JP4222091B2 - 光ディスク記録または再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスクへの記録あるいは再生装置に関わり、特に装置の待機状態におけるディスク装填時の予備動作により、待機状態から動作状態への移行時の起動時間短縮と誤動作防止を図る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、バッテリで駆動される光ディスク装置に静止画を記録する装置の構成が開示されている。(例えば、特許文献1を参照。)
この装置では、待機状態での媒体交換時に自動的に装置全体の電源を投入し、媒体上に記録されている画像情報の管理情報から、媒体の空き容量を認識し、該空き容量を不揮発メモリに記憶して、装置全体を再び待機状態に移行させる。そして、その後に使用者が撮像を目的として装置全体の電源投入指示を行った際、上記不揮発メモリに記憶した媒体の空き容量から撮像画像が媒体に記録可能か否かを即座に判断し、使用者に撮像可能か否かを促す表示を高速に提示する手段が開示されている。
【0003】
また、待機状態での媒体交換時に自動的に装置全体の電源を投入している期間に媒体へ記録を行う場合のレーザパワーの最適値を求め、該最適値もまた上記不揮発メモリに記憶し、後に使用者が撮像を目的として装置全体の電源投入指示を行った際、記録レーザパワーの最適値を求める処理を簡略化して、電源投入から撮像信号の記録動作が行われるまでの処理を短縮する手段について開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−93023公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術では、媒体の種別が複数種あるディスク装置に関しては特には考慮されていなかった。そのため、複数種の媒体に対応したディスク装置を利用しようとした場合、ディスク種別を判別するための処理時間、および、反射率の異なる複数種の媒体に最適なサーボ制御値を求めるための処理時間を必要とし撮像信号の記録が速やかに開始されないといった課題があった。
【0006】
また、上記従来の技術では、待機状態における空き容量のチェックの結果、空き容量がなかった場合や、媒体の汚れや傷等によって記録レーザパワーの最適値決定が旨くできなかった場合等、待機状態での一時的な装置全体への通電による上記処理に何らかの支障があった場合、その時点での使用者への通知については特には考慮されていなかった。そのため、使用者は撮像を目的として電源を投入した際にその支障を知ることとなり、撮像機会を逃す可能性があるといった課題があった。
【0007】
また、上記従来の技術では、動画を予約して録画する装置に関しては特には考慮されていなかった。そのため、待機状態においてリモートコントローラから予約を行った際に、装填されていたディスクの種別判別やサーボ制御値や記録レーザーパワーの最適値等を予約時刻のかなり手前から実施する必要があると共に、もし、それらの動作の中に何らかの支障が発生した場合、何ら対処出来ないといった課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では特許請求の範囲に記載の構成を採用した。
例えば、以下の手段を講じた。
まず、待機状態において媒体の挿抜や交換(以後、挿抜や交換を「交換」と表す。)がなされた場合、装置全体の通電を開始し、ディスクの物理的な特性に基づく媒体判別動作およびサーボ制御値の最適値の決定を行う学習処理を実施する。また、サーボ動作が最適に行える状況となったところで、媒体上に記録されている媒体種別に関する情報を読み出し論理的な媒体種別の判定を行って媒体種別を確定させる。更に、記録レーザパワーの最適値を求める試し書き学習を実施する。以上の第1の起動プロセスが支障なく実行完了した場合、これらの処理によって得られた情報(媒体種別、サーボ制御上の最適値、記録レーザパワーの最適値)を不揮発メモリに記憶させる。その後、これらの処理を実施している期間中に特に使用者から映像の記録や既記録映像の再生を目的とする電源投入指示がない限り、自動的に使用者の指示を受け付けるブロック以外の通電を遮断し待機状態へ移行する。
【0009】
この後、使用者から記録,再生を目的とする電源投入指示あった場合、上記物理的なディスク特性に基づく媒体判別処理とサーボ制御値、記録レーザパワーの最適値の学習処理を実行せず上記不揮発メモリから情報を読み出し、即座に特定のディスク種別に対する最適値によるサーボ制御、記録パワー設定を実施してディスク媒体を記録再生可能な状態へ至らしめる第2の起動プロセスを具備し実行する。
【0010】
なお、上記第1の起動プロセス実行中に使用者から記録、再生を目的とする電源投入指示があった場合には、第1の起動プロセス後、待機状態へは移行せず、記録再生可能状態を維持して記録再生情報の転送要求を待つ。
【0011】
次に、使用者が撮像を目的として電源を投入した際のディスクトラブルに基づく撮像機会を喪失の可能性を低減するために、表示手段を具備し、上記第1の起動プロセスにおいて支障が発生した場合には、その時点において、記録不可能の表示を使用者に対して明示する。
【0012】
また、待機状態において予約システム対して予約がエントリされた段階で上記第1の起動プロセスを実施し、第1の起動プロセスにおいて支障が発生すればその旨を使用者に明示し媒体の交換等を促す。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明による実施の形態を図1から9を使用して説明する。
本実施の形態は、映像信号を光ディスク装置に記録および再生する構成とその動作を示したものである。図1によりまずその構成と、ここのブロックの動作を説明する。
【0014】
10はカメラブロックで、撮像、撮像信号および再生信号の表示、撮像信号の圧縮符号化、再生圧縮信号の復号伸長を行うブロックであり、詳しくは以下の構成となっている。
【0015】
レンズ1を介して撮像センサ2上に合焦した撮像信号をビデオ信号処理回路3によって映像信号化する。映像信号はLCD(Liquid Crystal Display)4にて表示されると共に、圧縮伸長回路5に入力される。圧縮伸長回路5にて圧縮符号化された映像信号はバッファメモリ6に蓄えられ、適当な蓄積量となった段階でドライブブロック44に転送される。
【0016】
一方、再生時はドライブブロックから転送される圧縮映像信号をバッファメモリ6に蓄えると共に、順次、圧縮伸長回路5およびビデオ信号処理回路3に入力して信号伸長して映像信号として復元する。復元した映像信号はLCD4にて表示されると共に、外部の表示機器用の接続端子に出力される。記録時の圧縮、再生時の伸長の切替は圧縮伸長制御回路7によって適切に制御されると共に、ドライブブロック44との記録再生信号転送およびその指令はドライブ指令制御部8によって行われる。
【0017】
次に、ディスクドライブブロック44の構成について説明する。
ドライブインターフェイス回路28はドライブ指令制御部8から指令を受け取ると共に、バッファメモリ6と記録圧縮映像情報、再生圧縮情報の送受信を行う。記録圧縮映像情報はメモリバッファ29に一時的に蓄えられ、ディスク媒体にとって都合の良いサイズ毎に変調回路30へ転送され、光記録にとって都合の良い変調方式で変調される。被変調信号はレーザダイオードドライバ回路31に転送され、最適な記録パワーにてレーザダイオード32を発光させられて記録が行われる。
【0018】
再生時はアクチュエータ34で駆動されるレンズを介して光電変換回路36上に集光した被変調信号を変復調回路30にて復調する一方、サーボ制御回路37にも入力する。サーボ制御回路は被変調信号と共に光電変換回路で得られるアクチュエータ34のフォーカス制御、トラッキング制御、および、スピンドル制御モータ40の回転制御の誤差信号に適当な加工を施し、アクチュエータ34,スピンドルモータ40,スライダーモータ(不図示)をそれぞれ制御しする。
【0019】
カメラブロック10からインターフェース回路28を介して与えられる指令は、ドライブコントローラ38で解釈され、サーボ制御回路37と変復調回路30のそれぞれへ適切な指示を行い、ディスク上の適切な位置への記録再生動作を制御する。
【0020】
次に、システムコントロールブロック16について説明する。
ユーザ指令検出回路15は装置に取り付けられた各種ボタン(本実施の形態ではEject17,PB18,REC19,PowerON/OFF20としているがもっと多数のボタンがあっても良い)から、使用者の指示を受け付ける。受け付けた指示に従い、電源回路ブロック27を制御すると共に、撮像信号の撮像レンズ制御部11やビデオ信号処理回路3の記録再生設定制御を行う。また、記録時刻、日時等を記録信号と共に記録すべくタイマ制御回路14を供えている。
【0021】
次に、電源ブロック27について説明する。装置が待機状態にある場合は、バックアップバッテリ22の出力がスイッチ回路24を介して選択され、レギュレータ回路25で安定化されてシステムコントローラ16に供給される。これにより、待機状態であっても、ユーザの指令を何時でも検出できる構成となっている。なお、待機状態では撮像レンズ制御部11やビデオ信号処理制御部12は動作させる必要はない。一方、動作状態はシステムコントローラ16の制御によってレギュレータ回路23が動作させられてメインバッテリ21からの電力がスイッチ24およびスイッチ26を介して装置全体に供給される。
【0022】
次に、以上の構成がユーザからの指示によってどのように動作するか図2〜5を交えて説明する。
図2はシステムコントローラ16の待機時の動作を記述した処理フローである。システムコントローラ16はメインバッテリ21もバックアップバッテリ22の何れも存在しない無電力状態では動作できない。その何れかが装填された場合、レギュレータ回路25が通電を検知し、システムコントローラ16にリセット信号を発する。これにより、システムコントローラ16はコントローラ機能を果たすための適切な初期化処理S1を実行してユーザからの電源投入待ち等を待ち受ける無限ループS2に遷移する。
【0023】
通常バックアップバッテリー装填したままで使用し続けるので、このリセット動作はバックアップバッテリの交換時以外殆ど発生しない。即ち、待機状態では通常、図2のS2の無限ループを実行している。
【0024】
この状態において、タイマ回路14からの割り込み制御により一定間隔毎(S3)にボタン20またはボタン17による使用者からの電源投入要求(記録再生を目的とする電源投入あるいはディスク取り出しのための電源投入)と、ディスクを装填しているカバー41の開閉検知スイッチ42によりカバー開状態から閉状態の検出を待ち受ける(S4)。その何れかのユーザ指示があると電源投入処理(S5)、あるいは、待機状態における媒体交換処理(S6)の何れかを実行する。
【0025】
まず初めに、図3により電源投入要求時の処理について説明する。
システムコントローラ16は使用者の電源投入指令を受理すると、レギュレータ回路23を動作状態にすると共にスイッチ26を制御してカメラブロック10,ドライブブロック44への通電を開始する(S7)。ここで、前回の動作状態の最後のドライブ状態をバックアップドメモリ13から読み出す(S8)。電源投入の目的がイジェクト以外の場合、前回ドライブブロック44への通電の最後の状態がディスク無しか若しくはディスク異常であれば、その旨をビデオ信号処理回路3にて文字情報を重畳することでLCD4に表示する(S9)。なお、この使用者への通知手段は必ずしもLCDである必要はなく、LEDによるワーニングランプ表示でも、ブザーなどによる音による通知でもかまわない(何れも不図示)。
【0026】
もし、イジェクト要求以外で、ディスクが装填されていて、前回通電時にディスク異常がなければ、媒体判別等を省略する高速起動要求をドライブブロック44に発行すするべく準備する(S11)。
【0027】
次に、電源遮断要求が使用者からなされるまでの間、使用者からその他の司令を待ち受けるループ(S12)に遷移する。ここで、先の高速起動要求が発行可能な状態であれば、高速起動をドライブに対して発行する。ドライブに高速起動要求を行った後は記録バッファメモリ6への蓄積時間内にドライブ記録可能状態に移行できるため、使用者に対し記録開始の許可の表示をLCD4に行う(不図示)。以降は使用者の指示を待ち受け、そのそれぞれのユーザ指示に基づく要求をドライブに対して発行していく。
【0028】
なお、S9において前回のドライブ状態がディスク無しかまたは異常状態であれば、イジェクト要求(S16)若しくは電源遮断要求(S17)だけをこのループ(S12)で受け付ける。
【0029】
使用者の所望する各動作(記録(S18)あるいは再生(S19))が終了し、使用者が電源遮断要求をスイッチ20により指示すると、システムコントローラ16はドライブに対して電源遮断前の処理を実行する要求を発行する(S17)。システムコントローラ16はドライブの電源遮断前処理が完了すると、S17の処理結果に異常がなければそれをバックアップドメモリ13に記憶し電源回路ブロック27を制御して待機状態へ移行する(S22)。
【0030】
以上が、使用者による電源投入要求から遮断要求までの一連の流れである。ここで、装置状態が待機状態にある場合にイジェクト要求によって動作状態へ移行させられた場合は、システムコントローラ16はドライブへイジェクト要求を行い、カバー解放駆動機構43にてカバー41が開状態に移行した後、使用者からの電源遮断要求が無くてもS17の要求をドライブに発行しS21の処理においてドライブがディスク無し状態である旨を記憶して待機状態に移行する(処理フロー不図示)。これは元々の状態が待機状態であったため撮像部等も未使用であったことから特に電源を通電し続ける必要がないことが明確であるからである。そのため、使用者の意図によってどのくらい継続するか不明なカバー開状態において電源を通電し続けることは電力的に非合理的であるため電源を遮断するものである。
【0031】
一方、元々の装置状態が動作状態にある場合のイジェクト要求時は、ドライブへイジェクト要求を行い、カバー41を開状態にしてもなおシステムコントローラ16は動作状態を継続する。これは使用者がLCD若しくは外部の表示機器にて撮像映像信号をモニタしている可能性があるため、むやみには電源を遮断すべきでないとの考えに基づくものである。図3のS14に記述した蓋開閉検知によって起動されるドライブへの全セットアップ要求は、この動作状態においてイジェクト要求が受け付けられて、その後、動作状態のまま蓋が閉じられた場合に実行される処理である。
【0032】
上記待機状態において使用者からイジェクト要求があって、そのイジェクト処理後自動的に待機状態に移行した後、システムコントローラ16は蓋開閉検知スイッチ42(図1)により使用者がディスクを装填してカバー41を閉じた事を認識する(図2 S4)。これにより、システムコントローラ16は待機状態におけるディスク交換時処理(図2 S6)を実行する。
【0033】
図4はその待機状態におけるディスク交換時処理の詳細である。システムコントローラ16は、まず初めに、レギュレータ回路23とスイッチ26を制御し、メインバッテリ21の電力はカメラブロック10,ドライブブロック44へと供給する(S23)。また、レギュレータ回路23の励起に伴ってスイッチ24を介してシステムコントローラ16の電力もメインバッテリから供給される。
【0034】
ここで、カバー41が開状態から閉状態に移行したということは新たなディスクが装填されたか若しくはディスクが装填されずに単にカバー41が閉じられたかの何れかである。そこで、システムコントローラ16はドライブブロック44に対して、ディスクの有無,種別の判別、サーボ制御および記録レーザパワーの最適値の学習等、装填されたディスクに対して記録再生可能な状態に移行する要求(以下セットアップと記載する)を発行する(S24)。そして、ドライブインターフェイス28(図4ではATAPIコントローラ)を介して返されるセットアップ処理の結果を待ち受け(S25)、もし、ディスクが装填されていなかった場合、あるいはまた、セットアップ結果に異常があって、装填されたディスクを記録再生可能な状態に移行することが出来なかった場合、そのそれぞれの旨をLCD4に一定時間表示する(S26〜28)。
【0035】
その後、ドライブに対して待機状態に移行する旨を通知しその応答を待つ(S29)。ドライブが待機状態移行準備完了の旨を応答すると、システムコントローラ16はドライブのセットアップ処理結果をバックアップドメモリ14に記憶し(S30)、カメラブロック10,ドライブブロック44へのメインバッテリからの電力供給を遮断し、自らも、スイッチ24によってバックアップバッテリ22による待機状態動作に移行する。
【0036】
以上が、システムコントロールブロック16の動作である。なおこれまで、システムコントローラ16がドライブブロック44へ対し直接指令するかの様な説明を行ってきたが、ドライブ制御部8を介してドライブブロック44へ指令したり、ドライブブロック44からの応答を受けたりする。
【0037】
これは、記録や再生といった動作の場合、単にドライブブロック44に対して指令を発行するだけでなく、ビデオ信号の圧縮伸長回路5やバッファメモリ6と連動してドライブブロック44への指令を発行する必要があるためである。本実施の形態では、この圧縮伸長制御回路7、ドライブ指令制御部8を合わせてシステムコントローラ9とする。このシステムコントローラ9はもちろんシステムコントローラ16と同一のマイクロコンピュータ等を利用して構成してもかまわないが、本実施の形態では、電力系統を独立に構成できるよう別のマイクロコントローラで構成している。図5にシステムコントローラ9の処理フローを示す。
【0038】
システムコントローラ9は待機状態では通電されていないため、システムコントローラ16によって通電が開始される毎にリセット状態から処理を開始する。システムコントローラ9はまずコントローラとして必要な初期化処理を行った後(S32)、システムコントローラからの指令待ち(S34)、および、指令に基づく各処理の実行(S35)を繰り返し行う無限ループ(S33)にを実行する。システムコントローラ16から指令として全セットアップ要求を受け取ると、システムコントローラ9はドライブブロック44に対して全セットアップ要求を指令する(S36)。その結果、ドライブブロック44は記録再生可能な状態に移行し、その結果をシステムコントローラ9に返す。この結果を受けてシステムコントローラ9は記録あるいは再生可能である旨をシステムコントローラ16に返す。システムコントローラ16側ではこれを受けて使用者に対して記録再生可能である旨をLCD4に表示する。
【0039】
一方、システムコントローラ16から指令として高速セットアップ要求を受け取るとシステムコントローラ9はドライブブロック44に高速セットアップを要求(S37)する。ここで、ドライブブロック44は過去の待機状態における媒体交換時の全セットアップ処理の動作結果、あるいは、過去の動作状態における動作結果として得られていた媒体の有無、種別や、サーボ制御ならびに記録レーザパワーの最適値が、指令を受けた現時点において利用可能であって且つ記録再生状態へ移行と判断する場合、高速セットアップ処理が完了していなくともその旨をシステムコントローラ9に応答する。システムコントローラ9はこれを受けて、その旨をシステムコントローラ16に返す。システムコントローラ16はこれを受けて、その旨をLCD4に表示する。この表示は使用者にとって特に記録時に有効に動作する。即ち、ビデオカメラの場合、使用者にとってドライブのセットアップを待つことなく、記録を開始できるため撮像機会を逃す可能性が低減されるからである。
【0040】
なお、この場合、ドライブの高速セットアップ時間に対して十分容量のバッファメモリ6を用意する必要がある。ただし、このように考えると全セットアップ処理に見合うバッファメモリ容量を具備すれば、高速セットアップだけでなく全セットアップ時においてもセットアップ処理が完了する前から使用者から見た映像の記録開始を提供できると考えられる。しかし、バッファ容量を大きくしすぎると、バッファに記録した映像データを全てディスクに記憶し終わるまでは事実上電源を遮断することができなくなる。即ち、全セットアップ処理に要する時間に更にバッファに蓄積したデータを全て記憶し終わるまで時間、電源を遮断できなくなる。したがって、バッファ容量のサイズは使用者の使用感に見合う程度の容量とする必要がある。
【0041】
それ故、本実施の形態では上記のようなバッファ6への記録開始許可を高速セットアップ処理の場合に限定すると共に、待機状態における媒体交換時にあらかじめ全セットアップ処理を実施し、真に使用者が撮像目的に電源を通電した場合、高速セットアップ処理によって出来るか限り短時間で記録再生可能状態へ移行させる構成とした。
【0042】
また、システムコントローラ16が待機状態のドライブブロック44の待機状態における媒体交換や、過去の動作状態における動作結果を把握できる仕組みとしているが、本実施の形態では、システムコントローラ16では判断せずシステムコントローラ16を介して高速セットアップ要求のドライブからの応答結果として把握する方法としている。これは、温度に代表される過去の動作結果を得た際の環境の違いにより、過去の動作結果をそのまま採用できない場合があるからである。それ故、システムコントローラ16は高速セットアップを要求可能な状態にあるか否かだけを把握し、高速セットアップ要求を行った場合に、ドライブ側がそれを受理した場合にのみ、使用者に対して記録開始の可能の旨を表示する構成としている。
【0043】
以下、全セットアップ若しくは高速セットアップ処理によってドライブが記録可能な移行した状態、もしくが、バッファメモリ6の蓄積時間内に確実に移行できる場合、使用者は記録開始を指示することができる。
【0044】
この指示を受けてシステムコントローラ16からシステムコントローラ9へ記録の要求があると、システムコントローラ9はビデオ信号圧縮符号化回路5を制御して符号化とバッファメモリ6の蓄積を開始する処理を行うと共に、ドライブブロック44が記録可能状態に至っていれば、ドライブブロックにとって都合のよい転送プロトコルで、順次記録データをメモりバッファ6から転送する制御を行う(S40)。
【0045】
使用者から再生要求があった場合は、逆にドライブブロック44に対して媒体データを読み出し、バッファメモリ6に対して転送する要求を行うと共に、順次転送される再生データを圧縮伸長回路5に入力して映像信号を復元するための処理を開始させる。
【0046】
以降、使用者が所望の動作を行い電源の遮断要求を行ってきた場合、その旨を受けたシステムコントローラ9はドライブブロックに対してまず停止要求を行い(S42)、その後、次回電源投入時に高速セットアップ上必要な情報を保存する等電源遮断に対して必要な処理をドライブブロック44に対して要求する(S39)。S39の処理の完了報告をドライブブロック44から受けるとシステムコントローラ9はそれをシステムコントローラ16へ通知する。
【0047】
以上、ドライブブロック44の動作概略を交えながらシステムコントローラ9の動作を説明してきたが、ドライブコントローラ38によって制御されるドライブブロック44の動作詳細を図6〜9にて説明する。
【0048】
待機状態においてドライブブロック44は通電されていない。したがって、システムコントローラ16によってドライブブロック44への通電が開始される毎に、ドライブコントローラ38はリセット状態から処理を開始する。図6にリセット状態から最初に起動される処理フローを示す。
【0049】
ドライブコントローラ38はコントローラとして必要な初期化処理(S44)を行った後、ドライブインタフェース回路28を介してのシステムコントローラ9からの指令待ち(S46)、指令に応じた処理の実行(S48〜53)、処理結果のシステムコントローラ9への報告(S55)、といった一連の処理を繰り返す無限ループ(S45)を実行する。
【0050】
指令の分類は、基本的に、システムコントローラ9の指令要因と一対一に対応している。即ち、システムコントローラ9から全セットアップ要求があれば全セットアップ処理を実行(S48)し、高速セットアップ要求があれば高速セットアップ処理を実行(S49)する。また、イジェクト要求がればカバー解放駆動機構43を動作させてカバー41の解放し(S50)、電源遮断前の準備処理の要求があればドライブの停止処理(S54)と準備処理(S51)を順に実行する。また、データの記録あるいは再生要求があると、図1の構成で説明した28から30の信号制御系、31,32,36のレーザ発光系および受光系、34,37,40のサーボ制御系を適切に制御してデータの記録(S52)あるいは再生(S53)を実行する。
【0051】
次に、図7は全セットアップ(S48)の具体的な処理フローである。その内容は以下の通りである。初めに、カバー解放機構43によりカバーが解放できない状態にした後(S56)、媒体の有無や種別の大まかな判別を行う(S57)。
【0052】
媒体有無判別の具体的な方法としては、例えば、レーザ34を発光させ、光電変換回路36により反射光の有無により判別するサーボ制御上の手段による方法がある。また、媒体が何らかのケースに収められている場合は、ケースが装填されることによって、機械的にスイッチを押すことでも検出できる。
【0053】
また、媒体が存在した場合、その媒体の種別を判定する方法としては、例えば、媒体の種別毎に異なる反射光レベル、あるいは、反射光を加工して得られるアクチュエータ機構34のフォーカス誤差信号やトラッキング誤差信号これらの振幅の組み合わせによって分類ができる。ここで、上記で、大まかなと記載した意味はこれらの組み合わせだけでは数あるディスク媒体の種別を全て分類することは容易ではなく、最終的には媒体上に記録されている媒体種別の情報等を利用して完全な分類を行う。この段階では、この媒体種別情報を読み出すために必要なサーボ制御方式や信号再生方式を判定できるレベルまで分類できていればよい。
【0054】
次に、媒体が存在してかつ大まかな種別判別ができた場合(S58)、スピンドルモータ40の回転と、アクチュエータ機構34の制御をサーボ制御回路37によって実行させる(S59)。ここで、上記フォーカス制御信号やトラッキング誤差信号は媒体の種別によって大きく異なる。また、同じ種別の媒体であっても媒体毎にばらつきを有する。そのため、媒体の種別毎ならびに媒体毎に上記サーボ制御信号のゲインを調整する(S60,S61)。このゲイン情報は、例えば、サーボ制御回路内の乗算器レジスタ(不図示)等に格納されていて制御特性を最適値に可変する事により実現される。なお、このサーボ制御のゲイン調整は媒体の判別に伴って行われる他に、温度よってアクチュエータ機構34のバネ力が変化するため、温度変化を温度センサ(不図示)などで検知して再学習する場合もある。
【0055】
以上のようにして、サーボ制御が適正に行われると(S62)、媒体上に記録されている種別情報を読み出し媒体種別を完全に確定させる(S64)。また、媒体情報から媒体の種別が記録可能媒体である場合(S65)、媒体毎の記録時のレーザ発光パワーを確定させるために試し書き処理を実行する(S66)。この処理の具体的の方法としては、例えば、記録レーザパワーを徐々に変えながら記録を行い、その部分を再生した結果、再生品質の最も良い再生信号が得られたときのパワーを用いることによって確定できる。この記録レーザパワーの調整値もまた、例えば、レーザダイオードドライバ回路31内にある乗算器レジスタ(不図示)に格納されレーザパワーを最適値に可変する。
【0056】
なお、試し書き制御はディスク媒体上に設けられた特定の領域を利用して行われる。ここで、書き換え可能媒体の場合は、この試し書き用領域を何度でも繰り返し利用できるが、追記だけが可能で書き換え不可能な媒体の場合、試し書きエリアにも限りがある。そのため、本実施の形態では、この全セットアップ処理期間中に実施する構成としているが、実際に使用者から記録要求があった後、その時点で試し書きを行う構成のものもある。また、レーザダイオード32は上記アクチュエータ機構34の場合と同様に、温度変化の影響を受けやすい為、必要に応じて再学習される。
【0057】
以上のようにして、試し書きが正常に終了すれば(S65)ドライブブロック44はシステムコントローラ9,16に対して、媒体の有無,種別, 全セットアップ処理の正常終了などの情報を報告する(図6 S43)。もし、試し書き制御だけが不調に終わった場合は再生は可能である旨も情報としてシステムコントローラ9,16に報告する。
【0058】
次に、図8により電源遮断前の準備処理(S51)の構成について説明する。まず、サーボ制御系が動作中であればアクチュエータ制御機構34,レーザ消灯,スピンドルモータ停止の順に各動作を停止させる(S69)。次に、媒体の有無、媒体の種別を不揮発メモリ39に記憶させる共に、サーボ制御回路37,レーザダイオードドライバ31内のレジスタに格納されている最終的なサーボ制御のゲイン調整値、および、記録レーザパワーの調整値を各回路から読み出して不揮発メモリ39に記憶させる(S70)。以上により、電源遮断のための準備が完了する。
【0059】
なお、本実施の形態では、上記サーボ制御、試し書き制御の各調整値をドライブブロックの不揮発メモリに記憶した。これらの情報を媒体の有無、種別と共にシステムコントローラ9を介してシステムコントローラ16に報告し、バックアップドメモリ13に記憶することで、ドライブブロック44側の不揮発メモリを不要としてもかまわない。このようにすれば回路コストの節約が可能である。しかし、ドライブブロックだけが必要な情報はドライブブロックだけに留めておくことで、ドライブブロックを他の製品に応用する場合、その上位システム側の処理の煩雑化を避けることができるため、本実施の形態では、高速セットアップに必要な情報を敢えて分散して記憶する構成とした。
【0060】
次に、高速セットアップ時の構成を図9により説明する。まず、上記不揮発メモリに記憶した情報を全て読み出し(S71)、媒体の有無種別、試し書き制御を含めた前回動作時の最終的な動作の正常性が確認できて、かつ、サーボ制御や試し書き制御の調整値が温度変化等を考慮して利用可能である場合(S72)、その旨をシステムコントローラ9を介してシステムコントローラ16に報告する(S73)。システムコントローラ16はこれを受けて即座に使用者に対して、記録開始が可能である旨をLCD4等に表示する。この段階で使用者はバッファメモリ6を利用した記録開始が可能となる。もし、何れかの情報が不調であって高速起動できない場合は、ドライブは全セットアップ処理に切り替えて処理を実行する(S48)。
【0061】
媒体があって、サーボ制御、試し書き制御に関する調整値が有効に機能できる状態であれば実質的にはサーボ制御を動作させるだけでセットアップが完了する(S75)。これにより、仮に使用者がバッファメモリ6を利用した記録を開始していてもドライブブロック44が高速かつ確実に起動でき、バッファメモリ6が容量オーバとなる前に媒体への実質的な記録を開始できる。即ち、本実施の形態によれば、待機時の媒体交換時にあらかじめ媒体の判別、サーボ制御、試し書き制御の調整値を求めておくため、実際に使用者が記録する段になって記録不可能起こすことなく、かつ高速な記録を開始できる。
【0062】
なお、本実施の形態では、媒体判別、サーボ制御の調整値、試し書き制御の調整値の全てを省略して高速セットアップを行ったが、メモリバッファ6の容量に応じて、サーボ制御の最適値や試し書き制御の最適値の再学習を両方あるいは選択的に若しくは温度等の環境変化に応じて実行できることは言うまでもない。
【0063】
次に、図10により本発明の第2の実施の形態の構成を説明する。ただし、第1の実施の形態とほぼ同様の構成が多いためその異なる部分だけを説明する。第1の実施の形態が撮像映像信号を光ディスク媒体に記録するビデオカメラ装置であったのに対し、本実施の形態は受信信号を光ディスク媒体に記録するビデオデッキ装置である。
【0064】
アンテナ45で受信される電波から所望のチャンネルを選択的に復調するチューナ回路46により映像信号を得る。この映像信号をビデオ信号処理回路47以降の回路、機構を用いて光ディスク35に記録、あるいは、光ディスク35に記録済みの映像データを読み出して再生映像信号を得るまでの構成は第1の実施の形態と同様である。受信映像信号の表示ならびに再生映像信号の表示は装置外のモニタ装置48にて表示する。第1の実施の形態において、カメラブロック10と記載していた部分は映像信号処理ブロック50に相当する。
【0065】
次に、システムコントローラ16について第1の実施の形態と異なる部分を説明する。51は使用者からの要求に応じて受信チャンネルを選択するチューナ制御回路、また、リモコン送信回路52と受信回路53は上記受信チャンネルや記録開始の時刻予約を使用者が行うためのものである。
【0066】
次に、ドライブブロック44について第1の実施の形態と異なる部分を説明する。第1の実施の形態では、ディスクの装填を手動で行い、それをカバー41で蓋をする構成としていた。これに対し、本実施の形態では、ディスクをトレー56に乗せ、そのトレー56をトレー駆動機構57で駆動して出し入れし、ディスクをロード,アンロードする。58はトレーがロード状態にあるかアンロード状態にあるかを検出するスイッチセンサである。また、第1の実施の形態において、使用者のイジェクト指令を得るために設けていたスイッチ17は、上記センサスイッチ58の状態に応じて、トレーロード状態にあればイジェクト指令を与えるボタンとして動作し、トレーアンロード状態にあればロード指令を与えるボタンとして機能する。
【0067】
最後に、電源ブロック27について説明する。コード55を介して商用電源から得られる交流電力を整流平滑回路54にて直流信号に変換すると共に、レギュレータ回路23において安定化する。システムコントローラ16は更にレギュレータ回路25を介して常に電力の供給うける。一方、記録再生信号処理ブロック50とドライブブロック44はシステムコントローラ16から動作状態への移行制御によりスイッチ26が閉じられて動作を開始する構成となっている。
【0068】
次に、上記第2の実施の形態の構成において、本発明がどのように、適用されているかを図11〜17の処理フローによって説明する。なお、第1の実施の形態と同等の処理内容に相当する処理ステップには同一のステップ番号を付してある。
【0069】
図11はシステムコントローラ16のメイン処理を示している。第1の実施の形態と同様に、システムコントローラ16は待機状態においても常に動作し続けるため、通常はリセット状態からの処理開始とはならない。コード55が商用電源につながれていない状態からつながれ状態となった場合、システムコントローラ16はリセットからの処理を開始し、コントローラとしての必要な初期化処理を行った後(S1)、無限ループ(S2)を実行する。
【0070】
無限ループ(S2)では、タイマ回路13によって発生させられる一定時間毎の割り込み処理(S80)による時刻計測のカウントを行って時計機能を実現する(S82)。また、割り込み信号はリモコン受信回路53によっても発生する。
【0071】
タイマ割り込み若しくはリモコン受信割り込みによって、使用者のボタンスイッチによる指示若しくはリモコン送信データに基づいて、使用者の指令の有無を検知し、指令があれば、それぞれの指令に対応した処理を実行する(S83)。
【0072】
ここで、第1の実施の形態にはなかった指令としては、リモコンによる時刻予約記録の設定指示に対する処理(S85)と、予約時刻と現在時刻が一致した事による記録開始処理(S86)がある。以下、この二つの処理を含めた各処理について説明する。
【0073】
図12は、使用者から映像信号の記録再生を目的とする電源投入要求のみならず、ロード、イジェクト等全ての要因で待機状態から動作状態に移行する電源投入指令を受けた場合のシステムコントローラ16の処理フローである。この処理は第1の実施の形態における図3の処理と殆ど同じである。異なるところとしては、第1の実施の形態において、蓋開状態から蓋閉状態への検出により全セットアップ処理を実行していたのに対し、本実施の形態ではロード要求があった場合に全セットアップ要求をコールしている点である。
【0074】
なお、第1の実施の形態と同様に、本実施の形態においても、待機状態においてイジェクト要求があった場合にはイジェクト後自動的に動作状態へ遷移させ、また、動作状態においてイジェクト要求があった場合にはイジェクト後も動作状態を継続する。これは、動作状態では使用者が受信映像信号をモニタ装置において鑑賞している可能性があるからである。一方、待機状態では使用者の視聴を気にする必要がないので、イジェクト後省電を目的としてロード要求があるまでの間待機状態へ移行する。
【0075】
この際の、システムコントローラ16の処理フローを図13,14に示す。まず、図14から説明すると、システムコントローラ16は、受信信号記録再生ブロック50とドライブブロック44への通電を開始する(S87)。そして、ドライブブロック44に対して、イジェクト要求を行い(S88)その完了を待つ(S89)。ドライブコントローラ44はこれを受けて先に説明したトレー制御機構57を動作させてトレーをアンロード状態の位置まで動作させ、その結果をシステムコントローラ9を通じてシステムコントローラ16へ返す。これを受けて、システムコントローラ16は受信記録再生信号処理ブロック50とドライブブロック44への通電を遮断する(S90)。
【0076】
次に、図13により待機状態におけるロード要求時の処理を説明する。システムコントローラ16は受信信号記録再生ブロック50とドライブブロック44に通電を開始し(S23)、全セットアップ要求をシステムコントローラ9を介して要求し(S24)、その完了を待つ(S25)。そして、媒体が無いかあるいは何らかのトラブルによって全セットアップ処理が正常に終了できなかった場合、その旨をフロントパネル上に設けられた表示回路(不図示)に表示する(S27,S28)。そして、ドライブブロック44に対して電源遮断のための準備処理を行う要求を実行する(S30)。これにより、ドライブブロック側では全セットアップ要求で判明したディスク種別やサーボ制御、試し書き制御の最適値を不揮発メモリに記憶し次回の高速起動要求に準備処理を実行する。また、システムコントローラ16自身も次回電源投入時に高速起動を要求可能か否かを把握するために全セットアップ処理結果の情報を保存する(S30)。その完了後、システムコントローラ16は電源を待機状態に移行させる(S31)。
【0077】
次に、図15により、リモコンから予約の指令があった場合のシステムコントローラ16の動作を説明する(S85)。まず、予約時刻をメモり13に記憶し(S91)、電源を動作状態に切り替える(S23)。次に、ドライブに対して全セットアップ要求を行い(S24)、その完了報告を待つ(S25)。その後、図13の処理と同様の処理を行う。
【0078】
次に、図16により、もう一つの待機状態におけるタイマ予約時処理を示す。この処理では、全セットアップ処理は行わず、前回の動作状態の最後の状態もしくは待機状態における媒体交換時の全セットアップ処理結果に基づく状態によって、媒体が確実に動作できる場合には全セットアップ処理を行わない方法である。
【0079】
この二つの処理は次のように使い分けられる。即ち、前回の動作状態、若しくは、媒体交換時のセットアップ結果が不調であった場合には、改めて、全セットアップを試みる。また、装填された媒体が最後に使用された時点もしくは最後に全セットアップを行われた状態から非常に長い時間(例えば1週間)等の時間が経過している場合は改めて全セットアップ処理を実施する。それ以外の場合は、過去の情報を基にセットアップ処理を割愛する。
【0080】
次に、図17により、タイマ予約時刻に慕った段階の処理を示す。厳密には、記録開始予約時刻の少し前に本処理が動作し始める。まず、電電を動作状態に移行し(S93)、前回のドライブの動作状態を読み出す。基本的に使用者は予約時に媒体の有無トラブル等を確認しているので特に問題なく、高速セットアップ処理を実行し、下記録を開始する。記録が終了すると停止処理を行い、ドライブに対して電源遮断前の準備処理を要求し、電源を遮断状態に移行する。
【0081】
以上、第2の実施の形態におけるシステムコントローラ16の説明をしてきたがドライブコントローラ44の動作はトレー制御以外は第一の実施の形態度同様である。
【0082】
本実施の形態によれば、予約時にあらかじめ装填されているディスクの媒体種別やサーボ制御、試し書き制御の最適値を予めかつまた改めて取得する。これにより、記録時刻にいたってディスクトラブルとなるリスクを軽減することができ使用者の使用感をより向上することができる効果がある。
【0083】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、例えば、以下の効果を得ることが出来る。
待機状態において媒体の交換を行った場合、あるいは、予約システムへのエントリーを行った場合、媒体に何らかのトラブルがあれば、その場で、記録不可能の表示がなされるため、本来の撮像あるいは録画機会におけるトラブルを事前に回避できる効果がある。
【0084】
また、本来の撮像あるいは録画機会における起動時間を短縮できるため、使用者の使用感を向上させる効果や、各種サーボ制御や記録レーザパワー等の最適値を確実に決定するための十分な時間的マージンを確保するために必要以上に予約時刻の手前から装置全体の通電を開始するといった非合理的な電力消費を回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において、第1の実施の形態の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にいて、システムコントローラ16の待機状態でのユーザ指示の検出処理フローを説明するためのPAD(Program Argorithism Diagram)図である。
【図3】第1の実施の形態において、使用者から電源投入指示があった際のシステムコントローラ16の処理フローを説明するためのPAD図である。
【図4】第1の実施の形態において、待機状態における媒体交換時のシステムコントローラ16の処理フローを説明するためのPAD図である。
【図5】第1の実施の形態において、システムコントローラ9の処理フローを説明するためのPAD図である。
【図6】第1の実施の形態において、ドライブコントローラ38のシステムコントローラ9からの指示検出処理フローを説明するためのPAD図である。
【図7】第1の実施の形態において、ドライブコントローラ38における記録再生可能状態への第1の遷移処理フローを説明するためのPAD図である。
【図8】第1の実施の形態において、ドライブコントローラ38における待機状態への移行準備の処理フローを説明するためのPDA図である。
【図9】第1の実施の形態において、ドライブコントローラ38における記録再生可能状態への第2の遷移処理フローを説明するためのPDA図である。
【図10】本発明において、第2の実施の形態の構成を説明するためのブロック図である。
【図11】第2の実施の形態のシステムコントローラにおけるユーザ指示の検出処理フローを説明するためのPDA図である。
【図12】第2の実施の形態のシステムコントローラにおける待機状態から動作状態への遷移処理フローを説明するためのPDA図である。
【図13】第2の実施の形態のシステムコントローラにおける待機状態での媒体挿入指示時の処理フローを説明するためのPDA図である。
【図14】第2の実施の形態のシステムコントローラにおける待機状態での媒体排出指示時の処理フローを説明するためのPDA図である。
【図15】第2の実施の形態のシステムコントローラにおける待機状態での予約指示時の第1の処理フローを説明するためのPDA図である。
【図16】第2の実施の形態のシステムコントローラにおける待機状態での予約指示時の第2の処理フローを説明するためのPDA図である。
【図17】第2の実施の形態のシステムコントローラにおける待機状態での予約時刻一致時の処理フローを説明するためのPDA図である。
【符号の説明】
2…撮像センサ回路、
3…ビデオ信号処理回路、
5…圧縮伸長回路、
6…圧縮ビデオ信号バッファメモリ回路、
9…システムコントローラ2、
13…装置制御状態記憶メモリ、
14…タイマ回路、
16…システムコントローラ1、
27…電源回路、
31…レーザ駆動回路、
32…レーザダイオード、
34…レンズ、
35…光ディスク、
36…光電変換回路、
37…ドライブサーボ制御回路、
38…ドライブコントローラ、
39…ドライブ状態記録メモリ、
40…ディスク回転駆動モータ、
41…ディスクカバー、
42…カバー開閉検知回路、
56…ディスクトレー、
57…トレーロード検出スイッチ

Claims (13)

  1. 光の強度および位置を制御し、光により映像あるいは音声信号を光ディスクへ記録する記録手段と、
    第1の指令群を受け付ける待機状態と、第2の指令群を受け付ける動作状態とをそれぞれ移行する電源待機動作切替手段と、
    上記記録手段が光の強度および位置を制御する際の制御値を学習する学習手段と、
    上記学習手段が学習した制御値を記憶する記憶手段と
    光ディスクに記録する映像あるいは音声信号を、光ディスクに記録する前に、一時的に蓄積する蓄積手段と、
    を具備し、
    上記記録手段は、上記制御値を取得した後に、映像あるいは音声信号を光ディスクへ記録することができる状態になるものであり、
    上記待機状態において光ディスクの挿抜が行われた場合、上記学習手段を動作させ、上記学習手段により学習した制御値を上記記憶手段に記憶させ、
    上記第1の指令群中の指令に基づいて上記待機状態から上記動作状態へ移行する場合、上記記憶手段に記憶された制御値を採用できるか否かを判断し、採用できると判断したときは、上記記録手段が映像あるいは音声信号を光ディスクへ記録することができる状態になる前であっても、光ディスクに記録する映像あるいは音声信号を上記蓄積手段が蓄積開始するように指令する上記第2の指令群中の指令を受け付けること、
    を特徴とする光ディスク記録装置
  2. 請求項1記載の光ディスク記録装置において、
    上記電源待機動作切替手段は、常時通電される指令受付手段と、該指令受付手段以外への通電制御手段を有して構成され、
    上記第1の指令群中の指令の中に光ディスク交換の動作要求指令があって、該光ディスク交換の動作要求指令に基づいて上記指令受手段以外への通電が開始され、光ディスク挿抜後、上記学習手段と上記記憶手段による学習と記憶を行い、該学習と記憶を行った後、再び自動的に上記通電制御手段を制御して上記指令受手段以外への通電を終了して上記待機状態へ復帰すること
    を特徴とする光ディスク記録装置
  3. 請求項1記載の光ディスク記録装置において、
    時刻計測手段と、動作開始予約時刻記憶手段とを具備し、上記時刻計測手段と上記動作開始予約時刻記憶手段は常時通電されて動作すると共に、上記第1の指令群中の指令に上記動作開始予約時刻記憶手段の設定時刻の設定要求があって、上記動作待機状態において上記動作開始予約時刻の設定要求があった際に、該指令に基づいて上記指令受手段以外の手段への通電が開始され、上記学習手段と上記記憶手段による学習と記憶を行った後、再び自動的に上記通電制御手段を制御して上記指令受手段以外の手段への通電を終了して上記待機状態へ復帰すること
    を特徴とする光ディスク記録装置
  4. 請求項乃至3のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
    上記学習手段による学習ができなかった場合、光ディスクの異常を通知する通知手段を具備すること
    を特徴とする光ディスク記録装置
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
    上記記録手段は、光をディスク面へ集光する対物レンズと、該対物レンズの位置を変位させるアクチュエータ機構と、上記ディスクの反射光より上記アクチュエータ機構を制御するための誤差信号を生成してレンズ位置を所望の位置に制御するサーボ制御手段とを有し、
    上記学習手段は、上記サーボ制御手段の反射光あるいはアクチュエータ機構の特性ばらつきを補正するゲイン学習手段を有すること、
    特徴とする光ディスク記録装置
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
    上記記録手段は、発光手段と該発光手段の発光強度制御手段とより所定の強度に制御される光をディスク面へ集光する対物レンズと、該対物レンズの位置を変位させるアクチュエータ機構と、上記ディスクの反射光より上記アクチュエータ機構を制御するための誤差信号を生成してレンズ位置を所望の位置に制御するサーボ制御手段とを有し、
    上記学習手段は、挿入された光ディスクに応じた上記発光強度制御手段の制御値を決定する試書手段を有すること、
    を特徴とする光ディスク記録装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
    複数種の光ディスクを自動的に判別する媒体判別手段を備え、
    上記記憶手段は、該媒体判別手段が判別した光ディスクの種別を記憶し、
    上記記録手段は、光ディスクの種別を取得した後に、映像あるいは音声信号を光ディスクへ記録することができる状態になるものであり、
    上記第1の指令群中の指令に基づいて上記待機状態から上記動作状態へ移行する場合、上記記憶手段に記憶された光ディスクの種別を採用することにより、上記記憶手段に記憶された光ディスクの種別を用いないときよりも早く、上記記録手段が映像あるいは音声信号を光ディスクへ記録することができる状態になること、
    を特徴とする光ディスク記録装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
    上記記録手段の動作環境に関する情報を取得する環境情報取得手段を備え、
    上記記憶手段は、上記制御値を記憶する場合、上記学習手段が学習した際に上記環境情報取得手段が取得した第1の環境情報を記憶し、
    上記第1の指令群中の指令に基づいて上記待機状態から上記動作状態へ移行する場合、上記環境情報取得手段により第2の環境情報を取得し、上記記憶手段に記憶された制御値を採用できるか否かを、上記第1の環境情報と上記第2の環境情報とを対比して、判断すること、
    を特徴とする光ディスク記録装置。
  9. 請求項8に記載の光ディスク記録装置において、
    上記環境情報は、温度の情報を含むこと、
    を特徴とする光ディスク記録装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
    上記第1の指令群中の指令に基づいて上記待機状態から上記動作状態へ移行する場合、上記記憶手段に記憶された制御値を採用できるか否かを判断し、採用できないと判断したときは、上記学習手段が学習し、上記記録手段が上記制御値を取得し、映像あるいは音声信号を光ディスクへ記録することができる状態になった後に、光ディスクに記録する映像あるいは音声信号を上記蓄積手段が蓄積開始するように指令する上記第2の指令群中の指令を受け付けること、
    を特徴とする光ディスク記録装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
    上記映像あるいは音声信号を符号化する符号化手段を有すること、
    を特徴とする光ディスク記録装置
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載の光ディスク記録装置を備える撮像装置であって、
    被写体を撮像して映像信号を出力する撮像手段を有し、
    上記符号化手段は、該撮像手段が出力する映像信号を符号化し、
    上記蓄積手段は、該符号化手段が出力する符号化された映像信号を蓄積し、
    上記記録手段は、該蓄積手段が蓄積した符号化された映像信号を記録すること、
    を特徴とする撮像装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の光ディスク記録装置において、
    光ディスクに記録する映像あるいは音声信号を上記蓄積手段が蓄積開始するように指令する上記第2の指令群中の指令を受け付けることができることを明示する手段を具備したこと
    を特徴とする光ディスク記録装置
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