JP4236839B2 - ダイヤフラムの内側開先加工装置および同加工方法 - Google Patents

ダイヤフラムの内側開先加工装置および同加工方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、丸パイプ柱等に溶接されるダイヤフラムの内周部に溶接用の両面開先、いわゆるK型開先をガス切断により加工するダイヤフラムの内側開先加工装置および同加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のダイヤフラムにK型開先の加工を行う場合には、一般的に、旋盤による機械切削加工、またはガス切断用トーチをコンパス式に回転させるガス切断加工が行われている。
【0003】
前者の機械切削加工においては、開先を正確な寸法精度で形成することができるが、加工対象となるダイヤフラムが大型・大重量である場合には、チャックによる保持回転が困難となり、適用することができない。また、後者のコンパス式のガス切断加工においては、大きさに係りなく開先を形成することができるが、ダイヤフラムを水平に固定設置し、その中心位置に配置した軸を中心としてガス切断用トーチを周回させながら加工するものであるため、トーチの中心点設定等に高精度を要する一方、回転途中にトーチ位置がずれ易く、高い加工精度を得ることが困難である。
【0004】
また両加工法とも、ワークセットに手間がかかるうえ、ダイヤフラムの一側面側からしか加工することができないため、1工程では片面加工しか行うことができない。したがって、両面加工をするためには片面加工の2倍以上の作業時間を要する。さらに、両加工法とも、真円以外の加工を行うことができず、例えば楕円等の加工は行うことができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のK型開先加工技術においては、丸パイプ柱等に溶接される大型かつ大重量のダイヤフラムの内周部にK型開先の加工を行う場合に、多くの作業手間がかかるうえ、加工能率的が悪く、また高加工精度を得ることが困難である等の問題があった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、大型かつ大重量のダイヤフラムであっても、その内周部にK型開先を容易、かつ高能率で加工することができるダイヤフラムの内側開先加工装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、正確な形状の開先をより高精度で形成することができ、しかも真円以外の曲面に対する両面開先加工にも適用できるダイヤフラムの内側開先加工装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は前記装置等を使用して、ダイヤフラムの内側にK型開先を能率よく形成することができるダイヤフラムの内側開先加工方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明では、加工対象となるダイヤフラムを内周縁部が開放された状態で水平に搭載し得る回転テーブルと、この回転テーブルをその軸心周りに回転させる回転駆動機構と、前記回転テーブルの内周側に配設されたガス切断機とを備え、前記ガス切断機は、前記ダイヤフラムの厚さ方向中心位置からその両面側に向けてガス火炎を噴射する上向きおよび下向きの1対のガス切断用トーチを有することを特徴するダイヤフラムの内側開先加工装置を提供する。
【0010】
請求項2に係る発明では、請求項1記載のダイヤフラムの内側開先加工装置において、水平に配置されるダイヤフラムの上面側加工位置と下面側加工位置とが回転テーブルの回転方向に沿う略一ヶ所に近接して設定され、上向きおよび下向の各ガス切断用トーチは前記加工位置に互いに隣接して配置されていることを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工装置を提供する。
【0011】
請求項3に係る発明では、加工対象となるダイヤフラムを内周縁部が開放された状態で水平に搭載し得る回転テーブルと、この回転テーブルをその軸心周りに回転させる回転駆動機構と、前記回転テーブルの内周側に配設されたガス切断機とを備え、前記ガス切断機は、前記ダイヤフラムの厚さ方向中心位置からその両面側に向けてガス火炎を噴射する上向きおよび下向きの1対のガス切断用トーチと、前記ダイヤフラムの内周面に接する内径倣いローラと、これらガス切断用トーチおよび内径倣いローラを支持し、前記内径倣いローラの動作に基づいて前記ガス切断用トーチを前記ダイヤフラムの内周面に対して前進および後退動作させる動作機構とを有し、この動作機構は、前記回転テーブルと略同一高さまで立上る支柱上に固定された水平な機器ベースと、この機器ベース上に敷設された水平なレールと、このレール上に搭載された機器スタンドとを有し、この機器スタンドに設けられたダイヤフラムの上面側加工位置および下面側加工位置の中間点を結ぶ水平移動および昇降移動が可能な構成とされていることを特徴するダイヤフラムの内側開先加工装置を提供する。
【0012】
請求項4に係る発明では、請求項3記載のダイヤフラムの内側開先加工装置において、水平に配置されるダイヤフラムの上面側加工位置と下面側加工位置とが回転テーブルの回転方向に沿う略一ヶ所に近接して設定され、上向きおよび下向の各ガス切断用トーチは前記加工位置に互いに隣接して配置され、内径倣いローラは前記各ガス切断用トーチ間に配置されていることを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工装置を提供する。
【0013】
請求項5に係る発明では、加工対象となるダイヤフラムを内周縁部が開放された状態で水平に搭載し得る回転テーブルと、この回転テーブルをその軸心周りに回転させる回転駆動機構と、前記回転テーブルの内周側に配設されたガス切断機とを備え、前記ガス切断機は、前記ダイヤフラムの厚さ方向中心位置からその両面側に向けてガス火炎を噴射する上向きおよび下向きの1対のガス切断用トーチと、前記ダイヤフラムの内周面に接する内径倣いローラおよび前記ダイヤフラムの上面に接する上部倣いローラと、これらガス切断用トーチおよび各倣いローラを支持し、前記各倣いローラの動作に基づいて前記ガス切断用トーチを前記ダイヤフラムの内周面に対して前進、後退および昇降動作させる動作機構とを有し、この動作機構は、前記回転テーブルと略同一高さまで立上る支柱上に固定された水平な機器ベースと、この機器ベース上に敷設された水平なレールと、このレール上に搭載された機器スタンドとを有し、この機器スタンドに設けられたダイヤフラムの上面側加工位置および下面側加工位置の中間点を結ぶ水平移動および昇降移動が可能な構成とされていることを特徴するダイヤフラムの内側開先加工装置を提供する。
【0014】
請求項6に係る発明では、請求項5記載のダイヤフラムの内側開先加工装置において、水平に配置されるダイヤフラムの上面側加工位置と下面側加工位置とが回転テーブルの回転方向に沿う略一ヶ所に近接して設定され、上向きおよび下向の各ガス切断用トーチは前記加工位置に互いに隣接して配置され、内径倣いローラおよび上部倣いローラは前記各ガス切断用トーチ間に配置されていることを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工装置を提供する。
【0015】
請求項7に係る発明では、ダイヤフラムを水平配置として軸心周りに略1回転させる間に、前記ダイヤフラムの内周側においてその厚さ方向中心位置から上下両面側に向けてガス火炎を噴射する1対のトーチを使用して、そのダイヤフラムの内側の上下両角縁部をガス切断することにより、前記ダイヤフラムの内周側にK型開先を形成することを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工方法を提供する。
【0016】
請求項8に係る発明では、請求項7記載のダイヤフラムの内側開先加工方法において、各トーチをダイヤフラムの加工位置内周面の倣い動作、またはこれと前記ダイヤフラムの加工位置上面の倣い動作に基づいて位置制御することを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工方法を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るダイヤフラムの内側開先加工装置および同加工方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本実施形態によるダイヤフラム開先加工装置の構成を一部断面として示す全体側面図であり、図2は図1の平面図である。図3は、図1および図2に示した回転テーブルの機能を説明するための機能ブロック図である。
【0019】
これらの図に示すように、床面上に装置全体を支持する基台1が固定されている。この基台1は、例えば角形ベース板2上に円筒状の基柱3を立設したもので、基柱3の周囲がリブ4により補強されている。基柱3の上端部には軸受5が設けられ、この軸受5を介して回転テーブル6が垂直軸心回りに回転自在に支障されている。回転テーブル6の軸受5部分にはギア7が設けられており、基台1に取付けた回転駆動機構としてのモータ9の回転を、ピニオン8を介してギア7に伝達することにより、回転テーブル6が垂直軸心回りの一方向(図2の矢印a方向(反時計方向))に回転できるようになっている。なお、モータ9は図示しない操作盤に接続されており、その操作盤に設けた始動ボタン、停止ボタン、非常停止ボタン等の操作により、制御回路を介して駆動制御できるようになっている。
【0020】
回転テーブル6は、ギアと一体回転できる垂直な円筒体10と、この円筒体10の外周面から等角度間隔で放射状に突出する複数本、例えば6本の縦板状のアーム11とを有する構成となっている。なお、各アーム11の高さは外周側よりも内周側において低く、これにより回転テーブル6の内周側部分には空間12が形成されている。
【0021】
各アームには図2に示すように、上端縁内側を連結するディスク状支持板13および各アームの長手方向に沿う長方形状支持板14が水平に固定設置されている。各長方形支持板14上には、加工対象となるワークとしてのダイヤフラム15を支持するための支持ブロック16が、それぞれ長方形状支持板14の長手方向に沿うガイド17を介して移動可能に搭載されている。各支持ブロック16は、例えば複数枚の金属板を積層した構造のものであり、支持すべきダイヤフラム15の厚さ等に対応して枚数を調整することにより、支持高さを調整することができる。
【0022】
これら支持ブロック16のうち、1つおきに配置されている3本の長方形支持板13上の支持ブロック16a,16b,16cには、ダイヤフラム芯出し機構18が設けられている。このダイヤフラム芯出し機構18は、例えば支持ブロック16a,16b,16cに水平軸を介して軸支され、回転テーブル6の中心位置から等半径位置で垂直に起立できる起伏可能な手動レバーとして構成されている。
【0023】
すなわち、図1に仮想線で示すように、この手動レバーからなる3体のダイヤフラム芯出し機構18を垂直な起立状態とし、それらをダイヤフラム15の内周面に当接させれば、接触した3点位置に基づいてダイヤフラム15の中心点を設定することができる。これら3体のダイヤフラム芯出し機構18の位置から設定される中心点を、回転テーブル6の中心点に予め一致させておくことにより、ダイヤフラム15の芯出し基準点とすることができる。なお、このダイヤフラム芯出し機構18は、図1に実線で示すように、芯出し作業終了後に下向きに回動させた状態とし、後述するガス切断時の火炎に接しない位置まで退避させることができる。
【0024】
また、支持ブロック16のうち、1つおきに配置されている別の3本の長方形支持板13上の支持ブロック16d,16e,16fには、ダイヤフラム15を固定するためのダイヤフラムクランプ機構19が設けられている。このダイヤフラムクランプ機構19は、例えば側面視でコ字形をなすホルダ20と、このホルダ20の上辺部に螺合された垂直な下向きの締付けボルト21とにより構成されている。この締付けボルト21を芯出し作業の終了後に操作することにより、ダイヤフラム15を回転テーブル6に固定することができる。
【0025】
以上のように構成された回転テーブル6の内径側の空間12位置に、ガス切断機22が配設されている。図4は、ガス切断機22を拡大して示す側面図であり、図5は図4の平面図である。図6は、図4および図5に示したガス切断機22の機能を説明するための機能ブロック図である。
【0026】
これらの図に示すように、ガス切断機22は概述して、ダイヤフラム15の厚さ方向中心位置からその両面側に向けてガス火炎を噴射する上向きおよび下向きの1対のガス切断用トーチ23,24(上向トーチ23、下向トーチ24)と、ダイヤフラム15の内周面に接する内径倣いローラ25およびダイヤフラム15の上面に接する上部倣いローラ26と、これらガス切断用トーチ23,24および各倣いローラ25,26を支持し、各倣いローラ25,26の動作に基づいてガス切断用トーチ23,24をダイヤフラム15の内周面に対して前進、後退および昇降動作させる動作機構27とを有する構成とされている。
【0027】
そして、本実施形態では、図3および図4に示すように、各ガス切断用トーチ23,24によるダイヤフラム15への開先加工位置、すなわち上向トーチ23による上面側加工位置(イ)と、下向トーチ24による下面側加工位置(ロ)とが、回転テーブル6の回転方向に沿う略一ヶ所に近接して設定されている。
【0028】
以下、動作機構27、この動作機構27に対するガス切断用トーチ23,24および各倣いローラ25,26の支持構成等について詳述する。
【0029】
動作機構27は、基台1の基柱上3に回転テーブル6と略同一高さまで立上る支柱28上に設けられている。すなわち、支柱28の上端に水平な機器ベース29が固定され、この機器ベース29上に、回転テーブル6の内周側の空間長さに亘る長尺な基部レール30が敷設されている。この基部レール30の軌道方向は、回転テーブル6の回転中心(O)と、上面側加工位置(イ)および下面側加工位置(ロ)の中間点(P)とを結ぶ水平方向(矢印b方向(以下、「前後方向」ともいう)。)とされている。
【0030】
基部レール30上にはスライド板31が搭載され、このスライド板31は手動操作によって前後方向に移動することができるとともに、手動レバー32を有するロック機構33によって任意の位置で停止固定できるようになっている。
【0031】
スライド板31の上には、さらに前後方向に沿う短いガイドレール34と、これと平行なエアシリンダ等の前後駆動機構35とが設けられ、前後駆動機構35は、図示しない操作盤の操作ボタン等によって操作できるようになっている。
【0032】
ガイドレール34上には、ガス切断用トーチ23,24および倣いローラ25,26等の機器を支持する機器スタンド36が移動可能に搭載されている。この機器スタンド36は、例えば水平な台板36aと、その上に立設され各表面を前後方向に向けた垂直板36bと、垂直板36bの両側縁部に連結した補強用傾斜板36c等とにより構成とされている。この機器スタンド36が前後駆動機構35のシリンダロッド35aに連結され、前後方向に小ストロークで移動することができるようになっている。なお、以下の説明では、機器スタンド36から上面側加工位置(イ)および下面側加工位置(ロ)に向く向きを「前方」、その反対側の向きを「後方」とする。
【0033】
機器スタンド36の前方側の面には、縦長な機器取付けフレーム37がスライド式連結部38を介して昇降可能に支持されている。この機器取付けフレーム37は、機器スタンド36の後方側の面に設けたエアシリンダからなる機器高さ調整機構40に、シリンダロッド39aおよび連結アーム40aを介して、昇降可能に連結されている。なお、この機器高さ調整機構40のエア系統も、図示しない操作盤によって操作される。
【0034】
機器取付けフレーム37の両側位置にはガス切断用トーチ23,24が支持され(前方に向って左側に上向トーチ23、右側に下向トーチ24)、また機器取付けフレーム37の上端部には、前方に向って上部倣いローラ26が支持され、機器取付けフレーム37の両トーチ間位置から前方に向って内径倣いローラ25が支持されている。
【0035】
各ガス切断用トーチ23,24は、ダイヤフラム15の開先角度、例えば60°に対応する傾斜角度をもって、かつ一定の側方間隔をあけて支持されている。すなわち、上向トーチ23は、例えば仰角30°で火口が上向きに傾斜しており、回転テーブル6上に水平配置されるダイヤフラム15の上面側開先形成用として、反時計方向aに回転するダイヤフラム15の回転方向aに沿う前方位置で切断作用を行う。また、下向トーチ24は例えば俯角30°で火口が下向きに傾斜しており、ダイヤフラム15の下面側開先形成用として、後方位置で切断作用を行う。
【0036】
これら上向トーチ23および下向トーチ24は、ダイヤフラム15の板厚が大きい場合には火口の上下間隔を大きくする必要があり、板厚が小さい場合には逆に火口の上下間隔を小さくする必要がある。また、開先角度によっては、各トーチ角度を調整する必要がある。さらに両トーチ23,24間の倣いローラ25,26に切断ガスの火炎が接触することを防止する必要があり、両トーチ23,24の火口の左右方向での向きも互いに遠ざかる方向にすることが望ましい。そこで、本実施形態においては、機器取付けフレーム37に、両トーチ23,24が上下間隔調整機構41を介して上下間隔調整可能に取付けられるとともに、両トーチ23,24が角度調整部42,43を介して上下傾斜角度および左右傾斜角度を調整可能に取付けられている。
【0037】
上下間隔調整機構41は、機器取付けフレーム37内に設けられた上下逆ねじを有する垂直な1本の上下間隔調整ねじ44と、この上下間隔調整ねじ44の逆ねじ部にそれぞれ螺合して上下動する1対の調整ナット45,46とを備えている。これらの調整ナット45,46にそれぞれ連結具47を介して上向トーチ23および下向トーチ24が取付けられている。上下間隔調整ねじ44の上端には、手動操作用の回転ハンドル48が連結されている。そして、手動操作によって回転ハンドル48を回転させることにより、上下間隔調整ねじ44を正逆回転させ、これにより各調整ナット45,46を介して上向トーチ23および下向トーチ24を上下方向に相対的に移動させ、各トーチ23,24の火口の位置を上下方向で調整することが可能となっている。
【0038】
また、各調整ナット45,46と各トーチ23,24とを連結する連結具47には、水平軸心上で回転できる関節部およびその部位に配置される締付けねじ等によって上下傾斜角度調整部42が構成されている。この上下傾斜角度調整部42の締付けねじを緩めて関節部を回転操作することにより、各トーチ23,24の上下傾斜角度を調整することができる。同様に、連結具47には垂直軸心上で回転できる関節部およびその部位に配置される締付けねじ等によって左右傾斜角度調整部43が構成されている。この左右傾斜角度調整部43の締付けねじを緩めて関節部を回転操作することにより、各トーチの左右傾斜角度を調整することができる。
【0039】
内径倣いローラ25は、機器取付けフレーム37の前方に突出する水平アーム50の先端に配置され、垂直軸51を介して回転自在に取付けられ、ダイヤフラム15の内周面に当接して回転する。この内径倣いローラ25の高さ位置は、各トーチ23,24の火口の中間高さ位置である基準高さに設定されている。
【0040】
なお、この基準高さは、回転テーブル6上に搭載したダイヤフラム15の肉厚方向所定位置、例えば肉厚中心位置に設定される。この基準高さは、ダイヤフラム15の肉厚変化により変動する。すなわち、ダイヤフラム15の肉厚が変動すれば、回転テーブル6上に搭載した場合の肉厚中心高さが変化するためである。そして、この基準高さが変化した場合には、開先形成高さ位置も変動する。したがって、各トーチ23,24の火口の高さと内径倣いローラ25の高さも調整する必要がある。この場合の調整は、前述した機器スタンド36に設けた機器高さ調整機構40により機器取付けフレーム37の高さを調整することによって行う。
【0041】
また、上部倣いローラ26は、機器取付けフレーム37の上端部から前方に突出させた水平なローラ取付けアーム52を介して支持されている。このローラ取付けアーム52は、アーム支持枠53により前後方向にスライド可能に支持され、これにより前後調整機構54が構成されている。この前後調整機構54には、ローラ取付けアーム52を所定スライド位置で停止固定することができる手動操作用のロックレバー55が設けられている。そして、ローラ取付けアーム52の先端部に、例えば縦長なブロック等からなるローラ保持部材56が上下方向にスライド可能に連結され、このローラ保持部材56に水平軸57を介して上部倣いローラ26を支持することにより、上部倣いローラ26の高さ調整機構58が構成されている。この高さ調整機構58にも、ローラ保持部材56を所定高さで停止固定することができる手動操作用のロックレバー59が設けられている。
【0042】
次に、図7および図8によって、ダイヤフラムの内面開先加工方法について説明する。図7は、ダイヤフラム開先加工方法の手順を示す流れ図であり、図8は、開先加工状態を具体的に示す斜視図である。
【0043】
図7に示すように、まずダイヤフラム搭載工程(S101)を行う。この工程に際し、予め加工対象となるダイヤフラム15の径、板厚等に応じて、ダイヤフラム芯出し機構18およびダイヤフラムクランプ機構18等の配置を定めておく。そして、回転テーブル6の支持ブロック16上に、ダイヤフラム15をホイスト等により導入して搭載する。
【0044】
次に、搭載したダイヤフラムの芯出しを行う(S102)。この工程では、1つおきに配置されている3本の長方形状支持板14上の支持ブロック16a,16b,16cに設けた芯出し機構18を垂直に起立させ、ダイヤフラム15の内周面に当接させることにより芯出しを行う(S102)。なお、この芯出し工程においては、必ずしも高精度の寸法までの芯出しを要しない。後のガス切断機22による開先形成時に、内径倣いローラ25に基づく倣い動作によって切断用トーチ23,24が倣い動作するため、そのトーチ動作によって正確な芯出し加工状態が得られるからである。
【0045】
本工程(S102)の芯出し終了後は、図1に実線で示したように、ダイヤフラム芯出し機構18を下向きに回動させた状態とし、外径側に移動して、ダイヤフラム15の内周面を開放状態としてガス切断可能な体勢とするとともに、ダイヤフラム芯出し機構18をガス切断時の火炎に接しない退避配置とする。その後、前記と異なる支持ブロック16d,16e,16fに設けたダイヤフラムクランプ機構19の締付けボルト21を締付け、これによりダイヤフラム15の外周側を回転テーブル6上に固定する。
【0046】
この状態において、ガス切断機22の各トーチ23,24および倣いローラ25,26の位置調整を行っておく。すなわち、ダイヤフラム15の径に対応して、ガス切断機22の各トーチ23,24を前後駆動機構35等の操作によりダイヤフラム15の内周面から一定距離以上離れた準備位置に設定しておく。この場合、機器スタンド36は機器ベース29上におけるスライド板31の手動操作による大きいストロークの概略的な前後方向移動により、概略的な径方向位置を定めた後で、手動レバー32によりスライド基板を停止し、この状態において、さらに前後駆動機構35による機械的操作により微細な前後方向の位置調整を行うことにより、位置決め作業を容易に行うことができる。
【0047】
また、開先角度に対応して、各トーチ23,24の傾斜角度を角度調整部42,43により調整するとともに、ダイヤフラム15の板厚に対応して、上下間隔調整機構41の回転操作による逆ねじ作用で各トーチ23,24の火口の上下間隔を定める。また、機器高さ調整機構40によりダイヤフラム15の板厚に対応して各トーチ23,24を基準高さ位置に合せると同時に、内径倣いローラ25の高さをダイヤフラム15の板厚中心高さに一致させる。なお、この機器高さ調整機構40の操作については、予めダイヤフラム15の高さに応じた目盛制御を操作盤、機器表示目盛等において一義的に定めておくことができる。これにより、作業者は目盛に合せるだけの簡易な操作で機器高さ調整機構40による高さ調整を容易に行うことができる。
【0048】
上部倣いローラ26は、ローラ取付けアーム52、ローラ保持部材56等により構成される前後調整機構54および高さ調整機構58を適用して、手動によるスライド操作で高さおよび前後位置を調整することができる。
【0049】
以上の操作によって準備が整った後、操作盤の予熱用点火ボタンをオンとし(S105)、燃焼ガス、予熱酸素の供給バルブを開く。この場合、前後駆動機構54によりトーチを前進させ(S106)、同時に内径倣いローラ25がダイヤフラム15の内周面を押し付ける状態とする。この場合、前後駆動機構54によるトーチ前進方向への加圧を継続させる状態とする。また、機器高さ調整機構40による押上げ力は解除し、上部倣いローラ26が機器取付けフレーム37にかかる自重でダイヤフラム15の上面に圧接する状態とする。そして、回転ハンドル48を手動により回転操作してトーチ位置合せを行い(S107)、トーチ23,24への点火を行う。この予熱におけるトーチ23,24の位置は、開先形成位置よりもダイヤフラムの板厚方向外側である。この位置で、約1分間程度の予熱を行う(S108)。
【0050】
そして、予熱が終了した後に、切断用酸素バルブをオンとして、トーチ23,24から切断用ガス点火とし(S109)、ガス切断による切込みを開始する(S110)。この切込みの開始に際しては、ダイヤフラム15を停止した状態で、回転ハンドルハンドル48の操作によりトーチ23,24の位置をダイヤフラムの板厚方向中心側に次第に移動させ、板厚方向の直線的なトーチ移動となる。この切込み操作は、図示しないストッパにより定めた位置で停止するまで行う。
【0051】
設定された位置まで切り込みが行われた後、回転テーブル6を回転させ、切断を開始する(S111)。
【0052】
図8は、この切断工程を具体的に表している。この図8に示すように、本実施形態では、内径倣いローラ25がダイヤフラム15の内周面に圧接した状態を維持しつつ、かつ上部倣いローラ26が自重によってダイヤフラム15の上面に圧接した状態を維持しつつ、各トーチ23,24がそれぞれ設定された開先加工位置(イ),(ロ)に配置された状態で、ダイヤフラム15の回転によって開先加工用のガス切断作用が進行してゆく。すなわち、傾斜した各トーチ23,24の火口から、切断用ガス火炎がダイヤフラム15の上下両面方向に噴射し、両面開先加工が、円滑なガス切断作用のもとで進行してゆく。
【0053】
この場合、上向きおよび下向の各ガス切断用トーチ23,24は加工位置に互いに隣接して配置され、内径倣いローラ25および上部倣いローラ25は各ガス切断用トーチ23,24間に配置されているので、各トーチ23,24は常時、高精度でダイヤフラム15の内周面の加工位置を倣い動作することができる。したがって、ダイヤフラム15の軸心変化や形状変化があったとしても、倣い動作に影響が出ることはなく、ダイヤフラム15搭載時の芯出しが高精度で行われず、またダイヤフラム15の内径の曲率に変化があるような場合でも、それらに何ら係りなく、所定の倣い動作による開先加工が進行する。
【0054】
そして、本実施形態では、回転テーブル6が略1回転したところで切断が終了し、両面開先が約1回転におけるガス切断作業によって同時に終了する。なお、本実施形態では、回転テーブル6が停止した状態における初期切込みによる切断残り等を考慮し、若干のオーバラップを設定して、1回転を少し超えた回転位置で回転停止とし(S112)、開先形成加工を終了する。回転が停止した後、ガスバルブ等を全てオフとし、トーチ23,24および内径倣いローラ25を内径側に後退させ(S113)、上部倣いローラ26を上昇させる。その後、機器スタンド36を含むユニット全体を後退させる。
【0055】
その後、回転テーブル6をオーバラップ分逆転させて原点に戻し(S114)、切断用火炎の消火とし(S115)、切断作業を終了する。この後、ダイヤフラム取出しを行い(S116)、1工程が終了する。
【0056】
なお、本実施形態においては、操作盤の制御回路により、回転テーブル6がオーバラップ分の逆転による原点復帰とならない場合には、次工程でのテーブル切断回転が入らない設定としておくことにより、常時一定位置からの作業開始による均一的な作業が行えるようにしてある。
【0057】
以上の本実施形態によれば、水平な回転テーブル6上に加工対象となるダイヤフラム15を単に吊下す等の容易な操作によって搭載し、過度の精度を必要とすることなく簡便な芯出しを行って固定するだけで、ワークセットが容易に行える。したがって、ワークセットに要する手間が極めて少なく、作業が容易かつ迅速に行える。また、加工対象となるダイヤフラム15が大型・大重量であっても、ワークセット上において、何らの不都合も生じない。
【0058】
そして、ガス切断用トーチとして1対の上向トーチ23および下向トーチ24を使用してダイヤフラム15の両面開先加工を同時に行うことができるので、反転および準備等も含めた従来の型面加工に比較すると2倍以上、実施結果によると約2.5以上の加工能率向上が得られる。
【0059】
しかも、径方向倣いローラ25によりダイヤフラム15の加工位置の内径位置を常時倣い動作して、定位置に固定的に配置した1対のガス切断用トーチを位置制御してガス切断する構成であるため、加工途中にトーチ位置がずれたりすることなく、極めて高精度の開先形成加工を安定的に行うことができる。したがって、高品質の内側両面開先が得られ、信頼性が大きく向上できるようになる。
【0060】
特に、本実施形態では、上向きおよび下向の各ガス切断用トーチ23,24を加工位置に互いに隣接配置し、内径倣いローラ25および上部倣いローラ25を各ガス切断用トーチ23,24間に配置して行うことにより、各トーチ23,24を常時、高精度でダイヤフラム15の内周面の加工位置を倣い動作させることができる。したがって、ダイヤフラム15の軸心変化や形状変化があったとしても、倣い動作に影響が出ることはなく、ダイヤフラム15を回転テーブル6に搭載する際の芯出しが高精度で行われなくても、またダイヤフラム15の内径の曲率に変化があるような場合でも、それらに何ら係りなく、高精度の開先加工を得ることができる。
【0061】
よって、本実施形態によれば、丸パイプ柱等に溶接される大型・大重量のダイヤフラム15の内周部にK型開先加工を行う場合に、作業性、能率的、精度的に多大な利点を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上で詳述したように、本発明によれば、大型かつ大重量のダイヤフラムであっても、内周側両面開先を容易、かつ高能率で加工することができ、また正確な形状の開先をより高精度で形成することができ、しかも真円以外の曲面に対する両面開先加工にも適用できる等、実用上で優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるダイヤフラムの開先加工装置の構成を一部断面として示す全体側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1および図2に示した回転テーブル6の機能を説明するための機能ブロック図。
【図4】図1に示したガス切断機を拡大して示す側面図。
【図5】図4の平面図。
【図6】図4および図5に示したガス切断機の機能を説明するための機能ブロック図。
【図7】前記実施形態におけるダイヤフラム開先加工方法の手順を示す流れ図。
【図8】前記実施形態における開先加工状態を具体的に示す斜視図。
【符号の説明】
1 基台
2 角形ベース板
3 基柱
4 リブ
5 軸受
6 回転テーブル
7 ギア
8 ピニオン
9 モータ
10 円筒体
11 アーム
12 空間
13 ディスク状支持板
14 長方形状支持板
15 ダイヤフラム
16,16a,16b,16c,16d,16e,16f 支持ブロック
17 ガイド
18 ダイヤフラム芯出し機構
19 ダイヤフラムクランプ機構
20 ホルダ
21 締付けボルト
22 ガス切断機
23 ガス切断用トーチ(上向トーチ)
24 ガス切断用トーチ(下向トーチ)
25 内径倣いローラ
26 上部倣いローラ
27 動作機構
28 支柱
29 機器ベース
30 基部レール
31 スライド板
32 手動レバー
33 ロック機構
34 ガイドレール
35 前後駆動機構
35a シリンダロッド
36 機器スタンド
36a 台板
36b 垂直板
36c 補強用傾斜板
37 機器取付けフレーム
38 スライド式連結部
39a シリンダロッド
40 機器高さ調整機構
40a 連結アーム
41 上下間隔調整機構
42,43 角度調整部
44 上下間隔調整ねじ
45,46 調整ナット
47 連結具
48 回転ハンドル
50 水平アーム
51 垂直軸
52 ローラ取付けアーム
53 アーム支持枠
54 前後調整機構
55 ロックレバー
56 ローラ保持部材
57 水平軸
58 高さ調整機構
59 ロックレバー

Claims (8)

  1. 加工対象となるダイヤフラムを内周縁部が開放された状態で水平に搭載し得る回転テーブルと、この回転テーブルをその軸心周りに回転させる回転駆動機構と、前記回転テーブルの内周側に配設されたガス切断機とを備え、前記ガス切断機は、前記ダイヤフラムの厚さ方向中心位置からその両面側に向けてガス火炎を噴射する上向きおよび下向きの1対のガス切断用トーチを有することを特徴するダイヤフラムの内側開先加工装置。
  2. 請求項1記載のダイヤフラムの内側開先加工装置において、水平に配置されるダイヤフラムの上面側加工位置と下面側加工位置とが回転テーブルの回転方向に沿う略一ヶ所に近接して設定され、上向きおよび下向の各ガス切断用トーチは前記加工位置に互いに隣接して配置されていることを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工装置。
  3. 加工対象となるダイヤフラムを内周縁部が開放された状態で水平に搭載し得る回転テーブルと、この回転テーブルをその軸心周りに回転させる回転駆動機構と、前記回転テーブルの内周側に配設されたガス切断機とを備え、前記ガス切断機は、前記ダイヤフラムの厚さ方向中心位置からその両面側に向けてガス火炎を噴射する上向きおよび下向きの1対のガス切断用トーチと、前記ダイヤフラムの内周面に接する内径倣いローラと、これらガス切断用トーチおよび内径倣いローラを支持し、前記内径倣いローラの動作に基づいて前記ガス切断用トーチを前記ダイヤフラムの内周面に対して前進および後退動作させる動作機構とを有し、この動作機構は、前記回転テーブルと略同一高さまで立上る支柱上に固定された水平な機器ベースと、この機器ベース上に敷設された水平なレールと、このレール上に搭載された機器スタンドとを有し、この機器スタンドに設けられたダイヤフラムの上面側加工位置および下面側加工位置の中間点を結ぶ水平移動および昇降移動が可能な構成とされていることを特徴するダイヤフラムの内側開先加工装置。
  4. 請求項3記載のダイヤフラムの内側開先加工装置において、水平に配置されるダイヤフラムの上面側加工位置と下面側加工位置とが回転テーブルの回転方向に沿う略一ヶ所に近接して設定され、上向きおよび下向の各ガス切断用トーチは前記加工位置に互いに隣接して配置され、内径倣いローラは前記各ガス切断用トーチ間に配置されていることを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工装置。
  5. 加工対象となるダイヤフラムを内周縁部が開放された状態で水平に搭載し得る回転テーブルと、この回転テーブルをその軸心周りに回転させる回転駆動機構と、前記回転テーブルの内周側に配設されたガス切断機とを備え、前記ガス切断機は、前記ダイヤフラムの厚さ方向中心位置からその両面側に向けてガス火炎を噴射する上向きおよび下向きの1対のガス切断用トーチと、前記ダイヤフラムの内周面に接する内径倣いローラおよび前記ダイヤフラムの上面に接する上部倣いローラと、これらガス切断用トーチおよび各倣いローラを支持し、前記各倣いローラの動作に基づいて前記ガス切断用トーチを前記ダイヤフラムの内周面に対して前進、後退および昇降動作させる動作機構とを有し、この動作機構は、前記回転テーブルと略同一高さまで立上る支柱上に固定された水平な機器ベースと、この機器ベース上に敷設された水平なレールと、このレール上に搭載された機器スタンドとを有し、この機器スタンドに設けられたダイヤフラムの上面側加工位置および下面側加工位置の中間点を結ぶ水平移動および昇降移動が可能な構成とされていることを特徴するダイヤフラムの内側開先加工装置。
  6. 請求項5記載のダイヤフラムの内側開先加工装置において、水平に配置されるダイヤフラムの上面側加工位置と下面側加工位置とが回転テーブルの回転方向に沿う略一ヶ所に近接して設定され、上向きおよび下向の各ガス切断用トーチは前記加工位置に互いに隣接して配置され、内径倣いローラおよび上部倣いローラは前記各ガス切断用トーチ間に配置されていることを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工装置。
  7. ダイヤフラムを水平配置として軸心周りに略1回転させる間に、前記ダイヤフラムの内周側においてその厚さ方向中心位置から上下両面側に向けてガス火炎を噴射する1対のトーチを使用して、そのダイヤフラムの内側の上下両角縁部をガス切断することにより、前記ダイヤフラムの内周側にK型開先を形成することを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工方法。
  8. 請求項7記載のダイヤフラムの内側開先加工方法において、各トーチをダイヤフラムの加工位置内周面の倣い動作、またはこれと前記ダイヤフラムの加工位置上面の倣い動作に基づいて位置制御することを特徴とするダイヤフラムの内側開先加工方法。
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