JP2003223819A - 中実電線とその製造方法 - Google Patents

中実電線とその製造方法

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JP2003223819A JP2002023221A JP2002023221A JP2003223819A JP 2003223819 A JP2003223819 A JP 2003223819A JP 2002023221 A JP2002023221 A JP 2002023221A JP 2002023221 A JP2002023221 A JP 2002023221A JP 2003223819 A JP2003223819 A JP 2003223819A
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electric wire
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博志 美馬
Yasuo Okuyama
康夫 奥山
Taisuke Hatakeyama
泰典 畠山
Tadashi Uozumi
忠司 魚住
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高周波に対する抵抗値及び抵抗増加率が小さい
中実電線を提供する。 【解決手段】中実電線Tは、複数本の単位線Sが規則的
に交絡する構造を持ち、いずれの単位線Sも電線Tの内
部と表面部との間を出入りすると共に、撚り方向が所定
周期で変更されるように撚り合わされている。いずれの
単位線Sも電線の内外を出入りすると共に撚り方向が所
定周期で変更されるので、全部又は大部分の単位線どう
しが互いに交叉し且つ交叉点数が非常に多い構造となっ
ている。従って、単位線が相互に及ぼし合う磁力線の影
響が小さく、その結果、高周波電流に対する抵抗値が小
さくなると共に、周波数の増加に従う抵抗増加率も低く
抑えられる。しかも、単位線の交絡構造が規則的なの
で、品質が安定しているという利点も得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組紐の原理を用い
て複数本の単位線を交絡させることにより、内部が中実
で且つ交叉点数がきわめて多い高密度な電線を製造する
ための技術に関する。なお、本明細書において「単位
線」とは、単線だけでなく、複数の単線を撚り合わせた
合撚線を含むものとする。
【0002】
【従来の技術】電線には大きく分けて、単一の導線から
成る単線と、複数の単位線を撚り合わせて成るより線と
が有る。より線は、単線に比べて曲げやすく、また、単
位線の撚り合わせ本数を変えることで、断面寸法を容易
に調節できるという利点を有している。より線としては
従来、リッツ線・バンチャ線・リボン線等が知られてい
る。
【0003】一般に、電線を高周波電流の送電線として
使用する場合、周波数が高くなるほど、電流抵抗値が増
大するという問題が有る。但し、より線にあっては、単
位線の本数が同じでも、撚り合わせ方によって抵抗値が
変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
複数の単位線を撚り合わせてなる電線において、交流導
体抵抗、特に高周波領域での抵抗値が小さいと同時に、
周波数の増大に伴う抵抗増加率が低くなる構造を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る中実電線の
特徴とするところは、複数本の単位線を交絡させて製造
される電線であって、規則的な交絡構造を持ち、いずれ
の単位線も、電線の内部と表面部との間を出入りすると
共に、撚り方向が所定周期で変更されるように撚り合わ
されていることにある。
【0006】かかる構成により、本発明の中実電線は、
高周波領域での抵抗値が小さくなると同時に、周波数の
増大に伴う抵抗増加率もまた低くなる。その理由の詳細
は明らかではないが、次のように推測される。前記構成
の中実電線は、いずれの単位線も電線の内部と表面部と
の間を出入りすると共に、撚り方向が所定周期で変更さ
れるように構成されているので、全部又は大部分の単位
線どうしが互いに交叉する。交叉する単位線どうしの間
では、外部からの磁力線により発生する誘導電流の向き
が一致しないから、増幅が起こらず、また交叉の角度に
よっては誘導電流の向きが反対になって、互いに相殺す
る可能性もある。本発明の中実電線は、交叉点数が非常
に多い構造であるから、単位線が相互に及ぼし合う磁力
線の影響が小さく、その結果、高周波電流に対する抵抗
値が小さくなると共に、周波数の増加に従う抵抗増加率
も低く抑えられると考えられる。しかも、単位線の交絡
構造が規則的なので、品質が安定しているという利点も
得られる。
【0007】これに対し、従来のより線は、用いる単位
線の本数が同じでも、交叉点数が少なく、ましてや単位
線の撚り方向が所定周期で変更されるようにもなされて
いないから、隣接する単位線から磁力の影響を受けやす
く、それ故、高周波電流に対する抵抗値及び抵抗増加率
を低く抑えられるものではなった。
【0008】また本発明は、前記中実電線を製造する方
法を提供するものであって、その特徴とするところは、
単位線を巻き付けた複数個のボビンそれぞれから単位線
を引き出しつつ上記ボビンを所定の軌道に沿って移動さ
せることにより、複数本の単位線を交絡させる方法であ
って、前記ボビンを保持する複数個のボビンキャリヤ
を、案内溝を形成したトラックプレート上に複数列配置
し、前記ボビンキャリヤをトラックプレートの案内溝に
沿った所定経路を移動させると共に、当該移動工程の途
中で、案内溝の特定箇所において、ボビンキャリヤの移
動を遅延させる操作を行うことにより、ボビンキャリヤ
どうしの干渉を回避することである。
【0009】かかる製造方法によれば、案内溝の特定箇
所でボビンキャリヤの移動を遅らせることで、ボビンキ
ャリヤを高密度に配置しても相互に干渉させることなく
所定経路を移動させることができるから、高密度で且つ
交叉点数がきわめて多い構造の中実電線を、機械化して
製造することが可能となる。そして機械化により、製品
の品質を安定させることが容易である。従来は、ボビン
キャリヤを高密度に配置した場合、ボビンキャリヤを相
互に干渉することなく移動させる適当な手段がなかった
ため、単位線が高密度に交絡する中実電線の製造を機械
化するのがきわめて困難であった。
【0010】なお前記製造方法を実施するにあたり、ボ
ビンキャリヤの移動を遅延させる工程は例えば次のよう
な態様で実行することが可能である。前記トラックプレ
ートの下側に、複数個の羽車を同期して回転するよう配
列し、羽車のスリットにボビンキャリヤのガイド部を挿
入すると共に、羽車を回転させることにより、ボビンキ
ャリヤをトラックプレートの案内溝に沿って所定経路を
移動させるように設定し、特定の羽車において、ボビン
キャリヤを羽車のスリットから一旦退避させたのち、こ
のボビンキャリヤを同じ羽車の隣接するスリットに挿入
させるスリット移行操作を行う。かかる方法により、特
定の羽車でスリット1ピッチ分だけボビンキャリヤの移
動を遅らせることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係る中
実電線Tの一形態を示すものであって、図1は正面側か
ら見た一部分の斜視図、図2は長手方向に対し直角な方
向で断面した横断面図である。但し、これらの図面で
は、単位線Sの交絡構造を分かりやすくするため、各単
位線S間に隙間を設けて示したが、実際には、単位線S
どうしは密接しており、隙間はごくわずかなものであ
る。また使用に際し、当該中実電線Tの表面は、通常、
適宜材料で被覆される。
【0012】本発明の中実電線Tは、複数本の単位線S
を高密度に交絡させて、単位線Sどうしの交叉点数をき
わめて多くした特色を有するものである。単位線Sの線
径や本数については、目的とする中実電線Tの用途や製
造設備の状況等に応じ、任意に設定することができる。
なお単位線Sは、単一の導線からなる単線であってもよ
いが、図2に示す如く、複数の単線rを撚り合わせた合
撚線とすることも可能であり、その場合、3本撚り・6
本撚り・9本撚りなど、合撚数は適宜選択できる。さら
に単位線Sの材質に関しては、特に制限はなく、銅や銅
合金のほか、アルミニウム又はアルミ合金、その他、電
線材料として既知のものを使用できる。
【0013】図3は、本発明に係る中実電線Tを製造す
るための装置Aの一例を示すものである。同装置Aは、
多数のボビンBを所定の経路を移動可能なように装置本
体部Cに配列し、各ボビンBから引き出した単位線S
を、型枠Dを通過させ、レールR上を移動可能な牽引手
段Eで引き上げるよう構成されている。従って、各ボビ
ンBを所定の経路に沿って移動させつつ、牽引装置Eで
型枠Dを通過させた単位線Sを引き上げることにより単
位線Sを交絡させ、所望する三次元構造と断面形状とを
有する中実電線Tを製造し得るようなされている。
【0014】縦横に平面的に配列した多数のボビンB
を、互いに干渉し合うことなく移動させるため、本発明
は以下に述べるような手段を採用している。ボビンB
は、図4に示すようなボビンキャリヤ1に保持されて、
図5に示すようなトラックプレート10の案内溝11に
沿って移動される。ボビンキャリヤ1の概略構成は、ボ
ビンBを回転自在に支持するシャフト3を備えたホルダ
部2と、ボビンBから巻き出した単位線Sの引き出し方
向をいくつかのガイドローラー8で案内する案内部6と
から成り、案内部6は、基部1a上に立設した軸7によ
り、適宜回動できるようなされている。基部1aの下面
側には、スライダ部4と、下端面に臨むガイド部5とが
設けられる。スライダ部4は、トラックプレート10の
案内溝11に嵌合するものであって、平面形状は、例え
ば図6に示す如き、両端を尖頭形にした細長い形状に形
成されている。他方、ガイド部5は、後述する羽車20
のスリット21に対し進退可能に挿入されるものであ
り、図6に例示するとおり、円柱状に形成されている。
【0015】図5は、前記ボビンキャリヤ1のスライダ
部4を嵌合させる案内溝11が形成されたトラックプレ
ート10の一例を示すものである。該トラックプレート
10は、基板12に所定形状の切欠12aを設け、この
切欠12a内に多数の溝形成プレート13,14を、相
互に間隔を空けてボルト・ナット等で固定することによ
り、所定の案内溝11を形成するようになされている。
【0016】図6に示すように、ボビンキャリヤ1のス
ライダ部4を、この案内溝11に嵌合させたので、後述
する羽車でガイド部5を通じボビンキャリヤ1に付勢力
を与えたとき、ボビンキャリヤ1の移動方向は、スライ
ダ部4が案内溝11に当接しながら摺動し得る方向に規
制される。従って、案内溝11の形態を適宜設定するこ
とにより、ボビンキャリヤ1の移動経路を所望する経路
とすることができる。図5に示すトラックプレート10
の場合、ボビンキャリヤ1の移動経路Lは、図7の
(A)及び(B)に実線で示す2種類が設定される。
【0017】トラックプレート10の裏面側には、図8
に示す如く、ボビンキャリヤ1を移動させるための付勢
力を与える羽車20、及び、羽車20のスリット21か
ら一旦退避させたボビンキャリヤ1を隣のスリット21
に押し込むためのプッシャー30とが配設される。羽車
20は、トラックプレート10における溝形成プレート
13に対応して当該トラックプレート10と平行的に設
けられ、図5に示すようなトラックプレート10の場
合、図9に例示するように羽車20を縦6×横8に配列
する。各羽車20は、本例では4つのスリット21を有
するものとし、隣接する羽車20どうしをギヤ等で噛合
させ、すべての羽車20が同期して回転するように構成
する。なお図5に示すように、適所にモータMを設置
し、このモータMと羽車20とを直接的に又は減速機G
を介し接続することで、すべての羽車20を回転駆動す
ることができる。
【0018】プッシャー30は、羽車20と連結されて
同期回転するギヤ32に、ボビンキャリヤ1のガイド部
5と当接し得る押圧部31を設けてなるものである。プ
ッシャー30の取付位置は、特定の羽車20に対応し、
具体的には、羽車20の隣接個数が奇数の羽車20に付
設される。例えば図9に示すように羽車20が配列され
る場合は、図10にハッチングを付して示す如く、四隅
を除く外周部に位置する羽車20aに対しプッシャー3
0を付設する。
【0019】ボビンキャリヤ1の基部1aに設けたスラ
イダ部4をトラックプレート10の案内溝11に嵌合さ
せると共に、ガイド部5を羽車20のスリット21に挿
入した状態(図4参照)で羽車20を回転駆動すると、
ガイド部5を通じて付勢力が与えられるので、ボビンキ
ャリヤ1を、羽車20間を受け渡しながら、上記案内溝
11に沿って所定の経路を移動させることができる。従
って、複数のボビンキャリヤ1をトラックプレート10
上に配し、各ボビンキャリヤ1に保持したボビンBから
単位線Sを引き出しつつ、上述のようにして各ボビンキ
ャリヤ1を移動させることで、多数の単位線Sを交絡さ
せて高密度の三次元中実電線Tを製造することが可能で
ある。
【0020】但し本例の如く、ボビンキャリヤ1が羽車
20の複数列に跨って移動する二次元的な移動経路をと
る場合において、中実電線Tの交絡密度を高めるためボ
ビンキャリヤ1の使用数を多くしたときには、全ての羽
車20が同じ羽数(スリット数)であると、ボビンキャ
リヤ1どうしの干渉が生じる。そこで本例では、特定の
羽車20において、ボビンキャリヤ1の移動タイミング
を1スリット分だけ遅延させ、ボビンキャリヤ1どうし
の干渉を避けるようにした。この操作を図11乃至図1
5を用いて説明する。なお説明の都合上、羽車20aの
4つの各スリット21それぞれに、A乃至Dの符号を付
した。
【0021】前述の操作は、プッシャー30を付設した
羽車20aにおいて実行される。図11に示すように、
ボビンキャリヤ1のガイド部5が羽車20aのスリット
Aに挿入され、当該羽車20aの回転駆動により、ボビ
ンキャリヤ1がトラックプレート10の案内溝11に沿
って移動する。トラックプレート10における基板切欠
12aと溝形成プレート13との間で形成される案内溝
11は、ボビンキャリヤ1が移動するに従い、ガイド部
5を羽車20aのスリットAから押し出すように形成さ
れている。このため、ボビンキャリヤ1が図12の位置
まで移動すると、ガイド部5がスリットAから抜け出
て、ボビンキャリヤ1がもはや羽車20aから付勢力を
受けない状態となる。
【0022】ボビンキャリヤ1が羽車20aから退避し
て付勢されない状態は、引き続き羽車20aが回転し
て、次のスリットBが接近するまで維持される。図13
に示すように、スリットBが接近するのと同時に、羽車
20aと同期して回転するプッシャー30の押圧部31
が、ボビンキャリヤ1のガイド部5と当接する位置に到
達する。そして、図14に示す如く、さらに羽車20a
及びプッシャー30が回転することによって押圧部31
がガイド部5に押圧力を与え、ガイド部5を羽車20a
のスリットB内へ押し込む。その結果、ボビンキャリヤ
1が回転する羽車20aから付勢力を受けるようにな
り、図15に示すように、案内溝11に沿った移動を再
開するようになる。
【0023】このように本例の製造装置Aは、ボビンキ
ャリヤ1の移動経路上の特定部位において、ボビンキャ
リヤ1のガイド部5が嵌合する羽車20aのスリット2
1を一つ分だけ移行させるものであり、これによって、
ボビンキャリヤ1の移動タイミングを1スリット分だけ
遅延させ、ボビンキャリヤ1を多数配置したときの相互
干渉を回避することができる。
【0024】前記製造装置Aにおいて、隣接個数が奇数
個となっている全ての羽車20aに対し、スリット移行
手段であるプッシャー30を付設して、相互干渉を起こ
さずに配置できるボビンキャリヤ1の個数を最大とする
ことにより、製造される中実電線の密度をできるだけ高
くすることが可能である。本発明者らが研究したとこ
ろ、羽車20のスリット数が4で、隣接個数が奇数の羽
車20a全てにプッシャー30を付設した場合、配置可
能なボビンキャリヤ1の最大個数Mは、M=(羽車の個
数×2)+(プッシャーの個数×0.5)で与えられ
る。具体的には、スリット数が4の羽車20を図9の如
く縦6×横8に配列し、図10にハッチングを付して示
す隣接個数が奇数である20個の羽車20a全部にプッ
シャー30を付設した場合、配設できるボビンキャリヤ
1の最大個数Mは、上記式に基づき、M=48×2+2
0×0.5=106個となる。
【0025】なお、製造しようとする中実電線Tの使用
目的によっては、単位線Sの交絡密度が小さくても差し
支えないことがあると考えられる。このような場合、ボ
ビンキャリヤ1の配設個数を必ずしも最大にしなくてよ
い。さらに、ボビンキャリヤ1の配設個数を減少させた
ときには、羽車20aに付設するプッシャー30(スリ
ット移行手段)のいくつかを省略することが可能な場合
がある。
【0026】次に、本発明に係る中実電線Tが、単位線
Sどうしの交叉点数がきわめて多い交絡構造を形成し得
る理由について考察する。図16に例示するようなトラ
ックプレート10を用い、羽車20を縦4×横3に配列
した場合、配置可能なボビンキャリヤ1の最大個数M
は、前記式に基づきM=12×2+6×0.5=27と
なる。従ってボビンキャリヤ1は、トラックプレート1
0の案内溝11における例えば●で示す箇所に配置され
る。そして各ボビンキャリヤ1は、トラックプレート1
0の案内溝11に沿って、図面に波線で示す経路Lを移
動する。
【0027】この場合において、特定のボビンキャリヤ
1Aに注目し、該ボビンキャリヤ1Aが図17に示す移
動経路Lを矢印の方向へ移動するものとする。ボビンキ
ャリヤ1Aの移動経路Lは、途中で移動経路L自体を多
数回横切るように構成されている。さらに、この移動経
路Lは、内部と外部とを何度も出入りするように設定さ
れているうえに、図17に実線で示す前半部L1と、図
18に実線で示すL1以降の後半部L2とで、単位線S
の撚り方向が逆になるように設定されている。
【0028】ボビンキャリヤ1Aが移動経路Lを横切る
ことによって、これに装着したボビンBから引き出され
る単位線Sは、他のボビンキャリヤ1のボビンBから引
き出される単位線Sと交叉する。本例におけるボビンキ
ャリヤ1の移動経路Lは、移動経路L自体を横切る回数
が非常に多いうえに、内部と外部とを何度も出入りする
形態に構成されている。それ故、多数のボビンキャリヤ
1を配し、これら全てを相互干渉のないように所定経路
Lを移動させることによって、単位線Sの交叉点数がき
わめて多い規則的な交絡構造が得られると考えられる。
【0029】しかも、ボビンキャリヤ1の移動途中で、
単位線Sのより方向が変わるように設定されているか
ら、外部磁界により単位線Sに発生する誘導起電流の向
きが一定化しないと考えられ、このことも、高周波に対
する抵抗値の増加を抑制できる一因と思われる。
【0030】[試験1]周波数の増加に伴う交流抵抗値
の変化を、本発明に係る中実電線と従来のバンチャ線
(リッツ線)とで比較した。本発明品として、使用する
単位線が異なる次のA,Bの2種類を用意する。 本発明A:直径0.12mmの単線3本を撚り数66T
/Mで撚り合わせた3本撚り合撚線を単位線とし、この
単位線116本を用いて図3に例示するような製造装置
Aにより、中実電線を製造した。 本発明B:直径0.12mmの単線6本を撚り数49T
/Mで撚り合わせた6本撚り合撚線を単位線とし、この
単位線58本を用いて図3に例示するような製造装置A
により、中実電線を製造した。 なお、本発明A,Bにおける素線の総本数は348本で
同じであり、また製造装置Aにおける牽引装置E(図3
参照)の引っ張り速度を等しくしたので、両者の組密度
はほぼ同じと考えられる。 比較品:比較例として次のようなバンチャ線を用意す
る。まず直径0.12mmの単線6本、及び、直径0.
12mmの単線7本を、それぞれ撚り数66T/MでS
撚り方向に撚り合わせ、得られた6本撚り合撚線と7本
撚り合撚線それぞれ各3組ずつ合計6束を、撚り数49
T/MでZ撚り方向に撚り合わせて39本束とする。次
に、この39本束3組を撚り数40T/MでS撚り方向
に撚り合わせて117本束とする。さらに、この117
本束3組を撚り数33T/MでZ撚り方向に撚り合わせ
て351本束とし、これを比較品とする。
【0031】測定方法は、前述のようにして得られた本
発明品A,B及び比較品それぞれの10.5mを用いて
コイルを作り、電流値を10mAの定電流に設定して、
周波数1k〜1MHzの範囲における抵抗値を測定す
る。測定結果を図19の表及び図20のグラフに示す。
【0032】試験結果から明らかな如く、本発明に係る
中実電線は、直流抵抗値が比較品より大きいにもかかわ
らず、高周波抵抗値及び抵抗増加率が共に低くなってい
る。なお本発明品でも、単位線の種類によって、特性が
変化することが分かる。
【0033】[試験2]本発明に係る中実電線におい
て、単位線の線種・本数が同じでも、組密度の違いによ
り、高周波電流に対する特性がどのように変化するかを
調べた。試験対象には、直径0.2mmの単線2本を撚
り数77T/Mで撚り合わせた2本撚り合撚線を単位線
とし、この単位線58本を用いて(総本数116本)、
図3に例示する製造装置Aにおける牽引装置Eの引っ張
り速度を変更した4種類の中実電線(C,D,E,F)
を製造した。本発明品Cの製造時の引っ張り速度をvと
すると、本発明品Dの引っ張り速度は約1.25v、本
発明品Eの引っ張り速度は約1.75v、本発明品Fの
引っ張り速度は約0.85vである。引っ張り速度が小
さいほど、組密度は高くなる。
【0034】測定方法は、前記試験1に準じて行い、得
られた本発明品10.5mを用いてコイルを作り、電流
値を10mAの定電流に設定して周波数1k〜100k
Hzの範囲における抵抗値を測定する。測定結果を図1
9の表及び図20のグラフに示す。
【0035】試験結果から明らかなように、本発明に係
る中実電線において、単位線の線種・本数が同じでも、
組密度を高くするほど、たとえ直流抵抗値が高くなった
としても、高周波領域での抵抗増加率が低いことが分か
る。これは、組密度が高い中実電線にあっては、単位線
の交叉角度が直角に近くなり、単位線が相互に及ぼし合
う磁界の影響が小さくなるためと考えられる。
【0036】前述した実施形態はいずれも、ボビンの移
動経路を規定するトラックプレートが平板状である場合
について説明したものであるが、トラックプレートを湾
曲面に形成することも可能である。すなわちトラックプ
レートの全体又はボビンキャリヤが移動する軌道面を、
単位線が交絡して中実電線が形成される組成点を中心と
する球面の一部となるように形成する。なお、このとき
羽車も、湾曲するトラックプレートに対し平行的に配列
する。
【0037】トラックプレートの軌道面を前記のような
形態とすることにより、該軌道面上の任意の点から中実
電線の組成点までの距離が等しくなる。その結果、トラ
ックプレートの案内溝に沿って移動するボビンそれぞれ
から引き出される各単位線がボビンから組成点までの間
で屈曲することがなくなり、またボビンが移動経路上の
どの位置に在ってもボビンから上記組成点までの距離が
一定となるから、単位線のテンション変動が抑制され
る。従って、中実電線の製造工程中に、テンション変動
による単位線のズレ等を生じさせることがなくなるの
で、高品質の中実電線を製造できるという利点が得られ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る中実電線は、単位線の交叉
点数がきわめて多い規則的な交絡構造を持ち、いずれの
単位線も、電線の内部と表面部との間を出入りすると共
に、撚り方向が所定周期で変更されるように撚り合わさ
れているから、高周波に対する抵抗値及び抵抗増加率
を、従来製品より低減させることが可能である。
【0039】また本発明に係る製造方法によれば、前記
構成の中実電線の製造を機械化することが可能になるか
ら、優れた特性を有する中実電線を安価に提供すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中実電線の一形態を示すものであ
って、正面側から見た一部分の斜視図である。
【図2】本発明に係る中実電線の一形態を示すものであ
って、長手方向に対し直角な方向で断面した横断面図で
ある。
【図3】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形態
を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形態
に関するものであって、ボビンキャリヤを示す正面図で
ある。
【図5】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形態
に関するものであって、トラックプレートを示す正面図
である。
【図6】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形態
に関するものであって、ボビンキャリヤとトラックプレ
ートとの関係を示す部分拡大した正面図である。
【図7】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形態
に関するものであって、図(A)及び(B)は、トラッ
クプレートにおけるボビンキャリヤの二通りの移動経路
をそれぞれ示す正面図である。
【図8】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形態
に関するものであって、羽車及びプッシャーを、トラッ
クプレートの一部を切り欠いて示す正面図である。
【図9】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形態
に関するものであって、羽車の配列例を示す正面図であ
る。
【図10】本発明に係る中実電線の製造装置における羽
車の配列例を示す概略図である。
【図11】本発明に係る中実電線の製造方法におけるス
リット移行操作に関するものであって、操作の開始状態
を示す正面図である。
【図12】本発明に係る中実電線の製造方法におけるス
リット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤ
のガイド部を羽車のスリットから退避させた状態を示す
正面図である。
【図13】本発明に係る中実電線の製造方法におけるス
リット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤ
のガイド部を羽車のスリットから退避させた状態が維持
されている状況を示す正面図である。
【図14】本発明に係る中実電線の製造方法におけるス
リット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤ
のガイド部を羽車の次のスリットへ挿入させている状態
を示す正面図である。
【図15】本発明に係る中実電線の製造方法におけるス
リット移行操作に関するものであって、ボビンキャリヤ
のガイド部が羽車の次のスリットへ挿入されてボビンキ
ャリヤの移動を再開させた状態を示す正面図である。
【図16】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形
態に関するものであって、ボビンキャリヤの移動経路を
示したトラックプレートの正面図である。
【図17】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形
態に関するものであって、ボビンキャリヤの移動経路を
途中まで示したトラックプレートの正面図である。
【図18】本発明に係る中実電線の製造装置の一実施形
態に関するものであって、ボビンキャリヤの移動経路を
途中から示したトラックプレートの正面図である。
【図19】本発明の中実電線における高周波に対する抵
抗増加率を測定した試験結果を示すグラフである。
【図20】本発明の中実電線における高周波に対する抵
抗増加率の測定値を示す表である。
【図21】本発明の中実電線であって、組密度の異なる
ものの高周波に対する抵抗増加率を測定した試験結果を
示すグラフである。
【図22】本発明の中実電線であって、組密度の異なる
ものの高周波に対する抵抗増加率の測定値を示す表であ
る。
【符号の説明】
A…中実電線の製造装置 B…ボビン C…製造装置の
本体部 D…型枠 E…牽引装置 L…移動経路 r…
単線 S…単位線 T…中実電線 1…ボビンキャリヤ
4…スライダ部 5…ガイド部 10…トラックプレ
ート 11…案内溝 12…基板 12a…切欠 13
…溝形成プレート 20…羽車 20a…プッシャーが
付設される羽車 21…スリット 30…プッシャー
31…押圧部 32…ギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 泰典 京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機 械株式会社本社工場内 (72)発明者 魚住 忠司 京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機 械株式会社本社工場内 Fターム(参考) 5G325 AA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の単位線を交絡させて製造される電
    線であって、規則的な交絡構造を持ち、いずれの単位線
    も、電線の内部と表面部との間を出入りすると共に、撚
    り方向が所定周期で変更されるように撚り合わされてい
    ることを特徴とする中実電線。
  2. 【請求項2】単位線を巻き付けた複数個のボビンそれぞ
    れから単位線を引き出しつつ上記ボビンを所定の軌道に
    沿って移動させることにより、複数本の単位線を交絡さ
    せて中実な電線を製造する方法であって、前記ボビンを
    保持する複数個のボビンキャリヤを、案内溝を形成した
    トラックプレート上に複数列配置し、前記ボビンキャリ
    ヤをトラックプレートの案内溝に沿った所定経路を移動
    させると共に、当該移動工程の途中で、案内溝の特定箇
    所において、ボビンキャリヤの移動を遅延させる操作を
    行うことにより、ボビンキャリヤどうしの干渉を回避す
    ることを特徴とする中実電線の製造方法。
  3. 【請求項3】前記トラックプレートの下側に、複数個の
    羽車を同期して回転するよう配列し、羽車に所定ピッチ
    で形成したスリットにボビンキャリヤのガイド部を挿入
    すると共に、羽車を回転させることにより、ボビンキャ
    リヤをトラックプレートの案内溝に沿って所定経路を移
    動させるように設定し、特定の羽車において、ボビンキ
    ャリヤを羽車のスリットから一旦退避させたのち、この
    ボビンキャリヤを同じ羽車の隣接するスリットに挿入さ
    せるスリット移行操作を行うことにより、ボビンキャリ
    ヤの移動を遅延させる請求項2に記載の中実電線の製造
    方法。
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