JP4220131B2 - 溶鋼取鍋用不定形耐火組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶鋼取鍋用不定形耐火組成物(溶鋼取鍋の炉内張り用耐火物として使用される不定形耐火組成物)に関し、特に、耐熱性,耐食性,耐スラグ浸透性に優れた溶鋼取鍋用不定形耐火組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、VOD鍋を含む溶鋼取鍋の内張り用不定形耐火物として、アルミナ原料とスピネル原料とを組み合わせた“アルミナ・スピネル質キャスタブル”や、アルミナ質キャスタブルにマグネシアを添加した“アルミナ・マグネシア質キャスタブル”が開発され、適用されていた。
このうち、“アルミナ・マグネシア質キャスタブル”は、スラグ浸透が少ないことにより、特に取鍋内張り用材質として脚光を浴び、敷部や側壁部に適用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
“アルミナ・マグネシア質キャスタブル”としては、特開昭63−218586号公報,特開平2−208260号公報,特開平5−185202号公報,特開平7−25669号公報に“アルミナ原料とマグネシア原料およびアルミナセメントやシリカ超微粉を含有した不定形材料”について記載されている。
【0004】
しかしながら、上記公報に記載の不定形材料は、従来からのアルミナ質キャスタブルやアルミナ・スピネル質キャスタブルと比較して、耐食性や耐スラグ浸透性に優れているものの、昨今の鉄鋼業界を取り巻く環境変化により、鋼品質の向上を目指すべく、取鍋における溶鋼処理が過酷化しており、このような不定形材料では限界にきているのが現状である。
【0005】
そこで、本発明の目的は、高耐熱性を有すると共に、耐食性及び耐スラグ浸透性を、従来のアルミナ・スピネル質或るいはアルミナ・マグネシア質キャスタブルよりも格段に向上させた溶鋼取鍋用不定形耐火組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、高耐食性および高耐スラグ浸透性を得るための配合原料の選定と、マグネシア原料の添加量およびその粒度とに着目し、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【0007】
即ち、本発明に係る溶鋼取鍋用不定形耐火組成物は、
(1)1mm以上の粒度に調製した焼結アルミナと1mm未満の粒度に調製した電融アルミナ及び/又は仮焼アルミナとを使用し、粒度が1mm未満の焼結アルミナを含まないアルミナ質組成の耐火組成物であって、該耐火組成物に、内割りで、
(2)粒度が0.3mm以下で、かつ75μm以下の粒度を55〜85重量%含み、マグネシア含有量が90重量%以上のマグネシア原料を3〜12重量%と、
(3)カルシア含有量が20重量%未満のアルミナセメントを3〜10重量%と、
(4)シリカを主体とする超微粉を0.3〜1.5重量%と、
を含有してなることを特徴とし(請求項1)、これにより、前記した目的とする不定形耐火組成物を提供することができる。
【0008】
また、本発明は、前記溶鋼取鍋用不定形耐火組成物を水にて混練し、流し込み施工または吹付け施工に用いることを特徴とする(請求項2)。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明で使用するアルミナ原料について説明すると、本発明は、前記(1)として記載したとおり、特定粒度(1mm以上)に調製した焼結アルミナと、同じく特定粒度(1mm未満)に調製した電融アルミナ及び/又は仮焼アルミナとを併用するものである。
以下、本発明で使用する上記アルミナ原料について、その作用効果と共に具体的に説明する。
【0010】
本発明で使用する焼結アルミナとしては、アルミナ含有量が95%以上の、ロータリーキルンやシャトルキルンにて高温度で焼結させたペレットを未粉砕の状態で篩分けした原料や粉砕後篩分けした原料が使用できる。
その使用粒度は“1mm以上(1.0mm以上)”である。この焼結アルミナは、高温度で焼き締められたペレットであり、同組成の電融アルミナが単結晶の集合体であるのと比較して、1mm以上の粒度では非常に緻密な焼結体であるため、耐食性に優れると同時にスラグの骨材粒子内への浸透が抑制できる。この焼結アルミナは、伊藤忠セラテック(株)社にて製造されている「アルミナイト−37」や「アルミナイト−S」などが一般的に市販されている。
【0011】
一方、本発明において、1mm未満(1.0mm未満)の粒度に調製した電融アルミナ及び/又は仮焼アルミナを使用する。電融アルミナおよび仮焼アルミナのアルミナ含有量は99重量%以上の、高純度原料の粉砕品が使用できる。
前述した1mm以上(1.0mm以上)の粒度の焼結アルミナとは逆に、電融アルミナは、1mm未満(1.0mm未満)の粒度では、単結晶体と成りやすく、焼結アルミナに比して、結晶粒界が少ないため、高耐食性と高耐スラグ浸潤性に優れる。
【0012】
仮焼アルミナは、最大粒径が10μm以下、好ましくは平均粒径が5μm以下の超微粉で、Na2O含有量が0.5%以下の高純度で低ソーダ品が使用できる。仮焼アルミナは、低水分で施工可能とするためと、後述するマグネシアとの反応速度を速くするために使用する。その使用量は3〜10重量%が好ましい。
【0013】
本発明において、前記特定粒度(1mm以上)に調製した焼結アルミナと、同じく特定粒度(1mm未満)に調製した電融アルミナ及び/又は仮焼アルミナとを併用するが、この“焼結アルミナ”と“電融アルミナ及び/又は仮焼アルミナ”との比率は、重量比で1.0/0.5〜1.0/8.5(好ましくは1.0/1.0〜1.0/3.0)が望ましい。
【0014】
次に、本発明で使用するマグネシアとしては、その粒度が0.3mm以下の微粉や超微粉で、かつ75μm以下の粒度を55〜85重量%含み、マグネシア含有量が90重量%以上の天然に産するマグネサイトやその焼成物,海水より得られる海水マグネシアあるいは電融することにより得られる電融マグネシアの1種あるいは1種以上の混合物が使用できる。
【0015】
マグネシアの粒度が0.3mmより粗い場合や、75μm以下の粒度が55重量%より少ない場合には、マグネシアとアルミナとの反応により生成するスピネルの生成が遅く、かつ少なくなり、反応による結合強度や反応物の拡散による組織の緻密化が図れなくなる。
また、75μm以下の粒度が85重量%より多い場合には、マグネシアが拡散してアルミナと反応し、スピネルを生成する際に生じる存在したマグネシアの痕跡部の密閉気孔が少なくなる。その結果として、応力緩和性が乏しくなるために、耐熱衝撃抵抗性が弱くなり、加熱−冷却時に剥離損傷、所謂熱的スポーリングが発生するため、好ましくない。
【0016】
上記マグネシア原料として、マグネシア含有量が90重量%以上の高純度のものを使用する。90重量%未満のマグネシア原料では、その原料中にシリカ,ライムあるいは鉄酸化物等の不純物が多く含まれるため、耐食性の低下や残存膨張率の低下により十分な耐用性が得られなくなるため、好ましくない。
【0017】
マグネシア原料の添加量は、3〜12重量%(より好ましくは5〜9重量%)である。マグネシアの添加量が3重量%未満の場合には、マグネシアとアルミナとの反応により生成するスピネルの生成量が少なく、反応による結合強度や反応物の拡散による組織の緻密化が図れなくなり、剥離損傷を誘発したり耐食性が低下する。
−方、マグネシアの添加量が12重量%より多い場合には、マグネシアとアルミナとの反応により生成したスピネルと、未反応のマグネシアが共存した状態となり、特に、溶鋼取鍋のような溶鋼と接する容器内張り用として使用する場合には、処理スラグの浸透が抑制されず、所謂構造的スポーリングが発生し、耐用性が低下する。
【0018】
また、本発明で使用するアルミナセメントとしては、カルシア含有量が20重量%未満であって、カルシウムアルミネートとコランダムを主体鉱物とする高純度のハイアルミナセメントが使用できる。そのアルミナセメントの添加量は、3〜10重量%(より好ましくは5〜8重量%)である。
【0019】
カルシア含有量が20重量%より多いアルミナセメントを使用した場合や、アルミナセメントの添加量が10重量%より多い場合には、次に述べるシリカ主体の超微粉を併用して使用するため、液相生成量が増加することにより耐食性が極端に低下する。
また、アルミナセメントの添加量が3重量%より少ない場合には、施工体の強度が低く、かつ1000℃以下の低温度領域での組織強度が十分に得られないため、乾燥時の爆裂や使用中の施工体組織のギャップにより剥離損傷を起こす。
【0020】
さらに、本発明は、シリカを主体とする超微粉を0.3〜1.5重量%(より好ましくは0.5〜1.2重量%)使用する。この超微粉は、一般的にシリカフラワーやシリカヒュームと呼ばれるシリカ値が90%以上の超微粉であり、ジルコンやジルコニアを若干含有していてもかまわない。
この超微粉を添加する目的は、マグネシアとアルミナとの反応により生成する緻密なスピネル相の粒界に“(Ca-A1-Si)酸化物系や(Na-Mg-Si)酸化物系の液相”を生成させ、施工体の応力緩和性を高めることにある。
【0021】
シリカを主体とする超微粉の使用量が0.3重量%より少ない場合には、上述した生成するスピネル粒界に存在する液相量が少なくなり、応力緩和性が乏しくなるため、耐熱的スポーリング性が低下する。
一方、シリカを主体とする超微粉の使用量が1.5重量%より多い場合には、その液相生成量が多くなり過ぎるため、軟化温度が低下し、耐熱性が極端に低下する。
【0022】
さらに、必要に応じて、アルミニウム粉末、アルミニウム合金粉末、発泡剤、金属ファイバー、有機ファイバー、セラミックファイバー、縮合燐酸塩やポリアクリル酸ナトリウム、ポリカルボン酸カルシウム等のアルカリあるいはアルカリ土類金属塩やそれらの重合体又は共重合体などの分散剤を本発明の効果を阻害しない範囲で添加することができる。
【0023】
本発明に係る不定形耐火組成物の施工は、ミキサー内に投入された上述した配合組成の粉末に、水を4〜9重量%添加・混棟した後、混練物をダイレクトあるいは搬送ホッパー、あるいは、ピストンポンプやスクイズポンプ等の圧送機器を使用し、施工枠内に投入し、バイブレーター等の加振機器を使用して、流し込み施工を行う。
【0024】
また、ピストンポンプやスクイズポンプ等の圧送機器を使用する場合には、圧送配管先端に吹付ノズルを取り付け、圧搾空気にて送られたアルカリ性ゲル化剤とノズル内で混合され、吹き付け施工も可能である。
この吹き付け施工の場合、圧搾空気にて添加するアルカリ性ゲル化剤としては、種々のアルカリ性物質が使用できる。例えば、珪酸ソーダ,珪酸カリウム,硫酸塩,珪酸リチウム,炭酸リチウム,水酸化カリウム等の粉末、または、それらの水溶液等が使用できるが、広く市販され容易に入手可能であり、かつ分散性が良好な“珪酸ソーダ溶液や珪酸カリウム溶液”が望ましい。このアルカリ性ゲル化剤の添加量は、混練後の圧送材料に対して外掛けで0.1〜3.0重量%が好ましい。
【0025】
なお、流し込み施工の場合には、8mm以上に粒調したアルミナ含有量が90重量%以上の焼結アルミナや電融アルミナ、あるいは、マグネシア含有量が20重量%以下のスピネルやスピネル−コランダム鉱物相を主構成相とするクリンカーの内の1種あるいは2種以上の粗大粒を、外掛けで30重量%まで添加しても本発明で意図する作用効果は阻害されない。したがって、これらも本発明に包含されるものである。
【0026】
【実施例】
次に、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、本発明の溶鋼取鍋用不定形耐火組成物について更に具体的に説明する。
【0027】
(実施例1〜9,比較例1〜15)
表1に、本発明の実施例1〜9における配合割合と各試験結果を示し、表2および表3に、比較例1〜15における配合割合と各試験結果を示す。
表1〜3に示す割合で配合した各配合物は、同じく表1〜3に示す混練条件で混棟した後、実施例1〜8および比較例1〜3,5〜15では、型枠に流し込み、硬化,脱枠後、105℃で24時間乾燥し、各試験に供した。また、実施例9および比較例4では、表1および表2に示すように、両例とも“吹付け施工”であって、圧送配管で圧送し、この圧送配管の先端に取り付けた吹付ノズル内で、圧搾空気にて送られたアルカリ性ゲル化剤(40重量%の珪酸ソーダ溶液)の0.3重量%と混合し、吹付け施工した後、同じく105℃で24時間乾燥し、各試験に供した。
【0028】
表1〜3に示す「曲げ強さ(MPa)」「圧縮強さ(MPa)」「浸食試験」は、次の方法で測定した。
・曲げ強さ:JIS−R2553に準じ、105℃乾燥後および1500℃焼成後の各試料について測定した。
・圧縮強さ:JIS−R2555に準じ、105℃乾燥後および1500℃焼成後の各試料について測定した。
・浸食試験:転炉スラグを浸食剤とし、1650℃で4時間の回転浸食試験を実施し、「侵食深さ(mm)」,「浸潤深さ(mm)」を測定した。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
表1から明らかなように、本発明で特定する範囲内の実施例1〜9によれば、高耐熱性を有すると共に、耐食性及び耐スラグ浸透性に優れた不定形耐火組成物が得られることが理解できる。
これに対して、本発明で特定する範囲外の比較例1〜15の不定形耐火組成物では、耐熱性,耐食性及び/又は耐スラグ浸透性の劣るものが得られた。
【0033】
更に、本発明に係る不定形耐火組成物を用いて、次の試験1,2(流し込み施工試験)、および、試験3(吹き付け施工試験)を行った。
なお、試験1,2で使用した従来のアルミナ・マグネシア質流し込み材は、敷部用として比較例5の材料,鋼浴部用として比較例3の材料であり、本発明に係る不定形耐火組成物としては、敷部用として実施例1の材料,鋼浴部用として実施例3の材料を使用した。また、試験3で使用した従来のアルミナ・マグネシア質湿式吹き付け材は、比較例4の材料であり、本発明に係る不定形耐火組成物としては、実施例9の材料を用いた。
【0034】
(試験1:流し込み施工試験)
100tonのLF取鍋の敷部および鋼浴部に流し込み施工を実施した。
従来からのアルミナ・マグネシア質流し込み材の寿命が、敷部を40ch毎に部分補修を実施し、120chであったのと比較して、本発明に係る不定形耐火組成物を用いることにより、敷部が50ch毎の補修へと高寿命化したと同時に、鋼浴部の寿命が150chへと延命した。また、亀裂の発生が少なく、剥離は発生しないことより、高位安定耐用が可能となった。
【0035】
(試験2:流し込み施工試験)
320tonのRH取鍋の敷部および鋼浴部に流し込み施工を実施した。従来からのアルミナ・マグネシア質流し込み材は、敷部を90ch毎に部分補修を実施し、270chの寿命であったのと比較して、本発明に係る不定形耐火組成物を用いることにより、敷部の部分補修タイミングが120ch毎へと延命、鋼浴部の耐用も360chへと飛躍的に向上した。
【0036】
(試験3:吹き付け施工試験)
250tonのLF取鍋の鋼浴部に湿式吹付工法にて施工後使用し、従来からのアルミナ・マグネシア質湿式吹付と比較し、本発明に係る不定形耐火組成物を用いることにより、補修までの寿命が80chから110chへと向上した。特に、スラグの浸透層厚みが非常に低減したことにより、背部への地金進入も皆無となり、トータルライフも160chから220chへと1.5倍に延命した。
【0037】
【発明の効果】
本発明は、以上詳記したとおり、1mm以上の粒度に調製した焼結アルミナと1mm未満の粒度に調製した電融アルミナ及び/又は仮焼アルミナとを併用し、粒度が1mm未満の焼結アルミナを含まないアルミナ質組成の耐火組成物であって、該耐火組成物に、内割りで、
・粒度が0.3mm以下で、かつ75μm以下の粒度を55〜85重量%含み、マグネシア含有量が90重量%以上のマグネシア原料:3〜12重量%、
・カルシア含有量が20重量%未満のアルミナセメント:3〜10重量%、
・シリカを主体とする超微粉:0.3〜1.5重量%、
を含有してなる溶鋼取鍋用不定形耐火組成物であり、高耐熱性を有すると共に、耐食性及び耐スラグ浸透性を従来のアルミナ・スピネル質あるいはアルミナ・マグネシア質キャスタブルよりも格段に向上させた不定形耐火組成物を提供することができる。
【0038】
また、本発明に係る不定形耐火組成物を流し込み材として使用することにより、従来のアルミナ・マグネシア質流し込み材と比較して、取鍋敷部の補修間隔が延長すると同時に、鋼浴部の耐用も飛躍的に向上する効果が生じる。
さらに、本発明に係る不定形耐火組成物を湿式吹き付け材として使用することにより、従来のアルミナ・マグネシア質湿式吹き付け材と比較して、剥離などの発生がなく耐用性が大幅に向上し、特に、スラグの浸透厚みが非常に軽減されることにより、背部への地金進入も皆無となり、トータルライフも延命化する効果が生じる。
Claims (2)
- 1mm以上の粒度に調製した焼結アルミナと1mm未満の粒度に調製した電融アルミナ及び/又は仮焼アルミナとを使用し、粒度が1mm未満の焼結アルミナを含まないアルミナ質組成の耐火組成物であって、該耐火組成物に、内割りで、粒度が0.3mm以下で、かつ75μm以下の粒度を55〜85重量%含み、マグネシア含有量が90重量%以上のマグネシア原料を3〜12重量%と、カルシア含有量が20重量%未満のアルミナセメントを3〜10重量%と、シリカを主体とする超微粉を0.3〜1.5重量%とを含有してなることを特徴とする溶鋼取鍋用不定形耐火組成物。
- 前記溶鋼取鍋用不定形耐火組成物を水にて混練し、流し込み施工または吹付け施工に用いることを特徴とする請求項1に記載の溶鋼取鍋用不定形耐火組成物。
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