JP4244151B2 - 検眼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は検眼装置、特に測定対象である被検者が操作する必要がある自覚屈折測定及び視機能測定の少なくともいずれかの測定を行う検眼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、水平回動、前後、上下、左右に駆動可能に設けられた左眼測定ユニット及び右眼測定ユニットと、被検者の頭部を固定する固定手段とを有する検眼装置を用いて自覚屈折測定及び視機能測定が行われていた。このような検眼装置を用いた屈折測定及び視機能測定においては、前記左眼測定ユニット及び右眼測定ユニットを介して被検者の両眼に視認される指示に対して被検者がジョイスティックレバーを操作することにより、自覚屈折測定及び視機能測定が行われていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−119471号公報(段落〔0039〕−〔0050〕、第8図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自覚屈折測定における測定結果は、被検者が操作するジョイスティックレバーからの入力内容に依存するので、被検者が誤った方向にジョイスティックレバーを操作してもその入力が測定結果に直接反映される。すなわち、ジョイスティックレバーによって入力された信号が被検者の自覚によるものなのか、被検者による誤動作なのかを適正に判別しなければより適正な測定結果を得ることができないので、そのような点を改良する余地が上記特許文献1にはあった。
【0005】
また、被検者が検眼装置、特に、自覚屈折測定及び視機能測定を一連の測定プロセスとして用いる検眼装置においては、測定時間を冗長させ、被検者、特に幼児や高齢者に精神的、肉体的な苦痛を強いることとなっていたため、被検者の姿勢が崩れ、結果として不適正な測定結果を得ることにもなっていた。
【0006】
すなわち、被検者のほぼ正中位置に1つのジョイスティックレバーが設けられている検眼装置では、被検者の利き手がいずれであっても対応できるが、ジョイスティックレバーの位置が被検者の手の素直に伸びた位置(例えば右手であれば身体の右位置)にないため、多様な測定を行い、測定時間が経過するにつれて、被検者の体勢が崩れやすい。このような被検者の体勢の崩れは、片眼による屈折測定では角膜に対する光軸のずれが小さいので、測定結果に多大な影響は及ぼさないが、両眼屈折測定においては、被検者の体勢の崩れにより、角膜に対する光軸のずれが大きくなり、測定結果に影響が及ぶ恐れがあった。従って、両眼屈折測定を行うこの種の検眼装置においては、被検者の体勢の崩れによる測定結果の影響を可及的に小さくし、より適正な測定結果を得るための構成をなす余地があった。
【0007】
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、複数の測定を行うことで測定時間が長くなっても、また、利き手が左右いずれであってもより適正な測定結果を得ることができる検眼装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、請求項1記載の発明に係る検眼装置は、自覚屈折測定及び視機能測定の少なくともいずれかを被検者に対して行う測定手段と、被検者が案内に沿って操作するためのジョイスティックレバーと、測定項目に応じて前記ジョイスティックレバーの操作方向を含む前記案内を行うための制御手段とを有し、前記測定手段からの測定結果及び前記ジョイスティックレバーからの信号を受けて検眼結果を出力する検眼装置であって、前記制御手段から前記操作方向の情報を受けて前記ジョイスティックレバーの操作方向を制限する制限手段を有することを特徴とする。
【0009】
上記課題を解決するための、請求項2記載の発明に係る検眼装置は、請求項1に記載の検眼装置において、前記ジョイスティックレバーを2つ有し、前記制限手段は、前記2つのジョイスティックレバーの少なくともいずれか一方の動作を固定する手段であることを特徴とする。
【0010】
上記課題を解決するための、請求項3記載の発明に係る検眼装置は、請求項1又は2に記載の検眼装置において、前記制御手段は、被検者がジョイスティックレバーを選択可能に案内すると共に、前記被検者によって選択された情報を前記ジョイスティックレバーの指示を含む情報として前記制限手段に出力することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
図1は、本発明に係る検眼装置の実施の形態を示す図である。
【0013】
図1において、1は高さが上下動可能な検眼テーブルである。この検眼テーブル1には検眼装置1が設置されており、被検者4は椅子3に座って、自分自身で検眼測定を行うものである。
【0014】
図1及び図2に示すように、検眼装置1は、台座部11a、駆動機構ボックス11b、測定光学系を内蔵する左右一対の検眼測定ユニット12,13、頭部固定手段14を有する。検眼測定ユニット12,13は支柱15p,15qに支持されている。
【0015】
頭部固定手段14には、一対の支柱16a,16bと顎受け16dとが設けられている。一対の支柱16a,16bには、円弧状の額当て16cが設けられている。顎受け16dはノブ16e,16eにより上下方向(Y方向)に位置調節可能である。また、額当て16cは前後方向に位置調節可能である。
【0016】
駆動機構ボックス11b内には、支柱15p,15qをそれぞれX,Y,Z方向に独立に駆動するXYZ駆動機構(図示せず)が設けられている。このXYZ駆動機構は、支柱15p(又は15q)をX方向に駆動するX方向駆動装置、支柱15p(又は15q)をY方向に駆動するY方向駆動装置、支柱15p(又は15q)をZ方向に駆動するZ方向駆動装置により構成され、各駆動装置には例えばパルス駆動モータ、送りネジを用いた公知の構成を採用することができる。また、駆動機構ボックス11bの内部には、支柱15p,15qを水平面内でかつ互いに反対方向に回転駆動させる回転駆動機構が設けられている。この回転駆動機構にはパルスモータとギヤとの組み合わせを用いればよい。
【0017】
台座部11aには、測定時の被検者4が自然な体勢で両手による操作がしやすい位置(例えば、頭部固定手段14に被検者自らの頭部を固定したときに、被検者のほぼ肩の間隔で両腕の自然な動きに支障のない位置)に2つのジョイスティックレバー(以下「レバー」という。)17が設けられている。このレバー17にはボタン18が設けられている。
【0018】
ここで、このレバー17の機構について図面を参照して以下に説明する。
図2は、レバー17の構造を示す断面図である。図2に示すように、レバー17は、軸部17aの一部が検眼装置1に埋設される態様をなし、軸部17aの一方の端部にはボタン18が設置され、他方の端部には、軸部17aを所定の方向に傾倒させるボールが検眼装置1内部のボール受けに内設されている。また、検眼装置1内の軸部17a周縁部にはレバー17が傾倒されたときに押圧されるスイッチが複数設置されており、押圧されたスイッチに設置された信号線(図示せず)を介してどの方向にレバー17が傾倒されたかという信号が制御手段30に到達する。さらに、ボタン18が押されたことを制御手段30に通知する信号線が軸部17a内部に設けられている。
【0019】
そして、レバー17の傾倒する方向を制限する制限手段101が、例えば薄い板形状をなして軸部17aに挟着している。ここで、制限手段101は、中立状態の軸部17aの軸方向と直交する方向に制御手段30によってスライド等の移動が可能とされている。
【0020】
検眼測定ユニット12、13の内部には公知の自覚、他覚検眼測定を行うための光学系が組み込まれている。この自覚、他覚検眼測定を行うための光学系の構成に係る詳細説明は、本発明と直接には関係しないので省略する。
【0021】
検眼ユニット12、13には、反射プリズム部12A、13Aが設けられ、被検者4は眼の高さが反射プリズム部12A、13Aの高さに合うように検眼テーブル1の高さを概略調整できる。被検者はそのプリズム部12A、13Aを通じて検眼測定ユニット12、13の中を覗くことにより、検眼測定ユニット12、13の内部に配設されている光学系を介して提示される固視標、視力表等を見て検眼測定を自ら行うことができるものである。また、ノブ16e,16eは、被検者自らの頭部を前記頭部固定手段に載置し、アライメントする際に用いるノブである。
【0022】
また、図3は、本発明に係る検眼装置の機能ブロック図である。図3に示すように、検眼装置1には、複数のCPU(図示せず)、記憶手段(メモリ)31を有する制御手段30と、前記記憶手段31に記憶された測定項目を参照し測定制御信号を送信することにより被検者に対して検眼測定を行う測定手段50と、検眼測定において被検者が操作するレバー17と、前記測定項目を参照して前記レバー17の操作方向を制限する制限手段101と、被検者に測定結果を知らしめる表示手段40とを備えてなる。尚、測定項目に応じて測定を実行する手順及びコマンド等を記載したソフトウエア、その測定手順に沿って被検者に説明する案内のソフトウエアは前記記憶手段31にそれぞれ組み込まれている。
【0023】
ここで、制御手段30は、前記測定手段50が行う測定過程、特に、レバー17を用いて被検者と検眼装置1との間でやりとりを行う自覚測定過程において、各測定項目ごとに、被検者が選択することができるレバーを倒す方向を検知して、それに基づき、制限手段101をレバー17の軸部17aに適宜作用させる手段である。
【0024】
また、検眼装置1には被検者に対してどのような測定手順がなされているかを検者が確認することができるように、モニター装置10が設けられている。
【0025】
このモニター装置10には、図5(a)〜図5(c)、図6(a)〜図6(c)、図7(a)〜図7(c)、図8(a)〜図8(c)に示す画面、その詳細画面が表示されるものであるが、その詳細は測定手順と共に説明する。
【0026】
次に、本発明に係る検眼装置を用いた測定方法の一実施の形態について図面を参照して以下に説明する。図4は、本発明に係る検眼装置を用いた測定方法の一実施の形態において、レバー及び制限手段の動作を示す上面図である。また、図5〜8は、前記モニター装置の画面に表示される画像を説明する図である。
【0027】
まず、メイン電源をオンすると、モニター装置10の画面には、視力測定の初期画面が提示され、例えばスタートボタン(図示せず)を押すと、眼鏡レンズ測定画面等にまず画面遷移する。その画面では測定の説明と、ムービー画像表示領域21と、戻るボタン22と、次へボタン23とが表示される。眼鏡レンズを装用していない人は次へボタン23を押すと、図5(a)に示す測定手順説明画面G1へ画面遷移する。
【0028】
そのムービー画像表示領域21には最初に検眼装置1の外観を示す画像が表示される。所定時間経過すると、ムービーがスタートする。ここで、前述の眼鏡レンズの測定に関する詳細な説明は、本発明と直接には関係しないので省略し、その後に行われる測定について以下に説明する。
【0029】
まず、測定手順説明画面G1に、ムービー画像表示領域21が提示され、そのムービー画像表示領域21には、最初に検眼装置1の外観を示す画像が表示される。その後、検眼装置1の両側に設置された2つのレバー17のうち、「使用するレバーがどちらか(利き手はどちらか)」を被検者に問う画面が表示され、被検者が選択したレバー17のボタン18が押されることで、「使用するレバー」が特定されると共に、もう一方の「使用されないレバー」は制御手段30が制限手段101を制御することによって固定される。但し、測定項目によって2つのレバー17を使用する場合には、このような過程は設けなくてもよい。
【0030】
また、制御手段30は、被検者がレバー17を選択可能に案内すると共に、前記被検者によって選択された情報をレバー17の指示を含む情報として制限手段101に出力することにより、レバー17の選択の余地を被検者に与えることができる。
【0031】
次いで、「双眼鏡を覗くようにして中を覗いてください。」との音声が流れ、「草原の真ん中の遠くに赤い家が見えるように額当て14に額を当ててください。顎を突き出したり、引きつけたりしないで、真っ直ぐに額を当ててください。なお、真ん中に見えていない場合にはレバー17で真ん中に見えるように調整してください。」との音声が流れ、これに応じて悪い例がムービー画像表示領域21に動画として表示される。
【0032】
次に、被検者4が次へボタン23を押すと、モニター装置10の画面が図6(a)に示す測定手順説明画面G1’から図6(b)に示す視力測定練習画面G2’に画面遷移する。この視力測定練習画面G2’には、これに対応して視力表27が表示され、制御手段30は「視力表27の切れ目の方向にレバー17を倒してください。」との音声を流す。次いで、「レバー17のボタン18を押してください。」との音声を流して案内する。
【0033】
このとき、制御手段30は、測定項目に応じてレバー17の操作及びその方向を被検者に案内すると共に、前記レバー17の操作の方向(又は操作方向以外の方向)を制限手段101に指示する。指示された制限手段101は、レバー17の動きを被検者に指示した以外の方向に動かないように制限する。
【0034】
具体的には、図4(a)〜(d)に示すように、可動領域が上下左右斜めの8方向に設定されたレバー17を倒す方向が測定項目において、上下2方向(図中A方向及びE方向)であった場合、制御手段30は、図4(a)に示すように、A方向又はE方向に開のU字型をなす制限手段101がレバー17の軸部17aに挟着される。
【0035】
また、レバー17を倒す方向が左右2方向(図中C方向及びG方向)の場合も、図4(b)に示すように、制御手段30が、C方向又はG方向に開のU字型をなす制限手段101をレバー17の軸部17aに挟着させる。
【0036】
また、レバー17を倒す方向が上下左右4方向(図中A方向、C方向、E方向及びG方向)の場合、制御手段30は例えば、図4(c)に示すように、当該4方向に軸部17aが可動するような形状の制限手段101がレバー17の軸部17aに挟着される。
【0037】
ここで、被検者が使用しない、例えば利き手ではない側のレバー17や、自覚測定検査において、被検者にレバー17による入力を求めない場合には、レバー17を固定することが望ましいので、制御手段30は、図4(d)に示すように、例えばA方向に開のU字型をなす制限手段101aと、C方向に開のU字型をなす制限手段101bを組み合わせて軸部17aに挟着する。
【0038】
このようにして、被検者4が切れ目のある方向と判断する方向にレバー17を倒し、ボタン18を押すと、正誤判断が制御手段30によってなされる。尚、ここでいう正誤判断とは、選択可能性のある切れ目の方向のいずれかを被検者がレバー17を倒すことによって正解したか否かを示すものである。例えば、図4(c)に示すような4方向の選択を行う測定において、A方向、C方向、E方向及びG方向のいずれかをレバー17を用いて被検者が示した結果の正誤判断であり、同様の状況において、B方向、D方向、F方向及びH方向のいずれかを選択することではない。
【0039】
そしてこの視力テスト練習画面G2’で、正解が所定回数に達したとき、モニター装置10の画面が視力測定練習画面G2’から図5(c)に示す赤緑テスト練習画面G3’に画面遷移する。この赤緑テスト練習画面G3’には「A〜D」の文字が表示され、画面に表示されている説明と同じ内容の音声が流れ、被検者4は視力測定練習画面G2’と同じようにレバー17を操作する。
【0040】
この赤緑テスト練習画面G3’で正解が所定回数に達した場合、モニター装置10の画面が、赤緑テスト練習画面G3’から図6(a)に示す視力測定画面G4’に画面遷移する。
【0041】
視力測定画面G4’には、また、裸眼視力測定、他覚測定、片眼矯正視力測定、両眼視力測定の視力測定の手順を説明する音声が流れると共に、この音声に応じて、一連の測定の動画がムービー画像表示領域21に表示され、被検者4は視力測定の手順を習得する。
【0042】
測定手順を理解した後、被検者4はレバー17を用いて検眼測定ユニット12、13の間隔を調整し、眼の位置を合わせて、レバー17のボタン18を押す。
【0043】
すると、検眼測定ユニット12、13が作動を開始し、視力測定が始まる。最初に、裸眼視力が測定され、図6(b)に示すように、モニター装置10の画面が裸眼視力表示画面G5’に画面遷移して裸眼視力の測定結果が表示される。なお、この裸眼視力測定では、一方の眼に視力表が提示され、その測定終了後、他方の眼に視力表が提示されて測定が行われるものである。すなわち、この裸眼視力測定では、片眼ずつ視力測定が行われる。
【0044】
次いで、図6(c)に示すように、他覚測定画面G6’に画面遷移し、被検者4の両眼に対して(オート)アライメントが行われた後、両眼同時他覚測定が行われ、他覚測定結果が他覚測定画面G6’に表示される。
【0045】
引き続いて、モニター装置10の画面が図7(a)に示す片眼矯正視力測定画面G7’に画面遷移する。と同時に、画面10には、その測定の仕方が表示される。
【0046】
被検者4は赤緑テスト練習画面G3’で練習したように、光学系の内部に提示されたA〜Dの文字を見ながらレバー17を操作して、左右の赤指標と緑指標とが同じに見えた場合にボタン18を押す。赤緑テストの結果が得られると、図7(b)に示す片眼矯正視力測定画面G8’に画面遷移する。被検者4が視力測定練習画面G2’で練習したように、光学系内に提示された視力表27を見ながらレバー17を操作して、測定を行うと、片眼矯正視力結果が図7(b)に示す片眼矯正視力測定画面G8’に表示される。なお、この片眼矯正視力の測定は片眼ずつ実行される。
【0047】
これによって、自覚測定と視力測定とが実行され、その測定結果が片眼矯正視力測定画面G8’に表示され、引き続いて、モニター装置10の画面は図7(c)に示す片眼視力測定画面G9’に画面遷移する。被検者4は光学系の内部に提示された放射線の方向が一様に見えるかどうかを見ながら測定を行ない、一様に見えた場合にボタン18を押し、異なるならばレバー17を倒す操作を行う。この測定も片眼ずつ行われる。
【0048】
これらときにも、制御手段30によって制限手段101が軸部17aに挟着される。特にこれらのようにレバー17を倒すか、ボタン18を押すかいずれかを被検者が選択する場合には、図4(d)に示すような、レバー17が固定された態様ではなく、少なくとも1方向にレバー17が動かせるように制限手段101を挟着させればよい。
【0049】
放射線の方向が一様に見えた時点で、乱視矯正が為されたと判断され、次いで、モニター装置10の画面が、図8(a)に示す両眼矯正視力測定画面G10’に画面遷移する。この両眼矯正視力測定では、検眼測定ユニット12、13の内部に視力表27が同時に提示され、被検者4はムービーで習得した測定手順に従って両眼矯正視力を測定し、モニター装置10の画面は測定が終了すると両眼矯正視力終了画面G11’に画面遷移して両眼矯正視力を表示する。
【0050】
そして、モニター装置10の画面は、5秒経過すると、図8(c)に示すメインシステム復帰画面G12’に画面遷移し、全測定が終了する。
【0051】
以上説明したように、本発明に係る検眼装置によれば、測定項目に基づき、レバーが不必要な方向に倒されないように設置制御される制限手段を設けたので、測定に関わらない方向に被検者が誤ってレバーを傾けることがなく、結果として迅速な測定を実現することができる。
【0052】
また、被検者の利き手ではないほうのレバーを固定することにより、被検者にあっては利き手ではないほうのレバーが掴まり棒のようになるので、測定中の被検者の姿勢を正しく保つことができ、結果として測定精度を向上させることができる。これは、額あてやあご受けを有する頭部固定手段から左右ほぼ均等の位置に左右一対のレバーが設けられ、両眼同時に測定を行うこの種の検眼装置において特に有効であり、被検者の姿勢が崩れることにより生じる測定誤差を可及的に軽減することができる。さらに、測定中、被検者に対してレバーを傾けさせる必要がない場合において、両方のレバーを固定させる(可動する方向をなくす)ようにすれば、両方のレバーが掴まり棒のようになるので、測定中の被検者の姿勢の安定度が増し、測定精度をさらに向上させることができる。
【0053】
(他の実施の形態)
本発明の他の実施の形態として、レバー17が検眼装置1から着脱自在とされてもよい。ここで、着脱自在とされるレバー17を備えたユニットは、有線、無線を問わず、被検者がレバー17を用いて入力した情報や信号を検眼装置1と送受信可能に接続されると共に、制限手段101を備えたものである。このような構成をなすことによって、被検者が手や腕に障害を抱えていても、検眼装置の形状に依存することなく、楽な姿勢で測定を行うことができる。
【0054】
また、前述したように、本発明における制限手段101が行うレバー17の制限は、レバー17の操作方向の制限の一態様として、レバー17自体を固定する制限も含まれているが、レバー17自体を固定する手段は制限手段101によるものでなくてもよい。具体的には、検眼装置1からの指示に基づいたレバー17の制限は制限手段101によってなされるとし、2つのレバー17のうち少なくともいずれか一方の固定は、制限手段101とは別体の部材(例えば固定リング等)をレバー17が固定されるように装着したり、レバー17自体を沈ませることによってレバー17が固定されるような機構を採用することである。このときの実施態様としては、被検者が測定を行う前に検者が被検者の利き手を問うことにより検者が手動で行う。
【0055】
さらに、レバー17は、図1に示すような、検眼装置1の傾斜部分に設けられることが好ましい。具体的には、検眼装置1においてレバー17が設けられる領域を、被検者側に仰角をなすように傾斜させる。このようにレバー17が被検者側に傾斜して設置されることによって、測定内容に係る表示が上下を選択させる表示であった場合に、「上下の選択」は、レバーを「奥又は手前に倒す」ことであると被検者が認識しやすくなり、結果として操作ミス等によるストレスを軽減し、迅速な測定を行うことができる。
【0056】
加えて、被検者が難聴であった場合に、スピーカから発せられる音声に傾聴して測定時の姿勢が崩れないように、ヘッドフォン又はヘッドフォンを接続する端子が検眼装置に設けられてもよい。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、測定項目に基づき、レバーが不必要な方向に倒されないように設置制御される制限手段を設けたので、測定に関わらない方向に被検者が誤ってレバーを傾けることがなく、結果として迅速な測定を実現することができる。
【0058】
また、被検者の利き手ではないほうのレバーを固定することにより、被検者にあっては利き手ではないほうのレバーが掴まり棒のようになるので、測定中の被検者の姿勢を正しく保つことができ、結果として測定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の検眼装置の概要を示す外観図である。
【図2】 本発明の検眼装置におけるジョイスティックレバーの構造を示す断面図である。
【図3】 本発明の検眼装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の検眼装置のジョイスティックレバーの動作を示す上面図である。
【図5】 モニター装置の画面に表示される画像の説明図であって、(a)は測定手順説明画面、(b)は視力テスト練習画面、(c)は赤緑テスト練習画面を示す。
【図6】 モニター装置の画面に表示される画像の説明図であって、(a)は視力テスト説明画面、(b)は裸眼視力測定画面、(c)は他覚屈折力測定画面を示す。
【図7】 モニター装置の画面に表示される画像の説明図であって、(a)は片眼矯正視力の赤緑テストを示し、(b)は片眼矯正視力の視力測定画面を示し、(c)は片眼矯正視力の乱視測定を示す。
【図8】 モニター装置の画面に表示される画像の説明図であって、(a)は両眼矯正視力測定画面を示し、(b)は両眼矯正視力終了画面を示し、(c)はメインシステム復帰画面を示す。
【符号の説明】
1 検眼装置
10 モニター装置
17 ジョイスティックレバー
30 制御手段
31 記憶手段
40 表示手段
50 測定手段
101 制限手段

Claims (3)

  1. 自覚屈折測定及び視機能測定の少なくともいずれかを被検者に対して行う測定手段と、被検者が案内に沿って操作するためのジョイスティックレバーと、測定項目に応じて前記ジョイスティックレバーの操作方向を含む前記案内を行うための制御手段とを有し、
    前記測定手段からの測定結果及び前記ジョイスティックレバーからの信号を受けて検眼結果を出力する検眼装置であって、
    前記制御手段から前記操作方向の情報を受けて前記ジョイスティックレバーの操作方向を制限する制限手段を有することを特徴とする検眼装置。
  2. 前記ジョイスティックレバーを2つ有し、
    前記制限手段は、前記2つのジョイスティックレバーの少なくともいずれか一方の動作を固定する手段であることを特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
  3. 前記制御手段は、被検者がジョイスティックレバーを選択可能に案内すると共に、前記被検者によって選択された情報を前記ジョイスティックレバーの指示を含む情報として前記制限手段に出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の検眼装置。
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