JP4226019B2 - ランプのためのベース - Google Patents
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Description
本発明は、ランプ、特に高圧放電ランプのためのベースであって、ランプの電子素子のための収容部が設けられており、別の少なくとも1つの電子素子、たとえばトランスを収容するためのチャンバが設けられており、ベースに電気的なコンタクトエレメントが配置されており、コンタクトエレメントが、接続領域を介して、ランプの導入線とトランスの電圧出力とを接続している形式のものに関する。
また本発明は、このようなベースを備えたランプに関する。
さらに本発明は、このようなランプを製作する方法に関する。
本発明によるベースは、原則として多くの片口金形ランプに使用することができる。ベースの主な利用分野は、外側バルブによって包囲され、かつ片側でベースに挿入された、前照灯、特に車両用ヘッドライトのための高圧放電ランプにみられる。
このような形式のベースを備えた高圧放電ランプは、たとえば欧州特許第1511130号明細書から公知である。このような従来慣用のランプでは、始動トランスの配置されたベースが、放電ランプのための始動電圧を形成するのに用いられ、ベースに電気的なコンタクトエレメントが配置されており、コンタクトエレメントは、始動トランスの電圧出力と、ベース側でランプの放電容器から突出する導入線とを接続している。このような構成では、コンタクトエレメントは、良好な電気絶縁を得るために、プラスチックから成るベースに部分的に埋め込まれている。ベースは、2つのチャンバを備えており、この場合電気的なコンタクトエレメントの第1の端部は、第1のチャンバに延びており、コンタクトエレメントの第2の端部は、第2のチャンバから接触可能である。始動トランスは、第1のチャンバに配置されており、始動トランスの電圧出力は、コンタクトエレメントの第1の端部と接続されており、これに対して第2のチャンバには、始動トランスよりも電圧絶縁に関する要求の小さい、放電ランプの始動装置の別の電子的な構成素子が内蔵されている。コンタクトエレメントの第2の端部は、第2のチャンバから接触可能であり、これによってベースに近い側で放電容器から突出する導入線と接続することができる。このために導入線は、コンタクトエレメントの第2の端部の孔に導入されて、第2の端部と溶接される。これによって高電圧をガイドする始動トランスの個別的な空間配置構造が達成される。ランプベースの高電圧耐性を改善するために、このような構成では、凹部に位置する、コンタクトエレメントの第2の端部とベースに近い側の導入線の端部との間の接続領域は、電気絶縁性のコンパウンドに埋め込まれ、コンパウンドは、ベースの内室に対する電気絶縁を形成する。
このようなランプにおける欠点によれば、ベースの高電圧耐性は、多くの場合絶縁確実性に関する高い要求を満たすことができない。なぜならば絶縁確実性は、使用されるコンパウンドの絶縁効果によって制限され、かつ導入線とコンタクトエレメントとの接続領域へのコンパウンドの取付に依存しているからである。さらなる欠点によれば、このようなランプは、コンパウンドの面倒な充填過程および硬化過程に基づいて製作上の手間がかかり、かつ不経済である。
欧州特許第1511130号明細書
したがって本発明の課題は、冒頭で述べたような形式の、ランプ、特に放電ランプのためのベース、このようなベースを備えたランプ、ならびにこのようなランプを製作する方法を改良して、装置技術的に最小限の手間しかかけずに、従来技術に対して改善された電気絶縁が達成されるようなものを提供することである。
この課題を解決するための本発明による、ランプ、特に高圧放電ランプのためのベースは、ランプの電子素子のための収容部と、別の少なくとも1つの電子素子、たとえばトランスを収容するためのチャンバとを備えており、ベースに電気的なコンタクトエレメントが配置されており、コンタクトエレメントが、接続領域を介して、ランプの導入線とトランスの電圧出力とを接続している。本発明によれば、接続領域が、コンタクトカバーによって、ベースの収容室に対して電気絶縁されている。
この課題を解決するための本発明によるランプは、ランプの導入線とトランスの電圧出力とを接続するための電気的なコンタクトを備えており、この場合導入線とコンタクトエレメントとの接続領域は、コンタクトカバーによって、ベースの収容室に対して電気絶縁されている。
この課題を解決するための本発明による、このようなベースを備えたランプを製作する方法によれば、次のステップ;
a)ランプをベースに挿入し、
b)ランプの導入線とコンタクトエレメントとを接続し、
c)電気絶縁性の材料、特にプラスチックから成るコンタクトカバーを、ベースの収容部に挿入して、固定する、
ステップを有している。
a)ランプをベースに挿入し、
b)ランプの導入線とコンタクトエレメントとを接続し、
c)電気絶縁性の材料、特にプラスチックから成るコンタクトカバーを、ベースの収容部に挿入して、固定する、
ステップを有している。
このような実施形態によって、ベースの電気絶縁の改善が達成される。なぜならば接続領域の高電圧耐性は、コンタクトカバーの材料選択と幾何学形状とによって規定の形式で調節可能である、という理由による。さらに本発明によれば、ベースの製作時における装置技術的な手間が低減される。なぜならば欧州特許第1511130号明細書による構成で必要であるような製作技術的に面倒な充填過程および硬化過程を省略することができるからである。これによって前記構成に対してランプの製作コストを著しく削減することができる。
本発明の有利な実施形態によれば、コンタクトカバーが、電気絶縁性材料、特にプラスチックから成っている。
特に有利には、コンタクトカバーが、カバーディスクとして形成されており、カバーディスクが、少なくとも部分的にベースの収容部に挿入されて、これと材料接続式に結合されている。
カバーディスクは、ベースの簡単な部材構成を実現しており、この場合ベースの製作は、比較的小さな製作コストでさらに簡単になる。
有利には、コンタクトカバーは、実質的に円形の横断面を有している。このような形状付与に基づいて、コンタクトカバーは、製作技術的に簡単に製作可能である。
ベースの収容部へのコンタクトカバーの挿入を簡単にして、所定の接合箇所を形成するために、コンタクトカバーは、段状に形成されている。
コンタクトカバーは、1mmから3mmまでの範囲の、特に1.6mmの厚さを有している。
本発明の有利な実施形態によれば、コンタクトカバーは、溶接、特に超音波溶接によって、ベースと結合されている。
本発明の実施形態によれば、コンタクトカバーは、結合材料を介してベースと結合されている。
結合材料として、有利には接着剤、特にエポキシドベース、ウレタンベース、シアンアクリラートベースまたはシリコーンベースの1成分または多成分の接着剤が用いられる。
有利には、コンタクトカバーおよびベースは、溶接後または接着後に、共通の面を形成するようになっている。ベースと同一平面を成すコンタクトカバーに基づいて、ベースにおけるランプの電気素子のための構成スペースは制限されない。
ベースの高電圧耐性および絶縁確実性をさらに改善するために、本発明の実施例によれば、接続領域が、コンタクトカバーに対して追加的に、少なくとも部分的に電気絶縁性のコンパウンド、特にシリコーンに埋め込まれている。
有利には、コンタクトカバーは、ベースに挿入したあとで、またはベースに挿入する間に、ベースと溶接される。
本発明による選択的な実施例では、コンタクトカバーが挿入されるまえに、コンパウンド、特に接着剤が、接続領域に取り付けられる。
本発明の別の実施形態によれば、接続領域は、コンタクトカバーが挿入されるまえに、電気絶縁性のコンパウンドに埋め込まれ、これによってベースの高電圧耐性および絶縁確実性がさらに改善される。
以下に本発明の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。
以下に車両ヘッドライトのための、片口金形の放電ランプに基づいて本発明を説明する。既に述べたが、本発明によるベース(口金)は、このようなランプ型に制限されるものではない。
図1には、高圧放電ランプ2の装着された、本発明によるベース1を概略的に示した。高圧放電ランプ2は、内室6と、互いに反対側に配置された、シールされた2つの端部区分8,10とを備えた、石英ガラスから成る放電容器4を有しており、端部区分8,10は、それぞれモリブデンから成る導入線12,14を備えている。放電容器4の内室6には、対向して配置された2つの電極16,18が突入しており、電極16,18は、それぞれ導入線12,14の一方と接続されており、電極16,18の間には、ランプ運転中にガス放電が形成される。放電容器4の内室6には、イオン化可能な充填物が収容されており、充填物は、高純度のキセノンガスと複数の金属ハロゲン化物とから成っている。放電容器4は、外側バルブ20によって包囲されており、外側バルブ20は石英ガラスから成っており、石英ガラスは、紫外放射吸収性のドーピング剤を有している。ベース1は、主にベース外側部分22から成っており、ベース外側部分22にベース内側部分24(図2参照)が装着されている。ベース外側部分22は、プラスチック射出成形部分として形成されていて、かつランプ側で、ベース内側部分24を収容するための収容区分26を備えている。ベース1は、カバー28を介して底部側で閉鎖することができ、かつ電気的なコンタクトのための接続ジャック30を備えている。
図2には、ランプ2の装着された状態で、図1に示したベース1のベース内側部分24を示しており、図2によれば、放電容器4および外側バルブ20はプラスチックから成るベース内側部分24に固定されている。ベース外側部分22の収容区分26(図1参照)にベース内側部分24を取り付けるために、ベース内側部分24に、それぞれ90°ずつずらして配置された、実質的に楔形の4つの収容部32が設けられており(図2には1つの収容部しか図示せず)、収容部32に、ベース外側部分22の固定手段34(図4参照)が係合する。
図3には、カバー28を取り付けるまえの状態で、図1に示したベース外側部分22を、放電容器4とは反対側からみた平面図で示しており、図3から判るように、ベース外側部分22は、実質的に正方形の基体36を備えており、基体36は側壁38を介して内室40を画成する。内室40は、仕切壁42によって、それぞれ異なる大きさの2つのチャンバ44,46に分けられる。第1のチャンバ44(トランス室)には棒コア型トランス(Stabkerntransformator)47が配置されており(図3において波線で示した)、棒コア型トランス47は、ベース1に取り付けられた、高圧放電ランプ2のパルス始動装置(図示せず)のため始動トランスとして役立つ。第2のチャンバ46は、パルス始動装置の別の構成素子(図示せず)のための収容室を成す。ベース外側部分22には、特殊鋼から成るほぼL字形の電気的なコンタクトエレメント48が埋め込まれている。コンタクトエレメント48は、既にプラスチック射出成形法でベース外側部分22を製作する際に、射出成形による埋め込みによってベース外側部分22に組み込まれるので、コンタクトエレメント48は、部分的にベース外側部分22のプラスチックによって包囲されており、コンタクトエレメント48の2つの端部50,52だけが電気的なコンタクトのために接触可能である。コンタクトエレメント48の第1の端部50は、トランス室44に延びていて、かつ棒コア型トランス47を取り付けたあとで、棒コア型トランス47の、高電圧をガイドする始動電圧出力49と接続される。コンタクトエレメント48の第2の端部52は、部分的に半径方向で拡張されていて、かつ放電ランプ2の、ベースに近い方の内側の導入線14を収容するための開口54を備えている(図1参照)。放電容器4の、ベースから遠い方の端部区分8の導入線12は、絶縁スリーブ56によって包囲された戻り線58(図1参照)を介して、ベース外側部分22の中空ウェブ60を通って収容室46にガイドされ、かつ図示していない取付基板と電気的に接続されている。取付基板の形状は、ほぼ収容室46の横断面に相当する。取付基板には、たとえばパルス始動装置の始動コンデンサおよびランプの別の電子素子が配置されている(図示せず)。取付基板は、ベース外側部分22のウェブ62の係合する開口を介して収容室46に固定されており、この場合取付基板はベース外側部分22に挿入されており、取付基板に取り付けられた構成素子はベース外側部分22の収容室46に突入する。トランス室44の側壁と仕切壁42とに、棒コア型トランス47のケーシングに設けられた適当な突出部を収容するための3つのガイド64が形成されているので、トランスシス44における棒コア型トランス47の位置は規定されている。ガイド64に対して追加的に、トランス室44の底部に、節状の突出部66が形成されており、突出部66は、コンタクトエレメント48の第1の端部50と相俟って、トランス室44における棒コア型トランス47の組付深さを規定する。棒コア型トランス47は、トランス室44に挿入したあとで電気絶縁して固定される。このために棒コア型トランス47と、トランス室44の側壁38もしくは仕切壁42との間の中間スペース68に、電気絶縁性のコンパウンド70、たとえばシリコーンが充填される。カバー28(図1参照)を取り付けるために、ウェブ状の4つの取付エレメント72がベース外側部分22に形成されている。
図4には、図3に示したベース外側部分22を側面からみた部分断面図で示しており、図4によれば、ベース外側部分22の収容区分26は、それぞれ90°ずつずらして配置されたほぼU字形の4つの凹部74によって中断されており、凹部74は、端面側で、実質的に、少なくとも部分的にリング状のフランジ76の高さまで延びている。収容区分26の凹部74には、それぞればね舌片78として形成された固定手段34が保持エレメントとして配置されており、固定手段34は実質的にベース外側部分22の縦軸線80に対して軸平行に延びている。保持エレメント78を介して、ベース内側部分24(図2参照)は、ベース外側部分22に固定可能である。収容区分26は、ランプ側で、前照灯(図示せず)にベース1を装着するための導入円錐部82に移行する。
ベース外側部分22にベース内側部分24を取り付けるために、放電ランプ2の、ベースに近い方の導入線14(波線で示した)は、ベース外側部分22の、段状に形成して円錐状に狭窄された管状部84を介して、コンタクトエレメント48の第2の端部52の、直接的に接続の行われる、圧刻された隆起部として形成された開口54に導入される。この場合管状部84の、円錐形の狭窄によって、コンタクトエレメント48の開口54への導入線14の導入が簡単になる。コンタクトエレメント48の、管状部84から離間する側で、導入線14の、開口54を通過する端部は、レーザ溶接によって、コンタクトエレメント48の第2の端部52と溶接されている。ベース外側部分22には、コンタクトエレメント48の、管状部84とは反対側で、実質的に袋穴状の収容部86が形成されており、この場合コンタクトエレメント48の第2の端部52は、収容部86の底壁88の一部を成している。収容部86は、端面側で、環状に延びる面取部90を備えている。
本発明によれば、ベースに近い方の導入線14とコンタクトエレメント48との接続領域92は、コンタクトカバー94によって、ベース1の収容室46に対して電気絶縁されている。これについては以下に図5につき詳しく説明する。
図5には、接続領域92の閉鎖された状態で、図3に示したベース外側部分22を示しており、図5から判るように、ベース外側部分22の収容部86は、コンタクトエレメント48の第2の端部52(図4参照)とベースに近い方の導入線14とを溶接したあとで、コンタクトカバー94を介して閉鎖される。このような構成手段によって、ベース1の電気絶縁の改善が達成される。なぜならば接続領域92(図4参照)の高電圧耐性が、絶縁性のコンタクトカバー94の材料選択と幾何学形状とによって規定の形式で調節可能である、という理由による。さらに本発明によれば、ベース1の製作時における装置技術的な手間が低減される。なぜならば欧州特許第1511130号明細書による構成では必要とされるような、製作技術的に手間のかかる充填−硬化過程を省略することができる、という理由による。これによって前記構成に対してランプの製作コストを大幅に削減することができる。
図示の実施例では、コンタクトカバー94としてカバーディスク96が使用され、カバーディスク96は、ベース1の収容部86に挿入されて、収容部86と超音波溶接によって材料接続式に結合されている。このためにベース1が溶接収容部に緊締され、コンタクトカバー94が、ベース外側部分22の収容部86に部分的に挿入されて、ソノトローデ(Sonotrode;振動工具、図示せず)を介して高周波振動にさらされる。同時にコンタクトカバー94は、ソノトローデを介して、定置のベース外側部分22に向かって移動され、この場合プラスチックは、コンタクト箇所における摩擦に基づいて強く加熱されるので、プラスチックが軟化して、ベース外側部分22の収容部86とコンタクトカバー94との材料接続式の結合が生じる。
追加的な作業ステップでは、接続領域92は、コンタクトカバー94を取り付けるまえに、少なくとも部分的に電気絶縁性のコンパウンド98に埋め込むことができる(図示せず)。これによって接続領域92における高電圧耐性および絶縁確実性がさらに高められる。
溶接技術を用いたコンタクトカバー94の前述の接合に対して選択的に、コンタクトカバー94は、結合材料(図示せず)を介してベース外側部分22と結合することができる。結合材料として、たとえばエポキシドベース、ウレタンベース、シアンアクリラートベースまたはシリコーンベースの1成分または多成分の接着剤を使用することができる。
図6には、図5に示したコンタクトカバー94を詳しく示しており、図6によれば、コンタクトカバー94は、ほぼ円筒状の基体100を備えており、基体100は半径方向のカラー102を備えており、カラー102は、環状に延びる面取部104を介して縮小された直径を有する導入区分106に移行しており、これによってベース外側部分22の収容部86へのコンタクトカバー94の挿入が簡単になる(図4参照)。コンタクトカバー94は、1.6mmの厚さt1を有していて、かつ電気絶縁性の熱可塑性プラスチックから成っている。ベース外側部分とコンタクトカバー94との間の結合は、同種のプラスチックを使用することによってさらに改善することができる。半径方向カラー102は、ベース外側部分22の収容部86の内径D(図4参照)よりも大きな外径dを有している。直径の差に基づいて、コンタクトカバー94は、ベース外側部分22と溶接するまえに、面取部104の領域で、収容部86のベース表面108に当接する(図5参照)。
溶接過程の間、コンタクトカバー94は、温度上昇に基づいて、部分的に可塑化されて、当接するソノトローデの溶接圧力によって収容部86に圧入されて、収容部86と材料接続式に結合される。溶接後に、コンタクトカバー94は、溶接パラメータの選択を介して調節可能な突出部を有するか、またはベース表面108と同一平面を成すようにすることができる。
選択的な接合方法では、コンタクトカバー94は平滑であり、つまり半径方向のカラー102を備えておらず、ベース外側部分22の収容部の直径Dに相当するか、またはこれより幾分か小さく選択可能である直径を有するように、形成することができる。これによって、コンタクトカバー94を収容部86に挿入して、収容部86と溶接するか、またはコンタクトカバー94もしくは収容部86に接着剤を塗布して、コンタクトカバー94を収容部86に接着することができる。
図7には、本発明によるコンタクトカバー94の選択的な実施例を示しており、コンタクトカバー94は、図6に示したコンタクトカバーとは単に追加的な半径方向のカラー110が設けられている点で異なっており、カラー110は、環状に延びる面取部112を介して比較的小さな直径dを有する半径方向のカラー102に移行している。追加的なカラー110は、収容部86にコンタクトカバー94を溶接したあとで、ベース表面108(図3参照)に載設する。これによって溶接時に生じる溶接バリがカラー110によって覆われて、収容部86におけるコンタクトカバー94の規定の侵入深さが得られる。コンタクトカバー94は、この実施例では、2.4mmの厚さt2を有していて、同様に電気絶縁性の熱可塑性プラスチックから成っている。
以下に図1〜図5につき本発明によるランプの主な製作ステップを説明する。
最初の作業ステップで、外側バルブ20によって包囲された放電ランプ2がベース内側部分24で、ベース外側部分22に挿入され、コンタクトエレメント48の第2の端部52が、放電ランプ2のベースに近い方の導入線14(図4参照)と溶接される。次いで図5に示したように、コンタクトカバー94が、ベース外側部分22の収容部86に少なくとも部分的に挿入される。追加的な作業ステップで、接続領域92は、コンタクトカバー94を挿入するまえに、電気絶縁性のコンパウンド98に埋め込むことができる。コンタクトカバー94をベース1に挿入したあとで、コンタクトカバー94は、たとえば超音波溶接によって収容部86と溶接される。本発明による選択的な実施例では、コンタクトカバー94を挿入するまえに、接着剤が接続領域に取り付けられ、コンタクトカバー94が接着結合を介して収容部86に固定される。
本発明によるベース1は、超音波溶接による記載の接合技術に制限されるものではなく、むしろ従来技術から公知の、溶接領域への規定の熱導入を実現するあらゆる溶接法に適用することができる。特に別の摩擦溶接法もしくは加熱素子溶接法、レーザ溶接法または赤外線溶接法を用いることもできる。さらに段付き輪郭を有する収容部86を形成することもでき、これによって溶接性能を改善することができる。このような実施例では、コンタクトカバーの段付き形成を省略することができる。本発明で重要な点は、ベース1とコンタクトカバー94との材料接続式の緊密な結合であるので、接続領域92の、高電圧に耐え得る絶縁が達成される。
ここで開示されているのは、ランプ2、特に高圧放電ランプのためのベース1であって、ランプの電子素子のための収容部46が設けられており、別の少なくとも1つの電子素子、たとえばトランス47を収容するためのチャンバ44が設けられており、この場合ベース1に、ランプ2の導入線14とトランス47の電圧出力とを接続するための電気的なコンタクトエレメント48が配置されている。本発明によれば、コンタクトエレメント48の接続領域92は、コンタクトカバー94によって、ベース1の収容室46に対して電気絶縁されている。
1 ベース、 2 高圧放電ランプ、 4 放電容器、 6 内室、 8,10 端部区分、 12,14 導入線、 16,18 電極、 20 外側バルブ、 22 ベース外側部分、 24 ベース内側部分、 26 収容区分、 28 カバー、 30 接続ブシュ、 32 収容部、 34 固定手段、 36 基体、 38 側壁、 40 内室、 42 仕切壁、 44,46 チャンバ、 47 棒コア型トランス、 48 コンタクトエレメント、 49 始動電圧出力、 50,52 端部、 54 開口、 56 絶縁スリーブ、 58 戻り線、 60 中空ウェブ、 62 ウェブ、 64 ガイド、 66 突出部、 68 中間スペース、 70 コンパウンド、 72 固定エレメント、 74 凹部、 76 フランジ、 78 ばね舌片、 80 縦軸線、 82 導入円錐部、 84 管状部、 86 収容部、 88 底壁、 90 面取部、 92 接続領域、 94 コンタクトカバー、 96 コンタクトディスク、 98 コンパウンド、 100 基体、 102 カラー、 104 面取部、 106 導入区分、 108 ベース表面、 110 カラー、 112 面取部、 t1,t2 厚さ、 D 内径、 d 外径
Claims (17)
- ランプ(2)、特に高圧放電ランプのためのベース(1)であって、
ランプ(2)の電子素子のための収容部(46)が設けられており、別の少なくとも1つの電子素子(47)、たとえばトランスを収容するためのチャンバ(44)が設けられており、ベース(1)に電気的なコンタクトエレメント(48)が配置されており、該コンタクトエレメント(48)が、接続領域(92)を介して、ランプ(2)の導入線(14)とトランス(47)の電圧出力(49)とを接続している形式のものにおいて、
接続領域(92)が、コンタクトカバー(94)によって、ベース(1)の収容室(46)に対して電気絶縁されていることを特徴とする、ランプのためのベース。 - コンタクトカバー(94)が、電気絶縁性材料、有利にはプラスチックから成っている、請求項1記載のベース。
- コンタクトカバー(94)が、実質的に円形の横断面を有している、請求項1または2記載のベース。
- コンタクトカバー(94)が、カバーディスク(96)として形成されており、該カバーディスク(96)が、少なくとも部分的にベース(1)の収容部(86)に挿入されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のベース。
- コンタクトカバー(94)が、段状に形成されている、請求項4記載のベース。
- コンタクトカバー(94)が、1mmから3mmまでの範囲の、有利には1.6mmの厚さ(t1,t2)を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載のベース。
- コンタクトカバー(94)が、溶接、有利には超音波溶接によって、ベースと結合されている、請求項1から6までのいずれか1項記載のベース。
- コンタクトカバー(94)が、結合材料を介してベース(1)と結合されている、請求項1から6までのいずれか1項記載のベース。
- 結合材料が、接着剤、特に1成分または多成分の接着剤である、請求項8記載のベース。
- 接着剤が、エポキシドベース、ウレタンベース、シアンアクリラートベースまたはシリコーンベースを有している、請求項9記載のベース。
- コンタクトカバー(94)およびベース(1)が、溶接後または接着後に、共通の面を形成するようになっている、請求項7から10までのいずれか1項記載のベース。
- 接続領域(92)が、少なくとも部分的に電気絶縁性のコンパウンド(98)、特にシリコーンに埋め込まれている、請求項1から11までのいずれか1項記載のベース。
- 請求項1から12までのいずれか1項記載のベース(1)を備えたランプ。
- ベース(1)、特に請求項1から12までのいずれか1項記載のベース(1)を備えたランプを製作する方法であって、
ベース(1)に、電気的なコンタクトエレメント(48)を配置し、該コンタクトエレメント(48)が、接続領域(92)を介して、ランプ(2)の導入線(14)とトランス(47)の電圧出力(49)とを接続するようにする方法において、次のステップ;
a)ランプ(2)をベース(1)に挿入し、
b)ランプ(2)の導入線(14)とコンタクトエレメント(48)とを接続し、
c)電気絶縁性の材料、特にプラスチックから成るコンタクトカバー(94)を、ベース(1)の収容部(86)に挿入して、固定する、
ステップを有していることを特徴とする、ランプを製作する方法。 - コンタクトカバー(94)を挿入するまえに、接続領域(92)を電気絶縁性のコンパウンド(98)に埋め込む、請求項14記載の方法。
- コンタクトカバー(94)を、ベース(1)に挿入したあとで、またはベース(1)に挿入する間に、ベース(1)と溶接する、請求項14または15記載の方法。
- コンタクトカバー(94)を挿入するまえに、コンパウンド(98)、特に接着剤を、接続領域に取り付ける、請求項14または15記載の方法。
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