JP4242017B2 - 変形ロボット玩具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボットの形態から文具の形態に可逆的に変化可能なロボット玩具の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、形態が変化する種々のロボット玩具が知られているが、これらのロボット玩具に用いられている脚部等の間接部は、変形した形態を保持するために間接部となる軸部にをしぶみを持たせたり、複雑な変形機構等によってその形態を保持することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の部材間のしぶみによって形態を保持する方法では、長時間の使用によってしぶみが緩くなり、形態が保持できなくなるという場合があった。また、複雑な構造や機構によって形態を保持する方法は、長時間の使用によって形態が保持できなくなるということは無いが、多くの部品等を必要とするので、コスト高となる傾向があった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑み発明されたものであって、簡単な構成によって、可逆的に変化する脚部等の形態を保持可能であり、部品点数が少なくかつコスト高とならないロボット玩具の構造を提供することをその目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の変形ロボット玩具は以下に示す構成を備えていることを特徴とする。すなわち、
(イ)ロボットの形態から筆記具の形態に可逆的に変化可能なロボット玩具であること。
(ロ)前記ロボット玩具は、胴体部と、開脚可能な一対の脚部と、開脚した当該脚部を固定するために各脚部の間に装着可能となっている固定部材と、取り外し可能に固定された筆記部材とから構成されていること。
(ハ)前記脚部は、前記胴体部内を摺動可能な摺動部材に連結部材を介して、前記脚部を平行に保ったまま開脚あるいは互いに接合させる方向に回動可能に取り付けられていること。
(ニ)前記ロボット玩具から取り外された前記筆記部材は、前記各脚部の間に装着された前記固定部材が取り外され前記脚部が互いに接合された状態において、前記脚部の下端部に結合可能となっていること。
【0006】
【発明の実施の形態】
まず、簡単に図面について説明する。図1は本発明のロボット玩具を表す斜視図であり、ロボットの状態を表したものである。図2は図1は本発明のロボット玩具が筆記具に変化した状態を表したものである。図3および図4はロボットの状態から筆記具の形態に変化する過程を表した斜視図であり、図5はロボット玩具の脚部の構造を説明するための部分断面図である。
【0007】
以下本発明の一実施の形態を図を用いて説明する。
図1において、1は本願発明のロボット玩具を示しており、ロボット玩具1はロボット玩具本体3を有しており、ロボット玩具本体3には筆記部材5が装着されている。
ロボット玩具本体3について説明する。ロボット玩具本体3の上部にはロボットの頭部7が設けられている。頭部7は胴部9を構成する筒状の基部11の上端部に設けられており、同基部11には胸部材13(13a,13b)が基部11の外周に対してそれぞれ回動可能に取り付けられている。また、胸部材13にはそれぞれ腕部材15(15a,15b)が設けられている。
【0008】
基部11は下端に開口を有した中空状になっており、この基部11の内部には基部11内を摺動可能に移動する摺動部材17が設けられている。摺動部材17は、基部11に対して収容された状態と基部11から突出した状態の2つの位置で位置決めされるようなっている。また、摺動部材17の下端部付近には脚部19(19a,19b)が回動可能に取り付けられている。さらに、図1のロボットの形態においては、開脚した脚部19a,19bの間に固定部材21が取り付けられている。
【0009】
図2を用いて、文具である筆記具の形態となった状態について説明する。図2において5は前述のとおり筆記部材であり筆記部材5の先端にはボールペン等のペン先23が取り付けられている。当該ペン先23は筆記具として未使用持にはキャップ25が装着されることで保護されている。尚、図2の筆記具の形態の時には、キャップ25は頭部7に装着されるようになっている。
また、筆記部材5の他端には円形の開口を有した凹部(図示せず)が形成されており、当該凹部に対して閉じた状態の脚部19の端部が嵌入されることにより、筆記部材5と脚部19が同軸状に連結され、筆記具としての軸部が形成されるようになっている。
また、詳細は後述するが、各脚部19a,19bは固定部材21を取り外すことによって開脚状態から閉じて一本の棒状となるように形成されており、この棒状の状態で摺動部材17の摺動にともなって各脚部19a,19bの上端部分が基部11内に収容されるようになっている。
また、胸部材13(13a、13b)は基部11に対して部材間の適度なしぶみをもった状態で遊嵌されており、基部11の外周に沿って回動可能になっている。この構造によって、図2の状態では腕部材15a、15bを互いに接合させることができ、ロボット玩具1が筆記具の形態の時には、腕部材15は衣服などに取り付けるときに使用するクリップとして作用することが可能となっている。なお、27は胸部材13の外周に突出した円柱状の突起であり、図示していないが、ロボット玩具の形態のときに筆記部材5の側面に形成してある孔と嵌合して、筆記部材5を保持するために使用するものである。
【0010】
次に、ロボット玩具の形態から筆記具の形態に変化する過程を説明する。
まず、図1の状態から各脚部19a、19bの間に装着されている固定部材21を取り外すと、開脚状態であった脚部19が自由に回動可能となり図3に示すように各脚部19a、19bを互いに合わせ一本の丸い棒状体とすることができる。つまり、各脚部19a、19bの断面形状は半円形を成しているので、これらを合わせると断面の丸い棒状を形成することができるのである。
脚部の回動部分の構造について詳しく説明すると、図3、図5に示すように、各脚部19a、19bは摺動部材17の下端部において連結部材29(29a、29b)を介して接続されている。この連結部材29は両端にC字状の受け部を有しており、当該受け部が摺動部材17の下端部に設けられた軸31(31a、31b)および脚部19の上端部に設けられた軸33(33a、33b)と係合するようになっている。この構造により、脚部19が脚部を平行に保ったまま開脚あるいは互いに接合させることが可能となっている。
また、各脚部19a、19bの下端部にはロボット玩具1の足先部分となる足先部材35(35a、35b)が回動可能に取り付けられており、ロボット玩具の形態の時には図3のように足先35を出した状態とし、筆記具の形態の時には図4のように収納することが可能となっている。
【0011】
図4は、接合させた脚部19の上部(細径部37)を基部11内に収容した状態を示している。このように、軸33の下部である細径部37を基部11によって固定することで、開脚することなく脚部19を保持することが可能となっている。
次に、図4の状態からさらに図2に示すような筆記具の形態へ変化する場合について説明する。図4の状態では、筆記部材5はロボット玩具1の背中に相当する部分に前述した構造によって固定された状態となっているが、当該筆記部材5を取り外し、筆記部材5の大径部39の端部に形成した凹部(図示せず)に脚部19の下端部を嵌合させることで、脚部材19と筆記部材5を同軸上で着脱自在に結合させることが可能となっている。
筆記部材5の先端であるペン先23はキャップ25の取付によって保護されているが、筆記具としての使用時にはキャップ25は、ロボット玩具1の頭部7に対しても取付可能となっているので頭部7に取り付けておくことができる。
【0012】
脚部19の開脚構造についてもう少し詳しく説明する。図5に脚部19の取付部分を中心とした断面図を示す。
前述のように脚部19は、基部11内で摺動可能な摺動部材17の下端部に連結部材29を介して取り付けられている。
この連結部材29を介すことによって、脚部19は単に開くのではなく、脚部19を長手方向に対して平行に保ったまま開脚することが可能となっている。この開脚の際、開脚した各脚部19a、19bの間には固定部材21を装着するようになっている。固定部材21は、有底筒状の部材であり、筒状部分が前記摺動部材17の下端部に嵌合するようになっている。さらに、当該筒状部分には2つの切欠41、41が直径方向に対して対向する位置に形成されており、この切欠41によって摺動部材17への取付の際に、摺動部材17に取り付けられている連結部材29を避けて取り付けることが可能となっている。
この固定部材21が無い場合には、脚部19は連結部材29の軸33に対して自由に回動することになり、ロボット玩具としての形態が安定せず自立することができない。しかし、固定部材21を取り付けることによって、固定部材21が脚部19が開こうとする方向および閉じようとする方向の両方向を規制することとなり、脚部19の開脚状態を保持することが可能となっている。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したロボット玩具は、低価格の商品として販売することを目的としたものであるので、コスト高となるような複雑な機構や多数の部品を使用することができない。しかし、上記の構造を備えることで、簡単な機構によってロボット玩具から筆記具への形態の変化が可能であり、玩具あるいは筆記具として使えるものでありながら安価に提供することが可能となっているものである。
また、本発明のロボット玩具は、上記効果に加えて、簡単な構成によって可逆的に変化する脚部等の形態を保持することが可能であるという効果をも有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、ロボットの状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、筆記具の状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、ロボットから筆記具への変化の課程を説明するための説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、ロボットから筆記具への変化の課程を説明するための説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるロボット玩具の、要部を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 ロボット玩具
3 ロボット玩具本体
5 筆記部材
7 頭部
9 胴部
11 基部
13 胸部材
15 腕部材
17 摺動部材
19 脚部
21 固定部材
23 ペン先
25 キャップ
27 突起
29 連結部材
31 軸
33 軸
35 足先部材
37 細径部
39 大径部
41 切欠
Claims (1)
- 下記の要件を備えたことを特徴とする変形ロボット玩具
(イ)ロボットの形態から筆記具の形態に可逆的に変化可能なロボット玩具であること。
(ロ)前記ロボット玩具は、胴体部と、開脚可能な一対の脚部と、開脚した当該脚部を固定するために各脚部の間に装着可能となっている固定部材と、取り外し可能に固定された筆記部材とから構成されていること。
(ハ)前記脚部は、前記胴体部内を摺動可能な摺動部材に連結部材を介して、前記脚部を平行に保ったまま開脚あるいは互いに接合させる方向に回動可能に取り付けられていること。
(ニ)前記ロボット玩具から取り外された前記筆記部材は、前記各脚部の間に装着された前記固定部材が取り外され前記脚部が互いに接合された状態において、前記脚部の下端部に結合可能となっていること。
Priority Applications (1)
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JP24676399A JP4242017B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 変形ロボット玩具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24676399A JP4242017B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 変形ロボット玩具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001070661A JP2001070661A (ja) | 2001-03-21 |
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WO2017086557A1 (ko) * | 2015-11-20 | 2017-05-26 | 최종일 | 분리형 완구 |
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1999
- 1999-08-31 JP JP24676399A patent/JP4242017B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2017086557A1 (ko) * | 2015-11-20 | 2017-05-26 | 최종일 | 분리형 완구 |
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