JP4245545B2 - 携帯通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯通信端末に係り、さらに詳しくは、表示面を有する表示筐体に多機能キー及びレシーバー用の音孔が設けられた折り畳み式携帯電話機などの携帯通信端末の改良に関する。特に、上記音孔が表示面内における多機能キーの周辺部に形成され、通話時における受話音の音響特性を改善した携帯通信端末に関する。
携帯電話機は、携帯性の向上という観点から、より小型軽量であることが求められている。ところが、操作性を考慮すれば、多数の操作キーからなる操作パネルの小型化には限界がある。加えて、メインディスプレイとなる表示画面の画面サイズについては大型化が求められている。この様な相反する要求を両立させるため、最近の携帯電話機では、表示画面が設けられる表示面を有する表示筐体と、操作パネルが設けられる操作面を有する操作筐体をヒンジによって連結し、表示面及び操作面を対向させて折り畳むことができるものが主流となっている。
さらに、折り畳み用の第1回転軸だけでなく、第1回転軸に直交する第2回転軸を有する2軸ヒンジを用いることにより、表示面を外側に向け、操作面を内側に向けて折り畳めるようにした携帯電話機が従来から提案されている(例えば、特許文献1)。この様な折り畳み式携帯電話機は、メインディスプレイを外側に向けて折り畳めば、折り畳んで端末をコンパクトに収納させた状態であるにもかかわらず、表示画面を閲覧することができるので、極めて便利である。
特に、端末が表示面を外側に向け操作面を内側に向けて折り畳んだ状態(以下、逆クローズ状態という)にあっても、表示面及び操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた状態(以下、通常オープン状態という)におけるのと同様に各種操作が行えれば、より便利である。
そこで、操作筐体における操作面内に設けられる多機能キー(以下、メイン多機能キーという)と同一の操作を行うことにより、同一の操作入力を行うことが可能な多機能キー(以下、サブ多機能キーという)を表示筐体における表示面内に設けることが考えられる。メイン多機能キーは、カーソルの移動や着信履歴の閲覧、リダイヤルなどの操作入力を行うための操作キーであり、上下左右の押圧部位に応じて4つの異なる操作入力が可能な操作キーからなる。この様なメイン多機能キーと同様の操作キーをサブ多機能キーとして表示面に設けることにより、逆クローズ状態においても通常オープン状態におけるのと同様の操作入力が行えるので、操作性を向上させることができる。
しかしながら、上述したサブ多機能キーを表示面内における2軸ヒンジとは反対側であって表示画面よりも先端側に設ける場合、通常オープン状態での通話時に受話音が聴取しづらくなってしまうという問題があった。すなわち、通常オープン状態における通話時に受話音を出力するためのレシーバー用の音孔が設けられる位置にサブ多機能キーを配置しなければならないので、上記音孔をサブ多機能キーの周辺部にずらして配置する必要がある。つまり、表示筐体の中央に対してオフセットさせて音孔を形成しなければならない。
通常、端末操作者は、音孔の位置を確認した上で、音孔に耳を当てて携帯電話機を使用するわけではない。このため、音孔の位置が表示筐体の先端側の中央からずれている場合には、通話時における端末操作者の耳の位置が音孔の位置と一致せず、受話音が聴取しづらくなるという問題があった。特に、通常オープン状態における通話時に、音孔から放出される受話音を聴取しようとすると、音孔の位置がずれているので、端末操作者の耳によって音孔が塞がれてしまうという問題があった。
特開2002−171189号公報 特開2003−169130号公報 特開2003−273989号公報
上述した通り、従来の折り畳み式携帯電話機では、サブ多機能キーを表示面内における2軸ヒンジとは反対側であって表示画面よりも先端側に設ける場合、通常オープン状態での通話時に受話音が聴取しづらくなるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、多機能キーを表示筐体の表示面内における表示画面よりも先端側に設ける場合に、通常オープン状態における通話時に受話音が聴取しづらくなるのを抑制させた携帯通信端末を提供することを目的としている。
本発明による携帯通信端末は、表示画面が設けられる表示面を有する表示筐体と、操作面を有する操作筐体と、表示筐体及び操作筐体を折り畳み可能に連結する連結部とからなり、上記表示面内における連結部とは反対側であって表示画面よりも先端側に設けられ、押圧部位に応じて2以上の異なる操作入力が可能な多機能キーと、上記表示面内における上記多機能キーの周辺部に形成され、通話時に受話音を出力するレシーバー用の音孔と、上記表示筐体に形成され、上記多機能キーが配置される係合孔と、上記表示面を凹ませて形成され、上記音孔の周辺を係合孔及び多機能キー間に生じる間隙に接続する受話音伝搬用の溝とを備えて構成される。
この様な構成により、多機能キーが配置される係合孔と多機能キーとの間に生じる間隙が受話音伝搬用の溝によってレシーバー用の音孔の周辺に接続されるので、音孔から放出された受話音が溝を介して上記間隙に効果的に伝搬される。これによって、受話音を多機能キーの周囲から放出させることができるので、受話音の拡散効果が向上する。従って、多機能キーを表示筐体の表示面内における連結部とは反対側であって表示画面よりも先端側に設ける場合に、音孔を表示筐体の中央からずらして配置しても、受話音の拡散効果が向上するので、音孔から放出される受話音が聴取しづらくなるのを抑制することができる。
本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記係合孔が、多機能キーを取り囲む側壁をテーパー状に傾斜させて形成されるように構成される。この様な構成により、側壁を傾斜させて係合孔が形成されるので、多機能キーの周囲における受話音の伝搬領域が増加する。これにより、音孔から出力された受話音の拡散効果をさらに向上させることができる。
また、本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記係合孔及び多機能キー間の間隙が、多機能キーの周囲を取り囲むように形成される音響溝であるように構成される。この様な構成によれば、音孔から出力された受話音を多機能キー周囲に効果的に拡散させることができるので、受話音の音質を向上させることができる。
また、本発明による携帯通信端末は、上記構成に加え、上記操作面内に設けられ、上下左右の押圧部位に応じて4つの異なる操作入力が可能なメイン多機能キーを備え、表示面及び操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態と、表示面を外側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態とを遷移可能な折り畳み式の携帯通信端末であって、上記表示面内における多機能キーが、上記メイン多機能キーと同一の操作を行うことにより、同一の操作入力を行うことが可能なサブ多機能キーであるように構成される。
特に、上記サブ多機能キーが、表示筐体の中央に配置され、上記音孔が、通常オープン状態における通話時に縦長状態で用いられる表示筐体において、サブ多機能キーの左側又は右側に配置されるように構成される。
本発明による携帯通信端末によれば、レシーバー用の音孔から放出された受話音が受話音伝搬用の溝を介して係合孔及び多機能キー間の間隙に効果的に伝搬されるので、受話音を多機能キーの周囲から放出させることができる。従って、多機能キーを表示筐体の表示面内における連結部とは反対側であって表示画面よりも先端側に設ける場合に、音孔を表示筐体の中央からずらして配置しても、受話音の拡散効果が向上するので、音孔から放出される受話音が聴取しづらくなるのを抑制することができる。
実施の形態1.
図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態1による携帯通信端末の概略構成の一例を示した平面図であり、2軸ヒンジ6を有する折り畳み式の携帯電話機1の外観が示されている。図1(a)には、表示面及び操作面を同一方向に向けて表示筐体2及び操作筐体3を展開させた「通常オープン状態」における様子が示され、図1(b)には、表示面及び操作面を対向させて折り畳んだ「通常クローズ状態」における様子が示されている。
また、図2(a)及び(b)は、図1の携帯電話機における他の端末状態の一例を示した平面図であり、図2(a)には、表示面及び操作面を反対方向に向けて両筐体を展開させた「逆オープン状態」における様子が示され、図2(b)には、表示面を外側に向け操作面を内側に向けて折り畳んだ「逆クローズ状態」における様子が示されている。
本実施の形態による携帯電話機1は、表示筐体2における表示面内にサブ多機能キー22が設けられ、逆クローズ状態においても通常オープン状態におけるのと同様の操作入力が行えるようになっている。
この携帯電話機1は、表示画面4が設けられる表示面を有する表示筐体2と、多数の操作キーからなる操作パネル5が設けられる操作面を有する操作筐体3と、表示筐体2及び操作筐体3を折り畳み可能に連結する2軸ヒンジ6からなる連結部により構成される。
連結部を形成する2軸ヒンジ6は、端末を折り畳むための第1回転軸7と、第1回転軸7に直交し、操作筐体3に対して表示筐体2を反転させるための第2回転軸8からなる。操作筐体3に対し、第1回転軸7を中心として表示筐体2を回転させれば、端末を開閉させることができる。また、操作筐体3に対し、第2回転軸8を中心として表示筐体2を180°回転させれば、操作面に対する表示面の向きを反転させることができる。
この様な2軸ヒンジ6機構によって、各種端末状態を遷移させることができる。具体的には、表示面及び操作面を対向させて折り畳んだ端末状態(以下、通常クローズ状態という)、表示面及び操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態、表示面及び操作面を反対方向に向けて両筐体を展開させた端末状態(以下、逆オープン状態という)、表示面を外側に向け操作面を内側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態が遷移可能となっている。
通常オープン状態は、携帯電話機1の最も基本的な使用時における端末状態である。通常クローズ状態は、携帯電話機1の最も基本的な収納時における端末状態であり、通常オープン状態から第1回転軸7を中心として表示筐体2を回転させ、表示面及び操作面がともに内側となるように折り畳んだ状態である。また、逆オープン状態は、通常オープン状態から第2回転軸8を中心として表示筐体2を180°回転させ、表示面及び操作面を反対方向に向けた状態である。
逆クローズ状態は、端末をコンパクトに収納させた状態であるにもかかわらず、表示画面4の閲覧が可能な端末状態である。逆クローズ状態は、逆オープン状態から第1回転軸7を中心として表示筐体2を回転させ、表示面が外側となるように折り畳んだ状態である。
操作筐体3は、制御回路や電源回路、入出力に関するインターフェースなどを収容する薄型の樹脂製キャビネットであり、一主面が操作面となっている。操作面内には、各種操作キーからなる操作パネル5と、通話時に送話音を入力するためのマイクロフォン用の音孔9が設けられている。音孔9は、操作筐体3における連結部とは反対側の先端部中央に形成されている。
操作パネル5には、各種操作キーとして、メインガイドキー12、オンフックキー13、オフフックキー14、メイン多機能キー15、メイン決定キー16、テンキーが設けられている。テンキーは、電話番号入力や電子メール作成時における文字入力などに使用される操作キーである。
メインガイドキー12及びメイン決定キー16は、それぞれ使用状況に応じて割り当てられる機能が異なり、その機能割り当てが画面表示される操作キーである。これらのガイドキー12及び16は、ソフトキーまたはファンクションキーとも呼ばれている。
オンフックキー13は、通話終了時に操作される操作キーであり、オフフックキー14は、通話開始時に操作される操作キーである。
メイン多機能キー15は、上下左右の押圧部位に応じて4つの異なる操作入力が可能な独立した1個の操作キーである。メイン多機能キー15は、カーソル移動に好適であることから、一般に方向キーまたは十字キーと呼ばれているが、カーソルの移動専用ではなく、各押圧部位には、それぞれ異なる機能を割り当てることができる。例えば、左操作に着信履歴の閲覧、右操作にリダイヤル、上操作に伝言メモの閲覧、下操作にショートカットメニューの表示が割り当てられる。
このメイン多機能キー15は、リング形状からなり、その中央には別個の操作キーであるメイン決定キー16が配置されている。一般に、操作パネル5における各種操作キーのうち、メイン多機能キー15が最も使用頻度が高く、次いでメインガイドキー12やメイン決定キー16などのガイドキーの使用頻度が高い。また、各種ガイドキーのうち、メイン決定キー16が最も使用頻度が高い。このため、操作性を考慮して、メイン多機能キー15の中央にメイン決定キー16が配置されている。
表示筐体2は、一主面を表示面とする薄型の樹脂製キャビネットであり、表示面内にメインディスプレイとなる表示画面4が設けられている。表示画面4は、縦長の液晶パネルからなる。表示面に対向する他の主面上には、画面サイズがメインディスプレイよりも小さなサブディスプレイ26が設けられている。
表示面内には、各種操作キーとして、サブガイドキー19、オフフックキー20、オンフックキー21、サブ多機能キー22、サブ決定キー23が設けられている。また、表示面内には、通常オープン状態における通話時に、受話音を出力するためのレシーバー用の音孔10と、逆クローズ状態における通話時に、受話音を出力するための音孔11がそれぞれ形成されている。
音孔10は、表示面内における連結部とは反対側であって、表示画面4よりも先端側に配置され、音孔11は、表示画面4よりも連結部側の中央に配置されている。受話音は、端末状態に応じて音孔10及び11を択一的に選択して放出される。
各操作キー19〜23は、逆クローズ状態における操作性を考慮して、連結部とは反対側であって表示画面4よりも先端側に配置されている。また、表示面内に配置される各操作キー19〜23は、逆クローズ状態において使用され、通常オープン状態ではその操作入力が無効化される。これにより、端末操作者が意図しない操作入力が行われるのを防止することができる。
サブガイドキー19は、メインガイドキー12に対応付けられた操作キーであり、メインガイドキー12と同一の操作入力を行うことができる。オフフックキー20及びオンフックキー21は、それぞれ操作筐体3におけるオフフックキー14及びオンフックキー13に対応付けられた操作キーである。また、サブ決定キー23は、メイン決定キー16に対応付けられた操作キーであり、メイン決定キー16と同一の操作入力を行うことができる。
サブ多機能キー22は、メイン多機能キー15に対応付けられた操作キーである。すなわち、サブ多機能キー22は、上下左右の押圧部位に応じて4つの異なる操作入力が可能な操作キーであり、メイン多機能キー15と同一の操作を行うことにより、同一の操作入力を行うことができる。このサブ多機能キー22は、メイン多機能キー15と同様のリング形状からなり、その中央にサブ決定キー23が配置されている。
一般に、表示筐体2は、表示面における連結部とは反対側について、中央部ほど長手方向の長さが長くなるようにその端面に丸みが設けられている。このため、表示面内における表示画面4よりも先端側領域は、表示画面4における短辺の中央が端部よりも広くなっている。そこで、サブ多機能キー22は、表示筐体2における長手方向のサイズが増大するのを抑制するため、表示筐体2の中央に配置される。
このサブ多機能キー22は、表示筐体2に形成される係合孔25に配置されている。本実施の形態では、この様なサブ多機能キー22の周辺部に上記音孔10が配置され、この音孔10と、係合孔25及びサブ多機能キー22間に生じる間隙とを連通する溝24が形成されることを特徴としている。
溝24は、表示面を凹ませて形成される受話音伝搬用の連通路であり、一端が音孔10の周辺に接続され、他端が上記間隙に接続されている。これにより、音孔10から放出された受話音が溝24を介して上記間隙に効果的に伝搬されるので、受話音をサブ多機能キー22の周囲から放出させることができ、受話音の拡散効果が向上する。従って、音孔10を表示筐体2の中央からずらして配置しても、受話音の拡散効果が向上するので、音孔10から放出される受話音が聴取しづらくなるのを抑制することができる。特に、端末操作者の耳によって音孔10が塞がれるのが阻止され、通常オープン状態での通話時に受話音が聴取しづらくなるのを防止することができる。
ここでは、係合孔25が、サブ多機能キー22を取り囲む側壁をテーパー状に傾斜させて形成されるものとする。すなわち、係合孔25は、外側が広くなるように、開口部周辺がすり鉢状となっている。これにより、サブ多機能キー22の周囲における受話音の伝搬領域が増加するので、音孔10から出力された受話音の拡散効果をさらに向上させることができる。
また、係合孔25及びサブ多機能キー22の間に生じる上記間隙は、サブ多機能キー22を360°取り囲んで形成され、音孔10からの受話音を拡散させる音響溝となっている。具体的には、幅が1mm、深さが0.5〜1mm程度の音響溝を形成することによって、好ましい音響特性が得られる。これによって、音孔10から出力された受話音をサブ多機能キー22周囲に効果的に分散させることができるので、受話音の音質を向上させることができる。
なお、音孔10は、表示筐体2内部の空間と外部空間とを連通する連通路であり、通常オープン状態における通話時に縦長状態で用いられる表示筐体2において、サブ多機能キー22の左側または右側(ここでは、左側とする)に配置される。
図3及び図4は、図1の携帯電話機における要部詳細を示した図であり、図3には、表示筐体2をA1−A1線で切断した断面の様子が示され、図4には、A2−A2線で切断した断面の様子が示されている。また、図5は、図1の携帯電話機における表示筐体2をB−B線で切断した断面の様子を示した図である。係合孔25に配置されるサブ多機能キー22及びサブ決定キー23は、ホルダー35上にマウントされ、押圧部位ごとに異なる入力信号が出力される。
ホルダー35は、後述するレシーバー36の支持部材であり、表示筐体2内に配置される平板状の構造体となっている。すなわち、ホルダー35には、前面側にサブ多機能キー22及びサブ決定キー23が配置され、背面側にレシーバー36が配置されている。レシーバー36は、受話音などの再生音を出力する音声出力手段であり、通常オープン状態における通話時に使用される。ここでは、表示面に平行に配置され、表示面に沿ってレシーバー36及びホルダー35間に間隙が形成されるものとする。
係合孔25及びサブ多機能キー22間の間隙31と、係合孔25の側壁に形成される傾斜面32は、音響溝となっている。ホルダー35の背面側に配置されるレシーバー36は、ホルダー35に設けられた貫通孔34を介して中空領域33に接続されている。
中空領域33は、ホルダー35の前面側に形成され、レシーバー36による再生音を反射拡散させる音響空間となっている。この中空領域33は、音孔10を介して受話音伝搬用の溝24と連通している。つまり、レシーバー36により出力された受話音は、貫通孔34を介して中空領域33に伝搬し、音孔10を介して溝24に放出される。
ここでは、音孔10及び貫通孔34が重複しない位置に配置されるものとする。すなわち、音孔10は、貫通孔34に対向する表示面内の位置からずらして配置されている。これにより、表示筐体2内への水滴などの侵入を効果的に防止することができる。また、貫通孔34を介して中空領域33内に伝搬した受話音が直接に音孔10から放出されるのが抑制され、中空領域33内で受話音を十分に拡散させることができるので、音響効果を向上させることができる。
図6は、図1の携帯電話機における要部詳細を示した図であり、音孔10から出力された受話音がサブ多機能キー22周囲の音響溝から放出される様子が示されている。音孔10から溝24に伝搬した受話音は、音響溝としての間隙31に伝搬し、サブ多機能キー22の周囲に分散し前面側に向けて放出される。
本実施の形態によれば、レシーバー36用の音孔10から放出された受話音が受話音伝搬用の溝24を介して係合孔25及びサブ多機能キー22間の間隙31に効果的に伝搬されるので、受話音をサブ多機能キー22の周囲から放出させることができる。従って、サブ多機能キー22を表示筐体2の表示面内における連結部とは反対側であって表示画面4よりも先端側に設ける場合に、端末操作者の耳によって音孔が塞がれるのが阻止され、通常オープン状態での通話時に受話音が聴取しづらくなるのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、音響溝として係合孔25における傾斜面32がサブ多機能キー22を360°取り囲んで形成される場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、サブ多機能キー22の周囲に受話音を拡散させてキー周辺から受話音を放出することができれば、傾斜面32は、サブ多機能キー22を360°取り囲んでいなくても良い。具体的には、受話音の拡散効果を高めるという観点から、音孔10側を含んでサブ多機能キー22の周囲を180°以上取り囲むように、傾斜面32を形成するのが望ましい。
図7は、図1の携帯電話機における要部詳細を示した図であり、サブ多機能キー22の周囲に形成される音響溝の他の例が示されている。この例では、係合孔25の側壁に設けられる傾斜面32がサブ多機能キー22の周囲を270°程度取り囲んで形成されている。つまり、この傾斜面32により形成される音響溝は、サブ多機能キー22の周囲に90°程度の音響溝非形成部分を有する馬蹄形状となっている。なお、音響溝非形成部分は、サブ多機能キー22に関して音孔10の反対側に形成されている。この様な構成によっても、受話音をサブ多機能キー22の周囲に効果的に拡散させることができる。
本発明の実施の形態1による携帯通信端末の概略構成の一例を示した平面図であり、2軸ヒンジ6を有する折り畳み式の携帯電話機1の外観が示されている。 図1の携帯電話機における他の端末状態の一例を示した平面図である。 図1の携帯電話機における要部詳細を示した図であり、表示筐体2をA1−A1線で切断した断面の様子が示されている。 図1の携帯電話機における要部詳細を示した図であり、A2−A2線で切断した断面の様子が示されている。 図1の携帯電話機における要部詳細を示した図であり、B−B線で切断した断面の様子が示されている。 図1の携帯電話機における要部詳細を示した図であり、音孔10から出力された受話音がサブ多機能キー22周囲の音響溝から放出される様子が示されている。 図1の携帯電話機における要部詳細を示した図であり、サブ多機能キー22の周囲に形成される音響溝の他の例が示されている。
符号の説明
1 携帯電話機
2 表示筐体
3 操作筐体
4 表示画面
5 操作パネル
6 2軸ヒンジ
7 第1回転軸
8 第2回転軸
9 マイクロフォン
10,11 音孔
12 メインガイドキー
13,21 オンフックキー
14,20 オフフックキー
15 メイン多機能キー
16 メイン決定キー
19 サブガイドキー
22 サブ多機能キー
23 サブ決定キー
24 溝
25 係合孔
26 サブディスプレイ
31 間隙
32 傾斜面
33 中空領域
34 貫通孔
35 ホルダー
36 レシーバー

Claims (5)

  1. 表示画面が設けられる表示面を有する表示筐体と、操作面を有する操作筐体と、表示筐体及び操作筐体を折り畳み可能に連結する連結部とからなり、
    上記表示面内における連結部とは反対側であって表示画面よりも先端側に設けられ、押圧部位に応じて2以上の異なる操作入力が可能な多機能キーと、
    上記表示面内における上記多機能キーの周辺部に形成され、通話時に受話音を出力するレシーバー用の音孔と、
    上記表示筐体に形成され、上記多機能キーが配置される係合孔と、
    上記表示面を凹ませて形成され、上記音孔の周辺を係合孔及び多機能キー間に生じる間隙に接続する受話音伝搬用の溝とを備えたことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 上記係合孔は、多機能キーを取り囲む側壁をテーパー状に傾斜させて形成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 上記係合孔及び多機能キー間の間隙が、多機能キーの周囲を取り囲むように形成される音響溝であることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  4. 上記操作面内に設けられ、上下左右の押圧部位に応じて4つの異なる操作入力が可能なメイン多機能キーを備え、
    表示面及び操作面を同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態と、表示面を外側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態とを遷移可能な折り畳み式の携帯通信端末であって、
    上記表示面内における多機能キーは、上記メイン多機能キーと同一の操作を行うことにより、同一の操作入力を行うことが可能なサブ多機能キーであることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  5. 上記サブ多機能キーは、表示筐体の中央に配置され、
    上記音孔は、通常オープン状態における通話時に縦長状態で用いられる表示筐体において、サブ多機能キーの左側又は右側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末。


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