JP4241868B1 - 手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着や着脱が容易で、手の爪などによる掻きむしりによる顔、首など体表面の傷を防止したり、爪先の損傷を防止する保護用の手袋を提供する。
【解決手段】本発明は、手の指先を被覆体で覆い、手の爪を保護する手袋であって、手袋の少なくとも人差し指部6、中指部7、薬指部8の被覆体の内側でかつ手のひら方向側にそれぞれ固定体11を備える。固定体の一方の先端は、前述の各指先の先端部の被覆体内側から大人用手袋で、1cm以内、子供用手袋にあっては、0.5cm以内にある。そして固定体11は、一方の先端部から各指のつけね部までを長さ方向に覆い、さらに手のひら方向に延びている。固定体11の他方の長さ方向の先端部は、手のひら部分9に少なくとも手のひら部の長さの1/2以上の長さにわたって延びる。本発明は以上のような固定体11(抵抗体)を備えることで掻きむしり等を快適に防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、手の爪による掻きむしりなどにより、体の表面を傷つけるのを防止したり、または、爪自体の損傷を防ぐための保護用の手袋に関する。
従来からアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を患っている患者、特に、幼児や子供などを意識した、掻きむしり防止のための手袋、防具などは種々、提案されている。
例えば、特許文献1には、手の指先全体をそっくり入れることができる二重構造の掻きむしり防止用手袋が開示されている。この手袋は、外袋と内袋からなる独立した少なくとも2枚の袋材によって手を覆う複数構造の手袋状に形成され、内袋における少なくとも先端部が遊離するような構造になっている。
また、特許文献2には、手の指でからだの表面を掻きむしるのを防止するため、手袋の5本の指の先端部分を覆う手袋が開示されている。
特開平9−59809号公報 特開2005−54337号公報
しかしながら、これらの特許文献は、あくまでも、アトピー性皮膚炎など、掻きむしりを我慢のできない、いわば重症の患者向けに提案されたものである。
従って、それぞれ、着用するには、相当の我慢が必要であるなど問題点が多い。例えば、特許文献1では、手が暑苦しく、使い勝手は良くない。また、特許文献2では、キャップ体で覆われるので、これまた、人によっては暑苦しく感じられたり、使用する人の爪先の形状などにも制約を受ける。
一方、世の中の一般の人においても、これほどの重症でなくても、個人差はあるが、睡眠時には、無意識に爪を立てたり、掻きむしったりすることがある。
その掻きむしりにより、自分の顔、首、手、足を傷つけたりすることもある。また、無意識にシーツやその他の寝具などを掻きむしることにより、指の爪自体を損傷することもある。これは特に爪を長く伸ばしている女性などに見受けられることである。
本発明は、爪を長く伸ばした人、特に女性など、一般の人が、通常の手袋と同じような感覚で、つまり、嵌める、外すなど装着、着脱が容易な保護用の手袋を提供することを目的とする。
本発明の手袋は、少なくとも手の指先、手のひら部、および手の甲部を覆う被覆体を備え、前記手の爪を保護する手袋であって、前記手袋の少なくとも人差し指部、中指部、薬指部の前記被覆体の内側でかつ手のひら方向側にそれぞれ固定体を備え、前記固定体は、前記各指先部の先端部の前記被覆体内側から所定寸法に前記固定体の一方の先端部が存在し、前記所定寸法は、大人用手袋で、前記人差し指、前記中指、前記薬指にあっては、それぞれ1cm以内、子供用手袋にあっては、それぞれ0.5cm以内であり、前記固定体は、前記一方の先端部から前記各指部のつけね部まで長さ方向に延び、さらに手のひら方向に延びる固定体であって、前記固定体の他方の長さ方向の先端部は、前記手のひら部分に少なくとも前記手のひら部の長さの1/2以上の長さにわたって延びる固定体であることを特徴とする。
本発明の手袋を使用することにより、無意識の掻きむしりにより、自分の顔、首、腕、手、足を傷つけたりすることが無くなり、また、掻きむしりにより、手の爪を損傷することも起こりにくくなる。
以下に図面を用いて本発明の実施形態を説明するが、その前に本発明のポイントについて先に述べる。本発明の最大の特徴は、指先、特に爪のある先端部分を曲げることを防止するための抵抗体、以下、本明細書ではこれを固定体というが、この固定体を手袋の少なくとも人差し指部、中指部、薬指部の内側に備えることである。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る手袋20の全体図である。図1は、具体的には、左手用の手袋を手のひら側からみた透かし図である。図中、5は親指部、6は、人差し指部、7は中指部、8は薬指部であり、符号は付けていないが、小指部もある。各指部にある一点鎖線4は、手袋を人が着用した場合に手の爪が来ると思われる位置を参考のために記載したものである。爪の形は勿論個人差があるが、図1にあっては、通常、多くの人がしているように、爪先を普通に短く切った形状を想定している。なお、この想定形状は、後述する図2を参照して頂ければより明瞭に理解される。また、図1は模式図であるので、爪先4から手袋の先、つまり、手袋の厚さ相当部分は他の部位との縮尺の関係では大きく描かれている。
図1の説明をさらに続ける。図中、9は手袋の手のひら部である。11は、本発明のポイントである固定体である。図示するように、人差し指部6、中指部7、薬指部8から、手のひら部9へ、それぞれ、固定体11が伸びている。固定体は、図1のように、一方の先端は、爪の根元部があるあたりに達している。また、他方の先端は、つまり、手のひら側へは指と手のひらを分ける境界線、X−X’から、手のひらと腕との境部Z−Z’の方向の長さの少なくとも1/2は手のひら部に延びていることが必要である。なお、より好ましくは2/3以上伸びていることが好ましい。図1は、このより好ましい2/3程度か、それよりやや長い程度に伸ばした図である。
この辺の詳細説明などは後述する。また、図1のA−A’、Y−Y’は後述する図で用いる。また、手袋20は、手のひらと腕との境部、換言すれば、腕部の付け根部Z−Z’から腕部側に適当な長さの覆い部21を有することもできる。勿論、この覆い部21はなくても良い。
図2は、手袋20の人差し指部に実際に指を入れたとき、つまり、手袋を着用したときの断面図であり、図1のA−A’方向の断面図である。図2中、1は、指の先端部分の可動部、つまり、爪を有する部分で、専門的には末節骨を有する部分である。2は、真ん中の可動部分、専門的には中節骨と言われる部分である。また、3は、第3の可動部分、専門的には基節骨を有する部分、つまり、手のひらにつながる部分である。また、9は手のひら部分である。なお、人指し指部を例示して示したが、中指部、薬指部でも事情は同じである。
固定体11は、金属、竹、木材、プラスチック類、硬質ゴムなどの材質からなる平たく細長い固体である。この固定体11を覆うように、柔らかい布地や生地、天然皮革、人工皮革などからなる保護体12が設けられている。そして、図2に示すように手袋を形成する被覆体13の内側で各指部の手のひら方向側の箇所に図示しない接着剤などを用いて貼り付ける、図示しない糸などで縫い付ける、などの方法で固定されている。これにより、固定体11が指などに直接的に接しないので快適さが維持できる。なお、本明細書でいう被覆体とは通常、手袋の布地などとも言われるものであり、手袋を構成するものであり、手袋の全体に渡って設けられ、手を保護している。本発明の手袋では、この材質は、例えば、綿、絹、ナイロン、毛糸などの繊維製の布地や、天然皮革、人工皮革、プラスチックスその他の手や爪を保護する肌に優しい素材であれば良い。保護体12の材質は被覆体13の材質と同じでも良く変えても良い。ただ、固定体が剛体であるので、それを覆う程度の強度も持ち、手に優しい材料であることが望ましい。
また、図2で示すd部寸法、つまり、手袋の指先の先端の被覆体13の内側から固定体までの寸法、図示するd部寸法は、大人用手袋で1.0cm程度、子供用手袋で0.5cm程度が最大の許容値である。勿論、d部寸法はこの寸法よりも小さくても良い。つまり、固定体11は図2よりも長くても良い。例えば、大人用手袋は0.5cm程度以下、子供用手袋は、0.3cm以下の方がなお好ましい。
なお、d寸法として前述の大人用1.0cm程度、子供用0.5cm程度以内が必要という理由は、固定体11の先端部が後述する指先を曲げず、本発明の目的を達するためには、最低でも指の先端部分の可動部、つまり、末節骨を有する部分の長さの1/2以上の箇所を固定体が覆う必要があるからである。つまり、換言すれば、本発明の手袋の固定体11は、手袋を普通に着用した場合において、指の末節骨を有する部分の長さの1/2以上に渡って固定体11が手のひら部から延びているように設けられているとも言える。
また、固定体を覆う保護体12は、図2では両側から覆われているが、手のひら側に接する方の反対側、つまり、固定体11の下、11と13に挟まれた側の保護体12はなくても良い。即ち、固定体11を手袋の被覆体13に接着材等により直接貼り付けるなどして、この間の保護体12は削除できる。また、手のひら側9に延びるC寸法は、最低でも手のひら部の長さの1/2は必要である。なお、手のひら部の長さとは、例えば、人差し指では、1図のX−X’寸法からZ−Z’寸法であり、図示するように、固定体11が、この長さの1/2以上存在していることが必要である。また、前述のように、固定体がこの長さの2/3以上存在していることがなお好ましい。
図3は、手袋の指先の断面図であり、図1のY−Y’の断面における指との関係も示す図である。図中、4は爪、1は指の末節骨を有する部分、つまり、指の先端の可動部分である。これを覆うように手袋がある。13は手袋の被覆体であり、この断面部分では、固定体11が保護体12に覆われて図のように被覆体13の内側に設けられ、手袋を形成している。
固定体の幅寸法W、厚さ寸法tは、その材質によっても変わるので一律にいくらとは決められないが、幅寸法Wは、指幅Uの幅の半分程度、具体的には大人用であれば、0.8cm程度が好ましい。また、厚さ寸法は、指圧で曲がらなければなるべく薄い方が好ましい。具体的には材質にもよるが、0.1cm程度から0.2cm程度が好ましい。なお、以上に示した幅寸法、厚さ寸法は一例であり、これと異なるものを排除する趣旨ではない。たとえば、手袋の被覆体の厚さが厚くて、固定体の厚さが気にならない場合には、0.3〜0.5cm程度あっても良い。また、幅寸法も指幅近くあっても良い。なお、図1では、固定体の幅を指先部から手のひら部まで同じ幅で示しているがこの幅を変えてもよい。たとえば、手のひら部の幅を小さくしても良い。また、大きくすることもできる。
第1の実施形態の手袋を製造するのには、種々の方法が考えられる。例えば第1の方法としては、手袋の被覆体11全体を図示しないが2つに分割しておく。つまり図2で示す手のひら側13aと、手の甲側13bとに分けておく。次に所定の寸法をもつ固定体11を保護体12で覆った部材を人指し指用、中指用、薬指用とそれぞれ用意する。勿論、この場合、同じものを兼用することもできる。次に部材を手のひら側の被覆体のそれぞれの指部の所定位置に接着材等を用いて貼り付ける。最後に手のひら側の被覆体と手の甲側の被覆体とを例えば図示しない側面部などで糸などを用いて縫いあわせるなどにより製造できる。第2の製造方法の例としては、手のひら側と各指部を予め貼り合わせ、縫い合わせなどで一体としていた手袋被覆体を用意しておき、その人差し指部、中指部、薬指部および手のひら部に前述の部材を接着剤で貼り付ける、糸などで縫いあわせるなどした後、手の甲側の被覆体を縫いあわせるなどすることも可能である。その他、種々の方法が可能であるが、本発明のポイントから外れるので、その他の記載は割愛する。
(第1の実施形態の変形例)
また、このd部寸法は短くして、零にすることも勿論できる。これを描いたのが図4である。図4では、固定体11の先端部11aの端部、つまり、固定体11の先端は、手袋の指の甲側と同じ位置、つまり図のD−D’にまで伸ばすことができる。図4は、また、換言すれば、手袋の指の先端部の甲側の被覆体13の内側と同じ位置に固定体11の一方の先端部を有していると言える。これにより、爪が長い場合でも問題がなく、爪の保護ができる、という更なる効果を奏する。なお、図示しないが、この変形例の図4よりもさらに固定体11の先端部11aをD−D’の先へ延ばす、つまり、図の右側の方向に延ばす、手袋の指の先端部の甲側の被覆体13よりもさらに外側に延ばすように構成することができるのはいうまでもない。
また、図4における12a部、つまり、固定体指先側(11a)先端部はなくても良い。つまり、固定体11の周囲を保護する保護体12の12a部、はなくても良い。そして、直接、被覆体13の固定体指先側13c部と接するようにしても良い。細かい話であるがこのようにすると、12aがなくなるので、13c部の突起状部がなくなり、すっきりとした形にすることが可能となる。また、このように製造する場合も前述の固定体11を保護体12で覆った部材を所定の寸法で切断した切断個所を用いれば良いので簡単である。
以上、第1の実施形態及びその変形例を述べたが、いずれも、人差し指、中指、薬指の三本の指に固定体つき手袋を用いることで、親指と小指の動きがある程度自由度を高めつつ、親指と小指の縦の動きを制約し、掻きむしるほどの動きができなくなり、当初の目的を達する。また、第1の実施形態及びその変形例による手袋では、親指、小指には、固定体がなく、親指、小指の横の動きがある程度自由なため、手の指全体の縦の動きは制限しつつ、横の行誤記の制約を少なくしているので、睡眠時に手袋をすることへの違和感が少なくて済むという効果も有する。
(第2の実施形態)
また、本発明の第2の実施形態として、固定体11を全ての指先に備えるように構成することもできる。これを示したのが図5である。図5の手袋30は、固定体を全ての指に備える。なお、第1の実施形態及びその変形例で説明したことと基本的には変わらないので、異なるところのみ以下に述べる。
本実施形態においては、図示はしないが、図2に示すd部寸法に相当する寸法としては、先端部(末節骨)が大きい親指の特徴上、大人用で1.2cm程度、あるいはこれ以下、子供用で0.6cm程度あるいはこれ以下とするのが好ましい。
また、固定体が手のひら部に延びる必要寸法や好ましい寸法は、実施形態1と同様である。なお、本明細書でいう手のひら部とは、指の付け根の可動部分と手のひらとの境界部、例えば、親指では図5に示すV−V’部をいう。そして、腕部31との境界部であるZ−Z’部までが手のひら部である。なお、固定体の幅寸法や厚さ寸法は実施形態で述べた内容と同様である。また、本実施形態においても実施形態1における変形例と同様の変形例を設けることができるのはいうまでもない。
第2の実施形態、及びその変形例によれば、すべての指部に固定体を備えたため、親指、小指の爪の保護が更に高まっている、という効果を有する。
なお、図6に本発明でいう曲りの概念を念のため図示するが、本発明の各実施形態では、図示しない固定体11を設けることにより、爪を有する指先部、つまり、末節骨の部分の中央部に平行な直線C−C’と手のひら部からの直線、B−B’部のなす角度、θを極力零に近づけるのが目標である。特に機能についての制約はしないが、図8のθとして30度以内程度になることが好ましい。また、こういう観点から言えば、今までの各実施形態の説明で書き洩らしたが、指先のあそびが多すぎるのは好ましくない。従って、手袋の材質、特に指先部分の材質は、手の甲側方向の指先部分も余り大きな変形を許容しないものであることが好ましい。つまり、ある程度、しっかりとした材質のものであることが好ましい。
また、指先の形状もこの観点では余裕がありすぎるは好ましくない。図2、図3、図4で例示したほどぴったりフィットさせる必要性は必ずしもないので、これらの図よりもあそび部が若干大きい、つまり手袋の被覆体13や、固定体11の手の指側に接する方の保護体12と手の指部とのすきまは若干あっても良いとは言える。しかし、俗な表現であるが手の指の大きさに対して手袋の指先部がブカブカとしているような状態では前述の曲がりを抑えることはできないので好ましくない。こういった観点でいえば、図示していないが、指先を挿入後に指先の手のひら側と、手の甲側を軽く締めつける付属具を設けることもできる。
(その他図示しない変形の態様)
なお、以上の実施形態では、各固定体は、それぞれ相互に独立して手袋に備えられているが、例えば、手のひら部で連結することもできる。この場合、すべての固定体を連結することも一部の固定体のみを連結することも可能である。さらにその連結は接着剤等による固定的な連結を主なうこともできるし、取り外し可能なヒンジ、ネジ等を用いて一時的な連結を行うこともできる。
また、実施形態では、固定体11は、手袋の被覆体13などに固定していたが、図示しないが保護体12を袋状にして被覆体13の前述の箇所に固定して設け、固定体11は袋状の保護体12から分離しておくようにすることもできる。こうしておけば、使用する人が固定体11を夜などに眠るときだけ袋状の保護体12に挿入して用い、普段は、固定体をはずして通常の手袋と同様に使用するようにすることも可能である。
この場合、固定体11は手のひら部から挿入するが、挿入後にファスナーなど固定体の脱落を防止する道具を設けても良く、設けなくても良い。
以上、実施形態を元に本発明を説明した。さらに図示しないその他の変形についても説明したが、本発明は以上の実施形態、変形例などに拘泥されず、その技術思想の範囲で種々の改変ができることはいうまでもないことである。
第1の実施形態の手袋の図(左手用手袋を手のひら側からみた透視図) 上記手袋を着用した際の指の長さ方向の断面図 上記手袋を着用した際の指先部の幅方向の断面図 第1の実施形態の変形例 第2の実施形態の手袋の図(左手用手袋を手のひら側からみた透視図) 指先の曲がりを説明する説明図
符号の説明
1 末節骨部(指の先端可動部で爪を有する部分)
2 中節骨部(指の中間可動部、親指にはない部分)
3 基節骨部(指の根元の可動部分で、手のひらへと繋がる部分)
4 爪
5 手袋の親指部
6 手袋の人指し指部
7 手袋の中指部
8 手袋の薬指部
9 手袋の手のひら部
11 固定体
11a 固定体の指先方向先端部
11b 固定体の手のひら方向の先端部
12 保護体
12a 保護体の固定体指先側先端部
13 被覆体
13a 被覆体の手のひら側
13b 被覆体の手の甲側
13c 被覆体の固定体指先側先端部
20、30 手袋
21、31 手袋の腕部



Claims (3)

  1. 少なくとも手の指先、手のひら部、および手の甲部を覆う被覆体を備え、前記手の爪を保護する手袋であって、前記手袋の少なくとも人差し指部、中指部、薬指部の前記被覆体の内側でかつ手のひら方向側にそれぞれ固定体を備え、
    前記固定体は、前記各指先部の先端部の前記被覆体内側から所定寸法に前記固定体の一方の先端部が存在し、前記所定寸法は、大人用手袋で、前記人差し指、前記中指、前記薬指にあっては、それぞれ1cm以内、子供用手袋にあっては、それぞれ0.5cm以内であり、
    前記固定体は、前記一方の先端部から前記各指部のつけね部まで長さ方向に延び、さらに手のひら方向に延びる固定体であって、前記固定体の他方の長さ方向の先端部は、前記手のひら部分に少なくとも前記手のひら部の長さの1/2以上の長さにわたって延びる固定体であることを特徴とする手袋。
  2. 固定体の前記一方の先端部は、前記各指先の長さ方向の断面形状において、前記手袋の指の先端部の甲側の前記被覆体の内側と同じ位置に前記固定体の一方の先端部を有することを特徴とする請求項1記載の手袋。
  3. 前記固定体を全ての指に備え、かつ、前記固定体の前記所定寸法が、親指部にあっては、大人用手袋で1.2cm以内、子供用手袋で0.6cm以内であり、小指部にあっては、大人用手袋で1cm以内、子供用手袋で0.5cm以内であることを特徴とする請求項1または2に記載の手袋。
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