JP4219487B2 - スリッタラインにおける金属条の表面欠陥検出方法及びその装置 - Google Patents

スリッタラインにおける金属条の表面欠陥検出方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属帯板を一定方向へ繰り出しながら幅の狭い複数の金属条にスリットするスリッタラインにおいて、各金属条表面の汚れ,傷その他の表面欠陥を検出する検出方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コイル状に巻かれた金属帯板を繰り出しながら幅の狭い金属条に連続的にスリットし、各金属条をコイル状に巻き取るスリッタラインでは、スリッタ設置位置より繰り出し方向上流側にラインセンサを設置し、このラインセンサでスリットする前の金属帯板の表面を撮像することによって金属帯板の表面欠陥を検出していた。
そして、金属帯板に表面欠陥が検出されたときは、スリット終了後に当該金属帯板からスリットされた各金属条のコイルを巻き戻しながら、どの金属条のどの位置に表面欠陥があるか目視検査し、汚れなどの表面欠陥のある金属条の表面欠陥を除去していた。
【0003】
なお、普通のビデオカメラは再生時の走査線数ごとに光映像信号を電気信号に変換するが、ラインセンサ(ビデオカメラの一種)は走査線の一線ごとに光映像信号を電気信号に変換する。
前述のようなスリッタラインで通常のビデオカメラを使用すると、金属帯板の動きが速く、再生できない部分(欠陥検出では検出できない部分)が発生するので前述のようなラインセンサが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の検出方法では、金属帯板(スリット前)の表面欠陥を検出し、表面欠陥が検出されたときは、当該金属帯板をスリットした全ての金属条のコイルを巻き戻して目視検査するので、表面欠陥のない金属条のコイルも巻き戻すことになり、無駄が多くかつ手間が掛かった。
【0005】
従来方法において、ラインセンサをスリッタラインのスリッタ設置位置よりも繰り出し方向の上流側に設置する理由を図4を参照しながら説明する。
図4の(a)図〜(c)図は、スリッタライン上でスリットした後の金属条と、これらの金属条をラインセンサで撮像したときの電気信号との関係を示す概略図である。
(a)図はスリット後の金属条10が矢印aの方向へ走行している部分平面図で、金属帯板は、左端の1番目の金属条10aから右端のn番目の金属条10nまでのn数の金属条にスリットされる。
【0006】
前述のようなラインセンサと、演算装置,記憶装置,入出力装置等を含むコンピュータを使用して検出システムを構成し、各金属条10(の幅)毎に検査ウインドーを設定し、各検査ウインドー毎に当該検査ウインドーに対応する金属条の表面欠陥を検出し出力するように構成する場合を想定する。
金属帯板の長さ方向に対するラインセンサの視野は、通常1〜2mm程度である。ラインセンサは、普通のビデオカメラと同様に、対象物を撮像したときの明るさが一定のしきい値以下である場合を表面欠陥として信号変換しており、例えばしきい値が金属帯板の幅方向へ2ビット分以上連続したとき、表面欠陥として出力するようになっている。
汚れなどの表面欠陥がない(a)図の箇所bの部分をラインセンサで撮像した映像を信号処理した場合は、(b)図のように、金属条10aの検査ウインドーに対応する部分a1、金属条10bの検査ウインドーに対応する部分b1、金属条10cの検査ウインドーに対応する部分c1、・・・金属条10nの検査ウインドーに対応する部分n1を含み、スリットされた金属条10の数とそれらに対応する検査ウインドーの数と一致する波形が出力される。なお、波形の各部分a1〜n1の幅は、それぞれの金属条の幅と対応している。
【0007】
他方、汚れなどの表面欠陥11がある(a)図の箇所cの部分をラインセンサで撮像した映像を信号処理した波形では、表面欠陥11の映像部分が金属条相互間のスリット部12と同様に出力されて、(c)図のように、前記a1,b1,c1及びn1の各部分のほか、いずれの検査ウインドーにも対応しない部分x1が含まれる。
以上の説明により、ラインセンサから出力される波形の各部分a1〜n1の総数は、走行中の金属条10の総数に対応しており、したがって、システム内における検査ウインドーの数と、検出される金属条の数とが一致しなくなるので、実質上各金属条毎に表面欠陥を検出することができなくなる。
【0008】
スリットされた金属条毎にそれぞれラインセンサを設置すれば、各金属条毎に表面欠陥を検出することはできるが、このように構成すると設備が複雑かつ大型化するとともに、極めて高価になる。
【0009】
本発明の目的は、スリッタラインにおいて一台のラインセンサを使用する場合でも、各金属条ごとに表面欠陥を検出することができる金属条の表面欠陥検出方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前述の課題を達成する検出方法を円滑かつ確実に実施することができる金属条の表面欠陥検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるスリッタラインにおける金属条の表面欠陥検出方法は、前述の課題を解決するため、
金属帯板1を一定方向へ繰り出しながら複数の金属条10にスリットするスリッタライン上で、スリットされている各金属条10の表面をラインセンサ2により連続的に撮像しつつ前記ラインセンサ2の出力から実際にスリットされている金属条10の条数を検出するとともに、当該ラインセンサ2の出力から実際にスリットされている各金属条10の表面欠陥を映像信号として検出する工程と、
前記検出された金属条10の条数と前記スリッタラインにおける設計上の金属条10の条数とを比較する工程と、
前記検出された金属条10の条数が前記設計上の金属条10の条数を上回っているときのみ前記検出された映像信号としての表面欠陥を欠陥出力部34へ出力する工程と、を含むことを特徴としている。
【0011】
本発明によるスリッタラインにおける金属条の表面欠陥検出装置は、前述の課題を解決するため以下のように構成したものである。
すなわち、請求項2に記載の金属条の表面欠陥検出装置は、
金属帯板1を一定方向へ繰り出しながら複数の金属条10にスリットするスリッタラインにおいて、
各金属条10の表面を撮像するラインセンサ2と、
ラインセンサ2の出力から金属条10の条数を検出する条数検出器4と、
当該スリッタラインでスリットされる設計上の金属条10の条数を設定する条数設定器30と、
条数検出器4及び条数設定器30の各出力が入力され、条数検出器4による金属条10の検出条数と条数設定器30による金属条の設定条数とを比較して、検出条数が設定条数を上回る異状の有無を判定する演算器3と、
ラインセンサ2の出力を映像信号に変換する欠陥検出器5と、
ゲート回路6を介して前記欠陥検出器5と接続された欠陥出力部34と、
演算器3の出力が入力され、設計上の金属条10の条数に対応する検査ウインドーが設定されている検査ウインドーメモリとを備え、
前記ゲート回路6は、演算器3の判定結果が異状有りの場合にのみ開かれることを特徴としている。
【0012】
請求項3に記載の金属条の表面欠陥検出装置は、請求項2の表面欠陥検出装置において、
各金属条10の繰り出し長さを連続的に測定しその測定信号を演算器3へ出力する長さ測定器32が設置され、
演算器3には検査ウインドー管理部へ設定されいるものと同じ検査ウインドーが設定されており、
前記演算結果が異状有りの場合に、当該異状部分が属する検査ウインドーと対応する金属条10について繰り出し先端部から異状部分までの長さを演算器3で演算させ、
この演算結果が、検査ウインドーメモリ33へ格納されかつ欠陥出力部32へ出力されるように構成されたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜図3を参照しながら、この発明に係るスリッタラインにおける金属条の表面欠陥検出方法と、その方法を円滑かつ確実に実施するための検出装置の好適な実施形態を説明する。
図1は本発明に係る表面欠陥検出方法とその装置の実施形態を説明するための概略図、図2は図1の表面欠陥検出装置のブロック図、図3は図2の表面欠陥検出装置の作用を説明するためのフローチャートである。
【0014】
図1のように、スリッタライン始端部の繰り出しリール13に巻かれている薄肉の金属帯板(この実施形態ではアルミニウム合金)1はライン上に繰り出され、リフレクタロール14,15で緊張され、両ロール14,15の間に設置されたスリッタ18により、幅の狭い多数の金属条10にスリットされ、各金属条10はスリッタライン終端部の各巻取りリール16へ巻き取られる。
【0015】
下流側のリフレクタロール15よりも走行方向のやや上流側の上方には、各金属条10の上面を照らす照明装置17が取り付けられ、照明装置17で照らされる各金属条10の上面部分の上方には、ラインセンサ2が前記上面部分に向けて設置されている。
ラインセンサ2の出力側には条数検出器4と欠陥検出器5が接続され、下流側のリフレクタロール15には、その回転数をカウントしながら、各金属条10の繰り出し先端部からスリッタ18の部分までの長さを測定する長さ測定器32が付属している。
【0016】
図2で示すように、演算器3には信号処理部31を有する条数設定器30と、条数検出器4と、図示しない信号処理部を有する長さ測定器32と、検査ウインドーメモリ33が接続されている。
検査ウインドーメモリ33にはゲート回路6を介して出力部34へ接続されている。
欠陥検出器5の出力側はゲート回路6を介して出力部34へ接続されている。
欠陥出力部34は、図示しない映像表示部と記録出力部を備えている。
【0017】
検査ウインドーメモリ33の格納部には、スリッタラインにおいて実際にスリットされる金属条10の条数(設計上の条数)に対応する数の検査ウインドーが設定され、同様な検査ウインドーに対応するものが前記演算器3にも設定されている。
前述のように設定された各検査ウインドーは、スリッタラインでスリットされるそれぞれの金属条10の幅と対応している。
【0018】
ラインセンサ2で連続的に撮像される各金属条10の表面の光映像信号は、電気信号に変換されて条数検出器4と欠陥検出器5へ入力される。
条数検出器4で検出された条数は演算器3へ入力される。ラインセンサ2から条数検出器4ヘ入力される信号の波形は、全金属条10に表面欠陥がない場合は図4の(b)図のような波形であるので、条数検出器4は(b)図のa1〜n1の部分をカウントしてその数nを演算器3へ出力する。他方,いずれかの金属条10に図4の(a)図のように表面欠陥11がある場合は(c)図のような波形であるので、条数検出器4は、(c)図のa1〜n1までの部分とx1の部分とをカウントし、n個よりもx個多い数n+xを演算器3へ出力する。
【0019】
演算器3には、条数設定器30によりあらかじめ当該スリッタラインでスリットされる金属条10の設計上の条数(又は検査ウインドーの数)が入力されている。
図2とともに図3で示すように、演算器3は、条数設定器30で設定されている設計上の(実際にスリットされる)条数と条数検出器4から入力される検出条数とを常時比較(演算)しており、両者が一致している場合(異状なしの場合)には、一種の信号(条数更新)を検査ウインドーメモリ33へ出力する。検査ウインドーメモリ33内のメモリの条数は更新される。
他方、検出条数が設定条数を上回っているとき(異状有りのとき)は、他の信号(条数前回値又は条数不更新)を検査ウインドーメモリ33へ出力するとともに、検査ウインドーメモリ33を介してゲート回路6を開くように構成されている。検査ウインドーメモリ33内のメモリの条数は更新されない。
ラインセンサ2の出力を受ける欠陥検出器5は、ラインセンサ2からの電気信号を映像信号に変換しているので、前述のようにゲート回路6が開くことにより、表面欠陥11を有する金属条10の表面とともに他の各金属条10の表面の映像が出力部34の映像表示部へ表示される。
【0020】
この実施形態の金属条の表面欠陥検出方法は、前述のように構成されているから、一台のラインセンサ2を使用する場合でも、各金属条10ごとの表面欠陥を検出することができる。
この実施形態の金属条の表面欠陥検出装置は、前述の構成により前記検出方法を円滑にかつ確実に実施することができる。
【0021】
前記実施形態ではさらに、条数検出器4からは、カウントした検出条数とともに図4の(b),(c)図で示すような波形の信号が演算器3へ入力されるようになっている。
そして、検出条数と設定されている条数との比較演算結果が異状有りの場合には、演算器3は、(c)図のx1(表面欠陥11と対応する)の異状部分が属する検査ウインドーと対応する(a)図の金属条10bについて、長さ測定器32から入力される情報をもとに、繰り出し先端部から異状部分までの長さを演算し、この演算結果は、検査ウインドーメモリ32の対応する検査ウインドーへ格納され、かつ、当該検査ウインドーメモリ32を介して、欠陥出力部34の記録出力部へ出力されるように構成されている。
このように構成したことにより、当該金属帯板のスリットが完了して各金属条10が巻取りリール16へ全部巻き取られた後でも、例えば図4の(a)図で示す表面欠陥11のある金属条10bを判別することができる。また、その金属条10bのコイルを他の金属条10のコイルから分別するとともに、欠陥出力部34の出力情報から、そのコイルを表面欠陥のある部分まで巻き戻し、当該欠陥を容易にかつ能率よく除去することができる。
【0022】
前記実施形態においては、スリッタラインでの帯板のスリット終了後、検査ウインドーメモリ32に格納されている必要な情報を適宜出力することもできるようになっている。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明に係る金属条の表面欠陥検出方法によれば、ラインセンサ2から出力された情報中の金属条の条数と実際にスリットされる金属条の条数とが一致しないときにのみ表面欠陥を出力するように構成したので、検出システム内で表面欠陥と金属条相互のスリット部とが混同されることはなく、一台のラインセンサを用いた場合でも、スリットされた複数の金属条毎に表面欠陥を検出することができる。
したがってまた、低コストで金属条の表面欠陥を能率的に検出することができる。
【0024】
請求項2の発明に係る金属条の表面欠陥検出装置によれば、スリッタラインにおいてスリットされる金属条の設計上の条数を演算器3に設定しておき、当該演算器3に、前記設定条数と条数検出器4から入力される検出条数との比較により検出条数が設定条数を上回る異状の有無を判定させ、その判定結果が異状有りの場合にのみゲート回路6を開き、このゲート回路6を通じて欠陥出力部34へ欠陥を出力させるように構成したので、請求項1に記載の表面欠陥検出方法を円滑に実施することができる。
【0025】
請求項3の発明に係る金属条の表面欠陥検出装置によれば、演算器3には検査ウインドー管理器へ設定されいるものと同じ検査ウインドーを設定し、演算器3により演算結果が異状有りの場合に、当該異異状分が属する検査ウインドーと対応する金属条について繰り出し先端部から異状部分までの長さを演算器3で演算させ、この演算結果を、欠陥出力部へ出力させるように構成したので、スリット終了後も表面欠陥のある金属条を判別することができる。
また、その金属条のコイルを他の金属条のコイルから分別するとともに、欠陥出力部34の出力情報から、そのコイルを表面欠陥のある部分まで巻き戻し、当該欠陥を容易にかつ能率よく除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面欠陥検出方法とその装置の実施形態を説明するための概略図である。
【図2】図1の表面欠陥検出装置のブロック図である。
【図3】図2の表面欠陥検出装置の作用を説明するためのフローチャートである。
【図4】スリッタライン上でスリットした後の金属条と当該金属条の表面をラインセンサで撮像した出力波形との関係を示す図で、(a)図はスリッタライン上でスリットされた金属条の部分平面図、(b)図は(a)図のb’の位置をラインセンサで撮像した場合に出力波形の概略図、(c)図は(a)図のc’の位置をラインセンサで撮像した場合の出力波形の概略図である。
【符号の説明】
1 金属帯板
10,10a,10b,10c,10n 金属条11 表面欠陥
12 スリット部
13 繰り出しリール
14,15 リフレクタロール
16 巻取りリール
17 照明装置
18 スリッタ
20 ラインセンサ
3 演算器
30 条数設定器
31 信号処理部
32 長さ測定器
33 検査ウインドーメモリ
34 欠陥出力部
4 条数検出器
5 欠陥検出器
6 ゲート回路

Claims (3)

  1. 金属帯板(1)を一定方向へ繰り出しながら複数の金属条(10)にスリットするスリッタライン上で、スリットされている各金属条(10)の表面をラインセンサ(2)により連続的に撮像しつつ前記ラインセンサ(2)の出力から実際にスリットされている金属条(10)の条数を検出するとともに、当該ラインセンサ(2)の出力から実際にスリットされている各金属条(10)の表面欠陥を映像信号として検出する工程と、
    前記検出された金属条(10)の条数と前記スリッタラインにおける設計上の金属条(10)の条数とを比較する工程と、
    前記検出された金属条(10)の条数が前記設計上の金属条(10)の条数を上回っているときのみ前記検出された映像信号としての表面欠陥を欠陥出力部(34)へ出力する工程と、
    を含むことを特徴とするスリッタラインにおける金属条の表面欠陥検出方法。
  2. 金属帯板(1)を一定方向へ繰り出しながら複数の金属条(10)にスリットするスリッタラインにおいて、
    各金属条(10)の表面を撮像するラインセンサ(2)と、
    ラインセンサ(2)の出力から金属条(10)の条数を検出する条数検出器(4)と、
    当該スリッタラインでスリットされる設計上の金属条(10)の条数を設定する条数設定器(30)と、
    条数検出器(4)及び条数設定器(30)の各出力が入力され、条数検出器(4)による金属条(10)の検出条数と条数設定器(30)による金属条の設定条数とを比較して、検出条数が設定条数を上回る異状の有無を判定する演算器(3)と、
    ラインセンサ(2)の出力を映像信号に変換する欠陥検出器(5)と、
    ゲート回路(6)を介して前記欠陥検出器(5)と接続された欠陥出力部(34)と、
    演算器(3)の出力が入力され、設計上の金属条(10)の条数に対応する検査ウインドーが設定されている検査ウインドーメモリ(33)とを備え、
    前記ゲート回路(6)は演算器(3)の判定結果が異状有りの場合にのみ開かれることを特徴とする、
    スリッタラインにおける金属条の表面欠陥検出装置。
  3. 各金属条(10)の繰り出し長さを連続的に測定しその測定信号を演算器(3)へ出力する長さ測定器(32)が設置され、
    演算器(3)には検査ウインドーメモリ(33)へ設定されいるものと同じ検査ウインドーが設定されており、
    前記演算結果が異状有りの場合に、当該異状部分が属する検査ウインドーと対応する金属条(10)について繰り出し先端部から異状部分までの長さを演算器(3)で演算させ、
    この演算結果が、検査ウインドーメモリ(32)へ格納されかつ欠陥出力部(34)へ出力されるように構成されていることを特徴とする、
    請求項2に記載のスリッタラインにおける金属条の表面欠陥検出装置。
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