JP4230850B2 - 光回路及びその製造方法 - Google Patents
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Description
前記菱形溝の対角位置に挿入するとともに前記菱形溝中に充填する光硬化性樹脂材料で位置決め固定される光学薄膜と、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路を介して前記光硬化性樹脂材料に伝搬・放射させることで前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部端部、又は前記菱形溝に設置した前記光学薄膜の面の近傍に形成したレンズ構造とを有すること。
前記菱形溝の対角位置に挿入するとともに前記菱形溝中に充填する光硬化性樹脂材料で位置決め固定される誘電体多層膜波長フィルタと、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路を介して前記光硬化性樹脂材料に伝搬・放射させることで前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部端部、または前記菱形溝に設置した前記誘電体多層膜波長フィルタの面の近傍に形成したレンズ構造とを有すること。
前記菱形溝の対角位置に挿入するとともに前記菱形溝中に充填する光硬化性樹脂材料で位置決め固定される光学薄膜と、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を前記光導波路を介して前記光硬化性樹脂材料に二回以上伝搬・放射させることで前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部より前記光学薄膜又はその近傍部分まで形成した光導波路コア構造とを有すること。
前記菱形溝の対角位置に挿入するとともに前記菱形溝中に充填する光硬化性樹脂材料で位置決め固定される誘電体多層膜波長フィルタと、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を前記光導波路を介して前記光硬化性樹脂材料に伝搬・照射させることで前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部より前記誘電体多層膜波長フィルタ又はその近傍部分まで形成した光導波路コア構造とを有すること。
前記溝として、菱形溝を形成し、
前記光学薄膜を前記菱形溝の対角位置に挿入して位置決めし、
前記菱形溝を光硬化性樹脂材料によって充填し、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路より前記菱形溝内へ、1回伝搬・放射させることで、前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部端部、又は前記菱形溝に設置した前記光学薄膜の面の近傍においてレンズ構造を形成し、
その後前記レンズ構造形成部を除いた部分の光硬化性樹脂材料の重合が可能な強度の光照射、他の波長光による照射、又は熱処理工程を前記光硬化性樹脂材料全体に行うことによって、該光硬化性樹脂材料を全体的に固化し、前記菱形溝に挿入された光学薄膜と前記光導波路とを光学的に位置決め固定すること。
前記溝として、菱形溝を形成し、
前記誘電体多層膜波長フィルタを前記菱形溝の対角位置に挿入して位置決めし、
前記菱形溝を光硬化性樹脂材料によって充填し、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路より前記菱形溝内へ、1回伝搬・放射させることで、前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部端部、又は菱形溝に設置した前記誘電体多層膜波長フィルタの面の近傍においてレンズ構造を形成し、
その後前記レンズ構造形成部を除いた部分の光硬化性樹脂材料の重合が可能な強度の光照射、他の波長光による照射、又は熱処理工程を前記光硬化性樹脂材料全体に行うことによって、該光硬化性樹脂材料を全体的に固化し、前記菱形溝に挿入された誘電体多層膜波長フィルタと前記光導波路とを光学的に位置決め固定すること。
前記溝として、菱形溝を形成し、
前記光学薄膜を前記菱形溝の対角位置に挿入して位置決めし、
前記菱形溝を光硬化性樹脂材料によって充填し、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路より前記菱形溝内へ、2回以上伝搬・放射させることで、前記菱形溝の内側面に面した前記光導波路のコア部端部から前記光学薄膜又はその近傍まで光導波路コア構造を形成し、
その後前記光導波路コア構造形成部を除いた部分の光硬化性樹脂材料の重合が可能な強度の光照射、他の波長光による照射、又は熱処理工程を前記光硬化性樹脂材料全体に行うことによって、該光硬化性樹脂材料を全体的に固化し、前記菱形溝に挿入された光学薄膜と前記光導波路とを光学的に位置決め固定すること。
前記溝として、菱形溝を形成し、
前記誘電体多層膜波長フィルタを前記菱形溝の対角位置に挿入して位置決めし、
前記菱形溝を光硬化性樹脂材料によって充填し、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路より前記菱形溝内へ、2回以上伝搬・放射させることで、前記菱形溝の内側面に面した前記光導波路のコア部端部から前記誘電体多層膜波長フィルタ又はその近傍まで光導波路コア構造を形成し、
その後前記光導波路コア構造形成部を除いた部分の光硬化性樹脂材料の重合が可能な強度の光照射、他の波長光による照射、又は熱処理工程を前記光硬化性樹脂材料全体に行うことによって、該光硬化性樹脂材料を全体的に固化し、前記菱形溝に挿入された誘電体多層膜波長フィルタと前記光導波路とを光学的に位置決め固定すること。
前記光硬化性樹脂材料が充填された前記菱形溝に形成光を導入するために、前記光硬化性樹脂材料が充填された前記菱形溝と前記光導波路により接続された光硬化性樹脂材料を充填前の菱形溝に、45度付近の角度で斜め加工されたフィルム形光導波回路又は45度付近の角度で斜め加工された光ファイバを挿入して形成光を前記菱形溝に導入・照射すること。
前記光硬化性樹脂材料を充填した前記菱形溝中へレンズ構造を形成するにあたり、前記光導波路基板のうち少なくとも2ポート以上の光導波路を用いてコヒーレントな形成光の導入を図り、該複数ポートからの形成光を相互位相干渉させることによって、前記光硬化性樹脂材料で充填した前記菱形溝中の任意位置にレンズ構造を形成すること。
11)上記1)乃至4)の何れか一つに記載する光回路において、
前記菱形溝の溝端面を、対応する光導波路の伝搬方向に対して垂直に形成したこと。
12)上記1)、2)、3)、4)、11)の何れか一つに記載する光回路において、
前記菱形溝の対角線部に、当該対角線部より幅が広い矩形溝を設け、当該矩形溝に前記光学薄膜又は前記誘電体多層膜波長フィルタを挿入して固定したこと。
(1) 光硬化性樹脂材料として複数の樹脂材料の混合溶液を使用して2段階で波長を変えて露光を行う工程(山下達弥、各務学、伊藤博「マルチモード光ファイバを用いた光硬化性樹脂中の光導波路自己形成」信学技報,pp.31-36,(1999-10) 及び渡邊則利、宮田健太郎、村田佳一、三上修「グリーンレーザを用いた自己形成光導波路の作製」信学技報,pp.11-13,(2002-6)参照。)、
(2) ポリイミドワニスに感光基をドープした材料を用いて、露光により照射光量に応じた屈折率分布を得た後に、熱処理工程を経て導波構造を実現する工程(山下兼一、橋本崇、尾江邦重、宗和範、内藤龍介、望月周:「感光性ポリイミドを用いた自己形成光導波路のコア−クラッド新形成技術」第50回応用物理学会関係連合講演会27a−W−3。)、
及び
(3) 屈折率の高い部分を構成する樹脂を固化する光強度と屈折率の低い部分を構成する樹脂を固化する光強度とで十分な差を設けて実現する手法(広瀬直宏「光導波路の形成方法」特開2002−258095参照。)
の3工程が代表的な工程となる。
おいて実測定結果が報告されている。本報告結果と本発明による原理説明図中の屈折率変化曲線と同一傾向を示すことが確認できる。原理説明に用いる図1は光硬化性樹脂材料の光照射量に対する屈折率依存性の典型的な傾向を示すものと考察できる。
本実施例に係る光回路では誘電体多層膜波長フィルタを溝内に挿入して波長分割する光導波回路中の光導波路コアの溝端面にレンズ状媒質を有する場合である。図3に示すように、本実施例に係る光回路は、入力光ポート1−a、透過光出力ポート1−b1、反射光出力ポート1−b2、誘電体多層膜波長フィルタ2、光硬化性樹脂材料充填領域13、溝付近の光導波路基板4の入力・反射光ポート側4−1、溝付近の光導波路基板4の透過光ポート側4−2を有しており、光硬化性樹脂材料充填領域13にはレンズ状媒質5−a、5−bが形成されている。
図5は本発明の第2の実施例に係る光回路を示す図であって、同図(a) はその構造及び解析のための座標系を示しており、同図(b)は形成されたレンズ状媒質の屈折率分布を示す。また、図中、1−aは入力光ポート、1−b1は透過光出力ポート、1−b2は反射光出力ポート、2は誘電体多層膜波長フィルタ、13は光硬化性樹脂材料充填領域、4−1は溝付近の光導波路基板4の入力・反射光ポート側、4−2は溝付近の光導波路基板4の透過光ポート側、5は形成されたレンズ状媒質を示している。
図7は本発明の第3実施例を説明する図であって、同図(a) はその構成及び解析のための座標系を示しており、同図(b)は第3実施例の製作条件のもとで解析によって得られたレンズ状媒質の屈折率分布を示す。
図8は本発明の第4の実施例を説明する図であって、同図(a)はその構成及び解析のための座標系を、同図(b)は形成された光導波路の屈折率分布を示す。同図中、1−aは入力光ポート、1−b1は透過光出力ポート、1−b2は反射光出力ポートを、2は誘電体多層膜波長フィルタ、13は光硬化性樹脂材料充填領域、4−1は溝付近の光導波路基板4の入力・反射光ポート側、4−2は溝付近の光導波路基板4の透過光ポート側を、11は自己形成光導波路を示している。なお、図中の符号81、82、83、84、85で屈折率差Δnが0.000、0.002、0.004、0.006、0.008の場合についてそれぞれ示している。
図9-1乃至図9-7は第5実施例を説明する図であって、4チャネル波長分割多重光回路の概要及びその製作工程を示す。これらの図中、図9-1は4チャネル波長分割多重光回路の動作を説明する図、図9-2乃至図9-7はその製作工程を説明する図である。図9-2乃至図9-7中、製作工程として工程順序をI→II→IIIと示している。また、レンズ形成基本工程には2形態があり、第1、第2、第4実施例に相当するA型と第3実施例に相当するB型に区分できる。
<(工程順序:I、II、III)−(レンズ形成基本工程種別:A、B)−(フィルタ種別:I型、II型=1、2)>
とした。
1−a:λ1〜λ4までの多重化波長信号の入力光ポート
(1−b1、λ1):波長λ1の透過光出力ポート
(1−b2、λ1):波長λ1以外の反射光出力ポート
もしくは(1−a、λ2):波長λ2の透過用フィルタ部への入力光ポート
(1−c、λ1):波長λ1の透過型フィルタ設置部の予備ポート
(1−b1、λ2):波長λ2の透過光出力ポート
(1−b2、λ2):波長λ2以外の反射光出力ポート
もしくは(1−a、λ3)(ただし、本光回路構成では反射光ポートは次段フィルタ部への入射光ポートとなりうるため、当該標記法に従えば2種類の標記をとりうるが、本実施例説明文中では混乱を避けるため反射光ポート側番号で標記統一した。):波長λ3の透過光フィルタ部への入力光ポート
(1−c、λ2):波長λ2の透過型フィルタ設置部の予備ポート
(1−b1、λ3):波長λ3の透過光出力ポート
(1−b2、λ3):波長λ3以外の反射光出力ポート
もしくは(1−a、λ4)(ただし、本光回路構成では反射光ポートは次段フィルタ部への入射光ポートとなりうるため、当該標記法に従えば2種類の標記をとりうるが、本実施例説明文中では混乱を避けるため反射光ポート側番号で標記統一した。):波長λ4の透過光出力ポート(ただし、波長λ4の透過型波長フィルタは図中には存在しないので本標記は実効無意味。)
(1−c、λ3):波長λ3の透過型フィルタ設置部の予備ポート
また、本図中の誘電体多層膜波長フィルタ2については
2−1:波長λ1の透過型波長フィルタ
2−2:波長λ2の透過型波長フィルタ
2−3:波長λ3の透過型波長フィルタ
から構成される。
図10は第6の実施例を説明する図であって、同図(a)は本実施例によるフィルタ固定法とフィルタ−光導波路間の構成に係る菱形構造溝の上面図、同図(b)はそのa−a′線断面を示す断面図、同図(c)は図(a)のA部の詳細を示す基板カット型の上面図、同図(d)は光導波路伝搬方向垂直カット型の上面図である。同図中、1−aは入力光ポート、1−b1は透過光出力ポート、1−b2は反射光出力ポート、1−cは予備ポート、2は誘電体多層膜波長フィルタ、13は光硬化性樹脂材料充填領域、3−4は菱形溝、3−5はフィルタ溝である。ここで、図(d)に示す端面とiii-iii' は一致している。また、図11は図10(c)、(d)に示す溝付近の光導波路コア端面形状の相違によって得られる自己形成レンズ構造の相違について説明する図であって、同図(a) は溝端面が光導波路伝搬方向に対して斜めに切断された場合(図10(c)に示す基板カット型)に得られる自己形成レンズを、同図(b)は溝端面が光導波路伝搬方向に対して垂直方向に切断された場合(図10(d)に示す光導波路端面カット型)に得られる自己形成レンズを示している。なお、図11中、符号(111,116)、(112,117)、(113,118)、(114,119)は屈折率差Δnが0.002、0.004、0.006、0.008の場合についてそれぞれ示している。
1−a 入力光ポート
1−b1 透過光出力ポート
1−b2 反射光出力ポート
1−c 予備ポート
2、2−1、2−2、2−3 誘電体多層膜波長フィルタ
3−4 菱形溝
3−5 フィルタ溝
3−6 矩形溝
4 光導波路基板
4−1 入力・反射光ポート側
4−2 透過光ポート側
5、5−a、5−b、5−c レンズ状媒質
6 形成光導入端子
6−1 導波路型形成光導入端子
6−1−a 光ファイバ
6−1−b 光導波路
6−2 斜め研磨光ファイバ
7−1、7−2、7−3 形成用光源
8 光分岐回路
9 遅延光回路
10 光ファイバ
11 自己形成光導波路
13、13−1、13−2、13−3 光硬化性樹脂材料充填領域
Claims (12)
- 光導波路基板中に設けた1つ以上の菱形溝と、
前記菱形溝の対角位置に挿入するとともに前記菱形溝中に充填する光硬化性樹脂材料で位置決め固定される光学薄膜と、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路を介して前記光硬化性樹脂材料に伝搬・放射させることで前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部端部、又は前記菱形溝に設置した前記光学薄膜の面の近傍に形成したレンズ構造とを有することを特徴とする光回路。 - 光導波路基板中に設けた1つ以上の菱形溝と、
前記菱形溝の対角位置に挿入するとともに前記菱形溝中に充填する光硬化性樹脂材料で位置決め固定される誘電体多層膜波長フィルタと、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路を介して前記光硬化性樹脂材料に伝搬・放射させることで前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部端部、または前記菱形溝に設置した前記誘電体多層膜波長フィルタの面の近傍に形成したレンズ構造とを有することを特徴とする光回路。 - 光導波路基板中に設けた1つ以上の菱形溝と、
前記菱形溝の対角位置に挿入するとともに前記菱形溝中に充填する光硬化性樹脂材料で位置決め固定される光学薄膜と、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を前記光導波路を介して前記光硬化性樹脂材料に二回以上伝搬・放射させることで前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部より前記光学薄膜又はその近傍部分まで形成した光導波路コア構造とを有することを有することを特徴とする光回路。 - 光導波路基板中に設けた1つ以上の菱形溝と、
前記菱形溝の対角位置に挿入するとともに前記菱形溝中に充填する光硬化性樹脂材料で位置決め固定される誘電体多層膜波長フィルタと、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を前記光導波路を介して前記光硬化性樹脂材料に伝搬・照射させることで前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部より前記誘電体多層膜波長フィルタ又はその近傍部分まで形成した光導波路コア構造とを有することを特徴とする光回路。 - 光導波路基板中に設けた1つ以上の溝中に光学薄膜を挿入して形成する光回路の製造方法において、
前記溝として、菱形溝を形成し、
前記光学薄膜を前記菱形溝の対角位置に挿入して位置決めし、
前記菱形溝を光硬化性樹脂材料によって充填し、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路より前記菱形溝内へ、1回伝搬・放射させることで、前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部端部、又は前記菱形溝に設置した前記光学薄膜の面の近傍においてレンズ構造を形成し、
その後前記レンズ構造形成部を除いた部分の光硬化性樹脂材料の重合が可能な強度の光照射、他の波長光による照射、又は熱処理工程を前記光硬化性樹脂材料全体に行うことによって、該光硬化性樹脂材料を全体的に固化し、前記菱形溝に挿入された光学薄膜と前記光導波路とを光学的に位置決め固定することを特徴とする光回路の製造方法。 - 光導波路基板中に設けた1つ以上の溝中に誘電体多層膜波長フィルタを挿入して形成する光回路の製造方法において、
前記溝として、菱形溝を形成し、
前記誘電体多層膜波長フィルタを前記菱形溝の対角位置に挿入して位置決めし、
前記菱形溝を光硬化性樹脂材料によって充填し、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路より前記菱形溝内へ、1回伝搬・放射させることで、前記菱形溝の内面に面した前記光導波路のコア部端部、又は前記菱形溝に設置した前記誘電体多層膜波長フィルタの面の近傍においてレンズ構造を形成し、
その後前記レンズ構造形成部を除いた部分の光硬化性樹脂材料の重合が可能な強度の光照射、他の波長光による照射、又は熱処理工程を前記光硬化性樹脂材料全体に行うことによって、該光硬化性樹脂材料を全体的に固化し、前記菱形溝に挿入された誘電体多層膜波長フィルタと前記光導波路とを光学的に位置決め固定することを特徴とする光回路の製造方法。 - 光導波路基板中に設けた1つ以上の溝中に光学薄膜を挿入して形成する光回路の製造方法において、
前記溝として、菱形溝を形成し、
前記光学薄膜を前記菱形溝の対角位置に挿入して位置決めし、
前記菱形溝を光硬化性樹脂材料によって充填し、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路より前記菱形溝内へ、2回以上伝搬・放射させることで、前記菱形溝の内側面に面した前記光導波路のコア部端部から前記光学薄膜又はその近傍まで光導波路コア構造を形成し、
その後前記光導波路コア構造形成部を除いた部分の光硬化性樹脂材料の重合が可能な強度の光照射、他の波長光による照射、又は熱処理工程を前記光硬化性樹脂材料全体に行うことによって、該光硬化性樹脂材料を全体的に固化し、前記菱形溝に挿入された光学薄膜と前記光導波路とを光学的に位置決め固定することを特徴とする光回路の製造方法。 - 光導波路基板中に設けた1つ以上の溝中に誘電体多層膜波長フィルタを挿入して形成する光回路の製造方法において、
前記溝として、菱形溝を形成し、
前記誘電体多層膜波長フィルタを前記菱形溝の対角位置に挿入して位置決めし、
前記菱形溝を光硬化性樹脂材料によって充填し、
前記光硬化性樹脂材料に屈折率変化を与える波長を持つ形成光を光導波路より前記菱形溝内へ、2回以上伝搬・放射させることで、前記菱形溝の内側面に面した前記光導波路のコア部端部から前記誘電体多層膜波長フィルタ又はその近傍まで光導波路コア構造を形成し、
その後前記光導波路コア構造形成部を除いた部分の光硬化性樹脂材料の重合が可能な強度の光照射、他の波長光による照射、又は熱処理工程を前記光硬化性樹脂材料全体に行うことによって、該光硬化性樹脂材料を全体的に固化し、前記菱形溝に挿入された誘電体多層膜波長フィルタと前記光導波路とを光学的に位置決め固定することを特徴とする光回路の製造方法。 - 請求項5乃至請求項8の何れか一つに記載する光回路の製造方法において、
前記光硬化性樹脂材料が充填された前記菱形溝に形成光を導入するために、前記光硬化性樹脂材料が充填された前記菱形溝と前記光導波路により接続された光硬化性樹脂材料を充填前の菱形溝に、45度付近の角度で斜め加工されたフィルム形光導波回路又は45度付近の角度で斜め加工された光ファイバを挿入して形成光を前記菱形溝に導入・照射することを特徴とする光回路の製造方法。 - 請求項5又は請求項6に記載する光回路の製造方法において、
前記光硬化性樹脂材料を充填した前記菱形溝中へレンズ構造を形成するにあたり、前記光導波路基板のうち少なくとも2ポート以上の光導波路を用いてコヒーレントな形成光の導入を図り、該複数ポートからの形成光を相互位相干渉させることによって、前記光硬化性樹脂材料で充填した前記菱形溝中の任意位置にレンズ構造を形成することを特徴とする光回路の製造方法。 - 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載する光回路において、
前記菱形溝の溝端面を、対応する光導波路の伝搬方向に対して垂直に形成したことを特徴とする光回路。 - 請求項1、2、3、4、11の何れか一つに記載する光回路において、
前記菱形溝の対角線部に、当該対角線部より幅が広い矩形溝を設け、当該矩形溝に前記光学薄膜又は前記誘電体多層膜波長フィルタを挿入して固定したことを特徴とする光回路。
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