JP4222026B2 - 平版印刷版原版とそれを用いた印刷方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、親水性支持体上にマイクロカプセルを有する平版印刷版原版、該平版印刷版原版を用いた印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュターやデジタル技術の普及に伴い、平版印刷版の作成工程には、電子画像データに基づいて平版印刷版原版に直接描画するコンピュターツープレートの技術(以下、CTP)が普及しつつある。さらにCTP普及と同期して印刷環境もオフィス化が進み、環境特性面からもアルカリ現像液を必要としない、いわゆるプロセスレス平版印刷版原版の技術が望まれるようになっており、様々なタイプの平版印刷版技術が開示されている。
【0003】
例えば、特開平9−123388号には、親水性支持体上に熱可塑性重合体粒子を含有する画像形成層を有する平版印刷版原版及びそれを用いた製版方法、印刷方法が開示されている。すなわち、平版印刷版原版の露光部の熱可塑性重合体粒子は、熱融着により親水性支持体に密着し、未露光部の熱熔融性粒子は印刷機のシリンダー上でインキ及び湿し水で除去することにより現像され、自動現像機を必要とせずに製版が可能となる。この技術においては、画像形成が熱熔融性粒子の熱融着によってのみ為されるため、耐刷性が不充分であるという問題点があった。
【0004】
特許文献1(特開2000−56449号公報)には、親水性支持体上に画像形成層を有し、該画像形成層がアリールジアゾスルホネート単位を有するポリマーを含有し、印刷のシリンダー上で製版が可能な平版印刷版原版技術が開示されている。この技術においては、画像と親水性支持体との界面接着が期待でき、たしかに耐刷性は向上する。しかし、長期間保存したり、明室下に数十分曝しておくと、ジアゾスルホネート基の暗反応が進み印刷適性を損なうという問題点を有している。
【0005】
特許文献2(特開2002−178655号公報)には、親水性表面を有する支持体上にマイクロカプセルを含有する感熱層を有する平版印刷版原版が開示されている。この技術においては、マイクロカプセルを用いることで平版印刷版原版の生保存性は向上するが、明室下に数十分曝しておくとマイクロカプセル内で内包物が硬化し、製版時に期待すべき画像強度が得られず耐刷性が劣化するという問題点を含んでいる。
【0006】
近年、印刷所には、多品種の印刷物の注文が増え、それらをこなす為に、印刷前に平版印刷版原版を明室下で取り扱うことが多くなり、明室下で上述の問題点の回避可能な平版印刷版原版が強く望まれていた。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−56449号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2002−178655号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、内包する親油性を呈する熱熔融性物質又は疎水性前駆体の劣化がないマイクロカプセル、刷り出しにかかる損紙が少なく、且つ耐刷力に優れた印刷版原版とそれを用いた印刷方法の提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される、
1.親水性支持体上に親油性を呈する熱熔融性物質又は疎水性前駆体を壁材で被覆したマイクロカプセルを有する平版印刷版原版において、前記壁材が紫外線吸収剤を含有することを特徴とする平版印刷版原版。
【0011】
2.前記マイクロカプセルが赤外線を吸収して熱に変換する素材を含有することを特徴とする前記1に記載の平版印刷版原版。
【0012】
3.前記疎水性前駆体が疎水性前駆体又は親水性支持体と架橋し得る熱反応性官能基を含有していることを特徴とする1又は2に記載の平版印刷版原版。
【0013】
4.前記熱反応性官能基がジアゾスルホネート単位を有することを特徴とする前記3に記載の平版印刷版原版。
【0014】
5.前記1〜4のいずれか一項に記載の平版印刷版原版を画像描画する工程、水又は印刷用湿し水及び/又は印刷用インクで現像する工程、印刷用湿し水と印刷用インクを使って平版印刷版原版上にインク画像を形成し、該インク画像をシート状基材に複写する工程を含む印刷方法。
【0016】
以下、本発明を詳細に説明する。
(紫外線吸収剤)
本発明のマイクロカプセルは、その壁材に紫外線吸収剤を含有し、耐候性、経時保存安定性、明室取り扱い性を向上させることを特徴とする。
【0017】
これら紫外線吸収剤は、250〜450nmに吸収を有するもので、本発明に利用可能な紫外線吸収剤としては250〜450nmに吸収を有するものであれば公知のものが利用でき、例えばフェニルサリシレート、p−ter−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン等のごときベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチル−フェニル)ベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチル−フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキシ−4′−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール等のごときベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート等のごときアクリレート系紫外線吸収剤、微粒径酸化亜鉛、プラセオジウム黄顔料などが挙げられる。
【0018】
本発明のマイクロカプセルは、親油性を呈する熱熔融性物質又は疎水性前駆体が壁材で被覆されていることを特徴とする。
【0019】
本発明でいう親油性を呈する熱熔融性物質とは、熱により粘度が低下し、かつ印刷用インクに親和性を有していれば公知のものを利用できる。例えば、ワックス類、アクリル系樹脂、アイオノマー樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、合成ゴム類、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、シリコン樹脂などが挙げられる。
【0020】
また、疎水性前駆体としては、疎水性前駆体自身又は親水性支持体と架橋し得る熱反応性官能基を有する化合物が挙げられる。
【0021】
本発明において耐刷性を向上させる上で好ましい熱反応性官能基としては、重合性不飽和基、イソシアネート基、エポキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、メチロール基、アミノ基、ジアゾスルホネート基が挙げられ、実用上の感度からイソシアネート基又はジアゾスルホネート基が特に好ましい。
【0022】
イソシアネート基を有する化合物としては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート等が挙げられる。
【0023】
ジアゾスルホネート基を有する化合物としては、アリールジアゾスルホネートを構成単位とするポリマーが挙げられ、一般式(1)で示される。
【0024】
【化1】
【0025】
上式において、R0、R1、R2はそれぞれ独立して水素原子、アルキル基、ニトリル基又はハロゲン原子を示し、Lは2価の連結基、nは0又は1を示し、Aはアリール基、Mはカチオンを示し、Lは−(X)t−CONR3−、−(X)t−COO−、−X−及び−(X)t−CO−を示す。(tは0又は1を示し、R3は水素原子、アルキル基又はアリール基を示し、Xはアルキレン基、アリーレン基、アルキレンオキシ基、アリーレンオキシ基、アルキレンチオ基、アリーレンチオ基、アルキレンアミノ基、アリーレンアミノ基、酸素原子、硫黄原子又はアミノ基を示す)から成る群より選ばれる2価の連結基を示す。Aは非置換アリール基、例えば非置換のフェニル基あるいは1つ又はそれ以上のアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基又はアミノ基により置換されたアリール基、例えば、フェニル基。MはNH4 +などのカチオン或いは金属イオン、例えばAl、Cu、Znアルカリ土類金属又はアルカリ金属のカチオンを示す。
【0026】
アリールジアゾスルホネート単位を有するポリマーは、対応するモノマーのラジカル重合により得るのが好ましい。従って、本発明に用いる適しモノマーは、EP−A33939、EP−A507008に開示されている。
【0027】
これらの化合物例を以下に挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0028】
【化2】
【0029】
【化3】
【0030】
【化4】
【0031】
【化5】
【0032】
これらのアリールジアゾスルホネートモノマーは、単独重合、あるいは他のアリールジアゾスルホネートモノマー及び/又はビニルモノマー、例えば(メタ)アクリル酸又はそれらのエステル類、(メタ)アクリル酸アミド、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、スチレン、アルファ−メチルスチレンなどと共重合させることができる。しかし、コポリマーの場合、ポリマーの水溶性を損なわないように注意しなければならない。
【0033】
本発明に係わるアリールジアゾスルホネート単位を有するポリマーにおけるアリールジアゾスルホネート基の量は、10〜60モル%であることが好ましい。
【0034】
本発明に関連する他の実施態様に従うと、アリールジアゾスルホネート単位を有するポリマーは、例えば、酸基又は酸ハライド基を有するポリマーをアミノ基又はヒドロキシ置換アリールジアゾスルホネートと反応させることにより製造することができる。この方法に関する更なる詳細は前記EP−A507008に見い出すことができる。
【0035】
(赤外線を吸収し熱に変換する素材)
本発明のマイクロカプセルには、赤外線を吸収し熱に変換する素材(以下、単に光熱変換剤)を含有することを特徴とする。
【0036】
好ましい光熱変換剤としては、赤外線を吸収して熱を発生する物質ならば、全て使用でき、例えば、カーボンブラック、カーボングラファイト、顔料、フタロシアニン系顔料、金属粉、金属化合物等が挙げられる。特に好ましくは、波長760〜1200nmに吸収ピークを有する染料、顔料、金属粉又は金属化合物粉である。
【0037】
染料としては、市販の染料及び「染料便覧」有機合成協会編、昭和45年刊に記載されている公知のものが利用できる。具体的には、アゾ染料、金属錯塩アゾ染料、ピラゾロンアゾ染料、アントラキノン染料、フタロシアニン染料、カルボニウム染料、キノンイミン染料、メチン染料、シアニン染料、金属チオレート錯体等の染料が挙げられる。
【0038】
好ましい染料としては、例えば、特開昭58−125246号、同59−84356号、同59−20282号、同60−78787号等に記載のシアニン染料、特開昭58−173696号、同58−181690号、同58−194595号等に記載のメチン染料、特開昭58−112793号、同59−48187号、同59−73996号、同60−52940号、同60−63744号等に記載のナフトキノン染料、特開昭58−112792号等に記載のスクワリリウム色素、英国特許第434,875号記載のシアニン染料等を挙げることができる。
【0039】
また、米国特許第5,156,938号に記載の近赤外吸収増感剤も好適に用いられる。また、米国特許第3,881,924号に記載の置換アリールベンゾ(チオ)ビリリウム塩、特開昭57−142645号(米国特許第4,327,169号)記載のトリメチンチアピリリウム塩、特開昭58−181051号、同58−220143号、同59−41363号、同59−84248号、同59−84249号、同59−146063号、同59−146061号に記載されているピリリウム系化合物、特開昭59−216146号記載のシアニン色素、米国特許第4,283,475に記載のペンタメチンチオピリリウム塩等や特公平5−13514号、同5−19702号公報に開示されているピリリウム化合物も好ましく用いられる。
【0040】
また、好ましい別の染料としては、米国特許第4,756,993号に記載されている近赤外染料を挙げることができる。これらの染料のうち、特に好ましいものとしては、シアニン色素、スクワリリウム色素、ピリリウム塩、ニッケルチオレート錯体が挙げられる。
【0041】
本発明において使用される顔料としては、市販の顔料及びカラーインデックス(C.I.)便覧、「最新顔料便覧」(日本顔料技術協会編、1977年)。「最新顔料応用技術」(CMC出版、1986年刊)、「印刷インキ技術」(CMC出版、1984年刊)に記載されている顔料が利用できる。
【0042】
顔料の種類としては、黒色顔料、黄色顔料オレンジ色顔料、褐色顔料、赤色顔料、紫色顔料、青色顔料、緑色顔料、蛍光顔料、金属粉顔料、その他、ポリマー結合色素が挙げられる。具体的には、不溶性アゾ顔料、アゾレーキ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料、フィタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、ペリレン及びペリノン系顔料、チオインジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、イソインドリノン系顔料、キノフタロン系顔料、染付けレーキ顔料、アジン顔料、ニトロソ顔料、ニトロ顔料、天然顔料、蛍光顔料、チタンブラックなどの無機顔料、グラファイト、カーボンブラック等が使用できる。
【0043】
(マイクロカプセル化)
マイクロカプセル化する方法としては、公知の方法が適用できる。例えば、マイクロカプセルの製造法としては、米国特許第2,800,457号、同第2,800,458号に見られるコアセルベーションを利用した方法、英国特許第990,443号、米国特許第3,287,154号、特公昭38−19574号、同42−446号、同42−711号に見られる界面重合法による方法、米国特許第3,418,250号、同3,660,304号に見られるポリマーの析出による方法、米国特許第3,796,669号に見られるイソシアネートポリオール壁材を用いる方法、米国特許第3,914,511号に見られるイソシアネート壁材を用いる方法、米国特許第4,001,140号、同第4,087,376号、同第4,089,802号に見られる尿素−ホルムアルデヒド系或いは尿素−ホルムアルデヒド−レゾルシン系壁形成材料を用いる方法、米国特許第4,025,445に見られるメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ヒドロキシセルロース等の壁形成材料を用いる方法、特公昭36−9163号、同51−9079号に見られるモノマー重合によるin situ法、英国特許第930,422号、米国特許第3,111,407号に見られるスプレイドライング法、英国特許第952,807号、同第967,074号にみられる電解分散冷却法などがあるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0044】
本発明において、壁材に紫外線吸収剤を含有させる方法は、マイクロカプセル作成時において、壁材を形成する材料中に相溶性の良好な紫外線吸収剤を予め入れておく方法が挙げられる。例えば、コアセルベーションを利用した方法においては、壁材を形成するゼラチン溶液中に相溶性の良い紫外線吸収剤をいれておく。
【0045】
また、別の方法としては、作成されたマイクロカプセルにハイブリダイザーを用いて紫外線吸収剤を被覆する方法が挙げられる。
【0046】
(画像形成層)
本発明の平版印刷版原版は、後述する平版印刷版用親水性支持体上に、前述のマイクロカプセルを含む画像形成層を有しているが、該層のマイクロカプセルの含有率は50〜100質量%であることが好ましく、この範囲以外では良好な耐刷性は得られなくなる。
【0047】
本発明において、画像形成層中に印刷機上での刷り出し枚数を向上させるために、水溶性樹脂を含有していてもよい。利用可能な水溶性樹脂としては、マイクロカプセルとの相溶性を損なわない範囲で公知のものが利用でき、例えば、水溶性コポリマー、合成ホモ又はコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリメタクリル酸、ポリメタクリルアミド、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、ポリビニルメチルエーテル又は天然結合剤、例えばゼラチン、多糖類、デキストラン、プルラン、セルロース、アラビアゴム、アルギニン酸、オリゴ糖、トレハロース、スクロース、ポリエチレングリコール、ポリエチレオキサイド等が利用できる。
【0048】
本発明において、画像形成層中の水溶性樹脂の含有量は、0〜50質量%であることが好ましい。
【0049】
また、本発明において、マイクロカプセルに光熱変換剤を含有しない場合は、画像形成層中に、前述した光熱変換剤を含有することができる。この場合、光熱変換剤の含有量は1〜10質量%であることが好ましい。
【0050】
(親水性支持体)
本発明の親水性支持体としては、電気化学的及び/又は機械的に研磨され、陽極酸化されたアルミニウム板が挙げられる。さらに具体的には、表面を砂目立て、陽極酸化処理、封孔処理を施したアルミニウム板が挙げられる。
【0051】
アルミニウム板を砂目立て処理する方法としては、例えば、機械的方法、また電気によりエッチングする方法が挙げられる。機械的方法としては、例えば、ボール研磨法、ブラシ研磨法、液体ホーニングによる研磨法、バブ研磨法が挙げられる。アルミニウム材の組成等に応じて、上述の各種方法を単独又は組み合わせて用いるこができる。好ましい方法としては電気エッチング法である。
【0052】
電気エッチング法は、リン酸、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸を単独又は2種以上混合した浴で行われる。砂目立て処理の後、必要に応じてアルカリ或いは酸の水溶液によってデスマット処理を行い、中和して水洗する。
【0053】
陽極酸化処理は、電解液として硫酸、クロム酸、シュウ酸、リン酸、マロン酸等を1種又は2種以上含む溶液を用い、アルミニウム板を陽極として電解して行われる。形成された陽極酸化被覆量は、1〜50mg/dm2が適当であり、好ましくは10〜40mg/dm2である。
【0054】
封孔処理は、沸騰水処理、水蒸気処理、珪酸ソーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等が具体例として挙げられる。この他、アルミニウム板支持体に対して水溶性高分子化合物、フッ化ジルコン酸の金属塩の水溶液による下引き処理を施すこともできる。
【0055】
親水性支持体の別の形態としては、柔軟性支持体上に親水性結着剤及び/又は自己造膜可能なコロイダルシリカなど高親水性の粒子よりなる相を必要に応じて架橋することで親水性層を形成したものが挙げられる。
【0056】
親水性層に利用可能な自己造膜可能な高親水性の粒子としては、アルミナゾルやコロイダルシリカが挙げられるが、とりわけ、100nm以下の粒子径を有するコロイダルシリカが親水性層塗膜強度、親水性の点で好ましい。具体的には日産化学工業(株)製の「スノーテックス」シリーズが利用できる。
【0057】
また、適度な塗膜強度と保水性を両立するため、ネックレス状のコロイダルシリカを利用することもできる。ネックレス状のコロイダルシリカとは、一次粒子径がnmオーダーである球状シリカの水分散系の総称である。
【0058】
ネックレス状のコロイダルシリカとしては、具体的には日産化学工業(株)製の「スノーテックス−PS」シリーズなどが挙げられる。同シリーズのアルカリ性の製品名としては、「スノーテックス−PS−S(連結した状態の平均粒子径は110nm程度)」、「スノーテックス−PS−M(連結した状態の平均粒子径は120nm程度)」及び「スノーテックス−PS−L(連結した状態の平均粒子径は170nm程度)」があり、これらにそれぞれ対応する酸性の製品が「スノーテックス−PS−S−O」、「スノーテックス−PS−M−O」、「スノーテックス−PS−L−O」である。
【0059】
本発明の親水性支持体の親水性層における、自己造膜可能な高親水性粒子の含有比率は70〜100質量%であることが好ましい。親水性層を構成する親水性結着剤としては、親水性コポリマー、例えば、ビニルアルコール、アクリルアミド、メチロールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレートのホモポリマー又はコポリマー或いはマレイン酸/ビニルメチルエーテルコポリマーを用いることができる。本発明において、親水性層中における親水性結着剤の含有比率は0〜30質量%であることが好ましい。
【0060】
親水性結着剤を架橋するための架橋剤としては、ホルムアルデヒド、グリオキザール、ポリイソシアナート、加水分解テトラアルキルオルトシリケートなどが利用できる。
【0061】
本発明における親水性層中の架橋剤の含有比率は0〜1質量%であることが好ましい。
【0062】
親水性基を有する親水性支持体に用いられる柔軟性支持体としては、アルミニウム板やプラスチックフィルムが有効である。
【0063】
プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、セルロースエステル類等を挙げることができる。特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが好ましい、これらのプラスチックフィルムは、印刷時にかかる外力すなわちインキタックによる引っ張りにより版ズレが懸念されるが、本発明の印刷方法によればインキタックによる引っ張りが軽減され版ズレが解消できる。
【0064】
上述のプラスチックフィルムは、親水性層の接着性を向上させるため、コロナ放電処理、プラズマ放電処理を行ってもよく、接着性を向上させるための下引き層を塗設してもよい。
【0065】
本発明の平版印刷版原版は、画像描画のためにサーマルヘッドもしくはレーザー光源を利用できる。
【0066】
即ち、本発明の平版印刷版原版がマイクロカプセル内に光熱変換剤を含有する場合、レーザー光源を用いること好ましい。
【0067】
使用できるレーザー光源としては、赤外又は近赤外、即ち、700〜1500nmの波長領域で発光するものなら全て利用可能であり、レーザーダイオード、YAGレーザーが挙げられる。
【0068】
画像描画された平版印刷版原版は、アルカリ現像処理をすることなく、そのまま印刷機に取り付け、印刷用インク及び/又は浸し水で印刷に不要な部分を取り除き印刷することが可能となる。
【0069】
これら製版から印刷までの流れは、特開平5−77385号公報に記載されているようなダイレクトイメージング印刷機を用いることで簡便化することができる。
【0070】
【実施例】
実施例1
(マイクロカプセル1の調製)
下記組成物を90℃で溶融混合した混合物を、水酸化ナトリウムでpHを10.0に調整した60℃の水溶液中に強撹拌しながら滴下し、混合物をすべて滴下した後、更に1時間強撹拌して粒径0.2μmのマイクロカプセル0の分散液を得た。得られたマイクロカプセル0の粉体に水を添加して10%の固形分に調製した。
【0071】
得られた分散液を用いて、下記組成の溶液を作製し、この溶液を多機能粒子加工装置アグロマスターAGM−PJ(ホソカワミクロン(株)製)を用いて、噴霧乾燥し、紫外線吸収剤として酸化亜鉛を壁材に含有するマイクロカプセル1の粉体を得、得られたマイクロカプセル1の粉体に水を添加して10%の分散液を調製した。
【0072】
(マイクロカプセル2の調製)
下記組成物を90℃で溶融混合した混合物を、水酸化ナトリウムでpHを10.0に調整した60℃の水溶液中に強撹拌しながら滴下し、混合物をすべて滴下した後、更に1時間強撹拌して親油性を呈する熱熔融性物質を含有する粒径0.2μmのマイクロカプセル2の分散液を得た。得られた分散液に更に水を加え固形分を10%に調整した。
【0073】
【0074】
【化6】
【0075】
(マイクロカプセル3の調製)
マイクロカプセル2の溶液を用いて、下記の溶液を調製した。得られた溶液を多機能粒子加工装置アグロマスターAGM−PJを用いて噴霧、乾燥し、紫外線吸収剤として酸化亜鉛を壁材に含有する平均粒径1μmのマイクロカプセル3を得た。得られたマイクロカプセル3は水を添加し、固形物10%の分散液に調整した。
【0076】
(マイクロカプセル4の調製)
質量比でモノマーA(例示M1):メタクリル酸メチル=44:60からなるコポリマー180質量部、下記構造で表される赤外線吸収色素(光熱変換剤)20質量部をメタノール800質量部に溶解、混合した後、シャーレに移し、25℃の環境下で真空乾燥し、ジアゾスルホネート単位を含む疎水性前駆体を得た。
【0077】
45℃の冷却水の流れたベッセル内で、前述の疎水性前駆体50質量部を0.5mm径のガラスビーズ450質量部と共に撹拌し微粒子化する。撹拌1時間後、下記組成よりなる壁材溶液Aを5分毎に5質量部づつ、全量が50質量部になるまで小分けして添加し、全量を添加し終った後、1時間撹拌し、その後、純水を加え笊でガラスビーズのみ取り除き、熱反応性官能基としてジアゾスルホネート単位を含み、紫外線吸収剤として酸化亜鉛を壁材に含有する平均粒径0.8μmのマイクロカプセル4の分散液を得た。得られたマイクロカプセル4の分散液は更に純水を加え、固形分10%に調整した。
【0078】
【化7】
【0079】
(マイクロカプセル5の調製)
マイクロカプセル4の調製において、壁材溶液Aを下記、壁材溶液Bに変更した以外は全く同様の操作でマイクロカプセルを作製し、熱反応性官能基としてジアゾスルホネート単位を含み、紫外線吸収剤を壁材に含有しない平均粒径0.8μmのマイクロカプセル5の分散液を調製した。
【0080】
(親水性支持体1の作製)
〈下引き層塗布〉
厚さ188μmのポリエチレンテレフタレート(PET)支持体上に、下記組成によりなる下引き層塗布液を乾燥膜厚が5μmになるように塗布し、100℃で3分間乾燥した。
【0081】
〈アンカー層塗布液〉
次いで、下記組成によるアンカー層塗布液をビーズミルで30分間分散した後、ワイヤーバーを用いて付き量が2g/m2になるように塗布し、100℃で1分間乾燥した。
【0082】
〈親水性層塗布液〉
次いで、下記組成よりなる親水性層塗布液をビーズミルで30分間分散した後、ワイヤーバーを用いて付き量が1g/m2になるように塗布、100℃で1分間乾燥した。
【0083】
親水性層塗布後60℃で24時間のエイジングを施し、親水性支持体1を得た。
【0084】
(平版印刷版原版1〜5の作製)
得られた親水性支持体1に対し、画像形成層塗布液を表1記載の如く組み合わせて、乾燥付量0.8g/m2になるように塗布し、40℃で3分間の乾燥を施し、平版印刷版原版1〜5を作製した。
【0085】
【表1】
【0086】
【化8】
【0087】
(評価)
得られた平版印刷版原版を明室に30分さらした後、半導体レーザー光源(発光波長830nm、スポットサイズ10μm、解像度は走査方向、副走査方向ともに2000dpi 尚、dpiは2.54cmあたりのドット数を示す)を用い、画像面におけるエネルギー量350mJ/cm2になるように、175線相当2%網点画像、50%スクウェアドット画像及びベタ画像を露光した。
【0088】
露光した原版は、現像処理を施すことなく、DAIYA 1F−1型印刷機(三菱重工(株)製)のシリンダーに取り付け、エッチング液としてアストロマーク3(日研科学研究所製)の2%水溶液、インキとしてハイエコー紅(東洋インキ製造(株)製)を用い、印刷紙にアート紙を用い、印刷初期に湿し水のみを供給してシリンダーが10回転した時点で通常の印刷動作に移った。
【0089】
〈刷り出し枚数の評価〉
印刷物上で、刷り始めてから50%平網画像(スクウェアドット画像)のカラミが除去できるまでに要する枚数をカウントした。
【0090】
〈耐刷枚数の評価〉
印刷物上で、2%画像が欠け始める枚数を耐刷枚数とした。
【0091】
これらの結果をまとめて表2に示す。
【0092】
【表2】
【0093】
表2より、壁材に紫外線吸収剤を含有するマイクロカプセルを有するものは、明室での取り扱いにおいて、マイクロカプセルの内包物である親油性を呈する熱熔融性物質又は疎水性前駆体の劣化がなく、刷り出しにかかる損紙が少なく、かつ耐刷力が優れていることが分かる。
【0094】
実施例2
(平版印刷版原版6〜10の作製)
実施例1に於ける親水性支持体1を、下記親水性支持体2に変えた以外は、実施例1と同様にして平版印刷版原版6〜10を作製した。
【0095】
(親水性支持体2の作製)
厚さ0.23μmのアルミニウム箔を、50℃で5g/リットルの水酸化ナトリウムを含む水に浸漬し、脱イオン水で濯ぐことにより脱油した。
【0096】
次いで、4g/リットルの塩酸、4g/リットルの硼酸及び0.5g/リットルのアルミニウムイオンを含む水溶液中で35℃で、1200A/m2の電流密度で交流電源を用いて電気化学的に研磨し、0.5μmの平均中心線粗さRa(avarage center−line roughness)を有する表面トポグラフィーを形成した。
【0097】
脱イオン水で濯いだ後、300g/リットルの硫酸を含む水溶液を用い、60℃で180秒間アルミニウム箔をエッチングし、脱イオン水を用いて25℃で30秒間濯いだ。
【0098】
続いて箔を200g/リットルの硫酸を含む水溶液中で、45℃で、約10V、150A/m2の電流密度で、約300秒、陽極酸化に供し、3g/m2、Al2O3の陽極酸化フィルムを形成し、次いで、脱イオン水で洗浄し、20g/リットルの重炭酸ナトリウムを含む水溶液で、40℃で30秒間後処理を施し、続いて20℃の脱イオン水を用いて120秒間濯ぎ、乾燥した。
【0099】
得られた箔を5質量%のクエン酸を含む水溶液に60秒間沈め、脱イオン水で濯ぎ、40℃で乾燥して親水性支持体2を作製した。
【0100】
得られた平版印刷版原版6〜10について、実施例1と同様にして刷り出し枚数及び耐刷枚数を評価し表3に示した。
【0101】
【表3】
【0102】
表3より、親水性支持体を変更しても、実施例1と同様な効果が得られ、壁材に紫外線吸収剤を含有するマイクロカプセルを有するものは、明室で取り扱いにおいて、マイクロカプセルの内包物である親油性を呈する熱熔融性物質又は疎水性前駆体の劣化がなく、刷り出しにかかる損紙が少なく、かつ耐刷力が優れていることが分かる。
【0103】
【発明の効果】
本発明により、明室での取り扱いにおいて、マイクロカプセルの内包物である親油性を呈する熱熔融性物質又は疎水性前駆体の劣化なく、刷り出しにかかる損紙が少なく、かつ耐刷力が優れた印刷版原版とそれを用いた印刷方法を提供することができた。
Claims (5)
- 親水性支持体上に親油性を呈する熱熔融性物質又は疎水性前駆体を壁材で被覆したマイクロカプセルを有する平版印刷版原版において、前記壁材が紫外線吸収剤を含有することを特徴とする平版印刷版原版。
- 前記マイクロカプセルが赤外線を吸収して熱に変換する素材を含有することを特徴とする請求項1記載の平版印刷版原版。
- 前記疎水性前駆体が疎水性前駆体自身又は親水性支持体と架橋し得る熱反応性官能基を含有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の平版印刷版原版。
- 前記熱反応性官能基がジアゾスルホネート単位を有することを特徴とする請求項3記載の平版印刷版原版。
- 前記請求項1〜4のいずれか一項記載の平版印刷版原版を画像描画する工程、水又は印刷用湿し水及び/又は印刷用インクで現像する工程、該印刷用湿し水と印刷用インクを使って平版印刷版原版上にインク画像を形成し、該インク画像をシート状基材に複写する工程を含む印刷方法。
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