JP4224817B2 - 1,4−ジオキサンの処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、1,4-ジオキサンを促進酸化法又はフェントン酸化法で分解除去する1,4-ジオキサンの処理方法に関する。
1,4-ジオキサンは一般的に溶剤などとして使用されており、市販のポリオキシアルキルエーテルのような洗剤中にも含まれている。このため、1,4-ジオキサンを製造する工程や、あるいはポリエチレン系の製品を製造又は使用する工程で1,4-ジオキサンが発生する。1,4-ジオキサンは水溶性を有する難分解物質であるため、何らかの経路で水系へ混入してしまうと、下水処理場における生物処理や固液分離処理ではほとんど分解処理できず、水環境に対する汚染が指摘されている。
廃水中に含まれる1,4-ジオキサンを分解除去するために様々な取り組みがなされており、特許文献1〜3の処理方法では、オゾン処理を主として、過酸化水素処理及び紫外線処理を併用してOHラジカルの形成を促進する促進酸化法を用いることにより、廃水中の1,4-ジオキサンを分解除去できることが開示されている。また、金属触媒下で過酸化水素水を添加することによりOHラジカルを形成させるフェントン酸化法でも、廃水中の1,4-ジオキサンを分解除去することが可能であるという報告がある。
特開2001−029966号公報 特開2001−121163号公報 特開2000−202466号公報
しかしながら、一般的な廃水には、1,4-ジオキサンの他に多種多様な物質が混在している。このため、促進酸化法やフェントン酸化法を用いて廃水処理を行うと、発生したOHラジカルが他の物質と反応して、1,4-ジオキサンを十分に分解処理することができないという問題があった。加えて、固形廃棄物や空気に含まれる1,4-ジオキサンを処理する方法については全く検討がなされていない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、固体、液体、又は気体に含まれる1,4-ジオキサンを効率よく分解除去することができる1,4-ジオキサンの処理方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項では、固体又は液体に含まれる1,4-ジオキサンを促進酸化法又はフェントン酸化法を用いたジオキサン分解工程で分解処理する1,4-ジオキサンの処理方法において、前記固体又は液体から1,4-ジオキサンを揮発させる揮発工程と、該揮発工程で揮発した1,4-ジオキサンを含む空気を採集する集気工程と、該集気工程で採集された空気に対して水を噴霧することにより、前記空気中の1,4-ジオキサンを前記噴霧する水へ移行させるスクラバー工程と、を設け、該スクラバー工程から排出される排出水を前記ジオキサン工程で処理することを特徴とする。
ここで、促進酸化法とは、オゾン処理を主として、これに過酸化水素処理及び紫外線処理の少なくても一方を併用することによって酸化を促進する方法である。また、フェントン酸化法とは、金属触媒の下で過酸化水素を添加することにより生成するOHラジカルによる酸化法である。
請求項によれば、1,4-ジオキサンは高い揮発性を有しているため、固形廃棄物又は廃水に含まれる1,4-ジオキサンを揮発工程で空気中へ揮発させることができる。揮発工程で1,4-ジオキサンを揮発させた空気を集気工程で採集し、スクラバー工程で採集された空気に対して水を噴霧することにより、水溶性を有する1,4-ジオキサンは噴霧した水へ積極的に移行する。その噴霧した水を排出水としてスクラバー工程から排出し、排出水をジオキサン分解工程で処理すれば、夾雑物質によって1,4-ジオキサンの分解が阻害されることがないので、排出水中の1,4-ジオキサンを分解除去することができる。これにより、1,4-ジオキサンを含む固体又は液体に対して効率よく処理を行うことができる。
本発明の請求項は、請求項の揮発工程は、前記固体の場合には該固体を加熱する加熱処理であるとともに、前記液体の場合には該液体を曝気する曝気処理又は該液体を加熱する加熱処理であることを特徴とする。
請求項によれば、1,4-ジオキサンは約101°Cと低いため、比較的低温で揮発する。そこで、固体又は液体を揮発工程で加熱処理すれば、固体又は液体から1,4-ジオキサンが揮発して空気中へ移行するため、固体又は液体から1,4-ジオキサンを分離することができる。
また、揮発工程で液体を曝気処理することにより、液体中の1,4-ジオキサンは揮発して曝気した空気に移行するため、液体から1,4-ジオキサンを分離することができる。
以上説明したように本発明に係る1,4-ジオキサンの処理方法によれば、集気工程で1,4-ジオキサンを含む気体を採集し、スクラバー工程で採集した気体に対して水を噴霧して、噴霧した水をジオキサン分解工程で処理することにより、気体に含まれる1,4-ジオキサンを効率よく分解除去することができる。
また、固体又は液体を揮発工程で処理することにより、固体又は液体に含まれる1,4-ジオキサンを空気中へ揮発させることができる。したがって、集気工程で揮発した空気を採集し、スクラバー工程で採集した空気に対して水を噴霧して、ジオキサン分解工程で噴霧した水に含まれる1,4-ジオキサンを分解除去できるので、固体又は液体から1,4-ジオキサンを分解除去することができる。
さらに、揮発工程において、固体に対して加熱処理を行い、液体に対して曝気処理又は加熱処理を行うことにより、固体又は気体に含まれる1,4-ジオキサンを効率よく揮発させることができる。
これらのことから、本発明の1,4-ジオキサンの処理方法を適用することにより、固体、液体、又は気体に対して1,4-ジオキサンの処理を行うことができる。
以下添付図面に従って本発明に係る1,4-ジオキサンの処理方法における好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明の1,4-ジオキサンの処理方法を好適に用いた第1の実施の形態であるジオキサン処理システム10の概略構成図であり、1,4-ジオキサンを含む液体、例えば廃水に対して処理を行う一例である。なお、黒色矢印は水の流れる方向を示し、白色矢印は空気又はオゾンガスの流れる方向を示している。
図1に示すように、ジオキサン処理システム10は、主に揮発工程である曝気槽12と、集気工程である集気装置14と、スクラバー工程であるスクラバー装置16と、ジオキサン分解工程であるジオキサン分解装置18とで構成される。
曝気槽12には曝気装置20が配設され、ブロア20aから供給された空気が曝気槽12の底部に設置された散気管20bから曝気される。曝気された廃水は、他の処理工程、例えば生物処理工程などへ送られる。一方、曝気された空気は、曝気槽12上部の集気装置14によって採集される。集気装置14では、曝気槽の上方に設けられた集気ダクト14bで曝気された空気が付属する集気ポンプ14aの吸引力により採集され、スクラバー装置16へ送られる。
スクラバー装置16は、給水ポンプ22、噴霧器24、廬材26、排気ポンプ28で構成される。スクラバー装置16では、給水ポンプ22から供給された水が噴霧器24により下方向へ噴霧される。一方、集気装置14から送られてきた空気は、排気ポンプ28の吸引力により上方向へ流れ、廬材26を介して噴霧された水と接触して上方から排出される。噴霧器24から噴霧された水は、排出水としてスクラバー装置16の底部から排出され、スクラバー装置16内である程度循環使用された後、ジオキサン分解装置18へ送られる。なお、1段のスクラバー装置16から排気される空気中に1,4-ジオキサンが残存する場合には、スクラバー装置16を複数段設けてもよい。
ジオキサン分解装置18は、主に促進酸化槽30と、オゾンガス注入管32と、紫外線ランプ32とで構成される。促進酸化槽30へ流入した排出水は、オゾンガス注入管32からオゾンガスが注入されるとともに、紫外線ランプ34から紫外線が照射される。これにより、排出水中の1,4-ジオキサンがオゾンガスと紫外線を併用した促進酸化法により酸化分解される。
なお、促進酸化法は、オゾンガスと紫外線照射の組み合わせの他に、オゾンガスと過酸化水素の組み合わせ、あるいはオゾンガスと紫外線照射と過酸化水素との組み合わせも使用することができる。また、本発明では促進酸化法を用いたが、特に限定するものではない。触媒として金属イオンを使用して、過酸化水素を添加することによりOHラジカルを生成させるフェントン酸化法を用いてもよい。
次に、上述した本発明の第1の実施の形態であるジオキサン処理システム10の作用について説明する。
1,4-ジオキサンは常温下で揮発性を有しているため、1,4-ジオキサンを含む廃水を曝気槽12で曝気することにより、1,4-ジオキサンを廃水から容易に揮発させることができる。
揮発した1,4-ジオキサンを含んだ曝気した空気は集気装置14で採集され、採集された空気はスクラバー装置16で噴霧された水と接触する。1,4-ジオキサンは水に溶け易い性質であるため、空気中に含まれる1,4-ジオキサンは噴霧した水へ積極的に移行する一方、他のほとんどの揮発性物質は空気中に留まり排気される。したがって、噴霧した水は夾雑物質をほとんど含まない1,4-ジオキサン溶液となり、排出水としてスクラバー装置16から排出される。
排出された排出水は、ジオキサン分解装置18で1,4-ジオキサンの分解除去が行われる。ジオキサン分解装置18における1,4-ジオキサンの分解は、オゾンによる直接的に行われるのではなく、紫外線によりオゾンが分解して生じるOHラジカルとの反応によって行われる。したがって、有機物などの夾雑物質が存在すると、発生したOHラジカルが夾雑物質と反応してしまい、1,4-ジオキサンの分解を効率よく行うことができない。しかし、排出水には夾雑物質がほとんど含まれないので、ジオキサン分解装置18において排出水中の1,4-ジオキサンがOHラジカルと効率よく反応するので、1,4-ジオキサンを効率よく分解除去することができる。これにより、様々な物質が混在する廃水に対して効率よく1,4-ジオキサンの処理を行うことができる。
図2は、本発明の第2の実施の形態であるジオキサン処理システム40の概略構成図であり、1,4-ジオキサンを含む固体、例えば固形廃棄物や、1,4-ジオキサンを含む液体、例えば廃水に対して、1,4-ジオキサンの処理を行う一例である。なお、第1の実施の形態と同じ部材及び装置には同符合を付して説明するとともに、説明は省略する。以下、第3の実施の形態の説明も同様である。
ジオキサン処理システム40において、1,4-ジオキサンを含む固形廃棄物又は廃水が揮発工程である加熱装置42へ取り込まれると、加熱装置42の底部に設けられた加熱コイル44により固形廃棄物又は廃水が加熱される。1,4-ジオキサンは沸点が約101°Cと比較的低温であるため、加熱により積極的に揮発して空気中へ移行させることができる。これにより、固形廃棄物又は廃水からほとんどの1,4-ジオキサンを除去することができる。1,4-ジオキサンなどの揮発成分を含む空気は、加熱装置42の上部に設けられた集気装置14により採集される。一方、加熱された固形廃棄物又は廃水は次工程へ送られる。
集気装置14から採集された空気は、スクラバー装置16で噴霧された水と接触する。水溶性を有する1,4-ジオキサンは噴霧した水に積極的に移行する一方、他のほとんどの揮発成分は空気中に残存して排気される。これにより、噴霧した水は、1,4-ジオキサンを多く含む1,4-ジオキサン溶液となり、排出水としてスクラバー装置16から排出されてジオキサン分解装置18に取り込まれる。
ジオキサン分解装置18において、取り込まれた排出水は1,4-ジオキサン以外の夾雑物質がほとんど含まないので、排出水中の1,4-ジオキサンとOHラジカルとの反応が阻害されることなく1,4-ジオキサンの分解除去を行うことができる。これにより、固形廃棄物などの固体や、廃水などの液体に対して効率よく1,4-ジオキサンの処理を行うことができる。
なお、1,4-ジオキサンは可燃性を有しているため、1,4-ジオキサンを高濃度に含む固形廃棄物又は廃水を処理する場合には、加熱装置42及び集気装置14に防爆設備を設ける必要がある。
図3は、本発明の第3の実施の形態であるジオキサン処理システム50の概略構成図であり、1,4-ジオキサンを含む気体に対して1,4-ジオキサンの処理を行う一例である。
ジオキサン処理システム50において、ジオキサン製造ライン52の室内に設けられた1,4-ジオキサンを製造する複数のジオキサン製造装置54上部には、集気装置14が設置される。ジオキサン製造装置54で1,4-ジオキサンを製造する際に、1,4-ジオキサンが空気中に揮発すると、揮発した1,4-ジオキサンを含む空気が室内上部に設けられた集気ダクト14bから採集され、集気ポンプ14aによってスクラバー装置16へ送られる。スクラバー装置16では、採集した空気に対して噴霧器24から水が噴霧され、噴霧された水に空気中の1,4-ジオキサンが積極的に移行する。噴霧された水は排出水としてスクラバー装置から排出され、ジオキサン分解装置18へ取り込まれる。ジオキサン分解装置18にに取り込まれた排出水には1,4-ジオキサン以外の夾雑物質がほとんど含まれていないため、排出水中の1,4-ジオキサンを効率よく分解除去できる。これにより、1,4-ジオキサンを含む気体に対して、1,4-ジオキサンの処理を効率よく行うことができる。
(実施例1)
実施例1では、図1に示した曝気槽12→集気装置14→スクラバー装置16→促進酸化法のジオキサン分解装置18からなるジオキサン処理システム10を用いて、廃水中に含まれる1,4-ジオキサンの分解処理試験を行った。
供試廃水としては、1,4-ジオキサン濃度が500(mg/L)で、共存するその他の有機成分が8000(mg/L)であるものを使用し、曝気槽12で廃水10Lに対して4時間曝気を行った。
その結果、曝気後の廃水中の1,4-ジオキサン濃度は0.5mg/Lとなり、ほとんどの1,4-ジオキサンは曝気した空気へ揮発した。スクラバー装置16では集気装置14によって採集された空気に対して水が噴霧され、1,4-ジオキサン濃度が90mg/Lの排出水が50L排出された。
次に、この排出水を促進酸化法のジオキサン分解装置18で処理した。その条件は、オゾンガス注入濃度を20(mg/L)、オゾンガス注入速度を4mg- O3 /L/min、紫外線照射のランプ出力を48Wとし、回分した処理を1時間行った。
その結果、処理水中の1,4-ジオキサン濃度は20mg/Lとなり、ほとんどの1,4-ジオキサンを分解除去することができた。
一方、供試廃水をジオキサン分解装置で直接処理した比較例では、処理水中の1,4-ジオキサン濃度は495mg/Lで、ほとんど分解除去することができなかった。
(実施例2)
実施例2では、図2に示した加熱装置42→集気装置14→スクラバー装置16→促進酸化法のジオキサン分解装置18からなるジオキサン処理システム40を用いて、固形廃棄物中に含まれる1,4-ジオキサンの分解処理試験を行った。
供試された固形廃棄物は、1,4-ジオキサン含有量は、1kg当たり1gであるものを使用し、加熱装置42で固形廃棄物2kgを105°C、1時間加熱した。その他の条件は、実施例1と同様である。
その結果、加熱後の固形廃棄物の1,4-ジオキサン含有量は1kg当たり0.01g以下となり、固形廃棄物から1,4-ジオキサンを99%以上を除去することができた。スクラバー装置16では集気装置14によって採集された空気に対して水が噴霧され、1,4-ジオキサン濃度が36mg/Lの排出水が50L排出された。
次に、排出水を促進酸化法のジオキサン分解装置18で処理した。その条件は、実施例1と同様である。
その結果、処理水中の1,4-ジオキサン濃度は1mg/Lとなり、ほとんどの1,4-ジオキサンを分解除去することができた。
実施例1及び2の結果から分かるように、曝気又は加熱することにより固形廃棄物又は廃水から1,4-ジオキサンを分離することができた。そして、分離した1,4-ジオキサンの多くは、集気装置14及びスクラバー装置16により回収されてジオキサン分解装置18で分解除去することができた。
これらのことから、本発明の1,4-ジオキサンの処理方法を適用することにより、固体、液体、又は気体に含まれる1,4-ジオキサンを効率よく処理することができることがわかった。
本発明の第1の実施の形態であるジオキサン処理システムの概略構成図 本発明の第2の実施の形態であるジオキサン処理システムの概略構成図 本発明の第3の実施の形態であるジオキサン処理システムの概略構成図
符号の説明
10,40,50…ジオキサン処理システム、12…曝気槽、14…集気装置、14a…集気ポンプ、14b…集気ダクト、16…スクラバー装置、18…ジオキサン分解装置、20…曝気装置、20a…ブロア、20b…散気管、22…給水ポンプ、24…噴霧器、26…廬材、28…排気ポンプ、30…促進酸化槽、32…オゾンガス注入管、34…紫外線ランプ、42…加熱装置、44…加熱コイル、52…ジオキサン製造ライン、54…ジオキサン製造装置

Claims (2)

  1. 固体又は液体に含まれる1,4-ジオキサンを促進酸化法又はフェントン酸化法を用いたジオキサン分解工程で分解処理する1,4-ジオキサンの処理方法において、
    前記固体又は液体から1,4-ジオキサンを揮発させる揮発工程と、
    該揮発工程で揮発した1,4-ジオキサンを含む空気を採集する集気工程と、
    該集気工程で採集された空気に対して水を噴霧することにより、前記空気中の1,4-ジオキサンを前記噴霧する水へ移行させるスクラバー工程と、を設け、
    該スクラバー工程から排出される排出水を前記ジオキサン工程で処理することを特徴とする1,4-ジオキサンの処理方法。
  2. 前記揮発工程は、前記固体の場合には該固体を加熱する加熱処理であるとともに、前記液体の場合には該液体を曝気する曝気処理又は該液体を加熱する加熱処理であることを特徴とする請求項1の1,4-ジオキサンの処理方法。
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