JP4238039B2 - ウォーターポンプ - Google Patents

ウォーターポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP4238039B2
JP4238039B2 JP2003013177A JP2003013177A JP4238039B2 JP 4238039 B2 JP4238039 B2 JP 4238039B2 JP 2003013177 A JP2003013177 A JP 2003013177A JP 2003013177 A JP2003013177 A JP 2003013177A JP 4238039 B2 JP4238039 B2 JP 4238039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water pump
assembly
housing
electrolytic capacitor
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003013177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004225588A (ja
Inventor
英樹 須永
司朗 中村
和則 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2003013177A priority Critical patent/JP4238039B2/ja
Publication of JP2004225588A publication Critical patent/JP2004225588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4238039B2 publication Critical patent/JP4238039B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はウォーターポンプに関するものであり、主に自動車等に用いられて冷却水を循環させる電動ブラシレスウォーターポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のウォーターポンプは、有底筒状のハウジングの底部側に基板アッセンブリやステータアッセンブリ収蔵した部分と、この部分とシールされた羽根車部分とから構成されており、前者部分には熱伝導性の良好なポッティング材が充填され、後者部分には水が流れるようになっている。
【0003】
特に、ステータアッセンブリのステータ巻き線による大きな発熱は、羽根車側を流れる水によって冷却されるが、十分でなく基板アッセンブリあるいはその近傍におかれるパワー回路部の電解コンデンサに熱影響がある。このため、ポッティング剤を充填し、これで熱を外気に放出していた。(例えば特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2002−225089号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のウォーターポンプでは、電解コンデンサの自己発熱とステータアッセンブリの発熱によって温度上昇もかなりあり、温度定格が厳しい電解コンデンサは、高温環境では寿命が短くなる傾向が一般的で、高価な高温度保証品を使用せざるを得なかった。
【0006】
そこで、本発明は、電解コンデンサと外気までの距離を積極的に縮め、外気への温度放出を効果的にし、電解コンデンサの、ひいては本体の寿命を延ばし、あるいは低価格の電解コンデンサの使用ができるようにしたウォターポンプを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、羽根車を回転させるステータアセンブリを両端が開放された筒状のハウジング内に収蔵し、前記ハウジングの前記羽根車取付側と反対の側に、ヒートシンクを備えた基板アッセンブリと少なくとも1個の電解コンデンサとを収蔵したエンドアッセンブリを装着したウォーターポンプであって、前記エンドアッセンブリの膨出外形基準面を持つ外表面を、配置された前記電解コンデンサに近づけるように凹ませたことを特徴とするウォーターポンプとしている。
【0008】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記ハウジングの放熱を良くすることができるので、電解コンデンサの寿命、ひいては本体の寿命を延ばしたウォターポンプを提供することができる。あるいは、低価格の電解コンデンサを用いることもできるので従来と同じ性能であっても原価を低減したウォターポンプを提供できる。
【0009】
また、外形を小さくできるので、コンパクトなウォターポンプを提供することができるし、ポッティング材の量を減らすことができ、軽量化した、原価低減したウォターポンプを提供できる。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、請求項1において、前記凹ませた部位にフィンを形成したことを特徴とするウォーターポンプとしている。
【0011】
このように構成された請求項2記載のものでは、放熱をより一層良好にしたので請求項1の効果を一層良くしたウォターポンプを提供することができる。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、請求項2において、前記フィンは、前記ヒートシンクのフィンを外気にさらす開口周縁を最高位とする膨出外形基準面に沿った形状に形成されていることを特徴とするウォーターポンプとしている。
【0013】
このように構成された請求項3記載のものでは、請求項2記載の効用に加え、外形が膨出外形基準面で安定的形状のため、資材管理も安定して効果的に並べられ、荷崩れを起こす心配もない。
【0014】
さらに、請求項1〜3のいずれか1項において、前記エンドアッセンブリは、前記基板アッセンブリを装着し、前記ハウジングに接続されるインナケースアッセンブリ及び前記ハウジングと反対側を塞ぐエンドキャップから構成され、前記凹部は前記エンドキャップに形成されていることを特徴とするウォーターポンプとしている。
【0015】
このように構成された請求項4記載のものでは、請求項1〜3記載の効用に加え、エンドキャップ及びインナケースそれぞれの製造が容易であり、組み付けも容易である。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。図1はウォターポンプの要部の縦断面図であり、図2は図1の全体斜視図であり、図3はインナケースアッセンブリの平面図である。
【0017】
図1及び図2に示すように、本発明のウォーターポンプは、エンドアッセンブリ10とこれに続くハウジングアッセンブリ20と羽根車アッセンブリ80とから大きく構成されている。ハウジングアッセンブリ20は、図示しない羽根車81を回転させるステータアセンブリ20を両端が開放された筒状、ここでは円筒状のハウジング60内に収蔵しており、ハウジング60の羽根車81取付側と反対の側に、エンドアッセンブリ10を装着している。
【0018】
このエンドアッセンブリ10は、少なくとも1個の電解コンデンサ42や基板アッセンブリ40を一緒に収蔵する有底筒状のものであっても良く、その膨出外形基準面Sを持つ外表面を、配置された電解コンデンサ40に近付けるように凹ましている。一方、このエンドアッセンブリ10は、基板アッセンブリ50を装着したインナケースアッセンブリ40の軸方向端末をエンドキャップ30で塞ぐ様に作られても良く、その場合は、このエンドキャップ30の外表面が凹まされている。
【0019】
インナケースアッセンブリ40は、図1及び図3に示すように、インナケース41に少なくとも一個の電解コンデンサ42、ここでは2個の電解コンデンサ42などが後述する開口45の短手方向両側に組み付けられて構成されている。このインナケース41は、電極44のなどをインサート成形した樹脂製で、ほぼ円筒状のものが輪切りにされた形状を呈しており、その外周の一端には電源に繋がる図示しないプラグの差し込みを受けるソケット部43が膨出して一体に成形されている
【0020】
このインナケースアセンブリ40の中心には、ほぼ長方形の開口45が形成され、この開口45に基板アッセンブリ50のヒートシンク52が貫通してインナケースアッセンブリ40に基板アッセンブリ50が装着されている。基板アッセンブリ50は、図1及び図4に示すように半導体部品を装着した長方形の基板51とこの基板51上に半導体部品を覆って短手方向両側が基板51より狭くなったコ字状断面のヒートシンク52が装着されている。このヒートシンク52は、放熱を良くするための物であり、熱伝導性を考慮してアルミ合金製にされており、その上面には多数のフィン53が設けられて一層放熱性を良好にしている。
【0021】
一方、エンドキャップ30は、図1,図2に示すように熱伝導性の良好な例えばアルミ合金で作られ、前述の膨出外形基準面Sを持った外表面を呈しており、ヒートシンク52のフィン53の周囲がシール材33を介して当接し、フィン53のみを外気にさらす開口31が形成され、この開口31周縁を最高位とする膨出外形基準面Sを呈している。エンドキャップ30の外表面は、開口31の短手方向の周囲が組み付けられた際に電解コンデンサ42に出来るだけ近付くように内部に向かって凹まされている。この凹まされた部分には、放熱性を良くするためのフィン32が設けられている。このフィン32の高さは、膨出外形基準面Sに関係なく低くても高くても良いが、一例としては、美的観点、取り扱いの容易さ、梱包性の良さ等からこの膨出外形基準面Sに揃えたものである。
【0022】
以上、ステータアッセンブリ70が組み付けられたハウジングアッセンブリ20、基板アッセンブリ50が組み付けられたインナケースアッセンブリ40及びエンドキャップ30を図1のようにアッセンブリしたウォータポンプには、断熱性の強い空気のようなものを排除し、熱伝達性に優れたポッティング材が充填されており、ステータアッセンブリ70で発生する熱はこのポッティング材で伝達され、ハウジング60やエンドキャップ30を介して外気に放出され高温になるのを防止している。特に、熱に対する規格が厳しい電解コンデンサ42は、自発熱もするのでなるべく、外表面に近いところにおかれており、特に凹まされた部分によって外表面により近づけられて、外気との間で熱交換が容易なようになって温度が下げられ、低規格、低価格のものを使用することができる。
【0023】
以上、本発明の実施の形態について図を参照してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更があってもこの発明に含まれる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、ハウジングの放熱を良くすることができるので、電解コンデンサの寿命、ひいては本体の寿命を延ばしたウォターポンプを提供することができる。あるいは、低価格の電解コンデンサを用いることもできるので従来と同じ性能であっても原価を低減したウォターポンプを提供できる。
【0025】
また、外形を小さくできるので、コンパクトなウォターポンプを提供することができるし、ポッティング材の量を減らすことができ、軽量化した、原価低減したウォターポンプを提供できる。
【0026】
また、請求項2記載の発明は、凹ませた部位にフィンを形成したので、放熱をより一層良好にしたウォターポンプを提供することができる。
【0027】
また、請求項3記載の発明は、ヒートシンクのフィンを外気にさらす開口周縁を最高位とする膨出外形基準面に沿った形状にフィンを形成したので、外形が膨出外形基準面で安定的形状のため、資材管理においても安定して効果的に並べられ、荷崩れを起こす心配もない。
【0028】
さらに、請求項4記載の発明は、エンドキャップ及びインナケースそれぞれの製造が容易であり、組み付けも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウォータポンプの一部を省略した縦断面図である。
【図2】図1に示すウォータポンプの斜視図である。
【図3】本発明のインナケースアッセンブリの平面図である。
【図4】本発明のウォータポンプの基板アッセンブリの平面図である。
【符号の説明】
10 エンドアッセンブリ
20 ハウジングアッセンブリ
30 エンドキャップ
31 開口
32 フィン
40 インナケースアッセンブリ
41 インナケース
42 電解コンデンサ
50 基板アッセンブリ
51 基板
52 ヒートシンク
53 フィン
60 ハウジング
70 ステータアッセンブリ
80 羽根車アッセンブリ
81 羽根車
S 膨出外形基準面

Claims (4)

  1. 羽根車を回転させるステータアセンブリを両端が開放された筒状のハウジング内に収蔵し、前記ハウジングの前記羽根車取付側と反対の側に、ヒートシンクを備えた基板アッセンブリと少なくとも1個の電解コンデンサとを収蔵したエンドアッセンブリを装着したウォーターポンプであって、
    前記エンドアッセンブリの膨出外形基準面を持つ外表面を、配置された前記電解コンデンサに近づけるように凹ませたことを特徴とするウォーターポンプ。
  2. 請求項1において、前記凹ませた部位にフィンを形成したことを特徴とするウォーターポンプ。
  3. 請求項2において、前記フィンは、前記ヒートシンクのフィンを外気にさらす開口周縁を最高位とする前記膨出外形基準面に沿った形状に形成されていることを特徴とするウォーターポンプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記エンドアッセンブリは、前記基板アッセンブリを装着し、前記ハウジングに接続されるインナケースアッセンブリ及び前記ハウジングと反対側を塞ぐエンドキャップから構成され、前記凹部は前記エンドキャップに形成されていることを特徴とするウォーターポンプ。
JP2003013177A 2003-01-22 2003-01-22 ウォーターポンプ Expired - Fee Related JP4238039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003013177A JP4238039B2 (ja) 2003-01-22 2003-01-22 ウォーターポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003013177A JP4238039B2 (ja) 2003-01-22 2003-01-22 ウォーターポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004225588A JP2004225588A (ja) 2004-08-12
JP4238039B2 true JP4238039B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=32901580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003013177A Expired - Fee Related JP4238039B2 (ja) 2003-01-22 2003-01-22 ウォーターポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4238039B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2631486B1 (en) * 2010-10-19 2015-09-23 Edwards Japan Limited Vacuum pump
CN106341007B (zh) * 2015-07-06 2019-08-23 浙江三花汽车零部件有限公司 电驱动泵的制造方法
CN113494464B (zh) * 2021-08-13 2023-02-10 宁德时代电机科技有限公司 集成控制装置高效水冷轴向磁场永磁智能水泵

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004225588A (ja) 2004-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0620592B1 (en) Integrated circuit package
US11146148B2 (en) BLDC motor integrated with inverter
US9653968B2 (en) Stator housing having heat pipe with wick
JP2004183595A (ja) 電動ブラシレスウォータポンプ
CN112688471A (zh) 电动机和清洁设备
CN208010602U (zh) 用于车辆的冷却回路的泵组
JP4238039B2 (ja) ウォーターポンプ
JP4397114B2 (ja) 電子機器の冷却装置
CN214205164U (zh) 电动机和清洁设备
JP2007134612A (ja) コンデンサ
JP7098574B2 (ja) 放熱構造
JP3378632B2 (ja) ヒートシンクファン
JPWO2019064899A1 (ja) モータ
JP4863810B2 (ja) 電子機器の製造方法
CN201146180Y (zh) 一体式水冷散热晶闸管陶瓷外壳
JP4043930B2 (ja) Pwmモジュール
JP2004247423A (ja) 冷却装置
JP7480274B2 (ja) インバータ一体型モータ
JP3056876U (ja) ファン放熱構造
CN218780542U (zh) 一种电子水泵
JP7344099B2 (ja) 樹脂封止電気部品
CN213072295U (zh) 一种定子外壳和轮毂电机
JP4757972B2 (ja) モータファン
CN210124659U (zh) 一种食品加工机
JP2018206961A (ja) 電子装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131226

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees