JP4235859B2 - 部品供給システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品装着装置に複数種類のパーツリールと部品供給機構ユニットをセットして部品供給を行う部品供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の部品供給システムを搭載した部品装着装置の概要を示す斜視図であり、図6は、図5に示す部品供給システムのテープリール、リールカセット、リールホールド、及び部品供給機構ユニットを示す側面図である。
図5において、部品装着装置10は、パーツリール20によって供給される各種の電子部品をプリント配線基板(図示略)に自動装着するものであり、複数種類の部品供給機構ユニット30を並列に設置するためのセッティング部10Aを有している。
一方、パーツリール20は、円板状に形成されたリールフレーム20Aの間に電子部品を保持したパーツテープ20Bを巻回したものである。そして、このパーツリール20は、リールカセット40及びリールホールド50により部品供給機構ユニット30の近傍位置に保持されている。
【0003】
リールカセット40は、部品供給機構ユニット30に結合されており、パーツリール20の一方の側面と外周部の一部を覆うカバー状に形成され、パーツリール20を回転可能に保持するものである。
また、リールホールド50は、パーツリール20の他方の側面に、パーツリール20の直径方向に沿って配置され、その両端部が部品供給機構ユニット30とリールカセット40に結合されている。
パーツリール20は、リールカセット40とリールホールド50によって挟持され、回転自在に軸支されており、パーツテープ20Bの先端部が部品供給機構ユニット30にセットされている。そして、部品供給機構ユニット30の動作によってパーツテープ20Bが間欠的に引き出され、電子部品が順番に部品装着装置10に供給される。
【0004】
ところで、このようなパーツリール20には、供給する電子部品の種類等に基づいて、各種のテープ幅(例えば8mm〜56mm)やリール径(例えば178mm〜382mm)を有するものがある。
したがって、従来のシステムでは、パーツリール20の外形サイズに合わせて、異なるサイズのリールカセット40、リールホールド50及び部品供給機構ユニット30が用意されている。
そして、パーツリール20のサイズや種類毎に個別に組み立てられたリールカセット40、リールホールド50及び部品供給機構ユニット30を、図5に示すように、部品装着装置10のセッティング部10Aに複数並列に設置し、各パーツリール20の電子部品を選択して電子部品の自動装着動作を行うようになっている。
また、リールカセット40及びリールホールド50は、部品供給機構ユニット30を部品装着装置10のセッティング部10Aに設置した状態で、部品装着装置10の近傍に設置された箱形容器状のカセット受け部60に収納配置されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の部品供給システムでは、パーツリール20の幅や径に応じて異なるサイズのリールカセット40やリールホールド50を用意する必要があり、部品点数が多くなり、またその管理も煩雑となる問題がある。
また、パーツリール20を包囲する構造のリールカセット40やリールホールド50も大型で大重量となり、取扱が容易でないため、パーツリール20の交換作業時や部品供給機構ユニット30を部品装着装置10に設置する際の段取り作業時に作業が煩雑となる問題がある。
【0006】
そこで本発明の目的は、サイズの異なるパーツリールを共通の部材により簡易な構造で部品供給機構ユニットとともに部品装着装置に設置することができ、部品管理の容易化と作業性の改善を図ることが可能な部品供給システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、略円板状に形成された一対のリールフレームと、前記各リールフレームを結合する軸芯部と、前記軸芯部に巻回されたパーツテープとを有し、それぞれ異なるテープ幅を有する複数種類のパーツリールと、前記複数種類のパーツリールに対応して設けられ、前記パーツリールからパーツテープを引き出して所定の部品装着位置に供給する複数種類の部品供給機構ユニットと、前記複数種類の部品供給機構ユニットを並列に設置し得るとともに、その配列順を選択可能で、かつ着脱可能に設置することが可能なセッティング部を有し、前記セッティング部に設置された部品供給機構ユニットによって供給されるパーツテープに保持された電子部品の自動実装作業を行う部品装着装置と、前記部品装着装置の近傍部に設置され、前記セッティング部における部品供給機構ユニットの配列方向に対応して、前記複数種類のパーツリールを並列に配置するスペースを有し、前記複数種類のパーツリールのリールフレームの下面を受け止めて、各パーツリールを回転自在に収納配置する略箱形容器状に形成されたパーツリール受け部と、前記パーツリール受け部内に、各パーツリールの配列方向に間隔調整可能に設けられ、前記パーツリールのリールフレームを回転可能にガイドする複数の仕切り板と、前記各部品供給機構ユニットから前記パーツリール受け部の方向にアーム状に引き出し可能に設けられ、部品供給機構ユニットから引き出された状態で、前記パーツリールを着脱自在かつ回転可能に支持し、前記部品供給機構ユニットが前記セッティング部に設置された状態で前記パーツリールを前記パーツリール受け部の上方に配置する支持ステーとを有し、前記支持ステーは、基端側が前記部品供給機構ユニットの支持部に設けられたヒンジ部に軸支され、前記ヒンジ部を介して前記支持ステーを回転操作することにより、前記部品供給機構ユニットより引き出されるとともに、前記部品供給機構ユニットに支持部に設けたストッパ部により受け止められ、所定の角度で保持され、前記パーツリールは、リールフレーム及び軸芯部に軸方向の挿通孔を有し、前記支持ステーは、その先端部に前記パーツリールの挿通孔に挿通される係止軸を有し、前記係止軸を前記挿通孔より離脱することにより、前記パーツリールを前記支持ステーより離脱し、前記パーツリール受け部は、各パーツリールの配列方向に沿って所定間隔で設けられた複数の係合装着部を有し、前記複数の仕切り板は、各パーツリールの幅に対応して前記係合装着部に着脱自在かつ選択的に装着され、前記係合装着部は、前記パーツリール受け部の対向する内壁部に所定間隔で形成された溝条であり、前記仕切り板は、その両縁部を前記溝条に嵌合させることによりパーツリール受け部内に配置され、前記部品装着装置のセッティング部は、部品供給機構ユニットの配列方向に所定間隔で多数のネジ止め孔を有し、前記ネジ止め孔を選択して異なるテープ幅に対応する複数種類の部品供給機構ユニットをネジ止め固定することを特徴とする。
【0008】
本発明の部品供給システムにおいて、部品供給機構ユニットは、パーツリールのテープ幅毎に設けられ、パーツリールからパーツテープを引き出して所定の部品装着位置に供給するものである。
また、部品装着装置は、複数種類の部品供給機構ユニットを並列に設置し得るとともに、その配列順を選択可能で、かつ着脱可能に設置することが可能なセッティング部を有し、このセッティング部に設置された部品供給機構ユニットによって供給されるパーツテープに保持された電子部品の自動実装作業を行うものである。
また、パーツリール受け部は、部品装着装置の近傍部に設置され、複数種類のパーツリールを、セッティング部における部品供給機構ユニットの配列方向に対応して並列に配置するスペースを有し、複数種類のパーツリールのリールフレームの下面を受け止めて、各パーツリールを回転自在に収納配置する略箱形容器状に形成されているものである。そして、各パーツリールの配列方向に沿って所定間隔で設けられた複数の係合装着部を有し、複数の仕切り板は、各パーツリールの幅に対応して係合装着部に着脱自在かつ選択的に装着されるものである。
【0009】
また、複数の仕切り板は、パーツリール受け部内に、各パーツリールの配列方向に間隔調整可能に設けられ、パーツリールのリールフレームを回転可能にガイドするものである。
また、支持ステーは、各部品供給機構ユニットからパーツリール受け部の方向にアーム状に引き出し可能に設けられ、部品供給機構ユニットから引き出された状態で、パーツリールを着脱自在かつ回転可能に支持し、部品供給機構ユニットがセッティング部に設置された状態でパーツリールをパーツリール受け部の上方に配置するものである。そして、支持ステーは、基端側が部品供給機構ユニットの支持部に設けられたヒンジ部に軸支され、ヒンジ部を介して支持ステーを回転操作することにより、部品供給機構ユニットより引き出されるとともに、部品供給機構ユニットに支持部に設けたストッパ部により受け止められ、所定の角度で保持されるものである。
【0010】
このような部品供給システムでは、まず、部品供給機構ユニットを仮置き台に設置した状態で、前記パーツリールを支持ステーに回転可能に装着し、前記パーツリールのパーツテープを部品供給機構ユニット側に引き出して部品供給機構ユニットにセットする。
一方、パーツリール受け部側では、パーツリールの幅に合わせて仕切り板を配置しておく。
【0011】
次に、部品供給機構ユニットを仮置き台から取り外して部品装着装置のセッティング部に設置する。この段階で支持ステーに支持されたパーツリールは、パーツリール受け部の上部に支持されており、パーツリール受け部に配置した仕切り板間の空隙スペース上に配置される。
そこで、このパーツリールを支持ステーより離脱させ、パーツリール受け部の仕切り板間に落下させることにより、パーツリール受け部の仕切り板間に収納配置する。
さらに、支持ステーを部品供給機構ユニット内に収納して、パーツリール側から退避させることにより、パーツリールと部品供給機構ユニットの設置作業を完了し、部品供給機構ユニット及び部品装着装置の作動によって部品装着作業を開始する。
【0012】
以上のような本発明の部品供給システムでは、異なるサイズのパーツリールに対して、共通のパーツリール受け部、仕切り板、支持ステーを用いることができる。また、支持ステーからパーツリールを離脱してパーツリール受け部の仕切り板間に落とし込むことにより、容易な作業でパーツリールの設置作業を行うことができ、従来のようなリールカセットやリールホールドの組み立て作業は不要になる。
したがって、サイズの異なるパーツリールを共通の部材により簡易な構造で部品供給機構ユニットとともに部品装着装置に設置することができ、部品管理の容易化と作業性の改善を図ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による部品供給システムの実施の形態について説明する。
図1は、本発明による部品供給システムを搭載した部品装着装置の概要を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す部品供給システムを示す側面図であり、図3は、図1に示す部品供給システムを示す平面図である。
【0014】
部品装着装置110は、パーツリール120によって供給される各種の電子部品をプリント配線基板(図示略)に自動装着するものであり、複数種類の部品供給機構ユニット130を並列に設置するためのセッティング部110Aを有している。
一方、パーツリール120は、円板状に形成された2枚のリールフレーム122と、各リールフレーム122を結合する軸芯部(図示略)とを有し、軸芯部の外周部に電子部品を保持したパーツテープ124を巻回して、各リールフレーム122間に配置したものである。
また、パーツリール120のリールフレーム122及び軸芯部には、軸方向の挿通孔126が形成されている。
【0015】
また、部品供給機構ユニット130は、パーツリール120からパーツテープ124を引き出して部品装着装置110における所定の部品装着位置に供給するものであり、パーツリール120のテープ幅に対応して、異なる幅を有するものが複数種類設けられている。
例えば、JISの規格では、8mm、12mm、16mm、24mm、32mm、44mm、56mmの7種類のテープ幅が規定されており、このような規格に対応して、複数種類のテープ幅を有するパーツリール120と部品供給機構ユニット130の組み合わせを有する。
そして、このような部品供給機構ユニット130は、部品装着装置110のセッティング部110Aに位置決めピンを挿入し、クランプC1、C2にて固定される。
【0016】
図3に示すように、部品装着装置110のセッティング部110Aには、部品供給機構ユニット130の配置方向に多数の位置決めピン孔112が連続的に形成されており、これらの位置決めピン孔112を選択して部品供給機構ユニット130を位置決めピン114を挿入し、クランプ固定することにより、上述した幅の異なる複数種類の部品供給機構ユニット130を、最適な位置を選択して設置できるようになっている。
なお、図3に示す例は、8mmのテープ幅に対応する4つのパーツリール120A、120B及び部品供給機構ユニット130A、130Bと、32mmのテープ幅に対応する2つのパーツリール120C及び部品供給機構ユニット130Cを設置した例である。
【0017】
また、各部品供給機構ユニット130の支持フレーム部(支持部)132には支持ステー150が設けられている。この支持ステー150は、平板のアーム状に形成され、パーツリール120の一方のリールフレーム122の外側面に沿って配置されるものである。
この支持ステー150の先端側には、上述したパーツリール120の挿通孔126に挿通される係止軸152が設けられている。
また、支持ステー150の基端側は、部品供給機構ユニット130の支持フレーム部132に設けられたヒンジ部134に軸支されている。したがって、支持ステー150は、ヒンジ部134を中心に図2に矢線Aで示すように旋回可能に設けられている。
【0018】
そして、支持ステー150をヒンジ部134を介して回転操作することにより、部品供給機構ユニット130の支持フレーム部132より後述するパーツリール受け部160側に引き出すことができる。また、反対方向に回転操作することにより、部品供給機構ユニット130の支持フレーム部132側に折り畳んで収納できる。
ここで、支持ステー150は、板状に形成されているため、支持フレーム部132側に折り畳んだ収納状態で、支持フレーム部132の側面に密着した状態で配置されて邪魔にならない。また、支持フレーム部132には係止軸152を配置するための切欠部138が設けられており、支持ステー150をコンパクトに収納できる構造となっている。
【0019】
また、部品供給機構ユニット130の支持フレーム部132には、支持ステー150を引き出した状態で、この支持ステー150の基端部を受け止め、所定の角度(図2に仮想線αで示す角度位置)に保持するストッパ部136が設けられている。
そして、支持ステー150がストッパ部136に受け止められた状態では、支持ステー150の先端部に支持されたパーツリール120は、後述するパーツリール受け部160の上方に浮いた状態に配置される。そこで、係止軸152を支持ステー150のパーツリール120の挿通孔126より離脱させることにより、パーツリール120をパーツリール受け部160に落とし込む構成となっている。
【0020】
なお、図3において、8mmのテープ幅に対応する4つの部品供給機構ユニット130A、130Bうち2つの部品供給機構ユニット130Aは、支持ステー150によってパーツリール120Aを支持した状態を示し、その他の部品供給機構ユニット130B、130Cは、パーツリール120B、120Cを支持ステー150より離脱し、支持ステー150を部品供給機構ユニット130B、130Cに収納した状態を示している。
【0021】
また、部品装着装置110の近傍部には、パーツリール受け部160が設けられている。このパーツリール受け部160は、並列に配置される複数のパーツリール120のリールフレーム122の下面を受け止める直方形の箱形容器状に形成されている。
パーツリール受け部160は、パーツリール120の径方向に最大径のパーツリール120を収納可能なスペースを有するとともに、パーツリール120の幅方向に、上述したセッティング部110Aに対応するスペースを有し、セッティング部110Aに設置された全ての部品供給機構ユニット130に対応するパーツリール120を収納可能なものとなっている。
【0022】
そして、このようなパーツリール受け部160の内壁面のうち、パーツリール120の径方向に対向した配置される内壁面には、パーツリール120の配列方向に沿って等間隔に係合装着部162が設けられている。この係合装着部162は、パーツリール受け部160内に複数の仕切り板170を間隔調整自在に配置するためのものである。
各係合装着部162は、図3(B)の部分拡大図に示すように、パーツリール受け部160の内壁面に配置したブロック体162に上下方向の溝条162Bを形成したものである。そして、この溝条162Bに仕切り板170の縁部を嵌合装着することにより、パーツリール受け部160内に複数の仕切り板170を間隔調整自在に配置する。
【0023】
例えば、上述のようにテープリール120のテープ幅が8mm、12mm、16mm、24mm、32mm、44mm、56mmとある場合、係合装着部162を8mm間隔で配設する。
そして、テープ幅が8mmのテープリール120を配置する場合には、仕切り板170の間隔を16mmとして配置し、その仕切り板170の間にテープリール120を配置するようにする。
また、テープ幅が32mmのテープリール120を配置する場合には、仕切り板170の間隔を40mmとして配置し、その仕切り板170の間にテープリール120を配置するようにする。
【0024】
このように、仕切り板170の間隔をテープ幅よりも少し広い間隔で設定して配置し、この仕切り板170の間に各テープリール120を配置することで、幅の異なる複数のテープリール120を共通の仕切り板170を用いてパーツリール受け部160内に配置できる。
そして、パーツリール受け部160内に配置された各テープリール120は、両側の仕切り板170で支えられて倒れることなく、また、隣接するテープリール120間で干渉することなく仕切り板170にガイドされ、パーツリール受け部160内で回転自在な状態に配置される。
なお、仕切り板170の表面には、テープリール120がぶつかった場合の衝撃を吸収するため、ゴムや合成樹脂等の発泡体よりなる保護パッド膜が装着されているものとする。また、テープリール120の表面に、テープリール120との摺接時の摩擦を低減するために滑性樹脂膜等を設けてもよい。
【0025】
図4は、以上のような構成の部品供給システムにより、テープリールを部品装着装置に設置する場合の作業手順を示す工程図である。
本例の部品供給システムでは、まず、図4(A)に示すように、部品供給機構ユニット130を仮置き台180に設置し、上述した支持ステー150を引き出した状態で、パーツリール120を支持ステー150に回転可能に装着する。
そして、図4(B)に示すように、パーツリール120のパーツテープ124を部品供給機構ユニット130側に引き出して部品供給機構ユニット130にセットする。
一方、パーツリール受け部160側では、セットするパーツリール120のテープ幅に合わせて仕切り板170を配置しておくものとする。
【0026】
次に、図4(C)に示すように、部品供給機構ユニット130を仮置き台180から取り外して部品装着装置110のセッティング部110Aに設置する。この段階で支持ステー150に支持されたパーツリール120は、パーツリール受け部160の上部に支持されており、パーツリール受け部160に配置した仕切り板170間の空隙スペース上に配置される。
そこで、このパーツリール120を支持ステー150より離脱させ、パーツリール受け部160の仕切り板170間に落下させることにより、図4(D)に示すように、パーツリール受け部160の仕切り板170間に収納配置する。
さらに、支持ステー150を部品供給機構ユニット130内に収納して、パーツリール120側から退避させることにより、パーツリール120と部品供給機構ユニット130の設置作業を完了し、部品供給機構ユニット130及び部品装着装置110の作動によって部品装着作業を開始する。
【0027】
以上のように、本例の部品供給システムでは、異なるサイズのパーツリール120に対して、共通のパーツリール受け部160、仕切り板170、支持ステー150を用いることができる。また、支持ステー150からパーツリール120を離脱してパーツリール受け部170の仕切り板160間に落とし込むことにより、容易な作業でパーツリール120の設置作業を行うことができ、従来のようなリールカセットやリールホールドの組み立て作業は不要になる。
したがって、サイズの異なるパーツリール120を共通の部材により簡易な構造で部品供給機構ユニット130とともに部品装着装置110に設置することができ、部品管理の容易化と作業性の改善を図ることが可能となる。
【0028】
なお、本発明を実施する際の具体的構成としては、上述した例に限定されず、種々変形が可能である。
例えば、仕切り板170を間隔調整可能に配置する構造としては、上述のように仕切り板170を溝条162Bに選択的に嵌合させる構造に限らす、例えば、多数のネジ孔を適宜に選択してネジ止めしたり、長孔を介してネジ止めするような構造としてもよい。
【0029】
また、パーツリール120を支持ステー150に装着する構造についても、例えば、上述したパーツリール120の挿通孔126に挿通する係止軸152を支持ステー150の先端部に固着した構造ではなく、ネジ軸状に形成した係止軸152を支持ステー150の先端部に形成したネジ孔にネジ止めする構造とし、係止軸152のネジをゆるめて支持ステー150から取り外すことにより、パーツリール120を支持ステー150から離脱する。
このように構成した場合には、パーツリール120を支持ステー150から離脱する際に、パーツリール120を係止軸152の軸方向にずらすことなく離脱作業を行うことができるので、より円滑にパーツリール120を仕切り板170の間に落下させることができる。
【0030】
また、例えばパーツリール120の中心部に回転自在な取付け軸を設け、この取付け軸を支持ステー150の先端部に取り外し可能に固定することにより、支持ステー150にパーツリール120を係止するような構造としてもよい。
さらに、係止軸152の先端部に着脱自在な抜け止め具を設けて、搬送時等におけるパーツリール120の離脱を防止する構造としてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の部品供給システムでは、部品供給機構ユニットにテープリールを係止する支持ステーを設けるとともに、部品装着装置に間隔調整可能な仕切り板を配置したパーツリール受け部を設け、支持ステーによってテープリールをセットした状態の部品供給機構ユニットを、部品装着装置のセッティング部に設置して、支持ステーからテープリールを離脱させ、テープ幅に間隔を合わせた仕切り板の間に落下させることにより、テープリールをパーツリール受け部内に回転自在に収納配置するようにした。
【0032】
したがって、異なるサイズのパーツリールに対して、共通のパーツリール受け部、仕切り板、支持ステーを用いることができ、部品の共通化によるコスト削減や管理の容易化を達成することが可能となる。また、支持ステーからパーツリールを離脱してパーツリール受け部の仕切り板間に落とし込むことにより、容易な作業でパーツリールの設置作業を行うことができ、従来のようなリールカセットやリールホールドの組み立て作業は不要になり、作業性の改善を図ることが可能となる。
また、パーツリールは、リールフレーム及び軸芯部に軸方向の挿通孔を有し、支持ステーは、その先端部にパーツリールの挿通孔に挿通される係止軸を有し、係止軸を挿通孔より離脱することによってパーツリールを支持ステーより離脱すように構成したので、パーツリールを支持ステーから離脱する際に、パーツリールを係止軸の軸方向にずらすことなく離脱作業を行うことができ、より円滑にパーツリールを仕切り板の間に落下させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による部品供給システムを搭載した部品装着装置の概要を示す斜視図である。
【図2】図1に示す部品供給システムを示す側面図である。
【図3】図1に示す部品供給システムを示す平面図である。
【図4】本例の部品供給システムによってテープリールを部品装着装置に設置する場合の作業手順を示す工程図である。
【図5】従来の部品供給システムを搭載した部品装着装置の例を示す斜視図である。
【図6】図5に示す部品供給システムのテープリール、リールカセット、リールホールド、及び部品供給機構ユニットを示す側面図である。
【符号の説明】
110……部品装着装置、110A……セッティング部、120……パーツリール、122……リールフレーム、124……パーツテープ、126……挿通孔、130……部品供給機構ユニット、132……支持フレーム部、134……ヒンジ部、150……支持ステー、152……係止軸、160……パーツリール受け部、162……係合装着部、162B……溝条、170……仕切り板。
Claims (1)
- 略円板状に形成された一対のリールフレームと、前記各リールフレームを結合する軸芯部と、前記軸芯部に巻回されたパーツテープとを有し、それぞれ異なるテープ幅を有する複数種類のパーツリールと、
前記複数種類のパーツリールに対応して設けられ、前記パーツリールからパーツテープを引き出して所定の部品装着位置に供給する複数種類の部品供給機構ユニットと、
前記複数種類の部品供給機構ユニットを並列に設置し得るとともに、その配列順を選択可能で、かつ着脱可能に設置することが可能なセッティング部を有し、前記セッティング部に設置された部品供給機構ユニットによって供給されるパーツテープに保持された電子部品の自動実装作業を行う部品装着装置と、
前記部品装着装置の近傍部に設置され、前記セッティング部における部品供給機構ユニットの配列方向に対応して、前記複数種類のパーツリールを並列に配置するスペースを有し、前記複数種類のパーツリールのリールフレームの下面を受け止めて、各パーツリールを回転自在に収納配置する略箱形容器状に形成されたパーツリール受け部と、
前記パーツリール受け部内に、各パーツリールの配列方向に間隔調整可能に設けられ、前記パーツリールのリールフレームを回転可能にガイドする複数の仕切り板と、
前記各部品供給機構ユニットから前記パーツリール受け部の方向にアーム状に引き出し可能に設けられ、部品供給機構ユニットから引き出された状態で、前記パーツリールを着脱自在かつ回転可能に支持し、前記部品供給機構ユニットが前記セッティング部に設置された状態で前記パーツリールを前記パーツリール受け部の上方に配置する支持ステーとを有し、
前記支持ステーは、基端側が前記部品供給機構ユニットの支持部に設けられたヒンジ部に軸支され、前記ヒンジ部を介して前記支持ステーを回転操作することにより、前記部品供給機構ユニットより引き出されるとともに、前記部品供給機構ユニットに支持部に設けたストッパ部により受け止められ、所定の角度で保持され、
前記パーツリールは、リールフレーム及び軸芯部に軸方向の挿通孔を有し、前記支持ステーは、その先端部に前記パーツリールの挿通孔に挿通される係止軸を有し、前記係止軸を前記挿通孔より離脱することにより、前記パーツリールを前記支持ステーより離脱し、
前記パーツリール受け部は、各パーツリールの配列方向に沿って所定間隔で設けられた複数の係合装着部を有し、前記複数の仕切り板は、各パーツリールの幅に対応して前記係合装着部に着脱自在かつ選択的に装着され、
前記係合装着部は、前記パーツリール受け部の対向する内壁部に所定間隔で形成された溝条であり、前記仕切り板は、その両縁部を前記溝条に嵌合させることによりパーツリール受け部内に配置され、
前記部品装着装置のセッティング部は、部品供給機構ユニットの配列方向に所定間隔で多数のネジ止め孔を有し、前記ネジ止め孔を選択して異なるテープ幅に対応する複数種類の部品供給機構ユニットをネジ止め固定する
ことを特徴とする部品供給システム。
Priority Applications (1)
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