JP4236876B2 - インバータ駆動圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮空気を発生させるインバータ駆動圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧縮空気を発生させる圧縮機には、タンク内に強制的に空気を導入する圧縮機本体と、該圧縮機本体を駆動するモータと、タンク内の圧力値を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段の検出結果に基づいてモータの駆動を制御する制御手段とを有するものがある。
【0003】
このような圧縮機では、吐出圧力を一定にするために、一般的に、モータを最大制御操作量で駆動しタンク内圧力値が目標値になるとモータをオフして、またタンク内圧力値が目標値を下回るとモータを最大制御操作量で駆動するというオン−オフ制御を採用している。しかし、このオン−オフ制御では、制御操作量の変化が大きすぎ、目標値に対し行き過ぎを繰り返してしまうため、目標値の近くで凹凸を繰り返す制御となってしまうという問題が生じていた。
【0004】
このような目標値近くでの凹凸の繰り返しを防ぐ制御として、制御操作量を目標値と現在値との差に比例した大きさとする比例制御があるが、比例制御では、目標値に徐々に値を近づけるという微妙な制御を行うことができるものの、目標値に近づくと制御操作量が安定してしまって、目標値に一致しない、いわゆる残留偏差が生じるという問題がある。
【0005】
そして、このような残留偏差をなくすために、残留偏差を時間的に累積し、ある大きさになったところで制御操作量を増して偏差をなくす積分制御を行うPI制御があるが、このPI制御では、目標値に近づける制御は完璧にできるものの、制御応答性が悪いという問題がある。
【0006】
このPI制御における制御応答性を改善するために、急激におきる外乱に対し偏差を見て、前回偏差との差が大きいときには、制御操作量を大きくして機敏に反応させ、早く目標値になるように積極的に制御するPID制御がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記PID制御にも次のような問題がある。
すなわち、早く目標値になるように制御するため、最初はかなりオーバードライブ気味に制御することになり、その結果、圧力にオーバーシュートを生じててしまう。このような圧力のオーバーシュートは、安全弁の作動を起こしてしまう恐れがあるとともに、タンク内圧力値が目標値に対し行き過ぎることからこれを見た使用者に違和感を覚えさせてしまう。
【0008】
本発明は、素早く目標値にすることができるとともにオーバーシュートを防止することができるインバータ駆動圧縮機の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、流体を圧縮する圧縮機構と、該圧縮機構を駆動するモータと、該圧縮機構により圧縮された流体を貯留するタンクと、該タンク内の圧力値を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段の検出結果に基づいて前記モータの駆動をインバータにより制御する制御手段とからなるインバータ駆動圧縮機において、前記制御手段は、前記モータへの通電後、最大制御操作量で前記モータを駆動し、前記圧力検出手段の検出結果に応じて第1の設定圧力値を設定し、前記タンク内圧力値が、第1の設定圧力値に達した時点で、該時点での前記第1の設定圧力値を固定の目標値として減速制御を行い、その後、前記タンク内圧力値が、予め設定された第2の設定圧力値に達すると、該第2の設定圧力値を目標値として設定圧力一定制御し、設定圧力一定制御で運転中に、前記タンク内圧力値が所定の上限圧力値に上昇した場合は、前記モータを停止し、その後、前記タンク内圧力値が所定の下限圧力値に下降した場合は、前記モータを再起動を行うことを特徴としている。
【0011】
れにより、制御手段は、モータを最大制御操作量で駆動することで、素早く最終的な目標値に近づけるとともに、第1の設定圧力値を、圧力検出手段の検出結果に応じて適切な値に設定することができ、この第1の設定圧力値を固定の目標値としてモータの減速を開始させる。そして、その後、圧力検出手段で検出されるタンク内圧力値が、予め設定された第2の設定圧力値に達すると、最終的な目標値であるこの第2の設定圧力値を目標値として設定圧力一定制御を行うことでタンク内圧力値を最終的な目標値に一致させながら、前記設定圧力一定制御で運転中に、前記タンク内圧力値が所定の上限圧力値に上昇した場合は、前記モータを停止し、その後、前記タンク内圧力値が所定の下限圧力値に下降した場合は、前記モータを再起動することができる。
また、前記圧力検出手段の検出結果は、前記圧力検出手段で検出されるタンク内圧力値の上昇率であって、該上昇率に応じ都度変更される値であることが好ましい。
また、前記第1の設定圧力値は、予め設定された第2の設定圧力値から、前記モータの減速中に上昇するタンク内圧力値の推定値を減算した値とすることが好ましい。
また、前記設定圧力一定制御は、前記第2の設定圧力値の所定の両側所定圧力範囲内に前記タンク内圧力値を維持するように自動制御し、前記両側所定圧力範囲を越えたときには、前記モータを減速制御し、その後、前記モータが所定回転数以下となった場合は、前記モータを停止させることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態のインバータ駆動圧縮機を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態のインバータ駆動圧縮機10は、図示は略すがクランク軸を回転させることでこのクランク軸にコンロッドを介して連結されたピストンを往復動させて空気を強制的に圧送する往復動式の圧縮機本体11と、この圧縮機本体11のクランク軸を回転駆動するモータ12と、圧縮機本体11から導入される空気を圧縮状態で貯留させるタンク13とを有しており、このタンク13に接続されたノズル14を開閉させることでノズル14からタンク13内の圧縮空気を吐出させるものである。
【0013】
インバータ駆動圧縮機10は、タンク13内の圧力値を検出する圧力センサ(圧力検出手段)16と、この圧力センサ16の検出結果に基づいてモータ12の駆動を制御するインバータを含む制御装置(制御手段)17とを有している。
【0014】
次に、制御装置17の制御内容を図2および図3に示すフローチャートを参照しつつ説明するとともに、これに併せて制御に伴うインバータ駆動圧縮機の作動について図4および図5を参照して説明する。
【0015】
まず、ステップS1において電源スイッチがオンされると、制御装置17は、ステップS2においてモータ12への通電を開始させ、ステップS3においてモータ12の制御操作量を最大である100%、すなわちモータ12の制御電流の周波数を最大の60Hzまで上げる。
【0016】
次に、制御装置17は、ステップS4において圧力センサ16でタンク13のタンク内圧力値P1を検出し、これに対し所定時間遅れて実行されるステップS5において圧力センサ16でタンク内圧力値P2を検出する。
【0017】
次いで、制御装置17は、ステップS6において、上記したタンク内圧力値P1とタンク内圧力値P2とから、現時点でのオフセット圧力値(第1の設定圧力値)Pofsを最終目標圧力値(第2の設定圧力値)Psetと予め設定された常数Gとから以下の式に基づいて算出する。
Pofs=Pset−P2/P1*G
【0018】
ここで、オフセット圧力値Pofsは、モータ12を100%の操作量で可能な限り駆動した後に減速させて、モータ12をオーバーシュートさせずに最終目標圧力値Psetに近づけるように駆動した場合に、モータ12を100%の操作量で駆動可能な限界の圧力値である。すなわち、P2/P1*Gは、上記作動におけるモータの減速中に上昇するタンク内圧力値であり、タンク内圧力値の上昇率ΔP=P2/P1に応じて変化するものである。つまり、図6にX1で示すように、タンク内圧力値の上昇率ΔP1が大きければ、減速中に上昇するタンク内圧力値も大きくなるため、減速開始点PT1のタンク内圧力値が低くなり、図6にX2で示すように、タンク内圧力値の上昇率ΔP2が小さければ、減速中に上昇するタンク内圧力値も小さくてすむため、減速開始点PT2のタンク内圧力値が高くなり、図6にX3で示すように、タンク内圧力値の上昇率ΔP3がこれらの中間にあれば、減速開始点PT3のタンク内圧力値も中間となる。この特性から、タンク内圧力値の上昇率ΔPに予め実験から求められた常数Gを乗算することで、上昇率ΔPに応じて変化する、減速中に上昇するタンク内圧力値の推定値P2/P1*Gを算出し、これを最終目標圧力値Psetから減算してオフセット圧力値Pofsとする。なお、最終目標圧力値Psetは、タンク13内で維持する圧力として最も好ましい圧力の値である。
【0019】
そして、制御装置17は、ステップS7において、タンク内圧力値P’が直前のステップS6で算出されたオフセット圧力値Pofs以上となったか否かを判定する。タンク内圧力値P’がオフセット圧力値Pofs以上でなければ、ステップS3に戻る。
【0020】
ここで、図4のt1に示すように、タンク内圧力値が0の状態から、上記ステップS1〜S7にしたがってモータ12の運転を開始すると、モータ12の制御電流の周波数は一気に最大周波数の60Hzまで立ち上がって、最大周波数で駆動される。その結果、タンク内圧力値も図4のt1〜t3に示すように急上昇する。
【0021】
一方、タンク内圧力値が低い状態では、モータ12への負荷も低くタンク内圧力値の上昇率ΔPが高いため、オフセット圧力値Pofsは低く、タンク内圧力値が徐々に高まるとモータ12への負荷も高くなるため、タンク内圧力値の上昇率ΔPが低くなって図5にt2〜t3で示すように、破線で示すオフセット圧力値Pofsが高くなる。そして、図5にt3で示すように、実線で示すタンク内圧力値がその時点でのオフセット圧力値Pofs以上となる点をステップS7において見つけるのである。
【0022】
そして、制御装置17は、ステップS7においてタンク内圧力値P’がオフセット圧力値Pofs以上になると、タンク内圧力値の上昇率ΔPから推定される、最終目標圧力値Psetに近づけるために最適なモータ12の減速開始時点になったと判定して、ステップS8において、この時点でのオフセット圧力値Pofsを固定し、このオフセット圧力値Pofsを目標値としたPI制御を行う。これにより、モータ12は減速制御されタンク内圧力値も図5にt3〜t4で示すように減速する。
【0023】
次に、制御装置17は、ステップS9において、その時点でのタンク内圧力値P’が、予め設定された最終目標圧力値Pset以上となったか否かを判定する。タンク内圧力値P’が最終目標圧力値Pset以上でなければ、ステップS8に戻る。
【0024】
そして、図5のt4時点に示すように、ステップS9においてタンク内圧力値P’が最終目標圧力値Pset以上になると、ステップS10においてこの最終目標圧力値Psetを目標値とし、この目標値の両側所定範囲±α(例えば±0.03MPa)内にタンク内圧力値を維持するようなPI制御を行う(これを設定圧力一定運転と以下称す)。これにより、タンク内圧力値が大幅に変動しない状態では、図5のt4以降および図4のt4〜t5に示すように、タンク内圧力値が最終目標圧力値Pset±αに維持される。
【0025】
次に、制御装置17は、設定圧力一定運転中に、ステップS11においてタンク内圧力値が最終目標圧力値Psetに対し所定の範囲±αを超えて圧力上昇側に圧力変動したか、所定の範囲±αを超えて圧力下降側に圧力変動したか、予め所定の範囲±αを超える圧力変動はしていないかを判定する。予め所定の範囲を超える圧力変動をしていなければ、ステップS10に戻る。
【0026】
そして、図4のt5〜t6に示すように、ステップS11において、タンク13内の圧縮空気の発生と使用とのバランスによりタンク内圧力値が最終目標圧力値Psetに対し所定の範囲±αを超えて圧力上昇側に圧力変動した場合には、ステップS12において、設定圧力一定運転を解除するとともにモータ12の制御操作量を予め設定された傾斜で減らし減速させる。すなわちモータ12の制御電流の周波数を予め設定された傾斜で小さくする。
【0027】
次に、ステップS13において、モータ12の制御操作量が所定の最小値であるか、すなわちモータ12の制御電流の周波数が下限の例えば30Hzであるか否かを判定する。モータ12の制御電流の周波数が30HzでなければステップS10に戻り、モータ12の制御電流の周波数が30Hzである場合には、ステップS14において、モータ12の制御電流の周波数を30Hzの一定とした状態で、ステップS15においてタンク内圧力値が上限圧力値になるまで運転する。
【0028】
そして、ステップS15において、タンク内圧力値が上限圧力値になると、ステップS16においてモータ12の回転を停止させ、ステップS17においてタンク内圧力値が下限圧力値(再起動圧力)になるまで停止状態を維持する。
次に、ステップS17において、タンク内圧力値が下限圧力値になると、ステップS18においてモータ17を再起動してステップS10に戻る。
【0029】
これにより、設定圧力一定運転中に、タンク13内の圧縮空気の発生と使用とのバランスにより例えば使用量が減ることによってタンク内圧力値が最終目標圧力値Psetに対し所定の範囲±αを超えて圧力上昇側に圧力変動した場合に、図4にt5〜t6示すようにモータ17の制御操作量すなわち制御電流の周波数を小さくして、図4にt6〜t7で示すようにモータ17の制御電流の周波数が下限の30Hzになると、この状態を維持する。そして、図4にt7で示すように、タンク内圧力値が上限圧力値になると、モータ17を停止させる。
【0030】
そして、図4にt7〜t8で示すように、モータ17の停止によりタンク内圧力値が下がって、図4にt8で示すように下限圧力値になると、図4にt8〜t9で示すように、モータ17を再起動させて設定圧力一定運転に戻る。
【0031】
一方、設定圧力一定運転中に、ステップS11において、タンク13内の圧縮空気の発生と使用とのバランスによりタンク内圧力値が最終目標圧力値Psetに対し所定の範囲±αを超えて圧力下降側に圧力変動した場合には、ステップS19において、設定圧力一定運転を解除し、モータ17の制御操作量を予め設定された傾斜で増やし増速させる。すなわちモータ17の制御電流の周波数を予め設定された傾斜で大きくする。
【0032】
次に、ステップS20において、モータ17の制御操作量が最大であるか、すなわちモータ17の制御電流の周波数が上限の60Hzであるか否かを判定する。モータ17の制御電流の周波数が上限の60HzでなければステップS10に戻り、モータ17の制御電流の周波数が60Hzである場合には、ステップS21において、モータ17の制御電流の周波数を上限の60Hzの一定とした状態で運転する。
【0033】
そして、ステップS22において、タンク内圧力値が最終目標圧力値Psetに対し所定の範囲±α内に入るまで上昇すると、ステップS10に戻って設定圧力一定運転を行う。
【0034】
これにより、設定圧力一定運転中に、タンク13内の圧縮空気の発生と使用とのバランスにより例えば使用量が増えることによってタンク内圧力値が最終目標圧力値Psetに対し所定の範囲±αを超えて圧力下降側に圧力変動した場合に、図4にt10〜t11で示すようにモータ12の制御操作量すなわち制御電流の周波数を大きくして、図4にt11で示すようにモータ12の制御電流の周波数が60Hzになると、図4にt11〜t12で示すように、この状態を維持するとともに、図4にt12で示すように、タンク内圧力値が最終目標圧力値Psetに対し所定の範囲±α内に入るまで上昇すると、設定圧力一定運転を行う。
【0035】
以上に述べた本実施形態によれば、制御装置17は、モータ12を最大制御操作量で駆動することで、素早く最終的な目標値に近づけるとともに、圧力センサ16で検出されるタンク内圧力値が、圧力センサ16の検出結果から割り出される時系列的な圧力上昇率ΔPに応じて設定されるオフセット圧力値Pofsに達すると、この時点でのオフセット圧力値Pofsを固定の目標値としてPI制御を行うことで、モータ12を減速させてオーバーシュートを防止する。すなわち圧力上昇率ΔPに応じてオーバーシュートを生じさせずに済む減速開始点を推定し、この減速開始点の圧力値をオフセット圧力値Pofsとして設定してモータ12の減速を開始させることでオーバーシュートを防止する。そして、その後、圧力センサ16で検出されるタンク内圧力値が、予め設定された最終目標圧力値Psetに達すると、この最終目標圧力値Psetを目標値としてPI制御を行うことでタンク内圧力値を最終目標圧力値Psetに一致させる。したがって、素早く最終目標圧力値にすることができるとともにオーバーシュートを防止することができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、制御手段は、モータを最大制御操作量で駆動することで、素早く最終的な目標値に近づけるとともに、第1の設定圧力値は、タンク内の圧力検出手段の検出結果に応じて設定することで、第1の設定圧力値をタンク内の圧力上昇率等に応じて適切な値に設定することができ、第1の設定圧力値を固定の目標値としてモータの減速を開始させることで素早く目標値にすることができる。そして、その後、圧力検出手段で検出されるタンク内圧力値が、予め設定された第2の設定圧力値に達すると、最終的な目標値であるこの第2の設定圧力値を目標値として設定圧力一定制御を行うことで、タンク内圧力値を最終的な目標値に一致させて、さらに、設定圧力一定制御で運転中に、前記タンク内圧力値が所定の上限圧力値に上昇した場合は、前記モータを停止し、その後、前記タンク内圧力値が所定の下限圧力値に下降した場合は、前記モータを再起動することができるで、タンク内の圧縮空気の消費量にあわせた制御を可能とする。
請求項2に記載の発明によれば、タンク内の圧力上昇率に応じて第1の設定圧力値を設定したので、圧力上昇率が大きいときには第1の設定圧力値を低く設定し、逆に圧力上昇率が小さいときには、第1の設定圧力値を高く設定することで、モータの減速開始点を適切に調整し、素早く目標値にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1の設定圧力値は、前記モータの減速中に上昇するタンク内圧力値の推定値を減算した値とするので、タンク内圧力値の上昇度合いに見合うように、第1の設定圧力値を設定することができ、素早く目標値にすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、設定圧力一定制御は、前記第2の設定圧力値の所定の両側所定圧力範囲内に前記タンク内圧力値を維持するように自動制御し、前記両側所定圧力範囲を越えたときには、前記モータを減速制御し、前記モータが所定回転数以下となった場合は、前記モータを停止させることができ、タンク内の圧縮空気の消費量にあわせた制御を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のインバータ駆動圧縮機の全体構成を概略的に示す図である。
【図2】 本発明の一実施形態のインバータ駆動圧縮機における制御内容の一部を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の一実施形態のインバータ駆動圧縮機における制御内容の残りの一部を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の一実施形態のインバータ駆動圧縮機の作動を示すタイミングチャートである。
【図5】 本発明の一実施形態のインバータ駆動圧縮機の要部作動を示すタイミングチャートである。
【図6】 本発明の一実施形態のインバータ駆動圧縮機のタンク内圧力値の上昇率ΔP等を示す特性線図である。
【符号の説明】
10 インバータ駆動圧縮機
11 圧縮機本体
12 モータ
13 タンク
16 圧力センサ(圧力検出手段)
17 制御装置(制御手段)

Claims (4)

  1. 流体を圧縮する圧縮機構と、該圧縮機構を駆動するモータと、該圧縮機構により圧縮された流体を貯留するタンクと、該タンク内の圧力値を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段の検出結果に基づいて前記モータの駆動をインバータにより制御する制御手段とからなるインバータ駆動圧縮機において、
    前記制御手段は、前記モータへの通電後、最大制御操作量で前記モータを駆動し、前記圧力検出手段の検出結果に応じて第1の設定圧力値を設定し、前記タンク内圧力値が、第1の設定圧力値に達した時点で、減速制御を行い、その後、前記タンク内圧力値が、予め設定された第2の設定圧力値に達すると、該第2の設定圧力値を目標値として設定圧力一定制御し、該設定圧力一定制御で運転中に、前記タンク内圧力値が所定の上限圧力値に上昇した場合は、前記モータを停止し、その後、前記タンク内圧力値が所定の下限圧力値に下降した場合は、前記モータを再起動することを特徴とするインバータ駆動圧縮機。
  2. 前記圧力検出手段の検出結果は、前記圧力検出手段で検出されるタンク内圧力値の上昇率であって、該上昇率に応じ都度変更される値であることを特徴とする請求項1に記載のインバータ駆動圧縮機。
  3. 前記第1の設定圧力値は、予め設定された第2の設定圧力値から、前記モータの減速中に上昇するタンク内圧力値の推定値を減算した値とすることを特徴とする請求項1または2に記載のインバータ駆動圧縮機。
  4. 前記設定圧力一定制御は、前記第2の設定圧力値の所定の両側所定圧力範囲内に前記タンク内圧力値を維持するように自動制御し、前記両側所定圧力範囲を越えたときには、前記モータを減速制御し、前記モータが所定回転数以下となった場合は、前記モータを停止させることを特徴とする請求項1、2、3の何れか一項に記載のインバータ駆動圧縮機。
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