JP4234554B2 - 電源制御装置およびそれを用いた空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は、電源制御装置およびそれを用いた空気調和機に関する。
従来、電源制御装置としては、四方弁の弁コイルにリレーを介してインバータ用電源部からの直流高電圧を印加して、四方弁を切り換え動作させた後、リレーをオフして弁コイルにトランジスタを介して直流低電圧を印加して保持動作させるものがある(例えば、特開2003−106611号公報(特許文献1)参照)。
ところで、上記電源制御装置では、直流高電圧から直流低電圧に切り換えるときに、低電圧用の電源部から弁コイルに過電流が流れるため、トランジスタの定格を大きくする必要があると共に、電圧レギュレーションが低下するために平滑用コンデンサの容量を大きくしなければならない。このため、上記電源制御装置では、電源部の小型化を図ることができないと共に、コストが高くつくという問題がある。
特開2003−106611号公報
そこで、この発明の目的は、スイッチング素子および電源部の小容量化ができ、小型化とコスト低減を図ることができる電源制御装置およびそれを用いた空気調和機を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の電源制御装置は、直流高電圧を出力する高圧直流電源と、上記高圧直流電源の直流高電圧よりも低い直流低電圧を出力する低圧直流電源と、上記高圧直流電源からの直流高電圧をオンオフする第1スイッチング素子と、上記低圧直流電源からの直流低電圧をオンオフする第2スイッチング素子と、上記高圧直流電源から直流高電圧が上記第1スイッチング素子を介して印加され、上記低圧直流電源から直流低電圧が上記第2スイッチング素子を介して印加されるインダクタンス成分を有する第1負荷と、上記第1負荷に並列に接続され、上記第1負荷に生じる逆起電力を吸収する逆起電力吸収素子と、上記第2スイッチング素子をオフした状態で上記第1スイッチング素子をオンして上記高圧直流電源から上記第1負荷に電流を流し、上記第1負荷に流れる電流が安定してから上記第1スイッチング素子をオフし、上記第1スイッチング素子のオフから所定時間経過した後に上記第2スイッチング素子をオンして上記低圧直流電源から上記第1負荷に電流を流すように、上記第1,第2スイッチング素子を制御する制御部とを備え、上記第1負荷は、電磁コイルを用いた作動装置であって、上記制御部は、上記第2スイッチング素子をオフした状態で上記第1スイッチング素子をオンして上記高圧直流電源からの直流高電圧を上記電磁コイルに印加することにより上記作動装置を作動させた後、上記第1スイッチング素子をオフすることにより上記逆起電力吸収素子を介して上記電磁コイルに流れる回生電流が上記電磁コイルの保持電流以下になる前に、上記第2スイッチング素子をオンして上記低圧直流電源からの直流低電圧を上記電磁コイルに印加することにより、上記作動装置の作動状態を保持することを特徴とする。
上記構成の電源制御装置によれば、上記第1,第2スイッチング素子を制御する制御部によって、まず、第2スイッチング素子をオフした状態で第1スイッチング素子をオンすると、上記第1負荷に高圧直流電源からの直流高電圧が第1スイッチング素子を介して印加されて第1負荷に電流が流れる。そうして上記第1負荷に流れる電流が安定してから上記第1スイッチング素子をオフにすると、第1負荷に並列に接続された逆起電力吸収素子を介して第1負荷に回生電流が流れて、その回生電流は時間の経過と共に徐々に低下する。そして、上記第1スイッチング素子のオフから所定時間後に第2スイッチング素子をオンすると、低圧直流電源からの直流低電圧が第2スイッチング素子を介して印加されて第1負荷に電流が流れる。このとき、上記第1スイッチング素子のオフから次に第2スイッチング素子をオンするまでの所定時間を、例えば逆起電力吸収素子を介して第1負荷に流れる回生電流が低下する途中になるように設定することによって、第2スイッチング素子のオン時に過大な電流が流れることがない。したがって、例えば、電磁コイルに直流高電圧が印加されて作動した後、電磁コイルに直流低電圧が印加されてその作動状態が保持される作動装置を上記第1負荷とする電源制御装置において、上記第2スイッチング素子および低圧直流電源の小容量化ができ、小型化とコスト低減を図ることができる。
また、上記第2スイッチング素子をオフした状態で第1スイッチング素子をオンして、上記作動装置(アクチュエータ)の電磁コイルに上記高圧直流電源から電流を流すことにより作動装置を作動させる。そして、その電磁コイルに流れる電流が安定してから、すなわち作動が完全に行われてから、上記第1スイッチング素子をオフして、その所定時間後に上記第2スイッチング素子をオンすることにより作動装置の電磁コイルに上記低圧直流電源から電流を流して、作動装置の状態を保持することができる。
また、一実施形態の電源制御装置は、上記高圧直流電源からの直流高電圧をオンオフする第3スイッチング素子と、上記第3スイッチング素子がオンすることにより上記高圧直流電源から直流高電圧が印加される第2負荷とを有し、上記制御部は、上記第1スイッチング素子または上記第3スイッチング素子のいずれか一方のみをオンするように、上記第1,第3スイッチング素子を制御することを特徴とする。
上記実施形態の電源制御装置によれば、上記第1負荷に直流高電圧を印加する高圧直流電源に、他の第2負荷が接続されている場合、上記制御部は、上記第1スイッチング素子または上記第3スイッチング素子のいずれか一方のみをオンするので、高圧直流電源に同時に2つの負荷が接続されることがなく、高圧直流電源の小容量化ができ、小型化と低コスト化ができる。
また、一実施形態の電源制御装置は、上記制御部は、上記第3スイッチング素子よりも上記第1スイッチング素子を優先してオンすることを特徴とする。
上記実施形態の電源制御装置によれば、上記制御部により上記第3スイッチング素子よりも上記第1スイッチング素子を優先してオンすることによって、第2負荷に上記高圧直流電源から直流高電圧が印加されている場合であっても、必要なときは第1負荷に高圧直流電源から直流高電圧を優先的に印加することができる。
また、この発明の空気調和機は、上記電源制御装置を用いた空気調和機であって、上記第2負荷が電気式膨張弁であることを特徴とする。ここで、上記電気式膨張弁とは、電動膨張弁や電磁膨張弁などのことである。
上記構成の空気調和機によれば、スイッチング素子や低圧直流電源の小容量化ができ、小型化と低コスト化ができる空気調和機を実現することができる。
また、この発明の空気調和機は、上記電源制御装置を用いた空気調和機であって、上記第1負荷が四方弁であることを特徴とする。
上記構成の空気調和機によれば、スイッチング素子や低圧直流電源の小容量化ができ、小型化と低コスト化ができる空気調和機を実現することができる。
以上より明らかなように、この発明の電源制御装置によれば、スイッチング素子および電源部の小容量化ができ、小型化とコスト低減を図ることができる。
また、この発明の空気調和機によれば、小型化と低コスト化ができる電源制御装置を用いることによって、小型で低コストな空気調和機を実現できる。
以下、この発明の電源制御装置およびそれを用いた空気調和機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の電源制御装置を用いた空気調和機の要部の構成図を示している。この空気調和機は、図示しないが、ヒートポンプ方式の冷媒回路を用いたものであり、電磁四方弁により冷媒回路を切り換えて冷房運転と暖房運転を行うものである。
図1において、1は制御部、2は上記制御部1からの制御信号を受け、膨張弁駆動信号を出力する第3スイッチング素子の一例としてのスイッチ回路、3は上記スイッチ回路2からの膨張弁駆動信号により開度が制御される第2負荷の一例としての電動膨張弁、4は電源トランス、5は上記電源トランス4を介して電力を供給するスイッチング電源、6はインダクタンス成分を有する第1負荷の一例としての電磁四方弁である。
図1に示すように、上記スイッチング電源5には、インバータ用直流電圧V1(+280V)が供給され、スイッチング電源5の出力端子間に電源トランス4の1次側コイルが接続されている。上記電源トランス4の2次側コイルの一端はグランドに接続され、他端は高電圧用出力端子であり、2次側コイルの途中に低電圧用出力端子を設けている。
そして、上記電源トランス4の高電圧用出力端子に整流用ダイオードD1のアノードを接続し、ダイオードD1のカソードとグランドとの間に平滑用コンデンサC1を接続している。上記ダイオードD1のカソードに第1スイッチング素子の一例としての第1第1トランジスタQ1のエミッタを接続し、第1トランジスタQ1のコレクタに電磁四方弁6のインダクタンス成分である弁コイルL1の一端を接続し、その弁コイルL1の他端をグランドに接続している。上記弁コイルL1の一端に、逆起電力吸収素子としてのダイオードD4のカソードを接続し、ダイオードD4のアノードをグランドに接続している。
また、上記電源トランス4の低電圧用出力端子に整流用ダイオードD2のアノードを接続し、ダイオードD2のカソードとグランドとの間に平滑用コンデンサC2を接続している。上記ダイオードD2のカソードに第2スイッチング素子の一例としての第2トランジスタQ2のエミッタを接続し、第2トランジスタQ2のコレクタにダイオードD3のアノードを接続し、そのダイオードD3のカソードを弁コイルL1の一端に接続している。
上記ダイオードD1,平滑用コンデンサC1,電源トランス4およびスイッチング電源5で直流高電圧V2を出力する高圧直流電源を構成し、ダイオードD2,平滑用コンデンサC2,電源トランス4およびスイッチング電源5で直流低電圧V3を出力する低圧直流電源を構成しており、電源トランス4およびスイッチング電源5は、高圧直流電源と低圧直流電源で共用している。上記ダイオードD1と平滑用コンデンサC1により整流され平滑にされて得られる直流高電圧V2は+15Vであり、ダイオードD2と平滑用コンデンサC2により整流され平滑にされて得られる直流低電圧V3は+4Vである。
また、上記制御部1は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなり、第1,第2トランジスタQ1,Q2のオンオフを制御する制御信号G1,G2を出力する。上記制御部1からの制御信号G1,G2は、それぞれ第1,第2トランジスタQ1,Q2のベースに接続されている。
また、上記スイッチ回路2からの膨張弁駆動信号が一端に接続された電動膨張弁3の他端を上記ダイオードD1のカソードに接続しており、スイッチ回路2からの膨張弁駆動信号がハイレベル(オフ状態)からローレベル(オン状態)になると、ダイオードD1側から電動膨張弁3を介してスイッチ回路2の出力端子に電流が流れる。この電動膨張弁3は、印加されるパルス数を制御することによって、開度が調整される。
図2は、上記電源制御装置の動作を説明するためのタイミング図を示しており、図2(a)は電磁四方弁6の切換時のコイル電流、図2(b)は第1トランジスタQ1の電流、図2(c)は第2トランジスタQ2の電流、図2(d)は保持電源(V3電圧)、図2(e)は第1トランジスタQ1のオンオフ動作、図2(f)は第2トランジスタQ2のオンオフ動作を示している。
図2に示すように、第1トランジスタQ1をオンすると、直流高電圧V2(+15V)が電磁四方弁6の弁コイルL1に印加され、弁コイルL1に流れる電流は、なだらかに増加しながら一定の動作電流(1A)となる。そして、第1トランジスタQ1をオンしてから時間t1経過した後、第1トランジスタQ1をオフすると、図2(a)に示すように、電磁四方弁6のコイル電流はなだらかに減少していく。この第1トランジスタQ1がオンしている時間t1は、電磁四方弁6が確実に作動する時間を設定する。
そして、上記第1トランジスタQ1をオフしてから所定時間t2経過した後、第2トランジスタQ2をオンすると、直流低電圧V3(+4V)が電磁四方弁6の弁コイルL1に印加される。このときの電磁四方弁6のコイル電流は、切換動作時の動作電流1Aよりも低い0.4A程度となっており、図2(c)に示すように、オンした第2トランジスタQ2には過大な電流が流れることなく、すぐに0.4Aから保持電流である0.2A程度となる。上記所定時間t2は、ダイオードD4を介して電磁四方弁6の弁コイルL1に流れる回生電流が電磁四方弁6の保持電流よりも小さくなる前に第2トランジスタQ2をオンするように設定する。
また、図3(a)は電動膨張弁3の消費電力を示し、図3(b)は電磁四方弁6の消費電力を示している。図3(b)に示すように、第1トランジスタQ1がオンしたときの電磁四方弁6の消費電力は13Wであり、その後の無通電時間と第2トランジスタQ2がオンしたときの電磁四方弁6の消費電力は0.8Wである。そして、電動膨張弁3は、第1トランジスタQ1がオンした期間を除いて動作可能であり、動作時の消費電力は6Wである。
また、図4は上記電力制御装置の制御部1の電磁四方弁6の駆動制御処理を説明するためのフローチャートを示し、図5は上記電力制御装置の制御部1の電動膨張弁3の駆動制御処理を説明するためのフローチャートを示している。
以下、上記制御部1の動作を図4,図5に従って説明する。なお、上記電磁四方弁6の駆動制御処理および電動膨張弁3の駆動制御処理は、運転中は常に繰り返し行われる。
まず、電磁四方弁6の駆動制御処理がスタートすると、図4に示すステップS1で電磁四方弁6に通電要求が有るか否かを判定して、電磁四方弁6に通電要求が有ると判定すると、ステップS2に進む一方、電磁四方弁6に通電要求がないと判定すると、ステップS11に進み、第1,第2トランジスタQ1,Q2をオフにし、無通電フラグをリセットして、この処理を終了する。
ここで、電磁四方弁6を通電するのは、空気調和機が暖房運転を行う場合であり、冷房運転時は、電磁四方弁6には通電を行わないが、電磁四方弁6の動作は逆であってもよい。
次に、ステップS2では、第1トランジスタQ1がオンか否かを判定して、第1トランジスタQ1がオンしていると判定すると、ステップS7に進む一方、第1トランジスタQ1がオンしていないと判定すると、ステップS3に進む。
次に、ステップS3で第2トランジスタQ2がオンか否かを判定して、第2トランジスタQ2がオンしていると判定すると、この処理を終了する一方、第2トランジスタQ2がオンしていないと判定すると、ステップS4に進む。
そして、ステップS4で無通電フラグがセットされているか否かを判定して、無通電フラグがセットされていると判定すると、ステップS9に進む一方、無通電フラグがセットされていないと判定すると、ステップS5に進む。
次に、ステップS5で電動膨張弁の駆動終了信号が有るか否かを判定して、電動膨張弁の駆動終了信号が有ると判定すると、ステップS6に進み、第1トランジスタQ1をオンし、タイマT1をスタートして、この処理を終了する。このタイマT1の計時時間はt1である。
一方、ステップS2で第1トランジスタQ1がオンしていると判定して、ステップS7に進むと、タイマT1の計時が終了か否かを判定して、タイマT1の計時が終了していると判定すると、ステップS8に進み、第1トランジスタQ1をオフにし、タイマT2をスタートさせ、さらに無通電フラグをセットして、この処理を終了する。一方、ステップS7でタイマT1の計時が終了していないと判定すると、この処理を終了する。
また、ステップS4で無通電フラグがセットされていると判定して、ステップS9に進むと、タイマT2の計時が終了か否かを判定する。そして、ステップS9でタイマT2の計時が終了していると判定すると、ステップS10に進み、第2トランジスタQ2をオンして、この処理を終了する一方、ステップS9でタイマT2の計時が終了していないと判定すると、この処理を終了する。このタイマT2の計時時間はt2である。
次に、電動膨張弁3の駆動制御処理がスタートすると、図5に示すステップS21で電動膨張弁3の現在開度と目標開度が異なっているか否かを判定して、電動膨張弁3の現在開度と目標開度が異なっていると判定すると、ステップS22に進む一方、電動膨張弁3の現在開度と目標開度が異なっていないと判定すると、この処理を終了する。
次に、ステップS22で電磁四方弁6に通電要求が有るか否かを判定して、電磁四方弁6に通電要求が有ると判定すると、ステップS24に進む一方、電磁四方弁6に通電要求がないと判定すると、ステップS23に進み、電動膨張弁3の通電を開始し、電動膨張弁3の駆動終了信号を出力しない。
一方、ステップS24では、電動膨張弁3が通電中か否かを判定して、電動膨張弁3が通電中でないと判定すると、この処理を終了する一方、電動膨張弁3が通電中であると判定すると、ステップS25に進み、電動膨張弁3の通電を終了し、電動膨張弁3の駆動終了信号を出力して、この処理を終了する。
このように、上記電源制御装置によれば、第1,第2トランジスタQ1,Q2を制御する制御部1によって、まず、第2トランジスタQ2をオフした状態で第1トランジスタQ1をオンすることにより、電磁四方弁6に直流高電圧V2が第1トランジスタQ1を介して電磁四方弁6の弁コイルL1に印加されて弁コイルL1に電流が流れて、電磁四方弁6を作動させる。その後、時間t1が経過して、弁コイルL1に流れる電流が安定してから第1トランジスタQ1をオフにすると、弁コイルL1に並列に接続されたダイオードD4により逆起電力が生じることなく、ダイオードD4を介して弁コイルL1に回生電流が流れて、回生電流は徐々に小さくなる。そして、上記ダイオードD4を介して弁コイルL1に流れる回生電流が保持電流以下になる前であって、第1トランジスタQ1のオフから所定時間t2後に、第2トランジスタQ2をオンする。そうすることによって、直流低電圧V3が第2トランジスタQ2を介して弁コイルL1に印加されて保持電流が流れ、電磁四方弁6が保持されると共に、第2トランジスタQ2のオン時に過大な電流が流れることがない。したがって、上記第2トランジスタQ2および低圧直流電源の小容量化ができ、小型化とコスト低減を図ることができる。
また、上記実施の形態では、電磁四方弁6の弁コイルL1に直流高電圧V2を他の負荷として電動膨張弁3が接続されているが、制御部1は、第1トランジスタQ1またはスイッチ回路2のいずれか一方のみをオンするので、直流高電圧V2が同時に2つの負荷に印加されることがないので、高圧直流電源の小容量化ができ、小型化と低コスト化ができる。
また、上記制御部1によりスイッチ回路2よりも第1トランジスタQ1を優先してオンすることによって、電動膨張弁3に直流高電圧V2が印加されている場合であっても、必要なときは電動膨張弁3への印加を止めて電磁四方弁6の弁コイルL1に直流高電圧V2を優先的に印加することができる。
また、上記構成の空気調和機によれば、スイッチング素子や電源部の小容量化ができ、小型化と低コスト化ができる空気調和機を実現することができる。
上記実施の形態では、マイクロコンピュータを用いた制御部1により、第1,第2トランジスタQ1,Q2およびスイッチ回路2を制御したが、論理回路や遅延回路を用いて第1,第2トランジスタQ1,Q2およびスイッチ回路2を制御してもよい。
また、上記実施の形態では、電源制御装置を用いた空気調和機について説明したが、電源制御装置はこれに限らず、インダクタンス成分を有する負荷の電源供給を制御するものであれば、この発明を適用することができる。
図1はこの発明の実施の一形態の電源制御装置を用いた空気調和機の要部の構成図である。 図2(a)は電磁四方弁の切換時のコイル電流を示す図であり、図2(b)は第1トランジスタの電流を示す図であり、図2(c)は第2トランジスタの電流を示す図であり、図2(d)は保持電源(V3電圧)を示す図であり、図2(e)は第1トランジスタのオンオフ動作を示す図であり、図2(f)は第2トランジスタのオンオフ動作を示す図である。 図3(a)は電動膨張弁の消費電力を示す図であり、図3(b)は電磁四方弁の消費電力を示す図である。 図4は上記電力制御装置の制御部1の電磁四方弁の駆動制御処理を説明するためのフローチャートである。 図5は上記電力制御装置の制御部1の電動膨張弁の駆動制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…制御部、
2…スイッチ回路、
3…電動膨張弁、
4…電源トランス、
5…スイッチング電源、
6…電磁四方弁、
D1〜D4…ダイオード、
C1,C2…平滑用コンデンサ、
Q1…第1トランジスタ、
Q2…第2トランジスタ、
T1…第1タイマ、
T2…第2タイマ。

Claims (5)

  1. 直流高電圧を出力する高圧直流電源と、
    上記高圧直流電源の直流高電圧よりも低い直流低電圧を出力する低圧直流電源と、
    上記高圧直流電源からの直流高電圧をオンオフする第1スイッチング素子(Q1)と、
    上記低圧直流電源からの直流低電圧をオンオフする第2スイッチング素子(Q2)と、
    上記高圧直流電源から直流高電圧が上記第1スイッチング素子(Q1)を介して印加され、上記低圧直流電源から直流低電圧が上記第2スイッチング素子(Q2)を介して印加されるインダクタンス成分を有する第1負荷(6)と、
    上記第1負荷(6)に並列に接続され、上記第1負荷(6)に生じる逆起電力を吸収する逆起電力吸収素子(D4)と、
    上記第2スイッチング素子(Q2)をオフした状態で上記第1スイッチング素子(Q1)をオンして上記高圧直流電源から上記第1負荷(6)に電流を流し、上記第1負荷(6)に流れる電流が安定してから上記第1スイッチング素子(Q1)をオフし、上記第1スイッチング素子(Q1)のオフから所定時間経過した後に上記第2スイッチング素子(Q2)をオンして上記低圧直流電源から上記第1負荷(6)に電流を流すように、上記第1,第2スイッチング素子(Q1,Q2)を制御する制御部(1)とを備え
    上記第1負荷(6)は、電磁コイルを用いた作動装置であって、
    上記制御部(1)は、上記第2スイッチング素子(Q2)をオフした状態で上記第1スイッチング素子(Q1)をオンして上記高圧直流電源からの直流高電圧を上記電磁コイルに印加することにより上記作動装置を作動させた後、上記第1スイッチング素子(Q1)をオフすることにより上記逆起電力吸収素子(D4)を介して上記電磁コイルに流れる回生電流が上記電磁コイルの保持電流以下になる前に、上記第2スイッチング素子(Q2)をオンして上記低圧直流電源からの直流低電圧を上記電磁コイルに印加することにより、上記作動装置の作動状態を保持することを特徴とする電源制御装置。
  2. 請求項1に記載の電源制御装置において、
    上記高圧直流電源からの直流高電圧をオンオフする第3スイッチング素子(2)と、
    上記第3スイッチング素子(2)がオンすることにより上記高圧直流電源から直流高電圧が印加される第2負荷(3)とを有し、
    上記制御部(1)は、上記第1スイッチング素子(Q1)または上記第3スイッチング素子(2)のいずれか一方のみをオンするように、上記第1, 第3スイッチング素子(2)を制御することを特徴とする電源制御装置。
  3. 請求項に記載の電源制御装置において、
    上記制御部(1)は、上記第3スイッチング素子(2)よりも上記第1スイッチング素子(Q1)を優先してオンすることを特徴とする電源制御装置。
  4. 請求項2または3に記載の電源制御装置を用いた空気調和機であって、
    上記第2負荷(3)が電気式膨張弁であることを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の電源制御装置を用いた空気調和機であって、
    上記第1負荷(6)が四方弁であることを特徴とする空気調和機。
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