JP4217086B2 - 有機アクティブ素子およびその製造方法、表示デバイス - Google Patents

有機アクティブ素子およびその製造方法、表示デバイス Download PDF

Info

Publication number
JP4217086B2
JP4217086B2 JP2003068160A JP2003068160A JP4217086B2 JP 4217086 B2 JP4217086 B2 JP 4217086B2 JP 2003068160 A JP2003068160 A JP 2003068160A JP 2003068160 A JP2003068160 A JP 2003068160A JP 4217086 B2 JP4217086 B2 JP 4217086B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
film
active element
organic active
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003068160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004281529A (ja
Inventor
好英 藤崎
泰市郎 栗田
英夫 藤掛
静士 時任
陽司 井上
鉄男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2003068160A priority Critical patent/JP4217086B2/ja
Publication of JP2004281529A publication Critical patent/JP2004281529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4217086B2 publication Critical patent/JP4217086B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機アクティブ素子および表示デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】
アクティブ素子には、ダイオードやトランジスタ等の種々のものがある。このうちアクティブマトリクス駆動に用いられるものについて見ると、3端子をもつTFTや2端子をもつMIM等を挙げることができる。
【0003】
そして、例えば、TFTの場合、半導体として無機材料を用いた無機TFTと半導体として有機材料を用いた有機TFTとに大別することができる。
【0004】
後者の有機TFTは、前者の無機TFTに比べて、製造プロセスが比較的簡易でかつ製造コストが安いことが知られている。また、有機TFTは、無機TFTに比べて成膜温度を低くすることができ、このため、有機TFTをガラス転移温度の低いプラスチック基板上に比較的容易に形成することができるという特徴がある。有機TFTをプラスチック基板上に形成した素子は、フレキシブルで軽量である点で一般的な無機材料の基板を用いた素子よりも優れる。
【0005】
上記の特徴をもつ有機TFTは、電子デバイスへの適用が注目されており、特に、電子ディスプレイ等の表示デバイスへの応用研究が盛んに行われている。
【0006】
しかしながら、有機TFTは、無機TFTに比べて耐薬品性に劣り、また、周囲の環境の影響を受けやすく、このため、素子特性が劣化しやすいという問題がある。
【0007】
特に、表示デバイスへの応用を考えた場合、有機TFT上に、液晶や発光材料等の表示材料を用いて液晶層や発光層等の表示素子を形成する必要があるが、これらの表示素子を形成する製造段階において、また、完成した表示デバイスを使用する段階においても、表示材料が有機半導体を汚染し、表示素子の特性を劣化させるおそれがある。
【0008】
このような不具合を防ぐためには、有機TFTを適当なパッシベーション膜(保護膜)で覆う必要がある。
【0009】
有機TFTを用いた表示デバイスにおいて、パッシベーション膜を形成した例はいくつか報告されている。
【0010】
例えば、パッシベーション膜の材料としてポリマー材料であるポリビニルアルコール(以下、PVAということがある。)を用い、これを溶媒としての水に溶かして有機TFTに塗布することにより、下地となる有機TFTへ与えるダメージを小さくすることができることが報告されている(例えば非特許文献1参照。)。
【0011】
また、パッシベーション膜の材料としてとして無機材料であるシリコンナイトライド(SiN)を用い、有機TFTにスパッタすることにより、ガスや水分の透過を阻止する、バリヤ性の高いパッシベーション膜が得られることが報告されている(例えば非特許文献2参照。)。
【0012】
【非特許文献1】
C.D.Sheraw et al.“Organic thin film transistor-driven polymer-dispersed liquid crystal displays on flexible polymeric substrates”Appl. Physics.letters,Vol.80,No.6,pp1088-1090(2002)
【0013】
【非特許文献2】
P.Mach et al.“monolithically integrated,flexible display of polymer-dispersed liquid crystal driven by rubber-stamped organic thin film transistors” Appl. Physics.letters,Vol.78,No.23,pp1088-1090(2002)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のパッシベーション膜を形成した例のうち、前者のポリマー材料を用いたものは、パッシベーション膜のバリヤ性が高くないため、液晶等の表示材料が有機TFTに浸透することを完全に防ぐことは難しく、このため、例えば、パッシベーション膜を多層化して厚膜化等する必要がある。ところが、例えば液晶層を用いた表示デバイスの場合、パッシベーション膜を厚膜化すると、膜の容量が小さくなるため、分圧比の関係から、液晶層に印加される電圧が小さくなる。このため、駆動電圧を上げることが必要になり、また、これに伴う問題も生じる。
【0015】
一方、後者の無機材料を用いたものは、スパッタ法により有機TFT上にパッシベーション膜を形成する際に、成膜材料のイオンが有機TFTに衝突するときのエネルギによって有機TFTの表面性状や膜品質に影響を与えるおそれがある。また、緻密なパッシベーション膜を得るにはある程度高温下で成膜する必要があるため、耐熱性に乏しいプラスティック基板を用いたプロセスには適さない。
【0016】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、適度のバリヤ性を有するとともにパッシベーション膜を形成する際に生じ得る素子の特性の劣化が小さい、バリヤ性と素子特性の劣化防止のバランスのよい有機アクティブ素子およびその有機アクティブ素子を備えた表示デバイスを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る有機アクティブ素子は、基板に作製され、パッシベーション膜で覆われてなる有機アクティブ素子において、該パッシベーション膜が、ガスバリヤ性を有する第1の有機膜と、該第1の有機膜上に紫外性硬化樹脂を用いて形成される第2の有機膜とで構成されてなることを特徴とする。
【0019】
これにより、適度のバリヤ性を有するとともにパッシベーション膜を形成する際に生じ得る素子の特性が劣化が小さい、バリヤ性と素子特性の劣化防止のバランスのよい有機アクティブ素子を得ることができる。
【0020】
この場合、前記第1の有機膜の材料が、ポリビニルアルコール若しくはポリビニルフェノール、または、LB膜であると好適である。
【0021】
また、この場合、有機アクティブ素子は、有機TFTであると、上記の効果を好適に得ることができる。
【0022】
また、この場合、前記基板がプラスティックフィルム基板であると、ダメージのないフレキシブルな基板を好適に得ることができる。
【0023】
また、本発明に係る表示デバイスは、上記の有機アクティブ素子の上に表示材料を用いて表示素子が形成されてなると、上記の効果を好適に得ることができ、高性能な画像表示を得ることができる。
また、本発明に係る有機アクティブ素子の製造方法は、該パッシベーション膜が、有機溶媒不使用条件下かつ低温下、塗布法または浸漬法によって該有機アクティブ素子上にガスバリヤ性を有する第1の有機膜として形成されるステップと、
該第1の有機膜上に紫外性硬化樹脂を用いて第2の有機膜として形成されるステップと、
を含むことを特徴とする。ここで、有機溶媒不使用条件下とは、塗布または浸漬して用いる第1の有機膜の材料を溶液の形態で使用するときの溶媒として有機溶媒を用いることなく水等の溶媒を用いることをいう。また、低温下とは、有機TFTにダメージを与えない温度条件下であることをいい、低温とは、例えば室温〜80℃程度の温度をいう。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明に係る有機アクティブ素子および表示デバイスの好適な実施の形態(以下、本実施の形態例という。)について、有機TFTを用いた液晶表示装置を例にとり、図を参照して、以下に説明する。
【0025】
まず、本実施の形態例に係る有機TFT(有機アクティブ素子)について、図1を参照して説明する。
【0026】
本実施の形態例に係る有機TFTは、基板10上に形成された有機TFT12がパッシベーション膜14で覆われている。また、有機TFT12より延出する駆動電極16もパッシベーション膜14で覆われている。なお、これに限らず、駆動電極16がパッシベーション膜14から露出する構成としてもよい。また、有機TFT12は基板10に埋め込み形成された形態であってもよい。
【0027】
基板10は、ガラス、石英、プラスティック等の適宜の材料で形成したものを用いることができる。
【0028】
有機TFT12は、基板10の上に、順次、ゲート電極18、ゲート絶縁膜20および有機半導体22を有し、さらに、有機半導体22の上に対向、離間してソース電極24およびドレイン電極26を有する構成である。
【0029】
ゲート電極18は、例えば、タンタル、アルミニウム、チタン、ニオブ、ジルコニウム、ハフニウム、クロム、モリブデン、モリブデンータンタル合金またはポリエチレンジオキシチオフェン(PEDTまたはPEDOT)等の導電性高分子等から適宜選択した材料で数百nm程度の厚みに形成される。
【0030】
ゲート絶縁膜20は、例えば、BZT、Al、Ta、HfO、ZrO等の無機材料またはポリイミド等の有機絶縁材料を用いて数十〜100nm程度の厚みに形成される。
【0031】
有機半導体22は、例えば、材料としてペンタセン等の有機材料を用い、ゲート絶縁膜20上に50nm程度の厚みに形成される。
【0032】
ソース電極24およびドレイン電極26は、例えば、材料としてAuを用い、有機半導体22上に100nm程度の厚みにストリップ状に形成される。
【0033】
駆動電極16は、ドレイン電極26に接続して設けられ、例えばAuやAl等の材料で形成される。
【0034】
パッシベーション膜14は、有機TFT12上に形成される第1の膜28および第1の膜28上に形成される第2の膜30からなる積層膜である。第1の膜28および第2の膜30は、それぞれ、単層膜であってもよく、また、複数層からなる積層膜でであってもよい。
【0035】
第1の膜28は、下地となる有機TFTに損傷を与えるおそれのない材料および作製方法により形成される。また、第1の膜28は、適度のガスバリヤ性を有する材料で形成される。
【0036】
すなわち、第1の膜28は、有機溶剤を溶剤として用いることなく例えば水に溶解して溶液とし、この溶液を塗布法によりあるいは溶液中に浸漬して成膜することができ、また得られる膜が適度のバリヤ性を有する有機材料を用いて形成される。このため、第1の膜28は、有機TFT12にダメージを与えることなく簡易な方法により形成することができる。
【0037】
このような有機材料としては、電極材料等との良好な濡れ性を確保する点もさらに考慮して、例えば、前記したPVAを好適に用いることができる。また、PVAに変えて、ポリビニルフェノールを用いることもできる。さらにまた、適度のガスバリヤ性を有する他の有機材料を作製方法を塗布法等に限定することなく用いることもできる。また、これらの塗布膜に変えてLB膜(Langmuir Blodgett menbrence film)を用いることもできる。
【0038】
第1の膜28は、例えば50〜100nm程度の厚みに形成される。
【0039】
第2の膜30は、紫外線硬化型樹脂材料により例えば0.5μm程度の厚みに形成される。
【0040】
紫外線硬化型樹脂材料として、例えば、短時間で膜を形成する観点からはアクリル樹脂を、また、膜質の安定性の観点からはエポキシ樹脂を、それぞれ好適に用いることができる。
【0041】
第2の膜30は、通常の有機膜に比べて緻密性に優れ、適度のバリヤ性を有する。また、第2の膜30は、有機溶剤をはじめとする耐薬品性に優れる。
【0042】
また、第2の膜30は、高温プロセスを必要としないため、第1の膜28とともに、有機TFT12や耐熱性に乏しいプラスティックフィルム材料を用いた基板に熱によるダメージを与えることがない。
【0043】
上記のように構成される本実施の形態例に係る有機TFTの製造方法について、有機TFT自体は、定法(通常の方法)で作製することができるため説明を省略し、有機TFT12上にパッシベーション膜14を作製する方法を、図2(a)、図2(b)を参照して以下説明する。
【0044】
まず、PVAを材料として第1の膜28を作製する方法について説明する。
【0045】
PVAを水に溶解して例えば10質量%溶液を調製する。この溶液を、スピンコート法、インクジェット法等の適宜の塗布法を用いて有機TFT12および駆動電極16が形成された基板10の全面にわたって塗布する。その後、70〜80℃程度の温度で乾燥して水分を除去し、PVDからなる第1の膜28を得る。
【0046】
これにより、簡易な作製方法で第1の膜28を形成することができ、また、このとき、膜の作製を無有機溶剤下、すなわち、溶媒として有機溶剤を用いることなく行うため、有機溶剤を用いたときに有機溶剤が有機TFT12に浸透して生じ得る有機TFT12の特性の劣化を招くことがない。
【0047】
また、膜の作製を、室温等の低温下で行うため、高温化で膜を作製したときに生じ得る有機TFTの特性の劣化を招くことがない。また、基板として、耐熱性の低いプラスチックフィルム基板を用いてフレキシブルな素子を得ることができる。
【0048】
なお、第1の膜28は、親水基と疎水基を併せ持つ有機化合物を溶解した水中に有機TFT12を浸漬して形成するLB膜であってもよい。
【0049】
つぎに、紫外線硬化型アクリル樹脂を用いて第2の層30を作製する方法について説明する。
【0050】
紫外線硬化型アクリル樹脂を、第1の膜28の場合と同様にスピンコート法等の塗布法により第1の膜28の全面にわたって塗布する。ついで、紫外線を照射して樹脂を硬化させ、紫外線硬化型アクリル樹脂からなる第2の膜30を得る。
【0051】
これにより、簡易な作製方法で第2の膜30を形成することができ、また、このとき、膜を形成するのに高温プロセスを必要としないため、熱による、有機TFTの特性の劣化等を招くことがない。
【0052】
なお、パッシベーション膜14から駆動電極16を露出させるときは、通常の場合のように、マスク蒸着やリソグラフィ等の方法を用いてパッシベーション膜14を所定のパターンに形成する。
【0053】
以上説明した本実施の形態例に係る有機TFTは、適度のバリヤ性を有し、簡易な方法で、有機TFTにダメージを与えることなく形成したパッシベーション膜を得ることができる。いいかえれば、本実施の形態例に係る有機TFTは、バリヤ性と有機TFTの劣化防止のバランスに優れる。
【0054】
なお、第1の膜28は、有機TFT12と第2の膜30との間にあって層間膜としても機能する。すなわち、第1の膜28は、第1の膜28上に塗布した紫外線硬化型樹脂がが硬化して第2の膜30が得られるまでの間のいわば緩衝材として機能し、あるいは、有機TFT12表面に生じ得る凹凸を平滑化する平滑層として機能する。
【0055】
つぎに、本実施の形態例に係る液晶表示装置(表示デバイス)について、同じく図1を参照して説明する。
【0056】
図1において、本実施の形態例に係る液晶表示装置は、上記本実施の形態例に係る、パッシベーション膜14によって覆われた有機TFT12の、パッシベーション膜14の上に表示材料としての液晶を用いた液晶層32が設けられ、液晶層32の上に対向電極34が設けられ、表示素子とされている。
【0057】
液晶層32は、対向電極34と、パッシベーション膜14との間に液晶を注入して形成される。液晶は、通常の適宜の材料を用いることができ、適宜の方法で作製することができる。
【0058】
対向電極34は、通常の材料を用い、通常の方法で作製することができる。
【0059】
上記本実施の形態例に係る液晶表示装置は、上記本実施の形態例に係る有機TFTの効果を好適に発揮することができ、液晶層を形成するときに液晶が浸透して有機TFTに与え得るダメージが防止される。本実施の形態例に係る液晶表示装置は、高性能な画像表示を得ることができる。
【0060】
なお、この場合、有機材料からなるパッシベーション膜14が駆動電極16上にも形成されているが、液晶層32の厚みに比べてパッシベーション膜14の厚みが大幅に薄いため、駆動上、支障を生じることはない。
【0061】
本実施の形態例に係る液晶表示装置の有機TFTの静特性を測定した結果を図3に示す。なお、参考例として、有機TFT上にパッシベーション膜としてPVA膜のみを設けた液晶表示装置のPVA膜上に直接液晶を注入したときの有機TFTの静特性を測定した結果を合わせて図4に示す。
【0062】
図3および図4を比較すると、図4の有機TFTは、ドレイン電流値が大幅に減少し、ゲートの制御性が悪いことが明らかであるが、図3の本実施の形態例に係る有機TFTは、図4のような特性の劣化が見られない。
【0063】
【発明の効果】
本発明に係る有機アクティブ素子によれば、基板に作製され、パッシベーション膜で覆われてなる有機アクティブ素子において、パッシベーション膜が、有機溶媒不使用条件下かつ低温下、塗布法または浸漬法によって有機アクティブ素子上に形成される第1の有機膜と、第1の有機膜上に紫外性硬化樹脂を用いて形成される第2の有機膜とで構成されてなり、または、基板に作製され、パッシベーション膜で覆われてなる有機アクティブ素子において、パッシベーション膜が、ガスバリヤ性を有する第1の有機膜と、第1の有機膜上に紫外性硬化樹脂を用いて形成される第2の有機膜とで構成されてなるため、バリヤ性と素子特性の劣化防止のバランスのよい有機アクティブ素子を得ることができる。
【0064】
また、 本発明に係る有機アクティブ素子によれば、基板がプラスティックフィルム基板であるため、ダメージのないフレキシブルな基板を好適に得ることができる。
【0065】
また、本発明に係る表示デバイスによれば、上記の有機アクティブ素子の効果を好適に得ることができ、高性能な画像表示を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態例に係る有機TFTを用いた液晶表示装置の概略構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態例に係る有機TFTの製造方法を説明するためのものであり、図2(a)は第1の膜を形成する工程を示す図であり、図2(b)は第1の膜を形成する工程を示す図である。
【図3】 本実施の形態例に係る液晶表示装置の駆動特性を示す図である。
【図4】 参考例の液晶表示装置の駆動特性を示す図である。
【符号の説明】
10 基板
12 有機TFT
14 パッシベーション膜
16 駆動電極
18 ゲート電極
20 ゲート絶縁膜
22 有機半導体
24 ソース電極
26 ドレイン電極
28 第1の膜
30 第2の膜
32 液晶層
34 対向電極

Claims (7)

  1. 基板に作製され、パッシベーション膜で覆われてなる有機アクティブ素子において、
    該パッシベーション膜が、ガスバリヤ性を有する第1の有機膜と、該第1の有機膜上に紫外性硬化樹脂を用いて形成される第2の有機膜とで構成されてなることを特徴とする有機アクティブ素子。
  2. 前記第1の有機膜の材料が、ポリビニルアルコールまたはポリビニルフェノールであることを特徴とする請求項1記載の有機アクティブ素子。
  3. 前記第1の有機膜が、LB膜であることを特徴とする請求項1記載の有機アクティブ素子。
  4. 有機TFTであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の有機アクティブ素子。
  5. 前記基板がプラスティックフィルム基板であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の有機アクティブ素子。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の有機アクティブ素子の上に表示材料を用いて表示素子が形成されてなることを特徴とする表示デバイス。
  7. 請求項1に記載のパッシベーション膜に覆われてなる有機アクティブ素子の製造方法であって、
    該パッシベーション膜が、有機溶媒不使用条件下かつ低温下、塗布法または浸漬法によって該有機アクティブ素子上にガスバリヤ性を有する第1の有機膜として形成されるステップと、
    該第1の有機膜上に紫外性硬化樹脂を用いて第2の有機膜として形成されるステップと、
    を含むことを特徴とする有機アクティブ素子の製造方法。
JP2003068160A 2003-03-13 2003-03-13 有機アクティブ素子およびその製造方法、表示デバイス Expired - Fee Related JP4217086B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003068160A JP4217086B2 (ja) 2003-03-13 2003-03-13 有機アクティブ素子およびその製造方法、表示デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003068160A JP4217086B2 (ja) 2003-03-13 2003-03-13 有機アクティブ素子およびその製造方法、表示デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004281529A JP2004281529A (ja) 2004-10-07
JP4217086B2 true JP4217086B2 (ja) 2009-01-28

Family

ID=33285574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003068160A Expired - Fee Related JP4217086B2 (ja) 2003-03-13 2003-03-13 有機アクティブ素子およびその製造方法、表示デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4217086B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101122231B1 (ko) * 2004-12-17 2012-03-19 삼성전자주식회사 유기 반도체를 이용한 박막 트랜지스터 표시판 및 그 제조방법
US7705346B2 (en) * 2005-06-06 2010-04-27 Xerox Corporation Barrier layer for an organic electronic device
JP5098153B2 (ja) * 2005-11-01 2012-12-12 凸版印刷株式会社 有機トランジスタおよびその製造方法
KR101510883B1 (ko) * 2008-06-05 2015-04-10 엘지디스플레이 주식회사 유기 박막트랜지스터와 그 제조방법
KR20120093194A (ko) * 2009-09-05 2012-08-22 메르크 파텐트 게엠베하 유기 전자 디바이스용 용액 처리가능한 패시베이션층
EP3785897B1 (en) 2019-08-29 2021-12-29 SHPP Global Technologies B.V. Transparent, flexible, impact resistant, multilayer film comprising polycarbonate copolymers

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004281529A (ja) 2004-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI429084B (zh) 製作有機薄膜電晶體陣列面板
US20070058101A1 (en) Liquid crystal display device
TW200913275A (en) Method of manufacturing semiconductor device
US10312375B2 (en) Thin-film transistor, method for producing thin-film transistor and image display apparatus using thin-film transistor
US20140159003A1 (en) Organic light emitting diode display device and method of fabricating the same
JP2011113967A (ja) 有機発光表示装置及びその製造方法
US7259047B2 (en) Method for manufacturing organic thin-film transistor with plastic substrate
WO2007099690A1 (ja) 有機トランジスタ及びその製造方法
JP4391451B2 (ja) 薄膜トランジスタを備えた基板の製造方法、及びそれにより製造された薄膜トランジスタを備えた基板と、平板表示装置の製造方法、及びそれにより製造された平板表示装置
JP4273182B2 (ja) 有機電界発光表示装置の製造方法とそれによる表示装置
US20210143234A1 (en) Flexible substrate, manufacturing method thereof, and display panel having the same
JP4217086B2 (ja) 有機アクティブ素子およびその製造方法、表示デバイス
KR20170041064A (ko) 박막 트랜지스터, 그 제조 방법, 그리고 상기 박막 트랜지스터를 포함하는 전자 장치
JPWO2006129718A1 (ja) 有機薄膜トランジスタ
JP2010034090A (ja) 有機薄膜トランジスタ、ゲート絶縁膜、有機薄膜トランジスタの製造方法、及び表示装置
JP5605610B2 (ja) 有機トランジスタの製造方法
JP2007053147A (ja) 有機半導体装置及びその製造方法
JP5891625B2 (ja) 有機半導体素子の製造方法および有機半導体素子
JP2006173532A (ja) 有機トランジスタおよび有機トランジスタの形成方法
JP2019153653A (ja) 有機半導体装置
KR102277814B1 (ko) 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법과 상기 박막 트랜지스터를 포함하는 전자 소자
JP2006261498A (ja) 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。
KR20210043553A (ko) 산화물 반도체 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법
WO2012141225A1 (ja) 有機半導体素子の製造方法
JP2006261374A (ja) 半導体装置及びそれを用いた画像表示装置並びに半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081014

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4217086

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131114

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees