JP4228878B2 - モータ制御装置 - Google Patents
モータ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4228878B2 JP4228878B2 JP2003367823A JP2003367823A JP4228878B2 JP 4228878 B2 JP4228878 B2 JP 4228878B2 JP 2003367823 A JP2003367823 A JP 2003367823A JP 2003367823 A JP2003367823 A JP 2003367823A JP 4228878 B2 JP4228878 B2 JP 4228878B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trajectory
- trajectory information
- motor
- position command
- storage means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Description
サーボ装置は移動量を与えられると、制御対象である機械系に与えるトルクの最大値、移動速度の最大値などの各種制約条件に応じて、制御対象を駆動する最適な軌道を計算し、この計算された軌道軌跡に従って制御対象を駆動・制御する。目標位置に到達した時に残る機械系固有の共振周波数による振動を残留振動といい、これがある一定の振幅幅に入ることによってサーボ装置に与えられた一連の処理が終了することになる。
機械系の共振振動に起因する残量振動の抑制には、トルク制御系に対して共振振動成分を除去するノッチフィルタの挿入や、機械系の固有振動の励振を抑制する軌道軌跡生成手法などが提案されている。
このような機械系の励振抑制のための軌道生成手法を用いたモータ制御装置は、機械系の励振抑制のために、機械系に与えるトルク(加速度)の時間微分の自乗を積分した評価関数を最小化する軌道を、機械系の数学的モデルを用いて解析的に求めることができる。
非特許文献1によれば、移動量aを移動時間T0で移動する場合、制御対象が機械共振や粘性を持たないとすると、移動位置軌跡xl、移動速度x2、加速度x3と表すと、それぞれは、下式(1)〜(3)の通りとなることが記述されている。
また、特許文献1では、制御対象を状態方程式として正確にモデル化し、それを基に加速度の時間変化の自乗積分値を最小化する軌跡生成の手法について記載されている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、機械系の駆動制御中に目標位置が変わることにより残留振動を抑制するための移動量が変化した場合でも、最適な軌道情報を生成することを可能とすることによって機械系を目標位置に正確に駆動制御することができるモータ制御装置を提供することを目的としている。
また、本発明の請求項3によるモータ制御装置は、請求項1において、前記第1の記憶手段に記憶された前回の軌道情報と、前記軌道生成手段によって今回求められた軌道情報との加算結果を軌道情報として前記前回の軌道情報に上書きする加算手段を更に備えたことを特徴としている。
上記の請求項2または3に記載の構成によれば、時系列に沿って複数の軌道補正処理を行うことができる。
(実施の形態)
図1は、本発明の本実施の形態に係るモータ制御装置を用いたサーボシステムの構成を示すブロック図である。但し、図1に示す本実施の形態において、図7に示した従来例の各部に対応する部分には同一符号を付す。
図1に示すサーボシステム100は、軌道生成部1、サーボドライバ2及びエンコーダ4を有するモータ制御装置102と、モータ3と、負荷機械5とを備えて構成されている。
モータ3は、サーボドライバ2から3相の電流が給電されることによって回転する。また、モータ3は、エンコーダ4と呼ばれる回転位置を検出する検出器が取り付けられており、エンコーダ4で検出されたモータ回転位置情報がサーボドライバ2へ送られる。モータ3の回転トルクは負荷機械5へ伝えられ、これによって負荷機械5が所望の動作を行う。
T0=(15/8)×(a/Vmax) …(4)
最高速度Vmaxが条件として与えられている場合は、式(4)より与えられた位置指令値aより最適な移動時間T0を求め、上式(1)より時間と位置指令値のテーブルを作成する。この位置指令値のテーブルの内容は、その時間に従い順次出力されてサーボドライバ2へ与えられる。
図3は、モータ制御装置102の構成要素であるサーボドライバ2の構成を示すブロック図である。つまり、図3は、モータ3を位置制御し、また、負荷機械5をモータ3で駆動制御する場合のサーボドライバ2の回路構成の一般例を示すものである。
まず、軌道生成部1は、動作を開始すると上位システムからの位置指示を受け取るまで待ち状態となる(ステップ301)。ここで、上位システムからの位置指示を受け取ると、上式(4)により移動時間T0を求め、これと、上位システムより受け取った移動量aとにより式(1)を基に軌道演算を行う(ステップ302)。
これら第1及び第2の変形例の何れの場合においても、複数の軌道補正処理に対して対応することができる。
2 サーボドライバ
3 モータ
4 エンコーダ
5 負荷機械
11 上位インタフェース部
12 軌道演算部
13 機械系特性記憶部
14 軌道パターン記憶部
17 加算器
16 位置指令出力部
21 位置制御回路
22 速度制御回路
23 電流制御回路
24 PWMインバータ
25 電流検出器
26 微分器
100 サーボシステム
102 モータ制御装置
Claims (3)
- 負荷機械を駆動するモータの位置及び速度の少なくとも1つと、前記モータに流れる電流値とから当該モータへ供給する電圧値及び電流値の少なくとも1つを求めて当該モータを駆動するサーボ手段と、上位システムより送られて来る前記負荷機械に対する操作量から残留振動を抑制する当該負荷機械の移動の軌道情報を求め、この求められた軌道情報を第1の記憶手段に記憶する軌道生成手段と、前記記憶された軌道情報に応じて時系列的に位置指令値を生成する位置指令出力手段と、この手段からの位置指令値に応じて前記サーボ手段が前記モータの位置を制御するモータ制御装置において、
前記軌道生成手段は、前記上位システムから前記負荷機械への補正操作量の指示を受け取った場合に、現在の経過移動時間より目標到達残り時間を求め、この求められた残り時間をもとに補正操作量に対応する負荷機械の残留振動を抑制するための移動の補正軌道情報を求め、この補正軌道情報を第2の記憶手段に記憶し、
前記位置指令出力手段は、前記第1の記憶手段に記憶された軌道情報と、前記第2の記憶手段に記憶された補正軌道情報とを加算し、この加算結果を新たな位置指令値とする
ことを特徴とするモータ制御装置。 - 前記軌道生成手段は、時系列に沿って求めた複数の前記補正軌道情報を前記第2の記憶手段に記憶し、
前記位置指令出力手段は、前記第1の記憶手段に記憶された軌道情報と、前記第2の記憶手段に記憶された複数の補正軌道情報とを順次加算し、これらの加算結果を順次新たな位置指令値とする
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。 - 前記第1の記憶手段に記憶された前回の軌道情報と、前記軌道生成手段によって今回求められた軌道情報との加算結果を軌道情報として前記前回の軌道情報に上書きする加算手段
を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003367823A JP4228878B2 (ja) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | モータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003367823A JP4228878B2 (ja) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | モータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005135016A JP2005135016A (ja) | 2005-05-26 |
JP4228878B2 true JP4228878B2 (ja) | 2009-02-25 |
Family
ID=34645715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003367823A Expired - Fee Related JP4228878B2 (ja) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | モータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4228878B2 (ja) |
-
2003
- 2003-10-28 JP JP2003367823A patent/JP4228878B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005135016A (ja) | 2005-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0441407B1 (en) | System for positioning an object | |
JP4813618B2 (ja) | イナーシャと摩擦を同時に推定する機能を有する電動機の制御装置 | |
KR100889961B1 (ko) | 스텝 모터 위치 오차 보정 방법 및 시스템 | |
JP3129622B2 (ja) | フルクローズド・ループ方式における象限突起補正方法 | |
JP5302639B2 (ja) | サーボ制御装置 | |
JP2018149606A (ja) | 生産ラインにおける運用を考慮した学習制御を行うロボット及びその制御方法 | |
JP6457569B2 (ja) | サーボモータ制御装置、サーボモータ制御方法、及びサーボモータ制御用プログラム | |
JP2019181610A (ja) | モータエンコーダ及びセンサを用いて学習制御を行うロボットシステム | |
JP5187172B2 (ja) | モータ制御装置とそのトルクリップル補正方法及びモータ制御システム | |
JP2016032326A (ja) | モータ制御装置、ロボット装置、モータ制御方法、プログラム及び記録媒体 | |
JPWO2018012123A1 (ja) | 診断装置および診断システム | |
JP4228878B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP7185495B2 (ja) | 減速機システム、駆動ユニットへの指令値の補正方法、補正データの生成方法、及び減速機システムの製造方法 | |
JP2004023910A (ja) | モータ制御装置 | |
JP2005168225A (ja) | モータ制御装置 | |
JP2008217279A (ja) | 位置制御装置 | |
JP6333495B1 (ja) | サーボ制御装置 | |
JP6544851B2 (ja) | 位置決め装置のパラメータ設定方法、及びパラメータ設定装置、並びにこのパラメータ設定装置を備えた位置決め装置 | |
JP2004355758A (ja) | 磁気ディスク装置 | |
JP3805476B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JP2009028865A (ja) | 多関節型ロボットの制御方法 | |
JP7222427B2 (ja) | 制御システム、制御装置及び制御方法 | |
JP6234170B2 (ja) | プログラム、生成方法、生成装置、駆動装置、加工装置、リソグラフィ装置及び物品の製造方法 | |
JP4367041B2 (ja) | 機械制御装置 | |
JP4507071B2 (ja) | モータ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060315 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081124 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |