JP4238634B2 - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多気筒の内燃機関における蓄圧式の燃料噴射制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の複数の気筒に燃料を供給する装置として、蓄圧式の燃料噴射制御装置が従来から知られている。これは、燃料の蓄圧配管となるデリバリパイプに、ポンプ等を用いて燃料を高圧で蓄圧し、デリバリパイプに接続された燃料噴射弁を開弁することで、内燃機関の各気筒に燃料を噴射するものである。又、デリバリパイプ内に畜圧する燃料の圧力を可変とすることで、幅広い燃料噴射量の制御を可能としている(可変燃圧システム)。
【0003】
上記蓄圧式の燃料噴射制御装置では、各気筒に燃料噴射が行われるたびに、蓄圧された燃料の圧力(以下、燃圧と略す。)の脈動が生じ、脈動による燃圧の変化が次の燃料噴射に影響を及ぼしてしまい、燃料噴射の制御性が悪くなる問題があった。
【0004】
例えば、従来の内燃機関の燃料噴射制御装置での燃料噴射制御では、図4に示すタイムチャートのように、前回の燃料噴射量の演算時aから今回の燃料噴射量の演算時aまでの1行程中(SGT間)にサンプリングされた燃圧の総和から平均値を算出し、算出された1行程中の燃圧の平均値に基づき、今回の燃料噴射量の演算時aにおいて、次の行程の燃料噴射量、つまり、パルス幅を求めて、燃料噴射制御を行っている。このような燃料噴射制御を行う場合、脈動による燃圧の変化が次の燃料噴射に影響を及ぼし、例えば、#3気筒の燃料噴射のパルス幅を求めるため、#1気筒への燃料噴射を行う行程中に算出された燃圧の平均値は、#3気筒への燃料噴射中の実際の燃圧と差異があるため、要求された燃料噴射量に対して適量な燃料噴射制御ができていないことになる。
【0005】
そこで、デリバリパイプの燃圧の脈動を求める手段として、燃料噴射弁(インジェクタ)の燃料噴射量により、デリバリパイプ(コモンレール)内の燃圧の脈動を考慮する燃料噴射制御技術が開示されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−159372号公報(第4−9頁、第1−8図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に示された従来技術では、燃料噴射弁からの燃料噴射量に基づいて、デリバリパイプ内の燃圧を補正しているだけであり、高圧ポンプから供給される燃料量による燃圧の変化が十分に考慮されていない。つまり、デリバリパイプ内の燃圧の変化は、燃料噴射による燃圧の脈動だけではなく、高圧ポンプからの燃料の供給による燃圧の変化も考慮しなければ、実際の燃料噴射量に誤差が生じてしまうこととなる。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、誤差の少ない燃料噴射量を供給する内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明に係る内燃機関の燃料噴射制御装置は、
燃料タンクから高圧ポンプにより燃料が供給されるデリバリパイプと、
デリバリパイプに設けられ、デリバリパイプの燃料の圧力を検出する燃料圧力検出手段と、
デリバリパイプに設けられ、デリバリパイプ内の燃料を内燃機関の気筒に噴射する燃料噴射弁と、
内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
運転状態検出手段の検出結果より、燃料噴射弁の噴射期間を求める燃料噴射制御手段と、
高圧ポンプの吐出率曲線に基づいてデリバリパイプ内に供給される燃料量と、デリバリパイプ内より吐出される燃料量との増減により、次の1行程の開始点を基点として、次の1行程間のデリバリパイプ内の燃料の圧力の変動量を予測し、当該予測により求めた前回の1行程間の燃料圧力の予測平均値と燃料圧力検出手段により計測した前回の1行程間の燃料圧力の実測平均値との差分を求め、当該予測による前回の1行程の終了点での予測燃料圧力に差分を加算して、次の1行程の開始点の燃料圧力を求め、開始点の燃料圧力に予測した次の1行程間の燃料圧力の変動量を加算することにより、次の1行程間の燃料圧力を予測し、当該燃料圧力に基づいて、噴射期間を補正する燃料噴射補正手段とを備える。
なお、運転状態検出手段では、アクセル開度センサによるアクセル開度、クランク角センサによる内燃機関の回転数等を検出することで、内燃機関の運転状態を判断している。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る内燃機関の燃料噴射制御装置の実施形態の一例を示す概略図である。
【0012】
図1に示すように、内燃機関であるエンジンには、複数の気筒1(本実施例の場合、4気筒)が設けられており、各気筒に対して燃料噴射弁2が配設されている。燃料噴射弁2は、各燃料噴射弁2に共通の蓄圧配管となるデリバリパイプ3に設けられており、デリバリパイプ3内に蓄圧された燃料が、燃料噴射弁2を開弁することで、燃料が噴射されて、各気筒へ燃料が供給されることとなる。
【0013】
デリバリパイプ3は、供給配管4、逆止弁5を介して、高圧ポンプ6の吐出ポート6aに接続されており、高圧ポンプ6により高圧で供給される燃料は、供給配管4を通過してデリバリパイプ3へ供給され、逆止弁5により高圧の燃料が逆流しないようにしている。そのため、デリバリパイプ3内には比較的高圧の燃料が蓄積され、連続的な燃料噴射を各燃料噴射弁2により行うことができる。又、高圧ポンプ6は、吸入ポート6bに接続された吸入配管7を介して、燃料タンク8に接続され、吸入配管7の途中には高圧ポンプ6に燃料を供給するフィードポンプ9が設けられている。
【0014】
高圧ポンプ6には、エンジンの回転と同期して回転する駆動カム10が設けられており、駆動カム10により高圧ポンプ6のプランジャ11が往復運動させられて、要求される所定圧まで上昇させられる。高圧ポンプ6の吸入側には、調量電磁弁12が設けられており、この調量電磁弁12が開状態であるとき、燃料タンク8から低圧の燃料が高圧ポンプ6のシリンダ内に導入され、余分な燃料はシリンダ内から吸入配管7へ戻る。この調量電磁弁12が閉状態になった後、駆動カム10によりプランジャ11が押されて、シリンダ内の燃料が加圧されて、デリバリパイプ3へ吐出される。なお、ここでは、一例として、高圧ポンプ6の駆動カム10がカム山を2つ有し、エンジンの1回転に対して1/2回転して同期駆動されるものとする。
【0015】
ECU(Electronic Control Unit、電子制御装置)13は、プログラムに従って演算を行い、各機器の制御を行うCPUと、プログラムやデータ、演算結果を記録するRAM、ROM等の記憶領域と、信号の入出力を行うインターフェース、タイマカウンタ等を有するものである。ECU13には、デリバリパイプの燃料の圧力を検出する圧力センサ14(燃料圧力検出手段)、内燃機関のクランクシャフトのクランク角を検出するクランク角センサ15、内燃機関のアクセルの開度を検出するアクセル開度センサ16等により検出された信号が入力されている。
【0016】
又、ECU13は、これらの検出信号を用いて、エンジンの運転状態を検出しており(運転状態検出手段)、検出結果に基づいて、調量電磁弁12が制御されて、高圧ポンプ6からの燃料の吐出量、すなわち、燃料の吐出圧力が制御され、更に、各燃料噴射弁2での噴射パルス幅が制御されて、各気筒2への燃料噴射量が制御される。なお、圧力センサ14によるデリバリパイプの燃圧の検出は、ここではCA(クランク角)10°毎に測定されているが、一定時間や他の一定クランク角毎でもよい。
【0017】
上記内燃機関の噴射制御装置のハードウェア上の構成は、従来と略同等のものであるが、本発明では、デリバリパイプ3内の燃料の圧力変動を考慮して、要求噴射量に対して、できるだけ誤差が少なくなる燃料噴射量を制御するようにしていることが特徴である。具体的には、本発明に係る内燃機関の噴射制御装置は、高圧ポンプからデリバリパイプ内に供給される燃料量の増加分と、デリバリパイプから燃料噴射弁により噴射される燃料量の減少分とから、デリバリパイプ内の燃料圧力の変動量を予測して噴射期間を補正する燃料噴射補正手段を有し、この燃料噴射補正手段を用いて、適切な燃料噴射の制御を行っている。
【0018】
次に、本発明に係る内燃機関の噴射制御装置における燃料噴射の制御を、図2、図3を参照して、詳細に説明する。
【0019】
図2は、本発明に係る内燃機関の噴射制御装置での制御の一例を示すタイムチャートであり、図3は、フローチャートである。
なお、ここでは、一例として、クランク角a(n-1)の時点を現時点として、次の行程以降の燃圧の変動を予測し、噴射期間を補正する燃料噴射の制御を説明する。
【0020】
(ステップS1)
最初に、現時点a(n-1)までの180°区間[a(n-2)〜a(n-1)]の実測された燃圧の平均値、実測燃圧平均Pave(n-1)を求める。
【0021】
(ステップS2)
エンジンの運転状況に応じた次回の要求噴射開始時期Tst(n)及び要求噴射量Qと、ステップS1にて算出された実測燃圧平均Pave(n-1)から、次回の燃料の噴射パルス幅Tinj(n)が仮決めされ、噴射終了時期Tend(n)が算出される。つまり、次回の燃料の噴射パルス区間[Tst(n)〜Tend(n)]が決定されることとなる。
Tinj(n)=Q/Pave(n-1)
【0022】
(ステップS3)
デリバリパイプ内の燃圧の変化は、高圧ポンプによりデリバリパイプに供給する燃料量の増加分と、デリバリパイプの燃料噴射弁から気筒内に噴射される燃料量の減少分とを考慮して演算することで、デリバリパイプでの燃料の給排出時に発生する脈動の影響等を十分考慮した燃圧の変化を求めることができる。
【0023】
具体的には、エンジンの運転状況に応じた高圧ポンプの要求吐出量、要求吐出開始時期が決定されれば、高圧ポンプの駆動カムにより決定される吐出率曲線に基づいて、所定クランク角毎の燃料の吐出量を算出することができ、これが、デリバリパイプに供給する燃料量の増加分Qp(i)となる。又、噴射パルス幅Tinj(n)からは、噴射パルス区間[Tst(n)〜Tend(n-1)]における燃料の噴射量、つまり、デリバリパイプからの燃料量の減少分Qi(i)を算出することができる。したがって、下記式を用いて、デリバリパイプの燃圧変化量P(i)を、所定クランク角毎に予測することが可能となる。
P(i)=Kf/Vdv×{Qp(i)−Qi(i)}
ここで、Kfは燃料の体積弾性係数であり、Vdvはデリバリパイプの体積である。又、燃圧変化量P(i)は、次回の行程の開始点b(n)における燃圧を基点としたときの燃圧の変化量を示すものである。
【0024】
予測区間としては、次回の行程の開始点b(n)からb(n+2)までの360°区間の燃圧変化量P(i)の予測を行なう。但し、この予測区間は、少なくとも、次回の行程の180°区間[b(n)〜b(n+1)]の燃圧変化量P(i)の予測でもよく、噴射期間が予測区間の180°区間を超える場合は、噴射開始から予測区間の終わりまでの燃圧変化量P(i)を用いて予測する。又、予測を行なう所定クランク角間隔としては、例えば、5°毎、10°毎に予測を行なうようにする。その場合、クランク角間隔に応じたゲインの補正が必要となる。
【0025】
(ステップS4)
所定クランク角毎に予測された燃圧変化量P(i)を用いて、次回の行程の180°区間[b(n)〜b(n+1)]の燃圧変化量の総和平均Paf(n)を求める。これは、次回の行程の開始点b(n)における燃圧P0(n)が算出されれば、次回の行程の180°区間[b(n)〜b(n+1)]の予測燃圧平均[P0(n)+Paf(n)]が求められることとなる。
【0026】
(ステップS5)
実測燃圧平均Pave(n-1)と、前回のa(n-2)時点において予測された現在の行程の180°区間[b(n-1)〜b(n)]での予測燃圧平均とを比較して、燃圧差分補正量Pdf(n-1)を求める。具体的にはステップS1で求めた実測燃圧平均Pave(n-1)と、前回のa(n-2)時点におけるステップS4で求められた燃圧変化量の総和平均Paf(n-1)から求めた予測燃圧平均[P0(n-1)+Paf(n-1)]との差分から求められる。
Pdf(n-1)=Pave(n-1)−{P0(n-1)+Paf(n-1)} (1)
【0027】
そして、前回のa(n-2)時点におけるステップS3において予測されたb(n)時点での燃圧変化量P(i=180)と、前回のa(n-2)時点におけるステップS5で求められた予測燃圧P0(n-1)から、前回のa(n-2)時点でのb(n)時点の予測燃圧P180(n-1)を求める。
P180(n-1)=P0(n-1)+P(i=180) (2)
上記式(1)、(2)から、次回の行程の180°区間[b(n)〜b(n+1)]において、基準の燃圧となるb(n)時点での予測燃圧P0(n)が求められる。
P0(n)=P180(n-1)+Pdf(n-1)
つまり、上記式では、前回の行程での実測燃圧平均Pave(n-1)と予測燃圧平均[P0(n-1)+Paf(n-1)]との比較による補正をすることにより、次回の行程の開始点となるb(n)時点において、予測燃圧P0(n)が実測値による補正が行われることとなり、より正確な燃圧を算出することが可能となる。
これは、図2中においては、点線部分に拡大して示している。
【0028】
(ステップS6)
又、ステップS3において予測された燃圧変化量P(i)から、ステップS2において求められた次回の燃料の噴射パルス区間[Tst(n)〜Tend(n)]に該当する燃圧変化量P(i)を抽出し、噴射パルス区間[Tst(n)〜Tend(n)]の燃圧平均偏差Pinj(n)を求める。
【0029】
(ステップS7)
ステップS5において求められた予測燃圧P0(n)に、ステップS6において求められた燃圧平均偏差Pinj(n)を加えることで、噴射パルス区間[Tst(n)〜Tend(n)]に対する予測燃圧平均が算出される。つまり、この予測燃圧平均[P0(n)+Pinj(n)]が、脈動等による変化を適切に推測した燃圧となる。
【0030】
(ステップS8)
燃圧補正係数マップから、ステップS7において求めた予測燃圧平均[P0(n)+Pinj(n)]に基づいて、燃圧補正係数Kb(n)を抽出する。
【0031】
(ステップS9)
予め、ステップS1において求められた実測燃圧平均Pave(n-1)に基づいて、燃圧補正係数Ka(n)が抽出されており、ステップS8において求められた燃圧補正係数Kb(n)とから、噴射パルス幅補正係数K(n)を求める。
K(n)=Kb(n)/Ka(n)
【0032】
(ステップS10)
ステップS2において仮決めされていた噴射パルス幅Tinj(n)に、噴射パルス幅補正係数K(n)をかけることで、実際の燃料噴射制御で用いる補正噴射パルス幅Tinjr(n)を算出する。
Tinjr(n)=Tinj(n)×K(n)
【0033】
上述して求めた補正噴射パルス幅Tinjr(n)を、次回の行程の燃料噴射制御に用いることで、要求噴射量に対して誤差の少ない高精度な制御を行なうことが可能となる。
【0034】
なお、上記制御は、4気筒エンジンをベースに説明を行なったものであるが、他の気筒数のエンジンにも適応可能であり、例えば、6気筒エンジンの場合、1行程の区間として、120°を1区間として予測を行なう。又、4気筒エンジンの場合でも、高圧ポンプの駆動カムのカム山や同期回転数が異なる場合は、そのカム山数や同期回転数を考慮したクランク角周期を用いて予測を行なう。
【0035】
本発明に係る燃料噴射制御を用いることで、エンジンの運転状態が定常状態の場合に限らず、過渡状態(例えば、加減速等)においても、その変化に対応して、高精度の燃料噴射量の制御が可能となる。特に、本発明の場合、燃料噴射期間に対応する予測燃圧を用いて燃料噴射制御を行なうため、噴射開始時期を変更した場合や追加噴射を行なう場合にも、高精度の燃料噴射量の制御が可能である。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、デリバリパイプ内の燃料量の増減を考慮して、デリバリパイプ内の燃料圧力の変動量(脈動)を物理現象として予測するので、その予測に基づいて補正された燃料噴射期間が、要求噴射量に対して誤差の少ないものとなり、高精度の燃料噴射制御を行なうことができる。そのため、要求噴射量と同等の燃料噴射量が内燃機関に供給されることとなり、出力の向上、燃費の向上を図ることができると共に、触媒等の排出ガス対策装着品が適切に作用して、排出ガスの低減が図れ、更に、触媒等の排出ガス対策装着品の耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関の噴射制御装置の実施形態の一例を示す構成図である。
【図2】図1に示す内燃機関の噴射制御装置での制御の一例を示すタイムチャートである。
【図3】図1に示す内燃機関の噴射制御装置での制御の一例を示すフローチャートである。
【図4】内燃機関の噴射制御装置での従来の制御を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 気筒
2 燃料噴射弁
3 デリバリパイプ
4 供給配管
5 逆止弁
6 高圧ポンプ
6a 吐出ポート
6b 吸入ポート
7 吸入配管
8 燃料タンク
9 フィードポンプ
10 駆動カム
11 プランジャ
12 調量電磁弁
13 ECU
14 圧力センサ
15 クランク角センサ
16 アクセル開度センサ
Claims (1)
- 高圧ポンプにより燃料が供給されるデリバリパイプと、
前記デリバリパイプの燃料の圧力を検出する燃料圧力検出手段と、
前記デリバリパイプ内の燃料を内燃機関の気筒に噴射する燃料噴射弁と、
前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
前記運転状態検出手段の検出結果より、前記燃料噴射弁の噴射期間を求める燃料噴射制御手段と、
前記高圧ポンプの吐出率曲線に基づいて前記デリバリパイプ内に供給される燃料量と、前記デリバリパイプ内より吐出される燃料量との増減により、次の1行程の開始点を基点として、次の1行程間の前記デリバリパイプ内の燃料の圧力の変動量を予測し、当該予測により求めた前回の1行程間の燃料圧力の予測平均値と前記燃料圧力検出手段により計測した前回の1行程間の燃料圧力の実測平均値との差分を求め、当該予測による前回の1行程の終了点での予測燃料圧力に前記差分を加算して、次の1行程の開始点の燃料圧力を求め、開始点の前記燃料圧力に予測した次の1行程間の燃料圧力の前記変動量を加算することにより、次の1行程間の燃料圧力を予測し、当該燃料圧力に基づいて、前記噴射期間を補正する燃料噴射補正手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
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