JP4230072B2 - 乳幼児用飲料容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、乳幼児等が飲む口部を用いて飲料を飲む練習をするための乳幼児用飲料容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の飲料容器は、例えば図10に示すように構成されている。すなわち飲料容器10は、飲料である例えばジュース類を収容する容器本体11と、この容器本体11の側面に形成され、使用者である乳幼児が把持するための取っ手12とを有している。また、この容器本体11の上部には、蓋の役割を果たすベース部13が載置され、このベース部13には、飲み口14が設けられている。
この飲み口14は、容器本体11内に収容されているジュース類と接触している図示しないストローと接続している。このため、図10に示すように、使用者である乳幼児が、この飲み口14をくわえて、吸い込むと、容器本体11内のジュース類を飲むことができるようになっている。
このように、飲料容器10は、母親の母乳又は人工乳を未だ飲んでいる乳幼児等が飲み口14を使って飲料を飲むことができるようになるための練習をするために用いられるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような飲料容器10を使用する乳幼児は、それ以前に、比較的柔らかいゴム等からなる哺乳瓶等でミルク等を飲んでいたため、比較的硬い材質のプラスチックにより形成されている飲み口14をくわえると、その感触の著しい違いを感じることになる。そして、この感触の違いにより、飲料容器10の使用を嫌がるという問題があった。
一方、飲料容器10の飲み口14を、比較的柔らかいゴム等で形成すると、乳幼児にとっては、哺乳瓶等の乳首と同じ感触であるため、飲み口14をくわえるのを嫌がることはないが、乳幼児が唇を閉じようとする力によって、飲み口14が潰れてしまい、乳幼児が飲料を飲むことができなくなってしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、以上の点に鑑み、使用者が心地良く、くわえることができると共に使用者の口唇によって潰れることがない飲み口部を有する乳幼児用飲料容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的は、請求項1の発明によれば、飲料が収容される容器本体と、この容器本体に収容された飲料を飲むための飲み口部と、この飲み口を配置するためのベース部と、を有する飲料容器において、前記飲み口部のうち、使用者の唇が当接する部分は、比較的柔らかい部材で形成されている柔軟部で成ると共に、この飲み口部のうち飲料が搬送される部分は、比較的硬い部材である剛性部で形成され、前記飲み口部の前記柔軟部には、この飲み口部が、前記容器本体方向に抜け落ちるのを防止するための突起部が設けられ、前記穴部の下部には、前記柔軟部に沿うように穴部突起部が形成され、前記ベース部には、前記飲み口部を覆うための蓋部が設けられており、この蓋部に対して、この飲み口部の先端部が当接する構成と成っていることを特徴とする乳幼児用飲料容器により、達成される。
【0006】
前記構成によれば、前記飲み口部のうち、使用者の唇が当接する部分は、比較的柔らかい部材で形成されている柔軟部で成ると共に、この飲み口部のうち飲料が搬送される部分は、比較的硬い部材である剛性部で形成されているので、前記柔軟部では、使用者が、例えば哺乳瓶等の乳首と同様に柔軟な感触を唇に感じることができると共に、前記剛性部では、使用者の口唇の動きによって、潰れることがない。
また、前記構成によれば、前記ベース部には、前記飲み口部を覆うための蓋部が設けられており、この蓋部に対して、この飲み口部の先端部が当接する構成と成っているので、飲料が飲み口部の先端部から漏れ出すことがない。
【0007】
また、請求項2の発明では、請求項1の構成において、前記飲み口部には、前記容器本体内に収容されている飲料をこの飲み口部まで搬送するための搬送手段を接続するための接続部が設けられている乳幼児用飲料容器である。
【0008】
前記構成によれば、前記飲み口部には、前記容器本体内に収容されている飲料をこの飲み口部まで搬送するための搬送手段を接続するための接続部が設けられているので、別体の搬送手段をこの飲み口部に接続することができる。
【0009】
また、請求項3の発明では、請求項2の構成において、前記接続部が、前記飲み口部の前記剛性部に対して設けられている乳幼児用飲料容器である。
【0010】
前記構成によれば、前記接続部が、前記飲み口部の前記剛性部に対して設けられているので、この剛性部に対して別体の搬送手段を接続することができる。
【0011】
また、請求項4の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかの構成において、前記柔軟部の硬さがJISスプリング式で、0度乃至70度未満であり、前記剛性部の硬さがJISスプリング式で、70度乃至100度である乳幼児用飲料容器である。
【0012】
前記構成によれば、前記柔軟部の硬さがJISK6253加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法におけるスプリング式(デュロメータ硬さ)で、0度乃至70度未満であり、前記剛性部の硬さがJISK6253加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法におけるスプリング式(デュロメータ硬さ)で、70度乃至100度であるので、前記剛性部は、前記柔軟部より硬く形成されることになる。
【0013】
また、請求項5の発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかの構成において、前記柔軟部がシリコン又はエラストマーより成り、前記剛性部がポリプロピレン又はポリエチレンにより成る乳幼児用飲料容器である。
【0014】
前記構成によれば、前記柔軟部がシリコン又はエラストマーより成り、前記剛性部がポリプロピレン又はポリエチレンにより成るので、前記剛性部は、前記柔軟部より硬く形成されることになる。
【0016】
また、請求項の発明によれば、請求項1乃至請求項のいずれかの構成において、前記飲み口部の前記柔軟部には、この飲み口部の前記ベース部からの突出量を規制する規制部が設けられている乳幼児用飲料容器である。
【0017】
前記構成によれば、前記飲み口部の前記柔軟部には、この飲み口部の前記ベース部からの突出量を規制する規制部が設けられているので、飲み口部のベース部からの突出量を乳幼児に適切な長さにすることができる。
【0020】
また、請求項の発明によれば、請求項1乃至請求項のいずれかの構成において、前記飲み口部の前記柔軟部の断面形状が、略楕円形である乳幼児用飲料容器である。
【0021】
前記構成によれば、前記飲み口部の前記柔軟部の断面形状が、略楕円形であるので、使用者が口唇をより確実に閉じることができ、口角(口唇の両側)から飲料をこぼし難い。
【0022】
また、請求項の発明によれば、請求項1乃至請求項のいずれかの構成において、前記柔軟部と前記剛性部とが、相互に分離可能に形成されている乳幼児用飲料容器である。
【0023】
前記構成によれば、前記柔軟部と前記剛性部とが、相互に分離可能に形成されているので、必要に応じて、前記飲み口部から前記柔軟部を取り外すことができる。
【0024】
また、請求項の発明によれば、請求項の構成において、前記柔軟部には、前記剛性部の位置決めをする位置決め部が設けられている乳幼児用飲料容器である。
【0025】
前記構成によれば、前記柔軟部には、前記剛性部の位置決めをする位置決め部が設けられているので、一旦、分離した前記柔軟部と前記剛性部を一体化する際に、この剛性部と柔軟部の位置決めが容易となる。
【0026】
また、請求項10の発明によれば、請求項の構成において、前記剛性部のみを前記ベース部に固定するための調整手段を有する乳幼児用飲料容器である。
【0027】
前記構成によれば、前記剛性部を前記柔軟部と分離して、この剛性部のみを前記ベース部に固定することができる。
【0028】
また、請求項1の発明によれば、請求項10の構成において、前記剛性部には、前記調整手段と当接することによって、この剛性部の前記ベース部からの突出量を規制するための規制部が設けられている乳幼児用飲料容器である。
【0029】
前記構成によれば、前記剛性部には、前記調整手段と当接することによって、この剛性部の前記ベース部からの突出量を規制するための規制部が設けられているので、前記剛性部のベース部からの突出量を一定にすることができる。
【0030】
また、請求項1の発明によれば、請求項1の構成において、前記ベース部には、前記剛性部を覆うための蓋部が設けられており、この蓋部に対して、この剛性部の先端部が当接する構成となっている乳幼児用飲料容器である。
【0031】
前記構成によれば、前記ベース部には、前記剛性部を覆うための蓋部が設けられており、この蓋部に対して、この剛性部の先端部が当接する構成となっているので、飲料が剛性部の先端部から漏れ出すことがない。
【0032】
また、請求項1の発明によれば、請求項1の構成において、前記飲み口部のうち前記剛性部は、前記飲料容器内に収容された飲料を、この剛性部に搬送するための搬送手段と一体的に形成されている乳幼児用飲料容器である。
【0033】
前記構成によれば、前記飲み口部のうち前記剛性部は、前記飲料容器内に収容された飲料を、この剛性部に搬送するための搬送手段と一体的に形成されているので、前記搬送手段を前記剛性部とすることができる。
【0034】
また、請求項1の発明によれば、請求項1の構成において、前記剛性部と前記搬送手段が、1本のストローにより形成されている乳幼児用飲料容器である。
【0035】
前記構成によれば、前記剛性部と前記搬送手段が、1本のストローにより形成されているので、このストローを前記剛性部とすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図9を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0039】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る飲料容器を示す概略図である。図1において、飲料容器100は、飲料である例えばジュースが収容される容器本体である透明の樹脂製のカップ110を有している。このカップ110の側面には、使用者である乳幼児が手で把持するための樹脂製の取っ手120が設けられている。この取っ手120は、同じく樹脂製のリング状部材121により支持されており、このリング状部材121は、前記カップ110の上端部に嵌合されるようになっている。
このリング状部材121の上部には、樹脂製のベース部130が配置されている。このベース部130の図において下部には、カップ110とネジ嵌合するためのネジ溝が、その内側に設けられており、このベース部130をネジ嵌合させることによりリング状部材121も固定するようになっている。また、このベース部130の外周面には、使用者等が、このベース部130をカップ110に装着し易いように、指かかり部131が複数個、例えば8個設けられている。この指かかり部131は、ベース部130の下部の外周部に、その表面から突出するように設けられている。
また、このベース部130の指かかり部131の上部には、開閉可能な透明な樹脂製の蓋132と飲み口部140を配置するためのベース本体133が備えられている。
【0040】
図2は、図1のベース部130の蓋132を開けた状態を示す斜視図である。図2においては、指かかり部131が省略されているベース部130のみが示されている。図2に示すように、ベース本体133には、略円形の案内部134が設けられている。この案内部134は、その外周に縁部134aが形成されており、この縁部134aの内周から案内部134の中心に向かって凹部134bが形成されている。
この凹部134bの直径Aは、例えば36mmに形成されており、この凹部134bの凹面の曲率は、図3に示すように、使用者である例えば乳幼児の唇が閉じる際の、唇の先端の軌道を結んだ線であるR36mm乃至R38mmに形成されている。
この凹部134bの中心には、飲み口部140が備えられている。この飲み口部140は、その外側に柔軟部140bが配置されており、その内側には貫通孔を有する剛性部140aが配置されている。この柔軟部140bの断面形状は、図2に示すように、使用者の唇が閉じる方向に幅が狭くなる略楕円形で形成されている。
また、この柔軟部140bは、例えばJISK6253加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法におけるスプリング式(デュロメータ硬さ)で硬度が0度乃至70度未満であり、具体的には例えば40度に形成されている。そして、材質は、例えばシリコン又はエラストマー等により形成されている。
【0041】
この硬度は、JISの硬度試験であるデュロメータ硬さ試験によって測定されるものである。すなわち、試験機には、試験片表面を加圧する加圧面が設けられており、この加圧面の中心には孔が設けられ、この孔からバネによって突き出されている押針が配置されている。
そして、この押針を試験片に押しつけ、押針が試験片により押し戻される距離(押し込み深さ)を硬さとして示す目盛りを読むことによって試験片の硬度を測るものである。
【0042】
一方、このような柔軟部140bの内側に配置されている前記剛性部140bは、その断面形状が略円形に形成されている。そして、この剛性部140bの硬度は、例えばJISスプリング式で硬度が70度乃至100度であり、具体的には例えば70度に形成されている。そして、材質は、例えばポリプロピレンやポリエチレン等で形成され、これらを射出成形又は押出成形して成るものである。
【0043】
このように構成されている前記飲み口部140の断面を示したのが、図3である。図3に示すように、飲み口部140は、その内側に前記剛性部140aが配置されており、その外側に柔軟部140bが配置されている。そして、これら剛性部140aと柔軟部140bは、相互に分離可能に形成されている。また、この飲み口部140は、図3に示すように案内部134の凹部134bの中心で最も凹んでいる部分に形成されている穴部134cに差し込まれて配置されるようになっている。したがって、この穴部134cの開口部も飲み口部140と同様に、同じ大きさの略楕円形で形成されている。
そして、この飲み口部140の剛性部140aには、図1に示す容器本体110内に収容される飲料である例えばジュースを飲み口部140まで搬送する搬送手段であるストロー150を接続するための接続部であるストロー接続部140cが設けられている。このストロー接続部140は、その内側にストロー150を挿入するためのストロー挿入孔140dが設けられ、このストロー挿入孔140dにストロー150を挿入することで、ストロー150と剛性部140aとが接続されるようになっている。
この場合において、前記ストロー接続部140cの図において上下方向の長さ(L)が比較的長く、例えば12mm程度に形成されているため、前記ストロー挿入孔140dにおいて、ストロー150と接触する面積が大きくなり、ストロー150が、より強固に接続されることになる。
また、この剛性部140aのストロー接続部140cの図において上部には、柔軟部140bに当接し、この剛性部140cが、柔軟部140aの上端部から抜けるのを防止するための抜け防止突起部140eが設けられている。
【0044】
また、前記柔軟部140bの上端部にも、剛性部140aの先端部が当接して、この剛性部140aが、柔軟部140bの上端部から抜け出るのを防止するための位置決め部である剛性部位置決め部140fが設けられている。
この剛性部140aにある抜け防止突起部140eと柔軟部140bにある剛性部位置決め部140fにより、柔軟部140b内に挿入された剛性部140aは、位置決めされると共に、柔軟部140b先端部の孔から、剛性部140aが抜け出るのを有効に防ぐことができるようになっている。
そして、前記柔軟部140bには、図示するように、柔軟部突起部140gが設けられている。この柔軟部突起部140gは、剛性部140aの抜け防止突起部140eと、前記凹部134cの穴部134cの下部に設けられている穴部突起部134dとに挟まれるように配置されている。
そして、この柔軟部突起部140gは、案内部134の凹部134bからの柔軟部140bの突出量を規制すると共に、飲み口部140がふらつくのを防止するためのものである。この突出量としては、具体的には、10mm乃至27mm未満の長さだけ突出した状態で止まるようになっているため、乳幼児が吸引によって、液体を接収し易い。
また、前記穴部突起部134dは、案内部134の穴部134cにおいて、柔軟部140bに沿うように形成されているため、柔軟部134bとの接触面積が充分にとれ、飲み口部140のふらつきを、より効果的に防止することができることになると同時に穴部134cから液体が濡れることを防止する。
【0045】
さらに、この柔軟部140bには、柔軟部140bがカップ110側へ抜け落ちるのを防止するための突起部であるストッパ140hが設けられている。
このように構成されている柔軟部140bの内径と剛性部140aの外径は、略同一の寸法となっている。このため剛性部140aを柔軟部140b内に挿入した場合、硬い素材からなる剛性部140aが、柔らかい素材からなる柔軟部140bを広げるようにして挿入することになる。
したがって、柔軟部140bの内径部分と剛性部140aの外径部分との密着性が増し、その間に余分な空気を吸い込むことがないため、使用者である乳幼児が飲み口部140の柔軟部140bをくわえても、この柔軟部140bが剛性部140aと分離するような、不快感を感じることがない。
【0046】
ところで、図3に示すストロー150は、図1に示すカップ110内に収容されているジュースにその一端部が浸っている。したがって、乳幼児は、飲み口部140を吸引することで、カップ110内のジュースを、ストロー150を介して飲むことができるようになっている。
ところで、前記ベース部130の蓋132は、図1及び図2に示すように回転ヒンジ160により、ベース部130の案内部134を開放又は覆うようになっている。そして、この案内部134を覆う、蓋132のドーム部132aは、案内部134を覆う場合、そのドーム部132aの頂点と飲み口部140の先端が当接されるようになっている。このため、乳幼児等が飲料容器100を携帯する場合、内部のジュース等が飲み口部140の剛性部140aの先端部から溢れてしまうのを防ぐことができるようになっている。
また、このドーム部132aは、透明の樹脂等により形成されているため、乳幼児等が、外側から中の飲み口部140を視認することができるようになっている。
【0047】
図4は、図3における飲み口部140のうち柔軟部140bを外し、剛性部140aのみを案内部134の中心の穴部134cから挿入した状態を示す図である。図4においては、図3と異なり柔軟部140bが存在しないため、案内部134の穴部134cの径の方が、剛性部140aの外径より大きく、剛性部140を案内部134に固定することができなくなってしまう。
したがって、この剛性部140aを案内部134に固定するため調整手段である調整具160が備えられている。
この調整具160は、上述の柔軟部140bと同様に柔らかい材質により形成され、その中心に孔を有している。そして、その外径は案内部134の穴部134cの径と略同一で、その内径は、前記剛性部140aの外径と略同一に形成されている。したがって、この調整具160を案内部134の穴部134cに挿入すると、この調整具160が広がって、調整具160が穴部134cに、強固に装着されることになる。
また、この調整具160の孔に剛性部140aを挿入すると、調整具160が広がるため、上述と同様に強固に固定されることになる。そして、この調整具160の外径は楕円形であり、内径は正円形となっている。
【0048】
さらに、この調整具160には、上述の柔軟部140bの柔軟部突起部140gと同様の役割をする調整具突起部160gが備えられているため、この調整具突起部160gの下部に剛性部140aの抜け防止突起部140eが当接し、剛性部140aの上部方向への抜けを防止すると共に剛性部140aの案内部134からの突出量を一定に規制する規制部の役割も果たすことになる。また、このこの調整具160は、案内部134の穴部突起部134dに沿うように装着されるため、剛性部140aのふらつきを有効に防止することができると同時に穴部134cから液体が漏れることを防ぐようになっている。
また、この調整具160には、上述の柔軟部140bと同様の働きをする調整具ストッパ160hが設けられている。この調整具ストッパ160hにより、調整具160自体の下方向の抜けが有効に防止されると共に、間接的には、この調整具160と強固に装着されている剛性部140aの下方向の抜けが有効に防止されることになる。
さらに、剛性部140aの先端部は、調整具突起部160gの厚さを調整(剛性部位置決め部140f分だけ押し込めるように)することにより、蓋132のドーム部132aの頂点と当接するようになっている。このため、乳幼児等が飲料容器100を携帯する場合、内部のジュース等が剛性部140aの先端部から溢れてしまうのを防ぐことができるようになっている。
【0049】
本実施の形態に係る飲料容器100は、以上のように構成されているが、以下、その動作等を使用方法と共に説明する。
先ず、乳幼児等の保護者等が、図1に示す飲料容器100のベース部130の指かかり部131の部分を把持して、ベース部130を回転させ、ベース部130をカップ110から取り外し、カップ110内に飲料である例えばジュースを必要量入れ、その後、ベース部130を再び、カップ110に装着することになる。
この状態で、保護者等は、乳幼児等に、この飲料容器100を用いジュースを与えることになる。この乳幼児は今まで哺乳瓶の乳首でミルクを飲んでいた乳幼児又は母乳を飲んでいた乳幼児であって、乳首や母乳以外の飲み口で飲料を飲む練習をしようとする乳幼児である。
【0050】
上述のように、飲料容器100にジュースを入れた状態で、保護者は、先ず、蓋132のドーム部132aを回転ヒンジ160を回転させながら開く状態にする。そして、大人と同じ飲み方をトレーニングする必要がある乳幼児等に、飲み口部140をくわえさせることになる。
このとき、乳幼児等は、今まで行ってた哺乳運動をしようとして、口を大きく開け、飲み口部140の先端部を、自己の哺乳窩(図5参照)に当接させようとすることになる。
しかし、ベース部130の案内部134の直径は、36mmと成っているため、この案内部134の外側に乳幼児等の唇は達することがなく、唇は案内部134の内側に接することになる。
この案内部134には、図3に示すように、凹部134bが形成され、その凹面の曲率は、R36mm乃至R38mmとなっており、これは、乳幼児等の唇が閉じる際の先端の軌道と略同様となっている。このため、この案内部134に接した乳幼児等の唇は、自然と口をすぼめ吸引運動の口唇の形となる。
そして、その結果、乳幼児等は、哺乳運動とは異なる口をすぼめる動作を繰り返すことにより、トレーニングすることになる。
【0051】
また、この乳幼児等がくわえた飲み口部140の外側には柔らかい材質からなる柔軟部140bが配置されているため、乳幼児の口唇が当接すると、その圧力で、柔軟部140bが変形することになる。この柔軟部140bの変形により、乳幼児の口腔内に密閉した空間を作り易くなり、口角からのジュース等の漏れを効果的に防ぎ、飲み口部140の吸引によるジュース摂取の練習を行うことが可能となる。
そして、この柔軟部140bは、乳首等と同等の柔らかさを有するため、乳幼児が飲み口部140をくわえた際に感じる違和感が軽減され、乳幼児が嫌がらずに飲み口部140でトレーニングをすることができる。
さらに、この飲み口部140は、柔軟部140bの内側に比較的硬い材質からなる剛性部140aを有しているため、柔軟部140bが変形しても、内側の剛性部140aは、変形しない。このため、この剛性部140aと接続されているストロー150によってカップ110から搬送されたジュースは、剛性部140aを通過して、乳幼児の口腔内に運ばれることになる。
このように、本実施の形態に係る飲料容器100の飲み口部140は、乳幼児の口唇が触れる部分は、柔らかく形成され、ジュースが搬送される部分は硬く形成されるため、乳幼児の口唇の圧力により飲み口部140が潰れることなく、しかも、乳児が飲み口部140をくわえたときの違和感を軽減することができる。
また、飲み口部140を構成する柔軟部140bと剛性部140aとの間に余分な空気を含んでいないため、飲み口部140をくわえた乳幼児に、柔軟部140bと剛性部140aが分離するような違和感を感じさせることがなく、より効果的に乳幼児に対してトレーニングを行うことができる。
【0052】
また、この飲み口部140の断面形状は、乳幼児等の唇が閉じる方向に幅が狭い略楕円形を成しているため、今まで唇を確実に閉じる動作を行っていなかった乳幼児等に対して、確実に唇を閉じる動作を促すと同時に、口角からもれずらくする役割を果たすものである。
さらに乳幼児等は、必要に応じて図1に示す取っ手120を持つ等してカップ110内のジュースを上述のように、吸引し飲み込む練習をすることになる。
このような練習が終わると、蓋132のドーム部132aを閉状態にする。このとき、図3に示すようにドーム部132aの頂上と飲み口部140の先端部が当接するため、保護者等が飲料容器100を持ち歩いても、中のジュースが漏れ出すおそれがない。
【0053】
さらに、乳幼児等の飲み口部140を用いた吸引によりジュース飲みが上達した場合は、飲料容器100からこの飲み口部140を外して、案内部134の穴部134cに調整具160を装着する。そして、飲み口部140から柔軟部140bを外し、剛性部140aのみを調整具160を介して案内部134に装着する。
このようにすることで、乳幼児は、その断面が正円に形成された剛性部140aをくわえることで、大人と同じストロー飲みの練習を行うことが可能となる。
また、練習が終わると、上述と同様に、飲料容器100の蓋132のドーム部132aを閉状態にする。このとき、図4に示すようにドーム部132aの頂上と剛性部140aの先端部が当接するため、保護者等が飲料容器100を持ち歩いても、中のジュースが漏れ出すおそれがない。
以上のように、本実施の形態によれば、乳幼児等に段階的にストロー飲みの練習を同一の飲料容器100で行うことができる。
【0054】
(第2の実施の形態)
図6及び図7は、第2の実施の形態に係る飲料容器200の要部を示す断面図である。第2の実施の形態に係る飲料容器200の構成は、上述の第1の実施の形態に係る飲料容器100と略同様であるため、以下、相違点を中心に説明し、第1の実施の形態と同様の構成は、同一の符号を付す等して説明を省略する。
図6において、飲料容器200は、第1の実施の形態と異なり、剛性部がストロー250と一体的に形成されている。このため、第1の実施の形態と異なり、剛性部にはストローを接続するためのストロー接続部140cが備えられていない。
したがって、本実施の形態では、飲料であるジュースにその一端が浸っているストロー250をそのまま剛性部として用いることができる飲み口部240を有する飲料容器である。
【0055】
参考例
図8は、参考例に係る飲料容器300の要部を示す概略断面図である。図8において、飲料容器300は、飲料である例えばジュースが収容される容器本体310と、開閉可能に形成されている蓋部320とを有している。また、この容器本体310内に収容されたジュースを搬送するためのストローが容器本体310の上部に設けられたベース部330に接続されている。このベース部330は、屈曲部材であるチューブ360を介して飲み口340が設けられている。この飲み口340は、第1の実施の形態と同様で、その外側に比較的柔らかい部材で形成されている柔軟部340bが配置され、この柔軟部340bの内側には、比較的硬い部材で形成されている剛性部340aが配置されている。しかし、本実施の形態は、第1の実施の形態と異なり、飲み口340には、チューブ360が設けられ、このチューブ360を介してベース部330、そしてストロー350と接続されている。また、前記蓋部320と飲み口340は、回動部材370と連結されている。したがって、使用者が蓋部320を操作して、図9に示すように閉状態にしようとすると、この回動部材370も回動中心370aを中心に図において左回りを始めることになる。
【0056】
この回動部材370は、飲み口340と係合部360bで係合されているため、飲み口340は、図9に示すように容器本体310内に引き込まれることになる。このとき、飲み口340に接続されているチューブ360は、折り曲がるため、飲み口340は、容器本体310内に収容され、図9に示すように、蓋部320に覆われ、格納されることになる。
逆に、蓋部320を開状態にするときは、上述と逆の動きをして、飲み口340は、飲料容器300から突出した状態、すなわち図8に示す状態となる。
このように使用者が蓋部320の開閉を行うだけで、飲み口340が連動して突出又は格納する構造において、柔軟部340bと剛性部340aを有する飲み口340を使用することで、違和感を与えない飲み口340を簡単な操作で乳幼児に与えることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、使用者が心地良く、くわえることができると共に使用者の口唇によって潰れることがない飲み口部を有する乳幼児用飲料容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る飲料容器を示す概略図である。
【図2】 図1のベース部の蓋を開けた状態を示す概略斜視図である。
【図3】 図2の飲み口部の断面を示した概略断面図である。
【図4】 図3の飲み口部から柔軟部を外した状態を示す概略断面図である。
【図5】 乳幼児等の上顎である硬口蓋方向を下から見た概略図である。
【図6】 第2の実施の形態に係る飲み口部等の断面を示した概略断面図である。
【図7】 図6の飲み口部から柔軟部を外した状態を示す概略断面図である。
【図8】 変形例に係る飲料容器の要部を示す概略断面図である。
【図9】 変形例に係る飲料容器の要部を示す概略断面図である。
【図10】 従来の飲料容器を示す概略図である。
【符号の説明】
100、200、300・・・飲料容器
110・・・カップ
120・・・取っ手
121・・・リング状部材
130・・・ベース部
131・・・指かかり部
132・・・蓋
132a・・・ドーム部
133・・・ベース本体
134・・・案内部
134a・・・縁部
134b・・・凹部
134c・・・穴部
134d・・・穴部突起部
140、240・・・飲み口部
140a、340a・・・剛性部
140b、340b・・・柔軟部
140c・・・ストロー接続部
140d・・・ストロー挿入孔
140e・・・抜け防止突起部
140f・・・剛性部位置決め部
140g・・・柔軟部突起部
140・・・ストッパ
150、250、350・・・ストロー
160・・・調整具
160g・・・調整具突起部
160h・・・調整部ストッパ
310・・・容器本体
320・・・蓋部
330・・・ベース部
360・・・チューブ
370・・・回動部材

Claims (14)

  1. 飲料が収容される容器本体と、
    この容器本体に収容された飲料を飲むための飲み口部と、
    この飲み口を配置するためのベース部と、を有する飲料容器において、
    前記飲み口部のうち、使用者の唇が当接する部分は、比較的柔らかい部材で形成されている柔軟部で成ると共に、この飲み口部のうち飲料が搬送される部分は、比較的硬い部材である剛性部で形成され
    前記飲み口部は、前記ベース部に形成された穴部に差し込まれて配置され、
    前記飲み口部の前記柔軟部には、この飲み口部が、前記容器本体方向に抜け落ちるのを防止するための突起部が設けられ、
    前記穴部の下部には、前記柔軟部に沿うように穴部突起部が形成され、
    前記ベース部には、前記飲み口部を覆うための蓋部が設けられており、この蓋部に対して、この飲み口部の先端部が当接する構成と成っていることを特徴とする乳幼児用飲料容器。
  2. 前記飲み口部には、前記容器本体内に収容されている飲料をこの飲み口部まで搬送するための搬送手段を接続するための接続部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乳幼児用飲料容器。
  3. 前記接続部が、前記飲み口部の前記剛性部に対して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の乳幼児用飲料容器。
  4. 前記柔軟部の硬さがJISK6253加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法におけるスプリング式(デュロメータ硬さ)で、0度乃至70度未満であり、前記剛性部の硬さがJISK6253加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法におけるスプリング式(デュロメータ硬さ)で、70度乃至100度であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の乳幼児用飲料容器。
  5. 前記柔軟部がシリコン又はエラストマーより成り、前記剛性部がポリプロピレン又はポリエチレンにより成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の乳幼児用飲料容器。
  6. 前記飲み口部の前記柔軟部には、この飲み口部の前記ベース部からの突出量を規制する規制部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の乳幼児用飲料容器。
  7. 前記飲み口部の前記柔軟部の断面形状が、略楕円形であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の乳幼児用飲料容器。
  8. 前記柔軟部と前記剛性部とが、相互に分離可能に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の乳幼児用飲料容器。
  9. 前記柔軟部には、前記剛性部の位置決めをする位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の乳幼児用飲料容器。
  10. 前記剛性部のみを前記ベース部に固定するための調整手段を有することを特徴とする請求項に記載の乳幼児用飲料容器。
  11. 前記剛性部には、前記調整手段と当接することによって、この剛性部の前記ベース部からの突出量を規制するための規制部が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の乳幼児用飲料容器。
  12. 前記ベース部には、前記剛性部を覆うための蓋部が設けられており、この蓋部に対して、この剛性部の先端部が当接する構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の乳幼児用飲料容器。
  13. 前記飲み口部のうち前記剛性部は、前記飲料容器内に収容された飲料を、この剛性部に搬送するための搬送手段と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の乳幼児用飲料容器。
  14. 前記剛性部と前記搬送手段が、1本のストローにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の乳幼児用飲料容器。
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