JPH08284006A - 作業用手袋 - Google Patents

作業用手袋

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JPH08284006A
JPH08284006A JP8436195A JP8436195A JPH08284006A JP H08284006 A JPH08284006 A JP H08284006A JP 8436195 A JP8436195 A JP 8436195A JP 8436195 A JP8436195 A JP 8436195A JP H08284006 A JPH08284006 A JP H08284006A
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JP
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finger
thumb
glove
sewn
covering
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JP8436195A
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Shigeru Watanabe
渡辺  滋
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Towa Corp
Towa Corp Co Ltd
Original Assignee
Towa Corp
Towa Corp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着用者の指に縫着部の違和感等を与えること
なく、細かい指先の手作業が楽に行なえる作業用手袋を
提供すること。 【構成】 手の甲側を被う甲側部の周縁部と、手の掌側
を被う掌側部の周縁部とを縫着して手袋本体を形成し、
同手袋本体の表面をゴム素材又は合成樹脂素材よりなる
被覆保護層部により被覆して形成した作業用手袋におい
て、掌側部の各指の腹部は、甲側部の各指の背部よりも
幅を広く形成すると共に、長さを長く形成して、縫着線
が各指の側面を指の付根部の略中央部位置より、爪先部
へ向けて漸次上方へ伸延して、指先部の縫着線が爪の上
面に位置するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業用手袋に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、作業用手袋の一形態として、メリ
ヤス等の布地により成形した手袋本体の表面を、ゴム素
材又は合成樹脂素材よりなる被覆保護層部により被覆し
て形成したものがあり、手袋本体は、手の甲側を被う甲
側部の周縁部と、手の掌側を被う掌側部の周縁部とを縫
着して形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した手
袋本体は、甲側部と掌側部を略同一形状に形成している
ために、縫着線が指先部においては、指先の腹の部分に
位置するか、又は、爪と指先との間に位置して、作業用
手袋を着用した手の指先で細い物をつかむ際に、指先の
腹の部分に位置している縫着部が支障となったり、又
は、爪と指先との間に縫着部が入って指に痛みや違和感
を与えるという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、手
の甲側を被う甲側部の周縁部と、手の掌側を被う掌側部
の周縁部とを縫着して手袋本体を形成し、同手袋本体の
表面をゴム素材又は合成樹脂素材よりなる被覆保護層部
により被覆して形成した作業用手袋において、掌側部の
各指腹部は、甲側部の各指背部よりも幅を広く形成する
と共に、長さを長く形成して、縫着部の外形線が各指の
側面を指の付根部の略中央部位置より、爪先部へ向けて
漸次上方へ伸延して、指先縫着部が爪の上面に位置する
ようにしたことを特徴とする作業用手袋を提供せんとす
るものである。
【0005】また、親指の側面より人差し指の側面に連
なる縫着部の部分が、手の甲側に位置するようにしたこ
と、親指を除く手の甲側を被う甲側部と、親指を除く手
の掌側を被う掌側部とを親指側にて一体に連ねて形成す
ると共に、掌側部に親指部取付孔を形成し、甲側部と掌
側部とを二つ折りにして周縁部同士を縫着し、親指部取
付孔に別に二つ折りにして縫着した親指部の基端周縁部
を縫着して手袋本体を形成し、同手袋本体の表面をゴム
素材又は合成樹脂素材よりなる被覆保護層部により被覆
して形成した作業用手袋において、掌側部の各指腹部
は、甲側部の各指背部よりも幅を広く形成すると共に、
長さを長く形成して、縫着部が各指の側面を指の付根部
の略中央部位置より、爪先部へ向けて漸次上方へ伸延し
て、指先縫着部が爪の上面に位置するようにしたこと、
不使用状態において、親指部の先端部が人差し指部の先
端部と中指部の先端部との間に位置して、各先端部が仮
想鋭角三角形の各頂点に位置するように形を保つことが
できるようにしたことことにも特徴を有する。
【0006】
【作用】本発明では、作業用手袋を着用して細かい物を
つかんだりする作業時に、同作業用手袋の縫着部が各指
の側面を指の付根部の略中央部位置より、爪先部へ向け
て漸次上方へ伸延して、指先縫着部が爪の上面に位置す
るようにしているために、同縫着部が手袋着用者の指の
支障とならず、また、指先縫着部が爪と指先との間に入
って指に痛みや違和感を与えるという不具合が生じず、
指先を使用する細かい手作業も楽に行なうことができ
る。
【0007】この際、指先縫着部は、爪の上面に位置し
ているために、指を曲げた際には、同指先縫着部が爪上
を後方へスムーズに滑って移動し、指先の背側部の伸び
代を小さくすることができて、指が曲げやすくなる。
【0008】しかも、親指の側面より人差し指の側面に
連なる縫着部の部分が、手の甲側に位置するようにした
場合には、作業用手袋を着用して物を把持した際に、上
記縫着部の部分が物と手の掌側との間に位置することが
なく、従って、手袋着用者に違和感を与えることがない
と共に、使用により経時的に縫着線の部分の縫着糸がす
り切れるのを防止することができる。
【0009】さらに、手袋本体の甲側部と掌側部とを親
指部を除いて一体に形成して、甲側部と掌側部とを二つ
折りにして周縁部同士を縫着すると共に、親指部も二つ
折りにして縫着するようにした場合には、特に、親指部
と人差し指の間に位置する縫着部を少なくすることがで
きて、縫着部が小さい物をつかむのに重要な親指と人差
指に与える違和感を少なくすることができる。
【0010】また、使用者が作業用手袋に手を挿入して
着用した際に、親指部が人差し指部と中指部とに対向し
て、各先端部が仮想鋭角三角形の各頂点に位置するよう
にした場合には、手袋着用者は物を楽に把持することが
できる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0012】図1に示すAは、本発明に係る作業用手袋
であり、同作業用手袋Aは、メリヤス等の布地により成
形した手袋本体1の表面を、ゴム素材や塩化ビニル樹脂
等の合成樹脂素材よりなる被覆保護層部2により被覆し
て形成している。F1は親指部、F2は人差し指部、F3は中
指部、F4は薬指部、F5は小指部である。
【0013】手袋本体1は、図2〜図4に示すように、
手の甲側を被うべく布地を手形状に裁断して形成した甲
側部3の周縁部と、手の掌側を被うべく布地を手形状に
裁断して形成した掌側部4の周縁部とを縫着して形成し
ている。
【0014】そして、甲側部3は、図2に示すように、
甲側部本体3aに親指から小指に至る五本の親指背部3bと
人差し指背部3cと中指背部3dと薬指背部3eと小指背部3f
とを一体に型取りして形成しており、各指背部3b,3c,3
d,3e,3fは、それぞれ付根部より指先部へ向けて漸次細
幅に形成し、先細り状となしている。
【0015】また、掌側部4は、図2に示すように、掌
側部本体4aに親指から小指に至る五本の親指腹部4bと人
差し指腹部4cと中指腹部4dと薬指腹部4eと小指腹部4fと
を一体に型取りして形成しており、各指腹部4b,4c,4d,4
e,4fは、その付根部の幅を縫着状態にて対向する上記甲
側部3の各指腹部3b,3c,3d,3e,3fの付根部の幅と略同一
若しくはやや広幅に形成すると共に、付根部より指先部
へ向けて漸次広幅に形成して、先太り状となしている。
【0016】このようにして、図4に示すように、対向
する各指背部3b,3c,3d,3e,3fと各指腹部4b,4c,4d,4e,4f
との周縁部同士を縫着することにより形成される縫着部
5の外形線が、各指の側面を、各指の付根部の略中央部
位置7より指先部へ向けて漸次上方へ伸延して、各指先
縫着部5aが手袋着用者の手Hの爪8の上面に位置するよ
うにしている。
【0017】特に、指先縫着部5aは、図5〜図7に示す
ように、爪8の上面の先端側寄りに位置させるのが好ま
しく、指を曲げた際に、縫着部5が爪8上をスムーズに
後方へ滑って移動して、指背部3b,3c,3d,3e,3fの伸び代
を小さくすることができるようにして、指を曲げやすく
している。
【0018】しかも、各指先縫着部5aが爪8の上面に位
置しているために、各指背部3b,3c,3d,3e,3fよりも各指
腹部4b,4c,4d,4e,4fの面積を大きくすることができると
共に、各指腹部4b,4c,4d,4e,4fに形成される被覆保護層
2の肉厚を均一に保つことができて強度を充分に確保す
ることができ、指先を使用する細かい手作業を頻繁に行
なう場合にも、作業用手袋Aの寿命を長期間にわたって
良好に確保することができる。
【0019】また、図4に示すように、親指背部3bと親
指腹部4bの側縁部とを縫着して形成される縫着部5の部
分と、人差し指背部3cと人差し指腹部4cの側縁部とを縫
着して形成される縫着部5の部分との連なり部5bは、手
袋着用者の手Hの甲側に位置するようにしている。
【0020】このようにして、作業用手袋Aを着用して
物を把持した際に、縫着部5の連なり部5bが物と手Hの
掌側との間に位置することがないようにして、手袋着用
者に違和感を与えることがないようにすると共に、使用
により経時的に連なり部5bの縫着糸がすり切れるのを防
止することができるようにしている。
【0021】さらに、図2に示すように、親指部F1と人
差し指部F2との股部11を形成する甲側部3と掌側部4の
各股部形成縁部11a,11b は、内側方へ凹状に弯曲させて
形成すると共に、親指背部3bと親指腹部4bの各外側縁部
3g,4g は外側方へ凸状に膨出させて形成して、図3に示
すように、甲側部3と掌側部4の周縁部同士を縫着して
形成される手袋本体1の親指部F1の自由度を可及的に大
きくしている。
【0022】そして、図8に示すように、作業用手袋A
は、不使用状態においては、親指部F1の先端部P1が人差
し指部F2の先端部P2と中指部F3の先端部P3との間に位置
して、各先端部P1,P2,P3が仮想鋭角三角形Tの各頂点に
位置するように形を保つことができるようにしている。
【0023】このようにして、使用者が作業用手袋Aに
手Hを挿入して着用した際に、親指部F1が人差し指部F2
と中指部F3とに対向して、各先端部P1,P2,P3が仮想鋭角
三角形Tの各頂点に位置するようにして、手袋着用者が
物を楽に把持することができるようにしている。
【0024】被覆保護層部2は、上記のように形成した
手袋本体1の表面に、例えば、ゴムラテックスや塩化ビ
ニル樹脂を浸漬又はスプレー等により塗布して形成して
いるものである。
【0025】そして、ゴムラテックスを塗布した場合
は、例えば、80℃の温度の熱風により30分間加熱乾
燥し、110℃にて60分間で加硫成形することができ
る。
【0026】また、塩化ビニル樹脂を塗布した場合は、
例えば、170℃〜180℃にて20分〜30分間加熱
処理することにより成形することができる。
【0027】ここで、手袋本体1は、手袋形に裁断縫製
する前の布地の表面に、撥水性と撥油性を有するフッ素
樹脂やシリコン樹脂等を薄く塗布して、シリコン樹脂薄
層等を形成しておくことにより、ゴムラテックスや塩化
ビニル樹脂が布地の繊維内に浸透するのを防止すること
ができる。
【0028】このようにして、作業用手袋Aを着用した
際に、柔軟にして手や指の屈伸作用を容易に行なうこと
ができると共に、手袋着用感を良好にし、しかも、作業
用手袋Aに適度の通気性と吸湿性とをもたせ、手より発
散する汗等を吸収して手の荒れ等を防止することができ
るものとすることができる。
【0029】図9及び図10は、第二実施例としての手
袋本体1を示しており、同手袋本体1について以下に説
明する。
【0030】すなわち、手袋本体1は、図9及び図10
に示すように、基本形状は第一実施例の手袋本体1と同
様に形成しているが、親指部F1と人差し指部F2との股部
11を形成する甲側部3と掌側部4の各股部形成縁部11a,
11b をそれぞれ第一実施例の甲側部3及び掌側部4の股
部形成縁部よりも大きく凹状に弯曲させて形成し、両股
部形成縁部11a,11b を縫着して形成される連なり部5b
が、手袋着用者の手Hの甲側に大きく偏位して位置する
ようにしている。
【0031】このようにして、手袋本体1の親指部F1の
自由度を大きくすると共に、不使用状態においても、親
指部F1の先端部P1と人差し指部F2の先端部P2と中指部F3
の先端部P3とにより仮想鋭角三角形Tの各頂点を形成す
る作業用手袋Aの保形性を良好にし、しかも、物を把持
した際に、縫着部5の連なり部5bが物と手Hの掌側との
間に位置することがないようにして、手袋着用者に違和
感を与えることがないようにすると共に、使用により経
時的に連なり部5bの縫着糸がすり切れるのを防止するこ
とができるようにしている。
【0032】また、第一実施例と同様に、作業用手袋A
を着用して指を曲げた際には、縫着部5が爪8上をスム
ーズに後方へ滑って移動して、各指背部3b,3c,3d,3e,3f
の伸び代を小さくすることができるようにし、各指を曲
げやすくして、作業能率を向上させることができるよう
にしている。
【0033】しかも、各指先縫着部5aが爪8の上面に位
置しているために、各指背部3b,3c,3d,3e,3fよりも各指
腹部4b,4c,4d,4e,4fの面積を大きくすることができると
共に、各指腹部4b,4c,4d,4e,4fに形成される被覆保護層
2の肉厚を均一に保つことができて強度を充分に確保す
ることができ、指先を使用する細かい手作業を頻繁に行
なう場合にも、作業用手袋Aの寿命を長期間にわたって
良好に確保することができる。
【0034】図11及び図12は、第三実施例としての
手袋本体1を示しており、同手袋本体1について以下に
説明する。
【0035】すなわち、手袋本体1は、図11及び図1
2に示すように、甲側部3の股部形成縁部11a を大きく
凹状に弯曲させると共に、親指背部3bの外側縁部を外側
方へく字状に膨出させて形成して、甲側部本体3aを、広
幅に形成する一方、掌側部4の掌側部本体4aを細幅に形
成して、人差し指腹部4cと中指腹部4dとの股部の直下方
位置に掌側部本体4aの側縁部4gを位置させて、同側縁部
4gの上端部より下方へ垂下状に膨出する親指腹部4bを形
成し、同親指腹部4bの直上方に人差し指腹部4cを位置さ
せている。
【0036】このようにして、甲側部3と掌側部4の周
縁部同士を縫着する際に、掌側部4の親指腹部4bを上方
へ折返し状にして、甲側部3の親指背部3bと符合させる
と共に、両周縁部同士を縫着して、甲側部3の親指背部
3bと、同親指背部3bの直下方に位置する甲側部本体3aの
部分を掌側へ廻り込ませて縫着することにより、親指部
F1の自由度を大きくすると共に、親指部F1と人差し指部
F2と中指部F3とにより仮想鋭角三角形Tを形成する作業
用手袋Aの保形性を良好にし、しかも、連なり部5bが、
手袋着用者の手Hの甲側に大きく偏位して位置するよう
にしている。
【0037】また、第一実施例と同様に、作業用手袋A
を着用して指を曲げた際には、縫着部5が爪8上をスム
ーズに後方へ滑って移動して、各指背部3b,3c,3d,3e,3f
の伸び代を小さくすることができるようにし、各指を曲
げやすくして、作業能率を向上させることができるよう
にしている。
【0038】しかも、各指先縫着部5aが爪8の上面に位
置しているために、各指背部3b,3c,3d,3e,3fよりも各指
腹部4b,4c,4d,4e,4fの面積を大きくすることができると
共に、各指腹部4b,4c,4d,4e,4fに形成される被覆保護層
2の肉厚を均一に保つことができて強度を充分に確保す
ることができ、指先を使用する細かい手作業を頻繁に行
なう場合にも、作業用手袋Aの寿命を長期間にわたって
良好に確保することができる。
【0039】図13及び図14は、第四実施例としての
手袋本体1を示しており、同手袋本体1について以下に
説明する。
【0040】すなわち、手袋本体1は、図13及び図1
4に示すように、親指背部3bを除く手の甲側を被う甲側
部3と、親指腹部4bを除く手の掌側を被う掌側部4とを
親指側にて一体に連ねて形成すると共に、掌側部4に親
指部取付孔13を形成して、甲側部3と掌側部4を二つ折
りして周縁部同士を縫着するようにしており、第一実施
例の手袋本体1と同様に、各指背部3c,3d,3e,3f は、そ
れぞれ付根部より指先部へ向けて漸次細幅に形成して、
先細り状とする一方、各指腹部4c,4d,4e,4f は、その付
根部の幅を縫着状態にて対向する上記甲側部3の各指腹
部3c,3d,3e,3fの付根部の幅と略同一若しくはやや広幅
に形成すると共に、付根部より指先部へ向けて漸次広幅
に形成して、先太り状となしている。
【0041】そして、親指部F1は、図13に示すよう
に、別の布地を裁断して親指背部3bと親指腹部4bとを一
体に形成し、二つ折りにして側縁同士を縫着して、基端
周縁部を親指部取付孔13に縫着するようにしており、同
親指部F1は、親指腹部4bを親指背部3bよりも幅を親指の
付根部より爪先部へ向けて漸次幅広に形成すると共に、
長さも長く形成している。
【0042】このようにして、各指背部3b,3c,3d,3e,3f
と各指腹部4b,4c,4d,4e,4fの周縁部同士を縫着すること
により形成される縫着部5の外径線が、第一実施例の手
袋本体1と同様に、各指の側面を指の付根側の略中央部
位置7より爪先側へ向けて漸次上方へ伸延して、指先縫
着部5aが手袋着用者の爪8の上面の先端側寄りに位置す
るようにしている。
【0043】かかる手袋本体1は、甲側部3と掌側部4
とを親指部F1を除いて一体に形成して、甲側部3と掌側
部4とを二つ折りにして周縁部同士を縫着すると共に、
親指部F1も二つ折りにして縫着するようにしているため
に、特に、親指部F1と人差し指部F2に位置する縫着部5
を少なくすることができて、物をつかむのに重要な親指
と人差し指に与える違和感を少なくすることができて、
指を曲げた際には、指先縫着部5aが爪8上をスムーズに
後方へ滑って移動して、各指背部3b,3c,3d,3e,3fの伸び
代を小さくすることができるようにし、各指を曲げやす
くして、作業能率を向上させることができるようにして
いる。
【0044】しかも、各指先縫着部5aが爪8の上面に位
置しているために、各指背部3b,3c,3d,3e,3fよりも各指
腹部4b,4c,4d,4e,4fの面積を大きくすることができると
共に、各指腹部4b,4c,4d,4e,4fに形成される被覆保護層
2の肉厚を均一に保つことができて強度を充分に確保す
ることができ、指先を使用する細かい手作業を頻繁に行
なう場合にも、作業用手袋Aの寿命を長期間にわたって
良好に確保することができる。
【0045】さらに、不使用状態においても、親指部F1
の先端部P1と人差し指部F2の先端部P2と中指部F3の先端
部P3とにより仮想鋭角三角形Tの各頂点を形成する作業
用手袋Aの保形性を良好にして、この点からも作業能率
を向上させることができるようにしている。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0047】 請求項1記載の本発明によれば、縫着
部が各指の側面を指の付根部の略中央部位置より、爪先
部へ向けて漸次上方へ伸延して、指先縫着部が爪の上面
に位置するようにしているために、作業用手袋を着用し
て細かい物をつかんだりする作業時に、縫着部が手袋着
用者の指の支障とならず、また、指先縫着部が爪と指先
との間に入って指に痛みや違和感を与えるという不具合
が生じない。
【0048】しかも、指先縫着部は、爪の上面に位置し
ているために、指を曲げた際には、同指先縫着部が爪上
を後方へスムーズに滑って移動し、指先の背側部の伸び
代を小さくすることができて、指が曲げやすくなる。
【0049】従って、本発明に係る作業用手袋は、指先
を使用する細かい手作業が行ない易く、かかる手作業に
好適である。
【0050】また、各指先縫着部が爪の上面に位置して
いるために、各指背部よりも各指腹部の面積を大きくす
ることができると共に、各指腹部に形成される被覆保護
層部の肉厚を均一に保つことができて、強度を充分に確
保することができ、指先を使用する細かい手作業を頻繁
に行なう場合にも、作業用手袋の寿命を長期間にわたっ
て良好に確保することができる。
【0051】 請求項2記載の本発明によれば、親指
の側面より人差し指の側面に連なる縫着部の部分が、手
の甲側に位置するようにしているために、作業用手袋を
着用して物を把持した際に、上記縫着部の部分が物と手
の掌側との間に位置することがなく、従って、手袋着用
者に違和感を与えることがないと共に、使用により経時
的に縫着線の部分の縫着糸がすり切れるのを防止するこ
とができる。
【0052】 請求項3記載の本発明によれば、手袋
本体の甲側部と掌側部とを親指部を除いて一体に形成し
て、甲側部と掌側部とを二つ折りにして周縁部同士を縫
着すると共に、親指部も二つ折りにして縫着するように
しているために、特に、親指部と人差し指の間に位置す
る縫着部を少なくすることができて、縫着部が小さい物
をつかむのに重要な親指と人差し指に与える違和感を少
なくすることができると共に、上記請求項1記載の本発
明と同様の効果が得られる。
【0053】 請求項4記載の本発明によれば、使用
者が作業用手袋に手を挿入して着用した際に、親指部が
人差し指部と中指部とに対向して、各先端部が仮想鋭角
三角形の各頂点に位置するようにしているために、手袋
着用者は物を楽に把持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業用手袋の一部切欠斜視図。
【図2】手袋本体の展開図。
【図3】手袋本体の斜視図。
【図4】同手袋本体の側面説明図。
【図5】作業用手袋の指部の断面斜視説明図。
【図6】同作業用手袋の指部の断面側面説明図。
【図7】同作業用手袋の指部の断面正面説明図。
【図8】同作業用手袋の説明図。
【図9】第二実施例としての手袋本体の展開図。
【図10】同手袋本体の斜視図。
【図11】第三実施例としての手袋本体の展開図。
【図12】同手袋本体の斜視図。
【図13】第四実施例としての手袋本体の展開図。
【図14】同手袋本体の斜視図。
【符号の説明】
A 作業用手袋 1 手袋本体 2 被覆保護層部 3 甲側部 4 掌側部 5 縫着部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手の甲側を被う甲側部の周縁部と、手の
    掌側を被う掌側部の周縁部とを縫着して手袋本体を形成
    し、同手袋本体の表面をゴム素材又は合成樹脂素材より
    なる被覆保護層部により被覆して形成した作業用手袋に
    おいて、 掌側部の各指腹部は、甲側部の各指背部よりも幅を広く
    形成すると共に、長さを長く形成して、縫着部の外形線
    が各指の側面を指の付根部の略中央部位置より、爪先部
    へ向けて漸次上方へ伸延して、指先縫着部が爪の上面に
    位置するようにしたことを特徴とする作業用手袋。
  2. 【請求項2】 親指の側面より人差し指の側面に連なる
    縫着部の部分が、手の甲側に位置するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の作業用手袋。
  3. 【請求項3】 親指を除く手の甲側を被う甲側部と、親
    指を除く手の掌側を被う掌側部とを親指側にて一体に連
    ねて形成すると共に、掌側部に親指部取付孔を形成し、
    甲側部と掌側部とを二つ折りにして周縁部同士を縫着
    し、親指部取付孔に別に二つ折りにして縫着した親指部
    の基端周縁部を縫着して手袋本体を形成し、同手袋本体
    の表面をゴム素材又は合成樹脂素材よりなる被覆保護層
    部により被覆して形成した作業用手袋において、 掌側部の各指腹部は、甲側部の各指背部よりも幅を広く
    形成すると共に、長さを長く形成して、縫着部が各指の
    側面を指の付根部の略中央部位置より、爪先部へ向けて
    漸次上方へ伸延して、指先縫着部が爪の上面に位置する
    ようにしたことを特徴とする作業用手袋。
  4. 【請求項4】 不使用状態において、親指部の先端部が
    人差し指部の先端部と中指部の先端部との間に位置し
    て、各先端部が仮想鋭角三角形の各頂点に位置するよう
    に形を保つことができるようにしたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の作業用手袋。
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