JP4226578B2 - 電動機を備えた変速装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関から動力を入力して自動車の駆動車輪などを駆動する変速装置において、補助動力として電動機を備えた変速装置に関する。
内燃機関から動力を入力して自動車の車輪などを駆動する変速装置には、例えば特許文献1に示すように、電動機によっても車輪を駆動するようにしたハイブリッド式のものがある。この特許文献1では、内燃機関からの第1の動力は変速装置により変速され、差動装置及びアクスルシャフトを介して駆動車輪を駆動し、電動機からの第2の動力は変速装置を介することなく差動装置のケースに伝達され、アクスルシャフトを介して駆動車輪を駆動している。
米国特許第6719654号明細書(明細書第1頁右欄第57〜62行、図1〜図3)
図5はこの種の自動車の車速に対する駆動車輪の駆動力及び走行抵抗の特性を示す図である。第1〜第5の各変速段における車速に対する内燃機関による駆動力の特性は、図5の各特性曲線S1〜S5に示すとおりであり、車速に対する電動機による駆動力の特性は、図5の特性曲線Mに示すとおりである。これに対し車速に対する走行抵抗は、路面状況により異なるが、通常はほゞ走行抵抗曲線Rに示すとおりである。従って走行抵抗曲線Rが電動機による駆動力特性曲線Mがよりも大となる車速がVa以上の範囲では、電動機により車輪の駆動力を増大させる効果は殆ど期待できない。しかし上述した特許文献1の技術では、電動機はこの車速がVa以上の範囲でも差動装置に連結されているので車輪側から逆駆動されて連れ回りされる。車速がVa以上の範囲は変速装置が最高速段である第5速となる範囲と大体一致するが、通常の運転では自動車は変速装置の最高速段で使用される期間が長く、その間は電動機は高速で連れ回りされて発熱され、その熱の蓄積により高温になるので、電動機は水冷などの特別な冷却手段により冷却する必要があるという問題がある。
本発明は、変速装置の最高速段では電動機と変速装置の出力側との間の動力伝達が遮断されるようにして、このような各問題を解決することを目的とする。
このために、本発明による電動機を備えた変速装置は、内燃機関に連結された入力軸及び駆動車輪などに連結された主軸と、この両軸にそれぞれ設けられて互いに噛合する複数の変速ギヤ対と、この複数の変速ギヤ対をそれらの何れか1対により両軸の間の動力伝達がなされるように選択的に切り換えるシフト装置と、駆動車輪を内燃機関とは別に駆動する電動機を備えた変速装置において、電動機から駆動車輪に動力を伝達する連動機構は主軸に回転自在に設けられた最後の回転部材を有し、この最後の回転部材は主軸に回転自在に設けられて複数の変速ギヤ対のうちの最高速段となる変速ギヤ対の従動側変速ギヤに接近して設けられ、シフト装置は最高速段となる変速ギヤ対の従動側変速ギヤと最後の回転部材の間となる主軸に軸線方向摺動のみ自在に設けられて従動側変速ギヤと最後の回転部材を主軸に選択的に連結する最高速段切換スリーブを備え、複数の変速ギヤ対のうちの最高速段となる変速ギヤ対がシフト装置により選択されれば、電動機と駆動車輪の間の動力伝達遮断されるよう構成したことを特徴とするものである。
本発明の電動機を備えた変速装置によれば、電動機から駆動車輪に動力を伝達する連動機構は主軸に回転自在に設けられた最後の回転部材を有し、この最後の回転部材は主軸に回転自在に設けられて複数の変速ギヤ対のうちの最高速段となる変速ギヤ対の従動側変速ギヤに接近して設けられ、シフト装置は最高速段となる変速ギヤ対の従動側変速ギヤと最後の回転部材の間となる主軸に軸線方向摺動のみ自在に設けられて従動側変速ギヤと最後の回転部材を主軸に選択的に連結する最高速段切換スリーブを備えており、複数の変速ギヤ対のうちの最高速段となる変速ギヤ対がシフト装置により選択されれば、電動機と駆動車輪の間の動力伝達が直ちに遮断されるので、使用される期間が長い最高速段においては、電動機が駆動車輪により連れ回りされて発熱することはなく、高温となることもない。従って水冷などの特別な冷却手段は不要となり、空冷で足りるので電動機を備えた変速装置の構造を簡略化させることができる。また最後の回転部材と最高速段となる変速ギヤ対の従動側変速ギヤを互いに接近して主軸に回転自在に設け、この両者の間となる主軸に軸線方向摺動のみ自在に設けた最高速段切換スリーブによりこの両者を主軸に選択的に連結したので電動機と駆動車輪との間の動力伝達の遮断構造は簡略化されるとともに、最高速段変速ギヤ対の選択と電動機と主軸の間の動力伝達の遮断を連動して行うための特別な手段は不要であるので、電動機を備えた変速装置の構造は一層簡略化され、これにより製造コストをさらに一層削減することができる。
以下に、図1〜図5により、本発明による電動機を備えた変速装置を実施するための最良の形態の説明をする。この実施形態は本発明を自動車の変速装置に適用したもので、図1に記載の全体構造に示すように、変速装置Gは、ケーシング(図示省略)内に互いに平行に支持された入力軸12及び主軸13と、この両軸12,13にそれぞれ設けられて互いに噛合する複数の変速ギヤ対15a,15b〜19a,19bと、この複数の変速ギヤ対をそれらの何れか1対により両軸の間の動力伝達がなされるように選択的に切り換えるシフト装置Tと、主軸13を内燃機関10とは別に駆動するとともに主軸13から逆駆動されれば発電を行う発電電動機(電動機)30を備えている。入力軸12は摩擦クラッチ11を介してエンジン(内燃機関)10の出力軸10aに連結されており、主軸13はアクスルシャフト38a,38bを介して左右の駆動車輪39a,39bを駆動する差動装置37のケースにギヤ35,36を介して連結されている。
互いに接近して配置された第1及び第2速変速ギヤ対15a,15b及び16a,16bは、各駆動側変速ギヤ15a,16aが入力軸12に一体的に設けられ、各従動側変速ギヤ15b,16bは主軸13に回転自在に設けられている。各従動側変速ギヤ15b,16bの間となる主軸13には、軸線方向に摺動自在にスプライン係合されて各変速ギヤ15b,16bを選択的に主軸13にスプラインを介して連結する第1噛合切換機構20の切換スリーブ20aが設けられている。また互いに接近して配置された第3及び第4速変速ギヤ対17a,17b及び18a,18bは、各駆動側変速ギヤ17a,18aが入力軸12に回転自在に設けられ、各従動側変速ギヤ17b,18bは主軸13に一体的に設けられている。各駆動側変速ギヤ17a,18aの間となる入力軸12には、軸線方向に摺動自在にスプライン係合されて各変速ギヤ17a,18aをスプラインを介して選択的に入力軸12に連結する第2噛合切換機構21の切換スリーブ21aが設けられている。最高速段である第5速変速ギヤ対19a,19bは、駆動側変速ギヤ19aが入力軸12と一体的に設けられ、従動側変速ギヤ19bは主軸13に回転自在に設けられている。
発電電動機30の出力軸30aに固定されたギヤ31aと、入力軸12に回転自在に設けられたアイドルギヤ31bと、主軸13に回転自在に設けられた最後のギヤ(最後の回転部材)31cよりなる減速ギヤ列(連動機構)31は、最後のギヤ31cが第5速変速ギヤ対19a,19bの従動側変速ギヤ19bに接近して設けられている。最後のギヤ31cと変速ギヤ19bとの間となる主軸13には、軸線方向に摺動自在にスプライン係合されて変速ギヤ19bと最後のギヤ31cをスプラインを介して選択的に主軸13に連結する第3噛合切換機構(係合切換機構)22の第3切換スリーブ(最高速段切換スリーブ)22aが設けられている。この最後のギヤ31cが第3切換スリーブ22aにより主軸13に連結されている状態では、発電電動機30は減速ギヤ列31及び第3切換スリーブ22aを介して主軸13を駆動し、さらにギヤ35,36、差動装置37及びアクスルシャフト38a,38bを介して、内燃機関10とは別に、駆動車輪39a,39bを駆動する。第1〜第3噛合切換機構20〜22は変速装置Gのシフト装置Tを構成している。なお図示は省略したが、第1〜第3噛合切換機構20〜22の各切換スリーブ20a,21a,22aと各変速ギヤ15b,16b,17a,18a,19b及び最後のギヤ31cの間には公知のシンクロメッシュ機構が設けられている。
次に上述した実施形態の作動の説明を行う。先ず図2により、第1速走行時の説明をする。この状態では第1噛合切換機構20の第1切換スリーブ20aはシフト装置Tにより左向きにシフトされ、従動側変速ギヤ15bが主軸13に連結されて第1速変速ギヤ対15a,15bが選択され、第3噛合切換機構22の第3切換スリーブ22aはシフト装置Tにより右向きにシフトされて減速ギヤ列31の最後のギヤ31cは主軸13に連結され、クラッチ11は係合され、発電電動機30はコントローラ(図示省略)により電動機として作動するように切り換えられている。この第1速走行状態では、エンジン10の駆動力は、図2の実線の白抜き矢印に示すように、クラッチ11、入力軸12、第1速変速ギヤ対15a,15b及び第1切換スリーブ20aを介して主軸13に伝達されるとともに、発電電動機30の駆動力も、図2の破線の白抜き矢印に示すように、減速ギヤ列31及び第3切換スリーブ22aを介して主軸13に伝達されるので、主軸13はエンジン10及び発電電動機30の両方により回転駆動される。この主軸13の回転は、実線の白抜き矢印に示すように、ギヤ35,36、差動装置37及びアクスルシャフト38a,38bを介して駆動車輪39a,39bに伝達されるので、駆動車輪39a,39bはエンジン10及び発電電動機30の両方により駆動される。このときのエンジン10のスロットル開度は、エンジン10及び発電電動機30の両方によりそのときの走行状態に応じた駆動力が得られるような開度にされている。
第2速走行時には、第1切換スリーブ20aが右向きにシフトされて従動側変速ギヤ15bの代わりに従動側変速ギヤ16bが主軸13に連結される点を除き第2図と同じであり、第1速の場合と同様、駆動車輪39a,39bはエンジン10及び発電電動機30の両方により駆動される。第3速及び第4速走行時には、第1切換スリーブ20aが図1に示す中立位置に戻されて両従動側変速ギヤ15b及び16bが主軸13との係合から離脱され、第2切換スリーブ21aがシフトされそのときの変速段に応じて駆動側変速ギヤ17a及び18aの何れか一方が入力軸12に連結される点を除き第2図と同じであり、第1速及び第2速の場合と同様、駆動車輪39a,39bはエンジン10及び発電電動機30の両方により駆動される。
次に変速装置Gの連結状態が図2に示す第1速状態で、エンジン10のスロットル開度を最小とし、クラッチ11を離脱させて制動を行えば、発電電動機30はコントローラ(図示省略)により発電機として作動するように切り換えられ、アクスルシャフト38a,38bは駆動車輪39a,39b側から逆駆動されて連れ回りされる。この制動状態では、駆動車輪39a,39bからの逆駆動力は、図3の破線の白抜き矢印に示すように、アクスルシャフト38a,38b、差動装置37、ギヤ35,36、主軸13、第3切換スリーブ22a、及び減速ギヤ列31を介して発電電動機30を逆駆動して発電し、これにより生じた電力は発電電動機30の電源に戻されて充電される。この状態ではクラッチ11は離脱されているので、エンジン10は逆駆動されることはなくアイドリング状態となっており、変速装置Gの連結状態が第1速〜第4速の何れの場合でも、上述の状態となっている。なお必要ならば自動車がある程度減速されるまでは、クラッチ11を係合させたままとしてエンジンブレーキを併用してもよい。
次に、変速装置Gが最高速段である第5速状態では、図4に示すように、第3噛合切換機構22の第3切換スリーブ22aはシフト装置Tにより左向きにシフトされて従動側変速ギヤ19bが主軸13に連結されて最高速段である第5速変速ギヤ対19a,19bが選択され、減速ギヤ列31の最後のギヤ31cと主軸13の間の連結は解除され、発電電動機30の作動は停止されている。この最高速段である第5速走行状態では、エンジン10の駆動力は、実線の白抜き矢印に示すように、クラッチ11、入力軸12、第5速変速ギヤ対19a,19b及び第3切換スリーブ22aを介して主軸13に伝達され、さらにギヤ35,36、差動装置37及びアクスルシャフト38a,38bを介して駆動車輪39a,39bに伝達され、駆動車輪39a,39bはエンジン10のみにより駆動される。しかし減速ギヤ列31の最後のギヤ31cと主軸13の間の連結は解除されているので、発電電動機30はエンジン10によりあるいは駆動車輪39a,39bからの逆駆動により回転されることはなく停止されている。このときのエンジン10のスロットル開度は、エンジン10でけでそのときの走行状態に応じた駆動力が得られるような開度にされている。
上述した実施形態によれば、使用される期間の長い最高速段においては、発電電動機30は停止されているので、コイルに電流が生じることはなく、また軸受部に摩擦を生じたり、周囲の空気をかき回したりすることもなく、発電電動機30が発熱することはないので、たとえその期間が長くてもそのような熱が蓄積されて高温となることはない。従って発電電動機30を冷却するための水冷装置などの特別な冷却手段は不要となり、空冷で足りるので電動機を備えた変速装置の構造を簡略化させることができる。なお最高速段においては、前述のように、発電電動機30により駆動車輪39a,39bを駆動することは殆ど期待できないので、このようにしても最高速段における駆動車輪39a,39bの駆動力が実質的に減少することはない。
上述した実施形態では、発電電動機30から駆動車輪39a,39bへの動力伝達は、発電電動機30から主軸13に動力を伝達する減速ギヤ列31と、減速ギヤ列31から駆動車輪39a,39bに動力を伝達する機構に分けて後者はエンジン10から駆動車輪39a,39bに動力を伝達する場合と共用し、減速ギヤ列31の最後のギヤ31cは主軸13に回転自在に設け、この最後のギヤ31cを第3噛合切換機構22により主軸13に係合または離脱するようにしており、このようにすれば発電電動機30と駆動車輪39a,39bとの間の動力伝達の遮断構造が簡略化されるので製造コストを削減することができる
また上述した実施形態では、最高速段である第5速変速ギヤ対19a,19bの従動側変速ギヤ19bは発電電動機30から主軸13に動力を伝達する減速ギヤ列31の最後のギヤ31cに接近して主軸13に回転自在に設け、この両ギヤ19b,31cの間となる主軸13に軸線方向摺動のみ自在に設けた第3切換スリーブ22aによりこの両ギヤ19b,31cを主軸13に選択的に連結するようにしており、このようにすれば第3切換スリーブ22aにより最高速段となる第5速変速ギヤ対19a,19bを選択すれば直ちに発電電動機30と主軸13の間の動力伝達が遮断され、第5速変速ギヤ対19a,19bの選択と発電電動機30と主軸13の間の動力伝達の遮断を連動して行うための特別な機構あるいは電気的手段は不要であるので、電動機を備えた変速装置の構造は一層簡略化され、製造コストをさらに一層削減することができる。
なお上述した実施形態では、発電電動機30から主軸13に動力を伝達する連動機構31はギヤ31a,31b,31cからなる減速ギヤ列としたが、本発明はこれに限られるものではなく、発電電動機30の回転を主軸13に回転自在に設けた従動スプロケット(最後の回転部材31c)にチェーン・スプロケット機構を介して伝達し、この従動スプロケットと第5速変速ギヤ対の従動側変速ギヤ19bの間に、上述した実施形態における第3噛合切換機構22を設けるようにしてもよい。
また上述した実施形態では、最高速段変速ギヤ対19a,19bが選択された場合のみに発電電動機30と駆動車輪39a,39bの間の動力伝達が遮断されるようにしているが、本発明はこれに限られるものではなく、最高速段変速ギヤ対19a,19bの前段の高速段変速ギヤ対18a,18bが選択された場合にも発電電動機30と駆動車輪39a,39bの間の動力伝達が遮断されるようにしてよい。
また上述した実施形態では、エンジン10とは別に駆動車輪39a,39bを駆動するのに発電電動機30を使用しており、このようにすれば制動時に自動車の運動エネルギの一部を電力に変換して発電電動機30の電源に回収することができる。しかしながら本発明はこれに限られるものではなく、発電機能を備えていない電動機を使用して実施することも可能であり、それによっても使用される期間の長い最高速段において電動機が発熱することはなくなるので、それを冷却するための水冷装置などを不要として変速装置の構造を簡略化させることができるという効果を得ることができる。
上述した実施形態では、最高速段である第5速変速ギヤ対19a,19bを除く第1〜第4変速ギヤ対15a,15b〜18a,18bは、第1速及び第2速変速ギヤ対の従動側変速ギヤ15b及び16bを主軸13に回転自在に設けて第1切換スリーブ20aにより切り換え、第3速及び第4速変速ギヤ対の駆動側変速ギヤ17a及び18aを入力軸12に回転自在に設けて第2切換スリーブ21aにより切り換えるようにしている。しかしながら本発明これに限られるものではなく、各軸12,13に回転自在に設ける2つの変速ギヤとその間に設ける切換スリーブの組は、何れか一方の軸だけに設けるようにしてもよいし、互いに異なる軸にそれぞれ設けるようにしてもよい。
また上述した実施形態では、5つの変速段を第1速〜第5速とした場合について説明したが、本発明は後進及び第1速〜第4速の5つの変速段ととして実施することも可能である。その場合は第4速変速ギヤ対を最高速段となり、その従動側変速ギヤを減速ギヤ列31の最後のギヤ31cと接近して設けてこの両ギヤの間に第3切換スリーブ22aを設けるようにする。なお後進ギヤ対の駆動側ギヤと従動側ギヤは、間にアイドルギヤを介して噛合させるものである。
本発明による電動機を備えた変速装置の一実施形態の全体構造を示す模式図である。 図1に示す実施形態の、第1速〜第4速における走行時の作動を説明する模式図である。 図1に示す実施形態の、第1速〜第4速における制動時の作動を説明する模式図である。 図1に示す実施形態の、最高速段である第5速における走行時の作動を説明する模式図である。 電動機を備えた変速装置を使用した自動車の車速に対する駆動車輪の駆動力及び走行抵抗の特性を示す図である。
符号の説明
10…内燃機関(エンジン)、12…入力軸、13…主軸、15a,15b〜19a,19b…変速ギヤ対、19a,19b…最高速段となる変速ギヤ対(第5速変速ギヤ対)、19b…従動側変速ギヤ、22…係合切換機構(第3噛合切換機構22)、22a…最高速段切換スリーブ(第3切換スリーブ)、30…電動機(発電電動機)、31…連動機構(減速ギヤ列)、31c…最後の回転部材(最後のギヤ)、39a,39b…駆動車輪、T…シフト装置。

Claims (1)

  1. 内燃機関に連結された入力軸及び駆動車輪などに連結された主軸と、この両軸にそれぞれ設けられて互いに噛合する複数の変速ギヤ対と、この複数の変速ギヤ対をそれらの何れか1対により前記両軸の間の動力伝達がなされるように選択的に切り換えるシフト装置と、前記駆動車輪を前記内燃機関とは別に駆動する電動機を備えた変速装置において、前記電動機から前記駆動車輪に動力を伝達する連動機構は前記主軸に回転自在に設けられた最後の回転部材を有し、この最後の回転部材は前記主軸に回転自在に設けられて前記複数の変速ギヤ対のうちの最高速段となる変速ギヤ対の従動側変速ギヤに接近して設けられ、前記シフト装置は前記最高速段となる変速ギヤ対の従動側変速ギヤと前記最後の回転部材の間となる前記主軸に軸線方向摺動のみ自在に設けられて前記従動側変速ギヤと最後の回転部材を前記主軸に選択的に連結する最高速段切換スリーブを備え、前記複数の変速ギヤ対のうちの最高速段となる変速ギヤ対が前記シフト装置により選択されれば、前記電動機と駆動車輪の間の動力伝達遮断されるよう構成したことを特徴とする電動機を備えた変速装置。
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