JP4229814B2 - リーチフォークリフトのオペレータ支持装置 - Google Patents

リーチフォークリフトのオペレータ支持装置 Download PDF

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Description

本発明は、オペレータが立った状態で運転するリーチフォークリフトのオペレータ支持装置に関するものである。
リーチフォークリフトは図9に示すように、車体の下部前方に車輪を備えた左右一対のアウトリガー8が固着され、これに前後方向に移動自在にマスト6が設けられている。そして、マスト6に左右一対のフォーク7aを備えたフォーク支持体7が昇降自在に設けられている。
運転室は、車体後部右側に設けられており、ドライブ装置やステアリング装置を覆う左側のボックスフレーム2と前方側のフロントフレーム3と右側のサイドフレーム4によって囲まれた平面視がほぼ矩形状の空間としている。そして、後方側はオペレータが乗降するための乗降口5として開放されている。
サイドフレーム4は後端部が車体中央側へ湾曲しており、その上端内面の乗降口5寄りにはオペレータのウエストを支持する支持装置1が設けられている。
この支持装置1はオペレータが寄りかかるだけのもので、矩形状のクッション材をサイドフレーム4に固設した構成としている。
リーチフォークリフトは頻繁にオペレータが乗降するので、立ったままの状態で運転するのが効率的であるが、走行中の揺れや振動に対してオペレータの安定性が悪く疲労が大きいという問題がある。
そこで、乗降するのに邪魔にならず、オペレータが簡易的に腰掛けられるようにした支持装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
この支持装置30は図10に示すように、背当て部31の下方に腰当て部32を固設したものをサイドフレーム4に固設したスライドレール33に上下移動自在に取り付けたものである。なお、図示してないが腰当て部32は、上下方向に回動可能にサイドプレート35に支持し、ピンで所定の角度に固定するようにしている。また、支持装置30の高さ調整は上下調節レバー34の操作でできるようにしている。
特開2000−169094号公報([0020〜0023])。
リーチフォークリフトではオペレータの乗降が頻繁であるばかりでなくオペレータも頻繁に変わる。しかも、運転姿勢はオペレータによって種々異なっている。
上記特許文献1のオペレータの支持装置によれば、支持装置が上下方向に変更可能であるので、オペレータの身長に合った高さに配置でき、また腰当て部の傾斜も変えられる。
しかしながら、このオペレータの支持装置は腰当て部が背当て部に一体に取り付けられ、背当て部の背面にはスライド機構を必要とするので、重量が大きなものとなり、構造が複雑でコストが嵩むという欠点がある。
そこで、本発明は、軽量簡素な構造で、簡便に高さ位置を変更できるヒップパッドを備えたオペレータの支持装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置は、リーチフォークリフトのサイドフレームの内側で乗降口寄りに取り付けられ、オペレータのウエストを支持するほぼ垂直状のウエストパッドと、該ウエストパッドのサイドフレーム側とは反対側の面に高さ位置が変更可能に設けられ、オペレータのヒップを支持するヒップパッドとを備えている。
そして、ヒップパッドに付設された取付金具を上下方向に変更可能に係止する支持部材をウエストパッドに備えている。
そして更に、このオペレータ支持装置では、取付金具は支持部材に対する当該取付金具の係止位置を支点として上下方向に回動可能としてヒップパッドのサイドフレーム側の端部をウエストパッドのサイドフレーム側とは反対側の面に当接させたことを特徴としている。つまり、取付金具は、支持部材に対する当該取付金具の係止位置を支点として上下方向に回動可能であると共に、その取付金具が支持部材に係止された状態にて、ヒップパッドが、そのサイドフレーム側の端部をウエストパッドのサイドフレーム側とは反対側の面に当接させた状態で支持されるようになっている。
このような請求項1のオペレータ支持装置によれば、従来のものに比べ軽量簡素な構造でヒップパッドの高さ位置を簡便に変更できる。
本発明のオペレータ支持装置は、ある程度の体重があずけられ、かつ、走行中の揺れや振動に対して安定を保つことができるようにオペレータのウエストとヒップを支持するもので、基本的には腰掛けるものではないが、腰掛けることを想定した強度に構成にしてもよい。
ウエストパッドは、ヒップパッドを高い位置へ移動させた場合でも、オペレータのウエストが十分支持されるように支障のない限りサイドフレームの上端より高くするのが望ましい。
ヒップパッドは走行中のオペレータの安定性が保たれる最低限の大きさとしてオペレータの乗降性をよくするのが望ましい。
ヒップパッドの取付金具を係止する支持部材はウエストパッドのどこに設けてもよいが、ウエストパッドに内装する場合は、取付金具が上下方向に移動可能となるように、支持部材に沿った切欠溝をウエストパッドに設ける。
また、請求項1のオペレータ支持装置では、取付金具が支持部材に係止された状態では、ヒップパッドの上記端部をウエストパッドのサイドフレーム側とは反対側の面に当接させているので、取付金具は、大きな強度で支持部材に係止されていなくてもよい。
このため、請求項2に記載のように、取付金具は、係止用部材により支持部材に押し付けられることで、該支持部材に係止されるように構成することができ、より軽量簡素な構造でヒップパッドの高さ位置を簡便に変更できる。
なお、係止用部材としては、取付金具を支持部材に押し付けるバネやカム等でもよいが、請求項3に記載のように、ネジを用いれば、大きな強度が得やすい。そして、この場合、ネジにレバーが付設されていれば、オペレータにとって最適な位置(高さ)でそのレバーを締め込むことにより、取付金具は支持部材に係止されることとなるため、ヒップパッドの高さ調整を迅速に行うことができる。
また、請求項1のオペレータ支持装置は、請求項4に記載のように構成してもよい。即ち、支持部材に、上下方向に並んだ複数の溝を設け、更に、取付金具には、突出した突出部を設ける。そして、該突出部が上記溝の何れかに引っ掛かることにより、取付金具が支持部材に係止されるようにする。
このような請求項4のオペレータ支持装置によれば、突出部を上記溝の何れかに引っ掛けるだけで取付金具を支持部材に係止させることができるので、ヒップパッドの高さ調整を迅速、かつ、容易に行うことができる。
また、上述した請求項2〜4のオペレータ支持装置の構成に限らず、例えば、支持部材に一定間隔で設けた穴にピンで取付金具を固定するか、取付金具の先端を鉤状にして支持部材に設けた穴に引っかけるようにしたものでもよい。
なお、取付金具が支持部材に係止された状態では、ヒップパッドはウエストパッドと当接しているので、取付金具の係止部における荷重は大きなものとならず、強固な固定を必要としない。
ヒップパッドを必要としない場合は、これを取り外してもよいが、リーチフォークリフトには取り外したヒップパッドを収納するようなスペースがないので、紛失の虞れが多い。また、特許文献1の装置では、ピンの脱着により腰当て部を格納するので、簡便ではないという難点がある。
そこで、請求項5に記載のように、支持部材をウエストパッドの下端近くまで設け、ヒップパッドをウエストパッドの下方にほぼ垂直に格納できるようにするのが望ましい。
このような請求項5のオペレータ支持装置によれば、ヒップパッドを必要としない場合は、簡便にウエストパッドの下方に格納することができる。
ところで、取付金具はヒップパッドに付設されるが、ヒップパッドのサイドフレーム側の端部がウエストパッドに当接したときにヒップパッドが最適な傾斜になるように、その長さを定めている。
しかし、ヒップパッドの最適な傾斜はオペレータによって異なる場合もある。
そこで、請求項6に記載のように、取付金具は、上記係止位置とヒップパッドとの間の距離を調節可能に構成されているのが望ましい。
このような請求項6のオペレータ支持装置によれば、係止位置とヒップパッドとの間の距離を変えると、ウエストパッドに当接されるヒップパッドのサイドフレーム側の端部(即ち、ヒップパッドのウエストパッドと当接する位置)が変わることとなり、上記傾斜を変更することができる。
つまり、ヒップパッドは、ウエストパッドに対して遠ざかる方向及び近づく方向に移動可能であり、そのヒップパッドの移動に応じて、ウエストパッドに当接されるヒップパッドのサイドフレーム側の端部が変わることとなるため、上記傾斜を変更することができる。
このため、オペレータにとってより最適な運転姿勢になるように調節することができる。
また、本発明のオペレータ支持装置では、ウエストパッドがリーチフォークリフトのサイドフレームに取り付けられている。しかし、オペレータの身長はそれぞれ異なる。
そこで、請求項7に記載のように、ウエストパッドにおけるサイドフレームへの取付け穴は、上下方向に長い長穴となっていることが望ましい。
このような請求項7のオペレータ支持装置によれば、例えば、ネジ溝を有したボルトを上記長穴に挿入し、それをサイドフレームに予め設けられているネジ穴に螺着することで、ウエストパッドをサイドフレームに取り付けることができるが、特に、この取り付けの際に、上記長穴とボルトとが接触する位置を変えることで本装置全体を上下方向に移動することができる。
このため、本装置全体をオペレータの身長に合った高さに配置することができる。
以下、本発明の実施の形態のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置について、図面に基づいて説明する。
リーチフォークリフトの構成は上記背景技術で説明したもの(図9)と同じであり、説明は省略する。
まず、第1実施形態のオペレータ支持装置100について説明する。
オペレータ支持装置100は、図1に示すように、ウエストパッド10とヒップパッド20とを備えており、サイドフレーム4の上端内面の乗降口5寄りに設けられている。
ウエストパッド10は、サイドフレーム4の乗降口5寄りに2つの取付ボルト13で取り付けられている。そして、ウエストパッド10の乗降口5寄りはサイドフレーム4の曲面に沿って湾曲しており、更に、その上部はサイドフレーム4の上端より高く配置されている。そして、ウエストパッド10には、その中央部下部に縦方向に一部切り欠いた切欠部18が設けられ、更に、切欠部18よりも乗降口5寄りに縦方向の切欠溝19が設けられている。
また、ウエストパッド10は、図2及び図3に示すように、クッション材10aに芯金11が内装され、これに上下方向のガイド溝12cが形成された支持部材12a,12bが取り付けられている。
支持部材12aは、上記切欠溝19の切欠部18側の端面に取り付けられ、また、支持部材12bは切欠部18の内側(切欠溝19側)の端面に付設されている。
ヒップパッド20は、図2に示すように、クッション材20aに芯金21が内装されている。そして、ヒップパッド20には、図3に示すように、それの乗降口5側とは反対側に支持部材12bに係合する取付金具22bが設けられ、更に、その取付金具22bから乗降口5側へ、支持部材12aと支持部材12bとの間の距離よりも離れた地点に、支持部材12aに係合する取付金具22aが設けられている。なお、取付金具22a,22bは、芯金21に取り付けられている。
取付金具22aの先端部(即ち、支持部材12a側の端部)に設けられた穴から上記支持部材12a,12bのガイド溝12cを貫通するボルト15が挿入されている。そして、ガイド溝12cを貫通したボルト15の先端には、雄ネジが形成されており、これにレバー14が取り付けられている。なお、取付金具22bの先端部(即ち、支持部材12b側の端部)は、ボルト15の先端の雄ネジの部分が貫通している。また、16はスペーサであり、17は取付金具22a,22bと支持部材12a,12bの間でボルト15に挿入されたワッシャである。
このように構成されているので、レバー14が締め込まれると、ヒップパッド20の取付金具22a,22bはワッシャ17を介して支持部材12a,12bをボルト15の頭部側とレバー14側と(図1における左右)から挟んで圧着することとなり、取付金具22a,22bは、その締め込まれた位置で固定される。
レバー14を弛めたときは、取付金具22a,22bは支持部材12a,12bから離れ、ヒップパッド20を自由に昇降および上下方向に回動させることができる。
次に、このように構成されたオペレータ支持装置100の作用について説明する。
まず、レバー14を弛め、ヒップパッド20の先端部(即ち、サイドフレーム4側とは反対側の端部)を持ち適宜な高さ位置へ移動させる。このとき、取付金具22a,22bはガイド溝12cに案内されて移動し、レバー14は切欠部18内を移動する。
適宜な位置に移動させたら、ヒップパッド20の先端側を下方へ回動させ、レバー14を締め込む。
これにより、取付金具22a,22bが支持部材12a,12bを挟着して、その位置で係止されるとともに、ヒップパッド20の後端部(即ち、サイドフレーム4側の端部)20bがウエストパッド10の前面(即ち、サイドフレーム4側とは反対側の面)に当接し、所定の高さおよび傾斜でヒップパッド20が固定される。なお、ヒップパッド20の傾斜角度は、ウエストパッド10の前面における取付金具22a,22bの移動可能な部分が平面であるので、どの高さにおいても一定である。
以上のようなオペレータ支持装置100によれば、従来のものに比べ軽量簡素な構造でヒップパッド20の高さ位置を簡便に変更することができる。
そして更に、レバー14を締め込むことにより取付金具22a,22bを支持部材12a,12bに係止させることができるので、ヒップパッド20の高さ位置を無段階で調整することができ、更に、レバー14を用いて高さ調整の作業をしているので、その作業を迅速に行うことができる。
また更に、このオペレータ支持装置100では、図5に示すように、オペレータの体重をヒップパッド20にかなり分担させた状態となり、オペレータの疲労を和らげることができる。
また、オペレータ支持装置100は、ヒップパッド20にオペレータの全体重を預けるものではないので、左右の手で走行操作やリフト操作をしているときに、振動や揺れがあってもオペレータは安定を保つことができる。また、一方の足でペダル操作をした場合でもオペレータ支持装置100によって支持されることで、オペレータの体を安定に保つことができる。しかも、ヒップパッド20はオペレータの安定性が得られる最低限の大きさであり、下側に傾斜した状態であるので、オペレータが乗降するに際して邪魔にならない。
一方、ヒップパッド20を使用しない場合はレバー14を弛め、ヒップパッド20を持ち上げて取付金具22a,22bの先端部を支持部材12a,12bの最下部へ移動させ、ヒップパッド20の先端部を押し下げれば、ボルト15を支点として回動し格納される。支持部材12a,12bの最下部では、図4に示すように、ヒップパッド20の後端部20bはウエストパッド10の前面に当接しないので、ヒップパッド20のオペレータのヒップが接触する面はウエストパッド10の前面と同一線上に位置することになる。
そして、この状態で、レバー14を締め込み、ヒップパッド20を固定することで、ヒップパッド20をウエストパッド10の下方に格納することができる。
なお、上記第1実施形態のオペレータ支持装置100においては、ヒップパッド20の傾斜角度は予め最適なものに設定され一定としている。また、本オペレータ支持装置100では、レバー14及びボルト15が請求項2の係止用部材に相当している。
次に、第1実施形態の変形例として、ヒップパッド20の傾斜角度を変更できるようにしたオペレータ支持装置100aについて、図6に基づいて説明する。
ウエストパッド10の構成は、第1実施形態のオペレータ支持装置100の構成と同じである。そして、ヒップパッド20に内装された芯金21には、取付金具25を挟むフォーク状の固定部材23が取り付けられている。そして更に、その固定部材23が取付金具25の長手方向に設けられた長穴25aにボルト24で取り付けられることで、ヒップパッド23に取付金具25が付設された状態になっている。なお、取付金具25はヒップパッド20に一定の角度に保持され摺動のみ可能に芯金21に係止されている。
また、取付金具25は支持部材12aと支持部材12bのガイド溝12cに係合するように左右に2個設けられている。
このように構成されているので、固定部材23を取付金具25の長穴25aの位置を変えて取付金具25に固定することにより、支持部材12a,12bに対する取付金具25の係止位置(この例では、ボルト15の中心軸)とヒップパッド20との間の距離を変えることができるので、ヒップパッド20の傾斜角度を変えることができる。このため、オペレータにとってより最適な運転姿勢となるように調節することができる。
なお、本オペレータ支持装置100aでは、固定部材23,ボルト24及び取付金具25が請求項6の取付金具に相当している。また、オペレータ支持装置100aでは、取付金具25に長穴25aを設けたもので説明したが、固定部材23側に長穴を設けてもよく、また、取付金具25と固定部材23は固定して芯金21側に長穴を設けるようにしてもよい。
次に、第2実施形態のオペレータ支持装置200について、図7及び図8に基づいて説明する。なお、図7及び図8において、前述した図面と同じものについては、同一の符号を付しているため、説明は省略する。
本第2実施形態のオペレータ支持装置200は、第1実施形態のオペレータ支持装置100と比較すると、下記の(1)〜(4)の点が異なっている。
(1)図7(a)に示すように、第1実施形態の取付金具22bに代わって、切欠部18側に突出した突出部44が設けられた取付金具22cが用いられている。
(2)図7(b)に示すように、先端に穴が設けられたボルト41が、取付金具22cの先端部に設けられた穴45(図8参照)から支持部材12a,12bのガイド溝12c及び取付金具22aの先端部に設けられた穴へと挿入され、それを貫通したボルト41の先端の穴に割ピン42が挿入されている。
このため、図7(b)に示すように、取付金具22a,22cはボルト41の頭部と割ピン42とに挟まれているので、取付金具22a,22cが支持部材12a,12bから離脱しないようなっている。また、取付金具22a,22cは、支持部材12a,12bのガイド溝12cに沿って上下方向に移動可能となっている。なお、第1実施形態のレバー14及びボルト15は用いられていない。
(3)ウエストパッド10におけるサイドフレーム4側の面には、金属からなる略T字状のプレート43が切欠部18を覆うように設けられている。但し、切欠部18の支持部材12b側は、取付金具22cが上下方向に移動可能となる分だけ、プレート43に覆われていない。つまり、略T字状に形成されたプレート43の縦に長い部分と、支持部材12bとの間は、取付金具22cの厚さより広い隙間が存在している。
そして特に、上記プレート43の縦に長い部分の支持部材12b側(即ち、上記隙間側)には、凹状に切り欠かれた複数の切欠溝43aが上下方向(即ち、支持部材12a,12bの長手方向)に並んで設けられている。
また、プレート43には、上述したように切欠部18を覆っている状態において、第1実施形態でウエストパッド10におけるサイドフレーム4への取付け穴として用いられていた穴(即ち、第1実施形態のウエストパッド10において、取付ボルト13が挿入された穴)と対応する位置にネジ穴が設けられている。そして、上記ウエストパッド10の穴とプレート43のネジ穴とに、第1実施形態の取付ボルト13よりも短い取付ボルト13aが螺合されており、これにより、プレート43がウエストパッド10と一体になっている。
また、プレート43には、上下方向に長い取付け穴43bが、上下方向に2つ並んで設けられている。そして、プレート43の取付け穴43bに挿入された取付ボルト13bにより、ウエストパッド10がサイドフレーム4に取り付けられている。
なお、上記第1実施形態のサイドフレーム4の取付け穴は横に(支持部材12a,12bの並び方向)2つ並んで設けられていたが、本第2実施形態のサイドフレーム4の取付け穴は、プレート43の取付け穴43bに合わせて縦(支持部材12a,12bの長手方向)に2つ並んで設けられている。
(4)図7及び図8に示すように、取付金具22cの突出部44には、ヒップパッド20が下方に回動することによりプレート43の切欠溝43a(詳しくは、切欠溝43aの下側の部分)の何れかに引っ掛かるストッパ溝44aが形成されている。更に、ヒップパッド20が上方に回動して切欠溝43aへの引っ掛かりが解除された場合に、突出部44のサイドフレーム4側の面となる面44bが、プレート43のサイドフレーム4側とは反対側の面に対して平行となり、その面と接触しないようになっている。
このような構成のオペレータ支持装置200では、ヒップパッド20を下方に回動させて突出部44のストッパ溝44aをプレート43の切欠溝43aの何れかに引っ掛けるだけで、取付金具22cがプレート43に係止されるとともに、ヒップパッド20の後端部20bがウエストパッド10の前面に当接することとなり、所定の高さおよび傾斜でヒップパッド20が固定される。更に、この状態でヒップパッド20を上方に回動させると、上記固定が解除されてヒップパッド20の上下方向の移動が可能となる。
従って、オペレータの好みに合わせて高さ調整を迅速かつ容易に行うことができる。更に、ウエストパッド10をサイドフレーム4に取り付ける際に、プレート43の取付け穴43bに対する取付ボルト13bの挿入位置を変えることで、本オペレータ支持装置200全体の高さ位置までも変更することができ、オペレータの身長に合った高さに配置することができる。そして更に、このことから、実質的に、第1実施形態のオペレータ支持装置100と変わりなく無段階でヒップパッド20の高さ位置を変更することができることとなる。
また、ヒップパッド20を使用しない場合には、ヒップパッド20を上方に回動して上記固定を解除し、後は、第1実施形態のオペレータ支持装置100と同じ作業を行うことにより、ヒップパッド20を格納することができる。
なお、本第2実施形態のオペレータ支持装置200では、プレート43と支持部材12a,12bとが請求項4の支持部材に相当している。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
上記第2実施形態のオペレータ支持装置200では、サイドフレーム4への取付け穴として縦方向に長い取付け穴43bがプレート43に設けられていたが、この取付け穴43bは、プレート43に限らず、ウエストパッド10をサイドフレーム4に固定できるのであればどこに設けられていてもよい。また、取付金具22aを、取付金具22cと同じ構成にしてもよい。この場合、取付金具22aに設けられることとなる突出部44と同じ部分側にもプレート43の切欠溝43aと同じ溝を設ければよい。
また、第2実施形態においても、第1実施形態の変形例と同様に、取付金具22a,22cに第1実施形態の変形例の取付金具25と同じ長穴25aを設けると共に、上記変形例の固定部材23とボルト24と同じ構成のものを設けて、ヒップパッド20が取付金具22a,22cに沿って摺動可能となるように構成すれば、ヒップパッド20の傾斜角度を変えることができる。
また、第1実施形態のオペレータ支持装置100のウエストパッド10におけるサイドフレーム4への取付け穴を、第2実施形態と同様に上下方向に長い長穴にしてもよい。この場合、オペレータ支持装置100全体をオペレータの身長に合った高さに配置することができる。
第1実施形態のオペレータ支持装置を示す正面図である。 同オペレータ支持装置の図1のA−Aにおける断面図である。 同オペレータ支持装置の背面図である。 同オペレータ支持装置のヒップパッドの格納時の状態を示す側面図である。 同オペレータ支持装置の使用状態を示す説明図である。 同オペレータ支持装置のヒップパッドの傾斜を変更可能にした変形例を示す断面側面図である。 第2実施形態のオペレータ支持装置を表す構成図である。 同オペレータ支持装置のヒップパッド及び取付金具を表す構成図である。 リーチフォークリフトの全体および従来のオペレータの支持装置を示す後方斜視図である。 別の従来のオペレータの支持装置を示す斜視図である。
符号の説明
1…支持装置、2…ボックスフレーム、3…フロントフレーム、4…サイドフレーム、5…乗降口、6…マスト、7…フォーク支持体、7a…フォーク、8…アウトリガー、10…ウエストパッド、10a…クッション材、11…芯金、12a,12b…支持部材 12c…ガイド溝、13,13a,13b…取付ボルト、14…レバー、15…ボルト、16…スペーサ、17…ワッシャ、18…切欠部、19…切欠溝、20…ヒップパッド、20a…クッション材、20b…後端部、21…芯金、22a,22b,22c…取付金具、23…固定部材 24…ボルト、25…取付金具、25a…長穴、30…支持装置、31…背当て部、32…腰当て部、33…スライドレール、34…上下調節レバー、35…サイドプレート、41…ボルト、42…割ピン、43…プレート、43a…切欠溝、43b…取付け穴、44…突出部、44a…ストッパ溝、44b…面、45…穴、100,100a,200…オペレータ支持装置

Claims (7)

  1. リーチフォークリフトのサイドフレームの内側で乗降口寄りに取り付けられ、オペレータのウエストを支持するほぼ垂直状のウエストパッドと、
    該ウエストパッドの前記サイドフレーム側とは反対側の面に高さ位置が変更可能に設けられ、オペレータのヒップを支持するヒップパッドと、
    を備えたオペレータ支持装置であって、
    前記ヒップパッドに付設された取付金具を上下方向に変更可能に係止する支持部材を前記ウエストパッドに備え、前記取付金具は前記支持部材に対する当該取付金具の係止位置を支点として上下方向に回動可能として前記ヒップパッドの前記サイドフレーム側の端部をウエストパッドの前記サイドフレーム側とは反対側の面に当接させたこと、
    を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。
  2. 請求項1に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
    前記取付金具は、係止用部材により前記支持部材に押し付けられることで、該支持部材に係止されること、
    を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。
  3. 請求項2に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
    前記係止用部材は、ネジであること、
    を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。
  4. 請求項1に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
    前記支持部材には、上下方向に並んだ複数の溝が設けられ、
    更に、前記取付金具には、突出した突出部が設けられており、
    該突出部が前記溝の何れかに引っ掛かることにより、前記取付金具が前記支持部材に係止されること、
    を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
    前記支持部材をウエストパッドの下端近くまで設け、前記ヒップパッドをウエストパッドの下方にほぼ垂直に格納すること、
    を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
    前記取付金具は、前記係止位置と前記ヒップパッドとの間の距離を調節可能に構成されていること、
    を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
    前記ウエストパッドにおける前記サイドフレームへの取付け穴は、上下方向に長い長穴となっていること、
    を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。
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