JP4241692B2 - 光電変換装置用の走査回路 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナ、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等に用いられる光電変換装置に関するものである。
近年CMOSプロセスを利用したCMOSセンサと呼ばれる光電変換装置が注目されている。CMOSセンサは、周辺回路混載の容易性、低電圧駆動等の理由から、とくに携帯情報機器分野の利用が期待されている。図8は、従来技術による光電変換装置の等価回路図を示したものである。この図において、画素は2×2の配列となっているが、特に制限されるものではない。図8において、単位画素内は、光電変換素子であるフォトダイオード1と、フォトダイオード1で発生した信号を増幅する増幅MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)2と、増幅MOSFET2の入力を所定電圧にリセットするリセットスイッチ4、および増幅MOSFET2のソース電極と垂直出力線7との導通を制御する選択スイッチ5から成っている。また、フォトダイオード1と増幅MOSFET2のゲート電極との導通を制御する転送スイッチ3が設けられている。
この光電変換装置の動作を図9のタイミングチャートを用いて説明する。垂直走査回路6によってある行(以下n行であるとする)が選択されたとき、まずリセット信号φRES(n)がローとなり、リセットスイッチがオフする。次に選択信号φSEL(n)がハイとなり、選択スイッチ5がオンすることで増幅MOSFET2のソースは垂直出力線7と導通し、選択された画素と定電流負荷9によって、ソースフォロワ回路が形成され、画素のリセット状態に対応する出力が垂直出力線7上にあらわれる。φCLPがローとなり、スイッチ13がオフする瞬間に、この垂直出力線電位がクランプ容量(C0)12によって、クランプされる。つづいて、転送信号φTXが一定期間ハイとなり、フォトダイオード1から増幅MOSFET2のゲートに光電荷が転送され、光電荷量に応じて、垂直出力線7の電位が変化する。それに追随して、ライン保持容量(CT)10の電位は、初期電位VCLPから変化し、その変化量はC0/(C0+CT)のゲイン比となる。このライン保持容量CTでの電位変化は、φCTがローとなり、スイッチ8がオフした時点で確定する。しかるのち、水平走査回路11から発生される水平走査パルスφH1、H2によって、順次ライン保持容量10に保持された信号を、水平出力線15に読み出していくことで、1行分の出力信号が出力アンプ16を介して出力される。
しかしながら、前述した従来技術による光電変換装置においては、以下のような問題がある。水平走査回路11内には多数の論理ゲートが含まれているため、水平転送パルスφHを発生する瞬間に、これらの論理ゲートが一斉に動作することで電源VDDと接地電位GND間に貫通電流が流れる。この貫通電流が電源供給経路または接地電位供給経路上に電圧降下を生じさせるため、φHのハイレベルと、ローレベルは変動し、ノイズとなる。このノイズは、ライン保持容量10から水平出力線15にいたる信号経路と、水平転送ゲート14のゲート電極との容量結合によって、光応答信号に重畳され、S/N劣化の原因となる。また、水平転送パルス発生時に限らず、センサ周辺回路の論理回路でイベントが発生すると、同様な電源供給経路上および接地電位供給経路上に電圧降下が発生し、それらは信号経路上に設けられたスイッチ類と、アナログ信号経路との容量結合によって、光応答信号に混入する。このような論理回路ノイズの混入によって、従来の光電変換装置のS/N特性は著しく制限されていた。したがって、これを解決するために論理回路部とバッファ回路部を有するシフトレジスタにおいて、論理回路部からのノイズによるバッファ回路部への影響を低減することを目的とする。
上記課題を解決するために、供給されたクロック信号に基づき順次パルスを供給するための論理回路部と、該論理回路部からの順次パルスを入力信号とし、インピーダンス変換をするためのバッファ回路部とを同一半導体基板上に有し、光電変換素子からの信号を読み出すための読み出し回路に含まれるスイッチを駆動するための、光電変換装置用の走査回路であって、前記バッファ回路のための接地レベルが供給される第1導電型の第1の半導体領域内に形成された第1導電型の第2の半導体領域と、前記論理回路部のための接地レベルが供給される第1導電型の第3の半導体領域内に形成された第1導電型の第4の半導体領域とを有し、前記第1の半導体領域と第3の半導体領域とが、第2導電型の第5の半導体領域によって分離されていることを特徴とする光電変換装置用の走査回路を提供する。
また、供給されたクロック信号に基づき順次パルスを供給するための論理回路部と、該論理回路部からの順次パルスを入力信号とし、インピーダンス変換をするためのバッファ回路部とを同一半導体基板上に有し、光電変換素子からの信号を読み出すための読み出し回路に含まれるスイッチを駆動するための、光電変換装置用の走査回路であって、前記バッファ回路のための電源レベルが供給される第1導電型の第1の半導体領域内に形成された第1導電型の第2の半導体領域と、前記論理回路部のための電源レベルが供給される第1導電型の第3の半導体領域内に形成された第1導電型の第4の半導体領域とを有し、前記第1の半導体領域と第3の半導体領域とが、第2導電型の第5の半導体領域によって分離されていることを特徴とする光電変換装置用の走査回路を提供する。
以上説明したように、本発明によれば、論理回路部のノイズの影響を受けることのない、良好な光応答信号を得ることのできる光電変換装置が実現できる。
本発明の実施形態について以下に詳細に説明する。
(実施形態1)
以下に本発明の第1実施形態を詳細に説明する。図1は第1実施形態の光電変換装置の等価回路をあらわす概念図である。この光電変換装置は、例えば、CMOSプロセス等により同一半導体基板上に形成されている。
同図において、画素は水平方向及び垂直方向に2×2の配列となっているが、特に制限されるものではない。図1において、単位画素内は、光電変換素子であるフォトダイオード1と、フォトダイオード1で発生した信号を増幅する増幅素子である増幅MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)2と、増幅MOSFET2の入力を所定電圧にリセットするリセットスイッチ4、および増幅MOSFET2のソース電極と垂直出力線7との導通を制御する選択スイッチ5から成っている。また、フォトダイオード1と増幅MOSFET2のゲート電極との導通を制御する転送スイッチ3が設けられている。
6は、垂直方向に順次走査する垂直走査回路、7は画素からの信号が出力される垂直出力線、9は増幅MOSFET2とソ−スフォロワ回路を構成する定電流負荷である。
12は垂直出力線に直列に接続されたクランプ容量、13は容量の一方の電位を所定の電位に固定するためのスイッチであり、12と13とでクランプ回路を構成する。
8はクランプ回路からの信号を転送する転送スイッチ、10は転送スイッチからの信号を保持する保持容量、14は保持容量10からの信号を水平出力線へ転送するための転送スイッチ、16は水平出力線からの信号を増幅して光電変換装置外部へ出力する出力アンプである。
17は、インバータ18、19を含むバッファ回路部であり、光電変換素子からのアナログ信号を読み出すための、転送スイッチ3、リセットスイッチ4、増幅MOSFET2、選択スイッチ5、垂直出力線7、定電流負荷9、クランプ回路12、13、スイッチ8、保持容量10、スイッチ14、水平出力線15、及び出力アンプ16を含む読み出し回路部に含まれる転送スイッチ14を駆動している。また、11は、供給されるクロック信号に基づきバッファ回路部17へ順次パルスを供給するためのディジタル信号を処理するシフトレジスタ(論理回路部)であり、フリップフロップを直列に接続することにより構成している。
ここで、シフトレジスタ11と、バッファ回路部17とで、水平走査回路を構成し、バッファ回路部は、転送スイッチを駆動するためのインピーダンスにするためのインピーダンス変換機能を有している。
上記の光電変換装置の動作を図9のタイミングチャートを用いて説明する。垂直走査回路6によってある行(以下n行であるとする)が選択されたとき、まずリセット信号φRES(n)がローとなり、リセットスイッチがオフする。
次に選択信号φSEL(n)がハイとなり、選択スイッチ5がオンすることで増幅MOSFET2のソースは垂直出力線7と導通し、選択された画素と定電流負荷9によって、ソースフォロワ回路が形成され、画素のリセット状態に対応する出力が垂直出力線7上にあらわれる。φCLPがローとなり、スイッチ13がオフする瞬間に、この垂直出力線電位がクランプ容量(C0)12によって、クランプされる。つづいて、転送信号φTXが一定期間ハイとなり、フォトダイオード1から増幅MOSFET2のゲートに光電荷が転送され、光電荷量に応じて、垂直出力線7の電位が変化する。それに追随して、ライン保持容量(CT)10の電位は、初期電位VCLPから変化し、その変化量はC0/(C0+CT)のゲイン比となる。
このライン保持容量CTでの電位変化は、φCTがローとなり、スイッチ8がオフした時点で確定する。しかるのち、シフトレジスタ11から発生される水平走査パルスφH1、H2によって、順次ライン保持容量10に保持された信号を、水平出力線15に読み出していくことで、1行分の出力信号が出力アンプ16を介して出力される。
ここで、図中に2種類の接地電位供給経路の表記(GND1、GND2)が存在するが、後述するように、これらは電気的に干渉しない、独立した接地電位供給経路を示している。バッファ回路17の接地電位は供給経路GND1から供給され、シフトレジスタ11の接地電位供給経路GND2とは別経路から供給されている。このことにより、シフトレジスタ11動作時の貫通電流による接地電位の変動の影響を受けない。
なお、本実施形態のバッファ回路17はインバータ構成となっているが、例えばNANDゲートのような構成であってもよい。つまり、バッファ回路は水平転送ゲート14を駆動するために必要なインピーダンス変換を行うことができれば、どのような構成であっても構わない。
図2は、スイッチ14、バッファ回路部17およびシフトレジスタ11の一部の断面構造を示した概念図である。スイッチ14は、第1のP型ウェル22内に形成されたNMOSで構成されている。第1のP型ウェル22には、P型拡散層26を介して、接地電位が外部から供給されている。スイッチ14のソースまたはドレインであるN型拡散層27は、水平出力線15と接続されている。バッファ回路部17を構成するNMOS18は、第1のP型ウェル22内に形成されており、PMOS19は第1のN型ウェル24内に形成されている。第1のN型ウェル24には、N型拡散層28を介して、電源電位VDDが外部から供給されている。バッファ回路部17への信号を発生させているシフトレジスタ11を構成しているNMOS20とPMOS21は、それぞれ第2のP型ウェル23内、第1のN型ウェル24内に形成されている。
ここで、第2のP型ウェル23には、P型拡散層29を介して外部から接地電位が供給されている。バッファ回路部17を構成するNMOS18と、シフトレジスタ11を構成するNMOS20がそれぞれ異なるP型ウェル内に形成され、第1のN型ウェル24によって分離されているため、第2のP型ウェル23に流れる貫通電流の影響は、スイッチ14に供給される制御信号φHのローレベルに混入することがない。
以上のように、バッファ回路17のための接地レベルが供給されるP型拡散層26と、シフトレジスタ11のための接地レベルが供給されるP型拡散層29とが電気的に分離されていることにより、ノイズの影響を防ぐことが可能となっている。
図3(a)は、本実施形態の光電変換装置の一部を示した平面図であり、ノイズの影響を防ぐために、最適な構造を示すものである。
N型ウェル24は、金属配線30を介して外部入力パッド31に接続されており、外部入力パッド31には、図示されていないが低インピーダンスの外部電圧源により電源電位VDDが供給されている。第1のP型ウェル22は金属配線32を介して外部入力パッド33に接続され、外部入力パッド33は、図示されていないが外部接地ラインと接続されている。また、第2のP型ウェル23は、金属配線34を介して外部入力パッド35に接続され、外部入力パッド35は、図示されていないが外部接地ラインと接続されている。このように第1のP型ウェル22と、第2のP型ウェル23は、低抵抗の異なる金属配線および異なる外部入力パッドによって外部接地ラインと接続されることで、お互いに干渉しあうことはない。したがって、第2のP型ウェル23に流れる貫通電流は、第1のP型ウェル22の電位には影響を及ぼさない。
また、図3(b)のように、外部入力パッドを共通とし、低抵抗の金属配線を途中で分離し、第1、第2のP型ウェルにそれぞれ接続した場合でも、同様な効果がある。なお、第1、第2のP型ウェルに供給される接地電位は、同電位である必要はなく、全く異なる電位でも良い。その場合でも、本実施の形態の効果が得られることは明らかである。
(実施形態2)
本発明の第2実施形態について、詳細に説明する。図4は、第2実施形態の光電変換装置の等価回路を示す概念図である。図4に示される光電変換装置は、例えば、CMOSプロセス等により同一半導体基板上に形成されている。図1と同様な役割を持つ回路構成要素については、説明は省略する。
図1と異なる部分として、画素部の転送スイッチ3、リセットスイッチ4、選択スイッチ5に供給されるφTX、φRES、φSELは、論理回路部であるシフトレジスタ6の走査信号を入力とするバッファ回路部40によって生成される。ここで、シフトレジスタ6とバッファ回路部40とで垂直走査回路を構成している。
また、電源VDDの供給経路として、図中2種類の表記がされているが、後述するように、これらはお互いに干渉しない電源電圧供給経路を示している。その他、出力アンプ16からの出力信号をアナログ−デジタル変換をするAD変換回路41と、デジタル画像信号に所定の演算処理をする論理回路部であるDSP(Digital Signal Processor)42が同一半導体基板内に設けられている。DSP42は電源電位供給経路VDD2と接地電位供給経路GND2に接続されており、DSP42の動作時には貫通電流のため電圧降下が生じ、実際に供給される電源電位と接地電位にノイズが発生する。バッファ回路40の電源はDSP42と異なる電源電位供給経路VDD1および接地電位供給経路GND1と接続されているため、DSP42で発生するノイズの影響を受けることが無い。もし、φTXがハイとなる期間に、ノイズが混入しハイレベルが低下した場合、光電荷の転送効率が悪化する懸念があるが、本実施形態のような構成をとることで、その問題は解決される。同様にφRES、φSELに対するDSP動作ノイズの影響がなくなるため、画素部からの信号読み出し動作が正常に行うことができる。
図5は、選択スイッチ5、バッファ回路40、シフトレジスタ6の一部の断面構造を示す概念図である。選択スイッチ5は、第1のP型ウェル内43に形成されたNMOSで構成されている。第1のP型ウェル43には、P型拡散層47を介して、外部から接地電位が供給されている。選択スイッチ5のソースまたはドレインであるN型拡散層48は、垂直出力線7と接続されている。バッファ回路のNMOS44は、第1のP型ウェル43内に形成されており、PMOS45は第1のN型ウェル46内に形成されている。第1のN型ウェル46には、N型拡散層49を介して、電源電位VDDが供給されている。シフトレジスタ6を構成しているNMOS50とPMOS51は、それぞれ第2のP型ウェル53内、第2のN型ウェル52内に形成されている。ここで、第2のP型ウェル53には、P型拡散層54を介して接地電位が供給されている。また、第2のN型ウェル52には、N型拡散層55を介して、電源電位が供給されている。バッファ回路を構成するNMOS44と、シフトレジスタを構成するNMOS50が異なるP型ウェル内に形成され、かつバッファ回路を構成するPMOS45と、シフトレジスタを構成するPMOS51がそれぞれ異なるN型ウェル形成されているため、第2のP型ウェル53および第2のN型ウェル52に流れる、DSP42やシフトレジスタ6などの論理回路動作による貫通電流の影響は、選択スイッチの制御信号φSELのハイレベルおよびローレベルに混入することがない。
ここで、第1、第2のN型ウェルは、逆導電型ウェル53によって分離され、第1実施形態と同様な方法によって、外部電圧源と低抵抗配線で接続されており、電気的に干渉しあわない。また、第1、第2のP型ウェルについても同様なことが言える。
以上のように、バッファ回路40のための接地レベルが供給されるP型拡散層47と、シフトレジスタ11のための接地レベルが供給されるP型拡散層54とが電気的に分離されていることにより、ノイズの影響を防ぐことが可能となっている。
また、バッファ回路40のための接地レベルが供給されるP型拡散層47と、DSP42のための接地レベルが供給される半導体領域とが電気的に分離されていることにより、ノイズの影響を防ぐことが可能となっている。
また、バッファ回路部17のための接地レベルが供給されるP型拡散層26と、DSP42のための接地レベルが供給される半導体領域とが電気的に分離されていることにより、ノイズの影響を防ぐことが可能となっている。
なお、第1、第2のN型ウェルに供給される電源電位は、同電位である必要はなく、全く異なる電位でも良い。その場合でも、本実施形態の効果が得られることは明らかである。
(実施形態3)
本発明の第3実施形態を、以下に詳細に説明する。
本実施形態の光電変換装置の等価回路は、第2実施形態の図4と同一であるが、第2実施形態における第1、第2のN型ウェルの分離、および第1、第2のP型ウェルの分離を、PN接合ではなく、SOI(Silicon On Insulator)基板とトレンチ加工による絶縁層形成によって、実現したものである。図6は、本実施形態の選択スイッチ5、バッファ回路40、シフトレジスタ6の一部の断面構造を示す概念図である。絶縁層56上に半導体層57があり、選択スイッチ5、バッファ回路40、シフトレジスタ6は半導体層57に形成されている。
また、それぞれの構成要素は、トレンチ加工による絶縁層58によって、水平方向にお互いに分離されている。本発明の第1実施形態と同様な方法によって、低抵抗配線で外部接地電位に接続されることにより、第1のP型ウェル43、第2のP型ウェル53および第3のP型ウェル59は、電気的に干渉しない。また、第1のN型ウェル46、第2のN型ウェル52にも同様なことが可能である。
そして、第2のP型ウェル53および第2のN型ウェル52に流れる論理回路動作による貫通電流の影響は、選択スイッチの制御信号φSELのハイレベルおよびローレベルに混入することがない。また、絶縁層56によって、基板61からも分離されていることにより、外部からのノイズ混入に対しても効果が大きい。
上記の第1から第3の実施形態において、バッファ回路のための接地電位が供給される半導体領域と、前記論理回路部のための接地レベルが供給される半導体領域とが電気的に分離されていることについて説明したが、バッファ回路のための電源電圧が供給される半導体領域と、前記論理回路部のための電源電圧が供給される半導体領域とが電気的に分離されているような構成であってもよい。
(実施形態4)
図7に基づいて、上記で説明した実施形態1〜3で説明した光電変換装置のいずれかを用いた撮像装置について説明する。
図において、101はレンズのプロテクトとメインスイッチを兼ねるバリア、102は被写体の光学像を光電変換装置104に結像させるレンズ、103はレンズ102を通った光量を可変するための絞り、104はレンズ102で結像された被写体を画像信号として取り込むための光電変換装置、105は、光電変換装置104から出力される画像信号を増幅するゲイン可変アンプ部及びゲイン値を補正するためのゲイン補正回路部等を含む撮像信号処理回路、106は光電変換装置104より出力される画像信号のアナログーディジタル変換を行うA/D変換器、107はA/D変換器106より出力された画像データに各種の補正を行ったりデータを圧縮する信号処理部、108は光電変換装置104、撮像信号処理回路105、A/D変換器106、信号処理部107に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部、109は各種演算とスチルビデオカメラ全体を制御する全体制御・演算部、110は画像データを一時的に記憶する為のメモリ部、111は記録媒体に記録または読み出しを行うためのインターフェース部、112は画像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体、113は外部コンピュータ等と通信する為のインターフェース部である。
ここで、第2の実施形態の光電変換装置を用いた場合は、撮像信号処理回路105、A/D変換器106、信号処理回路107(DSP)は、光電変換装置内に形成されている。
次に、前述の構成における撮影時の撮像装置の動作について説明する。
バリア101がオープンされるとメイン電源がオンされ、次にコントロール系の電源がオンし、更にA/D変換器106などの撮像系回路の電源がオンされる。
それから、露光量を制御する為に、全体制御・演算部109は絞り103を開放にし、光電変換装置104から出力された信号はA/D変換器106で変換された後、信号処理部107に入力される。
そのデータを基に露出の演算を全体制御・演算部109で行う。
この測光を行った結果により明るさを判断し、その結果に応じて全体制御・演算部109は絞りを制御する。
次に、光電変換装置104から出力された信号をもとに、高周波成分を取り出し被写体までの距離の演算を全体制御・演算部109で行う。その後、レンズを駆動して合焦か否かを判断し、合焦していないと判断した時は、再びレンズを駆動し測距を行う。
そして、合焦が確認された後に本露光が始まる。
露光が終了すると、光電変換装置104から出力された画像信号はA/D変換器106でA/D変換され、信号処理部107を通り全体制御・演算部109によりメモリ部に書き込まれる。
その後、メモリ部110に蓄積されたデータは、全体制御・演算部109の制御により記録媒体制御I/F部を通り半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体112に記録される。
また、外部I/F部113を通り直接コンピュータ等に入力して画像の加工を行ってもよい。
本発明の第1実施形態の光電変換装置の等価回路を示す概念図である。 本発明の第1実施形態の光電変換装置の断面構造を示す概念図である。 本発明の第1実施形態の光電変換装置の平面構造を示す概念図である。 本発明の第2実施形態の光電変換装置の等価回路を示す概念図である。 本発明の第2実施形態の光電変換装置の断面構造を示す概念図である。 本発明の第3実施形態の光電変換装置の断面構造を示す概念図である。 第1〜第3の実施形態の光電変換装置のいずれかを用いた撮像装置をあらわす図である。 従来技術による光電変換装置の等価回路を示す概念図である。 従来技術および本発明の光電変換装置に共通な駆動パルスタイミングを示す図である。
符号の説明
1 フォトダイオード
2 増幅MOSFET
3 転送スイッチ
4 リセットスイッチ
5 選択スイッチ
6 シフトレジスタ
7 垂直出力線
8 スイッチ
9 定電流源
10 ライン保持容量
11 シフトレジスタ
12 クランプ容量
13 クランプスイッチ
14 スイッチ
15 水平出力線
16 出力アンプ
17 バッファ回路
18 バッファ回路を構成するNMOSFET(またはそのゲート電極)
19 バッファ回路を構成するPMOSFET(またはそのゲート電極)
20 シフトレジスタを構成するNMOSFET(またはそのゲート電極)
21 シフトレジスタを構成するPMOSFET(またはそのゲート電極)
22 第1のP型ウェル
23 第2のP型ウェル
24 第1のN型ウェル
25 素子分離用酸化膜
26、29 P型高濃度拡散層
27、28 N型高濃度拡散層
30、32、34 金属配線
31、33、35、36 外部入力パッド
40 バッファ回路
41 AD変換回路
42 DSP
43 第1のP型ウェル
44 バッファ回路を構成するNMOS(またはそのゲート電極)
45 バッファ回路を構成するPMOS(またはそのゲート電極)
46 第1のN型ウェル
47、54 P型高濃度拡散層
48、49、55 N型高濃度拡散層
50 シフトレジスタを構成するNMOS(またはそのゲート電極)
51 シフトレジスタを構成するPMOS(またはそのゲート電極)
52 第2のN型ウェル
53 第2のP型ウェル
56 絶縁層
57 半導体層
58 トレンチ加工による絶縁層
59 第3のP型ウェル
60 アナログ回路部
61 基板

Claims (4)

  1. 供給されたクロック信号に基づき順次パルスを供給するための論理回路部と、該論理回路部からの順次パルスを入力信号とし、インピーダンス変換をするためのバッファ回路部とを同一半導体基板上に有し、光電変換素子からの信号を読み出すための読み出し回路に含まれるスイッチを駆動するための、光電変換装置用の走査回路であって、
    前記バッファ回路のための接地レベルが供給される第1導電型の第1の半導体領域内に形成された第1導電型の第2の半導体領域と、前記論理回路部のための接地レベルが供給される第1導電型の第3の半導体領域内に形成された第1導電型の第4の半導体領域とを有し、前記第1の半導体領域と第3の半導体領域とが、第2導電型の第5の半導体領域によって分離されていることを特徴とする光電変換装置用の走査回路
  2. 供給されたクロック信号に基づき順次パルスを供給するための論理回路部と、該論理回路部からの順次パルスを入力信号とし、インピーダンス変換をするためのバッファ回路部とを同一半導体基板上に有し、光電変換素子からの信号を読み出すための読み出し回路に含まれるスイッチを駆動するための、光電変換装置用の走査回路であって、
    前記バッファ回路のための電源レベルが供給される第1導電型の第1の半導体領域内に形成された第1導電型の第2の半導体領域と、前記論理回路部のための電源レベルが供給される第1導電型の第3の半導体領域内に形成された第1導電型の第4の半導体領域とを有し、前記第1の半導体領域と第3の半導体領域とが、第2導電型の第5の半導体領域によって分離されていることを特徴とする光電変換装置用の走査回路
  3. 供給されたクロック信号に基づき順次パルスを供給するための論理回路部と、該論理回路部からの順次パルスを入力信号とし、インピーダンス変換をするためのバッファ回路部とを同一半導体基板上に有し、光電変換素子からの信号を読み出すための読み出し回路に含まれるスイッチを駆動するための、光電変換装置用の走査回路であって、
    前記バッファ回路のための接地レベルが供給される第1導電型の第1の半導体領域内に形成された第1導電型の第2の半導体領域と、前記論理回路部のための接地レベルが供給される第1導電型の第3の半導体領域内に形成された第1導電型の第4の半導体領域とを有し、前記第1の半導体領域と第3の半導体領域とが、絶縁領域によって分離されていることを特徴とする光電変換装置用の走査回路
  4. 供給されたクロック信号に基づき順次パルスを供給するための論理回路部と、該論理回路部からの順次パルスを入力信号とし、インピーダンス変換をするためのバッファ回路部とを同一半導体基板上に有し、光電変換素子からの信号を読み出すための読み出し回路に含まれるスイッチを駆動するための、光電変換装置用の走査回路であって、
    前記バッファ回路のための電源レベルが供給される第1導電型の第1の半導体領域内に形成された第1導電型の第2の半導体領域と、前記論理回路部のための電源レベルが供給される第1導電型の第3の半導体領域内に形成された第1導電型の第4の半導体領域とを有し、前記第1の半導体領域と第3の半導体領域とが、絶縁領域によって分離されていることを特徴とする光電変換装置用の走査回路
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