JP4235260B2 - 特性が向上したA1ZnMgCu合金製の厚い製品 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は厚みが60mmを超えるAlZnMgCu型(アルミニウム協会の命名法に従えば7000シリーズ)のアルミニウム合金製製品に関するものである。これらの製品は熱間圧延した板または金属板、鍛造塊または延伸製品とすることができる。製品が平行六面体の形でない場合、厚みは焼き入れの際の製品の一番小さな寸法(例えば、形材については一番薄い壁の厚み)を意味するものとする。
技術の現状
7000シリーズのアルミニウム合金製肉厚圧延、鍛造または延伸製品は航空機産業用の高強度部品、例えば、翼桁または継ぎ板などの翼の要素、ならびにフレームなどの導体の要素、または工作機械構成部品やプラスチック成形型などの機械製造のための部品をせん断、表面仕上げ、または加工によって製造するのに用いられる。
これらの部品はときには互いに矛盾する特性全体を備えなければならず、化学組成と、使用される製品の加工範囲の正確な定義に難しい妥協を迫られる。
なぜなら、製品は熱処理状態で下記の特性を兼ね備えなければならないからである:
・使用される金属重量を制限するための高い機械強度、
・亀裂の進行速度を遅らせるのに十分な靱性、
・振動または経時的に不定の応力を受ける構造物内に使用されるので優れた耐疲労性、
・張力の下での十分な耐応力腐食性。
さらに合金は許容できる冶金的性質が得られるような良好な条件で鋳造および加工が可能でなければならない。板またはビレットの鋳造の後の加工には通常均質化、圧延、鍛造または延伸による熱間加工、液入れ、焼き入れ(例えば、浸漬あるいは焼き入れ液による噴霧による)、必要に応じて冷間牽引または圧縮による応力緩和、熟成と焼き戻しが含まれる。
焼き入れの際の冷却速度は様々である。ここで焼き入れ速度は厚みの4分の1に対する、450℃と280℃の間の製品の平均冷却速度(単位:℃/s)を意味するものとする。弾性限度などの製品の静的機械特性が、焼き入れ速度が低下したときに低下する場合、製品の焼き入れ感度が高いと言われ、そのことはもちろん、より厚い製品に現れる可能性が高い。
高い機械特性、ならびにすぐれた靱性を得るために、一般的に合金のあまりに大きな再結晶化を防止して得るところの繊維構造を得ることが求められる。この目的のために、組成物にZr、Ti、Cr、Mn、V、HfまたはScなどの「再結晶防止剤」と呼ばれる1つまたは複数個の元素が添加される。例えば、アルミニウム協会に登録された組成物の7010および7050合金はそれぞれ0.10%と0.16%の間、0.08%と0.15%の間に含まれる含有率のZr添加を含んでいる。
このことをよく示しているのはDORWARDらの最近の論文”Grain Structure and Quench-Rate Effects on Strength and Toughness of AA7050 AlZnMgCuZr Alloy Plate”,Metallurgical and Materials Transactions A,vol.26A,pp.2481-2484であり、例えば、7050については0.14%のZr+Ti含有率が指定され、実験室で製作され応力緩和していない厚みが14mmの金属板について、T6状態の金属板の弾性限度に対して15%から80%の間の再結晶率の極端な変動の効果を示している。また、およそ50mmを超える厚みの製品の焼き入れ速度に対応する20℃/sの焼き入れ速度未満での7050の焼き入れ感度効果も示している。
しかしながら、これらの実験室での実験は工業の現場とは差異がある、というのは14mmという最終厚みは中間温度の圧延で得られ、その結果かなり圧延された微小構造になるが、これは熱間圧延で得られる厚い金属板を通常特性化している微小構造とかなり異なっている。
DORWARDの論文によれば、L−T靱性に対する再結晶化率の影響は焼き入れ速度とともに低下する。例えば、DORWARDらの論文の図6は焼き入れ速度8℃/s(所望の用途のための強い金属板を特徴とするおよそ100mmの中間厚みに対応する)について靱性L−Tは再結晶化率15%と50%について同じであり、再結晶化率が90%にあったとき約10%減少することを示している。
再結晶化防止元素の添加は、再結晶化を制限することを可能にするが、大きな欠点として、焼き入れと焼き戻しの後に硬化する製品の能力を低下させ、硬化は表面よりも中心が弱いので、製品が厚いほど低下し、機械特性値に大きな差が生じることになる。
例えば、M.CONSERVAとP.FIORINIの論文、”Interpretation of Quench Sensitivity in AlZnMgCu alloys”Metallurgical Transactions,vol.4,mars 1973,pp.857-862には、添加物のない同じ合金に対して、0.23%のCr、あるいは0.22%のZrを添加した合金Al−Zn5.5−Mg2.5−Cu1.6の薄い金属板について、GP部分の密度で測定した、構造硬化能力の喪失が報告されている。
この論文は、焼き戻しの際の合金の硬化能力喪失を抑えるのにクロムよりもジルコニウムの方が有利であることを教示している。しかしジルコニウムが存在するときでも、焼き入れ速度が4℃/s、すなわち冷水に浸漬した厚みがおよそ200mmの製品の中心の焼き入れ速度であるとき、硬化力の低下は大幅であり、ジルコニウムはもはや焼き入れ感度を抑える役割を果たさない。論文はまた、試験した組成物について、クロムやジルコニウムが存在しないときでも、4℃/s程度の焼き入れ速度で硬化力の低下が見られることを報告している。
ロシアの冶金学者が、焼き入れ感度を低下させるために提案した、V93合金、またはロシア規格GOST11069による1930は、再結晶防止剤を含有していないが、合金7010または7050とは全く異なる組成を示し、とくに靱性と耐疲労性には不利な鉄の含有率が高い(0.20%と0.45%の間)。
H.A.HOLLの論文”Investigations into the possibility of reducing quench sensitivity in high-strength AlZnMgCu alloys”,Journal of the Institute of Metals,July 1969,pp.200-205も元素Zr、Mn、CrおよびV、すなわち再結晶防止剤だけでなく、市販の純度のFeおよびSiの薄い金属板の焼き入れ適性に対する有害性について同じ所見を述べている。すなわち、これらの合金の焼き入れ感度を低下させるには、FeおよびSiの低い組成を用いる必要があり、それは商用純度の合金に対して生産コストが高くなる。しかしながら薄い金属板に関するこの論文の教示は強い金属板には当てはまらない、それは異なる製造プロセスの結果として微小構造が異なるからである。
Alcoaの米国特許第3881966号は4.5%から8%のZnと、1.7%から3.25%のCuと、1.4%から2.6%のMgと、0.05%から0.25%のZrと0.04%未満のCrを含有し、Zn、MgとCuの含有率の間の関係が様々な、後に7050の名称でアルミニウム協会に登録された合金に関するものである。当該合金は、7075に対して、機械的強度、靱性、引張下での耐食性、および焼き入れ感度のバランスがより優れている。
Boeingの出願WO80/00711は5.9%から6.9%のZn、2.0%から2.7%のMg、1.9%から2.5%のCu、Fe<0.15%、Si<0.12%および0.08%から0.15%のZrを含有する、後にAA7150として登録された合金に関するものである。熱間加工は再結晶化を制限するように制御される。機械的強度、疲労と靱性の間によいバランスが実現される。
Reynoldsの出願EP0587274は5.5%から10%のZn、1.75%から2.6%のMg、1.8%から2.75%のCuを含有する合金を記載し、それらの中でこれらの元素の比率はMgZn2およびAl2CuMg沈殿物の形成に必要な化学量論比率に調節されている。靱性と薄片腐食強度が向上した。記載されている実例の一つは次の組成の合金である:
Zn=6.56% Mg=1.98% Cu=1.99% Zr=0.11% Fe=0.051% Si=0.05%。
J.A.WAGNERとR.N.SHENOYの論文<<The Effect of Copper,Chromium and Zirconium on the Microstructure and Mechanical Properties of AlZnMgCu Alloys>>Metallurgical Transactions A,vol.22A,November 1991,pp.2809-2818はそれぞれCuの含有率が1.5%,2%,および2.5%で0.11%のZrまたは0.20%のCuを添加した、6.70%のZn、2.25%のMg、0.1%のFe、0.04%のSiを含有する合金製の厚みが38mmの圧延した試験片の微小構造を研究し、様々な組成が機械的強度と靱性に与える影響を評価している。
最後に、出願人は航空機産業用の異なる厚みのT7451処理済み7050合金製金属板についてLおよびTL方向の弾性限度R0.2の測定を実施し、厚みが1mm増すごとにおよそ0.5MPaの低下を確認した。図1と2はそれぞれL方向とTL方向についこれらの値の静的分布を示している。これらの結果は、T6状態で、厚みがそれぞれ60mmと150mmの金属板の冷水内での中心冷却速度にほぼ対応する25℃/sと8℃/sの間の焼き入れ速度で40MPa程度の低下を示す上述のDORWARDらの論文と合致している。
この様に、現状技術は7000合金製の厚い製品について、高い強度と靱性を得るためにジルコニウムを用いて再結晶化を抑えると同時に、表面と中心の間に均質な機械特性を配置するために焼き入れ感度を制限し、とくにFeとSiが市販の純度の合金を使用しようとするときに、製品の厚み増加に伴う機械的強度の低下を防止することを可能にする如何なる手段も示唆していない。
他方、銅の7000合金については、張力を受けたときの耐応力腐食性が焼き入れ速度の低下とともに、すなわち厚みが増加したときに低下することがわかっている。したがって、優れた耐応力腐食性を求める場合、銅含有率の高い7000合金製の厚い製品は考えられる解決にはならない。
発明の目的
本発明の目的はジルコニウムを添加した銅の7000合金について、その焼き入れ感度を低下させ、鉄と珪素の市販純度を温存しながら再結晶化を低いレベルに抑え、高い機械強度と靱性、ならびに優れた耐疲労性が、張力がかかったときの耐応力腐食性を損なうことなしに、得られるような厚い製品のための特定の組成領域を発見することである。
発明の対象
本発明の対象は厚みが>60mm、好適には>125mmで、下記の組成(重量%)のAlZnMgCu合金製の圧延、延伸または鍛造製品である:
5.9<Zn<8.7
1.7<Mg<2.5(好適には<2.3)
1.4<Cu<2.2(好適には<2.1)
Fe<0.14
Si<0.11
0.05<Zr<0.15
Mn<0.02
Cr<0.02
さらに:Cu+Mg<4.1(好適には<4.05)
その他の元素はそれぞれ<0.05で合計<0.10、
この製品は、成形後、液入れ、焼き入れ処理され、T7451(制御牽引で応力緩和)またはT7452(圧縮による応力緩和)状態に焼き戻され、下記の特性を示す:
a)LおよびTL方向に厚みの4分の1で測定した0.2%のR0.2伸長での通常の弾性限度>400MPa
b)2分の1厚みで測定したS−L方向の平面変形靱性、>26MPa√mおよび、4分の1の厚みで測定した、L−T方向>74−0.08e-0.07R0.2LMPa√m(eはmm単位の製品の厚み)
c)張力下での応力腐食限度>240MPa、好適には>300MPa
本発明による製品は4分の1厚みと2分の1厚みの間に位置する部分内で測定した再結晶化粒子体積比率が≦35%でしかない。マグネシウム含有率は、好適には、銅含有率を超えるように維持される。
本発明はさらにより厳密な組成の合金製の製品も対象とする:
5.9<Zn<8.7
1.7<Mg<2.15
1.4<Cu<2.0
Fe<0.14 Si<0.11
0.05<Zr<0.15
Mn<0.02 Cr<0.02
さらに:Mg+Cu<4.0
その他の元素はそれぞれ<0.05で合計<0.10、
上記と同じ特性値を示すが、この製品では再結晶率はこれらの特性にほとんど影響しない。
S−L方向の平面変形靱性は好適には>28MPa√mおよび>74−0.08e−0.07R0.2LMPa√m。後者の公式は航空機産業で通常使用されている。
本発明はさらに上記と同じ組成の製品で600時間から1000時間の間の等価時間t(eq)の焼き戻し後に下記の特性を示す製品も対象とする:
a)再結晶粒子の体積比率(4分の1と2分の1厚みの間で測定)<35%
b)LおよびTL方向に厚みの4分の1でのR0.2>425MPa
c)S−L方向の平面変形靱性>25(好適には28)MPa√mおよび、L−T方向>74(好適には75)−0.08e−0.07R0.2(L)MPa√m。
d)張力下での応力腐食限度>240MPa(好適には300MPa)。
等価時間が1000時間と1600時間の間のとき、特性値は下記の通りである:
b)LおよびTL方向のR0.2>400MPa
c)S−L方向の平面変形靱性>28MPa√mおよび、L−T方向>76(好適には77)−0.08e−0.07R0.2(L)MPa√m。
d)張力下での応力腐食限度>240MPa。
等価時間t(eq)は次式で定義される:
t(eq)=(∫exp(−16000/T)dt)/exp(−16000/Tref
ここでTは焼き戻しの際の°K単位の瞬間的温度、Trefは120℃(393°K)で選択した基準温度、t(eq)は時間で表される。
図面の説明
図1は先行技術のT7451状態の7050合金製金属板全体の厚みに応じたL方向の0.2%R0.2での弾性限度を表している。
図2は同じ金属板の集合の厚みに応じたTL方向のR0.2を同じように表している。
図3はMg−Cuのグラフの中で、本発明の組成物の領域(破線)、ならびに好適領域(細い実線)と制限領域(太い実線)を表している。
発明の説明
あらゆる予想に反して、とくに上述のDORWARDらの論文の教示に反して、発明者らは、通常の工業的加工の範囲で、優れた靱性と引張下で優れた耐応力腐食性を維持しながら、再結晶の抑制を可能にし、およそ60mmの厚みから、製品の厚みが増したときの製品の焼き入れ感度の低下につながる、鉄と珪素が市販の含有率の、銅とジルコニウムを含有する7000合金の組成の領域を決定した。
合金のマグネシウム含有率は7010または7050合金の含有率に比較して減らされ、2.3%ではなく2%前後であるが、十分な機械的特性を維持しようとすれば1.7%未満に下げることはできない。銅は1.7%前後であるが、それは7010に対しては増加にあたるが、7050に対しては減っている。CuとMgの間にある均衡を維持することが重要で、Cu+Mg>4.1のとき、靱性・弾性限度のバランスが崩れて、製品の利点が失われる。Mgの含有率をCuの含有率より高くする方が有利なことがある。本発明による組織領域、並びに好適領域は図3のグラフMg−Cuに表されている。
主として、再結晶防止剤にジルコニウムを使用して、焼き入れ感度を増すようなマンガンとクロムをできるだけ避ける。再結晶化に作用するためにZr含有率は0.05%を超えなければならないが、焼き入れ感度を防止し、鋳造の問題を防止するためには0.15%未満でなければならない。鉄と珪素の含有率は7010と7050と等価である。
本発明による製品の精製範囲は7000合金製の、例えば、7010および7050製の製品の範囲に類似している。それには板またはビレットの鋳造、温度が450℃と485℃の間での均質化、温度が370℃と460℃の間に含まれ、所望の再結晶化率を得るために制御された、圧延、延伸または鍛造による1段階または複数段階の熱間加工、冷水または95℃未満の温度の水の浸漬あるいは噴霧による焼き入れ、5%未満の率の環境温度での変形(制御牽引または圧縮)による応力緩和、また焼き戻し処理が含まれ、それによってとくにこれらの製品をプラスチック成形型に使用する場合に、例えば、T6,T74,T76,T751,T7451またはT7651状態が得られる。
実施例
実施例1
下記の組成(重量%)の、MgとCuの含有率が異なるだけの、従来の7050合金製が3枚,本発明によるF合金製が3枚の6枚の板を鋳造した:
Figure 0004235260
6枚の板は皮を剥ぎ、それぞれ475℃(7050)および465℃(F合金)で均質化し、それぞれの合金について1番目は130mmの厚みに、2番目は150mmに、3番目は200mmに圧延した。7050製の板について、圧延入口および出口温度はそれぞれ415℃および435℃であった。本発明によるF合金については410℃と425℃であった。6枚の金属板は480℃で液入れし、冷水に浸漬して焼き入れし、2%程度の変形率で牽引した。つぎに金属板を2段階型の焼き戻しにかけた。
7050合金製の金属板は120℃で6時間、165℃で17時間、
F合金製の金属板は115℃で6時間、172℃で10時間。
4分の1厚みでそれぞれの金属板についてLおよびTL方向の従来の弾性限度R0.2(単位:MPa)ならびにCT試験片のASTM E399規格によるL−T方向の靱性K1c(単位:MPa√m)を測定した。結果は表1に示され、靱性は値(74−0.08e−0.07R0.2(L))MPa√mと比較した、ここでeはmm単位の金属板の厚みを意味する。この式は、7010および7050の既知の合金、および本発明の合金に近い組成のAlZnMgCu型合金製の肉厚製品について、厚みおよび/または静的力学特性が異なる製品を比較することを可能にする。
本発明による合金製の金属板には厚みが増加したときの焼き入れ感度が全くないことがわかった、これは従来の7050製の金属板には当てはまらず、そのことは図1と図2にすでに示されている。このように、MgとCuの含有率がより低いにもかかわらず、意外なことに、これらの厚みについて、同等以上の機械的強度が得られる。さらに靱性も優れていることがわかった。
Figure 0004235260
実施例2
2つの合金を鋳造し、その第一は本発明による組成を有し(G合金)、第二は従来の7050合金である。これらの合金の組成は表2に示した。
鋳造した板は470℃前後で均質化し、表3に示した場合に従って厚さ6インチ(152mm)、7.5インチ(190mm)または8インチ(203mm)で3パスで圧延した。圧延出口温度も表3に示されている。金属板は480℃で液入れし、冷水に浸漬して焼き入れし、2%の変形率で制御された牽引にかけた。つぎに金属板を2段階型の焼き戻しにかけた:
G合金製(本発明による)の金属板は115℃で6時間、172℃で10時間、7050合金製(先行技術)の金属板は120℃で6時間、165℃で17時間。4分の1厚みでそれぞれの合金・厚みの対についてLおよびTL方向の弾性限度R0.2とASTM E399規格によるL−T(4分の1厚み)、T−L(4分の1厚み)およびS−L(2分の1厚み)方向の靱性K1cを測定した。また4分の1厚みと、2分の1厚みでそれぞれの金属板の再結晶化率も測定した。この測定はT351処理し、ついで160℃で6時間処理し、ついで研磨してから、室温でおよそ1/2時間の間、84部のクロム溶液、15部の硝酸溶液、1部のフッ化水素溶液を含む溶液で腐食した標本に対して実施した。再結晶化率はこれらの標本の顕微鏡写真の画像分析によって測定し、暗い再結晶していない基質の上に再結晶した粒子が明るく現れる。結果の全体は表3にまとめた。
本発明による金属板は7050と同じ程度かそれを超える弾性限度を示し、靱性は、とくにL−T方向で、より高い。事実、7050合金のL−T靱性は厚み152mmで31.4MPa√mに達しないし、厚み190mmについても28.1MPa√m、すなわち74−0.08e−0.07R0.2Lに対応する値に達しない。
さらに、本発明による金属板について、引張下での強度測定に関するASTM G44−75規格に従って、10分および50分の浸水と浮上のサイクルで、3.5%のNaCl溶液に30日おいた後TC方向で>300MPaの破断負荷を測定した。
Figure 0004235260
Figure 0004235260
実施例3
組成を表4に示した5つのタイプの合金を鋳造した。合金Aは従来の7050、合金Bは低Mg含有率で最適化した7050である。合金C、D、Eは本発明による組成を有する。鋳造した板は470℃前後で均質化し、厚さ8インチ(203mm)または8.5インチ(215mm)で熱間圧延した。金属板は480℃で液入れし、冷水に浸漬して焼き入れし、2%の変形率で制御された牽引にかけた。つぎに金属板を従来の2段階型の焼き戻しにかけた:第一段階は115℃と120℃の間、第二段階は170℃前後である。この二段階型の処理は次式で与えられる950時間と1580時間の間の等価時間t(eq)を特徴とする:
Figure 0004235260
ここでT(単位:Kelvin)は時間t(単位:時間)とともに変化する熱処理温度を意味し、Trefは基準温度、ここでは393K、すなわち120℃である。
4分の1厚みでそれぞれの合金・厚みの対についてL方向の弾性限度R0.2とASTM E399規格によるL−T方向の4分の1厚みでの靱性K1cを測定した。実施例2に記載した方法でそれぞれの金属板の再結晶化率も測定した。結果の全体を表4にまとめた。AとBタイプの合金は先行技術に対応し、C、D、Eタイプの合金は本発明に対応する。これら全ての合金について、応力下での腐食限度は300MPaを超えた。
Figure 0004235260
ここからわかるように合金AとBについては、1/4厚みで測定したK1c(LT)は常に基準値74−0.08e−0.07R0.2(L)より低く、一方本発明による合金については、それは常にかなり高い。それは静的機械特性と靱性のバランスがよりよいことを示している。
実施例4
表5に組成を示したEタイプの3つの合金を鋳造した。合金は実施例3に示した方法に従って加工し、同じ試験にかけた。結果は表5に示した。
Figure 0004235260
ここからわかるように、4分の1厚みで測定したK1c(LT)は常に基準値74−0.08e−0.07R0.2(L)より明らかに高い限り、選択した組成の狭い領域については、再結晶化率は靱性・弾性限度のバランスに限られた影響しか及ぼさない。
実施例5
表6に組成を示した4タイプの合金を鋳造した。Eタイプの合金は本発明に対応し、Bタイプの合金は先行技術に対応する。全ての合金は実施例3に示した方法に従って加工した。金属板の厚みは215mmであった。しかしながら、焼き戻しの第二段階の等価時間の影響を調査した。金属板は同じ試験にかけた。結果は表6に示した。
Figure 0004235260
ここからわかるように、4分の1厚みで測定したK1c(LT)は常に基準値74−0.08e−0.07R0.2(L)より明らかに高い限り、本発明による製品は、選択した組成の狭い領域については、焼き戻し条件は靱性・弾性限度のバランスに限られた影響しか及ぼさない。反対に、先行技術による製品は基準値より常に明らかに低いK1c(LT)の値によって特徴づけられる。
実施例6
表7に組成を示したDタイプの2つの合金を鋳造した(2つの合金について亜鉛含有率は6.0%であった)。合金は実施例3に示した方法に従って加工した。金属板は同じ試験にかけた。結果は表7に示した。
Figure 0004235260
ここからわかるように、選択した組成の狭い領域については、再結晶化率は許容できる靱性・弾性限度のバランスを得るためにきわめて重要である。もっと具体的には、4分の1厚みで測定したK1c(LT)が常に基準値74−0.08e−0.07R0.2(L)より高くなるためには、再結晶化率の値は4分の1厚みと2分の1厚みの間でおよそ35%を超えてはならない。

Claims (9)

  1. 厚みが>60mmのアルミニウムAlZnMgCu合金製の圧延、延伸または鍛造製品において、組成(重量%)が:
    5.9<Zn<8.7、
    1.7<Mg<2.5、
    1.4<Cu<2.2、
    Fe<0.14、
    Si<0.11、
    0.05<Zr<0.15、
    Mn<0.02、
    Cr<0.02、
    さらに:Mg+Cu<4.1、
    残部がAlと不純物元素からなり、不純物元素のそれぞれが0.05未満で、合計が0.10未満、であり、
    当該圧延、延伸または鍛造された製品が、液入れ、焼き入れ処理され、T7451またはT7452状態に焼き戻され、4分の1厚みと2分の1厚みの間の微小構造で、再結晶化体積比率<35%、ならびに下記の特性を示す製品:
    a)LおよびTL方向に厚みの4分の1で測定したR0.2弾性限度>400MPa、
    b)S−L方向の平面変形靱性(ASTM E399規格による)>26MPa√mおよび、L−T方向>74−0.08e−0.07R0.2(L)MPa√m(eはmm単位の厚み)、
    c)張力下での応力腐食限度(ASTM G44−75による)>240MPa。
  2. 請求項1に記載の製品において、1.7<Mg<2.3である製品。
  3. 請求項1または2に記載の製品において、1.4<Cu<2.1である製品。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の製品において、S−L方向の平面変形靱性>28MPa√mおよび、L−T方向>74−0.08e−0.07R0.2(L)MPa√mであることを特徴とする製品。
  5. 厚みが60mmを超えるアルミニウムAlZnMgCu合金製の圧延、延伸または鍛造製品において、組成(重量%)が:
    5.9<Zn<8.7、
    1.7<Mg<2.15、
    1.4<Cu<2.0、
    Fe<0.14、
    Si<0.11、
    0.05<Zr<0.15、
    Mn<0.02、
    Cr<0.02、
    また:Mg+Cu<4.0、
    残部がAlと不純物元素からなり、不純物元素のそれぞれが0.05未満で、合計が0.10未満、であり、
    当該圧延、延伸または鍛造された製品が、液入れ、焼き入れ処理され、T7451またはT7452状態に焼き戻しされ、再結晶化度を問わず、下記の特性を示す製品:
    a)LおよびTL方向に厚みの4分の1で測定した弾性限度R0.2>400MPa、
    b)S−L方向の平面変形靱性(ASTM E399規格による)>26MPa√mおよび、L−T方向>74−0.08e−0.07R0.2(L)MPa√m(eはmm単位の厚み)、
    c)張力下での応力腐食限度(ASTM G44−75による)>240MPa。
  6. 請求項1からのいずれか一つに記載の製品の製造方法において、
    板またはビレットの鋳造、温度が440℃と485℃の間での均質化、温度が370℃と460℃の間に含まれ、4分の1厚みと2分の1厚みの間で、再結晶化体積比率<35%が得られるように制御された圧延、延伸または鍛造による1段階または複数段階の熱間加工、温度が460℃と485℃の間の液入れ、冷水または95℃未満の温度の焼き入れ、5%未満の率の環境温度での変形および焼き戻しを含む方法。
  7. 航空機の構造要素の要素製造への請求項1からのいずれか一つに記載の製品の使用。
  8. 航空機の翼桁製造への請求項に記載の使用。
  9. プラスチック材料の射出成形型構造のための請求項1からのいずれか一つに記載の製品の使用。
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