JP4222581B2 - 梁型枠装置およびこの梁型枠装置の設置・解体方法 - Google Patents

梁型枠装置およびこの梁型枠装置の設置・解体方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄筋コンクリートによって建築物を築造する際に用いられる梁型枠装置およびこの梁型枠装置の設置・解体方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリート建築物の築造において、梁を現場打設コンクリートによって築造する場合には、梁型枠を梁構築部位に設置するとともに、この梁型枠内部に配筋を行った後、コンクリートを打設する手順により行うが、前記梁型枠を設置する方法には、従来より梁の鉄筋組み工に先行して梁型枠を梁構築部位に組み立てた後、この梁型枠の内部に鉄筋組みした梁鉄筋を落とし込む方法と、梁鉄筋を梁構築部位に先組みした後、梁型枠を前記梁鉄筋の周囲に組み立てる方法とがある。
【0003】
前者の梁型枠先行方法の場合には、梁鉄筋の落し込みおよび位置決め作業に手間と時間が掛かり、後者の梁鉄筋先行方法の場合には鉄筋が障害となって型枠工事が大変になるなどの問題があった。また、これらの型枠工事および鉄筋組み工事は高所作業となるため、足場設備が別途必要になるなど工事に係る労力負担も大きかった。
【0004】
近年、梁型枠工事を省力化するために、梁型枠を下層階のスラブ上で先組みし、リフト等の荷揚げ機械により下側から持ち上げて梁鉄筋の周囲に設置する方法が採用されている。この型枠工法の特徴は、先行して組み立てた梁鉄筋に下側から挿入出来るようにセパレータを有しない構造となっており、その代わりにコンクリート打設圧によって側面型枠が変形しないように、側面型枠の外側に堅牢な支持機構を備えている点にある。たとえば、図19に示される梁型枠はビームクランプと呼ばれる支持材60,60によって側面型枠を堅固に支持するようにした例であり、図20に示される梁型枠はノンセパクランプと呼ばれる支持材61,61によって側面型枠を堅固に支持するようにした例である。他の例としては、実公平8−9323号、特許第2594490号、特開平5−33482号、実開平7−10241号公報などに記載されるものを挙げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
確かに、前述したノンセパレータ型の梁型枠によれば、特に地組みした梁型枠を単に揚上するだけで設置することができ、型枠を挿入設置した後にセパレータ設置作業が不要になるなどの点について省力化は望めるけれども、側面型枠を支持する支持部材60,61…が梁長手方向に沿って所定の間隔で多数設けられるとともに、側面型枠の支持機構の設置作業や調整作業が必要となるため、梁型枠の組立および解体に掛かる労が多くなっているなどの問題が発生していた。すなわち、梁型枠の組立時には、前述したビームクランプやノンセパクランプなどの支持部材60,61を所定位置にきっちりと位置決めして固定する必要があるとともに、解体時には前記支持部材をすべて撤去、或いは背面側にスライドさせて支持を解除しなければ側面型枠の剥離が出来ないなどの問題が生じていた。なお、前記支持部材をスライドさせる場合には反力受けの確保も必要であった。
【0006】
また、多数の側面型枠用支持部材が設けられるため、型枠重量が増加し、設置時の揚上作業が大変になるとともに、型枠を支持するサポートも多く必要になるなどの問題も新たに発生していた。さらには、側面型枠用支持部材がバラバラになることにより、取り扱いが不便であるとともに、前記支持部材が起立支持されている構造形式の場合には保管や移動にも手間と労力が余計に掛かるなどの問題があった。
【0007】
以上のように、ノンセパレータ型の梁型枠では地組した梁型枠の設置は容易になるものの、結局は側面型枠を堅固に支持する前記支持部材の設置作業や解体作業が繁雑化してしまい、実際には思うように型枠作業の省力化が実現出来ていない状況にあった。
【0008】
そこで本発明の主たる課題は、所定の梁構築位置に先組みされた梁鉄筋に下側から揚上して梁型枠を設置するようにした梁型枠装置において、梁型枠の組立を容易化するとともに、コンクリート打設完了後の型枠解体に際しても側面型枠の剥離や撤去等が簡単に行えるようにした梁型枠装置およびこの梁型枠装置の組立・解体方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明は、梁型枠の長手方向に所定の間隔で梁幅方向に沿って配設されるとともに、梁幅よりも両端部が夫々外方に突出させて設けられた複数の横梁部材を備え、この横梁部材上に底型枠と、この底型枠の両側に側面型枠とを備えた梁型枠装置であって、
前記横梁部材の上面両端部に押圧支持手段を配設するとともに、この押圧支持手段と側面型枠下部との間に梁型枠長手方向に沿って実質的に長手通しの下部横端太材を介在させ、前記押圧支持手段によって前記側面型枠の下端部を前記下部横端太材と底型枠外縁部との間で挟み付けるように押圧支持することを特徴とするものである。
【0010】
前記押圧支持手段としては、たとえば第1の例として、前記横梁部材の上面両端部に固定された楔反力受け台と、この楔反力受け台の内面側に形成された楔挿入溝に挿入される楔とにより構成されるものを用いることができる。また、第2の例としては、前記横梁部材の上面両端部に夫々設置された手動式スクリュージャッキとすることもできる。
【0011】
本梁型枠装置においては、側面型枠は下端部が押圧支持されているのみであり、コンクリート打設圧による型枠の変形を防止するために、前記側面型枠の上部側に梁型枠長手方向に所定の間隔でセパレータが設けられる。
【0012】
セパレータを締め付け固定する際には上部横端太材が用いられるが、梁型枠装置を揚上し設置した後、上部横端太材を別途持ち込んでフォームタイで固定するのは取り扱い上非常に不便である。そこで、前記側面型枠の外面上部側に、予め上部横端太材を固定しておき、順次フォームタイにセパレータを連結することにより前記上部横端太材同士を締結させるようにする。
【0013】
荷揚げ機械にて梁型枠装置を下降させる際に、側面型枠が型枠本体から分離してしまうことがある場合には作業上および取り扱い上非常に不便となるため、後述のように、図8に示される側面型枠に設けたロッド39や、図9に示されるボルト・ナット42,43により前記側面型枠が梁型枠本体から分離不能となるように連結しておくのが望ましい。
【0014】
他方、梁型枠を下降させて撤去する際には、柱接合部との間に遊間を確保するのが望ましい。そこで、前記梁型枠装置のせき板長さを梁長さよりも若干短くしておき、梁型枠装置の一方側端部に側面せき板の端部より平面視でL字状に外側に突出させた隅部柱型枠を設ける一方、他方側端部に後付け型枠を設置するようにしている。この前記後付け型枠は、せき板端部より突出させた底端太材上に載置される底面後付け型枠と、この底面後付け型枠の両側位置に落し込みによって挿入設置される側面後付け型枠とから構成されるものを用いることができる。
【0015】
次いで、本発明に係る梁型枠装置の設置方法は、梁型枠の長手方向に所定の間隔で梁幅方向に沿って配設されるとともに、梁幅よりも両端部が夫々外方に突出させて設けられた複数の横梁部材を備え、この横梁部材上に底型枠と、この底型枠の両側に側面型枠とを備えた梁型枠装置の設置方法であって、
前記横梁部材の上面両端部に押圧支持手段を配設するとともに、この押圧支持手段と側面型枠下部との間に梁型枠長手方向に沿って実質的に長手通しの下部横端太材を介在させ、前記押圧支持手段によって前記側面型枠の下端部を前記下部横端太材と底型枠外縁部との間で挟み付けるように押圧支持することにより前記側面型枠を起立支持し、
先組みされた梁鉄筋に対して、前記梁型枠装置を荷揚げ機械により持ち上げ梁鉄筋の下側から挿入設置するとともに、後の任意の時点で床面上に設けた支柱によって前記梁型枠の重量を支持するようにし、
前記側面型枠の上部側に梁型枠装置の長手方向に所定の間隔でセパレータを設けるとともに、梁型枠装置の一方側端部に対して、せき板端部より突出させた底端太材上に載置される底面後付け型枠と、この底面後付け型枠の両側位置に落し込みによって挿入設置される側面後付け型枠とから構成される後付け型枠を設置することを特徴とするものである。
【0016】
また、その解体方法は、セパレータの解除・取り外しを行うとともに、前記押圧支持手段による側面型枠下部の押圧支持を解除した後、前記側面後付け型枠の撤去を行い、
荷揚げ機械によって前記梁型枠装置の重量を支持するとともに、前記支柱を撤去し、
前記荷揚げ機械により梁型枠装置を下降させることにより撤去することを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係る梁型枠装置1の要部斜視図、図2はその側面図、図3はその横断面図、図4は梁型枠の分解図である。
【0018】
本梁型枠装置1(以下、単に梁型枠ともいう。)は、所定の梁構築位置に先組みされた梁鉄筋に対して、下側から揚上して設置するようにした梁型枠装置であるけれども、従来のような側面型枠に対する堅牢な支持機構を無くし、側面型枠の上側支持は従来通りセパレータによって行うこととしたものであり、主には、前記支持機構を無くす代わりに梁型枠を地組した段階で側面型枠を起立支持するための側面型枠基端部の支持構造に特徴を有するととも、解体時には前記側面型枠の基端部支持構造の構造特性によって側面型枠の剥離が容易に行えるようになるとともに、底型枠と共に一体のままで下側に簡単に抜け落ち可能とするために、底型枠と側面型枠との一体化機構および柱接合部における型枠納まり構造等にそれぞれ特徴を有するものである。
【0019】
〔梁型枠装置の構造〕
以下、具体的に詳述すると、
本梁型枠装置1は、梁型枠の下面側において梁長手方向に沿ってほぼ梁幅にて2本の大引き受け2A、2Bを配設するとともに、これら大引き受け2A、2Bの長手方向に沿って所定の間隔で梁幅方向に本発明に言う「横梁部材」たる大引き3,3…を掛け渡したフレーム構造体を型枠ベースとして、底型枠ユニット4と、この底型枠ユニット4の両側に側面型枠ユニット5A、5Bを配置したものである。
【0020】
前記大引き受け2A、2Bは、連結材たるフラットバー6,6…によって連結されることにより形状が保持され、大引き受け2A、2Bの下面には、図2に示されるように、長手方向両端部及び中央位置にサポートの上部口に嵌合される嵌合突起7,7…が設けられているとともに、搬送・移動を容易化するためおよびフォークリフト(荷揚げ機械)による揚上の際にフォーク差込み空間を確保するためにキャスター8,8が夫々設けられている。また、前記大引き受け2A、2Bと大引き3,3…とは基本的に断面L字状のアングル金具(図示せず)によって相互に連結されている。なお、前記大引き受け2A、2Bとしては、角型鋼材またはH鋼などの比較的剛性のある材料を使用することにより撓み変形量を小さく出来るようになり、サポート数などを減ずることができるようになる。
【0021】
前記大引き3の上面両端部には、楔反力受け台9となる角形鋼材がボルト10によって固定されているとともに、これに隣接して梁型枠長手方向に沿って実質的に長手通しの下部横端太材12が配置され、前記楔反力受け台9の内面側に形成された楔挿入溝9aに楔11を挿入することにより、側面型枠ユニット5A、5Bの下端部を前記下部横端太材12と中央に載置される底型枠4の外縁部との間で挟み付けるように押圧支持し、側面型枠ユニット5A、5Bを起立支持するようになっている。
【0022】
一方、底型枠ユニット4は、大引き3の上面側に梁長手方向に沿って2条の底端太材13,13を長手通しで配置し、底型枠ユニット4を載置・固定するようにしたもので、図4に示されるように、底面せき板14の下面両側に桟木15,15を固定するとともに、この桟木15の所定箇所にU字状金物16を固定しておき、図3に示されるように、大引き3の下面側に突出させた前記U字状金物16の孔に楔17を挿入設置することにより底型枠ユニット4が大引き3上に固定されるようになっている。なお、前記U字状金物16の配設位置には、このU字状金物16を跨いで大引き3、3が隣接して2本掛け渡されており、これら大引き3,3が前記楔17の反力受けとなっている。
【0023】
他方、側面型枠ユニット5A、5Bは、側面せき板19の外面側上下部に横桟20a、20bを固設するとともに、梁長手方向に沿って所定間隔にて縦方向に縦桟21,21…を固設し、かつ側面せき板19の外側上部位置に上部横端太材22A、22Bが予め固定されたものである。前記上部横端太材22A、22Bの取付は、部材長手方向の複数箇所、本例では図2に示すように3カ所に設けられた横端太固定金具23、23…によって行われる。この端太固定金具23はフォームタイの利用によって構成された金具であり、図5に示されるように、ベース板24にフォームタイ25を溶接付けによって固定するとともに、側面板の縦桟21に対して前記ベース板24を釘等によって固定し、前記フォームタイ25を上下に跨ぐ位置に配設される上部横端太材22A、22Bの外面側に楔座プレート26をあてがい、フォームタイ25に形成されている楔挿入孔に楔27を打ち込むことにより固定される。
【0024】
また、図1等において、前記側面型枠ユニット5A、5Bの上部側を相互に連結しているセパレータ28は、前記梁型枠装置1を梁鉄筋に対して下部側から揚上して設置した後、梁鉄筋の隙間を縫って横架される部材である。セパレータ28は、両端部に夫々ネジが切られたバー状部材が用いられ、側面型枠ユニット5A、5Bの側には、上部横端太材22A、22B部に図6に示される型枠締付け金具32が予め取り付けられており、せき板19を間に挟んでコーン30とフォームタイ34とが相互に連結されている。そして、前記コーン30に対してセパレータ28の端部ネジを螺入させることにより側面型枠ユニット5A、5B同士が所定間隔で支持されるようになっている。
【0025】
前記型枠締付け金具32は、上部横端太材22A、22Bの間に配設されたフォームタイ34と、上部横端太材22A、22Bの外面側にあてがわれる楔座プレート33と、前記フォームタイ34の楔挿入孔に挿入される楔35とからなる締結用金具であり、通常はセパレータ28の両端部に前記コーン30を取付け、コーン30の突出ネジ部30aをせき板19に形成された孔より外部に突出させて、フォームタイ34に連結させ、楔座プレート33をあてがった状態で楔35を打込むことにより側面型枠同士を締結するものであるが、本例ではコーン30のみをせき板19を挟んでフォームタイ34に連結させた状態で取付けるようにするようにしている。これにより作業の省力化を図るとともに、せき板19の損傷を極力無くすようにしている。なお、このセパレータ28は梁長手方向に所定の間隔P、P…で複数設置される。また、前記コーン30以外に六角座金を使用しネジ部を脱型時に破断する、所謂C型セパレータを使用することもできる。
【0026】
以上、本発明の基本構造について詳述したが、側面型枠ユニット5A、5Bにおける下端部押圧支持手段としては、前述した楔方式以外に、たとえば図7に示される手動式スクリュージャッキ36を押圧支持手段として代用することができる。この手動式スクリュージャッキ36は、ジャッキ本体37を大引き3上に固定し、螺通されたスクリューネジ38の先端当て板38aを下部横端太材12の側面に当接させ、把手38bをもって螺進/螺退させることにより、下部横端太材12の押圧/解除を自在としたものである。
【0027】
また、本梁型枠装置1においては、解体時に底型枠および側面型枠を一体としてコンクリート面から離脱させるようにするのが望ましく、前述した側面型枠ユニット5A、5Bの起立支持構造のみでは、側面型枠ユニット5A、5Bが型枠本体から分離してしまう虞がある。そこで、側面型枠ユニット5A、5Bの分離を防止するための一体化構造として、図8に示されるように、側面型枠ユニット5A、5Bの長手方向適所において、上部横桟20aの上面凹部に頭部39aを係止させたロッド39を取り付けるとともに、大引き3の上部にスタッドボルト40を植設しておき、前記ロッド39とスタッドボルト40とをソケット41によって相互に連結することが望ましい。一体化構造の他例としては、図9に示されるように、大引き3および側面型枠ユニット5A、5Bの横桟20bを上下方向に貫通してボルト42を設けるとともに、ナット43にて締結することにより大引き3と側面型枠ユニット5A、5Bとを一体化するようにしてもよい。
【0028】
型枠解体時には前記ソケット41を所定方向に回すことにより、またはナット43を緩めることにより、側面型枠ユニット5A、5Bをある程度の範囲で揺動可能とできるためコンクリート面からの剥離が容易に行えるようになるとともに、側面型枠ユニット5A、5Bを離脱させること無く型枠本体と共に一体として脱型出来るようになる。このように側面型枠ユニット5A、5Bに対して型枠本体との一体化機構を設けることにより、型枠の解体効率が向上するとともに、型枠の傷みを減らし転用回数の増大が期待できるようになる。
【0029】
〔柱接合部における型枠納まり構造〕
前記梁型枠装置1と柱との接合部納まり構造は、梁型枠装置1を効率良く脱型する上で非常に重要となる。すなわち、脱型時に梁型枠装置1と柱との間に遊び(遊間)を確保することにより、コンクリート打設完了後の脱型に際し、梁型枠装置1を簡単に下降し撤去できるようになる。
【0030】
そこで、本梁型枠装置1では、梁型枠1の有効長L(せき板長さ)を梁長さよりも数十cm、たとえば10〜20cm程度短くし(遊間寸法Sとする。)、梁型枠装置1の一方側端部では、図10に示されるように、側面せき板19の端部より平面視でL字状に外側に突出させて、最外縁部に縦桟45が配設された隅部柱型枠44A、44Bを設ける一方、梁型枠装置1の他方側端部では、図11に示されるように、底型枠ユニット4の底端太材13,13および底面せき板14の桟木15,15、さらに上部横端太材22A、22Bをせき板14、19の端部より突出させて設けるようにし、この他方がわ端部側(以下、端太材突出側という。)に後付け型枠46,46、47を設置するようにしている。
【0031】
梁型枠装置1の設置に当たっては、図12に示されるように、柱48を中心にして4方向に配設される各梁型枠装置1,1…は、それぞれ90度方向に隣接する両側の梁型枠装置1とは端部構造態様(隅部柱型枠設置側/端太材突出側)が異なるように配置する。すなわち、仮にX方向を隅部柱型枠44A、44B設置側としたならば、この方向に交差するY方向は端太材突出側が配置されるようにする。前記隅部柱型枠44A、44B側は、柱48外面に密着させるように配置する一方、端太材突出側は柱48との間に遊間S分の隙間を空けるようにする。そして、端太材突出側では、図13に示されるように、底端太材13,13および桟木15,15上に底面後付け型枠47を載せると共に、その両側に側面後付け型枠46,46を設置する。
【0032】
前記側面後付け型枠46は、図14に示されるように、梁端部用側面せき板49と、隅部柱せき板50とを平面視でL字状に連結するとともに、入り隅部に縦桟51を設け、かつこの縦桟51から離間させた隅部柱せき板50側に縦桟52を設けた構造となっている。前記縦桟51、52の間の溝部分には、丁度、梁型枠1の下部横端太材12の端部と、上部横端太材22A、22Bの端部とが夫々入り込むようになっている。
【0033】
前記側面後付け型枠46,46は、梁型枠装置1を所定の位置にセットした後、上側から落とし込むようにして挿入設置する。前記梁型枠1の下部横端太材12の端部と、上部横端太材22A、22Bの端部とが縦桟51,52との溝部分に入り込むことにより、梁幅方向の出入り位置が固定されるとともに、下部横端太材12と上部横端太材22A、22Bによって倒れ角度(鉛直)が自動的に位置決めされるようになる。そして、コンクリート打設圧に対しては、これら下部横端太材12と上部横端太材22A、22Bとが抵抗するようになる。
【0034】
前記側面後付け型枠46,46の保持は、前記下部横端太材12および上部横端太材22A、22Bを側面後付け型枠46側に移動させてその端面を当接させることにより行うとともに、直交方向に隣接する梁型枠1の縦桟45に隅部柱せき板50を貫通させて釘55を打ち付けることにより固定する。なお、この釘止めは、コンクリートの打設圧が基本的に前記端太材12,22A、22Bによって支持されるとともに、打設圧によって摩擦抵抗が生じてズレ落ちし難くなるため、側面後付け型枠46が落ちない程度に1〜数本行えばよい。
【0035】
〔梁型枠装置1の設置〕
図1に示されるように、楔11を楔反力受け台9に挿入し下部横端太材12を側面型枠ユニット5A、5B側に押付けることにより、前記側面型枠ユニット5A、5Bを起立支持した後、梁型枠装置1を大引き受け2A、2Bの下面に設けたキャスター8、8…を利用して梁下位置まで移動させる。なお、この段階ではセパレータ28、28…は設けられておらず、各せき板14,19…の内面側には、必要に応じてケレンを行い剥離剤を吹き付けておく。
【0036】
フォークリフト(図示せず)のフォークを大引き受け2A、2Bの下側に挿入し、図15に示されるように、位置を調整しながら梁型枠1を持ち上げ、梁鉄筋53の下側から挿入し位置決めする。位置決めは、高さ方向位置はもちろんの事、梁長手方向位置は、一方の前記隅部柱型枠44A、44B側端部は柱側に密着させて配置する一方、他方の端太材突出がわ端部は遊間Sの離間を空けた状態でセットする。
【0037】
フォークリフトによって梁型枠1を支えた状態のままで、梁型枠1の両側にサポート54,54…を立てるとともに、梁型枠1の内部にセパレータ28,28…を取り付ける。側面型枠ユニット5A、5Bの下部側は下部横端太材12によって堅固に押圧支持されているため、セパレータ28は図示の如く、上部に1段配列として取り付ければ十分である。なお、セパレータについては比較的取付が容易な「掛けセパ(側面型枠の上縁部に掛け渡すタイプのもの)」を使うようにしてもよい。
【0038】
また、梁型枠1の隅部柱型枠44A、44B取付側端部では、柱に打ち込んだインサートと大引き連結材6との間にターンバックルを渡し、柱48側にきっちりと引き付け隙間を作らないようにするのが望ましい。このターンバックルは、フォークリフトによる支持を開放した際に、梁型枠1の横ブレを防止するのにも役立つようになる。
【0039】
ここまでの作業が完了したならば、フォークリフトによる支持を開放し、中央部にサポート54を立て、梁型枠1の支持を完全にサポート54,54…に預けるようにするとともに、側面型枠ユニット5A、5Bに取り付けてあるセパレータ28、28…を締め付けて上部横端太材22A、22Bに堅固に固定する。
【0040】
また、梁型枠1の端太材突出がわ端部に、底面後付け型枠47を設置するとともに、側面後付け型枠46,46を上側から落し込みによって挿入設置して梁型枠1の設置作業を完了する。
【0041】
なお、上記作業手順は一例を示すものであり、可能な範囲で一部の手順は入れ替えることが可能である。
【0042】
〔梁型枠装置1の解体〕
梁型枠1の内部にコンクリートを打設しその硬化を待ったならば、梁型枠1の解体作業を行う。なお、コンクリート打設は梁単独で行う場合と、床スラブも併せて打設する場合とがある。
【0043】
解体作業は、フォームタイ34、34…外してセパレータの解除・取り外しを行うとともに、楔11を抜いて側面型枠ユニット5A、5Bの下端部押圧支持を解除する。次いで、側面後付け型枠46,46の固定している釘55を引き抜いて釘止めを解除する。また、前記セパレータの解除・取り外しおよび側面型枠ユニット5A、5Bの下端部押圧支持の解除により、上部横端太材22A、22Bおよび下部横端太材12は部材長手方向に移動可能となっているため、後退方向に若干移動して前記側面後付け型枠46,46の押圧保持を解除し、この側面後付け型枠46,46を下側に引き抜いて撤去する。
【0044】
梁中央のサポート54による支持を開放し、その部分をフォークリフトによって支持するようにするとともに、梁型枠1を一方の柱に引き寄せているターンバックルを解除する。
【0045】
通常の場合は、この段階で側面型枠ユニット5A、5Bは、コンクリート面から剥離していると思われるが、剥離していない場合にはバール等を使用して剥離させる。この場合には、図17に示されるようなアングルを組み合わせたバール当て金物56や、図18に示されるような曲面板状のバール当て金物58を予め側面型枠の上部に固定しておくことにより、型枠を痛めずに効率的に剥離させることができるようになる。
【0046】
フォークリフトに梁型枠1の重量を完全に預けたならば、梁型枠1両側のサポート54,54を外し、フォークリフトのフォークを徐々に下降させることにより梁型枠1をそのまま下降させて撤去する。この際、側面型枠ユニット5A、5Bは、図8または図9に示される型枠本体との一体化機構により、型枠本体から分離することなく一体のままで脱型される。
【0047】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、所定の梁構築位置に先組みされた梁鉄筋に下側から揚上して梁型枠を設置するようにした梁型枠装置において、梁型枠の組立が容易化するとともに、コンクリート打設完了後の型枠解体に際しても側面型枠の剥離や撤去等が簡単に行えるようになるなど、梁型枠の設置から解体までの作業を大幅に省力化できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梁型枠装置1の要部斜視図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その横断面図である。
【図4】梁型枠1の分解図である。
【図5】端太固定金具23の構造図である。
【図6】型枠締付け金具32を示す、(A)は断面図、(B)は平面図である。
【図7】側面型枠の下端部押圧手段の他例を示す図である。
【図8】側面型枠の一体化構造例図である。
【図9】側面型枠の他の一体化構造例図である。
【図10】梁型枠装置1の一方側端部を示す平面図である。
【図11】梁型枠装置1の他方側端部を示す平面図である。
【図12】柱接合部の納まり構造平面図である。
【図13】後付け型枠46,47を設置後の拡大平面図である。
【図14】側面後付け型枠46の斜視図である。
【図15】梁型枠装置1の設置要領図(その1)である。
【図16】梁型枠装置1の設置要領図(その2)である。
【図17】バール当て金具の構造例図である。
【図18】バール当て金物の他の構造例図である。
【図19】従来のノンセパレータ型梁型枠の横断面図である。
【図20】従来の他のノンセパレータ型梁型枠の横断面図である。
【符号の説明】
1…梁型枠装置、2A・2B…大引き受け、3…大引き、4…底型枠ユニット、5A・5B…側面型枠ユニット、7…嵌合突起、8…キャスター、9…楔反力受け台、11…楔、12…下部横端太材、13…底端太材、14…底面せき板、19…側面せき板、20a・20b…横桟、21…縦桟、22A・22B…上部横端太材、23…横端太固定金具、28…セパレータ、32…型枠締付け具、36…スクリュージャッキ、44A・44B…隅部柱型枠、46…側面後付け型枠、47…底面後付け型枠、54…サポート、56・58…バール当て金物、S…遊間、L…梁型枠有効長

Claims (9)

  1. 梁型枠の長手方向に所定の間隔で梁幅方向に沿って配設されるとともに、梁幅よりも両端部が夫々外方に突出させて設けられた複数の横梁部材を備え、この横梁部材上に底型枠と、この底型枠の両側に側面型枠とを備えた梁型枠装置であって、
    前記横梁部材の上面両端部に押圧支持手段を配設するとともに、この押圧支持手段と側面型枠下部との間に梁型枠長手方向に沿って実質的に長手通しの下部横端太材を介在させ、前記押圧支持手段によって前記側面型枠の下端部を前記下部横端太材と底型枠外縁部との間で挟み付けるように押圧支持し、かつ前記梁型枠装置のせき板長さを梁長さよりも若干短くしておき、梁型枠装置の一方側端部に側面せき板の端部より平面視でL字状に外側に突出させた隅部柱型枠を設ける一方、他方側端部に後付け型枠を設置することを特徴とする梁型枠装置。
  2. 前記押圧支持手段は、前記横梁部材の上面両端部に固定された楔反力受け台と、この楔反力受け台の内面側に形成された楔挿入溝に挿入される楔とにより構成される請求項1記載の梁型枠装置。
  3. 前記押圧支持手段は、前記横梁部材の上面両端部に夫々設置された手動式スクリュージャッキである請求項1記載の梁型枠装置。
  4. 前記側面型枠の上部側には、梁型枠長手方向に所定の間隔でセパレータが設けられる請求項1、2いずれかに記載の梁型枠装置。
  5. 前記側面型枠の外面上部側には、予め上部横端太材が固定されてある請求項1〜4いずれかに記載の梁型枠装置。
  6. 前記側面型枠は、梁型枠本体から分離不能に連結されてある請求項1〜5いずれかに記載の梁型枠装置。
  7. 前記後付け型枠は、せき板端部より突出させた底端太材上に載置される底面後付け型枠と、この底面後付け型枠の両側位置に落し込みによって挿入設置される側面後付け型枠とから構成される請求項1〜6いずれかに記載の梁型枠装置。
  8. 梁型枠の長手方向に所定の間隔で梁幅方向に沿って配設されるとともに、梁幅よりも両端部が夫々外方に突出させて設けられた複数の横梁部材を備え、この横梁部材上に底型枠と、この底型枠の両側に側面型枠とを備えた梁型枠装置の設置方法であって、
    前記横梁部材の上面両端部に押圧支持手段を配設するとともに、この押圧支持手段と側面型枠下部との間に梁型枠長手方向に沿って実質的に長手通しの下部横端太材を介在させ、前記押圧支持手段によって前記側面型枠の下端部を前記下部横端太材と底型枠外縁部との間で挟み付けるように押圧支持することにより前記側面型枠を起立支持し、
    先組みされた梁鉄筋に対して、前記梁型枠装置を荷揚げ機械により持ち上げ梁鉄筋の下側から挿入設置するとともに、後の任意の時点で床面上に設けた支柱によって前記梁型枠の重量を支持するようにし、
    前記側面型枠の上部側に梁型枠装置の長手方向に所定の間隔でセパレータを設けるとともに、梁型枠装置の一方側端部に、せき板端部より突出させた底端太材上に載置される底面後付け型枠と、この底面後付け型枠の両側位置に落し込みによって挿入設置される側面後付け型枠とから構成される後付け型枠を設置することを特徴とする梁型枠装置の設置方法。
  9. 請求項記載の方法により設置された梁型枠装置の解体方法であって、
    セパレータの解除・取り外しを行うとともに、前記押圧支持手段による側面型枠下部の押圧支持を解除した後、前記側面後付け型枠の撤去を行い、
    荷揚げ機械によって前記梁型枠装置の重量を支持するとともに、前記支柱を撤去し、
    前記荷揚げ機械により梁型枠装置を下降させることにより撤去することを特徴とする梁型枠装置の解体方法。
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