JP4221523B2 - シリコーン含有コポリマーおよびそれから調製される滲み低抗性、インク受容性、接着剤受容性コーティングおよび被覆された基材 - Google Patents
シリコーン含有コポリマーおよびそれから調製される滲み低抗性、インク受容性、接着剤受容性コーティングおよび被覆された基材 Download PDFInfo
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Description
本発明は新しいコポリマー、およびそれから調製されるコポリマーのコーティングを提供し、コポリマーのコーティングは、溶剤ベースおよび水性のインクの双方で有効に書き込みできる。コーティングは、溶剤ベースおよび水性のインクの双方で書き込んだ際に、有効な滲み抵抗性を提供する。発明のコーティングは、貼り替え可能な感圧接着剤ノートが、それに有効に接着できる性質を有する。発明は、新しいコポリマーを含む新しいコーティングで被覆された基材、および被覆された基材から形成されたパッドおよびロールなどの新しい製品も提供する。
発明の背景
紙に多くの異なる特性を与えるために、様々な紙用コーティングが開発されている。これらの特性としては、色、堅さ、料金別納郵便物証印に対する受容性、耐水性、滲み抵抗性、感圧接着剤からの剥離などが挙げられる。
Mertensの米国特許番号第5,154,692号では、(A)ラジカル重合可能なビニルモノマーと、(B)-15℃〜35℃の水和ガラス転移温度(Tg)、および水和Tgと実際のTgとの間に少なくとも20℃の差を与えるのに十分な量の極性モノマーとのコポリマー、および(C)十分な剥離値を与えるタイプと量のシロキサンベースのポリマーを含むコーティングについて述べている。コーティングは、溶剤ベースおよび水性のインクで有効に書き込みでき、料金別納郵便物証印を堅固に支持し、こすれ落ちに対する抵抗性を有するなどのいくつかの特性を基材に提供する。コーティングは、これらのインクに対する滲み抵抗性も提供する。しかしこのコーティングは良好な剥離特性を提供するので、貼り替え可能な感圧接着剤はそれに接着しない。例えばその上に貼り替え可能な感圧接着剤を有する、ミネソタ州セントポールのMinnesota Mining and Manufacturing Company(「3M」)から入手できるポストイットTMノート、およびポストイットTMテープフラグは、上にMertensのコーティングを有する垂直位の基材から、即座にあるいは非常に短時間で剥がれ落ちる。
したがって貼り替え可能な感圧接着剤ノートが有効に接着できる、インク受容性および滲み抵抗性を示すコーティングに対する必要性が存在する。
発明の要約
我々は、このようなコーティングを形成できる新しいコポリマーを発見した。本発明は、
(a)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、およびそれらの混合物からなる群より選択されるモノマーと、
(b)N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム、およびそれらの混合物からなる群より選択されるモノマーと、
(c)アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、2-カルボキシメチルアクリレート、およびそれらの混合物からなる群より選択されるモノマーと、
(d)一般式、
(式中、
Xは成分(a)、(b)および(c)のモノマーと重合可能なビニル基であり、
Yは-CH2-、-CH2CH2-、および-CH2CH2CH2-からなる群より選択される二価の結合基であり、
mは、20〜2000であり、
各Rは、水素、C1-8アルキル、アリール、およびアルコキシからなる群より独立に選択される。)
を有するマクロモノマーとの反応生成物を含む新しいランダムコポリマーを提供し、
当該コポリマーのコーティングは、溶剤ベースおよび水性のインクの双方で有効に書き込みでき、
当該コーティングは、溶剤ベースおよび水性のインクの双方で書き込んだ際に、有効な滲み抵抗性を提供でき、
貼り替え可能な感圧接着剤ノートが、当該コーティングに有効に接着できる。
本発明は、発明のコポリマーを含んでなる組成物で被覆された基材を含む製品も提供する。好ましくは、基材は紙である。
新しい製品の一実施例は、発明のコポリマーを含んでなるコーティングで被覆された基材を含み、当該コポリマーを含むコーティングは、溶剤ベースのインクおよび水性インクの双方で有効に書き込みでき、
当該コーティングは、溶剤ベースインクおよび水性インクの双方で書き込んだ際に、有効な滲み抵抗性を提供でき、
貼り替え可能な感圧接着剤ノートが、当該コーティングに有効に接着できる。
発明の製品の別の実施例は、共に付着した複数の新しい製品を含むパッドである。
発明の製品の別の実施例は、それ自体の上に巻かれた新しい製品を含むロールである。
発明の製品は、要すれば、感圧接着剤、剥離コーティング、プライマーなどからなる群より選択される1つ以上の追加のコーティング(群)を更に含み、追加のコーティング(群)は、コポリマーを含むコーティングが被覆された以外の領域(群)で基材上に被覆される。発明の製品の特に好ましい一実施例は、
(a)各シートが、第1の面および第2の面を有する複数の紙シートと、
(b)各シートの第1の面の縁の少なくとも一部分に隣接する感圧接着剤層と、
(c)シートの第1の面の感圧接着剤層の反対側にある、各シートの第2の面に配置された剥離コーティング層と、
(d)各シートの第2の面の剥離コーティング層が被覆された以外の領域(群)の少なくとも一部分の上にある、本発明のコポリマーを含むコーティング層と
を含んでなるパッドであって、
当該コポリマーを含むコーティングは、溶剤ベースインクおよび水性インクの双方で有効に書き込みでき、
当該コーティングは、溶剤ベースインクおよび水性インクの双方で書き込んだ際に、有効な滲み抵抗性を提供でき、
貼り替え可能な感圧接着剤ノートが、当該コーティングに有効に接着でき、
最も上にあるシートが取り外せるよう、各シートの剥離コーティング層が、上にあるシートの感圧接着剤層に接触して配置されるように、シートを互いに重ねて組み立てられるパッドである。
好ましくはパッドの紙シートは、同一寸法の長方形シートである。
パッドは、要すれば複数のシートがそれに付着する厚紙の裏当てを更に含む。
発明の製品の別の好ましい実施例は、
(a)第1の面と第2の面を有する紙シートと、
(b)シートの第1の面の縦縁の少なくとも一部分に隣接する感圧接着剤層と、
(c)シートの第1の面上の感圧接着剤層の反対側になるように配置された、シートの第2の面上に位置する剥離コーティング層と、
(d)剥離コーティングが存在しない、シート領域(群)の第2の面の少なくとも一部分の上にある、本発明のコポリマーを含むコーティングと
を含んでなるロールであって、
当該コポリマーを含むコーティングは、溶剤ベースのインクおよび水性インクの双方で有効に書き込みでき、
当該コーティングは、溶剤ベースのインクおよび水性インクの双方で書き込んだ際に、有効な滲み抵抗性を提供でき、
貼り替え可能な感圧接着剤ノートが、当該コーティングに有効に接着でき、
剥離層が感圧接着剤層に直接接触して配置されるように、紙シートがそれ自体の上に巻かれるロールである。
発明の製品の別の好ましい実施例は、
(a)第1の面と第2の面を有する紙シートと、
(b)シートの第1の面の縦縁の少なくとも一部分に隣接した第1の感圧接着剤の層、および第1の感圧接着剤の層の向かい側の、シートの第1の面の別の縦縁の少なくとも一部分に隣接した第2の感圧接着剤の層と、
(c)シートの第1の面の感圧接着剤の各層の反対側になるように配置された、シートの第2の面の剥離コーティングの2つの層と、
(d)シートの第2の面の剥離コーティング層が存在しない領域(群)の少なくとも一部分の上にある本発明のコポリマーを含むコーティングと
を含んでなるロールであって、
当該コポリマーを含むコーティングは、溶剤ベースのインクおよび水性インクの双方で有効に書き込みでき、
当該コポリマーを有するコーティングは、溶剤ベースのインクおよび水性インクの双方で書き込んだ際に、有効な滲み抵抗性を提供でき、
貼り替え可能な感圧接着剤ノートが、当該コポリマーを含むコーティングに有効に接着でき、
各剥離層がシートの真裏にある感圧接着剤層に直接接触して配置されるように、紙シートがそれ自体の上に巻かれるロールである。
好ましくは上記の各ロールでは、それからロールが形成される紙シートは長方形である。
図の簡単な説明
図1は、本発明の実施例のパッドの斜視図である。
図2は、図1のパッドの部分側面図である。
図3は、本発明のパッドの代案の実施例の部分側面図である。
図4は、シートを共に付着する手段を示す、図1の直線4-4に沿った断面側面図であり、ここでは中央に位置するいくつかのシートは示されない。
図5は、本発明のパッドの代案の実施例の側面図である。
図6は、プレゼンテーションイーゼルで支えられたバックボードにマウントして示される、本発明のロールを含むディスペンサーアセンブリーの斜視正面図である。
図6aは、直線6a-6aに沿った図6のシート材料の断面側面図である。
図6bは、発明のロールの別の実施例のシート材料の断面側面図である。
図7は、図6のバックボードから取り外したディスペンサーアセンブリーの拡大斜視正面図である。
図8は、図6のディスペンサーアセンブリーの分解組立図である。
図9は、図6のディスペンサーアセンブリーの背面図である。
図10は、図7の直線10-10にほぼ沿った拡大断面図である。
図11は、図7の直線11-11にほぼ沿った拡大断面図であり、ここではディスペンサーアセンブリーの後部分は切断していない。
発明の詳細な説明
発明のコポリマー
アルキルアクリレートモノマー
本発明に従った有用なアルキルアクリレートモノマーは、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、およびそれらの混合物からなる群より選択されるものである。これらのアルキルアクリレートモノマーは、滲み抵抗性、フィルム形成特性、および接着剤受容性を有するコポリマーを提供するので重要である。コポリマー中にモノマーが存在しないとポリマーはもろくなり、基材上にコーティングした後にそこから剥がれ落ちる。例えばアクリル酸プロピルおよびアクリル酸ブチルなどのより高い分子量のアクリレートモノマーは、ポリマーのガラス転移温度を低下させ、意図されるコーティング用途において有用でない粘着性のポリマーが結果的に生じるため、本発明のコポリマー中では有用でない。
コポリマーは、アルキルアクリレートモノマーに窒素含有モノマー、カルボン酸官能性モノマー、およびシリコーン含有マクロモノマーを加えた総重量を基準にして、好ましくは約30〜約80重量%、最も好ましくは約50〜約55重量%のアルキルアクリレートモノマーを含む。
窒素含有モノマー
N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム、およびそれらの混合物からなる群より選択される窒素含有モノマーは、発明のコポリマーに例えば滲み抵抗性およびインク受容性などの利点を提供する一助となる。
コポリマーは、アルキルアクリレートモノマーに窒素含有モノマー、カルボン酸官能性モノマー、およびシリコーン含有モノマーを加えた総重量を基準にして、好ましくは約30〜約50重量%、最も好ましくは約40〜約45重量%の窒素含有モノマーを含む。
カルボン酸官能性モノマー
発明のコポリマーは、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、2-カルボキシメチルアクリレート、およびそれらの混合物からなる群より選択されるカルボン酸官能性モノマーを含むことが要求される。これらのモノマーは、発明のコポリマーに、例えばインク受容性、基材付着性、およびコーティング完全性などの利点を提供する一助となる。
好ましくはコポリマーは、アルキルアクリレートモノマーに窒素含有モノマー、カルボン酸官能性モノマー、およびシリコーン含有マクロモノマーを加えた総重量を基準にして、約3〜約10重量%、最も好ましくは約4〜約7重量%のカルボン酸官能性モノマーを含む。
シリコーン含有マクロモノマー
前述のシリコーン含有マクロモノマーも発明のコポリマーに含まれる。「モノマー(群)」という用語は、ここでの用法では「マクロモノマー」も含む。これらのモノマーは、コポリマーから作られたコーティングに「良い手触り」(コーティングのなめらかな感触)を提供する一助となる。好ましくはシリコーンマクロモノマーの式は、Xが、
からなる群より選択されるように選択される。
好ましくは、マクロモノマーは、
(式中、mは100〜150である)で表される。
コポリマーは、アルキルアクリレートモノマーに窒素含有モノマー、カルボン酸官能性モノマー、およびシリコーン含有マクロモノマーを加えた総重量を基準にして、好ましくは約0.5〜約7重量%(例えば約1〜約3重量%)、最も好ましくは約0.5〜約2重量%のシリコーン含有マクロモノマーを含む。
重合開始剤
ラジカル重合開始剤は、発明のコポリマーを形成するのに有用である。有用な熱ラジカル重合開始剤は、2,2’-アゾ-ビス-(イソブチロニトリル)、ジメチル2,2’-アゾ-ビス-イソブチレート、アゾ-ビス-(ジフェニルメタン)、4-4’-アゾ-ビス-(4-シアノペンタン酸)などのアゾ化合物と、ベンゾイルペルオキシド、クミルペルオキシド、t-ブチルペルオキシド、シクロヘキサンペルオキシド、グルタル酸ペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、水素ペルオキシドなどの過酸化物と、ブチルヒドロペルオキシドおよびクメンヒドロペルオキシドなどのヒドロペルオキシドと、過酢酸および過安息香酸などの過酸と、過硫酸カリウムと、ジイソプロピル過炭酸などの過酸エステルからなる群より選択されるものを含むが、これに限定されるものではない。好ましい重合開始剤としては、2,2’-アゾ-ビス-(イソブチロニトリル)、4-4’-アゾ-ビス-(4-シアノペンタン酸)、およびそれらの混合物からなる群より選択されるものが挙げられる。
発明のコポリマーを形成するのに、典型的にはモノマーの総重量を基準にして約0.1〜約0.6重量%、好ましくはモノマーの総重量を基準にして約0.3〜約0.5%の重合開始剤が使用される。
連鎖移動剤
連鎖移動剤は、発明のコポリマーを形成するのに、要すれば使用できると考えられる。適切な連鎖移動剤の例は、メルカプトエタノール、オクチルメルカプタン、メルカプトプロパンジオール、メルカプトコハク酸などからなる群より選択されるものを含むが、これに限定されるものではないと考えられる。好ましい連鎖移動剤としては、オクチルメルカプタン、メルカプトプロパンジオール、およびそれらの混合物からなる群より選択されるものが挙げられると考えられる。
モノマーの総重量を基準にして、典型的には約0.01〜約0.2重量%、好ましくは約0.05〜約0.1重量%の連鎖移動剤を含められると考えられる。
発明のコポリマーの特性
発明のコポリマーの分子量は、異なっても良い。コーティングの滲み抵抗性および滑らかさを最適化するために、発明のコポリマーの数平均分子量は、典型的には約15,000〜約100,000(例えばそれは約20,000〜約100,000でも良い)、好ましくは約20,000〜約80,000、および最も好ましくは約25,000〜約50,000の範囲にある。
発明のコポリマーの内部粘度は、異なっても良い。コーティングの滲み抵抗性および滑らかさ最適化するために、メタノール中で測定された内部粘度は、典型的には約0.28dl/g〜約0.48dl/gである。
発明のポリマーの非シリコーン部分のガラス転移温度は、典型的には約40〜約90℃、好ましくは約50〜約80℃の範囲である。
それから調製されたコーティング中に、必須の請求された特性が存在しさえすれば、コポリマーを構成するモノマーおよびその他の量は異なっても良い。これらとしては、インク受容性、滲み抵抗性、および貼り替え可能な感圧接着剤ノートの付着性が挙げられる。
典型的な百分率については既述した。アルキルアクリレートの量が約30重量%未満である場合、コーティングは不均一になりがちである。アルキルアクリレートの量が約60重量%を超えると、コーティングは粘着性になりがちで、結果的にインク付着性が劣る。約30重量%未満のNVPが存在する場合、コーティングは縞状になりがちで、インクに対する付着性が劣る。約50重量%を超えるNVPが存在すると、それから調製されたコーティングは、滲み抵抗性を示すには親水性が強くなり過ぎる。約3重量%未満のカルボン酸官能性モノマーが存在する場合、コーティングは粘着性になりがちである。約10重量%を超えるカルボン酸官能性モノマーが存在する場合、コーティングはもろくフレーク状になりがちである。シロキサンマクロモノマーが、約7重量%を超える量で存在する場合、コーティングは剥離特性を示しがちであるため、感圧接着剤貼り替え可能ノートがそれに接着する性能を阻害する。
発明のコポリマーの製造方法
発明のコポリマーは、いくつかの異なる方法によって調製できる。このような方法の例は、溶剤中でのラジカル重合、エマルジョン重合、懸濁重合などからなる群より選択されるものを含むが、これに限定されるものではない。
以下は、典型的な溶剤中でのラジカル重合法の例である。閉鎖反応器内にモノマー、重合開始剤、含める場合は任意の連鎖移動剤、およびメチルエチルケトン、イソプロピルアルコールなどの有機溶剤を充填する。構成成分は、どのような順序で充填しても良い。結果的に得られる混合物をパージして、少なくとも酸素の大半を除去する。混合物を典型的には撹拌しながら、典型的には約50〜約80℃、好ましくは約55〜約65℃の温度に約12〜24時間、好ましくは約16〜約24時間加熱して、あらゆる未反応モノマーの量が、モノマーに溶剤を加えた総重量を基準にして、約0.8重量%未満、最も好ましくはモノマーに溶剤を加えた総重量を基準にして、約0.3〜約0.6重量%になるまで反応させる。この混合物は、典型的にはブルックフィールド粘度が非常に高い(典型的には約30,000cpsを超える)。必要に応じて撹拌しながら、1回以上の充填により追加の有機溶剤をこの混合物に添加して、約12〜約21、好ましくは約18〜約20%の%固形分を有する混合物を形成する。このような溶液の内部粘度は、メタノール中での測定で典型的には約0.28〜約0.48dl/gである。
発明のコポリマーのコーティング
発明のコポリマーを含むコーティングは、様々な基材上に被覆できる。これらのコーティングは、典型的には連続的である。適切な基材の例としては、例えばフィルムおよび不織布が挙げられる。適切なフィルムの例は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどからなる群より選択されるものを含むが、これに限定されるものではない。適切な不織布の例は、紙、ポリプロピレン、ポリエステルなどのセルロース系材料などからなる群より選択されるものを含むが、これに限定されるものではない。紙が好ましい基材である。典型的にはコポリマーを含むコーティングは、上述の溶液の1つを基材上にコーティングし、溶剤を乾燥させて基材上に提供される。典型的には約10〜約20、好ましくは約12〜約15の%固形分を有する溶液が塗布される。基材上への乾燥塗布量は、典型的には約3〜約16g/m2、好ましくは約5〜約12g/m2の間で異なる。
発明のコポリマーを含めることに加えて、発明のコーティングに染料、消泡剤などの1つ以上を更に含めることも想定される。
発明の製品
上述のように本発明は、発明のコポリマーを含むコーティングで被覆された基材を含む製品も提供する。ロールおよびパッドが、製品から提供できる。
発明の製品の好ましい一実施例は、シート(例えば2面を有する紙シートなど)を含む。シートの1面は、その一部分の上に感圧接着剤層を有する。シートの別の面は、その一部分の上に剥離コーティング層を有し、シートの剥離コーティングと同じ面の別の部分で、剥離コーティングが存在しないシートの部分の上に、発明のコポリマーを含むコーティング層を有する。感圧接着剤層は、典型的には連続的であるが断続的でも良い。断続コーティングの例としては、点線、破線などがが挙げられる。
剥離コーティング層は、感圧接着剤の真裏になるシート面の上に被覆される。剥離コーティングの領域は典型的には、シートの裏にある感圧接着剤の領域と同じ大きさであるか、あるいはそれよりも大きい。剥離コーティング層は典型的には連続的であるが、許容可能な剥離を提供しさえすれば断続的でも良い。当業者は、同一のまたは別のシート上の感圧接着剤に接して配置した際に、適切な剥離を提供できるような、適切な適切な寸法と位置の剥離コーティングを選択できるであろう。
シートの剥離コーティングと同じ面であるが、剥離コーティングが存在しない領域(群)には、発明のコポリマーを含むコーティング層がある。剥離コーティングおよび発明のコポリマーのコーティングを有するシートの面は、典型的には未被覆領域を有さない。典型的には剥離コーティングは、シートの1つまたは2つの縁に隣接して配置され、シートのその面の残りの部分には、発明のコポリマーが被覆され、書き込みでき、その他の貼り替え可能な感圧接着剤製品(ノート、フラグなど)が接着できる領域を最大化する。縁に隣接して配置される場合、剥離コーティング層は、縁から少し離して(典型的には小さな距離)、あるいは縁に直接接して配置される。
上で示したように、発明の製品の特に好ましい実施例の1つは、紙シートの積み重ねを含むパッドである。各シートは2つの面を有する。各シートの1つの面は、1つの縁に接する貼り替え可能な感圧接着剤の層を除いて、典型的には被覆されない。
本発明の好ましい実施例は、数枚の最上部の個々のシートのいずれかを隣接するシートから引き剥がし、あるいは積み重ねから分離して、多くの粗い表面に良好に接着するシート上の貼り替え可能な感圧接着剤によって、支持体表面に剥離できるように接着できる、1つの縁部分に沿って共に付着して積み重ねを形成する複数の位置合わせした柔軟シートを含むタイプのパッドを提供し、そのパッドを大判に作って堅いバックカードを含めると、会議中に部屋の正面に概して垂直位に支えて、会議中に出された項目やアイデアの一覧を記録するのに使用するのに特に有用である。
本発明の好ましい実施例に従って、第1の縁に隣接して小さな既定の間隔で隔てられ、第2の向かい合う縁からは大きな既定の間隔で隔てられた、第2の(後)表面に塗布された貼り替え可能な感圧接着剤の帯をそれぞれが有する、多数の柔軟シートを含むパッドが提供される。シートは、シートの対応する縁が整列し、隣接するシートの第1の(前)および第2の(後)表面が向かい合い、各シート上の貼り替え可能な感圧接着剤の帯が、それを積み重ね中の隣接するシートに接着させて、積み重ねに配置される。シートの前面には、発明のコーティングの層、および剥離コーティングの層が別々の領域にある。剥離コーティングは、シートを積み重ねた位置におくと、少なくとも後表面の感圧接着剤が接触する領域をカバーする。
フリップチャートとして使用する際、好ましくはパッドは、積み重ね中の最下部のシートが付着する、積み重ね中のシートと少なくとも同じ大きさの堅いバックカードを更に含む。そのバックカードは、シートの第1の縁に整列する上縁を有することができ、あるいはここで図解するように、隣接した下のシートから剥がしたパッド中の1枚以上のシートをその上に支持できる、シートの第1の縁に概して平行な周辺支持縁を有し、整列したシートの第1の縁から突出する上部分を有することもできる。バックカードの上部分は、概してその支持縁と整列して、それから隔てられた細長い開口部を有することもでき、開口部とその支持縁との間の上部分の一部は、それによりパッドがあちらこちらに容易に移動できる取っ手を提供する。その開口部に間隔を提供するために、バックカードの上部分は、シートの第1の縁から約5〜10cm(2〜4インチ)の範囲で突出すべきである。またバックカードの上部分は、バックカードの両側に隣接して配置され、パッドを支持するある種のイーゼル上の支持釘を受容するように適合された、2つの整列した平行な細長い貫通スロットを有することもできる。
ここで図1について述べると、参照数字110で概して表される本発明のパッドの好ましい実施例を示し、そのパッド110は、会議中に部屋の正面にイーゼル(図示せず)などの支持体上に支えて、会議中に出された項目やアイデアの一覧を記録するのに使用される、時として「フリップチャート」または「イーゼルパッド」を称される実施例の形態にある。
概してパッド110は、多数の柔軟シート112(例えば30枚のシート112)を含み、各シート112は概して同一寸法であり、パッド110から取り除くと、第1および第2の向かい合う縁115および116を含む周縁を有する第1(前)および第2の(後)表面を有し、第1の縁115に隣接してそれから既定の小さな間隔109で隔てられ、第2の縁116から既定の大きな間隔で隔てられた、第2の(後)表面に塗布された貼り替え可能な感圧接着剤の帯118(図2参照)を有し、シート112は積み重ね117に配置され、シート112の対応する周縁は整列し、隣接するシート112の第1(前)および第2の(後)表面は向かい合い、各シート112上の貼り替え可能な感圧接着剤の帯118が、シート112を隣接するシート112に接着して積み重ね117にする。第1の縁115は、各シート112を通過する穿孔111によって画定される。貼り替え可能な感圧接着剤の帯118と同じ位置であるがシート112の裏側に、剥離コーティング107の帯が、各シート112の第1の(前)面に塗布される。
滲み抵抗性、インク受容性、および感圧接着剤受容性である発明のコーティング105は、各シート112の剥離コーティング107と縁116との間の領域で、各シート112の第1の(前)表面に塗布される。これらの用語については以下で定義する。溶剤ベースおよび/または水性マーカによる書き込み103が、本発明のコーティング105で被覆したシート112の部分に明らかである。(図1参照)貼り替え可能な感圧接着剤ノート104は、発明のコーティング105を塗布した領域で、シート112の前面に接着する
シート112は、例えばミシガン州カラマズーのGeorgia Pacificから「Form Run Bond」の商品名で入手できる、17インチ(432mm)x22インチ(559mm)の寸法を500枚とした1連あたりの重量が15.4ポンド(7.0kg)の紙でも良く、また例えば第1の縁115と第2の縁116の間の寸法が約775mm(30.5インチ)で、第1の縁115と第2の縁116に平行な幅方向が、約635mm(25インチ)でも良い。
図1について述べると、パッド110は、積み重ね117中の最下部のシート112の第2の(後)表面が付着する前面を有する、(例えば高さ864mm(34インチ)x幅635mm(25インチ)の堅い厚紙またはボール紙などの)硬質材料のバックカード122を更に含む。バックカード122の前面は、積み重ね117中のシート112と同一の広がりを有し、バックカード122は、シート112の整列した上縁127を越えてのびる上部分124を有する。整列した上縁127は、第1の縁115および第2の縁116に平行である。上部分124は、好ましくはシート112の第1の縁115から約9cm(3.5インチ)の間隔があり、シート112の第1の縁115に概して平行な周辺支持縁126を有し、その支持縁126上には、これらのシート112上の感圧接着剤の帯118が隣接する下にあるシート112から剥がされて、これらのシート112が支持縁126上に折り返された後、積み重ね117中のシート112の1枚以上が保持できる。上部分124は、概して支持縁126と整列し、それから隔てられた細長い貫通開口部130を有し、開口部130および支持縁126間の上部分124の一部は、それによってパッド110が便利に持ち運びできる取っ手をパッド110に提供する。また上部分124は、バックカード122の両側に隣接して配置されて支持縁126に平行に並ぶ、2つの整列した平行な細長い貫通スロット131を有し、スロット131は、その上にパッド110mが支えられるある種のイーゼル上の支持釘を受容するように適合される。
バックカード122は、シート112の整列した第2の縁116を越えて突出する下側部分134も有する。下側部分134は、シート112の第2の縁116から約0.6〜2.5cm(0.25〜1インチ)、好ましくは約1.3cm(0.5インチ)の範囲の間隔を隔てた、シート112の第2の縁116に概して平行な支えられた辺縁136を有し、その支えられた縁136はイーゼルの支持縁などの支持表面上に支持されるように適合される一方、下側部分134によって、シートl12の第2の縁116と、支持表面は十分に間隔が開き、パッド110の使用において必要なシート112にへのアクセスが容易になる。ステープル113は、シート112のバックカード122の上部分124、およびバックカード122の背面を通過する。
図2について述べると、第1の縁115に平行にのびる貼り替え可能な感圧接着剤の帯118は、好ましくは連続的であり、第1の縁115に垂直な方向に3.75〜6.25cm(1.5〜2.5インチ)範囲の幅を有し、その帯118は好ましくは約5cm(2インチ)の幅である。しかし代案としては、貼り替え可能な感圧接着剤の帯118は、第1の縁115に垂直な方向に同じ範囲の幅を有する、感圧接着剤で被われた複数の離間領域を有することもできる。
隣接するシート上の接着剤の帯118が接着して、シート112を積み重ね117に保持するのを助ける、各シート112の第1の(前)表面部分は、適切な剥離材料層107で被覆されて(図2参照)、接着剤の帯118と隣接するシート112の間に望ましい剥離レベルの接着を提供する。
書き込み103後、および/またはパッド中の最上部のシート112前面への貼り替え可能な接着剤ノート104の配置後、パッド110のユーザが望むならば、その第2の縁116に隣接する最上部のシート112を、下にあるシート112の前面に概して直角な方向に引っ張って、その最上部のシート112上の接着剤の帯118をパッド110中の第2のシート112から剥がすことができる(図1および2参照)。このような牽引によって最上部シート112中に生じる張力は、接着剤の帯118を下にあるシート112から次第に剥がし、帯118の最後の部分が下にあるシート112から分離すると、ユーザは最上部シート112が下にあるシート112からずっと容易に動くことを感じるので、ユーザが穿孔111により最上部シート112をパッド110から分離することを望まないならば、シート112を引っ張るのをやめるようにユーザに知覚的なシグナルを提供する。ユーザが最上部シート112のパッド110からの除去を望まないならば、シートの牽引を停止して、バックカード122の上部分124にある支持縁126上に、最上部シート112を折り返して、下にあるシートの前面を露出することができる。ユーザが最上部シート112のパッド110からの除去を望むならば、穿孔111によってパッド110から第1の縁115を単に破り取ればよく、ユーザは感圧接着剤の帯を118使用して、垂直な支持表面に除去したシートを剥離可能なように接着できる。最上部シート112を支持縁126上に折り曲げ、あるいは除去した後、ユーザは、連続した下にある各シート112を同様に剥がして、支持縁126上に折り曲げ、あるいはパッド110から除去できる。続いてユーザは、望むならば支持縁126上に折り曲げたシート112のいずれでもパッド上の元の位置に戻し、接着剤の帯118を使用して下にあるパッド110上のシート112に再接着できる。接着剤の帯118は、布地またはペンキを塗ったセメントブロックなどの粗い垂直支持表面に対しても良好な接着を提供する一方、シートは、接着剤残留物を残したり、表面からペンキ、紙または布地を除去するような表面の破損をすることなく、あらゆる表面からきれいに除去できる。
図4は、、図1のパッドの断面側面図であり、中央に配置されたいく枚かのシートは示していない。
図3について述べると、本発明のパッドの代案の実施例の部分側面図が示され、このパッドは、会議中に部屋の正面に概して垂直位に支えて、会議中に出された項目やアイデアの一覧を記録するのに使用する、イーゼル(図示せず)などの支持体上に保持できる「フリップチャート」または「イーゼルパッド」と称されることもある実施例中にもある。
概してパッドは、多数の柔軟シート112’(例えば30枚のシート112’)を含み、各シート112’は概して同一寸法であり、パッドから取り除くと、第1および第2の向かい合う縁115’および116’を含む周縁を有する第1(前)および第2の(後)表面を有し、第1の縁115’に隣接してそれから直接間隔を隔てて接触し、第2の縁116’から既定の大きな間隔で隔てられた、第2の(後)表面に塗布された貼り替え可能な感圧接着剤の帯118’を有し、シート112’は積み重ね117’に配置され、シート112’の対応する周縁は整列し、隣接するシート112’の第1(前)および第2の(後)表面は向かい合い、各シート112’上の貼り替え可能な感圧接着剤の帯118’が、シート112’を隣接するシート112’に接着して積み重ね117’にする。第1の縁115’は、各シート112’を通過する穿孔111’によって画定される。貼り替え可能な感圧接着剤の帯118’と同じ位置であるがシート112’の裏側に、剥離コーティングの帯107’が、各シート112’の第1の(前)面に塗布される。シート112’の整列した上縁を127’として表す。
滲み抵抗性、インク受容性、および感圧接着剤受容性である発明のコーティング105’は、各シート112’の剥離コーティング107’と縁116’との間の領域で、各シート112’の第1の(前)表面に塗布される。溶剤ベースおよび/または水性マーカによる書き込みが、本発明のコーティング105’で被覆したシート112’の部分に明らかである。貼り替え可能な感圧接着剤ノートは、発明のコーティング105’で被覆された領域で、シート112’の前面に接着する。
図5について述べると、本発明パッドの代案の実施例の部分図を示す。
概してパッドは、多数の柔軟シート212(例えば30枚のシート212)を含み、各シート212は概して同一寸法であり、パッドから取り除くと、第1および第2の向かい合う縁215および216を含む周縁を有する第1(前)および第2の(後)表面を有し、第1の縁215に隣接してそれから直接間隔を隔てて接触し、第2の縁216から既定の大きな間隔で隔てられた、第2の(後)表面に塗布された貼り替え可能な感圧接着剤の帯218を有し、シート212は積み重ね217に配置され、シート212の対応する周縁は整列し、隣接するシート212の第1(前)および第2の(後)表面は向かい合い、各シート212上の貼り替え可能な感圧接着剤の帯218が、シート212を隣接するシート212に接着して積み重ね217にする。貼り替え可能な感圧接着剤の帯218と同じ位置であるがシート218の裏側に、剥離コーティングの帯207が、各シート212の第1の(前)面に塗布される。
滲み抵抗性、インク受容性、および感圧接着剤受容性である発明のコーティング205は、各シート212の剥離コーティング207と縁216との間の領域で、各シート212の第1の(前)表面に塗布される。溶剤ベースおよび/または水性マーカによる書き込みが、本発明のコーティング205で被覆したシート212の部分に明らかである。貼り替え可能な感圧接着剤ノートは、発明のコーティング205で被覆された領域で、シート212の前面に接着する。パディング配合物の層201が、それらの縁201によってシート212を共に接着する。個々のシート212のそれぞれが除去されると、パディング配合物201のいくらかも除去される。
各シート212の除去に伴い、少量のパディング材料201がパッド110から除去される。パディング配合物層201は、オハイオ州プレーンズビルのMerrit Pad Co.からの「Merit」パディング接着剤、カリフォルニア州ロサンジェルスのHurst Graphicsからの「Hurst Graphics」パディング材料、またはノースカロライナ州シャーロットのChampion Mfg.Co.からの「Champadco」パディングセメントなどの、いくつかの市販される接着剤パディング配合物材料のいずれからも形成できる。
多くの実施例のいくつかのみを参照して、本発明のパッドを説明する。本発明の範囲を逸脱することなく、ここで述べる実施例に多くの変更ができることは当業者には明らかである。
ロール
既述したように、本発明は発明のコーティングを塗布したロールも提供する。様々なロール構造物に、発明のコーティングが塗布できる。ロールと共に、様々なディスペンサアセンブリが使用できる。
本発明は別の実施例で、一定長さのシート材料(例えば紙)を小出しするための、比較的コンパクトで容易に持ち運べるディスペンサーアセンブリー中の、発明のコーティングを上に有するシート材料のロールを提供する。ディスペンサーアセンブリーは、プレゼンテーションイーゼルまたはその他の支持構造体上に保持でき、あるいはそれに含めることができるバックボードの端部分にマウントするように適合できる。
本発明に従った有用なディスペンサーアセンブリーの実施例は、軸を有する円筒形コアとエンクロージャを含み、一定長さのシート材料がコア周囲の同軸状ロールに螺旋状に巻かれ、ロールは軸方向に間隔の開いた横断面を有し、コアは軸方向に突出してこれらの横断面を通過して向かい合う突出した末端部分を有する。
エンクロージャは、断面が概してU字型であり、向かい合う末端を有し、その末端の間にのびる第1および第2の細長い向かい合う縁を有する、細長い溝様部分を画定する壁を含む前部分を含み、端壁は溝様部分の末端を横切り、これらの端壁および溝様部分は、第1および第2の細長い向かい合う縁の間に開口面を有するチャンバーを画定し、該エンクロージャは、向かい合う末端を有する後壁を含む後部分を含み、向かい合う第1および第2の縁はその末端の間にのび、その第2の縁に隣接する取付部分は、バックボードの1つの末端部分の支持部分上に取り外し可能にマウントされるように適合された手段を含む。前および後部分は、前および後部分の閉位置において向かい合うそれらの各末端に、軸受け表面部分を含み、チャンバー内のロールのコアの突出した末端部分を受容して軸受けするこれらの末端で、ソケットを画定する。前および後部分が分離すると軸受け表面部分は分離して、軸受け表面部分の間からコアの突出した末端部分が取り出せる。壁の第1の縁群は間隔が開いており、それを通じて一定長さのシート材料がロールから引き出せる軸に平行な細長い開口部を画定し、前部分の第1の縁の上に開口部に沿って切断手段が提供され、小出しされた一定長さのシート材料を引き出してこれらの切断手段にあてがうことで、開口部を通じてロール上のシート材料から突出する、小出しされた一定長さのシート材料が切断できる。
好ましくはハウジングの前部分は、透明なポリマー材料から真空成形され、ロール中に残るシート材料量を目視検査できる。
また好ましくは、後部分はポリマー材料から形成され、前および後部分がそれらの閉位置にある時に、前部分は、上記後壁に面して配置される溝の開口面周囲にフランジ壁を含み、閉位置で前部分を後部分上に除去可能にマウントして取り外し可能に保持して、後部分からの手による前部分の除去を可能にする手段は、後ろ壁中のソケット中に摩擦によって受容される上記フランジからの複数の突起を含む。
図6、6aおよび7〜11について述べると、ここで概して参照数字10で表されるディスペンサーアセンブリーの実施例を示す。ディスペンサーアセンブリー10は、図6に示されるプレゼンテーションイーゼル13上に支えられる、向かい合う末端部分を有するバックボード12のような、バックボード上にマウントされるように適合されるが、それはまた、会議室プレゼンテーションキャビネットなどの別の支持構造体上にも支えることができる。
ディスペンサーアセンブリー10は、軸を有する円筒形管状コア11、および前表面15および後表面16を有する一定長さのシート材料14(例えば紙)を含み、一定長さのシート材料14は、その前面15をロール18の再外層にして、コア11の周囲に共軸方向に配置されたロール18に螺旋状に巻かれる。コア11は、軸方向に突出してロール18の向かい合う末端表面19を通過する、突出した末端部分17を有する。間隔の開いた2つの貼り替え可能な感圧接着剤のストリップ20は、一定長さのシート材料14の後表面に沿って縦軸方向にのび、各ストリップ20は、シート材料14の縦軸方向の一端からわずかに間が開いている。剥離層ストリップ21および感圧接着剤ストリップ20の双方は、シート材料14の縁に隣接して配置される。しかし剥離層ストリップ21が、縁に直接接触して配置されるのに対し、感圧接着剤ストリップ20は、縁から小さな距離をおいて配置される。剥離コーティング21の2つのストリップは、シート材料14の裏に塗布された感圧接着剤20ストリップの真裏の位置になるように、シート材料14の前面に塗布される。本発明のコーティング29は、シート材料14の前面の剥離コーティングストリップ21で被覆されない領域に塗布される。溶剤ベースおよび/または水性マーカによる書き込み3は、図6のシート材料14上で明白である。貼り替え可能な感圧接着剤ノート5は、図6に示した発明のコーティング29で被覆されたシート材料14の表面に接着する。シート材料14はいかなる適切な幅を有しても良いが、幅が少なくとも45cmまたは18インチのシート材料14が多くの目的のために有用であり、従来のプレゼンテーションイーゼルのバックボード上での使用が意図される場合、幅約61cmまたは24インチの紙が最も有用である。
図6aは、直線6a-6aに沿った図6のシート材料14の断面側面図である。シート材料は14として表され、剥離コーティングは21として表され、発明のコーティングは29として表される。図6aでは、剥離層ストリップ21は、感圧接着剤ストリップ20よりも幅が広い。シート材料14が巻き上げた位置にある時、ストリップは、感圧接着剤ストリップ20が剥離コートされた表面21と接触するように配置される。
図6bは、発明のロールの代案の実施例のシート材料14’の断面側面図である。シート材料は14’として示され、剥離コーティングストリップは21’として示され、発明のコーティングは29’として示される。図6bでは、剥離層ストリップ21’は、感圧接着剤ストリップ20’と幅が同じであり、剥離ストリップ21’および感圧接着剤ストリップ20’は、シート材料14’の縁までずっとのびている。シート材料が巻き上げた位置にある時、ストリップは、感圧接着剤ストリップ20が剥離コートされた表面21と接触するように配置される。
図6および7〜9について述べると、ディスペンサーアセンブリー10は、チャンバー24を画定する壁を有するエンクロージャ22、およびチャンバー24内でシート材料14のロール18を支持するコア11をマウントして軸の周囲を回転させる、後で説明する軸受け手段も含む。これらの壁は、それを通じてロール18から一定長さのシート材料14が引き出せる、ロール18およびコア11の軸に平行な細長い開口部26を画定する。小出しされた一定長さのシート材料14の末端を、切断手段28に沿って順次引っ張り切断手段28にあてがうことで、開口部26を通じてロール18上のシート材料14から突出する、小出しされた長さのシート材料14が切断できる切断手段28が、開口部26に沿って壁の1つの上に提供される。ディスペンサーアセンブリー10中には、エンクロージャ22上に、バックボード12の1つの末端部分(すなわち典型的には、上の図6に示すように上端部分)とバックボード12の他の末端部分に隣接する開口部26とを取り外し可能に付着する、あるいはマウントするように適合させた手段も含まれる。
エンクロージャ22は、その中でシート材料14のロール18を支持するコア11が軸受けされるチャンバー24を画定する、前部分34および後部分35を含む。これらの前部分34および後部分35部分は手で分離できるので、シート材料のロール18を全て小出しした後に、エンクロージャ22の部分34および35を分離してコア11を取り出し、再度組立られたエンクロージャ22のチャンバー24内に、コア11上のシート材料の新しいロール18を配置できる。
エンクロージャ22の前部分34は、ポリマー材料(例えば0.060インチ厚さのシートスチレン)から真空成形され、好ましくは透明であって、ロール18上に残るシート材料14の量が目視検査できる。前部分34は、前部分34の細長い溝様部分38を画定する、断面が概してU宇型の壁、および溝様部分38の末端を越える端壁40を含む。端壁40および溝様部分38は、開口面を有するチャンバー24の大部分を画定し、前部分34はチャンバー24の開口面の周囲から外側に突出した共面のフランジ42を含む。フランジ42は、互いにほぼ直角に配置されて、シート材料14に切断手段28を提供する表面により画定される細長い縁を有する。エンクロージャ22の後部分35もまた、ポリマー材料(例えば0.060インチ(1.52mm)厚さのシートスチレン)から真空成形される。後部分35は、向かい合う末端を有する長方形の後壁48と、向かい合う末端間にのび、それを通じてシート材料14が小出しされる開口部26の片側を画定する第1の縁50と、ロール18の部分が受容されるチャンバー24の小さい部分を画定する前縁に隣接する長方形のくぼみ51と、向かい合う第2の縁52と、バックボード12の1つの末端部分上に取り外し可能に接着するように適合させた手段をエンクロージャ22上に含む、第2の縁52に隣接する取付部分54とを含む。
後部分35からの前部分34の手による取り外しを可能にしながら、前部分34を後部分35の上に、閉位置で除去可能にマウントして取り外し可能に保持する手段が提供される。
フランジ42のタブ様部分57中に複数のソケット56が存在し、そのソケット56は、後ろ壁48中のはめあい突起59を受容するように適合される。典型的には、突起59およびソケット56の間の相互連結は非常に強力なので、普通の力では、アセンブリーは側面と下部のみが開いて上部が塞がったままである。また後ろ壁48は、へこみ52の3側面(すなわち開口部26に隣接する側を除く全側面)の周囲に、上方に突出するリム60を有する。そのリム60は、フランジ42が溝様部分38と端壁40とを結合して、閉位置において前部分34が後部分35と整列するのを助ける、前部分34周囲のはめあいへこみ内で、ぴったり合うように適合される。図11について述べると、前部分34からのびる突起41は、後部分35中のはめあいソケット39内で摩擦により取り外し可能に受容される。
コア11の突出した末端部分17の軸受け手段は、前部分34および後部分35の各末端で、向かい合う軸受け表面部分62および63(図11参照)によって提供される。各末端におけるこれらの軸受け表面部分62および63は、図6、7、10、および11に示した前部分34および後部分35の閉位置で向かい合い、コア11がチャンバー24内にある時、コア11の突出した末端部分17を受容して軸受けし、コア11の末端部分17をその間から取り出すために、前部分34および後部分35を分離すると、これらの軸受け表面部分62および63は分離する(図8参照)。
後部分35上の軸受け表面部分63は、リム60に沿った間隔の開いた突起65によって部分的に画定される一方、前部分34上の軸受け表面部分62は、前部分34および後部分35が閉位置にある時、間隔の開いた突起65を受容する、端壁40の突出した部分67上の弓形内部表面の部分によって画定される。
後部分35の第1の縁50は、後ろ壁35の突出した部分70の間の間隔の開いたあいたへこみによって部分的に画定され、これらのへこみは、ディスペンサーアセンブリー10から一定長さのシート材料14が小出しされた後に、開口部26中のシート材料14の新たに切断された末端にフィンガーアクセスを提供する。
後ろ壁48の取付部分54は、その第2の縁52に平行な取付部分54の向かい合う末端に隣接して配置された、2つの整列した細長い貫通スロット71を有し、そのスロット71は、図6に示すようなバックボード12などの多くの従来のタイプのバックボード上にある、ディスペンサーアセンブリー10を支持できる支持釘またはねじ72を受容するように適合される。図6に示すように、そしていくつかのバックボードで典型的なように、支持ねじ72は取付部分54上に配置され、ねじ72を受容するバー74を間隔の開いた開口部中に保持できる蝶形ナット73をねじ山で受容するので、ねじ72、バー74および蝶形ナット73は、取付部分54をバックボード12の末端部分に締め付ける。
また後壁48の取付部分54は、その第2の縁52に概して平行で、それから間隔が開いた、縦軸方向に中心がある細長い開口部76を有し、開口部76と第2の縁52の間の取付部分54の一部は、それによってディスペンサーアセンブリー10が容易にあちらこちらに移動できる取っ手を提供する。
本発明の範囲を逸脱することなく、実施例に多くの変更ができることは当業者には明らかである。例えばエンクロージャは、ポリマー材料の壁から作ることができる。シート材料は、ポリマーフィルムを含むことができる。ディスペンサーアセンブリーは、オフィスまたは小ボックスの壁などの、バックボードの表面以外の表面での使用について述べたタイプのシート材料の一定長さを小出しするのに有用であり、その目的のためには取付部分54のスロット71は必要ない。またエンクロージャの後部分は、バックボードの末端部分に組み込んだり恒久的に取り付けたりできる。
発明のあらゆる製品のための適切な剥離コーティングの例は、長鎖アルキル基などの疎水基、オルガノポリシロキサン基、フルオロアルキル基、ポリ(ペルフルオロアルキレンオキシ)などのフルオロアルキレン基、またはこのような基を含むモノマーを含む混合物の重合によって調製できる、それらの組み合わせを含む剥離ポリマーからなる群より選択されるものを含むが、これに限定されるものではない。このようなポリマーおよびモノマーには、多数の周知のものが含まれる。例えば米国特許番号第5,154,962号および第5,032,460号のポリシロキサン含有モノマーの説明、米国特許番号第3,022,988号の長鎖アルキル含有モノマーの説明、米国特許番号第3,318,852号、第4,830,910号、第4,873,140号、第3,944,527号、および第3,574,79号のフルオロアルキル含有モノマーの説明を参照されたい。別の有用な剥離材料については、米国特許番号第2,532,011号で述べられている。
当業者は、本発明で使用するのに適した感圧接着剤を選択できる。好ましくは感圧接着剤は、貼り替え可能な感圧接着剤である。使用する感圧接着剤は、垂直表面上に発明の被覆された基材を貼るのに十分な強度を有するべきである。適切な感圧接着剤の例は、アクリレート、ラバーレジン、WO 94/19420(1994年9月1日)および米国特許番号第3,691,140号、および5,045,569号で述べられたものなどの微小球接着剤、型押し接着剤、ホットメルト接着剤などからなる群より選択されるものを含むが、これに限定されるものではない。
本発明に従って、様々な感圧接着剤が使用できる。感圧接着剤の引きはがし粘着力は、発明の製品の意図される用途次第で異なっても良い。感圧接着剤の引きはがし粘着力は、例えば塗装壁などのそれが接着する表面が、除去に伴って接着剤により破損しない程度にすべきである。接着剤は基材を垂直表面に接着するが、表面を破損することなく除去するのに適切であるべきである。
略語
ここでは以下の略語を使用した。
MA アクリル酸メチル
AA アクリル酸
NVP n-ビニルピロリドン
MEK メチルエチルケトン
SiMac メタクリレート官能性ポリジメチルシロキサン
I.V. 内部粘度
NVC N-ビニルカプロラクタム
EA アクリル酸エチル
MAA メタクリル酸
Vazo 64 2,2’-アゾ-ビス-(イソブチロニトリル)DuPontから入手可能
IPA イソプロピルアルコール
Rxn. 反応
Tmp. 温度
Comp. 比較
wt.% 重量%
na 入手不可能
Ex. 実施例
PSA 感圧接着剤
例
以下の例は、本発明を更に詳しく例証するが、制限を意図するものではない。実施例その他における部、百分率、比率などは、特に断りのない限り全て重量を基準とする。
コポリマー合成
実施例1
1L褐色ガラスジャー内に、112.5gのMA、87.5gのNVP、12.5gのAA、15gのSiMac、397gのMEK、25gのIPAおよび1.1gのVazoTM64重合開始剤を充填した。結果的に得られた均質混合物を1分あたり1Lの窒素で5分間パージした。次に反応混合物をガラスジャー内に密封して、55℃の定温浴中で16時間混転した。内部粘度0.28dl/gおよび固形分35.6%を有する粘稠な乳白色コポリマー溶液が得られた。次にコポリマー溶液を428gの50/50トルエン/IPA混合物で希釈して、最終希釈固形分を20%にした。
比較実施例1
実施例1の手順を繰り返した。装填材料は次の通りであった。86.3gのMA、67.1gのNVP、9.6gのAA、57.5gのSiMac、409gのMEKおよび1.3gのVazoTM 64。内部粘度0.33dl/gおよび固形分34.4%を有する粘稠な乳白色コポリマー溶液が得られた。次にコポリマー溶液を473gの50/50トルエン/IPA混合物で希釈して、最終希釈固形分を20%にした。
コーティング
本発明のコポリマーを含むコーティングは、様々な基材、典型的には紙の上に使用できる。これらのコーティングは、以下の3つの特性、すなわち滲み抵抗性、インク受容性、および貼り替え可能なノート上に見られるような貼り替え可能な感圧接着剤に対する受容性を有することによりユニークである。本発明の新しいコーティングは、当業者には既知であるコーティング技術をいくつでも使用して塗布できる。有効なコーティングは、基材上にコポリマーのなめらかな連続層を提供し、滲み抵抗性、インク受容性、および貼り替え可能なPSAノートに見られるような貼り替え可能な感圧接着剤に対する受容性を示す。
滲み抵抗性、インク受容性、および貼り替え可能なノートに見られるような感圧接着剤に対する受容性を評価するために、コーティングを以下のようにして調製した。Georgia Pacific Incから入手できる15.4ポンド(7kg)ボンド紙ロールストック上に、実施例1のコポリマー溶液からコーティングを調製した。紙ロールは12インチの幅であった。実施例1のコポリマー溶液を12.5%固形分に希釈し、12インチ(305mm)幅の改良輪転グラビアコータを使用して、紙の片側にダイコートした。コーティング速度は、分速25フィート(7.62m)に設定した。
次に被覆した紙を93℃でオーブン乾燥した。最終乾燥塗布量は、6.45g/m2であった。次に滲み抵抗性、インク受容性、および貼り替え可能なノートに見られるような感圧接着剤に対する受容性を試験するために、被覆した紙基材を単一シートに裁断した。
比較実施例1のコポリマー溶液を使用して、同様にして比較コーティングを調製した。この比較コーティングの塗布量は、6.45g/m2であった。
滲み抵抗性試験
本発明のコーティングは、溶剤ベースおよび水性のインクの双方で書き込んだ際に、有効な滲み抵抗性を提供できる。コーティングが滲み抵抗特性を有するかどうかを判断するために、以下の試験方法を使用した。
本発明(実施例1)のコーティングおよび比較実施例1のコーティングを、滲み抵抗性について試験した。溶剤ベース(イリノイ州60104ベルウッドのSanford Corp.から入手できるSanfordTM MagnumTM 44油性黒色マーカ)および水性(イリノイ州60104ベルウッドのSanford Corp.から入手できるSanfordTM Mr.SketchTM香料入りインスタント水彩紫マーカ)マーカの滲みに対する抵抗性を、各実施例のコーティングで被覆した紙シート上で試験した。被覆したシートを別の被覆したシートの上に、被覆した側を上にしてのせた。次に各マーカを使用して、中程度の速度で非常に軽い圧力をかけて、上のサンプルの被覆した側に1本の横線を引いた。次に中程度の速度で中程度の圧力をかけて、上のサンプルの被覆した側に第2の横線を引いた。最後に低速で最大の圧力をかけて、上のサンプルの被覆した側に第3の横線を引いた。次に各コーティングおよび各マーキング圧力(軽度、中程度、最大)について、上部シートからの下部シートへのマーカの滲みを、なし、軽度、中程度、重度のいずれかとして評価した。これらの観察結果を下の表1に示す。ここで有効な滲み抵抗性を有するコーティングは、「なし」の滲みスコアを有するコーティングとして定義される。
表1の結果からは、発明のコーティング並びに比較実施例1のコーティングが、優秀な滲み抵抗性を有することが示される。
入手できないのであれば上に列挙したものの代わりに、異なる溶剤ベースおよび/または水性のマーカを、この試験を実施するために使用しても良い。
発明のコポリマーから形成されたコーティングは、溶剤ベースおよび水性のインクの双方で有効に書き込みできる。
書き込み試験(インク受容性)
コーティングが、溶剤ベースおよび水性のインクの双方で有効に書き込めるかどうか判定するために、以下の試験方法を使用した。
溶剤ベースおよび水性の双方の様々なマーカで、読みやすく書き込める性能について、本発明(実施例1)のコーティングおよび比較実施例1のコーティングを試験した。この試験のために次のマーカを選択した。
A)Marks-A-LotTM油性オレンジマーカ(マサチューセッツ州ファーミントンのAvery Dennison,Dennison Division)
B)SanfordTM ExpoTM乾燥イレース黒色マーカ(イリノイ州ベルウッドのSanford Corporation)
C)SanfordTM SharpieTM細字黒色油性マーカ
D)SanfordTM Mr.SketchTM可洗青色マーカ
E)Washable CrayolaTM紫マーカ(ペンシルベニア州イーストンのBinney & Smith Inc.)
F)SanfordTM Mr.SketchTM香料入りインスタント水彩紫マーカ
G)SanfordTMフリップチャートTM褐色マーカ
このリスト中の最初の3つのマーカ(A-C)は溶剤ベースであり、最後の(D-G)は水性である。
その特定のマーカを使用して、単一紙シートの被覆した側にマーカの名前を記入した。次にインクを広がり、フェザリング、縞、滲み、色あせ、あるいはその他の望ましくない性質について視覚的に評価した。次に表2に示すようにこれらの観察を記録した。
・優秀=良好な書き込み、色あせ、滲みまたは縞なし
・非常に良好=軽度の滲み、色あせまたは縞
・良好=中程度の滲み、色あせまたは縞
・並み=重度の滲み、色あせまたは縞
・劣る=完全な滲みまたは色あせ、判読不能
少なくとも1つの溶剤ベースのマーカ、および少なくとも1つの水性のマーカが、良好から優秀のスコアを生じれば、コーティングは、溶剤ベースおよび水性のインクの双方で有効に書き込みできると考えられる。
上記のマーカ(群)が入手できない場合、試験を実施するために、代用の水性および/または溶剤ベースのマーカを使用しても良い。
貼り替え可能な感圧接着剤ノートの付着性試験
従来の貼り替え可能な感圧接着剤ノートは、発明のコポリマーを含むコーティングに有効に接着できる。以下の試験方法を使用して、貼り替え可能な感圧接着剤ノートが、発明の範囲内および範囲外のコーティングに接着する有効性を判断した。
ポストイットTMノートおよびポストイットTMテープフラグ(ミネソタ州セントポールの3Mから入手できる)などの貼り替え可能なノート上に見られるような、貼り替え可能な感圧接着剤(PSA)に対する受容性について本発明(実施例1)のコーティング、および比較実施例1のコーティングを試験した。両面粘着テープを使用して、76.2mm x 114.3mmのアルミニウムパネルに、被覆した側を上にして被覆したサンプルを接着した。ノートパッド(ミネソタ州セントポールの3MからのポストイットTMノートパッド#671-3AN)から、25.4mm x 76.2mm(1インチx 3インチ)の貼り替え可能なポストイットTMノートを除去して、ポストイットTMノートを横切って2kgのローラーを完全に往復させて(前後に1度)、ローラーの重量それ自体でノートを接着させ、被覆表面に接着した。ローラーに追加的な圧力をかけないように注意した。次にクロスヘッド速度305mm/mおよび最大加重400gのSintech Instron(ノースカロライナ州トライアングルパークのSintechから入手できるModel Renew 1122)を使用して、被覆された基材から90度の角度でポストイットTMノートを剥がした。25.4mm幅あたりのグラム数で、90度剥離値を記録した。この剥離試験の結果を下の表4に示す。「有効な接着」は、25.4mm幅あたり約8〜約95gの間の90度剥離値として定義される。
表3の結果からは、本発明のコポリマーで被覆された紙基材上における、ポストイットTMノート(ミネソタ州セントポールの3Mから入手できる)などの貼り替え可能なノート上に見られるような、貼り替え可能な感圧接着剤(PSA)に対する受容性の顕著な改善が示される。
この発明の範囲と精神を逸脱することなく、この発明の様々な修正と変更とが可能であることは、当業者には明らかであり、ここで述べた実施例によってこの発明が不当に制限されないことを理解すべきである。
Claims (1)
- (a)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、およびそれらの混合物からなる群より選択されるモノマー、49.5〜60重量%と、
(b)N-ビニルピロリドン、N-ビニルカプロラクタム、およびそれらの混合物からなる群より選択されるモノマー、30〜45重量%と、
(c)アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、2-カルボキシメチルアクリレート、およびそれらの混合物からなる群より選択されるモノマー、3〜10重量%と、
(d)一般式、
(式中、
Xは成分(a)、(b)および(c)のモノマーと重合できるビニル基であり、
Yは、-CH 2 -、-CH 2 CH 2 -、および-CH 2 CH 2 CH 2 -からなる群より選択される二価の結合基であり、
mは、20〜2000であり、
各Rは、水素、C 1-8 アルキル、アリール、およびアルコキシからなる群より独立に選択される。)
を有するマクロモノマー、0.5〜7重量%との反応生成物を含んでなるランダムコポリマーを含んでなる組成物で被覆された基材を含む物品。
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