JP2002339211A - 線状材による組織体の製造装置及び製造方法 - Google Patents

線状材による組織体の製造装置及び製造方法

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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】多数本の線状材を交絡させて三次元構造を有す
る高密度の組織体を製造する。その際に、ボビンキャリ
ヤの相互干渉を回避する。 【解決手段】ボビンキャリヤ1のスライダ部4をトラッ
クプレート10の案内溝11に嵌合させると共にガイド
部5を羽車20のスリット21に挿入した状態で羽車2
0を回転駆動し、ボビンキャリヤ1を案内溝11に沿っ
て所定の経路を移動させる。特定の羽車20aにおい
て、案内溝11によりボビンキャリヤ1のガイド部5を
スリットAから押し出したのち、プッシャー30の押圧
部31でガイド部5を次のスリットB内へ押し込み、ボ
ビンキャリヤ1の移動を再開させる。ボビンキャリヤ1
のガイド部5が嵌合するスリットを一つ分だけ移行させ
ることによって、ボビンキャリヤ1の移動タイミングを
遅延させ、ボビンキャリヤ1を多数配置したときの相互
干渉を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組紐の原理を用い
て複数本の線状材を交絡させることにより、組織体を製
造する技術に関し、詳しくは、三次元的な構造を有する
中実製品の製造を機械化することが可能な手段を提供す
るものである。
【0002】
【従来の技術】組紐の原理に基づき、複数本の線状材を
交絡させて三次元構造を有する組織体を製造できる組機
が知られている。従来の組機は、複数(通常は4個)の
スリットを有する羽車のいくつかを、同期して回転する
よう一列に並べたものが使用されている。この組機にお
いて、線状材を巻き付けたボビンを保持するボビンキャ
リヤを羽車のスリットに挿入し、羽車を回転させて、ボ
ビンキャリヤを羽車間で受け渡されるように移動させる
ことにより、ボビンから引き出した線状材を交絡させ
て、所定の三次元組織体を製造することができる。また
従来の組機として、羽車を円環状に配列したものも知ら
れている。この組機では、中空の組織体を製造すること
が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】線状材の交絡本数を増
やし高密度の組織体を製造しようとする場合、羽車の配
列数を、従来の1列から複数列に拡大することが考えら
れる。しかるに、複数列に跨ってボビンキャリヤを移動
させるようとすると、従来の組機の構造では、互いに干
渉することなく移動させることの可能なボビンキャリヤ
の個数が非常に少ない個数に限定され、高密度の中実製
品は、現実には製造不可能であった。
【0004】その理由は、線状材の本数を多くしたとき
に、各ボビンキャリヤが相互干渉なく移動できるために
は、マトリックス状に配列した羽車のうち、四隅を除く
外周に位置する羽車についてはスリット数を1個だけ増
やして、ボビンキャリヤが次の羽車へ受け渡される際
に、タイミングが1スリット分だけ遅れるように設定す
ることが必要である。しかし、スリット間のピッチを変
えずにスリット数を増やすと、当然、羽車の直径を大き
くせざるを得ない。その結果、特定の羽車については隣
接する羽車と当接させることができなくなり、ボビンキ
ャリヤの円滑な受け渡しが困難になる。
【0005】反対に、羽車の大きさを変えずにスリット
数を増やした場合はスリット間のピッチが短くなる。そ
のため、隣接する羽車とスリット位置を合致させること
ができなくなるから、この場合も、ボビンキャリヤを羽
車間で円滑に受け渡すことが困難になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数本の線状
材を交絡させて高密度で中実な組織体を製造できる手段
を提供するものである。本発明が採用する製造装置の特
徴とするところは、線状材を巻き付けたボビンを保持す
るボビンキャリヤと、ボビンキャリヤのガイド部が挿入
される複数のスリットを有し、同期して回転するように
平面的に配列された複数個の羽車と、羽車の上に配置さ
れボビンキャリヤの移動経路を設定する案内溝が形成さ
れたトラックプレートとを備え、羽車を回転させること
により、羽車のスリットに挿入したボビンキャリヤが、
トラックプレートの案内溝に沿って羽車間を受け渡され
つつ所定経路を移動するように構成され、特定の羽車に
対し、ボビンキャリヤを羽車のスリットから一旦退避さ
せたのち、このボビンキャリヤを同じ羽車の隣接するス
リットに挿入させるスリット移行手段を付設したことに
ある。
【0007】なお、前記スリット移行手段は、ボビンキ
ャリヤの移動に伴って当該ボビンキャリヤを特定の羽車
のスリットから押し出すように設定されたトラックプレ
ートと、上記特定の羽車と同期して回転し、上記ボビン
キャリヤを上記特定の羽車の隣接するスリット内へ押し
込むように設定されたプッシャーとから構成されたもの
とすることができる。
【0008】一方、本発明が採用する製造方法の特徴と
するところは、線状材を巻き付けた複数個のボビンそれ
ぞれから線状材を引き出しつつ当該ボビンを平面的に移
動させることにより、複数本の線状材を交絡させて組織
体を製造する方法であって、同期して回転するように平
面的に配列した複数個の羽車の上に、ボビンを保持する
ボビンキャリヤの移動経路を設定する案内溝を形成した
トラックプレートを配置し、羽車のスリットにボビンキ
ャリヤのガイド部を挿入すると共に、羽車を回転させる
ことにより、ボビンキャリヤをトラックプレートの案内
溝に沿って羽車間を受け渡しつつ移動させる工程の途中
で、特定の羽車において、ボビンキャリヤを羽車のスリ
ットから一旦退避させたのち、このボビンキャリヤを同
じ羽車の隣接するスリットに挿入させるスリット移行操
作を行うことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る組織体の製
造装置Aの一例を示すものである。同装置Aは、多数の
ボビンBを所定の経路を移動可能なように装置本体部C
に配列し、各ボビンBから引き出した線状材Sを、型枠
Dを通過させ、レールR上を移動可能な牽引手段Eで引
き上げるよう構成されている。従って、各ボビンBを所
定の経路に沿って移動させつつ、牽引装置Eで型枠Dを
通過させた線状材Sを引き上げることにより線状材Sを
交絡させ、所望する三次元構造と断面形状とを有する組
織体Tを製造し得るようなされている。
【0010】縦横に平面的に配列した多数のボビンB
を、互いに干渉し合うことなく移動させるため、本発明
は以下に述べるような手段を採用している。ボビンB
は、図2に示すようなボビンキャリヤ1に保持されて、
後述するトラックプレート10の案内溝11に沿って移
動される。ボビンキャリヤ1の概略構成は、ボビンBを
回転自在に支持するシャフト3を備えたホルダ部2と、
ボビンBから巻き出した線状材Sの引き出し方向をいく
つかのガイドローラー8で案内する案内部6とから成
り、案内部6は、基部1a上に立設した軸7により、適
宜回動できるようなされている。基部1aの下面側に
は、スライダ部4と、下端面に臨むガイド部5とが設け
られる。スライダ部4は、トラックプレート10の案内
溝11に嵌合するものであって、平面形状は、例えば図
4に示す如き、両端を尖頭形にした細長い形状に形成さ
れている。他方、ガイド部5は、後述する羽車20のス
リット21に対し進退可能に挿入されるものであり、図
4に例示するとおり、円柱状に形成されている。
【0011】図3は、前記ボビンキャリヤ1のスライダ
部4を嵌合させる案内溝11が形成されたトラックプレ
ート10の一例を示すものである。該トラックプレート
10は、基板12に所定形状の切欠12aを設け、この
切欠12a内に多数の溝形成プレート13,14を、相
互に間隔を空けてボルト・ナット等で固定することによ
り、所定の案内溝11を形成するようになされている。
【0012】図4に示すように、ボビンキャリヤ1のス
ライダ部4を、この案内溝11に嵌合させたので、後述
する羽車でガイド部5を通じボビンキャリヤ1に付勢力
を与えたとき、ボビンキャリヤ1の移動方向は、スライ
ダ部4が案内溝11に当接しながら摺動し得る方向に規
制される。従って、案内溝11の形態を適宜設定するこ
とにより、ボビンキャリヤ1の移動経路を所望する経路
とすることができる。図3に示すトラックプレート10
の場合、ボビンキャリヤ1の移動経路Lは、図5の
(A)及び(B)に実線で示す2種類が設定される。
【0013】トラックプレート10の裏面側には、図6
に示す如く、ボビンキャリヤ1を移動させるための付勢
力を与える羽車20、及び、羽車20のスリット21か
ら一旦退避させたボビンキャリヤ1を隣のスリット21
に押し込むためのプッシャー30とが配設される。羽車
20は、トラック10における溝形成プレート13に対
応して設けられ、図3に示すようなトラックプレート1
0の場合、図7に例示するように羽車20を縦6×横8
に配列する。各羽車20は、本例では4つのスリット2
1を有するものとし、隣接する羽車20どうしをギヤ等
で噛合させ、すべての羽車20が同期して回転するよう
に構成する。なお図3に示すように、適所にモータMを
設置し、このモータMと羽車20とを直接的に又は減速
機Gを介し接続することで、すべての羽車20を回転駆
動することができる。
【0014】プッシャー30は、羽車20と連結されて
同期回転するギヤ32に、ボビンキャリヤ1のガイド部
5と当接し得る押圧部31を設けてなるものである。プ
ッシャー30の取付位置は、特定の羽車20に対応し、
具体的には、羽車20の隣接個数が奇数の羽車20に付
設される。例えば図7に示すように羽車20が配列され
る場合は、図16にハッチングを付して示す如く、四隅
を除く外周部に位置する羽車20aに対しプッシャー3
0を付設する。
【0015】ボビンキャリヤ1の基部1aに設けたスラ
イダ部4をトラックプレート10の案内溝11に嵌合さ
せると共に、ガイド部5を羽車20のスリット21に挿
入した状態(図2参照)で羽車20を回転駆動すると、
ガイド部5を通じて付勢力が与えられるので、ボビンキ
ャリヤ1を、羽車20間を受け渡しながら、上記案内溝
11に沿って所定の経路を移動させることができる。従
って、複数のボビンキャリヤ1をトラックプレート10
上に配し、各ボビンキャリヤ1に保持したボビンBから
線状材Sを引き出しつつ、上述のようにして各ボビンキ
ャリヤ1を移動させることで、多数の線状材Sを交絡さ
せて高密度の三次元組織体Tを製造することが可能であ
る。
【0016】但し本例の如く、ボビンキャリヤ1が羽車
20の複数列に跨って移動する二次元的な移動経路をと
る場合において、三次元組織体Tの交絡密度を高めるた
めボビンキャリヤ1の使用数を多くしたときには、全て
の羽車20が同じ羽数(スリット数)であると、ボビン
キャリヤ1どうしの干渉が生じる。そこで本例では、特
定の羽車20において、ボビンキャリヤ1の移動タイミ
ングを1スリット分だけ遅延させ、ボビンキャリヤ1ど
うしの干渉を避けるようにした。この操作を図8乃至図
12を用いて説明する。なお説明の都合上、羽車20a
の4つの各スリット21それぞれに、A乃至Dの符号を
付した。
【0017】前述の操作は、プッシャー30を付設した
羽車20aにおいて実行される。図8に示すように、ボ
ビンキャリヤ1のガイド部5が羽車20aのスリットA
に挿入され、当該羽車20aの回転駆動により、ボビン
キャリヤ1がトラックプレート10の案内溝11に沿っ
て移動する。トラックプレート10における基板切欠1
2aと溝形成プレート13との間で形成される案内溝1
1は、ボビンキャリヤ1が移動するに従い、ガイド部5
を羽車20aのスリットAから押し出すように形成され
ている。このため、ボビンキャリヤ1が図9の位置まで
移動すると、ガイド部5がスリットAから抜け出て、ボ
ビンキャリヤ1がもはや羽車20aから付勢力を受けな
い状態となる。
【0018】ボビンキャリヤ1が羽車20aから退避し
て付勢されない状態は、引き続き羽車20aが回転し
て、次のスリットBが接近するまで維持される。図10
に示すように、スリットBが接近するのと同時に、羽車
20aと同期して回転するプッシャー30の押圧部31
が、ボビンキャリヤ1のガイド部5と当接する位置に到
達する。そして、図11に示す如く、さらに羽車20a
及びプッシャー30が回転することによって押圧部31
がガイド部5に押圧力を与え、ガイド部5を羽車20a
のスリットB内へ押し込む。その結果、ボビンキャリヤ
1が回転する羽車20aから付勢力を受けるようにな
り、図12に示すように、案内溝11に沿った移動を再
開するようになる。
【0019】このように本発明は、ボビンキャリヤ1の
移動経路上の特定部位において、ボビンキャリヤ1のガ
イド部5が嵌合する羽車20aのスリット21を一つ分
だけ移行させるものであり、これによって、ボビンキャ
リヤ1の移動タイミングを1スリット分だけ遅延させ、
ボビンキャリヤ1を多数配置したときの相互干渉を回避
することができる。
【0020】以上述べた実施形態は、断面形状がほぼ矩
形である三次元組織体Tの製造に関するものであった
が、本発明を、他の断面形状を有する三次元組織体の製
造に適用することも可能である。例えば、外形は矩形で
あって内部を中空とした組織体を形成する場合は、図1
3に例示するような案内溝11を設けたトラックプレー
ト10を使用する。同トラックプレート10は、中空部
を形成するため、大型の溝形成プレート15を中央部に
配置した点で、前記実施形態と異なっている。また図1
3のトラックプレート10に対し、羽車20は、図17
に示すように溝形成プレート13に対応させて配列す
る。そして、プッシャー30を付設する対象を、図17
にハッチングを付して示すとおり、隣接個数が奇数個の
羽車20とするのは、前記実施形態と同様である。
【0021】断面がL字形の三次元組織体Tを製造しよ
うとする場合は、図14あるいは図15に例示するよう
なトラックプレート10を用いればよい。この場合にお
いても、図18,19に示す如く、羽車20を溝形成プ
レート13に対応させて配列すること、及び、外周・内
周を問わず隣接個数が奇数個となっている全ての羽車2
0(ハッチングを付して示す)に対しプッシャー30を
付設することは、前記と同様である。
【0022】さらに図示は省略するが、羽車20を一列
だけ並べて構成した三次元組織体の製造装置に、本発明
を適用することも考えられる。この場合、プッシャー3
0を付設するのは、両端に位置する羽車20のみで足り
る。
【0023】ところで前述の実施形態は、隣接個数が奇
数個となっている全ての羽車20aに対し、スリット移
行手段であるプッシャー30を付設して、相互干渉を起
こさずに配置できるボビンキャリヤ1の個数を最大とす
ることにより、製造される三次元組織体の密度ができる
だけ高くなるように設定してある。本発明者らが研究し
たところ、羽車20のスリット数が4で、隣接個数が奇
数の羽車20a全てにプッシャー30を付設した場合、
配置可能なボビンキャリヤ1の最大個数Mは、M=(羽
車の個数×2)+(プッシャーの個数×0.5)で与え
られる。具体的にはスリット数が4の羽車20を、図7
のように縦6×横8に配列し、図16にハッチングを付
して示した隣接個数が奇数である20個の羽車20a全
部にプッシャー30を付設した場合、配設できるボビン
キャリヤ1の最大個数Mは、上記式に基づき、M=48
×2+20×0.5=106個となる。
【0024】同様に、図17の如く羽車20を配置した
場合の配設可能なボビンキャリヤ1の最大個数Mは、M
=40×2+32×0.5=96個となる。また図18
の場合のボビンキャリヤ1の最大個数Mは、M=32×
2+18×0.5=73個、図19の場合のボビンキャ
リヤ1の最大個数Mは、M=24×2+18×0.5=
57個となる。
【0025】なお、製造しようとする組織体の使用目的
によっては、線状体の交絡密度が小さくても差し支えな
いことがあると考えられる。このような場合、ボビンキ
ャリヤ1の配設個数を必ずしも最大にしなくてよい。さ
らに、ボビンキャリヤ1の配設個数を減少させたときに
は、羽車20aに付設するプッシャー30(スリット移
行手段)のいくつかを省略することが可能な場合があ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、特定の羽車において、
ボビンキャリヤを羽車のスリットから一旦抜け出させて
退避させ、しかる後、同じ羽車の隣接する次のスリット
へ挿入させる操作を行うようにしたので、違う種類の羽
車を用いることなく、ボビンキャリヤの移動タイミング
を遅延化して、ボビンキャリヤ相互の干渉を回避するこ
とが可能である。それ故、羽車を縦横に複数配列し、ボ
ビンキャリヤを複数列の羽車に跨って移動させるように
装置を構成する場合において、多数のボビンキャリヤを
相互干渉することなく配置することができるから、線状
材を高密度に交絡させた三次元構造を有する組織体の製
造が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態を
示す斜視図である。
【図2】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に
関するものであって、ボビンキャリヤを示す正面図であ
る。
【図3】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に
関するものであって、トラックプレートを示す正面図で
ある。
【図4】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に
関するものであって、ボビンキャリヤとトラックプレー
トとの関係を示す部分拡大した正面図である。
【図5】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に
関するものであって、図(A)及び(B)は、トラック
プレートにおけるボビンキャリヤの二通りの移動経路を
それぞれ示す正面図である。
【図6】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に
関するものであって、羽車及びプッシャーを、トラック
プレートの一部を切り欠いて示す正面図である。
【図7】本発明に係る組織体の製造装置の一実施形態に
関するものであって、羽車の配列例を示す正面図であ
る。
【図8】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリッ
ト移行操作に関するものであって、操作の開始状態を示
す正面図である。
【図9】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリッ
ト移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤのガ
イド部を羽車のスリットから退避させた状態を示す正面
図である。
【図10】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリ
ット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤの
ガイド部を羽車のスリットから退避させた状態が維持さ
れている状況を示す正面図である。
【図11】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリ
ット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤの
ガイド部を羽車の次のスリットへ挿入させている状態を
示す正面図である。
【図12】本発明に係る組織体の製造方法におけるスリ
ット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤの
ガイド部が羽車の次のスリットへ挿入されてボビンキャ
リヤの移動を再開させた状態を示す正面図である。
【図13】本発明に係る組織体の製造装置におけるトラ
ックプレートの異なる実施形態を示す正面図である。
【図14】本発明に係る組織体の製造装置におけるトラ
ックプレートの異なる実施形態を示す正面図である。
【図15】本発明に係る組織体の製造装置におけるトラ
ックプレートの異なる実施形態を示す正面図である。
【図16】本発明に係る組織体の製造装置における羽車
の配列例を示す概略図である。
【図17】本発明に係る組織体の製造装置における羽車
の他の配列例を示す概略図である。
【図18】本発明に係る組織体の製造装置における羽車
のさらに他の配列例を示す概略図である。
【図19】本発明に係る組織体の製造装置における羽車
のさらに他の配列例を示す概略図である。
【符号の説明】
A…組織体の製造装置 B…ボビン C…製造装置の本
体部 D…型枠 E…牽引装置 L…移動経路 S…線状材 T…組織体
1…ボビンキャリヤ 4…スライダ部 5…ガイド部 10…トラックプレー
ト 11…案内溝 12…基板 12a…切欠 13…
溝形成プレート 20…羽車 20a…プッシャーが付
設される羽車 21…スリット 30…プッシャー 3
1…押圧部 32…ギヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の線状材を交絡させて組織体を製造
    する装置であって、線状材を巻き付けたボビンを保持す
    るボビンキャリヤと、ボビンキャリヤのガイド部が挿入
    される複数のスリットを有し、同期して回転するように
    平面的に配列された複数個の羽車と、羽車の上に配置さ
    れボビンキャリヤの移動経路を設定する案内溝が形成さ
    れたトラックプレートとを備え、羽車を回転させること
    により、羽車のスリットに挿入したボビンキャリヤが、
    トラックプレートの案内溝に沿って羽車間を受け渡され
    つつ所定経路を移動するように構成され、特定の羽車に
    対し、ボビンキャリヤを羽車のスリットから一旦退避さ
    せたのち、このボビンキャリヤを同じ羽車の隣接するス
    リットに挿入させるスリット移行手段を付設したことを
    特徴とする線状材による組織体の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記スリット移行手段は、ボビンキャリ
    ヤの移動に伴って当該ボビンキャリヤを特定の羽車のス
    リットから押し出すように設定されたトラックプレート
    と、上記特定の羽車と同期して回転し、上記ボビンキャ
    リヤを上記特定の羽車の隣接するスリット内へ押し込む
    ように設定されたプッシャーとから構成されている請求
    項1に記載の線状材による組織体の製造装置。
  3. 【請求項3】線状材を巻き付けた複数個のボビンそれぞ
    れから線状材を引き出しつつ当該ボビンを平面的に移動
    させることにより、複数本の線状材を交絡させて組織体
    を製造する方法であって、同期して回転するように平面
    的に配列した複数個の羽車の上に、ボビンを保持するボ
    ビンキャリヤの移動経路を設定する案内溝を形成したト
    ラックプレートを配置し、羽車のスリットにボビンキャ
    リヤのガイド部を挿入すると共に、羽車を回転させるこ
    とにより、ボビンキャリヤをトラックプレートの案内溝
    に沿って羽車間を受け渡しつつ移動させる工程の途中
    で、特定の羽車において、ボビンキャリヤを羽車のスリ
    ットから一旦退避させたのち、このボビンキャリヤを同
    じ羽車の隣接するスリットに挿入させるスリット移行操
    作を行うことを特徴とする線状材による組織体の製造方
    法。
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