JP4216974B2 - 元止め式湯沸器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、元止め式湯沸器に関する。
【0002】
【従来の技術】
冬期、寒冷地などでは、凍結による元止め式湯沸器の破損を防止するために、就寝前などに水抜栓を開いて器体内の水抜き操作が行なわれる。しかし、水抜き操作を忘れたり、水抜き操作を怠って外出中あるいは就寝中に予想しない低温にみまわれたりすると、凍結破損してしまう場合がある。そのため、就寝前に凍結を予測して水抜き操作を行なう必要があり、不意の寒波には、水抜き操作を予め出来ないという問題があった。そこで、所定温度によって0N/OFFするバイメタルSWと、通電して発熱する複数の電熱ヒータとを通水路の外面に密着させ、通水路を所定温度に保温して凍結破損を防止することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、元止め式湯沸器では、電熱ヒータを設けても図1に示すように可動自在に出湯方向を変えるフレキシブル出湯管5と、その端部で出湯形状をストレートとシャワーとに切り替えるキッチンシャワー40とが凍結し易く、これらが凍結してしまうと凍結破損しないまでも解凍するまで湯沸器をすぐに使用できない問題があった。
【0004】
これに対して、フレキシブル出湯管5とキッチンシャワー40にも電熱ヒータを設けて凍結しないように保温することもできるが、フレキシブル出湯管5が自在に曲げられ、使用中に水をかぶったりキッチンシャワー40を水没させてしまうこともあるため、防水や漏電対策を確実に行なう必要があって湯沸器が高価なものとなってしまう問題があった。
【0005】
さらに、元止め式湯沸器について水抜き操作を行ったとしても、キッチンシャワーの切替がシャワー湯出口側に切り替えられており、かつキッチンシャワーを振ってこの部分の水を除く操作が行われていないと、シャワー湯出口が凍結して、これにより給湯開始時に、シャワー湯出口から即給湯することができないという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決しようとするもので、キッチンシャワーの水抜き操作をしないでも、凍結時においてキッチンシャワーから即給湯できる元止め式湯沸器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、バーナの燃焼熱により通水を加熱する熱交換器と、熱交換器に給水する給水路と、熱交換器で加熱された湯を送り出す出湯路と、出湯の開始・停止操作により給水路を開閉する水栓と、出湯路に接続されるフレキシブル出湯管と、フレキシブル出湯管の先端に取り付けられて、切替手段によりシャワー湯出口側とストレート湯出口側のいずれか一方に切り替えられるキッチンシャワーとを備えた元止め式湯沸器において、キッチンシャワーにバイパス湯出口を設けると共に、キッチンシャワー内のバイパス出湯口に至る経路を、キッチンシャワー内の空間部分が通常圧力のときは閉鎖し、空間部分が高圧になったときに開放する逃がし弁を備え、逃がし弁を筒状の本体と、本体の一端側に設けたシール部と、本体の外周に巻装したコイルバネとにより構成し、バイパス湯出口に至る経路をキッチンシャワー内の空間部分から隔離した隔壁に逃がし弁を介装し、空間部分側にコイルバネを配設すると共に経路側にシール部を配設することとし、逃がし弁は、空間部分側に配設したコイルバネにより本体を空間部分側に付勢することにより、経路側に配設したシール部により経路を閉鎖するようにし、コイルバネの隔壁側端部に、キッチンシャワーの出湯方向に延出する延出部と、延出部の先端側で折り返して本体近傍位置まで戻された折返し部とからなる水切り部を設けたことにある。
【0007】
上記のように請求項1に係る発明を構成したことにより、切替手段によってシャワー湯出口側に切り替えられている場合において、シャワー湯出口が凍結により詰まっていない通常時には、給水路から熱交換器に給水されると、出湯路の通水が可能であり、出湯路は熱交換器で加熱された湯をフレキシブル出湯管に導いて出湯する。出湯路から湯が供給されると、キッチンシャワーの空間部分の圧力は通常圧力であるため逃がし弁は閉鎖されており、従って、出湯路からの湯はシャワー湯出口からスムーズに供給される。一方、キッチンシャワーの水抜きを忘れてシャワー湯出口が凍結したような場合、出湯路側から湯が供給されると、シャワー湯出口で湯が止められてキッチンシャワーから出湯されなくなる。これにより、キッチンシャワー内の空間部分の圧力が上昇するが、この圧力上昇により、閉鎖状態にある逃がし弁が開放される。そのため、出湯路からの湯は経路を通ってパイパス湯出口から出湯される。そして、このキッチンシャワー内を通過する温湯によって徐々にシャワー湯出口の凍結状態が解除され、シャワー湯出口から出湯されるようになる。これにより、キッチンシャワー内の空間部分の圧力が低下して通常圧力になると、逃がし弁に加わる押圧力も低下することにより元の位置に戻るため逃がし弁により経路が閉鎖される。
【0008】
また、キッチンシャワー内の空間部分が通常圧力のときは、隔壁の空間部分側に配設された逃がし弁のコイルバネの付勢力により本体が空間部分側に付勢されているため、隔壁の経路側に配設したシール部により経路側が閉鎖される。一方、シャワー湯出口が凍結により詰まった状態で出湯路から湯が供給されて、キッチンシャワー内の空間部分に湯が溜まって内部が高圧状態になったときは、逃がし弁の本体がコイルバネの付勢力に対抗する押圧力によって押されるため、隔壁の経路側に配設したシール部も押されることにより経路側が開放される。従って、湯は経路に流れ込みバイパス出湯口から即給湯される。
【0009】
さらに、キッチンシャワー内の空間部分の水抜きをしたとき、逃がし弁の本体を介装した隔壁とコイルバネとの狭い隙間部分に残りの湯が溜まり易いが、隔壁側端部に水切り部を設けたことにより、隔壁とコイルバネとの狭い隙間部分に溜まった残り湯は、表面張力により水切り部を伝ってこの部分に溜まり、その後、自重により落下する。そのため、隔壁とコイルバネとの狭い隙間部分に溜まった湯を効果的に排除でき、この部分での水の凍結を防止できる。
【0010】
また、上記請求項2に係る発明の構成上の特徴は、バーナの燃焼熱により通水を加熱する熱交換器と、熱交換器に給水する給水路と、熱交換器で加熱された湯を送り出す出湯路と、出湯の開始・停止操作により給水路を開閉する水栓と、出湯路に接続されるフレキシブル出湯管と、フレキシブル出湯管の先端に取り付けられて、切替手段によりシャワー湯出口側とストレート湯出口側のいずれか一方に切り替えられるキッチンシャワーとを備えた元止め式湯沸器において、複数のシャワー湯出口の少なくとも1つについてその外表面側開口部分に、外方に向けた広がった傾斜角が90°以上の傾斜部を設けたことにある。
【0011】
上記のように請求項2に係る発明を構成したことにより、水抜きを忘れた場合においても、シャワー湯出口側に溜まった残り湯については、複数のシャワー湯出口の少なくとも1つについてその外表面側開口部分に設けた外方に向けて広がった傾斜角が90°以上の傾斜部において、その表面張力により引張られて広い部分に湯が集められて溜まる。そのため、溜められた多量の湯の自重により湯が落下し、それに伴いシャワー湯出口の湯も引張られて落下する。その結果、傾斜部を設けたシャワー湯出口には水が溜まらず、従ってその部分で凍結が生じることもない。
【0012】
また、上記請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項2に記載の元止め式湯沸器において、傾斜部を、切替手段によりシャワー湯出口側に切り替えられた状態で湯がストレートに流入する位置のシャワー湯出口に設けたことにある。
【0013】
上記のように請求項3に係る発明を構成したことにより、傾斜部が、切替手段によりシャワー湯出口側に切り替えられた状態で湯がストレートに流入する位置のシャワー湯出口に設けられているため、湯がスムーズにシャワー湯出口に流れ込み易く、そのため通常のシャワー出湯時の流線の乱れを少なくでき、シャワー湯出口での残り湯の排出を確実に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の一実施形態を図面により説明すると、図1は、参考例に係る元止め式湯沸器を正面図により示したものであり、図2は元止め式湯沸器の概略構成を構成図により示したものである。
この元止め式湯沸器は、図2に示すように、水入り口からの給水経路3には、流路を開閉する水栓24が設けられ、その下流には水圧応動装置10が設けられる。水圧応動装置10には、前後に移動可能なダイアフラム12が設けられ、このダイアフラム12で仕切って一次室16と二次室21とが形成される。また、水圧応動装置10の一次室16への入路には、ダイアフラム12と同軸上に、給水圧の変動が生じても流量を一定に保つ水ガバナ14が設けられる。
【0015】
また、一次室16から続く流路には、湯温調節部11が設けられ、湯温調節部11で流路は、ベンチュリー2を経由し熱交換器1へ通じたミキシング部28に至る加熱経路7aと、ミキシング部28へ直接通じるバイパス通路7bとに分岐され、ミキシング部28下流には、後述する自動排水ユニット15が設けられる。自動排水ユニット15の下流には、湯出口の位置を可動自在に曲げて移動できるフレキシブル出湯管5が設けられ、さらにフレキシブル出湯管5の端部には、出湯形状をストレートとシャワーとに切り替えるキッチンシャワー40が設けられる。
【0016】
自動排水ユニット15は、出湯路7下流側に設けられ、後述するゲート弁9が接離して流路を開閉するシート部29と、その下流流路を大気側に開口する開放孔30とを同軸上に備え、このシート部29及び孔30の中心を挿通し、両端が本体に可動自在に保持されるスピンドル17と、スピンドル17の一端に固定されシート部29に下流側から離接して流路を開閉するゲート弁9と、スピンドル17の他端に固定され、開放孔30の周囲に接離して流路を大気に開閉する大気開放弁8と、ゲート弁9を下流側から閉弁方向に付勢するバネ13と、大気開放弁8の出口に閉弁タイミングで洩れた水を溜める凹部38とを備える。なお、自動排水ユニットについては、詳述しないが種々の構造のものを適用することが可能である。
【0017】
また、加熱経路7aに設けられるベンチュリー2は、流路を絞ると共に、流路と直角方向に横孔2aが設けられる。そして、この横孔2aから水圧応動装置10の二次室21に通じる導通路2bが設けられる。また、ダイアフラム12には、変位を伝える押軸22及び突棒37が同一軸線上に当接して設けられ、この突棒37の他端に給水自動ガス弁23が設けられる。
【0018】
給水自動ガス弁23より上流のバーナ27へのガス供給経路4には、ガス通路を開閉する器具栓26及びメイン弁25が設けられる。また、給水自動ガス弁23の下流に、燃料ガスを燃焼するバーナ27が設けられ、バーナ27に放電することにより燃料ガスへ着火する電極(図示省略する)が設けられる。さらに、このガス供給経路4上流には、ガス配管(図示省略する)が接続され、このガス配管途中には、手動で流路を開閉するガス元栓35が設けられる。
【0019】
ダイアフラム12の一次室16と二次室21の下部には、手動で元止め式湯沸器内の水抜きができる水抜栓19が設けられ、水抜栓19は器体外へ排水を導く水抜路18に通じている。給水経路3上流には、給水配管が接続され、この給水配管途中には、元止め式湯沸器への給水路を開閉する給水元栓31と、その下流の水を抜く排水栓32とが設けられる。
【0020】
また、室温を検出し、所定温度まで低下した場合にONし、所定温度まで上昇した場合にOFFするバイメタルSW33が器体内に設けられ、給水経路3、出湯路7、水圧応動装置10等を含めた通水路における複数の箇所に、バイメタルSW33が0Nすることにより100Vの電力が供給されて発熱する電熱ヒータ34が設けられる。従って、通水路は、この電熱ヒータ34により所定温度に保持され、凍結が防止される。
【0021】
キッチンシャワー40は、図3,図4に示すように、筒状の中空のケース41を有しており、ケース41の一端側41aにはフレキシブル出湯管5に連結される筒状の連結部42を設けており、またケース41の他端側は平坦な湯出口壁43になっており、内部が空間部44になっている。湯出口壁43は、中心に大径の貫通孔45aを設けており、さらにこの貫通孔45aを同心円状及び放射状に配置された多数の仕切り板により仕切られてストレート湯出口45として形成されている。また、ストレート湯出口45の周囲には半径の異なる2つの同心円上に所定間隔で配列された多数の貫通小孔の集まりであるシャワー湯出口46が形成されている。
【0022】
空間部44には、湯出口壁43上に垂直に延びた円筒形の垂直仕切壁47が立設されており、垂直仕切壁47の一端側(図示上端)には、湯出口壁43に平行な水平仕切壁48が設けられている。水平仕切壁48は、空間部44を湯出口壁43側と連結部42側とに仕切っている。これにより湯出口壁43と水平仕切壁48の間の空間は、垂直仕切壁47に囲まれた中央側のストレート湯出口空間47aと、その周囲のシャワー湯出口空間47bに分けられている。また、水平仕切壁48のストレート湯出口空間47aに対応する部分にはストレート部開口48aが設けられており、またシャワー湯出口空間47bに対応する個所にはシャワー部開口48bが設けられている。さらに、水平仕切壁48のストレート部開口48a及びシャワー部開口48bの間には切替板49が揺動可能に取り付けられており、一方側への傾動によりストレート部開口48aを閉鎖し、他方側への傾動によりシャワー部開口48bを閉鎖するようになっている。ケース41外側壁には切替レバー51が設けられており、ケース41内に延びて切替板49の両側への傾動を行わせる切替部材52に連結されている。
【0023】
ケース41の両突出部41bでは、空間部44は、隔壁53によって仕切られている。隔壁53は湯出口壁43側から軸方向に連結部42近傍まで延びた垂直壁部53aと、垂直壁部53aで水平に曲げられて連結部42に近接する位置まで延びた水平壁部53bと、水平壁部53bから上方に延びてケース41内壁に連結された上垂直壁部53cとにより構成されている。この隔壁53の外面とケース41に挟まれた部分は、軸方向に延びた細長いバイパス経路54として形成され、隔壁53によって空間部44から隔離されている。バイパス経路54に通じる湯出口壁43には一対のバイパス湯出口55が貫通形成されている。そして、隔壁53の上垂直壁部53cには、壁面の開口53dを貫通して逃がし弁60が配設されている。
【0024】
逃がし弁60は、図5に示すように、プラスチック製の円棒状であって、軸方向に延びた十字部62と、十字部62よりわずかに小径の中央部64とを有する本体61と、中央部64先端に装着されるOリング67と、本体61外周に巻装されるコイルバネ68とにより構成される。十字部62は、一端側から軸方向に軸方向厚みの薄い大径部63と、それに続く大径部63よりわずかに径の小さい中央部64とになっている。円柱部65は、中央部64よりわずかに径が小さく、一端側が中央部64とわずかに重なり合っており、他端側近傍位置に同軸状に断面円弧形の装着溝66を設けている。装着溝66には、シール部であるOリング67が装着される。また、中央部64と円柱部65の外周側には、コイルバネ68が巻装されており、十字部62の大径部63の軸方向中央側端部63aが、コイルバネ68を止めるストッパとして機能している。
【0025】
逃がし弁60は、図3に示すように、本体61がケース41の一端面41aに接近し、かつ上垂直壁部53cの開口53dを貫通して、円柱部65側がバイパス経路54側に突出した状態で配置されている。本体61に巻装されたコイルバネ68が十字部62を壁面から離れるように付勢しており、この付勢力により円柱部65に装着されたOリング67が上垂直壁部53cに当接して、バイパス経路54を閉鎖している。
【0026】
つぎに、上記参考例の元止め式湯沸器の動作について説明する。
ガス元栓35と給水元栓31とを開いた後、点火操作が行われると、器具栓26及びメイン弁25と共に水栓24が開かれる。そして、水が水圧応動装置10を経てベンチュリー2を通過すると、ベンチュリー効果による横孔2aの水圧低下に応じて二次室21の圧力が低下する。続いて一次室16と二次室21間に差圧が生じると、前後に変位自在なダイアフラム12に移動力を(図の左方向へ)発生させ、移動力が押棒22及び突棒37に伝達されて給水自動ガス弁23を開き、ガス流路が開かれる。
【0027】
この通水により出湯路7においては、図6(a)に示すように、自動排水ユニット15内のゲート弁9に働く通水水圧がバネ13力に打ち勝ってゲート弁9を開くと共に、一体に移動するスピンドル17上の大気開放弁8が開放孔30を閉じる。この際に、開放孔30が閉る直前に大気開放弁8から通水が僅かに洩れる場合があるが外部に洩れることなく凹部38に溜まる。そして、自動排水ユニット15内を通過した通水は、フレキシブル出湯管5を経由してキッチンシャワー40から出湯する。
【0028】
また、この状態から水栓24を閉じて出湯を停止すると、給水経路3を熱交換器1に向けて流れていた水が止り、水圧応動装置10は、ダイアフラム12の一次室16と二次室21間の差圧がなくなり、突棒37を停止位置(図右方向)に後退させ、給水自動ガス弁23を閉弁してガス供給経路4を閉じる。
【0029】
すると、出湯路7内の通水水圧が無くなり、図6(b)に示すように、自動排水ユニット15内のバネ13がゲート弁9を閉弁し、同時に大気開放弁8を開弁する。このため、ゲート弁9の上流の水は通水路内に閉じ込められると共に、ゲート弁9下流のフレキシブル出湯管5及びキッチンシャワー40内の水は、大気開放弁8から空気が流入することにより、下方のキッチンシャワー40から排水される。同様に、凹部38に溜まっていた水は、大気開放弁8から再び通水路内に流入して同様に排水される。
【0030】
そして、室温が所定の温度以下になると、バイメタルSW33がONし、通電された電熱ヒータ34が発熱し、給水経路3、出湯路7、水圧応動装置10等を含めた通水路が保温される。つまり、自動排水ユニット15のゲート弁9より上流の水は保温され、下流の水は排水されて凍結が防止される。このため、従来のように器体内の水を完全に水抜きして凍結防止する場合に比べて、加熱経路7a内に水を閉じ込めた状態にするため、再使用の場合に出湯開始を早くできる。
【0031】
次に、機器を長期間使用しなかったり、あるいは機器の修理を行う場合には、器体内の水抜きを行う必要があるが、その手順を説明する。
まず、水抜栓19を開栓し、加熱経路7aと導通路2bの水をダイアフラム12の一次室16と二次室21内の水と共に器体外へ排水する。また、上流の給水元栓31を閉じて排水栓32および水栓24を開け、水圧応動装置10上流の水を排水栓32から排水する。そして、自動排水ユニット15内から突き出ているスピンドル17を一杯に引っ張ってゲート弁9を開くことにより、上流の水をキッチンシャワー40および排水栓32から排水する。
従って、必要な場合には、器体内のほぼ全ての水を排水することができる。
【0032】
また、上記操作により器体内の水を排水することができるが、キッチンシャワー40においてシャワー湯出口46は小孔であるため、湯の流れのみではこの部分に溜まった湯を完全に排出することは困難である。従って、さらにキッチンシャワー40を振って水を排出し、さらに切替レバー51をストレート湯出口側に切り替えておく必要があるが、この手順は煩雑であり、忘れられることも多い。しかし、本元止め式湯沸器では、キッチンシャワー内に逃がし弁60によって開閉されるバイパス経路54及びバイパス湯出口55を設けているため、シャワー湯出口46の凍結による詰まりに対しても、通水開始時に直ちに給湯が可能にされている。
【0033】
すなわち、切替レバー51によって切替板49がストレート湯出口45側に切り替えられている場合において、キッチンシャワー40の水抜きを忘れてシャワー湯出口46が凍結したような場合、出湯路7側から湯が供給されると、凍結したシャワー湯出口46で湯が止められてキッチンシャワー40から出湯されなくなる。これにより、キッチンシャワー40内の空間部44の圧力が上昇するが、この圧力上昇により、閉鎖状態にある逃がし弁60の本体61が押圧力を受けてコイルバネ68の付勢力に対抗してバイパス経路54側に押され、Oリング67が上垂直壁部53dから離れることによりバイパス経路54が開放される。そのため、出湯路7からの湯はバイパス経路54を通ってパイパス湯出口55から直ちに出湯される。
【0034】
そして、このキッチンシャワー40内を通過する温湯によって徐々にシャワー湯出口46の凍結状態が解除され、シャワー湯出口46から出湯されるようになる。これにより、キッチンシャワー40内の空間部44の圧力が低下して通常圧力になると、逃がし弁60に加わる押し圧力も低下し、本体61がコイルバネ68の付勢力により元の位置に戻るため逃がし弁60により経路が閉鎖される。なお、シャワー湯出口46が凍結により詰まっていない通常時には、キッチンシャワー40の空間部44の圧力は通常圧力であるため逃がし弁60は閉鎖されており、従って、出湯路7からの湯は通常通りシャワー湯出口46からスムーズに供給される。
【0035】
以上に説明した参考例に係る元止め式湯沸器によれば、安価な構成で、水抜き操作をしないでも凍結破損を防止することができ、いつでもすぐに使用できる状態で待機させることができる。しかも、ゲート弁9より上流の水を閉じ込めたまま、ゲート弁9より下流の水だけを排水するため、止水毎の排水量を少なくできると共に、次回の出湯時における待ち時間を少なくすることができる。
さらに、キッチンシャワー40を振り忘れて、シャワー湯出口46が凍結したような場合でも、逃がし弁60によってバイパス経路54を開放することにより、バイパス湯出口55から直ちに給湯を行うことができるので便利である。
【0036】
つぎに、第1の実施形態について説明する。
本実施形態においては、上記逃がし弁60に巻装したコイルバネ68の代わりに、図7に示すように、コイルバネ70のコイル部71の一端側に、その接線方向延出した水切り部72を設けたものである。水切り部72は、コイルバネの一端から接線方向に伸ばした延出部73と、延出部73の先端で曲線状に折り返して延出部73に平行に延出しコイルバネに接触する程度まで戻した折返し部74とを設けている。コイルバネ70は、図8に示すように、水切り部72を上垂直壁部53cに接触させると共に壁面に沿って、キッチンシャワー40の出湯方向に垂下するように配設した。
【0037】
上記のように構成した第1の実施形態においては、キッチンシャワー40内の空間部44の水抜きをしたとき、逃がし弁60の本体61に巻装したコイルバネ70とケース一端面41aとの狭い隙間部分に残り湯が溜まり易く、これを放置することにより、外気温の低下によりこの部分が凍結しやすくなる。しかし、コイルバネ70に水切り部72を設けて、上垂直壁部53cに接近させかつ、キッチンシャワーの出湯方向(図示下方)に延出させたことにより、ケース一端面41aとコイルバネ68との狭い隙間部分に溜まった湯は、表面張力によりU字状の水切り部72を伝ってこの部分に溜まり、その後、自重により落下する。そのため、ケース一端面41aとコイルバネ70との狭い隙間部分に溜まった水を効果的に排除でき、この部分での水の凍結を防止でき、シャワー湯出口46の凍結時における逃がし弁60の正常な切替機能を確保でき、通水時に直ちに給湯を開始できる。
【0038】
つぎに、第2の実施形態について説明する。
本実施形態においては、図9、図10に示すように、キッチンシャワー40の複数のシャワー湯出口46の内の中心を挟んで互いに対向する1対についてその外表面側開口部分に、外方に向けた広がった傾斜部46aを形成したことにある。傾斜部46aの傾斜角θについては90°以上であることが好ましい。
【0039】
上記のように構成した第2の実施形態においては、シャワー湯出口46部分の水抜きを忘れた場合でも、シャワー湯出口46側に溜まった残り湯については、外方に向けて広がった漏斗状の傾斜部46aにおいて、その表面張力により引張られて広がり部分に湯が集められて溜まる。このように溜められた湯が、その自重により自然に落下し、それに伴い湯出口内の湯も引張られて落下する。そのため、傾斜部46aを設けたシャワー湯出口46には湯が溜まらず、従って、その部分で凍結が生じることもない。その結果、シャワー湯出口46部分の水抜きを忘れて他のシャワー湯出口46が凍結したような場合でも、通水時に傾斜部46aを設けたシャワー湯出口46から直ちに給湯が可能である。
【0040】
なお、上記傾斜部46aを設けるシャワー湯出口46の位置及び数については、任意に選択してもよいが、特に設置位置については空間部44から湯がストレートに流入するシャワー部開口48bの直下に位置するシャワー湯出口46に傾斜部46aを設けることにより、通常のシャワー出湯時の流線の乱れを少なく湯の排出を行うことができる。また、傾斜部46aの平面形状については、円形に限らず楕円形、図11に示すような十字形、星形その他任意の形状でよい。
その他、上記各実施形態に示したものについては一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々変更して実施することが可能である。
【0041】
【発明の効果】
上記請求項1の発明によれば、シャワー湯出口の水抜き操作をしなくても、シャワー湯出口が凍結したときに、キッチンシャワー空間部分が高圧になることにより、逃がし弁によって自動的に直ちにバイパス出湯口に至る経路に切り替えられるため、バイパス出湯口から直ちに給湯できる。
【0042】
また、請求項1の発明によれば、キッチンシャワーの水抜き操作をしないでも、シャワー湯出口が凍結により詰まったとき、出湯路から湯が供給されると、キッチンシャワー内の空間部分に湯が溜まって内部が高圧状態になり、逃がし弁により経路側が開放されるため、湯をバイパス出湯口から即給湯できると共に、出湯する湯がキッチンシャワー自身を加熱するため、速やかにキッチンシャワー内の凍結を解除することができる。また、請求項1記載の発明によれば、逃がし弁のコイルバネとの狭い隙間部分に溜まった水を効果的に排水でき、水の凍結を防止でき、シャワー湯出口の凍結時における逃がし弁の正常な機能を確保できる。
【0043】
また、請求項2記載の発明によれば、傾斜部を設けたシャワー湯出口には湯が溜まらず、従って、その部分で凍結が生じることもないので、他のシャワー湯出口が凍結により閉鎖されても、給湯開始により直ちに湯を供給できる。また、請求項3の発明によれば、傾斜部を設けたシャワー湯出口を湯がストレートに流入する位置に設けたことにより、通常のシャワー出湯時の流線の乱れを少なくシャワー湯出口からの残り湯の排出を行うことができ、シャワー湯出口の凍結を一層確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例に係る元止め式湯沸器を概略的に示す正面図である。
【図2】同元止め式湯沸器の概略構成を示す構成図である。
【図3】元止め式湯沸器のキッチンシャワーを概略的に示す図4のIII−III線方向の断面図である。
【図4】同キッチンシャワーを示す底面図である。
【図5】逃がし弁を示す一部破断面図、E方向矢視図及びV−V線方向断面図である。
【図6】自動排水ユニットを示す拡大図である。
【図7】第1の実施形態に係るコイルバネを示す正面図及び側面図である。
【図8】第1の実施形態のコイルバネの使用状態を示す説明図及びVIII−VIII線方向の矢視図である。
【図9】第2の実施形態に係るキッチンシャワーを示す底面図である。
【図10】同実施形態に係るキッチンシャワーのシャワー湯出口を示す拡大断面図である。
【図11】シャワー湯出口の変形例を示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1…熱交換器、3…給水経路、5…フレキシブル出湯管、8…大気開放弁、9…ゲート弁、10…水圧応動装置、15…自動排水ユニット、19…水抜栓、31…給水元栓、32…排水栓、33…バイメタルSW、34…電熱ヒータ、40…キッチンシャワー、44…空間部、45…ストレート湯出口、46…シャワー湯出口、46a…傾斜部、51…切替レバー、53…隔壁、54…バイパス経路、55…バイパス湯出口、60…逃がし弁、61…本体、67…Oリング、68,70…コイルバネ、72…水切り部。

Claims (3)

  1. バーナの燃焼熱により通水を加熱する熱交換器と、
    前記熱交換器に給水する給水路と、
    前記熱交換器で加熱された湯を送り出す出湯路と、
    出湯の開始・停止操作により前記給水路を開閉する水栓と、
    前記出湯路に接続されるフレキシブル出湯管と、
    該フレキシブル出湯管の先端に取り付けられて、切替手段によりシャワー湯出口側とストレート湯出口側のいずれか一方に切り替えられるキッチンシャワーと
    を備えた元止め式湯沸器において、
    前記キッチンシャワーにバイパス湯出口を設けると共に、該キッチンシャワー内の該バイパス出湯口に至る経路を、該キッチンシャワー内の空間部分が通常圧力のときは閉鎖し、該空間部分が高圧になったときに開放する逃がし弁を備え、
    前記逃がし弁を、筒状の本体と、該本体の一端側に設けたシール部と、該本体の外周に巻装したコイルバネとにより構成し、前記バイパス湯出口に至る経路を前記キッチンシャワー内の空間部分から隔離した隔壁に前記逃がし弁を介装し、前記空間部分側に前記コイルバネを配設すると共に前記経路側に前記シール部を配設することとし、
    該逃がし弁は、前記空間部分側に配設した前記コイルバネにより前記本体を該空間部分側に付勢することにより、前記経路側に配設したシール部により該経路を閉鎖するようにし、
    前記コイルバネの前記隔壁側端部に、前記キッチンシャワーの出湯方向に延出する延出部と、該延出部の先端側で折り返して前記本体近傍位置まで戻された折返し部とからなる水切り部を設けたことを特徴とする元止め式湯沸器。
  2. バーナの燃焼熱により通水を加熱する熱交換器と、
    前記熱交換器に給水する給水路と、
    前記熱交換器で加熱された湯を送り出す出湯路と、
    出湯の開始・停止操作により前記給水路を開閉する水栓と、
    前記出湯路に接続されるフレキシブル出湯管と、
    該フレキシブル出湯管の先端に取り付けられて、切替手段によりシャワー湯出口側とストレート湯出口側のいずれか一方に切り替えられるキッチンシャワーと
    を備えた元止め式湯沸器において、
    複数の前記シャワー湯出口の少なくとも1つについてその外表面側開口部分に、外方に向けた広がった傾斜角が90°以上の傾斜部を設けたことを特徴とする元止め式湯沸器。
  3. 前記傾斜部を、前記切替手段により前記シャワー湯出口側に切り替えられた状態で湯がストレートに流入する位置の前記シャワー湯出口に設けたことを特徴とする前記請求項2に記載の元止め式湯沸器。
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