JP4229814B2 - リーチフォークリフトのオペレータ支持装置 - Google Patents
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Description
この支持装置1はオペレータが寄りかかるだけのもので、矩形状のクッション材をサイドフレーム4に固設した構成としている。
この支持装置30は図10に示すように、背当て部31の下方に腰当て部32を固設したものをサイドフレーム4に固設したスライドレール33に上下移動自在に取り付けたものである。なお、図示してないが腰当て部32は、上下方向に回動可能にサイドプレート35に支持し、ピンで所定の角度に固定するようにしている。また、支持装置30の高さ調整は上下調節レバー34の操作でできるようにしている。
上記特許文献1のオペレータの支持装置によれば、支持装置が上下方向に変更可能であるので、オペレータの身長に合った高さに配置でき、また腰当て部の傾斜も変えられる。
そして更に、このオペレータ支持装置では、取付金具は支持部材に対する当該取付金具の係止位置を支点として上下方向に回動可能としてヒップパッドのサイドフレーム側の端部をウエストパッドのサイドフレーム側とは反対側の面に当接させたことを特徴としている。つまり、取付金具は、支持部材に対する当該取付金具の係止位置を支点として上下方向に回動可能であると共に、その取付金具が支持部材に係止された状態にて、ヒップパッドが、そのサイドフレーム側の端部をウエストパッドのサイドフレーム側とは反対側の面に当接させた状態で支持されるようになっている。
本発明のオペレータ支持装置は、ある程度の体重があずけられ、かつ、走行中の揺れや振動に対して安定を保つことができるようにオペレータのウエストとヒップを支持するもので、基本的には腰掛けるものではないが、腰掛けることを想定した強度に構成にしてもよい。
ヒップパッドの取付金具を係止する支持部材はウエストパッドのどこに設けてもよいが、ウエストパッドに内装する場合は、取付金具が上下方向に移動可能となるように、支持部材に沿った切欠溝をウエストパッドに設ける。
このような請求項5のオペレータ支持装置によれば、ヒップパッドを必要としない場合は、簡便にウエストパッドの下方に格納することができる。
そこで、請求項6に記載のように、取付金具は、上記係止位置とヒップパッドとの間の距離を調節可能に構成されているのが望ましい。
また、本発明のオペレータ支持装置では、ウエストパッドがリーチフォークリフトのサイドフレームに取り付けられている。しかし、オペレータの身長はそれぞれ異なる。
このような請求項7のオペレータ支持装置によれば、例えば、ネジ溝を有したボルトを上記長穴に挿入し、それをサイドフレームに予め設けられているネジ穴に螺着することで、ウエストパッドをサイドフレームに取り付けることができるが、特に、この取り付けの際に、上記長穴とボルトとが接触する位置を変えることで本装置全体を上下方向に移動することができる。
リーチフォークリフトの構成は上記背景技術で説明したもの(図9)と同じであり、説明は省略する。
オペレータ支持装置100は、図1に示すように、ウエストパッド10とヒップパッド20とを備えており、サイドフレーム4の上端内面の乗降口5寄りに設けられている。
ヒップパッド20は、図2に示すように、クッション材20aに芯金21が内装されている。そして、ヒップパッド20には、図3に示すように、それの乗降口5側とは反対側に支持部材12bに係合する取付金具22bが設けられ、更に、その取付金具22bから乗降口5側へ、支持部材12aと支持部材12bとの間の距離よりも離れた地点に、支持部材12aに係合する取付金具22aが設けられている。なお、取付金具22a,22bは、芯金21に取り付けられている。
次に、このように構成されたオペレータ支持装置100の作用について説明する。
これにより、取付金具22a,22bが支持部材12a,12bを挟着して、その位置で係止されるとともに、ヒップパッド20の後端部(即ち、サイドフレーム4側の端部)20bがウエストパッド10の前面(即ち、サイドフレーム4側とは反対側の面)に当接し、所定の高さおよび傾斜でヒップパッド20が固定される。なお、ヒップパッド20の傾斜角度は、ウエストパッド10の前面における取付金具22a,22bの移動可能な部分が平面であるので、どの高さにおいても一定である。
そして更に、レバー14を締め込むことにより取付金具22a,22bを支持部材12a,12bに係止させることができるので、ヒップパッド20の高さ位置を無段階で調整することができ、更に、レバー14を用いて高さ調整の作業をしているので、その作業を迅速に行うことができる。
なお、上記第1実施形態のオペレータ支持装置100においては、ヒップパッド20の傾斜角度は予め最適なものに設定され一定としている。また、本オペレータ支持装置100では、レバー14及びボルト15が請求項2の係止用部材に相当している。
ウエストパッド10の構成は、第1実施形態のオペレータ支持装置100の構成と同じである。そして、ヒップパッド20に内装された芯金21には、取付金具25を挟むフォーク状の固定部材23が取り付けられている。そして更に、その固定部材23が取付金具25の長手方向に設けられた長穴25aにボルト24で取り付けられることで、ヒップパッド23に取付金具25が付設された状態になっている。なお、取付金具25はヒップパッド20に一定の角度に保持され摺動のみ可能に芯金21に係止されている。
このように構成されているので、固定部材23を取付金具25の長穴25aの位置を変えて取付金具25に固定することにより、支持部材12a,12bに対する取付金具25の係止位置(この例では、ボルト15の中心軸)とヒップパッド20との間の距離を変えることができるので、ヒップパッド20の傾斜角度を変えることができる。このため、オペレータにとってより最適な運転姿勢となるように調節することができる。
(1)図7(a)に示すように、第1実施形態の取付金具22bに代わって、切欠部18側に突出した突出部44が設けられた取付金具22cが用いられている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
Claims (7)
- リーチフォークリフトのサイドフレームの内側で乗降口寄りに取り付けられ、オペレータのウエストを支持するほぼ垂直状のウエストパッドと、
該ウエストパッドの前記サイドフレーム側とは反対側の面に高さ位置が変更可能に設けられ、オペレータのヒップを支持するヒップパッドと、
を備えたオペレータ支持装置であって、
前記ヒップパッドに付設された取付金具を上下方向に変更可能に係止する支持部材を前記ウエストパッドに備え、前記取付金具は前記支持部材に対する当該取付金具の係止位置を支点として上下方向に回動可能として前記ヒップパッドの前記サイドフレーム側の端部をウエストパッドの前記サイドフレーム側とは反対側の面に当接させたこと、
を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。 - 請求項1に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
前記取付金具は、係止用部材により前記支持部材に押し付けられることで、該支持部材に係止されること、
を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。 - 請求項2に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
前記係止用部材は、ネジであること、
を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。 - 請求項1に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
前記支持部材には、上下方向に並んだ複数の溝が設けられ、
更に、前記取付金具には、突出した突出部が設けられており、
該突出部が前記溝の何れかに引っ掛かることにより、前記取付金具が前記支持部材に係止されること、
を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。 - 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
前記支持部材をウエストパッドの下端近くまで設け、前記ヒップパッドをウエストパッドの下方にほぼ垂直に格納すること、
を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。 - 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
前記取付金具は、前記係止位置と前記ヒップパッドとの間の距離を調節可能に構成されていること、
を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。 - 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のリーチフォークリフトのオペレータ支持装置において、
前記ウエストパッドにおける前記サイドフレームへの取付け穴は、上下方向に長い長穴となっていること、
を特徴とするリーチフォークリフトのオペレータ支持装置。
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