JP4217634B2 - 作業車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、走行中の油圧シリンダの圧力変動を吸収するアキュムレータを備えた作業車両用制御装置に関する。
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、油圧シリンダ例えばブームシリンダと、このブームシリンダに接続されるアキュムレータと、上記ブームシリンダのボトム室とアキュムレータとの間に配置され、開位置でボトム室をアキュムレータに連通させ、閉位置でボトム室をアキュムレータから遮断する開閉弁と、この開閉弁を切り換える切換手段とを備えている。
切換手段は、開閉弁の制御ポートにパイロット圧を供給する第1切換位置と、上述のパイロット圧の供給を阻止する第2切換位置とを有するパイロット弁、すなわち電磁弁と、この電磁弁にパイロット圧を供給すると共に、上述のアキュムレータにパイロット圧を供給し、アキュムレータ内の圧を所定圧に維持する減圧弁と、主ポンプの吐出管路、あるいは吐出管路に連通しブームシリンダに圧油を導く主管路から分岐され、減圧弁に直接に接続される分岐通路とを含んでいる。
なお、アキュムレータと減圧弁とを連絡する管路には、アキュムレータ側からの逆流を阻止するチェック弁が配置されている。また、車速が所定速度以上であるかどうか検出する車速センサと、この車速センサから出力される信号に応じて上述した電磁弁の切り換えを制御するコントローラも備えている。
この従来技術は、作業時にあっては、主ポンプから吐出され分岐通路で導かれ、減圧弁によって減圧されたパイロット圧を、電磁弁を第1切り換え位置に切り換えることにより開閉弁の制御ポートに供給し、これにより開閉弁を閉位置に切り換える。したがって、アキュムレータからブームシリンダのボトム室が遮断され、ボトム室の圧とアキュムレータの圧との差圧によるブームシリンダの不所望の作動が抑えられ、ブームシリンダを円滑に駆動して良好な作業性を確保できる。
走行時にあっては、電磁弁が第2切換位置に切り換えられることによって、分岐通路を介しての開閉弁の制御ポートへのパイロット圧の供給が阻止され、開閉弁が開位置に切り換えられる。したがって、ブームシリンダのボトム室がアキュムレータに連通し、走行中のブームシリンダのボトム室の圧力変動がアキュムレータによって吸収される。これによって、上述したボトム室の圧力変動に伴うブーム等の作業具、及び車体の振動が抑制される。
また、作業状態から走行状態への移行に伴って、開閉弁が閉位置から開位置に切り換えられた際に、例えば高圧となっているブームシリンダのボトム室の圧油が低圧側を形成するアキュムレータに瞬時に流れることによるブームシリンダの作動、すなわちブームの降下を防ぐように減圧弁が機能する。すなわち、減圧弁によってアキュムレータ内の圧が所定圧つまりブームシリンダのボトム圧に比べて著しくは低くならない圧に維持されている。これにより、作業状態から走行状態への移行時に、ブームシリンダのボトム室からアキュムレータへの圧油の多量の流入が抑えられ、この移行時のブームシリンダの作動が抑制される。
特開2000−309953公報
上述した従来技術は、主ポンプの吐出管路、あるいは吐出管路に連通する主管路から分岐され、減圧弁に直接に接続される分岐通路を備えており、この分岐通路は独立した構造体を形成する長尺のホースによって作製されることから、装置構造が複雑になりやすい。また、ホースを備えなければならないので製作費が高くなると共に、全体の配管設計が難しくなる問題がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、主ポンプの吐出管路、あるいは吐出管路に連通する主管路から分岐され減圧弁と直接に接続されるような分岐通路を備えることなく、作業時の良好な作業性の確保と走行時の油圧シリンダの圧力変動の吸収とを実現できる作業車両用制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、油圧シリンダと、この油圧シリンダに接続されるアキュムレータと、上記油圧シリンダと上記アキュムレータ間に配置され、開位置で上記油圧シリンダを上記アキュムレータに連通させ、閉位置で上記油圧シリンダを上記アキュムレータから遮断する開閉弁と、この開閉弁を切り換える切換手段と、上記アキュムレータ内の圧力を所定圧に維持する減圧弁と、上記アキュムレータ側からの圧油の逆流を阻止するチェック弁とを備えた作業車両用制御装置において、上記切換手段が、上記油圧シリンダの圧を上記減圧弁を介在させることなく上記開閉弁の切換信号圧として導くパイロット通路を含み、上記開閉弁の閉位置が、上記油圧シリンダに連通する通路を有すると共に、上記開閉弁の上記閉位置の上記通路と上記減圧弁とを連絡する流路を備え、この流路に抵抗要素を配置したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、作業時にあっては、油圧シリンダの圧を切換信号圧としてパイロット通路を介して開閉弁に導くことにより、この開閉弁が閉位置に切り換えられ、油圧シリンダがアキュムレータから遮断される。これにより、油圧シリンダの圧とアキュムレータの圧との差圧による油圧シリンダの不所望の作動が抑えられ、油圧シリンダを円滑に駆動して良好な作業性を確保することができる。
走行時にあっては、切換手段の有する機能によりパイロット通路を介して導かれる切換信号圧の開閉弁への供給を阻止させることにより、この開閉弁が開位置に切り換えられ、油圧シリンダがアキュムレータに連通する。これにより、走行中の油圧シリンダの圧力変動がアキュムレータによって吸収され、油圧シリンダで駆動される作業具、及び車体の振動が抑えられる。
すなわち、主ポンプの吐出管路、あるいは吐出管路に連通する主管路から分岐される分岐通路を備えることなく、パイロット通路によって導かれる開閉弁に対する切換信号圧によって、作業時の良好な作業性の確保と走行時の油圧シリンダの圧力変動の吸収とを実現できる。
開閉弁に切換信号圧を導くパイロット通路は、油圧シリンダとアキュムレータとを接続する管路に一端が接続され、他端が開閉弁の制御ポートに接続される短い通路に設定することができる。
また、本発明は、作業時に、油圧シリンダと減圧弁とが開閉弁の閉位置の通路を介して連通し、油圧シリンダの圧が減圧弁の設定圧すなわちアキュムレータの圧よりも高圧であるときには、油圧シリンダの圧油が減圧弁を介してアキュムレータに流入する傾向となるが、開閉弁と減圧弁の間の流路に抵抗要素を配置してあるので、上述した圧油の流入は緩慢となり、油圧シリンダの作動に与える影響を少なくすることができる。すなわち、油圧シリンダの作動を介して良好な作業を実施させることができる。
また本発明は、上記発明において、上記切換手段が、上記パイロット通路に介設され、このパイロット通路に導かれる上記切換信号圧を上記開閉弁の制御ポートに供給させる第1切換位置と、上記切換信号圧の上記開閉弁の上記制御ポートへの供給を阻止する第2切換位置とを有する電磁弁を含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、作業時にあっては、電磁弁が第2切換位置に切り換えられ、パイロット通路を介して導かれる信号圧の開閉弁への供給が電磁弁で阻止され、開閉弁が閉位置に切り換えられ、油圧シリンダがアキュムレータから遮断される。したがって上述したように、油圧シリンダの圧とアキュムレータの圧との差圧による油圧シリンダの不所望の作動が抑えられる。
また、走行時にあっては、電磁弁が第1切換位置に切り換えられ、油圧シリンダの圧が切換信号圧としてパイロット通路、電磁弁を介して開閉弁に導かれ、開閉弁が開位置に切り換えられ、油圧シリンダがアキュムレータに連通する。したがって上述したように、走行中の油圧シリンダの圧力変動がアキュムレータによって吸収される。
また本発明は、上記発明において、車速が所定速度以上であるかどうか検出する車速センサと、この車速センサから出力される信号に応じて上記電磁弁の切り換えを制御するコントローラとを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、作業時には、車速センサによって車速が所定速度以上に至らないことが検出される。このとき車速センサから出力される信号に応じて電磁弁が第1切換位置に切り換えられ、上述したように開閉弁が閉位置に切り換えられる。また、走行時には、車速センサによって車速が所定速度以上であることが検出される。このとき車速センサから出力される信号に応じて電磁弁が第2切換位置に切り換えられ、上述したように開閉弁が開位置に切り換えられる。
また本発明は、上記発明において、上記流路の上記減圧弁と上記抵抗要素との間に位置する部分に、上記チェック弁を配置したことを特徴としている。
また本発明は、上記発明において、上記抵抗要素が絞りから成ることを特徴としている。
また本発明は、上記発明において、上記油圧シリンダがブームシリンダから成り、上記切換信号圧が上記ブームシリンダのボトム圧であることを特徴としている。
本発明は、主ポンプの吐出管路、あるいは吐出管路に連通する主管路から分岐され減圧弁に直接に接続されるような分岐通路を備えることなく、パイロット通路によって導かれる切換信号圧に応じて、開閉弁が閉位置に保持され、あるいは開位置に切り換えられ、作業時の良好な作業性の確保と走行時の油圧シリンダの圧力変動の吸収とを実現できる。上述のパイロット通路は、一端が油圧シリンダとアキュムレータとを接続する管路に接続され、他端が開閉弁の制御ポートに接続されるきわめて短い通路に設定することができる。これにより、装置構造を従来に比べて簡単にすることができ、製作費を安くすることができると共に、全体の配管設計が容易になる。また、作業時に、油圧シリンダと減圧弁とが開閉弁の閉位置の通路を介して連通し、油圧シリンダの圧が減圧弁の設定圧すなわちアキュムレータの圧よりも高圧であるときには、油圧シリンダの圧油が減圧弁を介してアキュムレータに流入する傾向となるが、開閉弁と減圧弁の間の流路に抵抗要素を配置してあるので、上述した圧油の流入は緩慢となり、油圧シリンダの作動に与える影響を少なくすることができる。すなわち、油圧シリンダの作動を介して良好な作業を実施させることができる。
以下,本発明に係る作業車両用制御装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す油圧回路図である。本実施形態は作業車両、例えばホイールローダに備えられる制御装置である。
この図1に示すように本実施形態は、主ポンプ1と、この主ポンプ1から吐出される圧油によって駆動し、作業具例えば図示しないブームを駆動するボトム室2a及びロッド室2bを有するブームシリンダ2と、主ポンプ1からブームシリンダ2に供給される圧油の流れを制御するブーム用方向制御弁3と、タンク4とを備えている。
また、ブームシリンダ2のボトム室2aに接続されるアキュムレータ5と、ブームシリンダ2のボトム室2aとアキュムレータ5との間に配置され、開位置A2でボトム室2aをアキュムレータ5に連通させ、閉位置A1でボトム室2aをアキュムレータ5から遮断する開閉弁7と、アキュムレータ5内の圧を所定圧に維持する減圧弁14と、アキュムレータ5側からの圧油の逆流を阻止するチェック弁15と、開閉弁7を切り換える切換手段とを備えている。
上述の切換手段は、ブームシリンダ2のボトム室2aの圧を減圧弁14を介在させることなく開閉弁7の切換信号圧として導くパイロット通路10と、このパイロット通路10中に介設され、パイロット通路10に導かれる切換信号圧を開閉弁7の制御ポート7bに供給させる第1切換位置B1と、上述した切換信号圧の開閉弁7の制御ポート7bへの供給を阻止する第2切換位置B2とを有する電磁弁11とを含んでいる。パイロット通路10は、一端がブームシリンダ2のボトム室2aと開閉弁7とを連絡する制御管路9aに接続され、他端が開閉弁7の制御ポート7bに接続されている。なお、ブームシリンダ2のロッド室2bと開閉弁7とは制御管路9bで接続されている。
また、開閉弁7の制御ポート7bに対抗する別の制御ポート7aは、パイロット通路8を介してアキュムレータ5に接続されている。したがって開閉弁7は、パイロット通路8を介して導かれるアキュムレータ5の圧と、パイロット通路10、電磁弁11を介して導かれるブームシリンダ2のボトム室2aの圧、すなわち切換信号圧との差圧による力と、ばね力との大小関係により閉位置A1、開位置A2のいずれかに切り換えられる。
開閉弁7は、閉位置A1に切り換えられたときにブームシリンダ2のボトム室2aに接続される制御管路9aに連通する通路7cを有する。すなわち、開閉弁7が閉位置A1に切り換えられると、この開閉弁7の通路7cが制御管路9aに連通すると共に、ブームシリンダ2のボトム室2aがアキュムレータ5から遮断され、また、ブームシリンダ2のロッド室2bがタンク4から遮断される。開閉弁7が開位置A2に切り換えられると、ブームシリンダ2のボトム室2aとアキュムレータ5とが連通すると共に、ブームシリンダ2のロッド室2bとタンク4とが連通する。
上述した減圧弁14は、アキュムレータ5を開閉弁7から遮断すると共に、アキュムレータ5とタンク4とを連通させる切換位置C1と、アキュムレータ5と開閉弁7とを連通させると共に、アキュムレータ5をタンク4から遮断する切換位置C2とを有し、アキュムレータ5の圧とタンク圧との差圧による力と、ばね力との大小関係により、切換位置C1、切換位置C2のいずれかに切り換えられる。
開閉弁7の閉位置A1の通路7cと減圧弁14とを連絡する流路17を備えると共に、この流路17に抵抗要素、例えば絞り16を配置してある。また、上述した流路17の減圧弁14と絞り16との間に位置する部分に、上述したアキュムレータ5側からの圧油の逆流を阻止するチェック弁15を配置してある。
上述した開閉弁7、電磁弁11、パイロット通路10、減圧弁14、流路17、絞り16、及びチェック弁15は、例えば1つの弁ブロック6内に設けてある。
また本実施形態は、車速が走行状態の速度と見做し得る所定速度以上であるかどうか、すなわち、車速が作業状態と見做し得る上述の所定速度に至らない速度であるかどうか検出する車速センサ13と、この車速センサ13から出力される信号に応じて電磁弁11の切り換えを制御するコントローラ12とを備えている。車速センサ13によって車速が所定速度に至らない速度であると検出されたときには、コントローラ12から電磁弁11を第1切換位置B1に保持する制御信号が電磁弁11の制御部に出力される。また、車速センサ13によって車速が所定速度以上であると検出されたときには、コントローラ12から電磁弁11をばね力に抗して第2切換位置B2に切り換える制御信号が電磁弁11の制御部に出力される。
以下、本実施形態の作業時の動作、走行時の動作、及び作業状態から走行状態への移行時の動作について説明する。
作業時には、車速センサ13で車速が所定速度に至らないことが検出され、この車速センサ13から出力される信号に応じてコントローラ12から電磁弁11の制御部に、この電磁弁11を第1切換位置B1に保持する制御信号が出力される。これにより、ブームシリンダ2のボトム室2aの圧が切換信号圧としてパイロット通路10、電磁弁11を介して開閉弁7の制御ポート7bに導かれる。したがって、制御ポート7aの圧と制御ポート7bの圧との差圧による力がばね力よりも小さくなり、開閉弁7は閉位置A1に切り換えられ、ブームシリンダ2のボトム室2aがアキュムレータ5から遮断される。また、開閉弁7の通路7cを介してブームシリンダ2のボトム室2aが、絞り16、チェック弁15を介して減圧弁17に連通する。これにより、ブームシリンダ2の圧とアキュムレータ5の圧との差圧によるブームシリンダ2の不所望の作動が抑えられ、ブームシリンダ2を円滑に駆動して良好な作業性を確保できる。
なお、この作業時に、ブームシリンダ2のボトム室2aと減圧弁14とが開閉弁7の閉位置A1の通路7cを介して連通し、ブームシリンダ2のボトム室2aの圧が減圧弁14の設定圧、すなわちアキュムレータ5の圧よりも高圧であるときには、ブームシリンダ2のボトム室2aの圧油が減圧弁14を介してアキュムレータ5に流入する傾向となるが、開閉弁7と減圧弁14の間の流路17に絞り16を配置してあるので、上述した圧油の流入は緩慢となり、ブームシリンダ2の作動に与える影響を少なくすることができる。すなわち、ブームシリンダ2の作動を介して良好な作業を実施させることができる。
また、走行時には、車速センサ13で車速が所定速度以上であることが検出され、この車速センサ13から出力される信号に応じてコントローラ12から電磁弁11の制御部に、この電磁弁11を第2切換位置B2に切り換える制御信号が出力される。これにより、パイロット通路10を介して導かれる切換信号圧の開閉弁7の制御ポート7bへの供給が阻止され、開閉弁7の制御ポート7bは電磁弁11を介してタンク4に連通する。したがって、制御ポート7aの圧と制御ポート7bの圧との差圧による力がばねの力よりも大きくなり、開閉弁7は開位置A2に切り換えられ、ブームシリンダ2のボトム室2aが開閉弁7の開位置A2を介してアキュムレータ5に連通する。これにより、走行中のブームシリンダ2のボトム室2aの圧力変動がアキュムレータ5によって吸収され、アームシリンダ2で駆動される図示しないブーム、このブームに接続される他の作業具、及び車体の振動が抑えられる。
また、作業状態から走行状態への移行に伴って、開閉弁7が閉位置A1から開位置A2に切り換えられた際に、高圧となっているブームシリンダ2のボトム室2aの圧油が低圧側のアキュムレータ5に瞬時に流入することによるブームシリンダ2の作動、すなわち図示しないブームの降下を防ぐように減圧弁14が機能する。すなわち、減圧弁14によってアキュムレータ5内の圧が所定圧、つまり、ブームシリンダ2のボトム室2aの圧に比べて著しくは低くならない圧に維持されている。これにより、作業状態から走行状態への移行時に、ブームシリンダ2のボトム室2aからアキュムレータ5への圧油の過度の流入が抑えられ、この移行時のブームシリンダ2の作動が抑制される。
上述したように本実施形態によれば、主ポンプ1の吐出管路、あるいはこの吐出管路に連通する主管路から分岐され減圧弁14に直接に接続されるような分岐通路を備えることなく、パイロット通路10によって導かれる開閉弁7に対する切換信号圧に応じて、作業時の良好な作業性の確保と走行時のブームシリンダ2のボトム室2aの圧力変動の吸収とを実現できる。上述のパイロット通路10は、弁ブロック3に内蔵されるものであり、一端がブームシリンダ2とアキュムレータ5とを接続する制御管路9aに接続され、他端が開閉弁7の制御ポート7bに接続されるきわめて短い通路に設定できる。これにより、装置構造を簡単にすることができ、製作費を安くすることができると共に、全体の配管設計が容易になる。
本発明に係る作業車両用制御装置の一実施形態を示す油圧回路図である。
符号の説明
1 主ポンプ
2 ブームシリンダ(油圧シリンダ)
2a ボトム室
2b ロッド室
3 ブーム用方向制御弁
4 タンク
5 アキュムレータ
6 弁ブロック
7 開閉弁
7a 制御ポート
7b 制御ポート
7c 通路
8 パイロット通路
9a 制御管路
9b 制御管路
10 パイロット通路(切換手段)
11 電磁弁(切換手段)
12 コントローラ
13 車速センサ
14 減圧弁
15 チェック弁
16 絞り(抵抗要素)
17 流路
A1 閉位置
A2 開位置
B1 第1切換位置
B2 第2切換位置
C1 切換位置
C2 切換位置

Claims (6)

  1. 油圧シリンダと、この油圧シリンダに接続されるアキュムレータと、上記油圧シリンダと上記アキュムレータ間に配置され、開位置で上記油圧シリンダを上記アキュムレータに連通させ、閉位置で上記油圧シリンダを上記アキュムレータから遮断する開閉弁と、この開閉弁を切り換える切換手段と、上記アキュムレータ内の圧力を所定圧に維持する減圧弁と、上記アキュムレータ側からの圧油の逆流を阻止するチェック弁とを備えた作業車両用制御装置において、
    上記切換手段が、上記油圧シリンダの圧を上記減圧弁を介在させることなく上記開閉弁の切換信号圧として導くパイロット通路を含み、
    上記開閉弁の閉位置が、上記油圧シリンダに連通する通路を有すると共に、
    上記開閉弁の上記閉位置の上記通路と上記減圧弁とを連絡する流路を備え、この流路に抵抗要素を配置したことを特徴とする作業車両用制御装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記切換手段が、上記パイロット通路に介設され、このパイロット通路に導かれる上記切換信号圧を上記開閉弁の制御ポートに供給させる第1切換位置と、上記切換信号圧の上記開閉弁の上記制御ポートへの供給を阻止する第2切換位置とを有する電磁弁を含むことを特徴とする作業車両用制御装置。
  3. 上記請求項2記載の発明において、
    車速が所定速度以上であるかどうか検出する車速センサと、この車速センサから出力される信号に応じて上記電磁弁の切り換えを制御するコントローラとを含むことを特徴とする作業車両用制御装置。
  4. 上記請求項1記載の発明において、
    上記流路の上記減圧弁と上記抵抗要素との間に位置する部分に、上記チェック弁を配置したことを特徴とする作業車両用制御装置。
  5. 上記請求項1または4記載の発明において、
    上記抵抗要素が絞りから成ることを特徴とする作業車両用制御装置。
  6. 上記請求項1〜のいずれか1項記載の発明において、
    上記油圧シリンダがブームシリンダから成り、上記切換信号圧が上記ブームシリンダのボトム圧であることを特徴とする作業車両用制御装置。
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