JP4216921B2 - 樹脂チューブ用継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂チューブ用継手に係り、特に、樹脂チューブを容易に装着することができる樹脂チューブ用継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の継手としては、例えば図4に示す構成のものが採用されている。同図に示すように、樹脂チューブ用継手は、継手本体20とナット21の2部品で構成されている。継手本体20の一端には、先端に向けてオネジ部と、このオネジ部より小径の円筒部が形成されている。この円筒部の外周壁のほぼ中央には、側部に本体テーパー部22を有する突起部23が形成されている
前記ナット21の内周壁には、前記継手本体20のオネジ部と螺合するメネジ部と、メネジ部の内径より小径であって側部にナットコーナー部24を有する係合部25が形成されている。
【0003】
なお、前記継手本体20の突起部23の外径と、前記ナット21の係合部25の内径および接続される樹脂チューブ3の外径は、ほぼ同一とされている。
【0004】
上記樹脂チューブ用継手に樹脂チューブ3を接続するには、まず、樹脂チューブ3の外周壁にナット21を嵌め込み、樹脂チューブ3を、継手本体20のオネジ部の端部に当接するまで押し込む。次に、ナット21を継手本体20にねじ込み、前記樹脂チューブ3を、継手本体20の本体テーパー部22とナット21のナットコーナー部24間で挟み込むと、前記チューブ3が、本体テーパー部22とナットコーナー部24に線当りして、シールがなされると共に、チューブ3の抜けが防止される。
【0005】
なお、前記樹脂チューブは、外径が4〜20mmで、1〜10kg/cm2の空気または液体の配管に使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の樹脂チューブ用継手は、上述したように構成されているので次のような問題点あった。すなわち、継手本体のチューブのガイド部が短いため、振動に対してチューブが動きやすく、また、ナットのガイド部が短いため、チューブの曲がりが大きくなる。このように、チューブに振動や曲げ等が生ずると、樹脂チューブに折れ、めくれ等ができ、また、本体テーパー部22とナットコーナー部24間に切れ目ができて、空気、水等の流体漏れの原因となる。
【0007】
本発明は、振動、曲げ等によって発生する樹脂チューブの折れ、めくれ、切れ目による流体漏れをなくすことができる樹脂チューブ用継手を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による樹脂チューブ用継手は、継手本体とナットからなり、継手本体には、その一端に、先端に向けてオネジ部と、このオネジ部よりも小径の円筒部が形成され、この円筒部の外周壁には、先端に向けて後部ガイド部と前部ガイド部が形成され、ナットの内周壁には、継手本体のオネジ部と螺合するメネジ部と、このメネジ部の内径よりも小径のナットガイド部とが形成され、ナットのナットガイド部の内径と、継手本体の後部ガイド部の外径間の隙間は樹脂チューブの厚さよりも小さい。これにより、樹脂チューブは、樹脂チューブ用継手のナットのナットガイド部の内径と、継手本体の前部ガイド部のシール面の外径間にはさみ込まれてシールがなされると共に、抜けが防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明による樹脂チューブ用継手の要部断面図であり、図2は継手本体の要部断面図であり、図3はナットの要部断面図である。
【0011】
図1に示すように、樹脂チューブ用継手は、継手本体1とナット2の2部品で構成されている。
【0012】
図2に示すように、継手本体1の一端には、先端に向けてオネジ部1aと、このオネジ部1aより小径の円筒部1bが形成されている。この円筒部1bの外周壁には、先端に向けて後部ガイド部5、溝部14、前部ガイド部6および本体テーパー部11が形成されている。
【0013】
前記オネジ部1aの端部4は、軸心に対して垂直な環状平面とされている。また、前部ガイド部6の前後の本体シート部8,9には小さなRが付けられている。
【0014】
図3に示すように、ナット2の内周壁には、前記継手本体1のオネジ部1aと螺合するメネジ部2aと、このメネジ部2aの内径より小径の長いナットガイド部13とが形成されている。このナットガイド部13のメネジ側はテーパー面とされ、そのナットコーナー部7には、Rが付けられている。また、ナットガイド部13の他端側には、同様にテーパー面を有するたナットテーパ部12が設けられいる。
【0015】
前記本体継手1の両ガイド部5,6の外径は、樹脂チューブ3の内径とほぼ同一とされている。また、前部ガイド部6の表面は、シール面とされている。
【0016】
前記ナット2のナットガイド部13の内径と、本体継手1の前部ガイド部6の外径間の隙間は、樹脂チューブ3の厚さの約70%の寸法とされている。なお、前記ナット2の内面には、ワックスが塗布されている。
【0017】
上記樹脂チューブ用継手に樹脂チューブ3を接続するには、まず、樹脂チューブ3の外周壁にナット2を嵌め込み、樹脂チューブ3を、継手本体1のオネジ部1aの端部4に当接するまで押し込む。次に、ナット2を継手本体1の奥までねじ込み、前記樹脂チューブ3を、継手本体1の前部ガイド部6とナット2のナットガイド部13間で挟み込む。
【0018】
上述したように、ナットガイド部13の内径と、継手本体1の前部ガイド部6のシール面の外径間の隙間は、樹脂チューブ3の厚さの約70%とし、また両ガイド部13,6の長さは、使用用途に応じて適宜長くしているので、前記チューブ3は、両ガイド部13,6の面にはさみ込まれてシールがなされると共に、抜けが防止される。
【0019】
また、樹脂チューブ3は、後部ガイド部5と前部ガイド部6の2ヶ所で支えられているので、樹脂チューブ3の振動や曲げに対して安定したシールが得られる。
【0020】
また、ナット2のナットコーナー部7にRが付けられ、継手本体1の前部ガイド部6の本体シート部8に小さなRが付けられているので、樹脂チューブ3をキズを付けずに、スムースにはさみ込むことができる。
【0021】
また、チューブ継手入口10に、本体テーパー部11、ナットテーパー部12を設けたのでチューブ3の曲げ、振動に対しても樹脂チューブ3の折れ、切れが少なくなる。
【0022】
また、ナット2の内面には、ワックスが塗布されているので、ナット2を樹脂チューブ3をはさんで継手本体1にねじ込む際、ナットコーナー部7のR部に樹脂チューブ3がすれるの防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による樹脂チューブ用継手の要部断面図である。
【図2】継手本体の要部断面図である。
【図3】ナットの要部断面図である。
【図4】従来の樹脂チューブ用継手の要部断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体
1a オネジ部
1b 円筒部
2 ナット
2a メネジ部
3 樹脂チューブ
4 端部
5 後部ガイド部
6 前部ガイド部
7 ナットコーナー部
8、9 本体シート部
10 チューブ継手入口
11 本体テーパー部
12 ナットテーパー部
13 ナットガイド部
14 溝部
20 継手本体
21 ナット
22 本体テーパー部
23 突起部
24 ナットコーナー部
25 係合部
Claims (6)
- 継手本体(1)とナット(2)からなる樹脂チューブ用継手において、前記継手本体(1)には、その一端に、先端に向けてオネジ部(1a)と、このオネジ部(1a)よりも小径の円筒部(1b)が形成され、この円筒部(1b)の外周壁には、先端に向けて後部ガイド部(5)と前部ガイド部(6)が形成され、前記ナット(2)の内周壁には、前記継手本体(1)の前記オネジ部(1a)と螺合するメネジ部(2a)と、このメネジ部(2a)の内径よりも小径のナットガイド部(13)とが形成され、前記ナット(2)のナットガイド部(13)の内径と、前記継手本体(1)の前部ガイド部(6)の外径間の隙間は、挿入される樹脂チューブ(3)の厚さよりも小さいことを特徴とする樹脂チューブ用継手。
- 前記隙間は、前記樹脂チューブ(3)の厚さの約70%であることを特徴とする、請求項1記載の樹脂チューブ用継手。
- 前記ナット(2)のナットガイド部(13)の内径と、前記継手本体(1)の後部ガイド部(5)と前部ガイド部(6)の外径間で、前記樹脂チューブ(3)を支えることを特徴とする、請求項1または2に記載の樹脂チューブ用継手。
- 前記ナット(2)のナットコーナー部(7)に丸みが付けられ、前記継手本体(1)の前部ガイド部(6)の本体シート部(8)に丸みが付けられていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の樹脂チューブ用継手。
- 前記継手本体(1)のチューブ継手入口(10)、前記ナット(2)のチューブ継手入口(10)にそれぞれ本体テーパー部(11)、ナットテーパー部(12)が設けられていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の樹脂チューブ用継手。
- 前記ナット(2)の内面にワックスが塗布されていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の樹脂チューブ用継手。
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