JP4232029B2 - Rfidタグ及び該タグを備えるコンクリート試験片並びにコンクリート品質管理用rfidシステム - Google Patents

Rfidタグ及び該タグを備えるコンクリート試験片並びにコンクリート品質管理用rfidシステム Download PDF

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Description

本発明は、実装されたICチップに対して非接触でデータの読み書きを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムに関し、特に、コンクリート試験片に取り付けるRFIDタグ及び該タグが取り付けられたコンクリート試験片並びにコンクリート品質管理用RFIDシステムに関する。
建築材料として広く用いられるコンクリートは、コンクリート敷設時に同一材料で形成されたコンクリートブロックの試験片を用いてJISに基づく圧縮強度試験が実施され、その品質が確認される。例えば、JIS1132では、コンクリート強度試験用供試体(以下、コンクリート試験片と称する。)の作り方が定められており、コンクリート試験片や型枠の寸法、精度、表面の平面度、キャッピング方法等について詳細に規定されている。
具体的には、コンクリート試験片の高さは直径の2倍以上、直径は粗骨材の最大寸法の3倍以上とされ、径の標準寸法は10cm、12.5cm、15cmでその寸法差は径は0.5%以内、高さは5%以内、角度は90°±0.5°以内と定められている。また、コンクリートは2層以上に分けて入れ、突き棒を用いて10cmに1回以上の割合で突き固め、コンクリート試験片の上面は研削又はキャッピングを行うと定められている。
このキャッピングの方法としては、セメントペーストキャッピングとアンボンドキャッピングとがあり、セメントペーストキャッピングは、ベースとなるコンクリート上部に所定の水セメント比のセメントペーストを盛り、その上に薄紙やプラスチックの薄板を挟んで厚さ6mm以上のガラスを押しつける方法であり、アンボンドキャッピングは、こて仕上げしたままの状態の試験片にゴムパッドを挿入した鋼製キャップを被せる方法である。従来はセメントペーストキャッピングが広く用いられていたが、アンボンドキャッピングでは、鋼製キャップを被せるだけでセメントペーストキャッピングと同等の圧縮強度試験結果が得られることから近年使用されるようになってきている(例えば下記特許文献1)。
このようにJISに基づいて製作されたコンクリート試験片を用いて圧縮強度試験を行う場合、所定の期間養生した後、養生槽からコンクリート試験片を取り出して圧縮強度試験が行われるため、コンクリート試験片を容易に識別できるように、従来はコンクリート試験片の表面にペンキ等でマークを付けていた。
特開平11−201881号公報(第6−20頁、第1図)
しかしながら、ペンキ等のマークで表示可能な情報は資料No等に限られ、コンクリートの品質や圧縮強度試験に関連する多くの情報を記載することはできない。また、コンクリート試験片の表面にマーキングする方法では、養生中に剥げてしまったり、汚染等により読み取りが困難となる場合もある。
一方、近年、ICチップを備えたタグとリーダ/ライタ(又はリーダ)との間でデータの交信を行うRFIDシステムが普及している。このRFIDシステムは、タグ及びリーダ/ライタの各々に備えたアンテナを用いてデータの交信を行うため、タグをリーダ/ライタから数cm乃至数十cm離しても通信可能であり、汚れ等に強いという特徴から様々な分野に利用されるようになってきており、上記コンクリート試験片の管理に用いることもできる。
例えば、タグをコンクリート試験片の表面に張り付ければタグのICチップに豊富な情報を記録することはできるが、通常、タグは表面が平滑なプラスチックフィルム等で覆われているため、単にタグをコンクリート試験片に張り付けるだけでは、取り扱い中にタグが剥がれてしまう可能性がある。
一方、コンクリートブロック内部にRFID用タグを埋め込んでコンクリート試験片を識別する方法も考えられるが、上述したようにコンクリートブロックは突き棒で突き固めながら製作されるため、突き固め中に破損したり、タグを埋設させることによりコンクリート試験片の強度が変化するといった問題が生じる。
また、コンクリートは強アルカリ溶液を含んでいるため、タグはアルカリ耐性の高い構造としなければならず、更に、コンクリート試験片は所定期間、養生した後に圧縮強度試験を行うため、養生期間中にタグの共振周波数が変化して情報の読み取りができなくなることがないように配慮しなければならない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、コンクリート試験片の表層部に取り付けて使用することができるRFID用タグ及び該タグが取り付けられたコンクリート試験片並びにコンクリート品質管理用RFIDシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のRFIDタグは、電磁誘導又は電磁結合を利用して非接触でデータの交信を行うRFIDタグであって、前記RFIDタグの共振回路を構成するアンテナコイルは、絶縁性フィルム上の銅箔又はアルミニウム箔をエッチングして形成、又は、前記絶縁フィルム上に銅線を配設して形成されたものであり、前記RFIDタグは、コンクリート試験片の上面、下面又は側面の表層部に取り付けて使用され、少なくとも前記RFIDタグの前記コンクリート試験片取り付け面側に多孔質部材が配設され、前記多孔質部材の孔にコンクリートを侵入させることにより、前記RFIDタグが前記コンクリート試験片に固定されるものである。
また、本発明は、電磁誘導又は電磁結合を利用して非接触でデータの交信を行うRFIDタグであって、前記RFIDタグの共振回路を構成するアンテナコイルは、絶縁性フィルム上の銅箔又はアルミニウム箔をエッチングして形成、又は、前記絶縁フィルム上に銅線を配設して形成されたものであり、前記RFIDタグは、コンクリート試験片の上面、下面又は側面の表層部に取り付けて使用され、前記アンテナコイルは、前記絶縁性フィルムの外周部分に形成され、前記アンテナコイルの内側領域には、前記絶縁性フィルム又は前記絶縁性フィルムとその外面に設けられる保護部材とを貫通する孔を有し、前記孔にコンクリートを侵入させることにより、前記RFIDタグが前記コンクリート試験片に固定され、前記RFIDタグは、前記コンクリート試験片に取り付け、所定期間、養生した状態で所望の共振周波数となるように、予め前記所望の共振周波数よりも高い共振周波数で形成されるものである。
また、本発明においては、前記RFIDタグは、前記コンクリート試験片に取り付け、所定期間、養生した状態で所望の共振周波数となるように、予め前記所望の共振周波数よりも高い共振周波数で形成される構成とすることもできる。
このように、コンクリート試験片の上面、下面又は側面の表層部に取り付けるRFIDタグのアンテナコイルを絶縁性フィルム上の銅箔又はアルミニウム箔をエッチング、又は、絶縁フィルム上に銅線を配設して形成し、アンテナコイル内側部分に絶縁性フィルム又は絶縁性フィルムとその外面の保護部材とを貫通する貫通孔を設けたり、少なくともコンクリート試験片取り付け面側に多孔質部材を配置し、取り付け時に貫通孔や多孔質部材の微細な孔にコンクリートを侵入させることにより、タグをコンクリート試験片表層部に強固に固定することができる。また、RFIDタグをコンクリート試験片の表層部に取り付けることにより、電波を吸収又は減衰させるコンクリートの影響を抑制し、また、コンクリートの圧縮強度を正確に測定することができ、更に、タグの共振回路の共振周波数を予め高めに設定することにより、RFIDタグをコンクリート試験片に取り付けて所定期間養生した状態で所望の共振周波数となるようにすることができ、これにより通信距離の低下を防止してタグの情報を確実に読み取ることができる。
以上説明したように、本発明のRFIDタグ及び該タグを埋設したコンクリート試験片並びにコンクリート品質管理システムによれば下記記載の効果を奏する。
本発明の第1の効果は、コンクリート試験片の管理に用いるタグを確実に動作させることができ、また、コンクリートの圧縮強度を正確に測定することができるということである。
その理由は、タグをコンクリートの内部に埋設するのではなく、上面、下面又は側面の表層部に取り付けるため、電波を吸収又は減衰させるコンクリートの影響を抑制して作動距離の低下を防止することができるからであり、また、コンクリート圧縮試験結果の低下やばらつきを抑えることができるからである。
また、本発明の第2の効果は、タグをコンクリートブロック試験片に強固に固定することができるということである。
その理由は、アンテナコイル内側領域に絶縁性フィルム又は絶縁性フィルムとその外面の保護部材とを貫通する貫通孔を設けたり、少なくともコンクリート試験片取り付け面側に発泡ポリウレタンや不織布シートなどの多孔質部材を配設し、貫通孔や多孔質部材の微細な孔にコンクリートを侵入させて固定しているからである。
また、本発明の第3の効果は、コンクリート試験片を所定期間、養生した状態でも、タグの情報を確実に読み取ることができるということである。
その理由は、共振回路の共振周波数を予め高めに設定しておき、コンクリート試験片を所定期間、養生した状態で所望の共振周波数にすることができるため、共振周波数の変化に伴う通信距離の低下を防止することができるからである。
また、本発明の第4の効果は、圧縮強度試験に関連する情報を有効に利用し、コンクリートの品質管理を行うことができるということである。
その理由は、受注番号等の注文情報や採取日、試験日、圧縮強度試験データ等の圧縮強度試験に関連する情報をサーバに送信してデータベース化することにより、通信ネットワークを用いてこれらの情報を閲覧することができ、コンクリートの品質管理に役立てることができるからである。
本発明に係るRFIDタグは、その好ましい一実施の形態において、プラスチックフィルム等の絶縁性フィルム上の銅箔、アルミニウム箔を渦巻き状にエッチング、又は絶縁性フィルム上に銅線を配設してアンテナコイルを形成すると共に共振回路の共振周波数を予め高めに設定し、更にアンテナコイル内側領域に絶縁性フィルム又は絶縁性フィルムとその外面に設けられるラミネートフィルムなどの保護部材とを貫通する孔を設けたり、少なくともコンクリート試験片取り付け面側に発泡ポリウレタンや不織布シートなどの多孔質部材を配設し、このRFIDタグをコンクリート試験片の上面、下面又は側面の表層部に取り付けて使用することを特徴としている。このような構造とすることにより、貫通孔や多孔質部材の微細な孔にコンクリートを侵入させてタグをコンクリート試験片表層部に強固に固定することができる。また、RFIDタグをコンクリート試験片の表層部に取り付けることにより、電波を吸収又は減衰させるコンクリートの影響を抑制し、また、コンクリートの圧縮強度を正確に測定することができ、更に、共振回路の共振周波数を予め高めに設定することにより、RFIDタグをコンクリート試験片に取り付けて所定期間、養生した状態で所望の共振周波数にすることができ、通信距離の低下を防止することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係るコンクリート試験片表層部に取り付けるRFIDタグ及びコンクリート試験片の製造方法について、図1乃至図11を参照して説明する。図1は、本発明のRFIDシステムの構成を示す図であり、図2乃至図4は、本実施例のRFIDタグの構造を模式的に示す図、図5は、RFIDタグをコンクリート試験片に取り付けた状態を示す図である。また、図6乃至図9は、コンクリート試験片表層部にタグを取り付ける方法を示す工程図であり、図10及び図11は、コンクリート試験片の養生時間と共振周波数及び通信距離との相関を示す図である。
図1に示すように、本実施例のRFIDシステム1は、リーダ/ライタ用アンテナ4を用いてデータの交信を行うリーダ/ライタ3と、コンクリートの敷設時に同時に形成されるコンクリート試験片5と、コンクリート試験片5表層部に取り付けられる平板状のタグ2(図1(a)は上面の表層部に取り付けた場合、図1(b)は側面の表層部に側面に沿って湾曲させて取り付けた場合を示している。)とからなり、リーダ/ライタ3には、送受信信号を変換するための受信回路3a及び送信回路3bと、送受信信号をデコードするためのCPU3cとを備え、タグ2の共振周波数とリーダ/ライタ用アンテナ4の共振周波数をキャリア周波数に合わせることによりデータの交信が行われる。
また、図2に示すように、本実施例のタグ2は、例えば、可撓性のあるプラスチックフィルム等の絶縁性フィルムからなるベース2bに接着された銅箔、アルミニウム箔などを渦巻き状にエッチングして形成、又は、絶縁性フィルム上に渦巻き状の銅線を配設して形成したアンテナコイル2aと、ベース2bの所定の位置に形成されるコンデンサ(ICチップに容量が内蔵されている場合は必ずしも必要ではない。)とで構成される共振回路と、データの記憶、演算処理を行うICチップとを備えている。
ここで、コンクリートには強アルカリ溶液が含まれており、アンテナコイル2aがコンクリートに直接接触すると腐食される恐れがあることから、更にタグ2の表裏面をPETやPE等のプラスチックフィルムを用いてラミネート加工したり、アンテナコイル2aを強アルカリに対する耐久性の高い圧延銅箔などを用いて製作してもよい。なお、タグ2を保護する部材や構造、アンテナコイル2aの材料、その形成方法などは上記記載に限定されるものではない。
また、タグ2をコンクリート試験片5表層部に取り付けた後に容易に離脱しないようにする必要がある。そこで、図2に示すように、アンテナコイル2a内側の所定の部分(ここでは中央部)にベース2bを貫通する所定の大きさの孔2cを設けている。なお、図2では説明を容易にするために孔2cを1つ設けた構造を示しているが、孔2cの形状や大きさ、数量は任意であり、例えば、図3に示すように微小な孔2cを多数設けてもよい。また、図4に示すように、タグ2を発泡ポリウレタンや不織布シートなどの多孔質部材9で覆ったり、ベース2bの下面(コンクリート試験片5側の面)に多孔質部材9を配置してもよい。
そして、図2に示す構造のタグ2をコンクリート上に設置し適度な力で押し付け、図5(a)に示すように、ベース2bに設けた孔2cにコンクリートを侵入させることにより、タグ2の裏面及び外側面のみならず内側面もコンクリートに接触させて、タグ2をコンクリート試験片5に強固に固定している。また、図4に示す構造のタグ2を同様にコンクリート上に設置し適度な力で押し付け、図5(b)に示すように、多孔質部材9の微細な孔9aにコンクリートを侵入させることにより、タグ2をコンクリート試験片5に強固に固定している。また、タグ2をコンクリート試験片5の側面に取り付ける場合は、コンクリートの荷重によってベース2bに設けた孔2cや多孔質部材9の微細な孔9aにコンクリートを侵入させることにより、タグ2をコンクリート試験片5に強固に固定している。
なお、図2乃至図4では、円板状のベース2bの外周部分に導体を配置してリング状のアンテナコイル2aを形成しているが、タグ2の形状は図の構成に限定されず、ベース2bやアンテナコイル2aを矩形状等にしてもよい。
そして、上記構造のタグ2をコンクリート試験片5表層部に取り付けるが、その際、コンクリートが固まるに従ってコンクリートの状態(例えば、水分量、密度、強度など)が変化し、それに伴ってタグ2の共振周波数や通信距離が変動することが予想される。そこで、複数のテストピースの中から無作為に3つのテストピースを抽出し、タグ2をコンクリート試験片5表層部に取り付けた後、時間の経過と共に共振周波数や通信距離がどのように変化するかを調べた。その結果を図10及び図11に示す。
図10及び図11より、養生時間の経過と共にいずれのテストピースでも共振周波数は小さくなり、それに伴って通信距離も小さくなることが分かった。そこで、本実施例では、共振回路の共振周波数をキャリア周波数に合わせて設計するのではなく、タグ2のアンテナコイル2aの巻き数や面積を調整したり、アンテナコイル2aの磁束通過面の一部を遮るように導電性材料の箔や板を設けたり、導電性塗料を印刷することによって予め共振周波数を高めに設定しておき、コンクリート試験片5を所定期間、養生した状態で所望の共振周波数となるようにし、これにより通信距離の低下を抑えてタグ2の情報が確実に読み取れるようにしている。
次に、上記構造のタグ2が表面に取り付けられたコンクリート試験片5の製造方法について、図面を参照して説明する。図6はアンボンドキャッピングを用いる場合のタグ2の取り付け方法の一部を示す工程図であり、左は斜視図、右は断面図である。
まず、図6(a)に示すように、型枠6内の所定の位置まで突き棒でつき固めながらベースとなるコンクリート5aを流し込む。このコンクリート5aは1回で流し込んでも複数回に分けて流し込んでも良い。次に、図6(b)に示すように、コンクリート5aの表面をこて等を用いて平坦にした後、コンクリート5aの上に、図2乃至図4の構造のタグ2を配置する。その際、タグ2の位置が中心からずれると圧縮強度試験の結果に誤差が生じることが考えられるため、極力中心に設置することが好ましい。次に、図6(c)に示すように、タグ2がコンクリート5aに完全に埋没しない程度にタグ2をコンクリート試験片5内に押しつけて、タグ2の孔2c又は多孔質部材9の微細な孔9aにコンクリート5aを侵入させる。その後、図6(d)に示すように、コンクリート5a上部にゴムパッド7を介して鋼製キャップ8を被せてコンクリート試験片5が形成される。
このような方法を用いることにより、タグ2は少なくとも裏面と外側面と孔2cの内側面とでコンクリート5aに固定されるため、単純なフィルム状のタグを貼り付ける場合に比べて、遙かに強固に固定することができる。なお、図6(c)の状態でコンクリート5aとタグ2の面を揃えているが、コンクリート5aの表面がタグ2よりも低くなるようにしてもよいし、コンクリート5aが孔2cから迫り出してタグ2の表面側に多少拡がるようにしてもよく、後者のようにすれば、更に強固に固定することができる。
ここで、コンクリートの圧縮強度試験はタグ2を取り付けた状態で行うため、コンクリート5a表層部にタグ2が存在することによって圧縮強度の測定値が変動する場合がある。その場合は、型枠6に流し込むコンクリートをキャッピングコンクリートとベースとなるコンクリートに分け、キャッピングコンクリートをベースとなるコンクリートよりも圧縮強度の弱い材料を用いることにより圧縮強度試験の精度を高めることができる。
具体的には、図7(a)に示すように、型枠6内の所定の位置まで、突き棒でつき固めながらコンクリート5aを流し込み、続いて、図7(b)に示すように、その上に更にキャッピングコンクリート5b(例えば、セメントと粗骨材と水の配合を調整して圧縮強度を弱くしたコンクリート)を流し込む。次に、図7(c)に示すように、キャッピングコンクリート5bの上にタグ2を配置し、図7(d)に示すように、タグ2がキャッピングコンクリート5bに完全に埋没しない程度にタグ2をコンクリート試験片5内に押しつけて、タグ2の孔2c又は多孔質部材9の微細な孔9aにキャッピングコンクリート5bを侵入させる。その後、所定の厚さのガラスを取り付けてコンクリート試験片5を形成する。
このように、コンクリート試験片5をベースとなるコンクリート5aとキャッピングコンクリート5bの2層構造とすることにより、コンクリート試験片5の圧縮強度の値はベースとなるコンクリート5aの部分により決定されるため、タグ2が取り付けることによる圧縮強度の変動を防止することができる。また、キャッピングコンクリート5b上部に鋼製キャップ8を被せず、ガラスを取り付けることにより、タグ2を目視することが可能となり、錯誤や取り違えなどの不具合を防止し、コンクリート試験片5を確実に管理することができるという効果も得られる。
また、図8(a)に示すように、型枠6内の略中央の位置まで、突き棒でつき固めながらコンクリート5aを流し込み、図8(b)に示すように、型枠6の内側面にタグ2を配置し、図8(c)に示すように、型枠6の上部まで、再度コンクリート5aを流し込んで、コンクリート5aの荷重でタグ2の孔2c又は多孔質部材9の微細な孔9aにコンクリート5aを侵入させたり、図9(a)に示すように、型枠6内の略中央の位置まで、一旦コンクリート5aを流し込み、続いて、図9(b)に示すように、型枠6の上部まで、再度コンクリート5aを流し込んだ後、図9(c)に示すように、専用の治具、工具を用いて型枠6の内側面にタグ2を配置し、コンクリート5aの荷重でタグ2の孔2c又は多孔質部材9の微細な孔9aにコンクリート5aを侵入させることによって、タグ2をコンクリート試験片5の側面に取り付けることができる。
次に、本発明の第2の実施例に係るコンクリート品質管理用RFIDシステムについて、図12及び図13を参照して説明する。図12は、本実施例に係るコンクリート品質管理用RFIDシステムの構成を模式的に示す図であり、図13は、その管理手順を示すフローチャート図である。
前記した第1の実施例では、コンクリートブロック試験片5表層部に取り付けるタグ2の構造及びコンクリートブロック試験片5の製造方法について説明したが、本発明の構成では、タグ2のICチップに豊富な情報を書き込むことができ、また、リーダ/ライタ3で読み取った情報をそのまま通信ネットワークを介してサーバに記憶してデータベースとして利用することができる。そこで、本実施例では、本発明のタグ2を取り付けたコンクリート試験片のデータを管理するシステムを構築し、コンクリートの品質管理を可能としている。
具体的には、図12に示すように、本実施例のコンクリート品質管理システム10は、コンクリートの敷設及びコンクリート試験片5表層部に本発明のタグ2を取り付けるプラント11と、コンクリート試験片5を用いて圧縮強度試験を行う試験室12と、注文情報やコンクリート試験片の識別情報、圧縮強度試験データ等の情報を記憶する管理サーバ13と、該情報を利用する顧客14とが通信ネットワーク15を介して接続されている。また、プラント11及び試験室12にはリーダ/ライタ3を備えている。なお、リーダ/ライタ3で読み取ったタグ2の情報が自動的に管理サーバ13に送信され、管理サーバ13でこれらの情報を関連付けて記憶する構成としてもよい。
このような構成のシステムを用いたコンクリートの品質管理手順について図13を参照して説明する。まず、プラント11は、納品書に印刷されているバーコードより受注番号を取得し、一方、リーダ/ライタ3を用いてタグ2からID番号を取得し、受注番号とタグIDとの対応付けを行い(ステップS101)、その情報をサーバ13に登録する(ステップS102)。その後、コンクリートの敷設を行う際に、前記した第1の実施例で示す構造のタグ2を上述した方法を用いてコンクリート試験片5表層部に取り付ける(ステップS103)。
次に、プラント11からコンクリート試験片5を回収した試験室12では、リーダ/ライタ3を用いてタグ2に記録されている情報を読み取った後(ステップS104)、現場Noや採取日、試験日等の情報をコンクリート試験片5に印刷する(ステップS105)。次に、JISで定められた期間養生した後(ステップS106)、印刷された情報を参照して養生槽からコンクリート試験片5を取り出し、タグ2に記録されている情報を読み取った後(ステップS107)、圧縮強度試験を実施する(ステップS108)。そして、圧縮強度試験データを通信ネットワーク15を介して管理サーバ13に送信する(ステップS109)。
一方、顧客14は予め与えられたID、パスワードを用いて管理サーバ13にアクセスし、管理サーバ13内に記憶された注文情報、RFIDタグ情報、圧縮強度試験データ等を読み出し(ステップS110)、コンクリートの品質管理を行う。
このように、本発明のコンクリート品質管理システム10では、コンクリートブロック試験片5表層部に取り付けたタグ2に豊富な情報を記録することができ、かつ、リーダ/ライタ3で読み取った情報をそのまま管理サーバ13に記憶することができるため、圧縮強度試験に関連する情報を簡単にデータベース化することができ、web上でこれらの情報を閲覧してコンクリートの品質管理に役立てることができる。
本発明のRFIDシステムの構成を模式的に示す図であり、(a)はタグをコンクリート試験片の上面に設置した場合、(b)はタグをコンクリート試験片の側面に設置した場合を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るRFIDタグの構造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はA−A′線における断面図である。 本発明の第1の実施例に係るRFIDタグの構造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はB−B′線における断面図である。 本発明の第1の実施例に係るRFIDタグの構造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はC−C′線における断面図である。 本発明の第1の実施例に係るRFIDタグをコンクリートに設置した状態を示す図であり、(a)は図2の構造のタグを設置した状態、(b)は図4の構造のタグを設置した状態を示す図である。 本発明の第1の実施例に係るコンクリート試験片の製造手順の一部を示す工程図(アンボンドキャッピング)である。 本発明の第1の実施例に係るコンクリート試験片の製造手順の一部を示す工程図(セメントペーストキャッピング)である。 本発明の第1の実施例に係るコンクリート試験片の製造手順(タグを側面に取り付ける場合)の一部を示す工程図である。 本発明の第1の実施例に係るコンクリート試験片の製造手順(タグを側面に取り付ける場合)の一部を示す工程図である。 RFIDタグをコンクリートに浸漬した時間と共振周波数との相関を示す図である。 RFIDタグをコンクリートに浸漬した時間と通信距離との相関を示す図である。 本発明の第2の実施例に係るコンクリート試験片管理システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施例に係るコンクリート試験片管理手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
1 RFIDシステム
2 タグ
2a アンテナコイル
2b ベース
2c 貫通孔
3 リーダ/ライタ
3a 受信回路
3b 送信回路
3c CPU
4 リーダ/ライタ用アンテナ
5 コンクリート試験片
5a コンクリート(ベース)
5b コンクリート(キャッピング)
6 型枠
7 ゴムパッド
8 鋼製キャップ
9 多孔質部材
9a 微細な孔
10 コンクリート試験片管理システム
11 プラント
12 試験室
13 管理サーバ
14 顧客
15 通信ネットワーク

Claims (3)

  1. 電磁誘導又は電磁結合を利用して非接触でデータの交信を行うRFIDタグであって、
    前記RFIDタグの共振回路を構成するアンテナコイルは、絶縁性フィルム上の銅箔又はアルミニウム箔をエッチングして形成、又は、前記絶縁フィルム上に銅線を配設して形成されたものであり、前記RFIDタグは、コンクリート試験片の上面、下面又は側面の表層部に取り付けて使用され
    少なくとも前記RFIDタグの前記コンクリート試験片取り付け面側に多孔質部材が配設され、前記多孔質部材の孔にコンクリートを侵入させることにより、前記RFIDタグが前記コンクリート試験片に固定されることを特徴とするRFIDタグ。
  2. 電磁誘導又は電磁結合を利用して非接触でデータの交信を行うRFIDタグであって、
    前記RFIDタグの共振回路を構成するアンテナコイルは、絶縁性フィルム上の銅箔又はアルミニウム箔をエッチングして形成、又は、前記絶縁フィルム上に銅線を配設して形成されたものであり、前記RFIDタグは、コンクリート試験片の上面、下面又は側面の表層部に取り付けて使用され、
    前記アンテナコイルは、前記絶縁性フィルムの外周部分に形成され、前記アンテナコイルの内側領域には、前記絶縁性フィルム又は前記絶縁性フィルムとその外面に設けられる保護部材とを貫通する孔を有し、前記孔にコンクリートを侵入させることにより、前記RFIDタグが前記コンクリート試験片に固定され
    前記RFIDタグは、前記コンクリート試験片に取り付け、所定期間、養生した状態で所望の共振周波数となるように、予め前記所望の共振周波数よりも高い共振周波数で形成されることを特徴とするRFIDタグ。
  3. 前記RFIDタグは、前記コンクリート試験片に取り付け、所定期間、養生した状態で所望の共振周波数となるように、予め前記所望の共振周波数よりも高い共振周波数で形成されることを特徴とする請求項1記載のRFIDタグ。
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