JP4231669B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関し、特に記録媒体の明度に応じて画像の濃度を設定する画像形成装置および画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速かつ低騒音を実現する画像形成装置として、電子写真方式を採用したものが知られている。複写機やレーザービームプリンタなどの電子写真方式による一般的な画像形成装置は、像担持体として、表面に感光層を有するドラム状やベルト状の感光体を備えている。そして、感光体の周囲には、感光層の移動方向に沿って順に、感光体を帯電させて感光性を与える帯電装置、感光体を露光して静電潜像を作る露光装置、潜像をトナーなどの現像剤で現像する現像装置、現像された像を記録媒体に転写する転写分離装置、感光体についたトナーを除去するクリーニング装置、感光体を除電する除電装置が配置されている。さらに、記録媒体の搬送方向における感光体の下流側には、感光ドラムから記録媒体に転写されたトナー像を融着して定着させる定着装置が設けられている。
【0003】
上記で使用する記録媒体としては、一般的に紙が使用され、画像形成装置に設けた給紙装置により上記した画像形成する部位に供給される。
【0004】
良好な視覚特性を提供する画像形成に係る従来技術に、特開平11−17947号公報が開示するところの画像形成方法及び画像形成装置(以下、従来例1)があった。従来例1では、測定した最小濃度および最大濃度に基づいて最小明度および最大明度を求め、求めた最小・最大明度間を均等に分割し、明度の分割の境界に対応する濃度を算出していた。従来例1では、画像信号の濃度を上記の明度の分割の境界に対応する濃度のいずれかに変換していた。従って、従来例1では、出力特性を視覚特性に適合させることにより、出力画像の高品位化を実現していた。
【0005】
記録媒体として用いる紙については、これまで各種の用紙が使用されており、用紙の違いを無視して画一的な画像形成条件を設定すると、用紙によっては画像品質に違いが生じたり、劣化する等の不具合があった。
【0006】
また、記録媒体として一般的に使われている紙は、各メーカーにより若干ではあるが明度に差が有る。また、近年、紙のリサイクル化が進んでいるため、この傾向が顕著化している。この様な紙を記録媒体として使用すると、あるいは、この様な紙が混在した状態で使用すると、画像部分の明度が一定であるのに対し、背景部分(記録媒体の地肌部分)の明度が変動するため、画像部分と背景部分の明度の比が記録媒体毎に異なってしまう。上記の明度の異なる記録媒体複数枚に渡る書類を作成した場合、大変見にくいものとなってしまい、目の疲労感が増大すると言う問題があった。
【0007】
従来例1記載の発明は、記録媒体ごとに明度のばらつきが有る場合において、記録媒体の明度に応じた明度の画像を形成する構成を有していなかった。
【0008】
上記のような問題を解決する従来技術として、特開2002−19189号公報が開示するところの画像形成装置及び画像形成方法(以下、従来例2)があった。従来例2では、記録媒体の明度と画像濃度に対応した明度との比が略一定となるように画像濃度を変更することにより、記録媒体ごとに明度のばらつきが生じた場合においても良好な階調画像の提供を可能にしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、記録媒体の明度に応じて、出力画像の高品位化を図ることを可能にするとともに、さらに出力画像の明度を柔軟に調節可能とした画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、階調画像を形成する画像形成装置であって、記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度より小さく設定し、記録媒体の明度が記録媒体の基準明度以上である場合、画像の最大濃度に対応した明度を、画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度に基づいて画像の最大濃度を設定する最大濃度設定手段と、最大濃度に対応した明度に基づいて画像の各階調の濃度を設定する階調濃度設定手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
また、請求項2記載の発明によれば、階調画像を形成する画像形成装置であって、記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度より小さく設定し、記録媒体の明度が記録媒体の基準明度より大きい場合、画像の最大濃度に対応した明度を、画像の最大濃度に対応した基準明度より大きく設定し、記録媒体の明度が記録媒体の基準明度と等しい場合、画像の最大濃度に対応した明度を、画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度に基づいて画像の最大濃度を設定する最大濃度設定手段と、最大濃度に対応した明度に基づいて画像の各階調の濃度を設定する階調濃度設定手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
また、請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、階調濃度設定手段は、記録媒体の明度と画像の最大濃度に対応した明度との間を各階調毎の明度差が略一定となるように分割し、各階調の明度に対応した濃度を設定することを特徴とする。
【0014】
また、請求項4記載の発明は、階調画像を形成する画像形成装置であって、記録媒体のL*** 色空間における明度指数L* が予め設定された記録媒体の基準明度指数より小さい場合、画像の最大濃度に対応したL*** 色空間における明度指数L* を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度指数より小さく設定し、記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が記録媒体の基準明度指数以上である場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、画像の最大濃度に対応した基準明度指数と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度指数L* に基づいて画像の最大濃度を設定する最大濃度設定手段と、最大濃度に対応した明度に基づいて画像の各階調の濃度を設定する階調濃度設定手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
また、請求項5記載の発明によれば、階調画像を形成する画像形成装置であって、記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が予め設定された記録媒体の基準明度指数より小さい場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度指数より小さく設定し、記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が記録媒体の基準明度指数より大きい場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、画像の最大濃度に対応した基準明度指数より大きく設定し、記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が記録媒体の基準明度指数と等しい場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、画像の最大濃度に対応した基準明度指数と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度指数L * に基づいて画像の最大濃度を設定する最大濃度設定手段と、最大濃度に対応した明度に基づいて画像の各階調の濃度を設定する階調濃度設定手段と、を有することを特徴とする。
【0017】
また、請求項6記載の発明によれば、請求項4又は5に記載の画像形成装置において、階調濃度設定手段は、記録媒体のL*** 色空間における明度指数L* と画像の最大濃度に対応したL*** 色空間における明度指数L* との間を各階調毎のL*** 色空間における明度指数L* の差が略一定となるように分割し、各階調のL*** 色空間における明度指数L* に対応した濃度を設定することを特徴とする。
【0018】
また、請求項7記載の発明は、階調画像を形成する画像形成装置であって、感光体と、感光体上にレーザビームを照射するレーザビーム発生部と、記録媒体の反射率を測定し、測定した反射率に基づいて記録媒体の明度を算出する明度測定部と、明度測定部により算出された記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度より小さく設定し、明度測定部により算出された記録媒体の明度が記録媒体の基準明度以上である場合、画像の最大濃度に対応した明度を画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度に基づいて画像の各階調の濃度に対応した明度を設定し、設定した明度に基づいて、画像の最大濃度および各階調の濃度を設定し、設定した画像の最大濃度および各階調の濃度に基づいて、レーザビーム発生部のレーザビーム出力を制御するレーザ制御部と、を有することを特徴とする。
【0019】
また、請求項8記載の発明は、階調画像を形成する画像形成装置であって、感光体と、感光体上にレーザビームを照射するレーザビーム発生部と、記録媒体の反射率を測定し、測定した反射率に基づいて記録媒体の明度を算出する明度測定部と、明度測定部により算出された記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度より小さく設定し、明度測定部により算出された記録媒体の明度が記録媒体の基準明度より大きい場合、画像の最大濃度に対応した明度を画像の最大濃度に対応した基準明度より大きく設定し、明度測定部により算出された記録媒体の明度が記録媒体の基準明度と等しい場合、画像の最大濃度に対応した明度を画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度に基づいて画像の各階調の濃度に対応した明度を設定し、設定した明度に基づいて、画像の最大濃度および各階調の濃度を設定し、設定した画像の最大濃度および各階調の濃度に基づいて、レーザビーム発生部のレーザビーム出力を制御するレーザ制御部と、を有することを特徴とする。
【0020】
また、請求項9記載の発明によれば、階調画像を形成する画像形成装置を用いる画像形成方法であって、記録媒体毎の明度を測定する明度測定工程と、明度測定装置により測定された記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度よりも小さな値である場合、画像の最大濃度に対応した明度を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度よりも小さな値に設定し、記録媒体の明度が記録媒体の基準明度以上である場合、画像の最大濃度に対応した明度を、画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度に基づいて画像の最大濃度を設定する最大濃度設定工程と、最大濃度に対応する明度の値に基づいて、各階調毎の明度の差が略一定となるように画像の濃度を設定する階調濃度設定工程と、記録媒体上に画像を形成する画像形成工程と、を有することを特徴とする。
【0021】
また、請求項10記載の発明によれば、階調画像を形成する画像形成装置を用いる画像形成方法であって、記録媒体毎の明度を測定する明度測定工程と、明度測定装置により測定された記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度よりも小さな値である場合、画像の最大濃度に対応した明度を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度よりも小さな値に設定し、記録媒体の明度が記録媒体の基準明度より大きい場合、画像の最大濃度に対応した明度を、画像の最大濃度に対応した基準明度より大きく設定し、記録媒体の明度が記録媒体の基準明度と等しい場合、画像の最大濃度に対応した明度を、画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度に基づいて画像の最大濃度を設定する最大濃度設定工程と、最大濃度に対応する明度の値に基づいて、各階調毎の明度の差が略一定となるように画像の濃度を設定する階調濃度設定工程と、記録媒体上に画像を形成する画像形成工程と、を有することを特徴とする。
【0022】
また、請求項11記載の発明は、階調画像を形成する画像形成装置を用いる画像形成方法であって、記録媒体毎のL*** 色空間における明度指数L* を測定する明度測定工程と、記録媒体のL*** 色空間における明度指数L* の値が予め設定された記録媒体の基準明度指数よりも小さい場合、画像の最大濃度に対応したL*** 色空間における明度指数L* の値を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度指数より小さく設定し、記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * の値が記録媒体の基準明度指数以上である場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、画像の最大濃度に対応した基準明度指数と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度指数L* に基づいて画像の最大濃度を設定する最大濃度設定工程と、最大濃度に対応する明度指数L* の値に基づいて、各階調毎のL*** 色空間における明度指数L* の差が略一定となるように画像の濃度を設定する階調濃度設定工程と、記録媒体上に画像を形成する画像形成工程と、を有することを特徴とする。
【0024】
また、請求項12記載の発明は、階調画像を形成する画像形成装置を用いる画像形成方法であって、記録媒体毎のL * * * 色空間における明度指数L * を測定する明度測定工程と、記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * の値が予め設定された記録媒体の基準明度指数よりも小さい場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * の値を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度指数より小さく設定し、記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が記録媒体の基準明度指数より大きい場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、画像の最大濃度に対応した基準明度指数より大きく設定し、記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が記録媒体の基準明度指数と等しい場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、画像の最大濃度に対応した基準明度指数と等しく設定し、設定した最大濃度に対応した明度指数L * に基づいて画像の最大濃度を設定する最大濃度設定工程と、最大濃度に対応する明度指数L * の値に基づいて、各階調毎のL * * * 色空間における明度指数L * の差が略一定となるように画像の濃度を設定する階調濃度設定工程と、記録媒体上に画像を形成する画像形成工程と、を有することを特徴とする。
【0025】
また、請求項13記載の発明によれば、請求項9から12のいずれか1項に記載の画像形成方法において、画像形成工程は、電子写真プロセスにより画像を形成することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本実施形態では、画像形成装置は、記録媒体の明度に合わせて画像部の最大濃度を変化させて、記録媒体の明度が予め設定された基準値以上の場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値と等しくする。また、画像形成装置は、記録媒体の明度が予め設定された基準値より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値より小さくする。さらに、画像形成装置は、画像の最大濃度の明度と記録媒体の明度の間を各階調間の明度の差が略一定となるように分割する。
【0027】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における画像形成装置の構成例を示す図である。画像形成装置は、感光体1と、帯電装置2と、露光装置3と、現像装置4と、転写分離装置5と、クリーニング装置6と、除電装置7と、明度測定装置8と、定着装置9とを有する。
【0028】
また、図2は、本発明の第1の実施形態における露光装置3および感光体1の構成を示す図である。露光装置3は、レーザ制御装置10と、レーザ発生装置11と、ポリゴンミラー12と、fθレンズを含む光学系13とを有する。
【0029】
以下、図1および図2を用いて、本実施形態における画像形成装置が有する各部位について説明する。
【0030】
帯電装置2は、感光体1を帯電させて感光性を与える。露光装置3は、記録媒体15に形成する画像情報に基づいて、レーザ発生装置11よりレーザビーム14を出力し、ポリゴンミラー12やfθレンズを含む光学系13により感光体1表面にレーザビーム14を結像させながら走査し、静電潜像を形成する。この時、レーザ制御装置10は画像情報に基づいてレーザビーム14の出力を制御している。
【0031】
現像装置4は、露光装置3により形成された感光体1上の静電潜像を現像剤などにより可視像に現像する。
【0032】
転写分離装置5は、現像された像を記録媒体15に転写し、転写後、記録媒体15を感光体1から分離する。
【0033】
クリーニング装置6は、転写後に感光体1上に残った現像剤を除去する。除電装置7は、感光体1上に残っている電荷を除電する。
【0034】
定着装置9は、記録媒体15の搬送方向における感光体1の下流側に設置されていて、感光体1から記録媒体15に転写された転写像を融着し定着させる。
【0035】
明度測定装置8は、記録媒体15の搬送方向における感光体1の上流側に設置されていて、露光プロセスが始まる前に、搬送されてくる記録媒体15毎の明度を測定しその情報をレーザ制御装置10に送る。明度測定装置8は給紙テーブル内に設けられていてもよいし、給紙テーブルから転写分離装置5までの給紙経路途中に設けられていてもよい。
【0036】
図3は、本発明の第1の実施形態における画像形成装置による画像の最大濃度および各階調濃度の決定動作の流れを示すフローチャートである。以下、図3に沿って、画像形成装置による画像の最大濃度および各階調の濃度を決定する方法を説明する。
【0037】
まず、明度測定装置8は、光センサなどにより記録媒体15の反射率を測定する(ステップP1)。
【0038】
次いで、明度測定装置8は、記録媒体15の光反射率ρから、CIE1976のL* * * 色空間による明度指数L* を算出する(ステップP2)。
【0039】
明度指数L* と反射率ρの関係は式(1)で表現される。
* =(116ρ1/3 )−16 ・・・(1)
【0040】
明度測定装置8は、測定した記録媒体15の明度指数LB * をレーザ制御装置10に送信する(ステップP3)。
【0041】
レーザ制御装置10は、あらかじめ設定されている基準値(記録媒体の明度指数LBR * 、画像の最大濃度の明度指数LPR * )と比較し、記録媒体の明度指数LB * が基準値(LBR * )以上(LB * ≧LBR * )であれば基準値(LPR * )を画像の最大濃度の明度指数LP * とし(LP * =LPR * )、記録媒体の明度指数LB * が基準値(LBR * )より小さい場合(LB * <LBR * )は画像の最大濃度の明度指数LP * が基準値(LPR * )より小さく(LP * <LPR * )なるように設定する(ステップP4)。
【0042】
なお、基準値(記録媒体の基準明度指数LPR * および画像の最大濃度の基準明度指数LBR * )は、記録媒体上の画像部分の見やすさを考慮して設定される。
【0043】
図4は、本発明の第1の実施形態における画像の各階調と明度との関係を示す図である。例えば、階調数が8階調の場合、レーザ制御装置10は、LB * とLP * の間を7分割し、図4のように各階調間の明度が略等間隔になるように設定する。図4では画像の最大濃度(最も黒い部分)の階調を0、記録媒体の階調を7としている。
【0044】
例えば、基準値がLBR * =90、LPR * =16と設定されていた場合、LB * =94のときLP * =16(例1)、LB * =85のときLP * =14(例2)、LB * =80のときLP * =10(例3)等とする。
【0045】
例えば、図4の例1における階調7では、明度(記録媒体の明度指数LB * )が「94」となっている。また、基準の階調7の明度(記録媒体の基準明度指数LBR * )は「90」となっている。例1ではLB * ≧LBR * であるので、レーザ制御措置10は、例1の階調0の明度(画像の最大濃度の明度指数LP * )を、基準の階調0の明度(画像の最大濃度の基準明度指数LPR *)と等しい明度「16」に設定する。次にレーザ制御装置10は、例1における階調7の明度「94」と階調0の明度「16」との間を7分割し、図4に示されるような例1における階調1〜6の明度を算出する。
【0046】
なお、本実施形態では、基準値をLBR * =90、LPR * =16と設定したが、基準値はこの値に限ったものではなく、状況に応じて自由に設定可能である。また、例1乃至例3における明度の基準値も、図4に示される値に限ったものではなく、状況に応じて自由に設定可能である。
【0047】
また、図4に示されるような算出データを、複数種類メモリなどの記憶装置に記憶させておき、記録媒体15の明度指数LB * の値により、記憶装置から読み出すようにしても良い。
【0048】
次に、レーザ制御装置10は、上記方式で求められた記録媒体15の明度指数LB * と、画像の最大濃度の明度指数LP * をもとに各階調の明度指数を設定する(ステップP5)。
【0049】
図5は、図4に示される本発明の第1の実施形態における画像の各階調と明度との関係をグラフで示したものである。図5に示されるように、図4に示される各階調と明度の関係は図5のように直線になる。なお、図4、図5の例では8階調であるが、n階調の場合はLB * とLP * の間を(n−1)分割すれば良い。
【0050】
次に、レーザ制御装置10は、以上のように設定された各階調の明度指数を式(1)をもとに反射率に変換する(ステップP6)。
【0051】
図6は、本発明の第1の実施形態における画像の各階調と反射率との関係を示す図である。図6には、図4で示される明度指数に基づいて算出された反射率が示されている。また、図7は、図6に示される本発明の第1の実施形態における画像の各階調と反射率との関係をグラフで示したものである。
【0052】
さらに、レーザ制御装置10は、反射率を濃度に変換して(ステップP7)、画像濃度に対応した出力となるようにレーザビーム14を制御する(ステップP8)。上記のような一連のプロセスにより画像が形成される。
【0053】
本実施形態においては、記録媒体15の明度指数L* の算出を明度測定装置8で行っているが、この機能をレーザ制御装置10に持たせても良い。
【0054】
なお、上記実施形態においてはモノクロの電子写真プロセスを例として説明したが、カラーの電子写真プロセスにおいても本発明を適用できることは言うまでもなく、さらには、インクジェットプリンタなどの画像形成装置にも本発明を適用できることは明らかである。
【0055】
以上説明したように、本実施形態によれば、画像形成装置は、記録媒体の明度指数LB * が記録媒体の基準明度指数LBR * 以上の場合、画像の最大濃度の明度指数LP * を画像の最大濃度の基準明度指数LPR * と等しくする。また、画像形成装置は、記録媒体の明度指数LB * が記録媒体の基準明度指数LBR * より小さい場合、画像の最大濃度の明度指数LP * を画像の最大濃度の基準明度指数LPR * より小さくする。従って、記録媒体毎の明度にばらつきが生じた場合でも、記録媒体の明度に応じて画像の濃度を柔軟に設定することができ、良好な階調画像を提供することが可能となる。
【0056】
(第2の実施形態)
本実施形態では、画像形成装置は、記録媒体の明度に合わせて画像部の最大濃度を変化させて、記録媒体の明度が予め設定された基準値より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値より小さくする。また、画像形成装置は、記録媒体の明度が予め設定された基準値より大きい場合は、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値より大きくする。また、画像形成装置は、記録媒体の明度が予め設定された基準値と等しい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値と等しくする。さらに、画像形成装置は、画像の最大濃度の明度と記録媒体の明度との間を各階調間の明度の差が略一定となるように分割する。
【0057】
本実施形態における画像形成装置の構成は、図1および図2に示されるものと同様であるとする。なお、本実施形態における構成および動作は、以下特記しない限り本発明の第1の実施形態と同様であるとして説明を進める。
【0058】
図8は、本発明の第2の実施形態における画像形成装置による画像の最大濃度および各階調濃度の決定動作の流れを示すフローチャートである。以下、図8に沿って、画像形成装置による画像の最大濃度および各階調の濃度を決定する方法を説明する。
【0059】
まず、明度測定装置8は、光センサなどにより記録媒体15の反射率を測定する(ステップP11)。
【0060】
次いで、明度測定装置8は、記録媒体15の光反射率ρから、CIE1976のL* * * 色空間による明度指数L* を算出する(ステップP12)。
【0061】
明度指数L* と反射率ρの関係は式(1)で表現される。
* =(116ρ1/3 )−16 ・・・(1)
【0062】
明度測定装置8は、測定した記録媒体15の明度指数LB * をレーザ制御装置10に送信する(ステップP13)。
【0063】
レーザ制御装置10は、あらかじめ設定されている基準値(記録媒体の明度指数LBR * 、画像の最大濃度の明度指数LPR * )と比較し、記録媒体の明度指数LB * が基準値(LBR * )と同じ(LB * =LBR * )であれば基準値(LPR * )を画像の最大濃度の明度指数LP * とし(LP * =LPR * )、記録媒体の明度指数LB * が基準値(LBR * )より小さい場合(LB * <LBR * )は画像の最大濃度の明度指数LP * が基準値(LPR * )より小さく(LP * <LPR * )し、記録媒体の明度指数LB * が基準値(LBR * )より大きい場合(LB * >LBR * )は画像の最大濃度の明度指数LP * が基準値(LPR * )より大きく(LP * >LPR * )なるように設定する(ステップP14)。
【0064】
なお、基準値(記録媒体の基準明度指数LPR * および画像の最大濃度の基準明度指数LBR * )は、記録媒体上の画像部分の見やすさを考慮して設定される。
【0065】
図9は、本発明の第2の実施形態における画像の各階調と明度との関係を示す図である。例えば、階調数が8階調の場合、レーザ制御装置10は、LB * とLP * の間を7分割し、図9のように各階調間の明度が略等間隔になるように設定する。図9では画像の最大濃度(最も黒い部分)の階調を0、記録媒体の階調を7としている。
【0066】
例えば、基準値がLBR * =90、LPR * =16と設定されていた場合、LB * =90のときLP * =16、LB * =85のときLP * =14(例4)、LB * =94のときLP * =18(例5)等とする。
【0067】
例えば、図9の例4における階調7では、明度(記録媒体の明度指数LB * )が「85」となっている。また、基準の階調7の明度(記録媒体の基準明度指数LBR * )は「90」となっている。例4ではLB * <LBR * であるので、レーザ制御措置10は、例4の階調0の明度(画像の最大濃度の明度指数LP * )を、基準の階調0の明度(画像の最大濃度の基準明度指数LPR * )「16」よりも小さな明度「14」に設定する。次にレーザ制御装置10は、例4における階調7の明度「85」と階調0の明度「14」との間を7分割し、図9に示されるような例4における階調1〜6の明度を算出する。
【0068】
本実施形態では、基準値をLBR * =90,LPR * =16と設定したが、基準値はこの値に限ったものではなく、状況に応じて自由に設定可能である。また、例4、5における明度指数の値もこの値に限ったものではなく、状況に応じて自由に設定可能である。
【0069】
また、図9に示されるような算出データを、複数種類メモリなどの記憶装置に記憶させておき、記録媒体15の明度指数LB * の値により、記憶装置から読み出すようにしても良い。
【0070】
次に、レーザ制御装置10は、上記方式で求められた記録媒体15の明度指数LB * と、画像の最大濃度の明度指数LP * をもとに各階調の明度指数を設定する(ステップP15)。
【0071】
図10は、図9に示される本発明の第2の実施形態における画像の各階調と明度との関係をグラフで示したものである。図10に示されるように、図9に示される各階調と明度の関係は図10のように直線になる。なお、図9、図10の例では8階調であるが、n階調の場合はLB * とLP * の間を(n−1)分割すれば良い。
【0072】
次に、レーザ制御装置10は、以上のように設定された各階調の明度指数を式(1)をもとに反射率に変換する(ステップP16)。
【0073】
図11は、本発明の第2の実施形態における画像の各階調と反射率との関係を示す図である。図11には、図9で示される明度指数に基づいて算出された反射率が示されている。また、図12は、図11に示される本発明の第2の実施形態における画像の各階調と反射率との関係をグラフで示したものである。
【0074】
さらに、レーザ制御装置10は、反射率を濃度に変換して(ステップP17)、画像濃度に対応した出力となるようにレーザビーム14を制御する(ステップP18)。上記のような一連のプロセスにより画像が形成される。
【0075】
本実施形態においては、記録媒体15の明度指数L* の算出を明度測定装置8で行っているが、この機能をレーザ制御装置10に持たせても良い。
【0076】
なお、上記実施形態においてはモノクロの電子写真プロセスを例として説明したが、カラーの電子写真プロセスにおいても本発明を適用できることは言うまでもなく、さらには、インクジェットプリンタなどの画像形成装置にも本発明を適用できることは明らかである。
【0077】
以上説明したように、本実施形態では、画像形成装置は、記録媒体の明度に合わせて画像部の最大濃度を変化させて、記録媒体の明度が予め設定された基準値より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値より小さくする。また、画像形成装置は、記録媒体の明度が予め設定された基準値より大きい場合は、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値より大きくする。また、画像形成装置は、記録媒体の明度が予め設定された基準値と等しい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値と等しくする。従って、記録媒体毎の明度にばらつきが生じた場合でも、記録媒体の明度に応じて画像の濃度をさらに柔軟に設定することができ、良好な階調画像を提供することが可能となる。
【0078】
また、画像形成装置は、記録媒体の反射率に基づいて記録媒体の明度を算出する処理と、算出した記録媒体の明度と記録媒体の基準明度を比較して画像の最大濃度に対応した明度を設定する処理と、設定した最大濃度に対応した明度に基づいて各階調の明度を設定する処理と、設定した明度を反射率に変換する処理と、変換した反射率を濃度に変換する処理と、変換した濃度に基づいてレーザビーム出力を制御する処理と、を行う。上記の処理は、画像形成装置が有するコンピュータプログラムにより実行されるが、上記のプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
【0079】
なお、上記の実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像形成装置は、記録媒体の明度が記録媒体の基準明度以上の場合、画像の最大濃度の明度を画像の最大濃度の基準明度と等しくする。また、画像形成装置は、記録媒体の明度が記録媒体の基準明度より小さい場合、画像の最大濃度の明度を画像の最大濃度の基準明度より小さくする。従って、記録媒体毎の明度にばらつきが生じた場合でも、記録媒体の明度に応じて画像の濃度を柔軟に設定することができ、良好な階調画像を提供することが可能となる。
【0081】
また、本発明によれば、画像形成装置は、記録媒体の明度に合わせて画像部の最大濃度を変化させて、記録媒体の明度が予め設定された基準値より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値より小さくする。また、画像形成装置は、記録媒体の明度が予め設定された基準値より大きい場合は、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値より大きくする。また、画像形成装置は、記録媒体の明度が予め設定された基準値と等しい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された基準値と等しくする。従って、記録媒体毎の明度にばらつきが生じた場合でも、記録媒体の明度に応じて画像の濃度をさらに柔軟に設定することができ、良好な階調画像を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像形成装置の構成例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における露光装置および感光体の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における画像形成装置による画像の最大濃度および各階調濃度の決定動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態における画像の各階調と明度との関係を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における画像の各階調と明度との関係をグラフで示したものである。
【図6】本発明の第1の実施形態における画像の各階調と反射率との関係を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における画像の各階調と反射率との関係をグラフで示したものである。
【図8】本発明の第2の実施形態における画像形成装置による画像の最大濃度および各階調濃度の決定動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態における画像の各階調と明度との関係を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における画像の各階調と明度との関係をグラフで示したものである。
【図11】本発明の第2の実施形態における画像の各階調と反射率との関係を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態における画像の各階調と反射率との関係をグラフで示したものである。
【符号の説明】
1 感光体
2 帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
5 転写分離装置
6 クリーニング装置
7 除電装置
8 明度測定装置
9 定着装置
10 レーザ制御装置
11 レーザ発生装置
12 ポリゴンミラー
13 光学系
14 レーザビーム
15 記録媒体

Claims (13)

  1. 階調画像を形成する画像形成装置であって、
    記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度より小さく設定し、前記記録媒体の明度が前記記録媒体の基準明度以上である場合、前記画像の最大濃度に対応した明度を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の最大濃度を設定する最大濃度設定手段と、
    前記最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の各階調の濃度を設定する階調濃度設定手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 階調画像を形成する画像形成装置であって、
    記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度より小さく設定し、前記記録媒体の明度が前記記録媒体の基準明度より大きい場合、前記画像の最大濃度に対応した明度を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度より大きく設定し、前記記録媒体の明度が前記記録媒体の基準明度と等しい場合、前記画像の最大濃度に対応した明度を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の最大濃度を設定する最大濃度設定手段と、
    前記最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の各階調の濃度を設定する階調濃度設定手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記階調濃度設定手段は、
    前記記録媒体の明度と前記画像の最大濃度に対応した明度との間を各階調毎の明度差が略一定となるように分割し、各階調の明度に対応した濃度を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 階調画像を形成する画像形成装置であって、
    記録媒体のL*** 色空間における明度指数L* が予め設定された記録媒体の基準明度指数より小さい場合、画像の最大濃度に対応したL*** 色空間における明度指数L* を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度指数より小さく設定し、前記記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が前記記録媒体の基準明度指数以上である場合、前記画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度指数と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度指数L* に基づいて前記画像の最大濃度を設定する最大濃度設定手段と、
    前記最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の各階調の濃度を設定する階調濃度設定手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 階調画像を形成する画像形成装置であって、
    記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が予め設定された記録媒体の基準明度指数より小さい場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度指数より小さく設定し、前記記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が前記記録媒体の基準明度指数より大きい場合、前記画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度指数より大きく設定し、前記記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * が前記記録媒体の基準明度指数と等しい場合、前記画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度指数と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度指数L * に基づいて前記画像の最大濃度を設定する最大濃度設定手段と、
    前記最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の各階調の濃度を設定する階調濃度設定手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記階調濃度設定手段は、
    前記記録媒体のL*** 色空間における明度指数L* と前記画像の最大濃度に対応したL*** 色空間における明度指数L* との間を各階調毎のL*** 色空間における明度指数L* の差が略一定となるように分割し、前記各階調のL*** 色空間における明度指数L* に対応した濃度を設定することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 階調画像を形成する画像形成装置であって、
    感光体と、
    前記感光体上にレーザビームを照射するレーザビーム発生部と、
    記録媒体の反射率を測定し、該測定した反射率に基づいて前記記録媒体の明度を算出する明度測定部と、
    前記明度測定部により算出された記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度より小さく設定し、前記明度測定部により算出された記録媒体の明度が前記記録媒体の基準明度以上である場合、前記画像の最大濃度に対応した明度を前記画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の各階調の濃度に対応した明度を設定し、前記設定した明度に基づいて、前記画像の最大濃度および各階調の濃度を設定し、該設定した画像の最大濃度および各階調の濃度に基づいて、前記レーザビーム発生部のレーザビーム出力を制御するレーザ制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 階調画像を形成する画像形成装置であって、
    感光体と、
    前記感光体上にレーザビームを照射するレーザビーム発生部と、
    記録媒体の反射率を測定し、該測定した反射率に基づいて前記記録媒体の明度を算出する明度測定部と、
    前記明度測定部により算出された記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度より小さい場合、画像の最大濃度に対応した明度を予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度より小さく設定し、前記明度測定部により算出された記録媒体の明度が前記記録媒体の基準明度より大きい場合、前記画像の最大濃度に対応した明度を前記画像の最大濃度に対応した基準明度より大きく設定し、前記明度測定部により算出された記録媒体の明度が前記記録媒体の基準明度と等しい場合、前記画像の最大濃度に対応した明度を前記画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の各階調の濃度に対応した明度を設定し、前記設定した明度に基づいて、前記画像の最大濃度および各階調の濃度を設定し、該設定した画像の最大濃度および各階調の濃度に基づいて、前記レーザビーム発生部のレーザビーム出力を制御するレーザ制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 階調画像を形成する画像形成装置を用いる画像形成方法であって、
    記録媒体毎の明度を測定する明度測定工程と、
    前記明度測定装置により測定された記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度よりも小さな値である場合、画像の最大濃度に対応した明度を、予め設定された前記画像の最大濃度に対応した基準明度よりも小さな値に設定し、前記記録媒体の明度が前記記録媒体の基準明度以上である場合、前記画像の最大濃度に対応した明度を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の最大濃度を設定する最大濃度設定工程と、
    前記最大濃度に対応する明度の値に基づいて、各階調毎の明度の差が略一定となるように前記画像の濃度を設定する階調濃度設定工程と、
    前記記録媒体上に前記画像を形成する画像形成工程と、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  10. 階調画像を形成する画像形成装置を用いる画像形成方法であって、
    記録媒体毎の明度を測定する明度測定工程と、
    前記明度測定装置により測定された記録媒体の明度が予め設定された記録媒体の基準明度よりも小さな値である場合、画像の最大濃度に対応した明度を、予め設定された前記画像の最大濃度に対応した基準明度よりも小さな値に設定し、前記記録媒体の明度が前記記録媒体の基準明度より大きい場合、前記画像の最大濃度に対応した明度を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度より大きく設定し、前記記録媒体の明度が前記記録媒体の基準明度と等しい場合、前記画像の最大濃度に対応した明度を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度に基づいて前記画像の最大濃度を設定する最大濃度設定工程と、
    前記最大濃度に対応する明度の値に基づいて、各階調毎の明度の差が略一定となるように前記画像の濃度を設定する階調濃度設定工程と、
    前記記録媒体上に前記画像を形成する画像形成工程と、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  11. 階調画像を形成する画像形成装置を用いる画像形成方法であって、
    記録媒体毎のL*** 色空間における明度指数L* を測定する明度測定工程と、
    記録媒体のL*** 色空間における明度指数L* の値が予め設定された記録媒体の基準明度指数よりも小さい場合、画像の最大濃度に対応したL*** 色空間における明度指数L* の値を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度指数より小さく設定し、前記記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * の値が前記記録媒体の基準明度指数以上である場合、前記画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度指数と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度指数L* に基づいて前記画像の最大濃度を設定する最大濃度設定工程と、
    前記最大濃度に対応する明度指数L* の値に基づいて、各階調毎のL*** 色空間における明度指数L* の差が略一定となるように前記画像の濃度を設定する階調濃度設定工程と、
    前記記録媒体上に画像を形成する画像形成工程と、
    を有することを特徴とする画像形成方法
  12. 階調画像を形成する画像形成装置を用いる画像形成方法であって、
    記録媒体毎のL * * * 色空間における明度指数L * を測定する明度測定工程と、
    記録媒体のL * * * 空間における明度指数L * の値が予め設定された記録媒体の基準明度指数よりも小さい場合、画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * の値を、予め設定された画像の最大濃度に対応した基準明度指数より小さく設定し、前記記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * の値が前記記録媒体の基準明度指数より大きい場合、前記画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度指数より大きく設定し、前記記録媒体のL * * * 色空間における明度指数L * の値が前記記録媒体の基準明度指数と等しい場合、前記画像の最大濃度に対応したL * * * 色空間における明度指数L * を、前記画像の最大濃度に対応した基準明度指数と等しく設定し、前記設定した最大濃度に対応した明度指数L * に基づいて前記画像の最大濃度を設定する最大濃度設定工程と、
    前記最大濃度に対応する明度指数L * の値に基づいて、各階調毎のL * * * 色空間における明度指数L * の差が略一定となるように前記画像の濃度を設定する階調濃度設定工程と、
    前記記録媒体上に画像を形成する画像形成工程と、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  13. 前記画像形成工程は、
    電子写真プロセスにより画像を形成することを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の画像形成方法。
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