JP4223478B2 - 高いシス/トランス−異性体比を有するイソホロンジアミン(ipda、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン)の製造方法 - Google Patents

高いシス/トランス−異性体比を有するイソホロンジアミン(ipda、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン)の製造方法 Download PDF

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本発明は、高いシス/トランス異性体比を有する、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン(イソホロンジアミン、IPDA)の製造方法に関する。
IPDAは、イソホロンジイソシアネート(IPDI)を製造するための出発材料として、ポリウレタン系のためのイソシアネート成分、ポリアミドのためのアミン成分として、およびエポキシ樹脂のための硬化剤として使用される。IPDAは通常は、3−シアノ−3,5,5−トリメチルシクロヘキサノン(イソホロンニトリル、IPN)から、カルボニル基をアミノ基に、かつニトリル基をアミノメチル基に、アンモニア、水素および常用の水素化触媒の存在下で変換することによって製造される。シス−IPDAおよびトランス−IPDAの混合物が得られる。異なる反応性を有する2個の異性体は、この場合、関連する技術的適用に関して重要なものである。DE−A−4211454によれば、40%を上廻るトランス−異性体および60%を下廻るシス−異性体から成るIPDA異性体混合物の、重付加樹脂、特にエポキシ樹脂中の反応成分としての使用は、ポットライフを延長し、かつ最大硬化温度を減少させる。これとは対照的に、極めて高い反応速度を達成するために、極めて高いシス−異性体含量(≧70%)を有するIPDA異性体混合物が好ましい。したがって、通常得ることができるIPDAは、75/25のシス/トランス異性体比を有している。
高いシス/トランスまたは高いトランス/シス比を達成するための種々の方法は、すでに従来技術から公知である。
DE−A4343890によれば、IPNからIPDAへのアミン水素化は、IPN、アンモニアおよびC〜C−アルコールの混合物を、3〜8MPaの水素の存在下で、40〜150℃、好ましくは90〜130℃の温度で、コバルトおよび/またはルテニウム固定床触媒を備えたトリクル床反応器を介して滴下させ、かつ反応混合物を蒸留的に後処理することによって、NH、HOおよび副生成物を除去することによって実施される。Ru担持触媒が使用される場合には、84/16の高いシス/トランス異性体比(IPDAの全収率:81%)が達成される。
DE−A4343891は、IPNと水素とを、アンモニア、およびコバルト、ニッケルおよび貴金属触媒からの懸濁または固定床水素化触媒の存在下で、3〜20MPaの圧力および150℃までの温度で反応させ、かつ反応混合物を蒸留的に後処理することによってIPDAを製造するための方法を記載している。反応は2個の工程中で、かつ個々の工程に関して観察されるべき正確に規定された温度範囲で実施される。80/20のシス/トランス比によって、91.9%のIPDA全収率を達成することができる。
EP−A0926130において、水素化は触媒上の酸の存在下で実施され、この場合、これらの触媒は銅および/または元素周期律表の第8族遷移金属を含有するものである。ルイスおよびブレンステッド酸の双方が使用され、好ましくは2−エチルヘキサン酸を使用する。酸の添加は、シス/トランス異性体比を増加させる。シス/トランス異性体比は通常は、≧90%のIPDA全収率で70/30である。
EP−B0729937の方法は、3個の空間的に分離した反応チャンバー中で、コバルト、ニッケル、ルテニウムおよび/または他の貴金属触媒を用いて実施することを特徴とする。第2の反応器の上流で、NaOH水溶液を計量供給し、この場合、これらは、環状の副生成物、たとえば1,3,3−トリメチル−6−アザビシクロ[3.2.1]オクタンの形成を減少させるものである。
DE−A10142635.6は、早期の優先日ではあるが本発明の優先日において公開されていないものであるが、少なくとも70/30のシス/トランス異性体を有するIPDAが得られており、この場合、これらはIPNから出発して、水素化触媒を使用して、アルキル金属酸化物として算定する≦0.03質量%のアルカリ金属含量を有する水素化工程で実施する。
高いシス含量を有するIPDAの製造に関し生じる欠点は、使用する触媒のコストが高いことおよび不自由な製造方法にある。さらに、これらの触媒は一般には熟成により得られるものであって、この場合、その触媒活性が時間の経過につれて減少する。これを補充する目的のために、一般に反応温度を増加させ、この場合、これらはしかしながら、シス/トランス異性体比および選択率の低下を招くものであって、したがって副生成物の形成が増加する。さらに、従来技術から公知の方法は、極めて複雑な反応工程を有するものである。
高いトランス/シス異性体比を有するイソホロンジアミンの製造方法は、DE−A4211454において達成されている。この方法において、トランス−イソホロンジアミンは、イソホロンニトリルから、イソホロンニトリルアジンを介して製造される。さらに、トランス−イソホロンジアミンは、商業的に得ることが可能なシス/トランス異性体混合物を蒸留することによって得ることが可能である。しかしながら、シス−異性体を主要生成物とする場合には、この方法は非経済的である。
本発明の対象は、少なくとも73/27のシス/トランス異性体比を有するイソホロンジアミン(IPDA)を製造するための方法を提供することであって、この場合、これらは従来技術における欠点を回避するものである。
この課題は、少なくとも73/27のシス/トランス異性体比を有する本質的に純粋な3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン(イソホロンジアミン、IPDA)を製造するための方法によって達成され、この場合、この方法は以下の工程:
a)<73/27のシス/トランス異性体比を有する粗IPDAを提供し、
b)粗IPDAを、少なくとも73/27のシス/トランス異性体比を有する画分と、63/37を下廻るシス/トランス異性体比を有する画分とに精製および分離し、
c)工程b)で得られた63/37を下廻るシス/トランス異性体比を有する本質的に純粋なIPDAの画分を、H、NHおよび水素化触媒の存在下で、63/37〜66/34の範囲内のシス/トランス異性体比を有するIPDAに異性化し、それを方法の工程a)中に再循環させる、ことを特徴とする。
任意の好ましいシス/トランス異性体比<73/27を有するIPDAから出発して、本発明による方法は、≧73/27のシス/トランス異性体比を有するIPDAを得ることが可能である。したがって、方法は、触媒を熟成させる場合においても依存として経済的であり、それに付随して上昇させる反応温度を、時間の経過につれて粗IPDAのシス含量を減少させる。それというのも本発明による方法は、このような影響とは別個のものであるために、製造および錯化が通常高価である特定の触媒を使用することで、高いシス/トランス異性体を有するIPDAを製造するこれらの方法よりも優れている。しかしながら、これとは関係なく、本発明による方法は、さらにこのようなより複雑化された合成方法と一緒に組み合わせることが可能である。高価ではない触媒を用いてIPDAを製造し、かつ粗IPDAの低いシス/トランス異性体比を許容することはより経済的である。
「本質的に純粋な」IPDAとは、不純物画分が2質量%未満、好ましくは1質量%未満、より好ましくは0.3質量%未満であるIPDAである。
本発明による方法は好ましくは、73/27〜76/24、好ましくは73/27〜75/25の範囲のシス/トランス異性体比を有する、IPDAを得るために使用される(さらに工程b)参照のこと)。
本発明はさらに以下の工程により例証される。
工程a)
一般に、任意の生成物混合物として、IPDAの製造工程から生じる粗IPDAを使用することができる。「粗IPDA」は、少なくとも88質量%のIPDA、好ましくは少なくとも92質量%、より好ましくは少なくとも95質量%のIPDAから成る生成物混合物であるとされる。
少なくとも73/27のシス/トランス異性体比を有するIPDAを得るために、73/27を下廻るシス/トランス異性体比を有するIPDAを含有する生成物混合物を使用することが、専ら経済的に有利である。70/30を下廻るシス/トランスを有するIPDAを、熟成触媒を用いて、複雑な工程なしに製造することが可能であることから、本発明による方法は、70/30を下廻るシス/トランス異性体を含有するIPDAを使用する場合には特に有利である。さらに蒸留によってシス−異性体を富化するために、73/27を上廻るシス/トランス異性体比を有するIPDAを含有する生成物混合物を使用することも可能である。
工程b)
工程a)で得られる生成物混合物は、蒸留または晶出によって精製および分離することができる。
シス−IPDA(純度98.9%を有するもの)は、大気圧下で253.4℃の沸点、および22℃の融点を有する一方で、トランス−IPDA(純度98.4%を有するもの)は、大気圧下で250.7℃の沸点および−34.6℃の融点を有する。2つの異性体の融点の差は、その沸点よりも大きいけれども、コストの理由により蒸留によって精製および分離することが好ましい。
粗IPDAの蒸留による精製および分離は、任意の好ましい蒸留カラムにおいて実施することができる。好ましくは、少なくとも2個の空間的に分離したカラムで蒸留を実施する。特に好ましくは、少なくとも1個の分離壁カラムを使用する。
生成物混合物の蒸留(粗IPDA)は、通常はNH、さらに低沸点および高沸点成分、たとえばIPNからIPDNへの製造において副産物として生じる生成物、たとえばHCN脱離生成物、メチル化副生成物および/または不完全水素化副生成物を、カラムの塔頂部または塔底部を介して除去する。
本発明の目的のために、低沸点の成分/不純物は、シス−トランス−IPDAよりも低い沸点を有する成分/不純物であり、かつ高沸点成分/不純物は、シス−およびトランス−IPDAよりも高い沸点を有する。
シス−異性体富化画分とシス−異性体−減少画分(故にトランス−異性体富化画分でもある)とへの分離もさらに実施される。
IPDAのシス−富化画分は、少なくとも73/27のシス/トランス異性体比、好ましくは73/27〜76/24へのシス/トランス異性体比、より好ましくは73/27〜75/25の範囲でのシス/トランス異性体を有する。
IPDAのシス−減少画分は、少なくとも63/37、好ましくは≦60/40、より好ましくは≦58/42のシス/トランス異性体を有する。シス−異性体−富化画分は、経済的には好ましい。同様にシス−異性体減少画分は商業的に使用される(DE−A−4211454参照)。
カラムが蒸留に関して使用される場合には、一般には150〜300℃、好ましくは170〜250℃、より好ましくは170〜185℃の塔底温度および5〜100℃、好ましくは10〜90℃、より好ましくは15〜65℃の塔頂温度を有する。カラム中の圧力は一般には10〜2000mバール、好ましくは20〜200mバール、より好ましくは35〜50mバールである。
2個のカラムが蒸留に使用される場合には、第1カラムは一般には150〜300℃、好ましくは170〜250℃、より好ましくは170〜195℃の塔底温度、および5〜100℃、好ましくは10〜90℃、より好ましくは15〜65℃の塔頂温度で実施される。第1カラムにおける圧力は、一般には10〜1000mバール、好ましくは30〜500mバール、より好ましくは35〜200mバールである。第2カラムは、一般には、140〜300℃、好ましくは150〜250℃、より好ましくは160〜195℃の塔底温度で実施され、かつ100〜250℃、好ましくは130〜200℃、より好ましくは140〜170℃の塔頂温度で実施される。第2カラム中での圧力は、一般には10〜1000mバール、好ましくは30〜300mバール、より好ましくは35〜120mバールである。
1個または複数個のカラムは、一般には、少なくとも20個の理論段、好ましくは少なくとも30個の理論段、より好ましくは少なくとも40個の理論段の全分離能を有する。
カラムはそれぞれ異なる内部構造物を有する。このような内部構造物は、ランダムパッキング、たとえばPallリングおよびRaschigリング、構造化シート金属パッキング、たとえばMellapak 250Y(R)(Sulzer Ltd(Winterhur/Switzerland)Montz(Hilden/Germany)およびKoch-Glitsch(Wichita, KS/USA))構造化金網パッキング、たとえばSulzer BX(R)(Sulzer Ltd(Winterhur/Switzerland)Montz(Hilden/Germany)およびKoch-Glitsch(Wichita, KS/USA))を含む。
工程c)
本発明によれば、シス−異性体−減少画分を、異性化後の方法の工程a)に再循環させる。異性化工程は、特に、任意の好ましいシス/トランス異性体比を有するIPDAを、水素化触媒上に、HおよびNHの存在下に通過させることによって、温度に関係なく、シス/トランス異性体比を63/37〜66/34、好ましくは64/36〜66/36、より好ましくは64/36〜65/35の範囲で有する熱力学平衡が生じることは、従来公知ではなかった。
したがって同様に本発明は、63/37〜66/34の範囲のシス/トランス異性体比を有する、3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン(イソホロンジアミン、IPDA)を、63/37を下廻るシス/トランス異性体比を有するIPDAと、HおよびNHとを、水素化触媒上で反応させることによって製造するための方法を提供する。
63/37を上廻るシス/トランス異性体比を有するIPDAの異性化が可能であるにもかかわらず、主要な目的が、シス/トランス異性体混合物中でシス−含量を増加させることである場合には、経済的なものとはならない。
63/37を下廻るシス/トランス異性体比を有するIPDAの、63/37〜66/34の範囲のシス/トランス異性体比を有するIPDAへの異性化は、一般には70〜200℃、好ましくは80〜150℃、より好ましくは90〜130℃の温度で実施され、かつ10〜300バール、好ましくは50〜250バール、より好ましくは100〜240バールの圧力で実施される。反応時間は、異性化温度および使用された触媒に依存する。
本発明によるIPDAの異性化のための方法において、有用な水素化触媒は、原則として任意の通常の水素化触媒であり、好ましくは、銅、銀、金、鉄、コバルト、ニッケル、レニウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミニウム、イリジウム、白金、クロム、モリブデンおよびタングステンから成る群から選択された少なくとも1種の遷移金属を含有するものであって、この場合、これらはそれぞれ金属の形で(酸化数0)あるか、あるいは化合物の形、たとえば酸化物の形で、工程条件下で相当する金属に還元される。
これらの水素化触媒において、特に好ましいのは、銅、銀、鉄、コバルト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミニウム、イリジウムおよび白金の群から選択された遷移金属少なくとも1種を含有するものであって、その際、金属の形(酸化数0)であるか、あるいは化合物の形、たとえば酸化物の形であってもよく、この場合、これらは工程条件下で相当する金属に還元される。
特に好ましくは、銅、コバルト、ニッケル、ルテニウム、イリジウム、ロジウム、パラジウムおよび白金から成る群から選択された遷移金属少なくとも1種を含み、この場合、これらは金属の形(酸化数0)であるか、あるいは化合物の形、たとえば酸化物の形であってもよく、この場合、これらは工程条件下で相当する金属に還元される。
特に好ましくは、コバルトおよびルテニウムから成る群から選択された遷移金属を含有する水素化触媒であり、この場合、これらは金属の形(酸化数0)であるか、あるいは化合物の形、たとえば酸化物であってもよく、工程条件下で相当する金属に還元される。
触媒活性遷移金属が、担体(酸化アルミニウム(Al)、二酸化ジルコニウム(ZrO)、二酸化チタン(TiO)、ケイ素の炭素および/または酸素−含有化合物、SiO)として算定されるものの群から選択された)を適用する場合には、これらの触媒は、一般には全部の、触媒の全量に対して20〜99.9質量%、好ましくは30〜99.9質量%、より好ましくは40〜99.9質量%の担体および0.1〜80質量%、好ましくは0.1〜70質量%、より好ましくは0.1〜60質量%の遷移金属を、酸化数0の金属として算定されるものを含有する。
異性化において、触媒の空時収量0.1〜2kg、好ましくは0.2〜1.5kg、より好ましくは0.4〜1kgのIPDAは、1時間当たり触媒1lに対して63/37を下廻るシス/トランス異性体比を有するIPDAである。
好ましくは、液体アンモニア中で異性化を実施する。63/37を下廻るシス/トランス異性対比を有するIPDAの1モル当たり、有利には、0.5〜100mol、好ましくは2〜50mol、より好ましくは5〜40molの異性体における過剰量のNHPを使用する。
IPDAの異性化は溶剤の存在下で、たとえばアルコールまたはエーテル(テトラヒドロフラン)の存在下で実施されてもよく、それというのも、溶剤なしに実施することも可能である。
異性化は、連続的にかまたは回分的に実施することができる。好ましくは連続反応である。任意の好ましい圧力耐性撹拌槽または撹拌層バッテリーを使用することが可能である。特に好ましくは、反応器を使用して、63/37を下廻るシス/トランス異性体比を有するIPDAが連続的に、固定化触媒床上を、液体相またはトリクル法によって連続的に通過される。さらに、シャフト炉を使用することも可能である。
本発明による異性化法の他の多様な装置において、異性化は前記に示した条件下で別個の撹拌槽中で実施することはできないが、しかしながら異性化すべき<63/37のシス/トランス異性体比を有するIPDAに代えて、IPN、HおよびNHから、水素化触媒の存在下でIPDAを製造するための従来技術から公知の任意の好ましい反応を提供する。従来技術からIPDAの製造方法の例は、導入において得られる従来技術からのものを含む。
少なくとも73/27のシス.トランス異性体比を有するIPDAを得るための本発明による方法の工程b)が、2個のカラムにおいて実施される図示されたプラントを示す
図1は、第1のカラムが通常の蒸留カラムであり、かつ第2のカラムが分離壁カラムであるプラントを示す図である。
図2は、第1のカラムが分離壁カラムであり、第2のカラムが通常の蒸留カラムであるプラントを示す図である。
図1によるプラントにおいて、粗IPDAを含有する生成物混合物を、通常の蒸留カラム7に、装入靴1を介して導入し、そこで蒸留させた。低い沸点を有する成分は、カラムの頂部14を介して除去され、凝縮器12中で凝縮した後に、相分離器9に移し、かつ液相と、重い水相」とに分離した。軽い有機相を取出し口4を介して部分的に除去し、部分的に蒸留カラム7に再循環させた。重水相を、排出口8を介して排出した。
蒸留カラム7の頂部における温度は、一般には20〜100℃、好ましくは30〜80℃、より好ましくは35〜65℃であり、カラムの平均圧力は50〜1000mバールである。蒸留カラム7の底部の温度は、一般には150〜250℃、好ましくは170〜225℃、より好ましくは170〜190℃である。好ましくは、カラム中の平均圧力は100〜500mバール、特に好ましくは110〜200mバールである。
蒸留カラム7の塔底生成物13は、連続的に分離壁カラム6に移した。管路15において、ブランチ16を蒸発器11に導き、その際、塔底留出物の一部分を再度蒸発させ、かつカラム7中にフィードバックする。シス−異性体−濃縮画分を、カラム6から側流取り出し2を介して取りだし、かつトランス−異性体−濃縮画分を、蒸留カラム頂部を介して除去し、凝縮器12中で凝縮し、かつ部分的にカラム6に再循環させ、部分的に管路3を介して取り出した。異性化の後に、それに付随してシス−含量が増加し、この方法で異性化された画分を管路1に供給する。高沸点不純物を、分離壁カラム6の塔底部13を介して除去し、かつ部分的に管路5を介して搬出し、部分的に蒸発器11中での蒸発の後にカラム6にフィードバックした。
分離壁カラム6を、一般に塔頂で100〜250℃の温度で、かつ塔底で150〜300℃の温度で操作し、かつ塔頂では10〜1000mバールの圧力で、好ましくは130〜190℃の温度で、および/または塔底では170〜250℃の温度で、および/または30〜200mバール、より好ましくは140〜160℃の塔頂温度および/または170〜195℃の塔底温度および/または35〜50mバールの圧力で実施する。
本発明による方法の工程b)を、図2によるプラントにおいて実施する場合には、粗IPDAを、供給物流1を介して分離壁カラム6に導入する。カラムの塔底生成物13として得られた高沸点不純物を、排出口5を介して部分的に搬出し、蒸発器11中で蒸発させた後にカラム中に部分的にフィードバックした。低沸点不純物を、カラムの塔頂部14を介して除去し、かつ凝縮器12中で凝縮した後に、相分離器9に移した。回収した軽い有機相は、部分的に排出口4を介して搬出し、部分的に分離壁カラム6に再循環させた。重い相を搬出口8を介して排出した。
精製したIPDAを、分離壁カラム6の側流取出し10を介して取り出し、かつさらに、この場合には通常の蒸発カラムとして構成される他のカラム7に移した。最も低い沸点を有する成分を、カラム7の塔頂部14を介して除去し、かつ、凝縮器12において凝縮した後に、部分的にカラム7にフィードバックし、部分的に装入口1に導入し、カラム6中で再度分離するためこれを供給した。同様に、最も高い沸点を有する成分を、カラム7の塔底部13を介して除去し、かつ部分的に、蒸発器11中での蒸発後にカラム7にフィードバックし、部分的に装入口1中の生成物混合物に添加した。
シス−異性体−富化画分を、側流取り出し2を介して除去し、かつトランス−異性体−富化画分を、側流取り出し3を介して除去し、かつ異性化した後に、管路1に供給した。シス−異性体−富化画分についての側流取り出しは、トランス−異性体の富化画分のための側流取り出しの下部に存在する。
図2によるプラント中で、方法の工程b)を実施することは特に有利であり、それというのも、低いおよび高い沸点を有する不純物を、それぞれ2点で除去し:低沸点成分を、カラム6の塔頂14およびカラム7の塔頂14の双方を介して除去し、この場合、高沸点不純物は、カラム6の塔底留出液13およびカラム7の塔底留出液13の双方を介して除去した。
図2によるプラントにおいて、分離壁カラム6を、一般には5〜100℃、好ましくは10〜90℃、より好ましくは15〜50℃の温度で操作する。塔底温度は、一般に150〜300℃であり、好ましくは170〜250℃であり、より好ましくは170〜195℃である。分離壁カラム6中の平均圧力は10〜100mバール、好ましくは30〜200mバール、より好ましくは35〜50mバールである。蒸留カラム7の塔頂での温度は、一般には130〜250℃、好ましくは140〜200℃、より好ましくは150〜170℃である。蒸留カラム7の塔底での温度は一般には140〜250℃、好ましくは150〜220℃、より好ましくは160〜190℃である。蒸留カラム7中の平均圧力は、図2によるプラント中で、3〜1000mバール、好ましくは50〜300mバール、より好ましくは80〜120mバールである。
さらに本発明は以下の装置例を用いて例証される。
装置例
比較例1:IPNからのIPDAの製造および引き続いての蒸留による後処理
イソホロンニトリルのイソホロンジアミンへのアミン水素化を、連続方法で、直列に連結された3個の反応器中で、250バールの圧力で、EP−B−0729937に記載されたように実施した。触媒を280℃に加熱し、2K/分の加熱速度で、水素圧下で加熱した。この温度で12時間に亘って保持した後に、温度を特定の反応温度に戻した。
イソホロンニトリル(130ml/h)、アンモニア(600g/h)および水素(300l/h)を、80〜100℃の温度で、第1反応器(200ml イミネーション反応器)を介して液相方法によって通過させ、その際、反応器は、触媒のための担体としてのγ−Alで(4mm押出物)充填されたものであった。イミネーションをここで実施した。反応混合物を凝縮して、EP−A−0742045に記載された触媒を含む第1反応器中で実施した。ここでの温度は90℃であった。最終反応器(130℃)において、後水素化を同様の触媒上で実施した。液相−トリクル−液相の順序であった。生成物混合物を分離装置(組成は第1表参照)中で分解し、かつ回分的に蒸留カラム中で蒸留した。蒸留カラムの詳細:カラム直径:30mm、パッキングの高さ:1.5m、パッキング:SulzerDX(Sulzer Ltd. (Winterthur, Switzerland))、45個の理論段、圧力30mバール、還流比10/1。
最初に、60/40のシス/トランス異性体比を有する画分を除去した。この画分の沸点は137.5℃であった。その後に、この画分を分離し、この場合、これらは75%のシス−IPDAおよび25%のトランス−IPDAを含有するものであり、かつ138.7℃の沸点を有していた。得られた試料は、それぞれガスクロマトグラフィーで分析した。
例2:IPNからのIPDAの製造、引き続いての蒸留による後処理およびシス−減少画分の合成反応器への再循環
除去された第1画分それぞれ50ml/h(シス/トランス異性体比60/40を有するIPDA)を、反応器中に、IPN流(130ml/h)に加えて供給することを除き、例1を反復した。得られた試料を、ガスクロマトグラフィーを用いて分析した。粗IPDAの組成については第1表に示した。
Figure 0004223478
Figure 0004223478
シス−異性体−減少IPDA画分の本発明による除去およびその異性化のための合成反応器への循環は、IPDAの全収率をさらに増加させ、かつ副生成物量を減少させることを可能にした。化合物IV量のわずかな増加は、有害ではなく、それというのもこれは簡単にIPDAから除去することができるためである。シス/トランス異性体比がわずかに悪くなる事実にもかかわらず、さらにこの方法は、高価な触媒を使用し、かつ最初から高いシス/トランス異性体比を有するIPDA製造のための複雑な反応手順を遵守した場合によりも、全く経済的であり、それというのもシス−異性体は、引き続いての蒸留方法によって濃縮することができるためである。
例3:トランス−IPDAの異性化
マグネットステーラーおよび触媒バスケットを備えたオートクレーブ300ml中において、EP−A0742045により製造されたコバルト触媒200mlおよびトランス−イソホロンジアミン 40mlを最初に装填した。オートクレーブを密閉し、かつ60mlのアンモニアを、点検窓を介して注入した。ハロゲンを使用して50バールの圧力に調整した。130℃の反応温度に加熱した後に、ハロゲンの再度の注入により、250バールの圧力に調整した。オートクレーブを、これらの条件下で24時間に亘って保持した。試験が終了した後に、オートクレーブを6時間に亘って撹拌しながら室温で減圧し、さらになおも溶解しているアンモニアを放出させた。ガスクトマトグラフィー分析のために、加圧された試料を取り出した。結果を図3に示した。
例4:トランス−IPDAの異性化
130℃の代わりに110℃の反応温度にする以外は、例3を反復した。結果を図3に示した。
図3の評価
図3は、装置例3および4の図の評価を示す。y−軸は、シス−/トランス−IPDA異性体混合物中でのシス−IPDAの割合を、質量%で示す。反応時間を、時間の単位でx−軸上にプロットした。シス−IPDAは黒四角によって、トランス−IPDAは黒丸によって示した。
100質量%のトランス−IPDAから出発して、トランス−異性体の割合は、連続的に時間の経過と共に、約35質量%の値まで減少し、その一方でシス−異性体の割合は、連続的に約65質量%まで増加した。130℃の反応温度で、平衡化はすでに7時間の後に得られ、その一方で反応時間は、反応温度が110℃に減少した場合に、23時間まで増加した。110℃で、約45質量%のシスおよび約55質量%のトランスを有する異性体混合物を7時間の後に得た。
例5:シス−IPDAの異性化
マグネットステーラーおよび触媒バスケットを備えた300mlのオートクレーブ中、EP−A0742045によって製造されたコバルト触媒 20mlおよびシス−IPDA 40mlを最初に装填した。オートクレーブを密閉し、かつアンモニア60mlを検査窓を介して注入した。水素を用いて50バールの圧力に調整した。段階的に、130℃の反応温度に加熱した後に、水素を用いて250バールの圧力に調整した。オートクレーブをこれらの条件下で24時間に亘って保持した。試験の終了後に、オートクレーブを6時間に亘って撹拌しながら室温で脱気し、なおも溶解しているアンモニアを放出させた。ガスクロマトグラフィー分析のために、加圧した試料を取り出した。結果を図4に示した。
例6:シス−IPDAの異性化
130℃の代わりに110℃の反応温度で実施することを除き、例5を反復した。結果は図4に図示した。
例7:シス−IPDAの異性化
130℃の代わりに90℃の反応温度で実施することを除き、例5を反復した。結果を図4に示した。
図4の評価
図4は装置例5、6および7を図示的に評価したものである。反応時間については時間の単位でx−軸上にプロットした。y−軸は、シス−/トランス−IPDA異性体混合物中でのシス−IPDAの割合を、質量%で示したものである。シス−IPDAは、黒四角によって、トランス−IPDAは黒丸によって示した。
100質量%のシス−IPDAから出発して、シス−異性体の割合は、連続的に約65質量%の値まで低下し、その一方で、トランス−異性体の割合は、連続的に約35質量%の値まで増加した。反応温度に依存して、平衡化は種々の速度で得られた。130℃の反応温度で、平衡化はすでに7時間後に得られ、その一方で反応温度が110℃に減少し、その結果として反応時間は22時間まで増加し、かつ、さらに反応温度の90℃への減少の結果として、3日間必要とされた。
本発明による第1カラムが通常の蒸留カラムであり、かつ第2カラムが分離壁カラムであるプラントを示す図 本発明による第1カラムが分離壁カラムであり、かつ第2カラムが通常の蒸留カラムであるプラントを示す図 本発明による装置例3および4の評価を示す図 本発明による装置例5、6および7の評価を示す図
符号の説明
1 粗IPDAの供給流、 2 シス−異性体−富化画分のための取出し口、 3 トランス−異性体−富化画分のための取出し口、 4 低沸点不純物のための取出し口、 5 高沸点不純物のための取出し口、 6 分離壁カラム、 7 通常の蒸留カラム、 8 低沸点画分の相対的に重い成分のための取出し口、 9 相分離器、 10 側流取出し口、 11 蒸発器、 12 凝縮器、 13 塔底部、 14 塔頂部、 15 管路、 16 ブランチ

Claims (7)

  1. 少なくとも73/27のシス/トランス異性体比を有する、本質的に純粋な3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン(イソホロンジアミン、IPDA)を製造するための方法において、以下の工程:
    a)<73/27のシス/トランス異性体比を有する粗IPDAを提供し、
    b)粗IPDAを、少なくとも73/27のシス/トランス異性体比を有する画分と、63/37を下廻るシス/トランス異性体比を有する画分とに精製および分離し、
    c)工程b)中で得られた63/37を下廻るシス/トランス異性体比を有する本質的に純粋なIPDA画分を、63/37〜66/34の範囲のシス/トランス異性体比を有するIPDAに、H、NHおよび水素化触媒の存在下で異性化し、かつこれを方法の工程a)中に再度循環させることを特徴とする、少なくとも73/27のシス/トランス異性体比を有する、本質的に純粋な3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン(イソホロンジアミン、IPDA)を製造するための方法。
  2. 粗IPDAを、方法の工程b)で蒸留によって精製および分離する、請求項1に記載の方法。
  3. 方法の工程b)を、2個の空間的に別個の蒸留カラム中で実施する、請求項2に記載の方法。
  4. 少なくとも1個の蒸留カラムが、分離壁カラムである、請求項3に記載の方法。
  5. IPDAを、方法の工程b)において、73/27〜76/24の範囲のシス/トランス異性体比を有する画分と、63/37を下廻るシス/トランス異性体比を有する画分とに分離する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. ≦70/30のシス/トランス異性体比を有する粗IPDAを、方法の工程a)に提供する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 方法の工程c)において使用された水素化触媒が、銅、銀、金、鉄、コバルト、ニッケル、レニウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金、クロム、モリブデンおよびタングステンの群から選択された少なくとも1種の遷移金属を含有する触媒である、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
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