置は通信先の無線端末装置にホットマイクモードが設定された無線端末装置から受け取った送信データを送信する。
例えば、接続先グループIDは管理側装置で受け取られ、任意の付加接続先無線端末装置を特定するグループIDが付加されて、ホットマイクモード時の接続先として管理側装置から関連する基地局装置に送出される。また、例えば、GPSを用いた構成として、任意の付加される接続先無線端末装置のグループは、GPSを用いて選択された、ホットマイクモードが設定された無線端末装置の位置と所定の位置関係にある無線端末装置を含む。
本発明の第7実施例を説明する。
本実施例を図14に言及して説明する。
図14は本実施例の監視カメラ機能を有した無線端末装置の構成例を示す。
本無線端末装置は、図2に示した無線端末装置の構成に、更に、画像インタフェース(画像データ入力部)96と画像復号化部98を加えて、画像の撮像、送信及び表示機能を持たせたものである。
即ち、図2の実施例の無線端末装置は、ホットマイク機能を有しているため、本実施例では、このホットマイク機能を利用して、例えば、画像符号化部を備えたカメラ等の画像収集装置94を本無線端末装置の画像インタフェース96に接続することにより、ホットマイクモード時に、リアルタイムな監視カメラ(ライブカメラ)として動作するようにしたものである。
具体的には、図2に示した無線端末装置のホットマイク機能では、ホットマイクモードにおいて、通信相手となる例えば運用管理装置などと常時接続して、マイクから入力(集音)される音声を通信相手に対して送信し続ける。本実施例の無線端末装置では、この送信し続けるという機能を利用して、ホットマイクモードにおいて、更に、カメラ等の画像収集装置94を画像インタフェース96に接続することにより、当該カメラ等により取得される画像データを本無線端末装置から通信相手に対して連続して送信することができ、よってライブカメラとして動作する。
このように、本実施例の無線端末装置では、ホットマイク機能を利用してライブカメラに応用することにより、無線端末装置の使い勝手を向上させることができる。
なお、本例の無線端末装置では、マイクの機能により音声入力手段が構成されており、外部のカメラ等により画像収集装置が構成されており、外部のカメラ等とインタフェースする機能により外部画像収集装置接続手段が構成されており、外部のカメラ等から画像データを入力する機能により画像データ入力手段が構成されており、アンテナを用いて無線通信する機能により無線通信処理手段が構成されており、ホットマイクモードへ切り替える指示を受け付ける機能によりモード切替指示受付手段が構成されており、ホットマイクモードが設定された場合に音声及び画像データを通信相手に対して常時送信し続ける機能によりホットマイク動作手段が構成されている。
ここで、本発明に係る無線通信システムや無線端末装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するため のプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。例えば、本発明は、マルチチャネルアクセス(MCA:Multi Channel Access)などの構内無線システムや、市町村などの公共の防災システムなどに適用することも可能である。
また、本発明に係る無線通信システムや無線端末装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の第1実施例に係る空港内デジタル移動通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る無線端末装置の構成例を示す図である。 (a)は本発明の第3実施例に係る無線端末装置の構成例を示す図であり、(b)は送信無線信号に含まれる情報の一例を示す図である。 本発明の第4実施例に係る管理センタにおける画面表示の一例を示す図である。 (a)は本発明の第5実施例に係る無線端末装置の構成例を示す図であり、(b)は送信無線信号に含まれる情報の一例を示す図である。 空港内デジタル移動通信システムに備えられる運用管理装置の構成例を示す図である。 (a)は拡声モードにおける無線端末装置側の処理の一例を示すフローチャート図であり、(b)は拡声モードにおける管理側の処理の一例を示すフローチャート図である。 モード切替時における無線端末装置側の処理の一例を示すフローチャート図である。 (a)はホットマイクモード時における無線端末装置側の処理の一例を示すフローチャート図であり、(b)はホットマイクモード時における管理側の処理の一例を示すフローチャート図である。 無線端末装置のグルーピングの一例を示す図である。 無線通信システムを有する空港の構成例を示す図である。 ホットマイクモード時における無線端末装置側の処理の一例を示すフローチャート図である。 (a)は本発明の第6実施例に係るホットマイクモード時における無線端末装置側の処理の一例を示すフローチャート図であり、(b)はホットマイクモード時における管理側の処理の一例を示すフローチャート図である。 本発明の第7実施例に係る無線端末装置の構成例を示す図である。
符号の説明
1、2・・無線端末装置、 11、12・・基地局装置、 13・・インタフェース装置、 14・・回線制御装置、 15・・有線端末接続装置、 21、22・・有線端末装置、 23・・グループ設定端末装置、 24・・運用管理装置、 31・・監視カメラ装置、 41、83・・マイク部、 42、84・・スピーカ部、 43・・オーディオ部、 44・・コーデック部、 45・・ベースバンド部、 46・・無線部、 47・・操作/表示部、 48・・スイッチ、 49・・モード設定部、 50、86、246・・制御部、 61・・入力アンプ、 62・・出力アンプ、 63・・符号化部、 64・・復号化部、 65・・変調部、 66・・復調部、 67・・シンセサイザ部、 68・・変調器、 69・・電力増幅器、 70・・送受共用器、 71、81・・アンテナ、 72・・受信無線部、 73・・復調器、 75、244・・メモリ、 77・・信号路、 82・・通信処理部、 85・・モード設定スイッチ、 91・・モード通信先メモリ、 94・・画像収集装置、 96・・画像インタフェース、 98・・画像復号化部、 240・・表示部、 242・・操作部、 248・・インタフェース、

Claims (7)

  1. 複数の無線端末装置と、少なくとも1つの基地局装置と、前記基地局装置に接続された管理側装置を有する無線通信システムにおいて、
    前記無線端末装置の各々は、無線通信動作を行う無線通信モードとホットマイク動作を行うホットマイクモードを含む2以上のモードを有しており、
    前記無線端末装置の各々は、前記無線通信モードから別の所定の動作を行う所定のモードへ切り替える指示を受け付けるモード切替指示受付手段と、
    前記モード切替指示受付手段により前記所定のモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、当該受け付けたことを示す情報を無線により送信するモード切替情報送信手段と、を備え
    前記無線端末装置の各々は、前記モード切替指示受付手段により前記ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合には送話状態になる、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 無線により通信する無線端末装置において、
    無線通信動作を行う無線通信モードとホットマイク動作を行うホットマイクモードを含む2以上のモードを有しており、
    前記無線通信モードから別の所定の動作を行う所定のモードへ切り替える指示を受け付けるモード切替指示受付手段と、
    前記モード切替指示受付手段により前記所定のモードへ切り替える指示が受け付けられた場合に通信する先となる通信装置を複数の通信装置の中から特定する情報を記憶する通信先特定情報記憶手段と、
    前記モード切替指示受付手段により所定のモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、前記通信先特定情報記憶手段に記憶された情報を無線により送信する通信先特定情報送信手段と、を備え
    前記モード切替指示受付手段により前記ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合には送話状態になる、
    ことを特徴とする無線端末装置。
  3. 請求項2に記載の無線端末装置において、
    前記所定のモードは、拡声器動作を行う拡声モード又はホットマイク動作を行うホットマイクモードであり、
    前記通信先特定情報記憶手段は、拡声モードへ切り替える指示が受け付けられた場合にその旨を示す情報を通知する先となる通信装置を特定する情報と、ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合にその旨を示す情報を通知する先となる通信装置を特定する情報と、ホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられた場合に常時接続する相手となる通信装置を特定する情報のうちの少なくとも1つを記憶し、
    前記通信先特定情報送信手段は、前記モード切替指示受付手段により切り替えの指示が受け付けられたモードに対応した通信先特定情報を無線により送信する、
    ことを特徴とする無線端末装置。
  4. 請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    前記所定のモードはホットマイク動作を行うホットマイクモードを含み、
    前記管理側装置は、前記ホットマイクモード時の接続先として予め選択された複数の無線端末装置のグループに、任意の接続先の無線端末装置のグループを付加して、前記ホットマイクモード時の接続先として関連する基地局装置に指定する装置を含む、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  5. ホットマイク機能を有する無線端末装置において、
    音声を入力する音声入力手段と、
    外部の画像収集装置と接続して当該外部の画像収集装置からの画像データを入力する画像データ入力手段と、
    アンテナを用いて信号を無線通信する無線通信処理手段と、
    前記無線通信処理手段により無線通信動作を行う無線通信モードからホットマイク動作を行うホットマイクモードへ切り替える指示を受け付けるモード切替指示受付手段と、
    前記モード切替指示受付手段によりホットマイクモードへ切り替える指示が受け付けられたことに応じて、他の通信装置と接続して、前記音声入力手段から入力される音声信号を前記無線通信処理手段により当該他の通信装置に対して送信することを常時行うとともに、前記画像データ入力手段により入力される画像データを前記無線通信処理手段により当該他の通信装置に対して送信することを常時行うホットマイク動作手段と、
    を備えたことを特徴とする無線端末装置。
  6. 無線端末装置における通信方法において、
    前記無線端末装置は、無線通信動作を行う無線通信モードとホットマイク動作を行うホットマイクモードを含む2以上のモードを有しており、
    当該通信方法は、前記無線通信モードから別の所定の動作を行う所定のモードへ切り替える指示を受け取るステップと、
    前記所定のモードへ切り替える指示の受け取りに応答して、通信先の通信装置を特定する情報を前記無線端末装置の通信先特定情報記憶部より読み出すステップと、
    前記読み出した特定する情報を関連する基地局装置側に送信するステップと、
    通信すべきデータを送信するステップと、を有しており、
    前記無線端末装置は、前記ホットマイクモードへ切り替える指示が受け取られた場合には送話状態になる、
    ことを特徴とする通信方法。
  7. 無線により通信する無線端末装置において、
    音響入力を音声信号に変換する第1の変換手段と、
    前記音声信号を増幅する第1の増幅器と、
    前記第1の増幅器の出力信号を送信処理してアンテナから無線により送信する送信処理手段と、
    前記アンテナにより受信された信号を受信処理する受信処理手段と、
    前記受信処理手段の出力信号を増幅する第2の増幅器と、
    前記第2の増幅器の出力信号を音響出力に変換する第2の変換手段と、
    前記送信処理手段及び前記受信処理手段により無線通信動作を行う無線通信モードから前記第2の変換手段を利用して拡声動作を行う拡声モードへ切り替える指示を受け付けるモード切替指示受付手段と、
    前記拡声モードへ切り替える指示の受付に応答して前記第1の変換手段への前記音響入力が前記第1の増幅器及び前記第2の増幅器により増幅されて前記第2の変換手段から音響出力として発せられるように信号経路を切り替える信号経路切替手段と、
    前記拡声モードへ切り替える指示の受付に応答して前記第2の増幅器の利得を増加させる利得増加指示手段と、
    を備えたことを特徴とする無線端末装置。
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