JP4218228B2 - 手動プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばラベルを印刷媒体とし、印刷のためのラベル送りを手動で行うようにした手動プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷媒体をラベルとするラベルプリンタでは、キー操作等の印刷指令に基づいて、送りモータを駆動しラベルを送ると共に、印刷ヘッドを駆動しこれに印刷を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、送りモータに代えて手動用の回転操作子などにより、ラベル送りを行う手動プリンタでは、印刷指令に相当する行為を行わなくても、ユーザ自身が回転操作子を回転させることで、印刷が可能になる。しかし、印刷を望まない場合に、誤って回転操作子を操作すると、印刷は行われなくても(印刷データ無し)ラベルが送り出されてしまうおそれがある。
【0004】
本発明は、ユーザに対し印刷を行うか否かの認識を操作の上で確認させることができる手動プリンタを提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の手動プリンタは、印刷媒体の送りを手動で行うようにした手動プリンタであって、手動操作用の回転操作子と、回転操作子の回転動力を受けて印刷のために印刷媒体を送る送り機構と、送り機構に同期し、送られてゆく印刷媒体に印刷を行う印刷機構と、送り機構を、送り不能とする印刷不能状態から送り可能とする印刷可能状態に切り替える始動操作機構構とを備え、始動操作機構は、回転操作子がホーム位置に停止した状態でのみ切替え操作可能に構成されていることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、始動操作機構により、送り機構を印刷可能状態に切り替えることにより、回転操作子の回転操作を受けて送り機構が印刷媒体を送り、印刷機構がこれに印刷を行う。すなわち、ユーザが印刷を希望する場合には、予め始動操作機構により、送り機構を印刷可能状態に切り替える必要があり、始動操作機構は、ユーザに印刷開始を認識させるスイッチ的機能を奏することになる。
また、始動操作機構の切替え操作により送り機構が印刷可能状態に移行するときには、回転操作子が常にホーム位置に停止していることになる。すなわち、印刷媒体の送りおよび印刷は、常にホーム位置から回転操作される回転操作子により行われる。このため、送り機構および印刷機構の1回(1周期)の作動を、常に同一の条件で行うことができ、構成装置の連動関係や同期関係を単純化することができる。
【0007】
この場合、始動操作機構は、印刷不能状態で回転操作子の自由な回転操作を許容することが、好ましい。
【0008】
この構成によれば、送り機構が印刷不能状態にあるときには、印刷媒体の送りおよび印刷は行われないが、回転操作子の自由な回転操作は許容される。このため、誤って回転操作子を操作しても、構成部品が破損するなどの支障を生ずることがない。
【0009】
これらの場合、印刷可能状態に切り替えた送り機構を、印刷不能状態に自動復帰させる自動復帰機構を、更に備えることが好ましい。
【0010】
この構成によれば、自動復帰機構が、送り機構を印刷不能状態に自動復帰させるため、例えば印刷完了後などに、始動操作機構を操作して送り機構を印刷可能状態から印刷不能状態に切替え操作する必要がなくなる。
【0013】
この場合、始動操作機構は、回転操作子に対し切替え操作をロック・アンロック可能に係合する始動操作子を有し、始動操作子は、ホーム位置に停止した回転操作子に対しアンロック状態で係合することが、好ましい。
【0014】
この構成によれば、始動操作子は、ホーム位置に停止した回転操作子に対しアンロック状態となり、この状態でのみ切替え操作が可能になる。このため、ホーム位置以外での誤った切替え操作を有効に防止することができる。
【0015】
この場合、始動操作子は、印刷不能状態に対応するOFF位置と印刷可能状態に対応するON位置との間で、回転操作子の径方向にスライド自在に構成され、回転操作子には、ホーム位置での始動操作子のOFF位置からON位置への移動を許容する第1切欠き部を有する環状突起が形成されていることが、好ましい。
【0016】
この構成によれば、回転操作子の環状突起の第1切欠き部と、始動操作子の位置が合致したときのみ、始動操作子のOFF位置からON位置へのスライド移動が可能になる。このため、回転操作子のホーム位置を、始動操作子がスライド可能か否かで感覚的に確認することができると共に、ホーム位置での始動操作子の切替え操作を確実なものとすることができる。また、回転操作子がホーム位置から回転を開始した後はロック状態に移行し、始動操作子の操作が不能にとなるため、誤った切替え操作を確実に防止することができる。
【0017】
この場合、送り機構は、積層状態でストックした複数枚の印刷媒体を1枚ずつ送り出す供給ローラを有し、始動操作機構は、始動操作子のOFF位置からON位置への切替え操作により、供給ローラを印刷媒体に対し離間する離間位置から転接する転接位置に移動させるローラ移動機構を有していることが、好ましい。
【0018】
この構成によれば、ローラ移動機構を介して、供給ローラを離間位置から転接位置に移動させることで、始動操作子の操作に連動する印刷不能状態から印刷可能状態への切替えを、簡単且つ確実に行うことができる。
【0019】
これらの場合、自動復帰機構は、回転操作子を駆動源とし、ローラ移動機構を介して供給ローラを転接位置から離間位置に移動させるカム機構を有することが、好ましい。
【0020】
この構成によれば、供給ローラの転接位置から離間位置への復帰をカム機構で行うようにしているため、回転操作子の回転操作を利用して、供給ローラの自動復帰を行うことができる。このため、自動復帰機構の構造を単純化することができ、且つ自動復帰動作を確実に行うことができる。
【0021】
この場合、自動復帰機構は、始動操作子をOFF位置に向かって付勢するばねと、環状突起に形成され、カム機構により供給ローラが離間位置に移動した直後に、始動操作子のON位置からOFF位置への移動を許容する第2切欠き部とを有することが、好ましい。
【0022】
この構成によれば、始動操作子が、所定の位置に回転した回転操作子における環状突起の第2切欠き部に合致すると、ばねにより始動操作子はON位置からOFF位置に自動的に復帰する。このため、始動操作子のOFF位置への復帰操作を不要とすることができる。なお、この位置では、始動操作子をOFF位置からON位置に移動しても、カム機構が優先するため印刷可能状態には移行せず、始動操作子は、単に空移動してOFF位置に戻る。
【0023】
これらの場合、印刷媒体が、短冊状のラベルであることが好ましい。
【0024】
この構成によれば、低コストで、ラベルへの印刷を簡単に行うことができる。
【0025】
これらの場合、回転操作子の整数回転により、ラベルの供給、印刷および排出が完了することが、好ましい。
【0026】
この構成によれば、ホーム位置からの回転により印刷動作を開始した回転操作子を、ラベルの排出完了と同時にほぼホーム位置に停止させることができ、次の印刷動作に自然に移行させることができる。すなわち、取り扱いを容易なものにすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る手動プリンタを、短冊状のラベルに印刷を行うラベルプリンタに適用した場合について説明する。このラベルプリンタは、薄型ハンディタイプのものであり、低価格を目的としモータを省略し手動でラベル送りを行うようにしている。より具体的には、ラベル送りなどの動力系を手動で行うようにする一方、印刷ヘッドの駆動やラベルの送り検出などの制御系の駆動を、搭載したバッテリー電源(乾電池)で行うようにしている。また、ラベルには感熱紙を用いることで、インクリボンを省略している。
【0028】
図1および図2はラベルプリンタの外観図であり、両図に示すように、このラベルプリンタ1は、縦長矩形の薄型に形成されプリンタ本体2と、これに着脱自在に装着されるラベルカートリッジ3とを備えている。プリンタ本体2は、上ケース5、下ケース6および電池蓋(図示省略)とから成るプリンタケース4により外殻が形成されている。上ケース(プリンタケース4)5の表面には手前側から、入力部となる入力キー郡10、液晶ディプレイ11および手動操作用のジョグダイヤル(回転操作子)12が順に配設されている。また、ジョグダイヤル12の右側には、これに添接するように始動操作つまみ(始動操作子)13が配設されている。
【0029】
プリンタケース4の手前側端面には、下ケース6の部分に位置して、ラベルカートリッジ3を装着するための装着開口14が形成され、装着開口14は、プリンタ本体2の内部に形成したカートリッジ装着部15に連なっている(図4参照)。また、装着開口14に対応して、プリンタケース4の先方側端面の略中央には、上ケース5と下ケース6の境界部分に位置して、印刷済みのラベルAを外部に排出するための排出開口16が形成されている。排出開口16は、プリンタケース4の表面と平行に形成したスリット状のものであり、ラベルAはその印刷面を上にして送り出されるようになっている。
【0030】
特に図示しないが、電池蓋は、下ケース6の左側部や手前端部に設けることが好ましい。電池蓋の内部には電池ケース(図示省略)が形成され、電池ケースには直列に並べた2本の乾電池(単3電池)17,17が収容されている。なお、ジョグダイヤル12が取り付けられているプリンタケース4の部分は、ジョグダイヤル12および始動操作つまみ13の形状に合わせて右斜め先方に略円弧状に突出している。
【0031】
図3および図4に示すように、ラベルカートリッジ3は、薄型のカートリッジケース21に、複数枚のラベルAを収容して構成されている。カートリッジケース21の装着方向の先端面にはその上部に位置してスリット状のラベル供給口22が形成され、また、先端部上面には、左右一対のローラ開口23,23が設けられている。この左右一対のローラ開口23,23には、後述するラベル供給ローラ61の一対のローラ本体72,72が臨み、最上位のラベルAに直接接触してこれをラベル供給口22から送り出すようになっている。
【0032】
カートリッジケース21の下面には、先端から切り込んだ幅広縦長の矩形開口24が形成されており、この矩形開口24には下ケース6に固定した板ばね(後述する)32が臨むようになっている。すなわち、ラベルカートリッジ3をカートリッジ装着部15に装着すると、板ばね32がラベルAを上方に押圧し、最上位のラベルAを常に上動端位置(定位置)に移動させる。また、カートリッジケース21の先端部には、その先端部下面に、左右一対の切欠き溝25,25が形成され、この切欠き溝25が、後述する下ケース6に形成したレール29のストッパ29aに当接する。すなわち、ラベルカートリッジ3をカートリッジ装着部15に装着すると、その完全装着状態で各切欠き溝25が各ストッパ29aと嵌合して、ラベルカートリッジ3の装着深さが位置規制される。
【0033】
一方、ラベルカートリッジ3の装着方向の基端部には、端面の下部が下方に幾分突出した指掛け部26が形成されている。また、この指掛け部26に対応して下ケース6には、装着開口14に連なると共に指形に切欠いた半円形開口28が形成されている。ユーザは、この半円形開口28から指を入れ指掛け部26に引っ掛けて、ラベルカートリッジ3を引き出すようになっている。なお、ラベルカートリッジ3をカートリッジ装着部15に完全装着した状態では、前記ラベルカートリッジ3の基端面が下ケース6の手前端面と面一となって、装着開口14を閉塞する。
【0034】
カートリッジ装着部15は、上記の半円形開口28の部分から内部に向かって延びる左右一対のレール29,29と、両レール29,29の左右に平行に立設した一対のガイド壁30,30とを有している。各レール29の先端部には、上向き鉤状のストッパ29aが一体に形成され、このストッパ29aに、装着したラベルカートリッジ3が突き当たるようになっている。各ガイド壁30は、側板部30aと側板部30aの上端から直角内向きに延びる押さえ板部30bとで一体に形成されている。ラベルカートリッジ3は、その左右側面を両ガイド壁30,30の側板部30aに案内され、上面を押さえ板部30bに案内され、さらに下面を両レール29,29に案内されて装着され、且つこれら構成部材により不動に位置決めされる。
【0035】
半円形開口28の近傍には、両レール29,29の中間に位置して固定突起31が形成されており、上記の板ばね32は、基部側をこの固定突起31に固着され、両レール29,29に沿って先方に延在している。板ばね32は、先端部を山形に折り曲げたばね本体33と、ばね本体33の基部側に連なる固定部34とで一体に形成され、ばね本体33は先方に向かって斜め前上がりに延在している。ラベルカートリッジ3をカートリッジ装着部15に挿入してゆくと、ばね本体33の頂部33aが矩形開口24を介してラベル(最下位のラベルA)Aの下面に相対的に摺接し、最終的にラベルAの前部(先端側)を上方に付勢する。
【0036】
図4ないし図7に示すように、プリンタケース4の内部には、ジョグダイヤル12の直下に位置して装置フレーム41が配設されており、装置41フレームには、ジョグダイヤル12により駆動するラベル送り機構42、上記の乾電池17により駆動するラベル印刷機構43、ラベル送り機構42を印刷可能状態に切り替える始動操作機構44およびラベル送り機構42を印刷不能状態に切り替える自動復帰機構45が組み込まれている。また、ラベル送り機構42の手前側には、カートリッジ装着部15に装着したラベルカートリッジ3の先端部が臨むようになっている。
【0037】
装置フレーム41は、フレーム本体47とこれに組み付けた側板フレーム48とで箱状に形成され、下ケース6の底部に固定されている。フレーム本体47は、側板フレーム48に対面する側板部47aと、側板部47aから直角に延びる天板部47bおよび複数の連結板部47cとで一体に形成されている。なお、装置フレーム(天板部47b)41の上面は、その中間部分が後述する出力ギヤ57を逃げるように幾分窪んでいる。
【0038】
ジョグダイヤル12は厚手の円板状に形成され、上ケース5に形成した円形の浅溝5aに遊嵌している。また、この状態でジョグダイヤル12は、装置フレーム41の上面に突設した軸ピン51に回転自在に軸支され、上ケース5と平行な水平面内で回転操作される。ジョグダイヤル12の表面には、その偏心位置に指掛け穴52が形成されており、ユーザは、この指掛け穴52に人差し指をあてがってジョグダイヤル12を回転操作する。ジョグダイヤル12の裏面には、その周縁部12aの内側に一部が切り欠かれた環状突起53が一体に形成され、またその中心部分には爪車54が一体に形成されている。
【0039】
爪車54は、上記浅溝5aの中央に形成した貫通開口55に臨んでおり、この貫通開口55に連なる二股の切り込み部分により形成される逆止めフック56に係合している。すなわち、ジョグダイヤル12は、この爪車54と逆止めフック56により一方向にのみ回転(右回転)操作可能に構成されている。また、爪車54の下側には、後述するエンコーダ102のパルス円板104を挟んでジョグダイヤル12と一体回転する出力ギヤ57が装着されている。この場合、出力ギヤ57が上記の軸ピン51に回転自在に軸支され、この出力ギヤ57のキー付きのボス部分57aに、ジョグダイヤル12の爪車54の軸孔54aが嵌合している。そして、出力ギヤ57の上面に、パルス円板104が接着固定されている。すなわち、パルス円板104および出力ギヤ57は、ジョグダイヤル12と一体回転するようになっている。
【0040】
出力ギヤ57はかさ歯車で構成され、この出力ギヤ57には装置フレーム41に回転自在に軸支された第1中間ギヤ(かさ歯車)58が噛み合っている。すなわち、出力ギヤ57の回転動力は直角に方向変換されて第1中間ギヤ58に伝達され、さらに第1中間ギヤ58と一体に形成された第2中間ギヤ59から、ラベル送り機構42に伝達されるようになっている。
【0041】
ラベル送り機構42は、ラベルカートリッジ3からラベルAを1枚づつ送り出すラベル供給ローラ61と、ラベル供給ローラ61からラベルAを受け取って後述するラベル印刷装置43の印刷ヘッド101に臨むように送るプラテンローラ62とを有している。ラベル供給ローラ61によりラベルカートリッジ3から送り出されたラベルAは、プラテンローラ62により印刷ヘッド101に送り込まれここで印刷が行われた後、排出開口16からプリンタ本体2の外部に送り出される(排出される)。
【0042】
プラテンローラ62は、両端部を装置フレーム41に回転自在に軸支されたローラ軸64と、ローラ軸64に固定したゴム製のローラ本体65と、ローラ軸64の一方の端部に固定したプラテン小ギヤ66と、プラテン小ギヤ66と一体に形成したプラテン大ギヤ67とで構成されている。また、プラテン大ギヤ67の外側には、これと同軸上に板カム68が固定されている。そして、プラテン小ギヤ66が上記の第2中間ギヤ59に噛み合って、ジョグダイヤル12から動力を入力する。
【0043】
同様に、ラベル供給ローラ61は、ローラ軸71と、ローラ軸71に固定した一対のローラ本体72,72と、ローラ軸71の一方の端部に固着したフィードギヤ73とで構成されている。一対のローラ本体72,72は相互に離間して配設されており、上記ラベルカートリッジ3の一対のローラ開口23,23に上側から臨むようになっている。この場合、ラベル供給ローラ61は、そのローラ軸71の両端部で回動アーム74に回転自在に支持され、この回動アーム74が装置フレーム41に回動自在に取り付けられている。
【0044】
また、フィードギヤ73の外側には、上記の板カム68に転接する円板上のローラフォロア(カムフォロア)75が、これと同軸上に固定されている。すなわち、板カム68とこのローラフォロア75により、回動アーム74を介してラベル供給ローラ61を移動させるカム機構76が構成されている。そして、回動アーム74を介してラベル供給ローラ61が移動(回動)し、その一対のローラ本体72,72がラベルAに接触すると、これと同時にフィードギヤ73がプラテン大ギヤ67に噛み合って、プラテンローラ62から回転動力が入力可能となる。
【0045】
始動操作機構44は、上記の始動操作つまみ13と、始動操作つまみ13を付勢する後述の戻しばね95と、始動操作つまみ13に係脱する上記の回動アーム74と、回動アーム74を付勢するコイルばね78とを備えている。また、自動復帰機構45は、回動アーム74を共有して、上記のカム機構76である板カム68とこれに転接するローラフォロア75とを備えている。始動操作機構44は、プリンタ本体2を印刷可能状態にシフトさせ、自動復帰機構45は、印刷可能状態にシフトしたプリンタ本体2を印刷不能状態に自動復帰させる。
【0046】
回動アーム74は、左右の軸支部81,81と、両軸支部81,81を連結する水平連結部82と、一方の軸支部81から上方に延設した突起部83と、各軸支部81から外側に突出した一対の回動軸部84,84と、一方の回動軸部84から斜めに延びるばね掛け部85とで一体に形成されている。両軸支部81,81には、上記のラベル供給ローラ61が両持ちで回転自在に支持されており、また両回動軸部84,84は、装置フレーム41に回動自在に支持されている。そして、回動アーム74は、ラベル供給ローラ61がラベルAに回転接触する転接位置と、ラベルAから上方に離間する離間位置との間で回動自在に構成されている。
【0047】
一方、ばね掛け部85と側板フレーム48との間には上記のコイルばね78が掛け渡されており、このコイルばね78により、回動アーム74は転接方向に付勢されている。また、突起部83は、始動操作つまみ13に対し係脱自在に構成されている。詳細は後述するが、始動操作つまみ13をON位置にスライドさせると、突起部83が始動操作つまみ13から外れ、コイルばね78のばね力により、回動アーム74が回動しラベル供給ローラ61を転接位置に移動させる。また、カム機構76のカム作用により、コイルばね78に抗して、回動アーム74が逆方向に回動しラベル供給ローラ61を離間位置に移動させる。
【0048】
板カム68の外周面(カム曲線)には、そのほぼ3/4周に転接位置に対応した円弧状の転接カム面68aが形成され、残りの1/4周に立上げおよび立下げの傾斜面を挟んで、離間位置に対応する離間カム面68bが形成されている。板カム68の転接カム面68aがローラフォロア75に転接すると、ラベル供給ローラ61が転接位置に回動し、且つラベル供給ローラ61のフィードギヤ73がプラテンローラ62のプラテン大ギヤ67に噛み合う。また、板カム68の離間カム面68bがローラフォロア75に転接すると、ラベル供給ローラ61が離間位置に回動し、且つフィードギヤ73とプラテン大ギヤ67との噛み合いが解かれる。
【0049】
始動操作つまみ13は、上記のジョグダイヤル12の右外側面に添接すると共に、この状態から外側にスライドするように構成されている。すなわち、始動操作つまみ13は、ジョグダイヤル12に添接するOFF位置とその径方向外側に向かって移動するON位置との間で、側板フレーム48の上面にスライド自在に取り付けられている。初期状態において、始動操作つまみ13をON位置に移動させることでプリンタ本体2が印刷可能状態となる。
【0050】
始動操作つまみ13は、半円弧状のつまみ部91と、つまみ部91から水平に延びるベース板部92と、ベース板部92の上面に立設したロック片93と、ベース板部92の下側にこれと平行に延設したスライド板部94とで一体に形成され、このスライド板部94で側板フレーム48の上面(の凹部)にスライド自在に取り付けられている。また、スライド板部94と側板フレーム48との間には戻しばね95が掛け渡されており、この戻しばね95により、始動操作つまみ13はOFF位置の方向に付勢されている。
【0051】
ロック片93は、ジョグダイヤル12の環状突起53とほぼ同曲率の円弧形状に形成され、後述する環状突起53の長円弧部53cおよび短円弧部53dに対峙するロック状態と、第1切欠き部53aおよび第2切欠き部53bに対峙するアンロック状態との間で、環状突起53に対し係脱するようになっている。なお、ロック片93は、始動操作つまみ13がON位置に移動した状態で環状突起53の径方向外側に移動し、OFF位置に移動した状態で環状突起53の径方向内側に移動する(図8参照)。
【0052】
スライド板部94には、その先端の片側に寄った位置に、回動アーム74の突起部83に係脱する係止突起96が形成されている。係止突起96は、直線状端面96aと傾斜状端面96bとを有して、直角三角形様に突出している。なお、始動操作つまみ13のOFF位置は、スライド板部94の一部が側板フレーム48の一部に当接することで位置規制され、ON位置は、係止突起96が回動アーム74の突起部83に当接する(図9(b)参照)ことで位置規制される。
【0053】
ジョグダイヤル12の環状突起53は、上記周縁部12aの内側にあってこれと同心円上に突出形成されている。環状突起53には、ロック片93よりわずかに広幅の第1切欠き部53aと、十分に広幅の第2切欠き部53bとが形成されており、環状突起53は、これら切欠き部を挟んで長円弧部53cと短円弧部53dとで不連続に形成されている。この場合、第1切欠き部53aとロック片93が合致した状態がジョグダイヤル12のホーム位置となっている。また、ユーザがホーム位置を認識できるように、ジョグダイヤル12の表面に設けた指掛け穴52と第1切欠き部53aとが、周方向の180°点対称位置に配設されている。
【0054】
ジョグダイヤル12をホーム位置に停止させた状態で、戻しばね95に抗して始動操作つまみ13をON位置に移動させると、プリンタ本体2が印刷可能状態に移行する(以降、図8および図9参照)。すなわち、始動操作つまみ13がON位置に移動すると係止突起96が後退し、回動アーム74の突起部83が、コイルばね78のばね力により係止突起96の傾斜状端面96b側にわずかに回り込み(相対的に)、ラベル供給ローラ61が転接位置に移動する。またこのとき、ロック片93は環状突起53の外側に移動すると共に、係止突起96が突起部83につかえて、始動操作つまみ13はON位置を維持する。
【0055】
ホーム位置からジョグダイヤル12の回転が開始されると、ロック片93は環状突起53の長円弧部53cに対峙し、上記の突起部83と相俟って始動操作つまみ13のOFF位置への復帰移動が阻止される。すなわち、始動操作つまみ13はON位置にロックされる。ジョグダイヤル23の回転が進み、ロック片93が環状突起53の第2切欠き部53bの位置に相対移動すると(ジョグダイヤル12がほぼ3/4回転した位置)、この時点でカム機構76によりラベル供給ローラ61が離間位置に移動する。これに伴って回動アーム74の突起部83は、始動操作つまみ13の係止突起96から離脱し、始動操作つまみ13は、戻しばね95により第2切欠き部53bを介してOFF位置に自動復帰する。
【0056】
さらに、ジョグダイヤル12の回転が進み、ロック片93が環状突起53の短円弧部53dの位置に相対移動すると、この時点でカム機構76によるラベル供給ローラ61への位置規制(離間位置)は解かれるが、回動アーム74の突起部83が係止突起96の直線状端面96aに当接して、ラベル供給ローラ61は離間位置に維持される。このように、始動操作つまみ13のON位置への移動、すなわち始動操作つまみ13によるプリンタ本体2の印刷可能状態への切替え操作は、ジョグダイヤル12がホーム位置に停止した状態でのみ、可能となる。
【0057】
図4ないし図7に示すように、ラベル印刷機構43は、装置フレーム41に揺動自在に支持されたい印刷ヘッド(サーマルヘッド)101と、ラベルAの送り量を検出するエンコーダ102と、印刷ヘッド101に送られてゆくラベルAの先端を検出する先端検出センサ103と、印刷ヘッド101の駆動を制御する制御回路(図示省略)とを備えている。エンコーダ102は、ジョグダイヤル12の直下にこれと一体回転可能に設けられたパルス円板104と、パルス円板104に臨むフォトインタラプタ105とで構成されている。パルス円板104は、多くのパルス数を得られるようにプリンタケース4の幅いっぱいに、すなわちジョグダイヤル12とほぼ同径に形成されている。
【0058】
印刷ヘッド101は、先端部下面に発熱素子を組み込んだヘッド本体111と、ヘッド本体111を支持する揺動軸112と、ヘッド本体111の先端部を上側から付勢する押圧ばね113と、ヘッド本体111の基端から延びるフレキシブルリード114とで構成されている。ヘッド本体111は、一端を装置フレーム41の天板部47bに当接した押圧ばね113により、プラテンローラ62に向かって(下方)付勢され、且つこの状態で揺動軸112の両端部で装置フレーム41に揺動自在に支持されている。これにより、印刷ヘッド101は、回転するプラテンローラ62への安定な接触を維持する。
【0059】
先端検出センサ103は、基板116に搭載されこの状態で装置フレーム41に組み込まれ、ヘッド本体111の中間位置に形成した角孔111aからラベルAの送り経路に臨んでいる。すなわち、印刷ヘッド101の発熱素子に対し、ラベル送り方向手前に先端検出センサ103が臨むようになっており、ラベルAは先端を検出された直後に発熱素子とプラテンローラ62との間に挟みこまれてゆく。そして、エンコーダ102の生成パルスに基づいて、発熱素子が駆動され、ラベルAへの所望の印刷が行われる。
【0060】
次に、図8ないし図11を参照しながら、実施形態に係るラベルプリンタ1の一連の印刷動作について、順を追って説明する。初期状態では、右回転可能なジョグダイヤル12がいずれの回転位置にあっても、始動操作つまみ13はOFF位置にあり、回動アーム74の突起部83が始動操作つまみ13の係止突起部96に当接していて、ラベル供給ローラ61は離間位置を維持している(図8参照)。
【0061】
この状態からユーザは、ジョグダイヤル12を回転させ、その指掛け穴52と始動操作つまみ13とが180°点対称位置となるように、ジョグダイヤル12をホーム位置に移動させる。ここで始動操作つまみ13を引きこれをON位置に移動させる。始動操作つまみ13がON位置に移動すると、回動アーム74を介して、ラベル供給ローラ61が転接位置に移動する(回動)。ラベル供給ローラ61が転接位置に移動すると、ラベル供給ローラ61のローラ本体72がラベルAに接触すると共に、ラベル供給ローラ61とプラテンローラ62とが動力的に連結される(図9参照)。
【0062】
上述したように、ホーム位置で始動操作つまみ13をON位置に移動させると、始動操作つまみ13はON位置を維持しており、この状態でジョグダイヤル12を回転させると、ラベル供給ローラ61がラベルカートリッジ3からラベルAを送り出してゆく。ラベルAの先端がプラテンローラ62の近傍に達すると、先端検出センサ103がこれを検出し、印刷ヘッド101が駆動待機状態となる。続いてラベルAの先端が印刷ヘッド101とプラテンローラ62との間に挟みこまれ、ラベルAがラベル供給ローラ61からプラテンローラ62に受け渡される(図10参照)。
【0063】
ここで、ラベル供給ローラ61と一体回転するローラフォロア75に対し、プラテンローラ62と一体回転する板カム68は、その接触面が転接カム面68aから離間カム面68bへ移行してゆく。これに伴って、ラベル供給ローラ61は、ラベルAから離れ離間位置に移動する。これにより、回動アーム74の突起部83と始動操作つまみ13の係止突起部96との係止状態が解かれ、始動操作つまみ13が、環状突起53の第2切欠き部53bを介してOFF位置に移動する(図11参照)。さらに、ジョグダイヤル12の回転が進むと、ローラフォロア75に対する板カム68の接触面が、離間カム面68から転接カム面68aへ移行してゆく。
【0064】
この状態で始動操作つまみ13はOFF位置にあり、回動アーム74の突起部83が始動操作つまみ13の係止突起部96に当接し、ラベル供給ローラ61は転接位置を維持する。すなわち、始動操作機構44および自動復帰機構45が初期状態に戻る。一方、印刷ヘッド101に送り込まれたラベルAには印刷が開始され、更なるジョグダイヤル12の回転により印刷が進んでゆく。ここで、ラベルAの先端は随時、排出開口16から送り出されてゆき、最終的にジョグダイヤル12が5回転したところで、印刷動作が完了し且つ印刷済みのラベルAが排出開口16から装置外部に排出される。
【0065】
このように本実施形態によれば、ハンディタイプとしてコンパクトなラベルプリンタ1でありながら、比較的大きなジョグダイヤル12を目立つように設けることができる。このため、安定した手動操作が可能になると共に、操作方法をユーザに自然に認識させ得ることができる。
【0066】
また、常にジョグダイヤル12がホーム位置にある状態から、一連の印刷動作を開始するようになっているため、ラベル送り系のタイミング調整等が容易となり、その分構造を単純化することができる。また、その際、始動操作つまみ13を引くことで、印刷可能状態に移行させるようにしているため、ユーザにおける印刷指令のキー操作と同様の操作により、印刷動作を開始することができる。一方、印刷不能状態で、ジョグダイヤル12を自由回転可能(右回転)にすることで、ラベル送り系の損傷等を防止することができる。
【0067】
さらに、始動操作つまみ13との関連において、ラベル供給ローラ61をラベルAに対し離接させることで、印刷可能状態と印刷不能状態とを切り替えるようにしているため、印刷可能状態にシフトしたときに、ラベルカートリッジ3からラベルAを1枚ずつ確実に送り出すことができる。また、ラベルカートリッジ3を着脱するときに、ラベル供給ローラ61が邪魔になることがない。
【0068】
次に、図12を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のラベルプリンタ1Sは、第1実施形態のラベルプリンタ1と同様な外観形状を有しているが、このラベルプリンタ1Sでは、ラベルAをユーザが1枚ずつ手差しで供給するようになっている。この場合も、プリンタケース4は、上ケース5、下ケース6および電池蓋(図示省略)とで構成され、プリンタケース4の表面には手前側から、入力キー郡10、液晶ディプレイ11およびジョグダイヤル12が順に配設されている。
【0069】
ジョグダイヤル12の右斜め下側となるプリンタケース4の側面には、ラベルAを挿入する手差し用の挿入開口18が形成され、左斜め上となるプリンタケース4の先方端面には、印刷済みのラベルAを送り出す排出開口16が形成されている。この場合、ラベルAは、幅方向を上下にして挿入されるようになっており、挿入開口18および排出開口16は、縦向きのスリット状に形成されている。
【0070】
また、図示しないが、構成装置にはラベル供給ローラが省略され、印刷ヘッドと送りローラとなるプラテンローラは、水平面内で左右に対峙している。プラテンローラは、中間ギヤを介してジョグダイヤル12に連結され、挿入開口から差し込まれたラベルAは、ジョグダイヤル12を適宜回転させることにより、プラテンローラにより送られ且つ印刷ヘッドにより印刷が行われる。
【0071】
このように本実施形態では、ラベルAを手差しで供給する構造としているため、ラベルカートリッジやラベル供給ローラを省略することができ、極めて簡単な構造とすることができる。このため、モータレスと相俟って、低価格のラベルプリンタ1Sを構成することができる。
【0072】
なお、本実施形態では、本発明をラベルに印刷を行うラベルプリンタに適用した場合について説明したが、テープに印刷を行うテーププリンタに適用することも可能である。
【0073】
【発明の効果】
本発明の手動プリンタによれば、送り機構を印刷可能状態に切り替える始動操作機構が、印刷開始のためのスイッチ的機能を奏することになるため、印刷指令に相当する動作をユーザに強要することで、ユーザに対し印刷するか否かの意思を確認させることができる。したがって、手動操作ゆえの使い勝手の悪さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るラベルプリンタの外観斜視図である。
【図2】実施形態に係るラベルプリンタを4方向から見たの外観図である。
【図3】ラベルカートリッジの外観斜視図である。
【図4】実施形態に係るラベルプリンタの機構部分を表側から見た分解斜視図である。
【図5】実施形態に係るラベルプリンタの機構部分を裏側から見た分解斜視図である。
【図6】実施形態に係るラベルプリンタの主構造部の左右側面図である。
【図7】実施形態に係るラベルプリンタの主構造部の表裏平面図である。
【図8】ラベルプリンタの印刷動作(1)を表した主構造部の説明図である。
【図9】ラベルプリンタの印刷動作(2)を表した主構造部の説明図である。
【図10】ラベルプリンタの印刷動作(3)を表した主構造部の説明図である。
【図11】ラベルプリンタの印刷動作(4)を表した主構造部の説明図である。
【図12】第2実施形態に係るラベルプリンタを3方向から見たの外観図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 2 プリンタ本体
3 ラベルカートリッジ 4 プリンタケース
10 入力キー郡 11 液晶ディプレイ
12 ジョグダイヤル 13 始動操作つまみ
14 装着開口 15 カートリッジ装着部
16 排出開口 41 装置フレーム
42 ラベル送り機構 43 ラベル印刷機構
44 始動操作機構 45 自動復帰機構
53 環状突起 53a 第1切欠き部
61 ラベル供給ローラ 62 プラテンローラ
68 板カム 74 回転アーム
75 ローラフォロア 76 カム機構
78 コイルばね 83 突起部
93 ロック片 95 戻しばね
96 係止突起 101 印刷ヘッド
102 エンコーダ 104 パルス円板
A ラベル

Claims (10)

  1. 印刷媒体の送りを手動で行うようにした手動プリンタであって、
    手動操作用の回転操作子と、
    前記回転操作子の回転動力を受けて印刷のために前記印刷媒体を送る送り機構と、
    前記送り機構に同期し、送られてゆく印刷媒体に印刷を行う印刷機構と、
    前記送り機構を、送り不能とする印刷不能状態から送り可能とする印刷可能状態に切り替える始動操作機構とを備え
    前記始動操作機構は、前記回転操作子がホーム位置に停止した状態でのみ切替え操作可能に構成されていることを特徴とする手動プリンタ。
  2. 前記始動操作機構は、前記印刷不能状態で前記回転操作子の自由な回転操作を許容することを特徴とする請求項1に記載の手動プリンタ。
  3. 前記印刷可能状態に切り替えた前記送り機構を、前記印刷不能状態に自動復帰させる自動復帰機構を、更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の手動プリンタ。
  4. 前記始動操作機構は、前記回転操作子に対し前記切替え操作をロック・アンロック可能に係合する始動操作子を有し、
    前記始動操作子は、ホーム位置に停止した前記回転操作子に対しアンロック状態で係合することを特徴とする請求項3に記載の手動プリンタ。
  5. 前記始動操作子は、前記印刷不能状態に対応するOFF位置と前記印刷可能状態に対応するON位置との間で、前記回転操作子の径方向にスライド自在に構成され、
    前記回転操作子には、前記ホーム位置での前記始動操作子のOFF位置からON位置への移動を許容する第1切欠き部を有する環状突起が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の手動プリンタ。
  6. 前記送り機構は、積層状態でストックした複数枚の印刷媒体を1枚ずつ送り出す供給ローラを有し、
    前記始動操作機構は、前記始動操作子のOFF位置からON位置への切替え操作により、前記供給ローラを前記印刷媒体に対し離間する離間位置から転接する転接位置に移動させるローラ移動機構を有していることを特徴とする請求項5に記載の手動プリンタ。
  7. 前記自動復帰機構は、前記回転操作子を駆動源とし、前記ローラ移動機構を介して前記供給ローラを転接位置から離間位置に移動させるカム機構を有することを特徴とする請求項6に記載の手動プリンタ。
  8. 前記自動復帰機構は、前記始動操作子をOFF位置に向かって付勢するばねと、
    前記環状突起に形成され、前記カム機構により前記供給ローラが離間位置に移動した直後に、前記始動操作子の前記ON位置から前記OFF位置への移動を許容する第2切欠き部とを有することを特徴とする請求項7に記載の手動プリンタ。
  9. 前記印刷媒体が、短冊状のラベルであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の手動プリンタ。
  10. 前記回転操作子の整数回転により、前記ラベルの供給、印刷および排出が完了することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の手動プリンタ。
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