JP4217641B2 - 接触端子付きicカード搬送手段、接触端子付きicカード発行装置、接触端子付きicカード搬送方法、および接触端子付きicカード発行方法 - Google Patents

接触端子付きicカード搬送手段、接触端子付きicカード発行装置、接触端子付きicカード搬送方法、および接触端子付きicカード発行方法 Download PDF

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Description

本発明は、接触端子付きICカード搬送手段、接触端子付きICカード発行装置、接触端子付きICカード搬送方法、および接触端子付きICカード発行方法に関する。
一般に、ICカード1や磁気カード等のカードの搬送には図4に示すように複数対のローラー2、3、8、9を用い、これらのローラー2、3、8、9でカードを挟むと共にローラー2、3、8、9を矢印P1、P2、P3、P4方向に回転させることにより矢印P5方向に搬送している。
図4は、従来のカードの搬送手段を示す模式図である(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−246885号公報
ところで、接触端子付きICカード1を搬送手段で搬送する場合、データの授受を行ってデータを書き込んだり、読み出したり、検査したりするカード発行部内や接触端子付きICカードの表面に文字や数字等を印字する印字部内で静電気が発生し、その静電気による接触端子付きICカードモジュール内のICチップが静電破壊されるのを防止するため、図5に示すように接触端子付きICカード1の端子側の面1aと接触するローラー8(図4参照)の代わりに金属製ローラー6を用いると共にその金属製ローラー6にアースをとることが行われている。
図5は、従来のカードの搬送手段を示す他の模式図である。
しかしながら、何らかの原因で湿度が低下したり、搬送速度が速すぎたり(ローラー2、3、6、9と接触端子付きICカード1との間の急激な剥離による高い静電気の発生)、接地抵抗が高抵抗であったりすると、接触端子付きICカード1の端子(図示せず)が金属製ローラー6と接触する際に接触端子付きICカード1の表面の電荷が金属製ローラー6及び端子を介してICモジュールのICチップ(図示せず)内に侵入し、ICチップ内の回路を破損する不具合が発生することがあった。
そこで、本発明の目的は、接触端子付きICカードの静電破壊を防止した接触端子付きICカード搬送手段、接触端子付きICカード発行装置、接触端子付きICカード搬送方法、および接触端子付きICカード発行方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の発明は、接触端子付きICカードを複数対のローラーで挟み、各ローラーを回転駆動して該接触端子付きICカードをカードスタッカー側からカードホッパー側に搬送する接触端子付きICカード搬送手段において、前記ローラーのうち、前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触するローラーが金属製であり、かつそのローラーの外周面に、前記ICカードの表面に蓄積した電荷が前記ICカードのICチップに侵入するのを防止するための不導体層が形成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、接触端子付きICカードの端子側の面と接触するローラーが金属製であり、かつそのローラーの外周面に不導体層を形成することにより、接触端子付きICカードの端子が金属製のローラーと接触する際に接触端子付きICカードの表面に蓄積していた電荷が金属製ローラー及び端子を介してICチップ内に侵入しようとしても、金属製のローラーの表面には不導体層が形成されているので、その蓄積した電荷がICチップ内に侵入するのが防止されICチップ内の回路が破損されることが防止される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記接触端子付きICカードの端子部側の面と接触する金属製のローラーの外周面のうち前記端子部と接触する位置の周面のみ帯状に不導体層が形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記不導体層は前記金属製のローラーの表面を酸化させた酸化膜であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、接触端子付きICカードを複数対のローラーで挟み、各ローラーを回転駆動して該接触端子付きICカードをカードスタッカー側からカードホッパー側に搬送する搬送手段と、該搬送手段で所定の位置に搬送された前記接触端子付きICカードの端子を介してデータの授受を行うカード発行部とを備えた接触端子付きICカード発行装置において、前記ローラーのうち、前記カード発行部内で前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触するローラーが金属製であり、かつそのローラーの外周面に、前記ICカードの表面蓄積した電荷が前記ICカードのICチップに侵入するのを防止するための不導体層が形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記カードスタッカーと前記カードホッパーとの間に前記接触端子付きICカードに印字を行うカード印字部を備え、該カード印字部内で前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触するローラーが金属製であり、かつそのローラーの外周面に不導体層が形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4または5記載の発明において、前記接触端子付きICカードの端子部側の面と接触する金属製のローラーの外周面のうち前記端子部と接触する位置の周面のみ帯状に不導体層が形成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項4から6のいずれか1項記載の発明において、前記不導体層は前記金属製のローラーの表面が酸化した酸化膜であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記カードスタッカーと前記カード印字部との間に、前記接触端子付きICカードを保持した状態で回動することにより裏返す回動保持器を備えたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、前記回動保持器の下方にリジェクトカードスタッカーを備えたことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、接触端子付きICカードを複数対のローラーで挟み、各ローラーを回転駆動してカードスタッカー側からカードホッパー側に搬送する接触端子付きICカード搬送方法において、外周面に、前記ICカードの表面蓄積した電荷が前記ICカードのICチップに侵入するのを防止するための不導体層を形成した金属製のローラーを準備し、前記金属製のローラーを前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触すると共に他のローラーで前記接触端子付きICカードを挟むように前記金属製のローラーを回転駆動して前記接触端子付きICカードを搬送することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、接触端子付きICカードを複数対のローラーで挟み、各ローラーを回転駆動して該接触端子付きICカードをカードスタッカー側からカードホッパー側に搬送する途中で、カード発行部によりデータの授受を行う接触端子付きICカード発行方法において、外周面に、前記ICカードの表面蓄積した電荷が前記ICカードのICチップに侵入するのを防止するための不導体層を形成した金属製のローラーを準備し、該金属製のローラーを前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触すると共に他のローラーで前記接触端子付きICカードを挟むように前記カード発行部内に配置し、該金属製のローラーを回転駆動して前記接触端子付きICカードを搬送することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の発明において、前記接触端子付きICカードに印字を行うことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の発明において、前記印字を行う前に回動保持器により前記接触端子付きICカードを保持した状態で回動することにより裏返すことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項13記載の発明において、前記接触端子付きICカードに不良が発生すると、前記回動保持器により前記接触端子付きICカードを回動し、前記接触端子付きICカードの延長面がリジェクトカードスタッカーと交差したときに前記接触端子付きICカードをリジェクトカードスタッカー内に搬送させることを特徴とする。
本発明によれば、接触端子付きICカードの端子側の面と接触するローラーの少なくとも一つが金属製であり、かつそのローラーの外周面に不導体層を形成することにより、接触端子付きICカードの端子が金属製のローラーと接触する際に接触端子付きICカードの表面に蓄積していた電荷が金属製ローラー及び端子を介してICチップ内に侵入しようとしても、金属製のローラーの表面には不導体層が形成されているので、その蓄積した電荷がICチップ内に侵入するのが防止されICチップ内の回路が破損されることが防止される。
図1は本発明の接触端子付きICカード搬送方法を適用した接触端子付きICカード搬送手段の一実施の形態を示す概念図である。
尚、前述した従来例と同様の部材には共通の符号を用いた。
図1において、搬送手段は、接触端子付きICカード1を複数対(図では2対であるが限定されず、1対でも3対以上であってもよい)のローラー2、3、4、5で挟み、各ローラー2〜5を矢印P1〜P4方向に回転駆動して接触端子付きICカード1を一方(例えば、カードスタッカー側)から他方(例えば、カードホッパー側)に矢印P5方向に搬送する接触端子付きICカード搬送手段であって、ローラー2〜5のうち、接触端子付きICカード1の端子側の面1aに接触するローラー4が金属製であり、かつそのローラー4の外周面に不導体層7を形成したことを特徴とする。
残りのローラー2、3、5は樹脂製のローラー(例えば、ゴムローラー)が用いられる(ローラー4が樹脂製であり、ローラー5が外周面に不導体層7を有する金属製ローラーであってもよく、ローラー4、5の両方が外周面に不導体層7を有する金属製ローラーであってもよい)。各ローラー2〜5の回転駆動は例えば、モーター駆動もしくはベルト駆動により行われる。
ローラー4の不導体層7は、金属製のローラー6の表面を酸化させた酸化膜であり、例えば、アルミニウム製のローラの表面を酸化させた(アルマイト加工した)ものである。不導体層7の厚さは数十μmであるのが好ましい。
不導体層7は、金属製のローラー6の外周面全面を酸化させたものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、金属製のローラー6の外周面のうち接触端子付きICカード1の端子部と接触する位置の周面のみ帯状に酸化させてもよい。
次に図1に示した搬送手段の作用について述べる。
接触端子付きICカード1の端子側の面と接触するローラー4が金属製であり、かつその金属製のローラー6の外周面に不導体層7を形成することにより、接触端子付きICカード1の端子が金属製のローラー6と接触する際に接触端子付きICカード1の表面に蓄積していた電荷が金属製ローラー6及び端子を介してICチップ内に侵入しようとしても、金属製のローラー6の表面には不導体層7が形成されているので、その蓄積した電荷がICチップ内に侵入するのが防止されICチップ内の回路が破損されることが防止される。
ここで、本発明の接触端子付きICカード搬送方法は、接触端子付きICカード1を複数対のローラー2−1〜3−4で挟み、各ローラー2−1〜3−4を回転駆動してカードスタッカー側10からカードホッパー側12に搬送する接触端子付きICカード搬送方法であって、外周面に不導体層7を形成した金属製のローラー4を準備し、金属製のローラー4を接触端子付きICカード1の端子側の面1aに接触すると共に他のローラー5で接触端子付きICカード1を挟むように金属製のローラー4を回転駆動して接触端子付きICカード1を搬送することを特徴とするものである。
次に、本発明の接触端子付きICカード発行方法は、接触端子付きICカード1を複数対のローラー2−1〜3−4で挟み、各ローラー2−1〜3−4を回転駆動して接触端子付きICカード1をカードスタッカー10側からカードホッパー12側に搬送する途中で、カード発行部11によりデータの授受を行う接触端子付きICカード発行方法であって、外周面に不導体層7を形成した金属製のローラー4を準備し、金属製のローラー4を接触端子付きICカード1の端子側の面1aに接触すると共に他のローラー5で接触端子付きICカード1を挟むようにカード発行部11内に配置し、金属製のローラー4を回転駆動して接触端子付きICカード1を搬送することを特徴とする。
図2は、本発明の接触端子付きICカード発行方法を適用した接触端子付きICカード発行装置の模式図である。
図2において、データの授受前(もしくは検査前)の接触端子付きICカード1を収容するカードスタッカー10、接触端子付きICカード1にデータを授受するカード発行部11、およびデータ授受後の接触端子付きICカード1を収容するカードホッパー12が搬送線14に沿って一列に配置されている。カードスタッカー10、カード発行部11、およびカードホッパー12の間には複数対(図えは4対であるが限定されない)のローラー2−1、3−1、2−2、3−2、2−3、3−3、2−4、3−4が配置され、各ローラー2−1〜3−4は接触端子付きICカード1が矢印P5方向に搬送されるように回転駆動されるようになっている。
印字部11の内部には図1に示したローラー対4、5(波線で示す)が配置されている。ローラー対4、5もローラー2−1〜3−4と同様に回転駆動されるようになっている。また、カードホッパー12内にもローラー13が内蔵されており、ローラー13はデータ授受後の接触端子付きICカード1をカードホッパー12内に収容するように回転駆動される。
これらローラー2−1〜3−3、4、5、13および図示しないモーターで搬送手段が構成されている。
カードスタッカー10内に収容された接触端子付きICカード1は、各ローラー2−1〜3−3、4、5、13が回転駆動されると、カードスタッカー10からローラー2−1〜3−2により矢印P5方向に搬送され、カード発行部11でデータが授受される。カード発行部11で何らかの原因で静電気が接触端子付きICカード1に帯電し、ローラー4を介してICチップ内に侵入しようとしてもローラー4の不導体層7(図1参照)で絶縁されているため、ICチップの静電破壊が防止される。
接触端子付きICカード1はカード発行部11でデータが授受された後、ローラー2−3〜3−4、13で矢印P5方向に搬送され、カードホッパー12内に収容される。
ここで、本発明の接触端子付きICカード発行方法は、接触端子付きICカード1を複数対のローラー2−1〜3−4で挟み、各ローラー2−1〜3−4を回転駆動して接触端子付きICカード1をカードスタッカー10側からカードホッパー12側に搬送する途中で、カード発行部11によりデータの授受を行う接触端子付きICカード発行方法であって、外周面に不導体層7を形成した金属製のローラー4を準備し、金属製のローラー4を接触端子付きICカード1の端子側の面1aに接触すると共に他のローラー5で接触端子付きICカード1を挟むようにカード発行部11内に配置し、金属製のローラー4を回転駆動して接触端子付きICカード1を搬送することを特徴とする。
図3は、本発明の接触端子付きICカード発行方法を適用した他の接触端子付きICカード発行装置の模式図である。
図3に示した接触端子付きICカード発行装置の図2に示した接触端子付きICカード発光装置との相違点は、カードスタッカー10とカードホッパー12との間(この場合、カード発行部とカードホッパー12との間であるが、カードスタッカー10とカード発行部11との間でもよい)に接触端子付きICカード1に印字を行うカード印字部20を備え、カードスタッカー10とカード印字部20との間(この場合、カードスタッカー10とカード発行部11との間であるが、カード発行部11とカード印字部20とが入れ替わった配置状態であってもよい。)に、接触端子付きICカード1を保持した状態で矢印P6方向に回動することにより裏返す回動保持器21を備え、回動保持器21の下方に不良の接触端子付きICカード1を収容するリジェクトカードスタッカー23を備えた点である。
回動保持器21は、中心軸21aのまわりに回動自在で互いに(紙面に垂直な方向に)対向する一対のローラー保持板22(23)と、ローラー保持板22(23)間に回転自在に設けられた2対のローラー2−5、3−5、2−6、3−6と、ローラー保持板22(23)およびローラー2−5〜3−6を回転駆動するモータ(図示せず)とで構成されている。
これらローラー2−1、3−1、2−3〜3−4、2−5、3−5、2−6、3−6、4−1、5−1、4−2、5−2、13および図示しないモーターで搬送手段が構成されている。
カードスタッカー10内に収容された接触端子付きICカード1は、各ローラー2−1、3−1、2−3〜3−4、2−5、3−5、2−6、3−6、4−1、5−1、4−2、5−2、13が回転駆動されると、カードスタッカー10からローラー2−5、3−5、2−6、3−6により矢印P5方向に搬送される(このとき、回動保持器21は回動せずに図に示した状態で待機している)。接触端子付きICカード1は、カード発行部11でデータが授受される。カード発行部11で何らかの原因で静電気が接触端子付きICカード1に帯電し、ローラー4−1を介してICチップ内に侵入しようとしてもローラー4−1の不導体層7(図1参照)で絶縁されているため、ICチップの静電破壊が防止される。
データが授受された接触端子付きICカード1はローラ4−1、5−1、2−1、3−1で矢印P5方向に搬送され、カード印字部20で文字や数字もしくは接触端子付きICカード1の所有者の顔画像等が印字される。カード印字部20で何らかの原因で静電気が接触端子付きICカード1に帯電し、ローラー4−2を介してICチップ内に侵入しようとしてもローラー4−2の不導体層7(図1参照)で絶縁されているため、ICチップの静電破壊が防止される。
接触端子付きICカード1はカード印字部20で文字や数字等が印字された後、ローラー4−2、5−2、2−3、3−3、2−4、3−4、13で矢印P5方向に搬送され、カードホッパー12内に収容される。
ここで、カード発行部11もしくはカード印字部20で不良が発生した場合、ローラー4−1、5−1、2−1、3−1、4−2、5−2は回転駆動方向を反転し、矢印P5方向とは反対方向に接触端子付きICカード1を搬送し回動保持器21に搬送する。回動保持器21はローラー2−5、3−5、2−6、3−6の回転を停止することで接触端子付きICカード1を保持し、接触端子付きICカード1の延長面がリジェクトカードスタッカー23と交差したときに接触端子付きICカード1をリジェクトカードスタッカー23内に搬送させる、例えば矢印P6方向に90度回動して接触端子付きICカード1が水平状態から鉛直状態になるようにし、ローラー2−5、3−5、2−6、3−6を回転駆動して、不良の接触端子付きICカード1をリジェクトカードスタッカー23内に搬送させて収容するようになっている。
尚、図3に示した接触端子付きICカード発行装置においては、カードスタッカー10から接触端子付きICカード1を端子面1aが上側を向いた状態でカード発行部11、カード印字部20、およびカードホッパー12に搬送する場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、接触端子付きICカード1を端子面1aが下側を向いた状態でカード発行部11、カード印字部20、およびカードホッパー12に搬送するようにしてもよく、このような場合には回動保持器21を矢印P6方向に180度回動させることで実現できる。
以上において、本発明によれば、接触端子付きICカードの端子側の面と接触するローラーが金属製であり、かつそのローラーの外周面に不導体層を形成することにより、接触端子付きICカードの端子が金属製のローラーと接触する際に接触端子付きICカードの表面の電荷が金属製ローラー及び端子を介してICチップ内に侵入しようとしても、金属製のローラーの表面には不導体層が形成されているので、電荷がICチップ内に侵入するのが防止されICチップ内の回路が破損されることが防止される。
なお、本実施の形態では、接触端子付きICカード発行装置の場合で説明したが、本発明はこれに限定されず、接触端子付きICカード製造装置に適用してもよい。
この場合、接触端子付きICカードモジュールを、カード基材でラミネートするか、あるいはカード基材に埋め込んで接触端子付きICカードを形成する形成手段と、接触端子付きICカードを複数対のローラーで挟んで次工程に搬送する搬送手段とを備えたものとし、その複数対のローラーのうち接触端子付きICカードの端子側の面に接触するローラーが金属製であり、かつそのローラーの外周面に不導体層が形成されていればよい。また、本発明は、接触端子付きICカードの搬送手段、搬送方法、発行装置、および発行方法に限定されず、コンビネーションカードもしくはハイブリッドカードの搬送手段、搬送方法、発行装置に適用してもよい。
また、本実施の形態では、接触端子付きICカード1が水平な状態で搬送される場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、接触端子付きICカード1が垂直な状態で搬送するように構成してもよい(この場合、図1〜3は平面図となる)。
ところで、特開2000−298408号公報の段落「0074」にはステンレスの基材132a上に被覆層132bとしてアルマイト層を設けることが開示されているが、この従来技術の目的は中間転写ベルト上に転写されたトナー像の飛び散りを防止するものであり、本発明の目的とする、接触端子付きICカードの静電破壊を防止した接触端子付きICカード搬送手段、接触端子付きICカード発行装置、接触端子付きICカード搬送方法、及び接触端子付きICカード発行方法を提供すること、構成、並びに産業上の利用分野を異にするものである。
本発明の接触端子付きICカード搬送方法を適用した接触端子付きICカード搬送手段の一実施の形態を示す概念図である。 本発明の接触端子付きICカード発行方法を適用した接触端子付きICカード発行装置の模式図である。 本発明の接触端子付きICカード発行方法を適用した他の接触端子付きICカード発行装置の模式図である。 従来のカードの搬送手段を示す模式図である 従来のカードの搬送手段を示す他の模式図である。
符号の説明
1 接触端子付きICカード
2〜5 ローラー
6 金属製のローラー
7 不導体層

Claims (14)

  1. 接触端子付きICカードを複数対のローラーで挟み、各ローラーを回転駆動して該接触端子付きICカードをカードスタッカー側からカードホッパー側に搬送する接触端子付きICカード搬送手段において、
    前記ローラーのうち、前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触するローラーが金属製であり、かつそのローラーの外周面に、前記ICカードの表面に蓄積した電荷が前記ICカードのICチップに侵入するのを防止するための不導体層が形成されていることを特徴とする接触端子付きICカード搬送手段。
  2. 前記接触端子付きICカードの端子部側の面と接触する金属製のローラーの外周面のうち前記端子部と接触する位置の周面のみ帯状に不導体層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の接触端子付きICカード搬送手段。
  3. 前記不導体層は前記金属製のローラーの表面が酸化した酸化膜であることを特徴とする請求項1または2記載の接触端子付きICカード搬送手段。
  4. 接触端子付きICカードを複数対のローラーで挟み、各ローラーを回転駆動して該接触端子付きICカードをカードスタッカー側からカードホッパー側に搬送する搬送手段と、
    該搬送手段で所定の位置に搬送された前記接触端子付きICカードの端子を介してデータの授受を行うカード発行部とを備えた接触端子付きICカード発行装置において、
    前記ローラーのうち、前記カード発行部内で前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触するローラーが金属製であり、かつそのローラーの外周面に、前記ICカードの表面蓄積した電荷が前記ICカードのICチップに侵入するのを防止するための不導体層が形成されていることを特徴とする接触端子付きICカード発行装置。
  5. 前記カードスタッカーと前記カードホッパーとの間に前記接触端子付きICカードに印字を行うカード印字部を備え、該カード印字部内で前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触するローラーが金属製であり、かつそのローラーの外周面に不導体層が形成されていることを特徴とする請求項4記載の接触端子付きICカード発行装置。
  6. 前記接触端子付きICカードの端子部側の面と接触する金属製のローラーの外周面のうち前記端子部と接触する位置の周面のみ帯状に不導体層が形成されていることを特徴とする請求項4または5記載の接触端子付きICカード発行装置。
  7. 前記不導体層は前記金属製のローラーの表面が酸化した酸化膜であることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の接触端子付きICカード発行装置。
  8. 前記カードスタッカーと前記カード印字部との間に、前記接触端子付きICカードを保持した状態で回動することにより裏返す回動保持器を備えたことを特徴とする請求項7記載の接触端子付きICカード発行装置。
  9. 前記回動保持器の下方にリジェクトカードスタッカーを備えたことを特徴とする請求項8記載の接触端子付きICカード発行装置。
  10. 接触端子付きICカードを複数対のローラーで挟み、各ローラーを回転駆動してカードスタッカー側からカードホッパー側に搬送する接触端子付きICカード搬送方法において、
    外周面に、前記ICカードの表面蓄積した電荷が前記ICカードのICチップに侵入するのを防止するための不導体層を形成した金属製のローラーを準備し、
    前記金属製のローラーを前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触すると共に他のローラーで前記接触端子付きICカードを挟むように前記金属製のローラーを回転駆動して前記接触端子付きICカードを搬送することを特徴とする接触端子付きICカード搬送方法。
  11. 接触端子付きICカードを複数対のローラーで挟み、各ローラーを回転駆動して該接触端子付きICカードをカードスタッカー側からカードホッパー側に搬送する途中で、カード発行部によりデータの授受を行う接触端子付きICカード発行方法において、
    外周面に、前記ICカードの表面蓄積した電荷が前記ICカードのICチップに侵入するのを防止するための不導体層を形成した金属製のローラーを準備し、
    該金属製のローラーを前記接触端子付きICカードの端子側の面に接触すると共に他のローラーで前記接触端子付きICカードを挟むように前記カード発行部内に配置し、
    該金属製のローラーを回転駆動して前記接触端子付きICカードを搬送することを特徴とする接触端子付きICカード発行方法。
  12. 前記接触端子付きICカードに印字を行うことを特徴とする請求項11記載の接触端子付きICカード発行方法。
  13. 前記印字を行う前に回動保持器により前記接触端子付きICカードを保持した状態で回動することにより裏返すことを特徴とする請求項12記載のICカード発行方法。
  14. 前記接触端子付きICカードに不良が発生すると、前記回動保持器により前記接触端子付きICカードを回動し、前記接触端子付きICカードの延長面がリジェクトカードスタッカーと交差したときに前記接触端子付きICカードをリジェクトカードスタッカー内に搬送させることを特徴とする請求項13記載のICカード発行方法。
JP2004077123A 2004-03-17 2004-03-17 接触端子付きicカード搬送手段、接触端子付きicカード発行装置、接触端子付きicカード搬送方法、および接触端子付きicカード発行方法 Expired - Fee Related JP4217641B2 (ja)

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