JP4220697B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貸し球の未払出し個数を外部に報知することができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から遊技機の一種であるパチンコ遊技機では、球貸しシステムとしてカード式の球貸し制御装置が広く利用されている。
【0003】
即ち、前記パチンコ遊技機では、球貸し制御装置のカード挿入口にプリペイドカードが挿入された状態で、上球皿に設けられた球貸し操作部が遊技者によって操作されると、前記プリペイドカードの有効金額内における一定金額単位に対し所定個数(例えば、100円に対し25個)の貸し球が払出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述した従来のパチンコ遊技機では、次のような問題があった。
例えば、球貸し動作(貸し球払出し)の途中に何らかの原因でエラーが発生して球貸し動作が停止した後、そのエラーが解除されて球貸し動作が再開された際に、当該球貸し動作の停止前後を通じて正確に貸し球の払出しが行われているか否かを遊技者あるいは遊技店側が確認することは困難であった。さらに、球貸し動作の途中で、停電となった場合も、電源復旧後に貸し球の払出し動作が再開されるが、停電の前後を通じて正確に貸し球の払出しが行われているか否かを遊技者あるいは遊技店側が判断することは困難であった。
【0005】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、遊技者と遊技店側の双方で貸し球の払出しが正確に行われていることを容易に確認することができる遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、貸し球としての遊技球を払出す球払出装置と、遊技球を貯留する貯留皿と、前記球払出装置を作動制御して前記貸し球を前記貯留皿に払出すための球貸し制御を実行する貸球払出し制御部と、遊技者が貸し球を貸し受ける際に操作する球貸しボタン及び前記貸し球との経済的交換価値を一定の有効範囲で認められた貸し球変換媒体の前記有効範囲を外部に報知する有効範囲報知手段を有する球貸し操作部と、を備え、前記貸球払出し制御部及び前記球貸し操作部は、前記貸し球変換媒体が挿入される球貸し制御装置と接続可能に構成されている遊技機において、前記貸球払出し制御部には、貸し球の変換レートを変更自在に設定可能な変換レート設定手段と、前記貸し球の未払出し個数の管理状態に対応した数値情報及び前記貸し球の変換レートを含む前記貸し球を払出すための制御情報を電源遮断後も記憶保持する記憶手段と、が設けられており、前記貸球払出し制御部は、前記電源投入時、前記変換レートを含む制御情報が前記記憶手段に記憶保持されていない場合には前記変換レート設定手段における変換レートの設定値を読み込み、その変換レートの設定値を前記貸し球の最小変換単位に対する貸し球数とし、前記貸し球の変換レートは前記電源投入時に前記記憶手段に記憶保持されている前記制御情報が強制的にクリアされ、前記記憶手段に前記制御情報が記憶保持されていない状態として前記変換レート設定手段における変換レートの設定値を読み込むことにより変更可能であって、前記電源投入時に前記記憶手段に記憶保持されている前記制御情報が強制的にクリアされない場合には前記変換レート設定手段における変換レートの設定値を読み込むことなく前記記憶手段に記憶保持されている前記変換レートを継続して採用し、当該変換レートを前記貸し球の最小変換単位に対する貸し球数とし、前記球貸しボタンが操作されると、前記貸し球の最小変換単位に対する貸し球数を球貸し総数として設定し、前記球貸し総数分の貸し球を払出すべく前記球払出装置を作動させる球貸し制御を実行するとともに、前記球払出装置が前記貸し球としての遊技球を払出す毎に出力する払出し信号を入力して前記球貸し総数を減算することにより貸し球の未払出し個数を管理し、前記貸し球の未払出し個数の管理状態に基づき前記未払出し個数を報知させるための制御信号を未払出し個数報知手段に出力して前記未払出し個数を外部に報知させ、前記未払出し個数報知手段を、前記貯留皿の上面に設けた前記球貸し操作部において前記有効範囲報知手段と隣り合うように設けたことを要旨とする。
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機において、前記未払出し個数報知手段は、前記変換レート設定手段により設定される貸し球の変換レートを外部に報知するための貸球変換レート報知手段を兼用し、前記球貸し制御装置に前記貸し球変換媒体が挿入された状態で前記球貸しボタンが操作された場合には前記貸し球の未払出し個数を報知する一方で、前記球貸し制御装置に前記貸し球変換媒体が挿入されていない場合には前記貸し球の変換レートを報知する構成とされていることを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ遊技機(以下、「遊技機」という。)に具体化した一実施形態を図1〜図8に基づき説明する。
【0012】
図1に略示するように、遊技機10において機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、前記中枠12の前面側には、機内部の遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を有した前枠14と遊技球を貯留するための貯留皿として上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組付け整合されている。さらに、前記中枠12の下部には下球皿16、打球発射装置17などが装着されている。
【0013】
また、前記外枠11の一側縁には球貸しシステムに利用される球貸し制御装置としてのカードユニット18が装着されており、当該カードユニット18には貸し球変換媒体としてのプリペイドカードを挿入するためのカード挿入口19が設けられている。そして、前記上球皿15の上部前面には、前記カードユニット18にプリペイドカードを挿入した状態で球貸し操作を行うための球貸し操作部20が設けられている。なお、球貸し操作とは、遊技者が遊技機10の遊技媒体である遊技球(パチンコ球)をプリペイドカードの有効金額(有効範囲)内において交換し貸し受けるための操作であり、当該操作は、前記球貸し操作部20を用いて行われる。
【0014】
図3に示すように、前記球貸し操作部20は、球貸し操作基板21、球貸ボタン22、返却ボタン23、有効範囲報知手段としての残金表示部24及び未払出し個数報知手段としての未払出し個数表示部Hから構成されている。即ち、前記球貸し操作基板21は上球皿15内に設けられている。また、球貸し操作基板21上には、球貸ボタン22、返却ボタン23及び残金表示部24が設けられている。また、未払出し個数表示部Hは、残金表示部24と隣り合うように設けられている。従って、遊技者は、球貸ボタン22を押下操作した後に、残金表示部24を確認しながら未払出し個数表示部Hの表示内容を確認することができる。つまり、残金表示部24及び未払出し個数表示部Hの両表示内容をリアルタイムで確認することができる。さらに、未払出し個数表示部Hは上球皿15の球貸し操作部20に設けられているので、その遊技機10で遊技中の遊技者の視野に入る。そのため、遊技者は遊技状態を視認しながら同時に前記未払出し個数表示部Hの表示内容をも視認することができる。
【0015】
また、前記カード挿入口19に前記プリペイドカードが挿入された状態で前記球貸ボタン22が遊技者により押下操作されると、前記球貸し操作基板21は前記カードユニット18に対し球貸し信号を出力する。そして、当該球貸し信号を入力した前記カードユニット18は、前記プリペイドカードの有効範囲(本実施形態では、有効金額)内において前記遊技機10に対し球貸し要求信号(球貸し要求に係る制御情報)を出力し、前記遊技機10では前記球貸し要求信号に基づき所定個数の貸し球を払出すようになっている。なお、前記プリペイドカードの有効範囲とは、当該プリペイドカードにおける貸し球との経済的交換価値の残高を示すものである。
【0016】
また、前記返却ボタン23は、遊技者により押下操作されると前記カード挿入口19に挿入された状態の前記プリペイドカードが遊技者に対し返却されるようになっている。さらに、前記残金表示部24は、貸し球との経済的交換価値を一定の有効範囲(有効金額)で認められたプリペイドカードの有効範囲を外部に報知するために設けられたものである。即ち、残金表示部24は、前記プリペイドカードの有効金額(例えば、500円、1000円などの有効範囲)を貸し球の最小変換単位で除算した数(以下、「下3桁以上表示数」という。)を数字表示するようになっている。なお、前記最小変換単位とは、後述する払出し制御基板32が実行する球貸し制御(後述する球払出装置30の作動制御)の1周期において払出す貸し球の個数に相当する金額(本実施形態では、100円)である。
【0017】
具体的に説明すると、残金表示部24が数字表示する際、プリペイドカードの有効金額の下2桁の数(以下、「下2桁表示数」という。)は表示されないようになっている。この下2桁表示数、つまり、「00」は、図3には図示されていないが、上球皿15上の残金表示部24の図3における右側近傍に印刷されている。例えば、前記プリペイドカードの有効金額の値が500(円)の場合、残金表示部24には前記下3桁以上表示数として数「5」が数字表示される。この数「5」と上球皿15に印刷された下2桁表示数「00」とから前記有効金額が「500(円)」であることを外部に報知(表示)するようになっている。また、前記未払出し個数表示部Hは、貸し球の未払出し個数を外部に報知(数字表示)するものである。
【0018】
一方、図2には遊技機10の機裏側が示されており、前記中枠12の裏側には各種球通路及び処理部等を備えた機構セット盤25が着脱自在にセットされている。そして、前記機構セット盤25には遊技盤13の裏側と対応する位置に保護カバー26が開閉可能に装着されている。また、前記保護カバー26の上方には、前記遊技機10から払出される遊技球(賞球や貸し球)を貯留するための球タンク27が設けられている。そして、前記球タンク27には整流樋28が連設されており、当該整流樋28の下流側には前記球タンク27から受け入れた遊技球を流下案内する区分供給経路部29が取着セットされ、当該区分供給経路部29は前記保護カバー26の右方領域で上下方向へ延設されている。
【0019】
また、前記区分供給経路部29の下流側には、球払出装置30が前記機構セット盤25に対し取着セットされている。そして、前記区分供給経路部29によって流下案内された前記遊技球は、前記球払出装置30で通過検出された後、図示しない排出経路を介して前記上球皿15(又は下球皿16)へ払出されるようになっている。なお、本実施形態の前記球払出装置30は、賞球及び貸し球を払出し得る兼用タイプの球払出装置30となっている。
【0020】
さらに、前記保護カバー26の下方、即ち、機構セット盤25の下部外側には遊技機10における遊技状態を制御するための主制御基板31及び前記球払出装置30の作動制御を実行する貸球払出し制御部としての払出し制御基板32が装着されている。そして、前記払出し制御基板32は、前記カードユニット18が出力した前記球貸し要求信号を受けて、前記球払出装置30を作動制御して貸し球を払出すための球貸し制御を実行するようになっている。
【0021】
次に、本実施形態の遊技機10における前記球貸し制御に必要な各種構成部材と各種基板の接続態様を図4に基づき説明する。
前記払出し制御基板32には、前記球貸し制御を実行するためのCPU33が備えられていると共に、当該CPU33にはROM34a及び記憶手段としてのRAM34bが接続されている。前記ROM34aには、前記球払出装置30を駆動させるための制御情報(制御プログラム)が記憶されている。また、前記ROM34aには、貸し球を払出すために必要な制御情報として、一定額単位(例えば、100円)に対し払出すべき貸し球の個数(貸し球の変換レート)が複数種類記憶保持されている。そのため、設定器37の設定を変更することにより、所望の変換レートをROM34aから選択することができる。また、変換レートを変更する必要が生じた場合でも払出し制御基板32の交換が不要である。
【0022】
なお、本実施形態では、前記貸し球の変換レートとして、23(個)、24(個)、25(個)というように三通りの変換レートが記憶保持されている。さらに、前記ROM34aには、後述する未払出し個数報知基板38に出力される各種制御信号が記憶されている。
【0023】
一方、前記RAM34bには、賞球又は貸し球を払出すために必要な各種制御情報が記憶されるようになっている。例えば、賞球を払出すための制御情報としては、前記主制御基板31から入力した制御信号に基づき賞球数が加算された前記球払出装置30の駆動制御回数に対応する賞球総数が記憶される。また、貸し球を払出すための制御情報としては、前記ROM34aに記憶保持されている複数種類の変換レートのうち、貸し球の払出しにおいて使用するために選択された1つの変換レートが記憶される。また、貸し球を払出すための制御情報として、更に、前記カードユニット18から入力した前記球貸し要求信号に対応する球貸し総数が記憶される。なお、球貸し総数とは、前記払出し制御基板32が実行する球貸し制御(球払出装置30の作動制御)の1周期において払出す貸し球の個数である。また、前記RAM34bに記憶された球貸し総数は、CPU33が後述する球計数センサ30cから出力された遊技球の通過を検出したことを示す制御信号(払出し信号)を入力すると、CPU33により減算(−1)され書き換えられるようになっている。従って、前記CPU33は、前記貸し球の未払出し個数を球貸し総数として管理することになる。
【0024】
また、前記RAM34bには、電源遮断時(停電時など)に前記払出し制御基板32がバックアップ処理を実行するためのバックアップ用電源35が接続されている。なお、前記バックアップ処理では、停電などにより遊技機10の各種構成部材及び各種制御基板に供給されるべき電圧値(例えば、DC30V)が予め定められた電圧値(例えば、DC20V)に降下した際に、その時点における賞球総数や貸し球の未払出し個数(球貸し総数)などの各種制御情報が前記RAM34bに記憶保持させられる。従って、このようなバックアップ処理によって、前記RAM34bには、電源遮断後も前記バックアップ用電源35から供給された電源に基づき前記貸し球の変換レートを含む遊技状態に関する制御情報が記憶保持されるようになっている。
【0025】
例えば、球貸し動作の途中で停電となった場合、前記RAM34bには、電源遮断後も前記貸し球の未払出し個数(球貸し総数)の管理状態に対応した数値情報が記憶保持される。そして、電源復旧後には、当該数値情報に基づき、払出し制御基板32(CPU33)から前記未払出し個数報知基板38に対して未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数を報知(表示)させるための制御信号が出力される。すると、この制御信号を入力した未払出し個数報知基板38は未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数を報知(表示)させる。また、前記数値情報に基づき、払出し制御基板32(CPU33)が球払出装置30の球貸し動作を開始させる。従って、遊技店店員及び遊技者の双方は、停電前及び電源復旧後において、未払出し個数表示部Hに報知(表示)された貸し球の未払出し個数を確認することができる。このように、遊技者と遊技店側の双方で貸し球の払出しが正確に行われていることを容易に確認することができる。
【0026】
また、前記払出し制御基板32には、インターフェースボード36を介して前記カードユニット18が双方向に信号の入出力が可能な状態で接続されている。さらに、前記カードユニット18には前記インターフェースボード36を介して前記球貸し操作基板21が双方向に信号の入出力が可能な状態で接続されている。従って、前記払出し制御基板32とカードユニット18との間、並びに、前記カードユニット18と球貸し操作基板21との間において貸し球の払出しに関する各種制御信号が入出力されるようになっている。即ち、前記球貸し操作基板21は、前記球貸ボタン22の押下操作を検知すると、前記カードユニット18に対して前記球貸し信号を出力する。そして、前記球貸し信号を入力した前記カードユニット18は、貸し球の最小変換単位に相当する個数の貸し球の払出しを前記払出し制御基板32に要求するための前記球貸し要求信号を出力する。
【0027】
また、前記カードユニット18には、予め前記球貸ボタン22の1回の操作に基づく貸し球の払出し金額(=払出し個数)の設定ができるようになっている。従って、前記カードユニット18は、プリペイドカードの有効範囲(金額)内において前記払出し金額を最小変換単位で分割し、所定回数の球貸し要求信号を前記払出し制御基板32が球貸し制御を実行する毎に(1周期毎に)出力している。例えば、払出し金額が500円で設定され、最小変換単位が100円である場合、前記カードユニット18は5回(500÷100)分の球貸し要求信号を前記払出し制御基板32に対し出力している。そして、この場合、前記カードユニット18は、前記球貸し操作基板21からの前記球貸し信号を入力すると、1回目の球貸し要求信号を払出し制御基板32に対し出力し、残り4回の球貸し要求信号を払出し制御基板32に対し前記球貸し制御が実行される毎に出力している。
【0028】
一方、前記球貸し要求信号を入力した前記払出し制御基板32は、前記カードユニット18に対し、前記球貸し制御を開始したことを示す開始信号(以下、「球貸し制御開始信号」という。)を出力している。そして、前記球貸し制御開始信号を入力した前記カードユニット18は、前記球貸し操作基板21に対し、前記残金表示部24の表示を変更するための表示変更信号を出力している。
【0029】
また、前記払出し制御基板32には、前記球払出装置30が双方向に信号の入出力が可能な状態で接続されている。そして、前記球払出装置30は、周知のとおり前記球払出装置30内の球通路の途中に前記区分供給経路部29から受け入れて前記球通路内を通入出する遊技球の通過を許容あるいは規制するソレノイド30aと、当該ソレノイド30aの上流側において賞球又は貸し球として払出すべき遊技球の有無を検出するための球制御センサ30bを備えている。また、前記球払出装置30は、前記ソレノイド30aの下流側においてソレノイド30aの作動制御に基づき球通路を通過し払出された遊技球を検出するための球計数センサ30cを備えている。
【0030】
そして、前記払出し制御基板32からは球払出装置30に対し遊技球の払出しを制御するための制御信号が出力されるようになっている。また、前記球払出装置30からは前記払出し制御基板32に対し前記球制御センサ30b及び球計数センサ30cからの制御信号が出力されるようになっている。そして、前記払出し制御基板32(CPU33)は、前記球制御センサ30bから出力された制御信号が払出すべき遊技球がセットされていることを示す信号で、かつ、前記球計数センサ30cから出力された制御信号が遊技球の払出しが行われていない(完了している)ことを示す信号であるか否かを判定する。その判定結果が肯定である場合、前記CPU33は球払出装置30において遊技球を払出すための準備が整っていると判断し、前記ソレノイド30aを駆動させる。そして、前記CPU33は、前記球計数センサ30cが出力した遊技球の通過を検出したことを示す制御信号(払出し信号)を入力すると、前記RAM34bに記憶した前記賞球総数、若しくは、球貸し総数(貸し球の未払出し個数)の値を減算(−1)し書き換えるようになっている。
【0031】
つまり、前記払出し制御基板32は、カードユニット18からの球貸し要求信号の入力内容と球払出装置30からの貸球払出し信号の入力内容とに基づき前記球貸し要求信号の入力内容に対する貸し球の未払出し個数を管理するようになっている。なお、球貸し要求信号の入力内容とは、貸し球の最小変換単位に相当する個数の貸し球の払出しを払出し制御基板32に要求するという内容である。また、貸球払出し信号の入力内容とは、前記球計数センサ30cが出力した遊技球の通過を検出したという内容である。
【0032】
また、本実施形態の払出し制御基板32には、一定額単位に対し払出すべき貸し球の変換レートを変更自在に設定可能な変換レート設定手段としての払出し個数設定器(以下、「設定器」という。)37が設けられている。そして、前記設定器37には、前記変換レートとして貸し球の最小変換単位(100円)に対する貸し球数が設定できるようになっている。
【0033】
例えば、前記設定器37として、図4に示すように、前記払出し制御基板32に鍵スイッチ37aを設け、当該鍵スイッチ37aには変換レートとして最小変換単位に対する複数種類の貸し球数(本実施形態では、「23(個)」「24(個)」「25(個)」)が表記されている。そして、前記鍵スイッチ37aに所定の鍵を差し込み、当該鍵を所望の貸し球数と一致するように回動操作することにより、前記変換レートが設定されるようになっている。
【0034】
従って、前記CPU33は、前記設定器37における変換レートの設定状態(設定値)を読み込み、その設定状態に対応する変換レートを前記ROM34aに記憶された複数種類の変換レートから選択する。そして、前記CPU33は、選択した変換レートをRAM34bに記憶保持させることにより、前記RAM34bには、前記設定器37の設定値である前記貸し球数が記憶保持される。
【0035】
また、払出し制御基板32には、未払出し個数報知基板38を介して前記未払出し個数表示部Hが接続されている。そして、前記CPU33はRAM34bに記憶された貸し球の未払出し個数(球貸し総数)の管理状態に基づき、前記未払出し個数報知基板38に対して未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数を報知(表示)するための制御信号を出力するようになっている。例えば、球払出装置30のエラー発生時等に、当該球払出装置30の球貸し動作が停止した場合でも、未払出し個数表示部Hには貸し球の未払出し個数が報知(表示)される。そのため、球払出装置30のエラーが解除されて球貸し動作が再開された際に、遊技店店員及び遊技者は、当該球貸し動作の停止前後を通じて正確に貸し球の払出しが行われているか否かを、未払出し個数表示部Hを視認することにより判断することができる。このように、遊技者と遊技店側の双方で貸し球の払出しが正確に行われていることを容易に確認することができる。
【0036】
次に、このように構成された遊技機10において貸し球の払出しが前記払出し制御基板32によって制御される態様を図5〜図7のフローチャートに基づき説明する。
【0037】
図5には、遊技機10の電源が投入された時に前記払出し制御基板32(CPU33)が行う電源投入時の処理ルーチンが示されている。最初に、前記CPU33は、電源投入時、前記RAM34bに前記変換レートを含む遊技状態に関する制御情報が記憶保持されているか否かを判定する(ステップS10)。そして、この判定結果が肯定、即ち、電源遮断時のバックアップ処理により前記制御情報が記憶保持されている場合、前記CPU33は、前記制御情報に基づきレジスタやスタックポインタなどを復帰させて遊技機10の制御を開始する(ステップS11)。
【0038】
一方、前記ステップS10の判定結果が否定、即ち、前記制御情報がRAM34bに記憶保持されていない場合、前記CPU33は、前記設定器37の設定値を読み込んで前記RAM34bに記憶保持させる(ステップS12)。即ち、前記CPU33は、最初に前記設定器37から出力される前記設定器37に設定された設定値に対応する制御信号を読み込む。そして、前記CPU33は、前記制御信号に対応する変換レートを前記ROM34aから読み込み、その読み込んだ変換レートを前記RAM34bに貸し球数として記憶保持させる。
【0039】
なお、ステップS10の判定結果が否定される条件として、例えば、遊技機10の出荷後に初めて電源を投入する場合、電源遮断時のバックアップ処理が正常に実行されていない場合、バックアップ用電源35が切れた場合、若しくは、RAM34bに記憶保持された前記制御情報が強制的にクリアされた場合などがある。
【0040】
そして、前記CPU33は、電源投入時において、前記RAM34bに変換レートが既に記憶されている場合、前記設定器37の設定値を読み込まず、前記RAM34bに記憶保持されている変換レートをそのまま採用するようになっている。即ち、前記RAM34bに変換レートが記憶されている場合、前記CPU33は電源投入時であっても前記設定器37の設定値を読み込まないようになっている。
【0041】
これに対し、前記CPU33は、電源投入時、前記RAM34bに変換レートを含む遊技状態に関する制御情報が記憶保持されていないという条件下では、前記設定器37の設定値を読み込むようになっている。つまり、本実施形態では、このような条件下において前記設定器37の設定値を読み込む、即ち、電源投入時に1回だけ貸し球の変換レートを読み込む構成となっている。従って、遊技店の営業中や営業時間外に、不正行為によって設定器37の設定値が変更された場合であっても、前述の条件下が成立していなければ、RAM34bに記憶保持されている貸し球数の書き換えが行われないため、適正な貸し球数(遊技店側が意図する貸し球数)に基づき貸し球の払出しを制御することができる。
【0042】
次に、前記ステップS12において変換レートをRAM34bに記憶保持させた前記CPU33は、前記RAM34bに対し変換レート以外の初期値の設定やスタックポインタの設定など各種初期設定を行った後、遊技機10の制御を開始する(ステップS13)。そして、前記CPU33は、電源投入時の処理を終了し、前記カードユニット18から球貸し要求信号を入力することにより球貸し制御を実行する。
【0043】
即ち、前記カードユニット18のカード挿入口19にプリペイドカードが挿入されると、当該カードユニット18からは前記球貸し操作基板21に対し、前記下3桁以上表示数を残金表示部24に数字表示させるための制御信号が出力される。すると、この制御信号を入力した球貸し操作基板21は残金表示部24に前記下3桁以上表示数を数字表示させる。そして、残金表示部24における前記下3桁以上表示数の数字表示と前記下2桁表示数「00」の数字表示とにより前記有効金額が報知(表示)される。図6には、この状態で、前記球貸ボタン22が押下操作された場合に、前記払出し制御基板32(CPU33)が行う球貸し制御の処理ルーチンが示されている。
【0044】
まず、前記CPU33は、前記球貸し操作基板21からの球貸し信号を受けて前記カードユニット18が出力した球貸し要求信号が入力されたか否かを判定する(ステップS20)。そして、前記ステップS20の判定結果が肯定、即ち、前記CPU33が前記球貸し要求信号を入力した場合、前記CPU33は、RAM34bに記憶保持された前記貸し球数を球貸し制御の1周期において払出す球貸し総数(貸し球の未払出し個数)として前記RAM34bに設定する(ステップS21)。
【0045】
その際、前記CPU33は、RAM34bに記憶された貸し球の未払出し個数(球貸し総数)の管理状態に基づき、前記未払出し個数報知基板38に対して未払出し個数表示部Hに前記貸し球の未払出し個数を報知(表示)するための制御信号を出力する。この制御信号を入力した未払出し個数報知基板38は、当該制御信号に基づき未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数を数字表示させる。
【0046】
さらに、前記CPU33は、前記球貸し制御開始信号を前記カードユニット18に対し出力する。そして、前記ステップS20で前記球貸し要求信号を入力した前記CPU33は前記球払出装置30を作動させ、球貸し総数(貸し球の未払出し個数)として設定された個数分の貸し球を払出すべく球貸し動作を実行する(ステップS22)。
【0047】
一方、前記ステップS20の判定結果が否定の場合、前記CPU33は、前記球貸し要求信号が入力されていないので、前記球貸し制御処理を実行せずに処理を終了する。
【0048】
図7には、図6に示す球貸し制御の処理ルーチンにおけるステップS22の球貸し動作の処理ルーチンが示されている。
まず、前記CPU33は球貸し動作を開始することを示す開始信号(以下、「球貸し動作開始信号」という。)をカードユニット18に対し出力する(ステップS30)。その後、前記CPU33は、前記RAM34bに設定された前記球貸し総数(貸し球の未払出し個数)が0(零)より大きいか否か、即ち、払出すべく貸し球が残っているか否かを判定する(ステップS31)。そして、この判定結果が肯定、即ち、払出すべく貸し球がある場合、前記CPU33は、前記球払出装置30のソレノイド30aをON状態にするための制御信号を前記球払出装置30に対し出力する(ステップ32)。その結果、前記球払出装置30では、前記制御信号を受けて前記ソレノイド30aが駆動され、1個の貸し球が払い出される。
【0049】
そして、前記CPU33は、前記ソレノイド30aの駆動により1個の貸し球の払出しが完了したか否かを判定する(ステップS33)。即ち、前記CPU33は、前記貸し球の払出しを検出した前記球計数センサ30cが出力した払出し信号を入力したか否かを判定する。そして、前記ステップS33の判定結果が肯定、即ち、1個の貸し球の払出しが完了した場合、前記CPU33は、前記ソレノイド30aをOFF状態にするための制御信号を前記球払出装置30に対し出力する(ステップS34)。その結果、前記球払出装置30では、前記制御信号を受けて前記ソレノイド30aの駆動が停止する。
【0050】
一方、前記ステップS33の判定結果が否定、即ち、1個の貸し球の払出しが完了していない場合、前記CPU33は、前記ステップS32に移行し再度、前記ソレノイド30aをON状態にするための制御信号を出力する。
【0051】
次に、1個の貸し球の払出しの完了を検出した前記CPU33は、前記RAM34bに設定された球貸し総数(貸し球の未払出し個数)の値を減算(−1)し書き換える(ステップS35)。そして次に、前記CPU33は、RAM34bに記憶された貸し球の未払出し個数(球貸し総数)の管理状態に基づき、前記未払出し個数報知基板38に対して未払出し個数表示部Hに前記貸し球の未払出し個数を報知(表示)するための制御信号を出力する。この制御信号を入力した未払出し個数報知基板38は、当該制御信号に基づき未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数を数字表示させる(ステップS36)。
【0052】
そして、前記CPU33は、前記ステップS31に移行し、前記貸し球の未払出し個数(球貸し総数)が0(零)よりも大きいか否かを判定し、その判定結果が肯定の場合、前記ステップS31〜ステップS36の処理を繰り返し実行する。一方、その判定結果が否定、即ち、貸し球の未払出し個数が0(零)の場合、前記CPU33は1周期分の球貸し制御が完了したとして処理を終了する。さらに、前記CPU33は、前記球貸し制御を完了したことを示す完了信号を前記カードユニット18に対し出力する。
【0053】
また、前記完了信号を入力した前記カードユニット18は、前記払出し金額に相当する貸し球の払出しが完了しているか否かを判定し、完了していない場合には、前記払出し制御基板32(CPU33)に対し、再度、球貸し要求信号を出力する。そして、前記球貸し要求信号を入力した前記CPU33は、再度、図6及び図7に示す球貸し制御を実行する。また、払出し金額に相当する貸し球の払出しが完了している場合、前記カードユニット18は、前記球貸し操作基板21からの球貸し信号が入力されるまで待機状態となる。
【0054】
一方、図7に示す球貸し動作処理ルーチンにおけるステップS30でCPU33が球貸し動作開始信号をカードユニット18に対し出力した際には、球貸し操作部20の残金表示部24に関して図8に示す表示変更処理ルーチンが行われる。
【0055】
即ち、まず前記カードユニット18では、前記CPU33から球貸し動作開始信号を入力したか否かを判定する(ステップS40)。そして、この判定結果が肯定、即ち、カードユニット18が前記球貸し動作開始信号を入力した場合、当該カードユニット18は球貸し操作基板21に対し、前記残金表示部24の表示を変更するための表示変更信号を出力する。この表示変更信号を入力した球貸し操作基板21は、当該表示変更信号に基づき残金表示部24に表示されている前記下3桁以上表示数の表示を変更する。即ち、この下3桁以上表示数と前記下2桁表示数とによる有効金額の表示が変更される(ステップS41)。そして、カードユニット18における残金表示部24の表示変更処理を終了する。
【0056】
次に、図5〜図8に示した制御態様によって貸し球が払出される態様を具体的な数値を用いて説明する。なお、以下の説明では、変換レートとして100円(最小変換単位)に対し24個の貸し球が払出される態様を説明する。なお、カードユニット18に挿入されるプリペイドカードの有効金額は、カードユニット18に挿入される前の時点で3000円とする。
【0057】
まず、前記設定器37には、貸し球の変換レートとして24(個)が設定される。即ち、遊技店の店員は、図4に示す前記設定器37において、所定の鍵を前記鍵スイッチ37aに差し込み、前記鍵を24(個)の貸し球数の表記と一致するように回動操作する。この操作により、前記設定器37には、前記変換レートとして24(個)が設定され、この24(個)が前記設定器37の設定値となる。
【0058】
そして、前記払出し制御基板32(CPU33)は、前記遊技機10の電源投入時、図5のステップS10において前記RAM34bに前記変換レートが記憶されていない場合、図5のステップS12の処理に移行する。即ち、前記CPU33は、前記設定器37の設定値に対応する制御信号を読み込むと共に、当該制御信号に対応する変換レートを前記ROM34aから読み込む。この場合、前記制御信号は設定値である24(個)に対応しており、前記CPU33はROM34aから変換レートとして24(個)を読み込む。そして、前記CPU33は、前記ROM34aから読み込んだ前記変換レートを貸し球数「24」としてRAM34bに記憶保持させる。
【0059】
なお、前記設定器37の設定値を、例えば、25(個)→24(個)に変更する場合には、前記RAM34bに記憶保持された変換レート「25」をクリアした後、電源投入を行うことで前記RAM34bには新たな変換レート「24」が記憶保持される。
【0060】
その後、カードユニット18のカード挿入口19に有効金額が3000円のプリペイドカードを挿入する。すると、カードユニット18からは前記球貸し操作基板21に対し、プリペイドカードの有効金額として3000(円)を100(円)(貸し球の最小変換単位)で除算した数、即ち、前記下3桁以上表示数「30」を残金表示部24に数字表示させるための制御信号が出力される。この制御信号を入力した球貸し操作基板21は残金表示部24に「30」を数字表示させる。この数「30」と前記下2桁表示数「00」とにより前記有効金額が「3000(円)」であることを報知(表示)する。
【0061】
そして、前記球貸ボタン22の押下操作により前記カードユニット18に球貸し信号が入力されると、前記カードユニット18は前記払出し制御基板32に対し球貸し要求信号を出力する。一方、前記CPU33は、図6のステップS20において前記球貸し要求信号が入力されると、前記RAM34bに対し球貸し総数(貸し球の未払出し個数)として「24(個)」を設定する(図6のステップS21)。その際、前記CPU33は、RAM34bに記憶された「24(個)」に基づき、前記未払出し個数報知基板38に対して未払出し個数表示部Hに「24」を貸し球の未払出し個数として報知(表示)するための制御信号を出力する。この制御信号を入力した未払出し個数報知基板38は、当該制御信号に基づき未払出し個数表示部Hに「24」を数字表示させる。
【0062】
さらに、前記CPU33は、球貸し制御開始信号を前記カードユニット18に対し出力する。そして、前記CPU33は前記球払出装置30を作動させ、球貸し総数(貸し球の未払出し個数)として設定された24個分の貸し球を払出すべく球貸し動作を実行するため図7に示す球貸し動作処理を実行する。そして、図7のステップS34において、1個の貸し球の払出しの完了を検出した前記CPU33は、前記RAM34bに設定された球貸し総数(貸し球の未払出し個数)の値を減算(−1)し23(個)に書き換える(ステップS35)。
【0063】
すると次に、前記CPU33は、RAM34bに記憶された貸し球の未払出し個数(球貸し総数)の管理状態に基づき、前記未払出し個数報知基板38に対して未払出し個数表示部Hに前記貸し球の未払出し個数を報知(表示)するための制御信号を出力する。この制御信号を入力した未払出し個数報知基板38は、当該制御信号に基づき未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数「23」を数字表示させる(ステップS36)。
【0064】
そして、同様に、前記CPU33は、貸し球の未払出し個数(球貸し総数)としてRAM34bに設定された「23(個)」が「0(個)」になるまで図7のステップS31〜ステップS36の各処理を繰り返し実行する。このように、24個の貸し球が払い出される。
【0065】
一方、図7のステップS30で前記CPU33から球貸し動作開始信号を入力したカードユニット18では、球貸し操作基板21に対し残金表示部24に表示されている前記下3桁以上表示数「30」を「29」に変更するための表示変更信号を出力する。すると、この表示変更信号を入力した球貸し操作基板21は、当該表示変更信号に基づき、残金表示部24に表示されている前記下3桁以上表示数「30」を「29」に変更する。そして、残金表示部24に表示された下3桁以上表示数「29」と下2桁表示数「00」とにより前記有効金額が「2900(円)」であることを外部に報知(表示)する。そして、同様に、前記図7のステップS30において、カードユニット18は、CPU33から球貸し動作開始信号が出力される度に、ステップS40〜ステップS41の処理を繰り返し実行する。
【0066】
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1) 前記払出し制御基板32は、カードユニット18からの球貸し要求信号の入力内容と球払出装置30からの貸球払出し信号の入力内容とに基づき前記球貸し要求信号の入力内容に対する貸し球の未払出し個数を管理する。そして、未払出し個数表示部Hは、払出し制御基板32における貸し球の未払出し個数の管理状態に基づき貸し球の未払出し個数を外部に報知(表示)する。従って、遊技者と遊技店店員の双方は、未払出し個数表示部Hに報知(表示)されている貸し球の未払出し個数を確認することができる。そのため、遊技者と遊技店側の双方で貸し球の払出しが正確に行われていることを容易に確認することができる。
【0067】
(2) しかも、前記RAM34bには、電源遮断後も前記貸し球の未払出し個数の管理状態に対応した数値情報が記憶保持される。そして、電源復旧後には、未払出し個数表示部Hに前記数値情報に基づき貸し球の未払出し個数が報知(表示)される。従って、遊技店店員及び遊技者の双方は、停電前及び電源復旧後において、未払出し個数表示部Hに報知(表示)された貸し球の未払出し個数を確認することができる。そのため、遊技者と遊技店側の双方で貸し球の払出しが正確に行われていることを容易に確認することができる。
【0068】
(3) また、未払出し個数表示部Hは上球皿15の球貸し操作部20に設けられているので、その遊技機10で遊技中の遊技者の視線に入る。そのため、遊技者は遊技状態を視認しながら同時に前記未払出し個数表示部Hの表示内容をも視認することができる。
【0069】
(4) また、未払出し個数表示部Hは、残金表示部24と隣り合うように設けられている。従って、遊技者は、球貸ボタン22を押下操作した後に、残金表示部24を確認しながら未払出し個数表示部Hの表示内容を確認することができる。つまり、残金表示部24及び未払出し個数表示部Hの両表示内容をリアルタイムで確認することができる。
【0070】
(5) 払出し制御基板32には、貸し球の変換レートを設定するための設定器37が設けられていると共に、ROM34aには、複数種類の変換レートが記憶保持されている。そのため、設定器37の設定を変更することにより、所望の変換レートをROM34aから選択することができる。また、変換レートを変更する必要が生じた場合でも払出し制御基板32の交換が不要である。
【0071】
(6) 払出し制御基板32は、電源投入時に、前記RAM34bに貸し球の変換レートに応じた貸し球数が記憶保持されていないという条件下において、設定器37の設定値に応じてRAM34bに貸し球数を記憶保持させる。従って、遊技店の営業中や営業時間外に、不正行為によって設定器37の設定値が変更された場合であっても、前述の条件が成立していなければ、RAM34bに記憶保持されている貸し球数の書き換えが行われないため、適正な貸し球数(遊技店側が意図する貸し球数)に基づき貸し球の払出しを制御することができる。
【0072】
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記実施形態では、球貸し動作の途中で、停電となった場合、当該停電以前及び電源復旧後、未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数が報知(表示)されたが、電源投入時(例えば、電源復旧後)に、RAM34bに記憶保持されている貸し球の未払出し個数(球貸し総数)の管理状態に対応した数値情報に基づき、貸し球の未払出し個数を外部に報知するようにしてもよい。つまり、未払出し個数表示部Hは、電源投入時にのみ、未払出し個数を外部に報知する。このような構成とすると、例えば、球貸し動作の途中で停電となった場合でも、電源投入時に、遊技者及び遊技店店員の双方は、未払出し個数表示部Hの表示内容から貸し球の未払出し個数を確認することができる。
【0073】
・ 前記実施形態では、前記残金表示部24が、プリペイドカードの有効金額を貸し球の最小変換単位で除算した数(下3桁以上表示数)を数字表示する一方、前記未払出し個数表示部Hが、貸し球の未払出し個数を外部に報知(数字表示)し、それぞれ独立して報知するようになっていた。しかし、未払出し個数表示部Hと残金表示部24は交互に報知動作を行う構成としてもよい。例えば、CPU33で、未払出し個数表示部Hと残金表示部24の報知動作のタイミングを制御し、貸し球が払出されている間は、未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数を報知する。また、貸し球が払出されていない場合には、残金表示部24に前記下3桁以上表示数を報知(数字表示)する。このような構成とすると、遊技者は、貸し球の払出しが行われている間、即ち、未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数が報知されている間は、未払出し個数表示部Hのみに集中することができる。
【0074】
・ 前記実施形態では、未払出し個数表示部Hは未払出し個数報知基板38に接続され、残金表示部24は球貸し操作基板21に設けられていた(接続されていた)が、未払出し個数表示部Hと残金表示部24の各制御部を同一基板上に設けてもよい。例えば、未払出し個数表示部Hを球貸し操作基板21に接続し、当該球貸し操作基板21が未払出し個数報知基板38の制御をするようにしてもよい。
【0075】
・ 前記実施形態では、未払出し個数表示部Hが、貸し球の未払出し個数を報知(表示)するようになっていたが、さらに、貸し球の変換レートを外部に報知(表示)するようにしてもよい。例えば、カードユニット18のカード挿入口19にプリペイドカードが挿入されている場合には、未払出し個数表示部Hに、貸し球の未払出し個数を報知し、プリペイドカードが挿入されていない場合には、払出し個数設定器37により設定され、RAM34bに記憶保持されている貸し球の変換レートを報知するようにする。このような構成とすると、新たに貸し球の変換レートを報知する構成を設ける必要がない。さらに、貸し球の変換レートが変更された場合に、遊技者に対し明確に貸し球の変換レートを知らせることができる。また、遊技店側は貸し球の変換レートが正確に変更されたかを容易に確認することができる。
【0076】
・ 前記実施形態では、前記残金表示部24が、前記下3桁以上表示数を数字表示し、その下3桁以上表示数と上球皿15上に印刷されている下2桁表示数「00」(図示省略)とによりプリペイドカードの有効金額を外部に報知(表示)するようになっていた。しかし、上球皿15上に印刷されている下2桁表示数「00」を省略し、残金表示部24に、直接、プリペイドカードの有効金額(例えば、500(円)や1000(円))を数字表示してもよい。さらに、上球皿15に印刷されている下2桁表示数「00」を省略し、プリペイドカードの有効範囲を度数として残金表示部24に表示してもよい。なお、前記度数とは、プリペイドカードの有効金額を貸し球の最小変換単位で除算した数である。
【0077】
・ 前記実施形態では、未払出し個数表示部Hが残金表示部24と隣り合うように設けられていたが、隣り合うように設けなくてもよい。例えば、未払出し個数表示部Hを球貸し操作部20の近傍に設けてもよい。例えば、図3の上球皿15における上部前面で、且つ返却ボタン23を挟んで残金表示部24と反対側に未払出し個数表示部Hを設けてもよい。また、上球皿15の近傍に設けてもよい。即ち、上球皿15の近傍に設けられていれば未払出し個数表示部Hは、遊技機10の中で遊技中において遊技者の視野に入る。そのため、遊技者は遊技を邪魔されることなく前記未払出し個数表示部Hの表示内容を視認することができる。
【0078】
・ 前記実施形態では、前記RAM34bに、電源遮断後も前記貸し球の未払出し個数(球貸し総数)の管理状態に対応した数値情報が記憶保持されるようになっていたが、記憶保持されない構成としてもよい。例えば、球払出装置30のエラー発生により、当該球払出装置30の部品交換をする必要が生じ、遊技機10において、電源を遮断した状態とする場合においても、電源を遮断した状態とする前に、遊技店店員及び遊技者は、未払出し個数表示部Hに報知(表示)されている貸し球の未払出し個数を確認することができる。また、遊技店店員は、遊技者に対して、球払出装置30のエラー発生により未払出しになっている貸し球を、電源を遮断する前に確認した未払出し個数表示部Hに報知(表示)されていた貸し球の未払出し個数に基づき、保証する(与える)ことができる。
【0079】
・ 前記実施形態では、未払出し個数表示部H及び残金表示部24が数字表示する形態であったが、貸し球の未払出し個数やプリペイドカードの有効金額を音声で報知するようにしてもよい。
【0080】
・ 前記実施形態では、球貸し操作部20に残金表示部24が設けられていたが、省略してもよい。さらに、残金表示部24を省略した場合に、未払出し個数表示部Hに貸し球の未払出し個数とプリペイドカードの有効金額を交互に表示するようにしてもよい。
【0081】
・ 前記実施形態では、球払出装置30により賞球及び貸し球の払出しを行っていた。しかし、球払出装置30を2個設け、一方の球払出装置30を賞球の払出しを行う賞球払出装置とし、他方の球払出装置30を貸し球の払出しを行う貸球払出装置とし、賞球及び貸し球の払出しを別々の球払出装置30にて行うようにしてもよい。
【0082】
・ 前記実施形態では、未払出し個数表示部Hが、貸し球の未払出し個数を外部に報知(数字表示)するようになっていた。しかし、例えば、球払出装置30の故障等により貸し球を払出し過ぎた場合、前記未払出し個数表示部Hに払出し過ぎた分の貸し球の個数を報知するようにしてもよい。仮に、球払出装置30の故障等により、払出すべき貸し球数より2個の遊技球を余分に払出したとすると、未払出し個数表示部Hには、貸し球の未払出し個数として「−2(個)」と数字表示する。このような構成とすると、遊技店側は、未払出し個数表示部Hにマイナスの数字が数字表示されたのを視認することにより、球払出装置30等が故障していることを容易に発見することができる。その結果、遊技店側では、払出すべき貸し球数以上に遊技球を払出すことを抑制することをができる。
【0083】
・ 前記実施形態では、未払出し個数表示部Hが、貸し球の最小変換単位(100円)に相当する個数の貸し球の払出しを行う際の貸し球の未払出し個数を報知していた。しかし、これを球貸し操作部20の球貸ボタン22の1回(例えば、500円分)の操作に基づき払出される全貸し球の未払出し個数を報知するようにしてもよい。なお、この場合、カードユニット18からの球貸し要求信号の入力内容は、球貸し操作部20の球貸ボタン22の1回(例えば、500円分)の操作に対応する個数の貸し球の払出しを払出し制御基板32に要求するという内容になる。また、払出し制御基板32では、この球貸し要求信号の入力内容に対する500円分の球貸し総数を貸し球の未払出し個数として管理する。そして、未払出し個数表示部Hは、この貸し球の未払出し個数(球貸し総数)の管理状態に基づき貸し球の未払出し個数を外部に報知する。
【0084】
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下に追記する。
(イ) 前記未払出し個数報知手段と前記有効範囲報知手段の各制御部は同一基板上に設けられている。
【0085】
(ロ) 前記未払出し個数報知手段と前記有効範囲報知手段は交互に報知動作を行う構成とされている。
(ハ) 前記未払出し個数報知手段は、電源投入時に、前記記憶手段が記憶保持している前記貸し球の未払出し個数の管理状態に対応した数値情報に基づき、貸し球の未払出し個数を外部に報知する。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技者と遊技店側の双方で貸し球の払出しが正確に行われていることを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるパチンコ遊技機の機表側を示す正面図。
【図2】同じく、機裏側を概略的に示す背面図。
【図3】同じく、上球皿を示す平面図。
【図4】球貸し制御処理に係る各種構成部材と各種基板の接続態様を示すブロック図。
【図5】払出し制御基板における電源投入時処理の制御態様を説明するフローチャート。
【図6】同じく、球貸し制御処理の制御態様を説明するフローチャート。
【図7】同じく、球貸し動作処理の制御態様を説明するフローチャート。
【図8】同じく、カードユニットにおける残金表示部の表示変更処理の制御態様を説明するフローチャート
【符号の説明】
H…未払出し個数報知手段としての未払出し個数表示部、10…パチンコ遊技機、15…上球皿、18…球貸し制御装置としてのカードユニット、24…有効範囲報知手段としての残金表示部、30…貸球払出装置としての球払出装置、32…貸球払出し制御部としての払出し制御基板、34b…記憶手段としてのRAM、37…変換レート設定手段としての払出し個数設定器。

Claims (2)

  1. 貸し球としての遊技球を払出す球払出装置と、遊技球を貯留する貯留皿と、前記球払出装置を作動制御して前記貸し球を前記貯留皿に払出すための球貸し制御を実行する貸球払出し制御部と、遊技者が貸し球を貸し受ける際に操作する球貸しボタン及び前記貸し球との経済的交換価値を一定の有効範囲で認められた貸し球変換媒体の前記有効範囲を外部に報知する有効範囲報知手段を有する球貸し操作部と、を備え、前記貸球払出し制御部及び前記球貸し操作部は、前記貸し球変換媒体が挿入される球貸し制御装置と接続可能に構成されている遊技機において、
    前記貸球払出し制御部には、貸し球の変換レートを変更自在に設定可能な変換レート設定手段と、前記貸し球の未払出し個数の管理状態に対応した数値情報及び前記貸し球の変換レートを含む前記貸し球を払出すための制御情報を電源遮断後も記憶保持する記憶手段と、が設けられており、
    前記貸球払出し制御部は、前記電源投入時、前記変換レートを含む制御情報が前記記憶手段に記憶保持されていない場合には前記変換レート設定手段における変換レートの設定値を読み込み、その変換レートの設定値を前記貸し球の最小変換単位に対する貸し球数とし、前記貸し球の変換レートは前記電源投入時に前記記憶手段に記憶保持されている前記制御情報が強制的にクリアされ、前記記憶手段に前記制御情報が記憶保持されていない状態として前記変換レート設定手段における変換レートの設定値を読み込むことにより変更可能であって、前記電源投入時に前記記憶手段に記憶保持されている前記制御情報が強制的にクリアされない場合には前記変換レート設定手段における変換レートの設定値を読み込むことなく前記記憶手段に記憶保持されている前記変換レートを継続して採用し、当該変換レートを前記貸し球の最小変換単位に対する貸し球数とし、前記球貸しボタンが操作されると、前記貸し球の最小変換単位に対する貸し球数を球貸し総数として設定し、前記球貸し総数分の貸し球を払出すべく前記球払出装置を作動させる球貸し制御を実行するとともに、前記球払出装置が前記貸し球としての遊技球を払出す毎に出力する払出し信号を入力して前記球貸し総数を減算することにより貸し球の未払出し個数を管理し、前記貸し球の未払出し個数の管理状態に基づき前記未払出し個数を報知させるための制御信号を未払出し個数報知手段に出力して前記未払出し個数を外部に報知させ、
    前記未払出し個数報知手段を、前記貯留皿の上面に設けた前記球貸し操作部において前記有効範囲報知手段と隣り合うように設けたことを特徴とする遊技機
  2. 前記未払出し個数報知手段は、前記変換レート設定手段により設定される貸し球の変換レートを外部に報知するための貸球変換レート報知手段を兼用し、前記球貸し制御装置に前記貸し球変換媒体が挿入された状態で前記球貸しボタンが操作された場合には前記貸し球の未払出し個数を報知する一方で、前記球貸し制御装置に前記貸し球変換媒体が挿入されていない場合には前記貸し球の変換レートを報知する構成とされている請求項1に記載の遊技機。
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