JP4237146B2 - 分割型ブーツ - Google Patents

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この発明は、例えば自動車のドライブシャフト用等速ユニバーサルジョイントのカバーとして用いられ、筒状をなす両端開口部の一端から他端に至る少なくとも1つの側部が分断されている分割型ブーツに関する。
従来、例えば自動車のドライブシャフト用等速ユニバーサルジョイントには、防塵と潤滑油(グリース)の飛散防止を目的とした伸縮性と柔軟性を兼ね備えたゴム等の樹脂材料からなるカバーブーツとしてのジョイントブーツが被覆されている。
この種のブーツは、自動車の等速ジョイントの軸方向一方の大径側の取付部が、等速ジョイントのアウターレースに装着され、他方の小径側の取付部が駆動軸に取り付けられることによって、ブーツ本体の蛇腹状の本体部分が柔軟に曲げ(伸縮)変形されながら、外部からの異物の侵入や、等速ジョイント内部に充填したグリース等の漏洩を防止するものである。
上記のブーツには分割型ブーツがある。例えば、図7に示されているように、従来の分割型ブーツ101としては、ブーツ本体103が、軸方向一端に形成された小径の取付部105と、軸方向他端に形成された大径の取付部107と、これら両取付部105,107の間に円周方向に延びる山部109および谷部111が反復的に形成された薄肉の蛇腹部113とを有している。前記取付部105,107の外周面には、それぞれ円周方向に延びるバンド取付溝115,117が形成されており、このバンド取付溝115,117にそれぞれ、スペーサ119,121を介して例えば自在継手のジョイント軸およびアウターレースの外周面に緊結するためのバンドが巻装されるようになっている。
さらに、図8(A)、(B)に示されているように、分割型ブーツ101のブーツ本体103は、その円周方向一箇所で分割されており、その円周方向両側で互いに対向し装着時に互いに一体接合される分割端部123,125に、それぞれ前記ブーツ本体103の軸方向断面形状に沿って延びる凸条127および凹条129が形成されている。
一方の分割端部123側の凸条127および他方の分割端部125側の凹条129は、厚さ方向片側で互いに掛合される形状を呈し、前記凹条129における非掛合側は前記凸条127より長く突出しており、この凸条127および前記一方の分割端部に跨がって接合される重合凸条131が形成されている。
凸条127および凹条129の互いの合せ面同士が溶着、融着または接着によって一体化されることにより、ブーツ本体103の分割部の良好なシール性を確保するものである。このとき、凹条129における非掛合側に前記凸条127およびこれに連続した一方の分割端部123に跨がって接合される重合凸条131を形成することによって、大きな接合面積を確保できるのでシール性を確保するというものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−297825号公報
ところで、従来の特許文献1の分割型ブーツ101においては、凸条127および凹条129の互いの合せ面の溶着剤層が厚いと、乾燥時間がかかることになる。この点で、前記凸条127と凹条129の断面はほぼ同一形状となっているので、凸条127と凹条129が嵌ったときに、係合状態の密着力が弱い。そのために溶着剤層が厚くなるので乾燥時間が多くかかるという問題点があった。
また、凸条127が凹条129に嵌入されるときは、ブーツ本体103自体に弾力性があるので前記凹条129の底部が支点となって広がるのであるが、実際にはブーツ本体103が蛇腹状であるので、容易に嵌入することが難しいという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の分割型ブーツは、両端開口部を有する筒状をなし、前記両端開口部の一端から他端に至る少なくとも1つの側部が分断されて分割部を形成すると共にこの分割部を互いに一体接合すべく前記分割部の全長に亘って一方の端面に周方向の断面形状が突状をなす分割凸部を設け且つ前記分割部の他方の端面に周方向の断面形状が前記分割凸部と嵌合する外側片と内側片とから凹状をなす分割凹部を設けた分割型ブーツにおいて、
前記分割凹部の外側片と内側片の少なくとも一方の内壁面に、当該内壁面の周方向のほぼ中間に位置して前記分割部の端面にほぼ平行をなす切欠き部を設けてなり、前記分割凸部に周方向に傾斜する凸部側傾斜面を設け、前記分割凹部の内壁面に前記凸部側傾斜面に嵌合する凹部側傾斜面を設け、この凹部側傾斜面の周方向に対する傾斜角度を前記凸部側傾斜面の周方向に対する傾斜角度より小さく形成していることを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、分割凸部が分割凹部へ挿入されるときは、外側片と内側片の少なくとも一方の内壁面に設けられた切欠き部を支点として押し広げられることになり、切欠き部の部分は肉厚が他より薄くなっているので、容易に広がりやすいもので、容易に挿入できる。
また、分割凸部と分割凹部が互いに嵌合されるときは、外側片と内側片の凹部側傾斜面の周方向に対する傾斜角度が分割凸部の凸部側傾斜面の周方向に対する傾斜角度より小さく形成され、しかも切欠き部で肉厚が薄く形成されてスプリング性が良好となっているので、このスプリング効果により密着力の高い圧着接合できる。しかも、接合部分に溶着剤を塗布した場合はその乾燥時間を短縮できると共に密着力を向上できる。
以下、この発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2及び図3を参照するに、この第1の実施の形態に係る分割型ブーツ1は、その一方端側が図示しない等速ジョイントのアウターレースの外周面に装着され、他方端側が駆動軸に取り付けられるものであり、弾性材料からなるブーツ本体3と、一対のスペーサ5,7とからなる。
なお、上記の弾性材料としては一般的な工業用合成ゴムが用いられ、この第1の実施の形態では、熱可塑性エラストマー・ポリエーテル系ウレタン樹脂等の材料が用いられている。なお、弾性材料としてはその他に例えばクロロプレンゴム(CR)、塩素化ポリエチレン(C)、クロロスルホン化ポリエチレン(CS)、シリコーンゴム(VQ)などの材料が挙げられる。
ブーツ本体3は筒状をなし、周方向に延びる山部9及び谷部11が軸方向交互に形成された蛇腹部13と、該蛇腹部13の軸方向両端に形成された両端開口部を備えた小径側取付部15と大径側取付部17と、からなる。
図2において上部の小径側取付部15は、前記駆動軸の外周に小径側のスペーサ5を介して取り付けられるものであり、図2において下部の大径側取付部17は前記アウターレースに大径側のスペーサ7を介して取り付けられるものである。したがって、小径側取付部15が相対的に小径であり、大径側取付部17が相対的に大径であり、蛇腹部13における複数の山部9及び複数の谷部11は、大径側取付部17の側から小径側取付部15の側へ向かって順次小径に形成されている。
小径側取付部15及び大径側取付部17の外周面には、それぞれ周方向に連続したバンド取付溝19、21が形成されており、前記バンド取付溝19、21には、それぞれ金属バンドが装着されて小径側取付部15及び大径側取付部17が締め付け固定される。
さらに、ブーツ本体3は、小径側取付部15から大径側取付部17に至る少なくとも1つの側部が分断されて分割部23を構成している。この第1の実施の形態では、1つの側部が周方向で互いに接合可能に分断されている。したがって、前記分割部23は、前記蛇腹部13の形状により、軸心を含む平面に沿って径方向へ反復した波状をなしている。
図1(A),(B)を参照するに、図1(A)はブーツ本体3の分割部23の未接合状態を示す部分拡大断面図であり、図1(B)のように接合されることになる。
上記の分割部23において互いに対向する分割端部のうちの一方の分割端部25には、その全長にわたって周方向の断面形状で突状をなす分割凸部27が連続して形成されており、他方の分割端部29には、その全長にわたって周方向の断面形状で前記分割凸部27と嵌合する凹状をなす分割凹部31が連続して形成されている。
上記の分割凸部27は、ブーツ本体3の一方の分割端部25から突出した基部33と、その先端に形成された鉤状の突部35からなり、前記基部33には突部35に向けて狭くなる方向の凸部側傾斜面37が形成されている。
一方、上記の分割凹部31は、前記分割凸部27と嵌合したときに分割凸部27と対応する断面形状を呈するものであって、前記分割凸部27と嵌合する前の断面形状は、若干異なっている。すなわち、分割凹部31は、分割端部29から内部に向けて延びる外側片39と内側片41とから構成され、その奥には前記突部35が嵌合するように突部35と対応する断面形状の突部挿入部43が形成されている。
なお、上記の外側片39と内側片41の先端間は分割凸部27が挿入される開口部45が形成され、内側片41の内壁面には、当該内壁面の周方向のほぼ中間に位置して分割端部29の先端面にほぼ平行をなすように切欠き部47が連続して設けられている。なお、上記の切欠き部47は、この第1の実施の形態では内側片41の内壁面に形成されているが、外側片39の内壁面に形成されたり、あるいは外側片39と内側片41の両方の内壁面に設けられても構わない。
さらに、外側片39と内側片41の内壁面は、切欠き部47から先端の開口部45に向けて広がる方向に傾斜する凹部側傾斜面49,51が形成されている。しかも、各凹部側傾斜面49,51の周方向に対する傾斜角度αは前記凸部側傾斜面37の周方向に対する傾斜角度βより小さく形成されている。つまり、外側片39と内側片41の先端間の開口部45は分割端部25から突出した基部33の付け根の寸法より小さく形成されている。
再び図2及び図3を参照するに、上記の小径側のスペーサ5は、鍔部53と、挿入部55からなり、挿入部55の内周面には、周方向に延びる厚肉部57及びその内周面に沿ったシール突条59が形成されている。一方、大径側のスペーサ7は、鍔部61と、挿入部63からなり、挿入部63の内周には、周方向に延びる厚肉部65及びその内周面に沿ったシール突条67が形成されている。また、厚肉部57、65は、それぞれアウターレースの外周面及び駆動軸に嵌合可能となっている。
また、小径側のスペーサ5及び大径側のスペーサ7の分割部69、71は、円周上の1個所に切り込みされた結合構造となっている。
上記構成により、分割部23を閉じ合わせて分割凸部27を分割凹部31に挿入することによって、図1(B)に示されているように、分割凸部27と分割凹部31とが互いに嵌合され、その嵌合部を介して分割端部25,29が結合される。
より詳しくは、図4(A)〜(D)を参照するに、分割凸部27の突部35が分割凹部31の開口部45から奥へ挿入されるときは、図4(A)に示されているように外側片39と内側片41のいずれか一方あるいは両方の内壁面を押し広げることになる。このとき、内側片41は切欠き部47を支点として押し広げられることになり、切欠き部47の部分は肉厚が他より薄くなっているので、容易に広がりやすくスプリングバック性に富むものである。外側片39は突部挿入部43を支点として押し広げられることになる。また、分割部23は、前述したように軸心を含む平面に沿って径方向へ反復した波状をなしているので、容易に挿入することができる。
さらに、上述したように分割凸部27の突部35が分割凹部31の開口部45から外側片39と内側片41の内壁面の凹部側傾斜面49、51に沿って奥へ導入されると、図4(B)に示されているように分割凹部31の突部挿入部43の奥が支点となって外側片39と内側片41の全体がさらに押し広げられることになる。
次いで、図4(C)、(D)に示されているように分割凸部27の突部35が分割凹部31の突部挿入部43に嵌合されると、外側片39と内側片41の内壁面の凹部側傾斜面49、51が分割凸部27の基部33の凸部側傾斜面37に嵌合されて、分割凸部27と分割凹部31とが互いに嵌合されることになる。このとき、上述したように外側片39と内側片41はその開口部45が基部33の付け根の寸法より小さく形成されているのでスプリング性を有しており、さらには切欠き部47で肉厚が薄く形成されて柔軟性に富んでおり且つスプリング性が良好となっているので、この柔軟性に富むスプリング効果により密着力の高い状態で圧着接合されることになる。
また、上記のように嵌合された状態では、分割凸部27の鉤状の突部35と分割凹部31の突部挿入部43の鉤状の部分が互いに掛合されて、適当な抜け止め力を発揮する。
また、分割凸部27及び分割凹部31の両方又はいずれか一方に接着剤又は溶着剤を塗布することができる。塗布された接着剤又は溶着剤は、上記のスプリング効果による圧着接合で薄い接着剤層又は溶着剤層となり、余分な接着剤又は溶着剤は切欠き部47に流動して溜まることになる。その結果、接着剤又は溶着剤の乾燥時間は短くなると共に密着力を向上させることができる。
なお、上記の切欠き部47は、圧着接合を向上するためにスプリング性を良好にするものであるが、分割凸部27と分割凹部31との接合面に塗布した溶着剤を吸収する溝と兼用しているのである。したがって、溶着剤を吸収する溝を別途設けても構わない。
次に、この発明の第2の実施の形態の分割型ブーツ73について説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同様の部材には同じ符号を付して詳しい説明は省略し、主として異なる部分について説明する。
図5(A)、(B)を参照するに、図5(A)はブーツ本体3の分割部23の未接合状態を示す部分拡大断面図であり、図5(B)のように接合されることになる。
前述した第1の実施の形態とは、分割凸部27と分割凹部31の断面形状が異なる点にある。すなわち、第2の実施の形態の分割凸部27は、ブーツ本体3の一方の分割端部25から突出した基部33と、その先端に形成された鉤状の突部75からなる。前記基部33には第1の実施の形態と同様に、突部75に向けて狭くなる方向の凸部側傾斜面37が形成されており、鉤状の突部75は周方向にほぼ平行して設けた平行面77と、周方向に対して先端に向けて狭くなる方向に傾斜する傾斜面79と、からなる。
一方、第2の実施の形態の分割凹部31は、前記分割凸部27と嵌合したときに分割凸部27と対応する断面形状を呈するものであって、前記分割凸部27と嵌合する前の断面形状は、若干異なっている。すなわち、分割凹部31は、分割端部29から内部に向けて延びる外側片39と内側片41とから構成され、その奥には前記突部75が嵌合するように突部75と対応する断面形状の突部挿入部81が形成されている。この突部挿入部81は、突部75の平行面77に対応する平行面83と、突部75の傾斜面79に対応する傾斜面85とからなる。
この第2の実施の形態では、外側片39の内壁面に沿って周方向に通過する基準線を設けて、これを「周方向基準線SL」と称すると、傾斜面85は周方向基準線SLに対して傾斜する面であり、外側片39に設けられている。また、平行面83は内側片41の内壁面を形成すると共に周方向基準線SLとほぼ平行に形成されており、内側片41の平行面83と外側片39の周方向基準線SLに沿った内壁面との間が分割凸部27を挿入する開口部87を形成しており、これが第1の実施の形態と異なる点である。
さらに、内側片41の平行面83には、当該平行面83の周方向のほぼ中間に位置して分割端部29の先端面にほぼ平行をなすように切欠き部89が連続して設けられている。なお、切欠き部89は、前述した第1の実施の形態の切欠き部47と同様に、外側片39の内壁面に形成されたり、あるいは外側片39と内側片41の両方の内壁面に設けられても構わない。
また、外側片39の内壁面は、分割端部29の先端に向けて広がる方向に傾斜する凹部側傾斜面85が形成されている。しかも、凹部側傾斜面85の周方向基準線SLに対する傾斜角度αは前記凸部側傾斜面37の周方向基準線SLに対する傾斜角度βと同じ角度に形成されており、これが第1の実施の形態と異なる点である。
一方、内側片41の内壁面は、上述したように全体が平行面83であり、この平行面83と外側片39の周方向基準線SLに沿った内壁面との間の開口部87の寸法Aは分割端部25から突出した基部33の付け根の寸法Bより小さく形成されている。
上記構成により、分割部23を閉じ合わせて分割凸部27を分割凹部31に挿入することによって、図5(B)に示されているように、分割凸部27と分割凹部31が互いに嵌合され、その嵌合部を介して分割端部25,29が結合される。
より詳しくは、図6(A)〜(C)を参照するに、分割凸部27の突部75は図6(A)に示されているように分割凹部31の開口部87から奥へ挿入される。
さらに、分割凸部27の突部75が分割凹部31の開口部87から外側片39の凹部側傾斜面85と内側片41の平行面83に沿って奥へ導入されると、図6(B)に示されているように外側片39と内側片41のいずれか一方あるいは両方の内壁面を押し広げることになる。この第2の実施の形態では、内側片41は切欠き部89を支点として押し広げられることになり、切欠き部89の部分は肉厚が他より薄くなっているので柔軟性に富んでおり、容易に広がりやすくスプリングバック性に富むものである。また、外側片39は分割凹部31の突部挿入部81の奥が支点となって外側片39の全体がさらに押し広げられることになる。
次いで、図6(C)に示されているように分割凸部27の突部75が分割凹部31の突部挿入部81に嵌合されると、外側片39の凹部側傾斜面85と内側片41の平行面83が分割凸部27の基部33の凸部側傾斜面37に嵌合されて、分割凸部27と分割凹部31が互いに嵌合されることになる。
このとき、外側片39の凹部側傾斜面85の傾斜角度αが分割凸部27の凸部側傾斜面37の傾斜角度βと同じ角度であるのでスプリング性はないが、内側片41はその開口部87の寸法Aが分割凸部27の基部33の付け根の寸法Bより小さく形成され、しかも切欠き部89で肉厚が薄く形成されて柔軟性に富んでおり且つスプリング性が良好となっているので、この柔軟性に富むスプリング効果により密着力の高い状態で圧着接合されることになる。
また、上記のように嵌合された状態では、分割凸部27の鉤状の突部75と分割凹部31の突部挿入部81の鉤状の部分が互いに掛合されて、適当な抜け止め力を発揮する。
その他は前述した第1の実施の形態と同様の作用、効果を発揮する。
図3のI−I線の断面図を示すもので、(A)は、この発明の第1の実施の形態のブーツ本体の分割部の未接合状態を示す部分拡大断面図で、(B)は、(A)の接合状態を示す部分拡大断面図である。 この発明の第1の実施の形態の分割型ブーツの未装着状態の斜視図である。 この発明の第1の実施の形態の分割型ブーツの断面図である。 (A)〜(B)は第1の実施の形態におけるブーツ本体の分割部の接合過程の状態説明図である。 図3のI−I線の他の断面図を示すもので、(A)は、この発明の第2の実施の形態のブーツ本体の分割部の未接合状態を示す部分拡大断面図で、(B)は、(A)の接合状態を示す部分拡大断面図である。 (A)〜(C)は第2の実施の形態におけるブーツ本体の分割部の接合過程の状態説明図である。 従来の分割型ブーツの断面図である。 図7のVIII−VIII線の断面図を示すもので、(A)は、従来のブーツ本体の分割部の未接合状態を示す部分拡大断面図で、(B)は、(A)の接合状態を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1 分割型ブーツ(第1の実施の形態の)
3 ブーツ本体
13 蛇腹部
15 小径側取付部
17 大径側取付部
23 分割部
25 分割端部
27 分割凸部
29 分割端部
31 分割凹部
33 基部
35 突部
37 凸部側傾斜面
39 外側片
41 内側片
43 突部挿入部
45 開口部
47 切欠き部
49 凹部側傾斜面
51 凹部側傾斜面
73 分割型ブーツ(第2の実施の形態の)
75 突部
77 平行面(突部75の)
79 傾斜面(突部75の)
81 突部挿入部
83 平行面(突部挿入部81の)
85 傾斜面(突部挿入部81の)
87 開口部
89 切欠き部

Claims (1)

  1. 両端開口部を有する筒状をなし、前記両端開口部の一端から他端に至る少なくとも1つの側部が分断されて分割部を形成すると共にこの分割部を互いに一体接合すべく前記分割部の全長に亘って一方の端面に周方向の断面形状が突状をなす分割凸部を設け且つ前記分割部の他方の端面に周方向の断面形状が前記分割凸部と嵌合する外側片と内側片とから凹状をなす分割凹部を設けた分割型ブーツにおいて、
    前記分割凹部の外側片と内側片の少なくとも一方の内壁面に、当該内壁面の周方向のほぼ中間に位置して前記分割部の端面にほぼ平行をなす切欠き部を設けてなり、
    前記分割凸部に周方向に傾斜する凸部側傾斜面を設け、前記分割凹部の内壁面に前記凸部側傾斜面に嵌合する凹部側傾斜面を設け、この凹部側傾斜面の周方向に対する傾斜角度を前記凸部側傾斜面の周方向に対する傾斜角度より小さく形成していることを特徴とする分割型ブーツ。
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