JP4239432B2 - 線状材による組織体の製造装置及び製造方法 - Google Patents

線状材による組織体の製造装置及び製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組紐の原理を用いて複数本の線状材を交絡させることにより、組織体を製造する技術に関し、詳しくは、三次元的な構造を有する中実製品の製造を機械化することが可能な手段を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
組紐の原理に基づき、複数本の線状材を交絡させて三次元構造を有する組織体を製造できる組機が知られている。従来の組機は、複数(通常は4個)のスリットを有する羽車のいくつかを、同期して回転するよう一列に並べたものが使用されている。この組機において、線状材を巻き付けたボビンを保持するボビンキャリヤを羽車のスリットに挿入し、羽車を回転させて、ボビンキャリヤを羽車間で受け渡されるように移動させることにより、ボビンから引き出した線状材を交絡させて、所定の三次元組織体を製造することができる。また従来の組機として、羽車を円環状に配列したものも知られている。この組機では、中空の組織体を製造することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
線状材の交絡本数を増やし高密度の組織体を製造しようとする場合、羽車の配列数を、従来の1列から複数列に拡大することが考えられる。しかるに、複数列に跨ってボビンキャリヤを移動させるようとすると、従来の組機の構造では、互いに干渉することなく移動させることの可能なボビンキャリヤの個数が非常に少ない個数に限定され、高密度の中実製品は、現実には製造不可能であった。
【0004】
その理由は、線状材の本数を多くしたときに、各ボビンキャリヤが相互干渉なく移動できるためには、マトリックス状に配列した羽車のうち、四隅を除く外周に位置する羽車についてはスリット数を1個だけ増やして、ボビンキャリヤが次の羽車へ受け渡される際に、タイミングが1スリット分だけ遅れるように設定することが必要である。しかし、スリット間のピッチを変えずにスリット数を増やすと、当然、羽車の直径を大きくせざるを得ない。その結果、特定の羽車については隣接する羽車と当接させることができなくなり、ボビンキャリヤの円滑な受け渡しが困難になる。
【0005】
反対に、羽車の大きさを変えずにスリット数を増やした場合はスリット間のピッチが短くなる。そのため、隣接する羽車とスリット位置を合致させることができなくなるから、この場合も、ボビンキャリヤを羽車間で円滑に受け渡すことが困難になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、多数本の線状材を交絡させて高密度で中実な組織体を製造できる手段を提供するものである。本発明が採用する製造装置の特徴とするところは、線状材を巻き付けたボビンを保持するボビンキャリヤと、ボビンキャリヤのガイド部が挿入される複数のスリットを有し、同期して回転するように平面的に配列された複数個の羽車と、羽車の上に配置されボビンキャリヤの移動経路を設定する案内溝が形成されたトラックプレートとを備え、羽車を回転させることにより、羽車のスリットに挿入したボビンキャリヤが、トラックプレートの案内溝に沿って羽車間を受け渡されつつ所定経路を移動するように構成され、特定の羽車に対し、ボビンキャリヤを羽車のスリットから一旦退避させたのち、このボビンキャリヤを同じ羽車の隣接するスリットに挿入させるスリット移行手段を付設したことにある。
【0007】
なお、前記スリット移行手段は、ボビンキャリヤの移動に伴って当該ボビンキャリヤを特定の羽車のスリットから押し出すように設定されたトラックプレートと、上記特定の羽車と同期して回転し、上記ボビンキャリヤを上記特定の羽車の隣接するスリット内へ押し込むように設定されたプッシャーとから構成されたものとすることができる。
【0008】
一方、本発明が採用する製造方法の特徴とするところは、線状材を巻き付けた複数個のボビンそれぞれから線状材を引き出しつつ当該ボビンを平面的に移動させることにより、複数本の線状材を交絡させて組織体を製造する方法であって、同期して回転するように平面的に配列した複数個の羽車の上に、ボビンを保持するボビンキャリヤの移動経路を設定する案内溝を形成したトラックプレートを配置し、羽車のスリットにボビンキャリヤのガイド部を挿入すると共に、羽車を回転させることにより、ボビンキャリヤをトラックプレートの案内溝に沿って羽車間を受け渡しつつ移動させる工程の途中で、特定の羽車において、ボビンキャリヤを羽車のスリットから一旦退避させたのち、このボビンキャリヤを同じ羽車の隣接するスリットに挿入させるスリット移行操作を行うことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る組織体の製造装置Aの一例を示すものである。同装置Aは、多数のボビンBを所定の経路を移動可能なように装置本体部Cに配列し、各ボビンBから引き出した線状材Sを、型枠Dを通過させ、レールR上を移動可能な牽引手段Eで引き上げるよう構成されている。従って、各ボビンBを所定の経路に沿って移動させつつ、牽引装置Eで型枠Dを通過させた線状材Sを引き上げることにより線状材Sを交絡させ、所望する三次元構造と断面形状とを有する組織体Tを製造し得るようなされている。
【0010】
縦横に平面的に配列した多数のボビンBを、互いに干渉し合うことなく移動させるため、本発明は以下に述べるような手段を採用している。ボビンBは、図2に示すようなボビンキャリヤ1に保持されて、後述するトラックプレート10の案内溝11に沿って移動される。ボビンキャリヤ1の概略構成は、ボビンBを回転自在に支持するシャフト3を備えたホルダ部2と、ボビンBから巻き出した線状材Sの引き出し方向をいくつかのガイドローラー8で案内する案内部6とから成り、案内部6は、基部1a上に立設した軸7により、適宜回動できるようなされている。基部1aの下面側には、スライダ部4と、下端面に臨むガイド部5とが設けられる。スライダ部4は、トラックプレート10の案内溝11に嵌合するものであって、平面形状は、例えば図4に示す如き、両端を尖頭形にした細長い形状に形成されている。他方、ガイド部5は、後述する羽車20のスリット21に対し進退可能に挿入されるものであり、図4に例示するとおり、円柱状に形成されている。
【0011】
図3は、前記ボビンキャリヤ1のスライダ部4を嵌合させる案内溝11が形成されたトラックプレート10の一例を示すものである。該トラックプレート10は、基板12に所定形状の切欠12aを設け、この切欠12a内に多数の溝形成プレート13,14を、相互に間隔を空けてボルト・ナット等で固定することにより、所定の案内溝11を形成するようになされている。
【0012】
図4に示すように、ボビンキャリヤ1のスライダ部4を、この案内溝11に嵌合させたので、後述する羽車でガイド部5を通じボビンキャリヤ1に付勢力を与えたとき、ボビンキャリヤ1の移動方向は、スライダ部4が案内溝11に当接しながら摺動し得る方向に規制される。従って、案内溝11の形態を適宜設定することにより、ボビンキャリヤ1の移動経路を所望する経路とすることができる。図3に示すトラックプレート10の場合、ボビンキャリヤ1の移動経路Lは、図5の(A)及び(B)に実線で示す2種類が設定される。
【0013】
トラックプレート10の裏面側には、図6に示す如く、ボビンキャリヤ1を移動させるための付勢力を与える羽車20、及び、羽車20のスリット21から一旦退避させたボビンキャリヤ1を隣のスリット21に押し込むためのプッシャー30とが配設される。羽車20は、トラック10における溝形成プレート13に対応して設けられ、図3に示すようなトラックプレート10の場合、図7に例示するように羽車20を縦6×横8に配列する。各羽車20は、本例では4つのスリット21を有するものとし、隣接する羽車20どうしをギヤ等で噛合させ、すべての羽車20が同期して回転するように構成する。なお図3に示すように、適所にモータMを設置し、このモータMと羽車20とを直接的に又は減速機Gを介し接続することで、すべての羽車20を回転駆動することができる。
【0014】
プッシャー30は、羽車20と連結されて同期回転するギヤ32に、ボビンキャリヤ1のガイド部5と当接し得る押圧部31を設けてなるものである。プッシャー30の取付位置は、特定の羽車20に対応し、具体的には、羽車20の隣接個数が奇数の羽車20に付設される。例えば図7に示すように羽車20が配列される場合は、図16にハッチングを付して示す如く、四隅を除く外周部に位置する羽車20aに対しプッシャー30を付設する。
【0015】
ボビンキャリヤ1の基部1aに設けたスライダ部4をトラックプレート10の案内溝11に嵌合させると共に、ガイド部5を羽車20のスリット21に挿入した状態(図2参照)で羽車20を回転駆動すると、ガイド部5を通じて付勢力が与えられるので、ボビンキャリヤ1を、羽車20間を受け渡しながら、上記案内溝11に沿って所定の経路を移動させることができる。従って、複数のボビンキャリヤ1をトラックプレート10上に配し、各ボビンキャリヤ1に保持したボビンBから線状材Sを引き出しつつ、上述のようにして各ボビンキャリヤ1を移動させることで、多数の線状材Sを交絡させて高密度の三次元組織体Tを製造することが可能である。
【0016】
但し本例の如く、ボビンキャリヤ1が羽車20の複数列に跨って移動する二次元的な移動経路をとる場合において、三次元組織体Tの交絡密度を高めるためボビンキャリヤ1の使用数を多くしたときには、全ての羽車20が同じ羽数(スリット数)であると、ボビンキャリヤ1どうしの干渉が生じる。そこで本例では、特定の羽車20において、ボビンキャリヤ1の移動タイミングを1スリット分だけ遅延させ、ボビンキャリヤ1どうしの干渉を避けるようにした。この操作を図8乃至図12を用いて説明する。なお説明の都合上、羽車20aの4つの各スリット21それぞれに、A乃至Dの符号を付した。
【0017】
前述の操作は、プッシャー30を付設した羽車20aにおいて実行される。図8に示すように、ボビンキャリヤ1のガイド部5が羽車20aのスリットAに挿入され、当該羽車20aの回転駆動により、ボビンキャリヤ1がトラックプレート10の案内溝11に沿って移動する。トラックプレート10における基板切欠12aと溝形成プレート13との間で形成される案内溝11は、ボビンキャリヤ1が移動するに従い、ガイド部5を羽車20aのスリットAから押し出すように形成されている。このため、ボビンキャリヤ1が図9の位置まで移動すると、ガイド部5がスリットAから抜け出て、ボビンキャリヤ1がもはや羽車20aから付勢力を受けない状態となる。
【0018】
ボビンキャリヤ1が羽車20aから退避して付勢されない状態は、引き続き羽車20aが回転して、次のスリットBが接近するまで維持される。図10に示すように、スリットBが接近するのと同時に、羽車20aと同期して回転するプッシャー30の押圧部31が、ボビンキャリヤ1のガイド部5と当接する位置に到達する。そして、図11に示す如く、さらに羽車20a及びプッシャー30が回転することによって押圧部31がガイド部5に押圧力を与え、ガイド部5を羽車20aのスリットB内へ押し込む。その結果、ボビンキャリヤ1が回転する羽車20aから付勢力を受けるようになり、図12に示すように、案内溝11に沿った移動を再開するようになる。
【0019】
このように本発明は、ボビンキャリヤ1の移動経路上の特定部位において、ボビンキャリヤ1のガイド部5が嵌合する羽車20aのスリット21を一つ分だけ移行させるものであり、これによって、ボビンキャリヤ1の移動タイミングを1スリット分だけ遅延させ、ボビンキャリヤ1を多数配置したときの相互干渉を回避することができる。
【0020】
以上述べた実施形態は、断面形状がほぼ矩形である三次元組織体Tの製造に関するものであったが、本発明を、他の断面形状を有する三次元組織体の製造に適用することも可能である。例えば、外形は矩形であって内部を中空とした組織体を形成する場合は、図13に例示するような案内溝11を設けたトラックプレート10を使用する。同トラックプレート10は、中空部を形成するため、大型の溝形成プレート15を中央部に配置した点で、前記実施形態と異なっている。また図13のトラックプレート10に対し、羽車20は、図17に示すように溝形成プレート13に対応させて配列する。そして、プッシャー30を付設する対象を、図17にハッチングを付して示すとおり、隣接個数が奇数個の羽車20とするのは、前記実施形態と同様である。
【0021】
断面がL字形の三次元組織体Tを製造しようとする場合は、図14あるいは図15に例示するようなトラックプレート10を用いればよい。この場合においても、図18,19に示す如く、羽車20を溝形成プレート13に対応させて配列すること、及び、外周・内周を問わず隣接個数が奇数個となっている全ての羽車20(ハッチングを付して示す)に対しプッシャー30を付設することは、前記と同様である。
【0022】
さらに図示は省略するが、羽車20を一列だけ並べて構成した三次元組織体の製造装置に、本発明を適用することも考えられる。この場合、プッシャー30を付設するのは、両端に位置する羽車20のみで足りる。
【0023】
ところで前述の実施形態は、隣接個数が奇数個となっている全ての羽車20aに対し、スリット移行手段であるプッシャー30を付設して、相互干渉を起こさずに配置できるボビンキャリヤ1の個数を最大とすることにより、製造される三次元組織体の密度ができるだけ高くなるように設定してある。本発明者らが研究したところ、羽車20のスリット数が4で、隣接個数が奇数の羽車20a全てにプッシャー30を付設した場合、配置可能なボビンキャリヤ1の最大個数Mは、M=(羽車の個数×2)+(プッシャーの個数×0.5)で与えられる。具体的にはスリット数が4の羽車20を、図7のように縦6×横8に配列し、図16にハッチングを付して示した隣接個数が奇数である20個の羽車20a全部にプッシャー30を付設した場合、配設できるボビンキャリヤ1の最大個数Mは、上記式に基づき、M=48×2+20×0.5=106個となる。
【0024】
同様に、図17の如く羽車20を配置した場合の配設可能なボビンキャリヤ1の最大個数Mは、M=40×2+32×0.5=96個となる。また図18の場合のボビンキャリヤ1の最大個数Mは、M=32×2+18×0.5=73個、図19の場合のボビンキャリヤ1の最大個数Mは、M=24×2+18×0.5=57個となる。
【0025】
なお、製造しようとする組織体の使用目的によっては、線状体の交絡密度が小さくても差し支えないことがあると考えられる。このような場合、ボビンキャリヤ1の配設個数を必ずしも最大にしなくてよい。さらに、ボビンキャリヤ1の配設個数を減少させたときには、羽車20aに付設するプッシャー30(スリット移行手段)のいくつかを省略することが可能な場合がある。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、特定の羽車において、ボビンキャリヤを羽車のスリットから一旦抜け出させて退避させ、しかる後、同じ羽車の隣接する次のスリットへ挿入させる操作を行うようにしたので、違う種類の羽車を用いることなく、ボビンキャリヤの移動タイミングを遅延化して、ボビンキャリヤ相互の干渉を回避することが可能である。それ故、羽車を縦横に複数配列し、ボビンキャリヤを複数列の羽車に跨って移動させるように装置を構成する場合において、多数のボビンキャリヤを相互干渉することなく配置することができるから、線状材を高密度に交絡させた三次元構造を有する組織体の製造が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に関するものであって、ボビンキャリヤを示す正面図である。
【図3】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に関するものであって、トラックプレートを示す正面図である。
【図4】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に関するものであって、ボビンキャリヤとトラックプレートとの関係を示す部分拡大した正面図である。
【図5】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に関するものであって、図(A)及び(B)は、トラックプレートにおけるボビンキャリヤの二通りの移動経路をそれぞれ示す正面図である。
【図6】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に関するものであって、羽車及びプッシャーを、トラックプレートの一部を切り欠いて示す正面図である。
【図7】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に関するものであって、羽車の配列例を示す正面図である。
【図8】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリット移行操作に関するものであって、操作の開始状態を示す正面図である。
【図9】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤのガイド部を羽車のスリットから退避させた状態を示す正面図である。
【図10】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤのガイド部を羽車のスリットから退避させた状態が維持されている状況を示す正面図である。
【図11】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤのガイド部を羽車の次のスリットへ挿入させている状態を示す正面図である。
【図12】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤのガイド部が羽車の次のスリットへ挿入されてボビンキャリヤの移動を再開させた状態を示す正面図である。
【図13】本発明に係る組織体の製造装置におけるトラックプレートの異なる実施形態を示す正面図である。
【図14】本発明に係る組織体の製造装置におけるトラックプレートの異なる実施形態を示す正面図である。
【図15】本発明に係る組織体の製造装置におけるトラックプレートの異なる実施形態を示す正面図である。
【図16】本発明に係る組織体の製造装置における羽車の配列例を示す概略図である。
【図17】本発明に係る組織体の製造装置における羽車の他の配列例を示す概略図である。
【図18】本発明に係る組織体の製造装置における羽車のさらに他の配列例を示す概略図である。
【図19】本発明に係る組織体の製造装置における羽車のさらに他の配列例を示す概略図である。
【符号の説明】
A…組織体の製造装置 B…ボビン C…製造装置の本体部 D…型枠
E…牽引装置 L…移動経路 S…線状材 T…組織体 1…ボビンキャリヤ
4…スライダ部 5…ガイド部 10…トラックプレート 11…案内溝 12…基板 12a…切欠 13…溝形成プレート 20…羽車 20a…プッシャーが付設される羽車 21…スリット 30…プッシャー 31…押圧部 32…ギヤ

Claims (3)

  1. 複数本の線状材を交絡させて組織体を製造する装置であって、線状材を巻き付けたボビンを保持するボビンキャリヤと、ボビンキャリヤのガイド部が挿入される複数のスリットを有し、同期して回転するように平面的に配列された複数個の羽車と、羽車の上に配置されボビンキャリヤの移動経路を設定する案内溝が形成されたトラックプレートとを備え、羽車を回転させることにより、羽車のスリットに挿入したボビンキャリヤが、トラックプレートの案内溝に沿って羽車間を受け渡されつつ所定経路を移動するように構成され、特定の羽車に対し、ボビンキャリヤを羽車のスリットから一旦退避させたのち、このボビンキャリヤを同じ羽車の隣接するスリットに挿入させるスリット移行手段を付設したことを特徴とする線状材による組織体の製造装置。
  2. 前記スリット移行手段は、ボビンキャリヤの移動に伴って当該ボビンキャリヤを特定の羽車のスリットから押し出すように設定されたトラックプレートと、上記特定の羽車と同期して回転し、上記ボビンキャリヤを上記特定の羽車の隣接するスリット内へ押し込むように設定されたプッシャーとから構成されている請求項1に記載の線状材による組織体の製造装置。
  3. 線状材を巻き付けた複数個のボビンそれぞれから線状材を引き出しつつ当該ボビンを平面的に移動させることにより、複数本の線状材を交絡させて組織体を製造する方法であって、同期して回転するように平面的に配列した複数個の羽車の上に、ボビンを保持するボビンキャリヤの移動経路を設定する案内溝を形成したトラックプレートを配置し、羽車のスリットにボビンキャリヤのガイド部を挿入すると共に、羽車を回転させることにより、ボビンキャリヤをトラックプレートの案内溝に沿って羽車間を受け渡しつつ移動させる工程の途中で、特定の羽車において、ボビンキャリヤを羽車のスリットから一旦退避させたのち、このボビンキャリヤを同じ羽車の隣接するスリットに挿入させるスリット移行操作を行うことを特徴とする線状材による組織体の製造方法。
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