JP4235032B2 - Bead core and pneumatic radial tire using the same - Google Patents

Bead core and pneumatic radial tire using the same Download PDF

Info

Publication number
JP4235032B2
JP4235032B2 JP2003145763A JP2003145763A JP4235032B2 JP 4235032 B2 JP4235032 B2 JP 4235032B2 JP 2003145763 A JP2003145763 A JP 2003145763A JP 2003145763 A JP2003145763 A JP 2003145763A JP 4235032 B2 JP4235032 B2 JP 4235032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
bead
bead wire
bead core
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003145763A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2004345537A (en
Inventor
力 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seiko Co Ltd
Original Assignee
Fuji Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seiko Co Ltd filed Critical Fuji Seiko Co Ltd
Priority to JP2003145763A priority Critical patent/JP4235032B2/en
Publication of JP2004345537A publication Critical patent/JP2004345537A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4235032B2 publication Critical patent/JP4235032B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビードコア及びそれを用いた空気入りラジアルタイヤに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、空気入りラジアルタイヤのビードコアとしては、単線のビードワイヤを複数回連続巻回して製造されるものが知られている（例えば、特許文献１参照）。この場合、図５に示すように、ビードワイヤ１０３の一端部１０３ａと他端部１０３ｂとが重複するようにビードワイヤ１０３を巻回し、これらを含むビードワイヤ束２００の一部分に、糸１０４を巻着して、ビードワイヤ１０３の両端部１０３ａ，１０３ｂが跳ね上がらないようにしている。
【０００３】
さて、図４にその一部を示すように、生タイヤを加硫する際には、加硫金型内の生タイヤの内部に圧力Ｐが加えられるとともに、矢印Ｚで示すようにビード部１００間の間隔が狭められる。そして、この加硫時には、前記圧力Ｐと、ビード部１００間の間隔が狭められることによる相乗作用により、ボディプライ１０１が移動させられる。すなわち、ビード部１００におけるボディプライ１０１のタイヤ内腔側の部分１０１ａは、トレッドへ向かう方向（矢印Ｘ方向）へ移動させられ、外側（折り返し側）の部分１０１ｂは、前記タイヤ内腔側の部分１０１ａとは反対の方向（矢印Ｙ方向）へ移動させられる。したがって、このボディプライ１０１の移動に伴い、ビードコア１０５全体に対して回転力が作用する。
【０００４】
このため、図５に示すように、糸１０４の両端部１０４ａ，１０４ｂの巻き付け方向は、常に互いに逆向きになっている。このため、糸１０４を右巻き方向及び左巻き方向のいずれの方向に巻き付けても、前記回転力の作用によって、糸１０４の両端部１０４ａ，１０４ｂのうちの一方は巻き締められるが、他方は巻き戻される。したがって、糸１０４の両端部１０４ａ，１０４ｂのうちのいずれか一方の端部において、糸１０４の巻き付けが解け、ビードワイヤ１０３の一端部１０３ａ及び他端部１０３ｂのいずれか一方が跳ね上がり易くなるという危惧があった。
【０００５】
このため、従来は、前記糸１０４の一端部１０４ａまたは他端部１０４ｂが前記回転力の作用によって巻き戻される分を見込んで、糸１０４をビードワイヤ束２００に余分に巻き付けるようにしていた。
【０００６】
【特許文献１】
特開２０００−３５５０５６号公報（第２−４頁、第９図）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
そして、ビードワイヤ束２００に糸１０４を余分に巻き付けると、そのための作業時間が余分にかかるとともに、糸１０４も余分に消費してしまうため、ビードコア１０５の製造コストが上昇してしまうという問題があった。それでもなお、ビードワイヤ束２００に糸１０４を余分に巻き付けても、糸１０４の一端部１０４ａまたは他端部１０４ｂが前記回転力の作用によって巻き戻されるおそれをなくすことはできなかった。
【０００８】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、低コストで製造することができるとともに、より高品質のビードコア及びこれを用いた空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１の発明においては、ビードワイヤの一端部と他端部とを含むように周方向の一部分に糸が巻着されているビードコアにおいて、前記糸の一端部を、同糸とビードワイヤ束との間に挟み込み、前記糸の他端部は、生タイヤの加硫時に、糸に作用する回転力によって巻き締まる方向となるように巻回されていることを要旨とするものである。
【００１０】
従って、生タイヤの加硫時に、ボディプライの移動に伴って前記糸に回転力が作用しても、前記糸の一端部は糸とビードワイヤ束との間に固定され、他端部はこの回転力の作用によって巻き締められるので、糸の両端部がこの回転力の作用によって巻き戻されるおそれをなくすことができる。このため、糸によって確実にビードワイヤの両端部を押さえることができ、ビードワイヤの一端部及び他端部のいずれか一方が跳ね上がるという危惧を解消することができる。このため、より高品質のビードコアを得ることができる。加えて、前記糸の両端部が巻き戻されるおそれがないので、糸をビードワイヤ束に余分に巻き付ける必要がなくなる。このため、糸をビードワイヤ束に余分に巻き付ける分の糸が不要となるとともに、糸をビードワイヤ束に余分に巻き付けるための作業時間が不要となるので、ビードコアを低コストで製造することができる。
【００１１】
請求項２に記載の発明においては、請求項１において、前記糸は、熱収縮性の合成繊維よりなることを要旨とするものである。
従って、生タイヤの加硫時の加熱によって前記糸が収縮し、この糸の収縮によりビードワイヤの両端部を一層強く押さえることができる。
【００１２】
請求項３に記載の発明においては、請求項１または２において、ビードワイヤの一端部と他端部との間の重複部分の長さは、１０〜２０ｍｍの範囲内であるとともに、糸の巻き付け部分の一端部と、それと近い方のビードワイヤの一端部との間の距離は、２０〜６０ｍｍの範囲内であることを要旨とするものである。
【００１３】
従って、ビードワイヤ束に巻き付ける糸の巻き付け分が従来よりも少なくて済み、ビードワイヤ束に巻き付ける糸を節約することができるとともに、ビードワイヤ束に糸を巻き付けるための作業時間を短縮することができる。
【００１４】
請求項４に記載の発明においては、請求項１〜３のいずれか一項において、前記糸とビードワイヤ束との間に挟み込まれている同糸の一端部の長さは、前記糸の巻き付けピッチよりも長く、前記糸の巻き付け幅の二分の一よりも短いことを要旨とするものである。
【００１５】
従って、前記糸とビードワイヤ束との間に挟み込む同糸の一端部の長さの幅を大きくすることができ、その寸法管理が容易になる。
請求項５に記載の発明においては、請求項１〜４のいずれか一項に記載のビードコアを用いた空気入りラジアルタイヤであることを要旨とするものである。
【００１６】
従って、低コストで製造することができるとともに、より高品質のビードコアを用いることで、空気入りラジアルタイヤの製造コストを低減させることができるとともに、その品質をより高めることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図１〜図３に基づいて説明する。
図１に示すように、この実施形態の空気入りラジアルタイヤ１１において、１２はトレッド部、１３はサイドウォール部、１４はビード部、１６はボディプライを示す。１７はスチールコードよりなる２枚のベルト、１８はベルト１７上のキャップベルトを示し、１９はショルダプライを示す。また、１５は車両のリム、１５ａはリムフランジを示す。
【００１８】
図１及び図２に示すように、前記両ビード部１４にはビードコア２０が埋設配置されており、このビードコア２０は、周囲がゴムで被覆された１本のビードワイヤ２１を連続巻回することによってほぼ断面六角形のビードワイヤ束３０が形成されている。また、各ビードコア２０のタイヤ外径側には硬質ゴムよりなる断面ほぼ三角形状のビードフィラー２３が添着配置されている。そして、ボディプライ１６の両端部がビードコア２０及びビードフィラー２３の外周面に沿って反転されて、ボディプライ１６によりビードコア２０が包被されている。なお、図２は、加硫時のビード部１４の動きを示し、ビード部１４、ボディプライ１６、ビードフィラー２３のみが描かれているが、この状態では、実際には、インナーライナー、サイドウォール、トレッド等を有する。
【００１９】
そして、図３に示すように、ゴム被覆されたビードワイヤ２１の一端部２１ａと他端部２１ｂとの重複部分Ｄを含むようにビードワイヤ束３０の周方向の一部分に、例えばビニロン等の熱収縮性の合成繊維よりなる糸２２が所定の巻き付けピッチで巻着されている。したがって、ビードコア２０は、ゴム被覆されたビードワイヤ２１と糸２２とによって構成されている。
【００２０】
前記糸２２の一端部２２ａは、同糸２２とビードワイヤ束３０との間に挟み込まれ、前記糸２２の他端部２２ｂは、生タイヤの加硫時に、糸２２に作用する回転力によって巻き締まる方向（矢印Ａ方向）となるように巻回されている。この場合、前記糸２２とビードワイヤ束３０との間に挟み込まれている同糸２２の一端部２２ａの長さは、前記糸２２の巻き付けピッチよりも長く、前記糸２２の巻き付け幅Ｅの二分の一よりも短い長さになっている。
【００２１】
さらに前記重複部分Ｄの長さは、１０〜２０ｍｍの範囲内であることが好ましい。加えて、糸２２の巻き付け部分４０の一端部と、それと近い方のビードワイヤ２１の一端部との間の距離Ｆは、２０〜６０ｍｍの範囲内であることが好ましい。
【００２２】
さて、図１及び図２に示すように、生タイヤを加硫する際には、加硫金型内の生タイヤの内部に圧力Ｐが加えられるとともに、矢印Ｃで示すように、ビード部１４間の間隔が狭められる。そして、この生タイヤの加硫時においては、前記圧力Ｐと、ビード部１４が狭められることによる相乗作用により、ボディプライ１６が移動させられる。すなわち、ビード部１４におけるボディプライ１６のタイヤ内腔側の部分１６ａは、トレッドへ向かう方向（矢印Ａ方向）へ移動させられ、外側（折り返し側）の部分１６ｂは、前記タイヤ内腔側の部分１６ａとは反対の方向（矢印Ｂ方向）へ移動させられる。したがって、このボディプライ１６の移動に伴い、ビードコア２０全体に対して回転力が作用する。
【００２３】
しかしながら、この場合、糸２２の一端部２２ａは糸２２とビードワイヤ束３０との間に固定され、他端部２２ｂはこの回転力の作用によって巻き締められるため、糸２２の両端部２２ａ，２２ｂが、この回転力によって巻き戻されるおそれはない。
【００２４】
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
・ 生タイヤの加硫時に、糸２２が巻き戻されるおそれをなくすことができる。このため、糸２２によって確実にビードワイヤ２１の両端部２１ａ，２１ｂを押さえることができ、ビードワイヤ２１の一端部２１ａ及び他端部２１ｂのいずれか一方が跳ね上がるという危惧を解消することができる。このため、より高品質のビードコアを得ることができる。加えて、前記糸２２の両端部２２ａ，２２ｂが巻き戻されるおそれがないので、糸２２をビードワイヤ束３０に余分に巻き付ける必要がなくなる。したがって、糸２２をビードワイヤ束３０に余分に巻き付ける分の糸２２が不要となるとともに、糸２２をビードワイヤ束３０に余分に巻き付けるための作業時間も不要となるので、ビードコア２０を低コストで製造することができる。
【００２５】
・ 前記糸２２は、熱収縮性の合成繊維よりなるため、生タイヤの加硫時の加熱によって収縮する。この糸２２の収縮によりビードワイヤ２１の両端部２１ａ，２１ｂを一層強く押さえることができる。このため、ビードワイヤ２１の一端部２１ａ及び他端部２１ｂのいずれか一方が跳ね上がるという危惧を解消することができるので、より高品質のビードコアを得ることができる。
【００２６】
・ ビードワイヤ束３０に巻き付ける糸２２の巻き付け分が従来よりも少なくて済み、ビードワイヤ束３０に巻き付ける糸２２を節約することができるとともに、ビードワイヤ束３０に糸２２を巻き付けるための作業時間を短縮することができる。
【００２７】
・ 前記糸２２とビードワイヤ束３０との間に挟み込まれている同糸２２の一端部２２ａの長さは、前記糸２２の巻き付けピッチよりも長く、前記糸２２の巻き付け幅Ｅの二分の一よりも短い長さになっている。このため、前記糸２２とビードワイヤ２１束との間に挟み込む同糸２２の一端部２２ａの長さの幅を大きくすることができ、その寸法管理が容易になる。
【００２８】
（変更例）
なお、前記実施形態を次のように変更して構成することもできる。
・ 糸２２を、ビードワイヤ２１よりも細いとともに、その表面がメッキされた金属製のワイヤにすること。
【００２９】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明は、低コストで製造することができるとともに、より高品質のビードコア及びこれを用いた空気入りラジアルタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 実施形態の空気入りラジアルタイヤを示す断面図。
【図２】 図１のタイヤのビード部の拡大簡略断面図。
【図３】 図２のビードコアの斜視図。
【図４】 従来の空気入りラジアルタイヤのビード部の拡大簡略断面図。
【図５】 従来のビードコアの斜視図。
【符号の説明】
１１…ラジアルタイヤ、１４…ビード部、１６…ボディプライ、２０…ビードコア、２１…ビードコアを構成するビードワイヤ、２１ａ…ビードワイヤの一端部、２１ｂ…ビードワイヤの他端部、２２…ビードコアを構成する糸、２２ａ…糸の一端部、２２ｂ…糸の他端部、３０…ビードワイヤ束、４０…糸の巻き付け部分、Ｄ…重複部分、Ｅ…巻き付け幅、Ｆ…距離。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bead core and a pneumatic radial tire using the bead core.
[0002]
[Prior art]
Generally, as a bead core of a pneumatic radial tire, one manufactured by continuously winding a single bead wire a plurality of times is known (for example, see Patent Document 1). In this case, as shown in FIG. 5, the bead wire 103 is wound so that one end 103a and the other end 103b of the bead wire 103 overlap, and the yarn 104 is wound around a part of the bead wire bundle 200 including these. The both ends 103a and 103b of the bead wire 103 are prevented from jumping up.
[0003]
Now, as shown in part in FIG. 4, when the raw tire is vulcanized, pressure P is applied to the inside of the raw tire in the vulcanization mold, and the bead portion 100 is indicated by an arrow Z. The interval between them is narrowed. At the time of vulcanization, the body ply 101 is moved by a synergistic effect caused by the pressure P and the interval between the bead portions 100 being narrowed. That is, the tire lumen side portion 101a of the body ply 101 in the bead portion 100 is moved in the direction toward the tread (arrow X direction), and the outer (folded side) portion 101b is a portion on the tire lumen side. It is moved in the opposite direction (arrow Y direction) to 101a. Accordingly, a rotational force acts on the entire bead core 105 as the body ply 101 moves.
[0004]
For this reason, as shown in FIG. 5, the winding directions of both end portions 104a and 104b of the yarn 104 are always opposite to each other. Therefore, when the yarn 104 is wound in either the right-handed direction or the left-handed direction, one of the two end portions 104a and 104b of the yarn 104 is wound by the action of the rotational force, but the other is unwound. It is. Accordingly, there is a concern that the winding of the yarn 104 is unwound at one of the two end portions 104a and 104b of the yarn 104, and one of the one end portion 103a and the other end portion 103b of the bead wire 103 is likely to jump up. there were.
[0005]
For this reason, conventionally, the yarn 104 is excessively wound around the bead wire bundle 200 in anticipation of one end 104a or the other end 104b of the yarn 104 being rewound by the action of the rotational force.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2000-355056 A (page 2-4, FIG. 9)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Then, if the yarn 104 is wound around the bead wire bundle 200 excessively, it takes an extra work time, and the yarn 104 is also consumed, resulting in an increase in the manufacturing cost of the bead core 105. . Nevertheless, even if the yarn 104 is wound around the bead wire bundle 200, the possibility that the one end 104a or the other end 104b of the yarn 104 is rewound by the action of the rotational force cannot be eliminated.
[0008]
The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art. The object is to provide a bead core of higher quality and a pneumatic radial tire using the same, which can be manufactured at a low cost.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, in the bead core in which the yarn is wound around a part in the circumferential direction so as to include the one end and the other end of the bead wire, the one end of the yarn is The other end portion of the yarn is sandwiched between the yarn and the bead wire bundle, and the other end portion of the yarn is wound so as to be wound and tightened by the rotational force acting on the yarn when the raw tire is vulcanized. To do.
[0010]
Therefore, even if a rotational force acts on the yarn as the body ply moves during vulcanization of the green tire, one end of the yarn is fixed between the yarn and the bead wire bundle, and the other end is rotated. Since it is wound by the action of force, it is possible to eliminate the possibility that both ends of the yarn are rewound by the action of this rotational force. For this reason, both ends of the bead wire can be reliably pressed by the yarn, and the fear that either one end or the other end of the bead wire jumps up can be solved. For this reason, a higher quality bead core can be obtained. In addition, since there is no possibility that both ends of the yarn are rewound, there is no need to wind the yarn around the bead wire bundle. This eliminates the need for extra yarn for winding the yarn around the bead wire bundle, and eliminates the need for extra work time for winding the yarn around the bead wire bundle, so that the bead core can be manufactured at low cost.
[0011]
The invention according to claim 2 is summarized in that, in claim 1, the yarn is made of heat-shrinkable synthetic fiber.
Therefore, the yarn shrinks due to heating during vulcanization of the green tire, and both ends of the bead wire can be pressed more strongly by the shrinkage of the yarn.
[0012]
In the invention of claim 3, in claim 1 or 2, the length of the overlapping portion between the one end and the other end of the bead wire is in the range of 10 to 20 mm, and the yarn winding portion The gist of the present invention is that the distance between the one end of the bead and the one end of the bead wire closer thereto is in the range of 20 to 60 mm.
[0013]
Therefore, the winding amount of the yarn wound around the bead wire bundle can be reduced as compared with the prior art, so that the yarn wound around the bead wire bundle can be saved and the work time for winding the yarn around the bead wire bundle can be shortened.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, in any one of the first to third aspects, the length of one end of the same yarn that is sandwiched between the yarn and the bead wire bundle is the winding pitch of the yarn. The gist of the present invention is that it is longer than a half of the winding width of the yarn.
[0015]
Accordingly, the width of the length of one end of the yarn sandwiched between the yarn and the bead wire bundle can be increased, and the dimensional management becomes easy.
The invention described in claim 5 is a pneumatic radial tire using the bead core according to any one of claims 1 to 4.
[0016]
Therefore, it can be manufactured at a low cost, and by using a higher quality bead core, the manufacturing cost of the pneumatic radial tire can be reduced and the quality can be further improved.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments embodying the present invention will be described below with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, in the pneumatic radial tire 11 of this embodiment, 12 is a tread portion, 13 is a sidewall portion, 14 is a bead portion, and 16 is a body ply. Reference numeral 17 denotes two belts made of a steel cord, 18 denotes a cap belt on the belt 17, and 19 denotes a shoulder ply. Reference numeral 15 denotes a rim of the vehicle, and 15a denotes a rim flange.
[0018]
As shown in FIGS. 1 and 2, bead cores 20 are embedded in both bead portions 14, and the bead cores 20 are formed by continuously winding a single bead wire 21 whose periphery is covered with rubber. A bead wire bundle 30 having a substantially hexagonal cross section is formed. Further, a bead filler 23 having a substantially triangular cross section made of hard rubber is attached to the bead core 20 on the tire outer diameter side. Then, both end portions of the body ply 16 are inverted along the outer peripheral surfaces of the bead core 20 and the bead filler 23, and the bead core 20 is covered with the body ply 16. FIG. 2 shows the movement of the bead portion 14 during vulcanization, and only the bead portion 14, the body ply 16, and the bead filler 23 are depicted. In this state, however, the inner liner and sidewalls are actually used. , Treads and the like.
[0019]
Then, as shown in FIG. 3, heat shrinkability of, for example, vinylon is formed in a part of the circumferential direction of the bead wire bundle 30 so as to include an overlapping portion D between the one end 21 a and the other end 21 b of the rubber-coated bead wire 21. Yarn 22 made of synthetic fiber is wound at a predetermined winding pitch. Therefore, the bead core 20 is composed of a bead wire 21 and a thread 22 which are covered with rubber.
[0020]
One end 22a of the yarn 22 is sandwiched between the yarn 22 and the bead wire bundle 30, and the other end 22b of the yarn 22 is wound and tightened by a rotational force acting on the yarn 22 when the raw tire is vulcanized. It is wound in the direction (arrow A direction). In this case, the length of the one end portion 22a of the yarn 22 sandwiched between the yarn 22 and the bead wire bundle 30 is longer than the winding pitch of the yarn 22 and is a half of the winding width E of the yarn 22. The length is shorter than one.
[0021]
Furthermore, the length of the overlapping portion D is preferably in the range of 10 to 20 mm. In addition, it is preferable that the distance F between one end portion of the winding portion 40 of the yarn 22 and one end portion of the bead wire 21 closer thereto is in the range of 20 to 60 mm.
[0022]
As shown in FIGS. 1 and 2, when the raw tire is vulcanized, pressure P is applied to the inside of the raw tire in the vulcanizing mold, and the bead portion 14 is indicated by an arrow C as shown in FIG. The interval between them is narrowed. When the raw tire is vulcanized, the body ply 16 is moved by the synergistic action of the pressure P and the bead portion 14 being narrowed. That is, the tire lumen side portion 16a of the body ply 16 in the bead portion 14 is moved in the direction toward the tread (arrow A direction), and the outer (folded side) portion 16b is a portion on the tire lumen side. It is moved in the opposite direction (arrow B direction) to 16a. Accordingly, as the body ply 16 moves, a rotational force acts on the entire bead core 20.
[0023]
However, in this case, one end 22a of the yarn 22 is fixed between the yarn 22 and the bead wire bundle 30, and the other end 22b is tightened by the action of this rotational force, so that both ends 22a, 22b of the yarn 22 are There is no risk of rewinding by this rotational force.
[0024]
According to the embodiment detailed above, the following effects are exhibited.
-When the raw tire is vulcanized, it is possible to eliminate the possibility that the yarn 22 is rewound. For this reason, the both ends 21a and 21b of the bead wire 21 can be reliably pressed by the thread 22, and the fear that either one end 21a or the other end 21b of the bead wire 21 jumps up can be solved. For this reason, a higher quality bead core can be obtained. In addition, since both ends 22a and 22b of the yarn 22 are not likely to be rewound, it is not necessary to wind the yarn 22 around the bead wire bundle 30 excessively. Accordingly, the extra yarn 22 for winding the yarn 22 around the bead wire bundle 30 is not necessary, and the work time for extra winding of the yarn 22 around the bead wire bundle 30 is not required, so that the bead core 20 is manufactured at low cost. be able to.
[0025]
Since the yarn 22 is made of heat-shrinkable synthetic fiber, the yarn 22 is shrunk by heating during vulcanization of the green tire. By contraction of the yarn 22, both end portions 21a and 21b of the bead wire 21 can be pressed more strongly. For this reason, since the fear that any one of the one end part 21a and the other end part 21b of the bead wire 21 jumps up can be solved, a higher quality bead core can be obtained.
[0026]
-The winding amount of the yarn 22 wound around the bead wire bundle 30 can be less than that of the prior art, so that the yarn 22 wound around the bead wire bundle 30 can be saved and the work time for winding the yarn 22 around the bead wire bundle 30 can be shortened. Can do.
[0027]
The length of the one end portion 22a of the yarn 22 sandwiched between the yarn 22 and the bead wire bundle 30 is longer than the winding pitch of the yarn 22 and more than half of the winding width E of the yarn 22. Also has a short length. For this reason, the width of the length of the one end 22a of the yarn 22 sandwiched between the yarn 22 and the bundle of bead wires 21 can be increased, and the dimensional management becomes easy.
[0028]
(Example of change)
In addition, the said embodiment can also be changed and comprised as follows.
The thread 22 is made of a metal wire that is thinner than the bead wire 21 and whose surface is plated.
[0029]
【The invention's effect】
As described above in detail, the present invention can be manufactured at a low cost, and can provide a higher quality bead core and a pneumatic radial tire using the bead core.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a pneumatic radial tire according to an embodiment.
FIG. 2 is an enlarged simplified cross-sectional view of a bead portion of the tire of FIG.
3 is a perspective view of the bead core of FIG. 2. FIG.
FIG. 4 is an enlarged simplified cross-sectional view of a bead portion of a conventional pneumatic radial tire.
FIG. 5 is a perspective view of a conventional bead core.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Radial tire, 14 ... Bead part, 16 ... Body ply, 20 ... Bead core, 21 ... Bead wire which comprises bead core, 21a ... One end part of bead wire, 21b ... Other end part of bead wire, 22 ... Yarn which comprises bead core, 22a ... one end of the yarn, 22b ... the other end of the yarn, 30 ... bead wire bundle, 40 ... winding portion of the yarn, D ... overlapping portion, E ... winding width, F ... distance.

Claims (5)

ビードワイヤの一端部と他端部とを含むように周方向の一部分に糸が巻着されているビードコアにおいて、
前記糸の一端部を、同糸とビードワイヤ束との間に挟み込み、前記糸の他端部は、生タイヤの加硫時に、糸に作用する回転力によって巻き締まる方向となるように巻回されていることを特徴とするビードコア。In the bead core in which the yarn is wound around a part in the circumferential direction so as to include one end and the other end of the bead wire,
One end of the yarn is sandwiched between the yarn and the bead wire bundle, and the other end of the yarn is wound so as to be tightened by a rotational force acting on the yarn when the raw tire is vulcanized. A bead core characterized by 前記糸は、熱収縮性の合成繊維よりなることを特徴とする請求項１に記載のビードコア。The bead core according to claim 1, wherein the yarn is made of heat-shrinkable synthetic fiber. ビードワイヤの一端部と他端部との間の重複部分の長さは、１０〜２０ｍｍの範囲内であるとともに、糸の巻き付け部分の一端部と、それと近い方のビードワイヤの一端部との間の距離は、２０〜６０ｍｍの範囲内であることを特徴とする請求項１または２に記載のビードコア。The length of the overlapping portion between the one end portion and the other end portion of the bead wire is within a range of 10 to 20 mm, and between the one end portion of the yarn winding portion and the one end portion of the bead wire closer thereto. The bead core according to claim 1 or 2, wherein the distance is in a range of 20 to 60 mm. 前記糸とビードワイヤ束との間に挟み込まれている同糸の一端部の長さは、前記糸の巻き付けピッチよりも長く、前記糸の巻き付け幅の二分の一よりも短いことを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載のビードコア。The length of one end of the yarn sandwiched between the yarn and the bead wire bundle is longer than the winding pitch of the yarn and shorter than one-half of the winding width of the yarn. Item 4. The bead core according to any one of items 1 to 3. 請求項１〜４のいずれか一項に記載のビードコアを用いた空気入りラジアルタイヤ。A pneumatic radial tire using the bead core according to any one of claims 1 to 4.
JP2003145763A 2003-05-23 2003-05-23 Bead core and pneumatic radial tire using the same Expired - Lifetime JP4235032B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003145763A JP4235032B2 (en) 2003-05-23 2003-05-23 Bead core and pneumatic radial tire using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003145763A JP4235032B2 (en) 2003-05-23 2003-05-23 Bead core and pneumatic radial tire using the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004345537A JP2004345537A (en) 2004-12-09
JP4235032B2 true JP4235032B2 (en) 2009-03-04

Family

ID=33532815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003145763A Expired - Lifetime JP4235032B2 (en) 2003-05-23 2003-05-23 Bead core and pneumatic radial tire using the same

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4235032B2 (en)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102481741A (en) * 2009-09-10 2012-05-30 不二精工株式会社 Bead Production Method And Production Device
WO2013190667A1 (en) * 2012-06-20 2013-12-27 不二精工 株式会社 Device for winding bead ring-binding thread

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4696743B2 (en) * 2005-07-20 2011-06-08 横浜ゴム株式会社 Pneumatic tire
JP2009190552A (en) * 2008-02-14 2009-08-27 Bridgestone Corp Bead core
JP5351675B2 (en) * 2009-09-10 2013-11-27 不二精工株式会社 Bead core for pneumatic tire and pneumatic tire using the bead core
KR101154324B1 (en) * 2009-12-04 2012-06-13 한국타이어 주식회사 Vehicle tire improved bead member
JP6074230B2 (en) * 2012-11-09 2017-02-01 住友ゴム工業株式会社 Pneumatic tire and manufacturing method thereof

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102481741A (en) * 2009-09-10 2012-05-30 不二精工株式会社 Bead Production Method And Production Device
CN102481741B (en) * 2009-09-10 2014-10-01 不二精工株式会社 Bead Production Method And Production Device
WO2013190667A1 (en) * 2012-06-20 2013-12-27 不二精工 株式会社 Device for winding bead ring-binding thread
CN104364072A (en) * 2012-06-20 2015-02-18 不二精工株式会社 Device for winding bead ring-binding thread
KR20150030221A (en) * 2012-06-20 2015-03-19 후지 세이코 가부시키가이샤 Device for winding bead ring-binding thread
JPWO2013190667A1 (en) * 2012-06-20 2016-02-08 不二精工株式会社 Bead ring bundling yarn winding device
KR101946099B1 (en) * 2012-06-20 2019-02-08 후지 세이코 가부시키가이샤 Device for winding bead ring-binding thread
DE112012006572B4 (en) 2012-06-20 2021-07-22 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Device for winding a bead ring binding cord

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004345537A (en) 2004-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4572116B2 (en) Radial tire having a circumferential spiral belt layer
JP2006327318A (en) Pneumatic tire
JP2007307976A (en) Pneumatic tire and its manufacturing method
JP4235032B2 (en) Bead core and pneumatic radial tire using the same
JP3093812B2 (en) Band layer molding method
JP2002337509A (en) Pneumatic radial tire
JP4166308B2 (en) Pneumatic tire
JP2006044487A (en) Pneumatic radial tire
JP6250376B2 (en) Pneumatic tire
JP2004001609A (en) Pneumatic radial tire
JP5495444B2 (en) Pneumatic tire
JP2008168807A (en) Pneumatic tire, and method of manufacture thereof
CN112166044B (en) Truck tire with impact shield overlap
JP2004338502A (en) Pneumatic radial tire, and method for manufacturing the same
JP5355067B2 (en) Pneumatic tire and manufacturing method thereof
JP2003306009A (en) Pneumatic tire
JP7202175B2 (en) pneumatic tire
WO2021240854A1 (en) Pneumatic radial tire for aircraft
JP4344040B2 (en) Pneumatic tire
JPH10338003A (en) Pneumatic tire
JP3589809B2 (en) Bead wire
JPH10119508A (en) Pneumatic tire
JP5753442B2 (en) Pneumatic tire manufacturing method
JP4721481B2 (en) Pneumatic radial tire
JP2014189172A (en) Pneumatic tire

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4235032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141219

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term