JP4216088B2 - 回路基板のインピーダンスを計算する装置および方法 - Google Patents

回路基板のインピーダンスを計算する装置および方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、能動素子のようなノイズ源と受動素子とが実装された回路基板のインピーダンスを計算する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント回路基板上に実装されている素子(部品)を駆動したとき、基板の電源層−GND(グランド)層間に電流が流れる。この電流が他の素子に流れ込むとき、基板のインピーダンスに比例した電圧ノイズが発生し、他の素子の誤動作の原因となる。基板の設計段階でこのノイズを正確に計算するには、コンデンサ等の受動素子が実装された基板のインピーダンスを正確に把握する必要がある。
【0003】
従来より基板のモデル化に使用されている方法としては、メッシュ分割法や有限要素法がある。また、能動素子から見たデカップリングコンデンサを含む簡易インピーダンスモデルを元に、インピーダンス特性を計算する手法もある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−41594号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のインピーダンス計算手法には、次のような問題がある。
【0006】
メッシュ分割法や有限要素法は、正確な計算を目指すほどモデル形状が複雑になり、計算に膨大な時間を要するという欠点がある。また、現在使用されている素子の中には数100MHzで動作するものが増えてきており、このような周波数領域では能動素子からコンデンサ等の受動素子までの実装距離により、基板全体の共振点(共振周波数)が大きく変化する。しかし、特許文献1の計算法では、実装距離に対する等価回路インピーダンスの変化を等式化するという手法は用いていない。
【0007】
したがって、数100MHz以上の周波数で動作する素子を含む回路基板において、受動素子の実装距離に対するインピーダンスの変化を高速かつ正確に計算する手法は知られていない。
【0008】
本発明の課題は、能動素子のようなノイズ源と受動素子とが実装された回路基板において、ノイズ源と受動素子の間の実装距離に対するインピーダンスを高速かつ正確に計算する装置および方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明のインピーダンス計算装置の原理図である。図1のインピーダンス計算装置は、入力手段11、解析手段12、および出力手段13を備え、ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のインピーダンスを計算する。
【0010】
入力手段11は、回路基板上におけるノイズ源と受動素子の間の実装距離を入力する。解析手段12は、入力された実装距離をパラメータとして、ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のモデルのインピーダンスを計算し、計算されたインピーダンスを用いて回路解析を行う。そして、出力手段13は、回路解析の結果を出力する。
【0011】
ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のモデルとしては、例えば、回路基板および受動素子をそれぞれRLCの直列回路とみなし、回路基板の回路と受動素子の回路を直並列回路とみなした簡易モデルが用いられる。このような簡単なモデルを用いて実装距離に対するインピーダンスの変化を等式化することで、ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のインピーダンスを高速かつ正確に計算することができる。
【0012】
また、計算されたインピーダンスによりモデルを特定して回路解析を行えば、受動素子の実装距離に対する電源ノイズの変化等を効率よく解析することができる。
【0013】
図1の入力手段11は、例えば、後述する図6の入力装置41に対応し、図1の解析手段12は、例えば、図6のデータ処理装置42に対応し、図1の出力手段13は、例えば、図6の出力装置44に対応する。
別のインピーダンス計算装置は、入力手段、受動素子インダクタンス値決定手段、回路基板インダクタンス値決定手段、回路基板静電容量決定手段、モデル化手段、および回路インピーダンス計算手段を備え、誘電体を挟む電源層およびグランド層を有する回軽基板に能動素子と1以上の受動素子とが接続された回路のインピーダンスを計算する。
入力手段には、電源層およびグランド層に接続した受動素子の個数情報と、受動素子のそれぞれの寄生誘導値情報と、能動素子とそれぞれの受動素子との間の距離情報と、回路基板の電源層とグランド層との間の誘電体の誘電率情報と、それぞれの受動素子の容量値情報が入力される。
受動素子インダクタンス値決定手段は、入力手段に入力された回路基板の電源層とグランド層との間の誘電体の誘電率情報と、受動素子の個数情報と、受動素子の寄生誘導値情報と、能動素子と受動素子の間の距離情報とからそれぞれの受動素子のインダクタンス値を決定する。
回路基板インダクタンス値決定手段は、受動素子インダクタンス値決定手段により決定されたそれぞれの受動素子のインダクタンス値と、入力手段に入力された電源層およびグランド層に接続した受動素子の個数情報、受動素子のそれぞれの寄生誘導値情報、能動素子とそれぞれの受動素子間の距離情報、および、回路基板の電源層とグランド層との間の誘電体の誘電率情報とから回路基板の電源層およびグランド層のインダクタンス値を決定する。
回路基板静電容量決定手段は、回路基板インダクタンス値決定手段により決定された回路基板の電源層およびグランド層のインダクタンス値と、入力手段に入力された電源層およびグランド層に接続した受動素子の個数情報、受動素子のそれぞれの寄生誘導値情報、能動素子とそれぞれの受動素子間の距離情報、および、回路基板の電源層とグランド層との間の誘電体の誘電率情報とから回路基板の電源層とグランド層との間の静電容量値を決定する。
モデル化手段は、受動素子インダクタンス値決定手段にて決定された各受動素子のインダクタンス値、入力手段に入力された各受動素子の容量値情報が示す静電容量値、回路基板インダクタンス値決定手段により決定された回路基板の電源層およびグランド層のインダクタンス値、および、回路基板静電容量決定手段にて決定された回路基板の電源層とグランド層との間の静電容量値を、それぞれそのインダクタンス値もしくは静電容量値を有するインダクタ、コンデンサとした直並列回路としてモデル化する。
回路インピーダンス計算手段は、モデル化した直並列回路から回路のインピーダンスを計算する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施形態では、受動素子実装時の回路基板の周波数特性に注目し、これを簡単な直並列回路で表現することにより基板をモデル化する。このようなモデルを使用することで、実装基板のインピーダンスや基板に発生する電源ノイズを高速かつ正確に計算することが可能となる。
【0015】
まず、図2から図5までを参照しながら、基板のモデル化の方法について説明する。
図2は、プリント回路基板にパスコン(バイパスコンデンサ)を含む部品(素子)を実装した様子を示している。一般に、パスコンは、回路上のノイズを除去するために用いられる。
【0016】
DD(direct current-direct current )コンバータ21は、電圧値および電源の供給源であり、低周波パスコン22は、低周波領域(1MHz以下)で効果のあるバイパスコンデンサである。また、LSI(large-scale integration)23は、負荷となる能動素子であり、駆動されることによりノイズを発生する。高周波パスコン24は、高周波領域(1MHz以上)で効果のあるバイパスコンデンサである。
【0017】
図3は、プリント回路基板上に実装されている能動素子とパスコンの距離(実装距離)を変化させたときの、素子から見た基板インピーダンスの変化の様子を示している。図3の横軸および縦軸は、それぞれ周波数および基板インピーダンスを表し、曲線31、32、および33は、それぞれ異なる実装距離に対応するインピーダンス特性を表している。このように、パスコンの実装距離、実装数等の実装条件の変化により、基板インピーダンスの特性が変化する。
【0018】
図3を見ると、曲線31、32、および33のいずれにおいても3つの共振点(f、f、f)が確認できる。このような特性は、プリント回路基板およびパスコンをRLCの直列回路とみなしたときのプリント回路基板の回路とパスコン回路の直並列共振特性とみなすことができる。したがって、プリント回路基板上に、電源、低周波パスコン、高周波パスコン、および素子(負荷LSI)が実装されたビヘイビアモデル(簡易モデル)は、図4のように表現することができる。図4のモデルにおける各構成要素の意味は以下の通りである。
▲1▼電源
電圧値および電源の供給源であるDDコンバータの等価インピーダンスモデル。
▲2▼パスコン(低周波)
低周波パスコンの等価インピーダンスモデル。パスコンが複数のときは、それらが並列接続されているものとしてパラメータ(容量値、抵抗値、インダクタンス値)を算出する。
▲3▼パスコン(高周波)
高周波パスコンの等価インピーダンスモデル。パスコンが等距離に複数実装されているときは、容量値および抵抗値を並列接続として算出する。インダクタンス値は素子からの実装距離によって変化する。
▲4▼PCB
プリント回路基板の等価インピーダンスモデル。抵抗値以外は素子の電源端子(電源/GNDピン)と高周波パスコンの距離によって変化する。
▲5▼負荷LSI
LSI素子におけるVdd端子とGND端子の間の等価インピーダンスモデル。
【0019】
ここで、▲3▼の高周波パスコンと▲4▼のPCBの等価インピーダンスモデルのパラメータは、パスコンの実装数および高周波パスコンから▲5▼の素子の電源/GNDピンまでの距離によって変化する。この変化量を定式化することで、パスコン実装条件に応じて図4のモデルパラメータを決定することができる。したがって、解析時間が速く、かつ精度の高い図4のモデルで、パスコン実装条件の変化に対するパラメータの変化を検証することができ、より速く正確にパスコンの最適解を得ることが可能となる。
【0020】
図3の3つの共振点の周波数を、低い方から順にf、f、fとする。電源および低周波パスコンのインピーダンスによる共振点は、高周波パスコンおよびプリント回路基板による共振点に比べて十分に小さい。したがって、これらはプリント回路基板のどの位置に実装されていても、プリント回路基板の共振点に対する影響は小さい。しかしながら、高周波パスコンの共振点とプリント回路基板の共振点は近いため、高周波パスコンの実装条件により、図3の共振点の位置が変化する。
【0021】
また、抵抗値は共振周波数には影響を与えないので、容量値およびインダクタンス値のみを用いて、プリント回路基板と高周波パスコンの並列回路を図5のように表現し、これらのパラメータの算出方法を説明する。図5において、高周波パスコンの容量値およびインダクタンス値を、それぞれCおよびLとし、プリント回路基板の容量値およびインダクタンス値を、それぞれCおよびLとする。
【0022】
図5の4つのパラメータのうち、高周波パスコンの容量値Cのみが、パスコンの実装距離を変えても変化しない。また、図3の第1周波数fは、CおよびLにより決定されるから、CおよびfよりLを求めることができる。パスコンの実装数、実装距離、およびパスコン1つ当りの寄生誘導値等を変化させることにより、素子の電源/GNDピンから高周波パスコンまでの実装距離dとLとの間の関係をグラフ化し、これを近似式で表現すると、次のようになる。
=aL1log10d+bL1 (1)
また、aL1およびbL1は、グラフより次のような近似式で表現できる。
L1=ab1
L1=b+b
ここで、nはパスコン実装数、Lはパスコン1つ当りの寄生誘導値であり、aおよびbは、基板の電源層−GND層間の誘電体の誘電率により一意的に決まる値である。(1)式を用いてLを計算する場合、あらかじめ誘電率毎のaおよびbを計算し、データベースとして保存しておくと、処理を高速化することができる。また、bおよびbは、グラフより次のような近似式で表現できる。
=mm2
=mm4
、m、m、およびmは、基板の電源層−GND層間の、誘電体の誘電率により一意的に決まる値であり、あらかじめ誘電率毎のm、m、m、およびmを計算し、データベースとして保存しておくと、処理を高速化することができる。
【0023】
以上の定式化により、実装距離d、パスコン実装数n、パスコン1つ当りの寄生誘導値L、および誘電率が決まれば、(1)式からLを求めることができる。
【0024】
次に、図5のCおよびLは、fおよびfより一意的に決められる。CおよびLとfおよびfの関係は、図5より次のように表される。
【0025】
【数1】
Figure 0004216088
【0026】
したがって、fおよびfが決まれば、Lと(2)および(3)式よりLおよびCを求めることができる。実装距離dに対するfの変化をグラフ化すると、次のような曲線で近似することができる。
=af2d+bf2 (4)
したがって、fは(4)式より求められる。ここで、af2およびbf2はグラフからの近似により、次式のようになる。
f2=a+a
f2=a+a
ここで、a、a、a、およびaのパスコン実装数nに対する変化をグラフ化すると、次のような曲線で近似することができる。
=kn+m (i=5,6,7,8) (5)
したがって、a、a、a、およびaは(5)式より求められる。ここで、kおよびmは基板の電源層−GND層間の誘電体の誘電率により一意的に決まる値であり、あらかじめ誘電率毎のkおよびmを計算し、データベースとして保存しておくと、処理を高速化することができる。
【0027】
以上の定式化により、実装距離d、パスコン実装数n、パスコン1つ当りの寄生誘導値L、および誘電率が決まれば、(4)式からfを求めることができる。
【0028】
また、実装距離dに対するfの変化をグラフ化すると、次のような曲線で近似することができる。
=af3d+bf3 (6)
したがって、fは(4)式より求められる。ここで、af3およびbf3は次式のようになる。
f3=a+a10
f3=b b5
ここで、aおよびa10のLに対する変化をグラフ化すると、次のような曲線で近似することができる。
=kn+m (i=9,10) (7)
したがって、aおよびa10は(7)式より求められる。ここで、k、m、b、およびbは、基板の電源層−GND層間の誘電体の誘電率により一意的に決まる値であり、あらかじめ誘電率毎のk、m、b、およびbを計算し、データベースとして保存しておくと、処理を高速化することができる。
【0029】
以上の定式化により、実装距離d、パスコン実装数n、パスコン1つ当りの寄生誘導値L、および誘電率が決まれば、(6)式からfを求めることができる。こうして得られたfおよびfを用いれば、(2)および(3)式よりLおよびCを求めることができ、得られたパラメータを用いて図5の回路を解くことにより、高い精度を保ったまま、高速にパスコンの効果(例えば、図3のようなインピーダンス特性)を計算することができる。
【0030】
ところで、上述した数式は、基板の電源−GND間の誘電体の厚みおよび基板の面積を一定と仮定した場合の数式である。Lは基板の誘電体の厚みに比例するので、例えば、図4の各パラメータを求めるときの基板厚を100μmとし、実際は200μmの基板に対するパラメータを取得したい場合は、得られたLを2倍すればよい。また、基板の面積については、実装距離dを一定としたときの基板面積Sに対するfおよびfをグラフ化し、それを近似式により近似すると、次のようになる。
【0031】
【数2】
Figure 0004216088
【0032】
(8)式において、asiは、実装距離dによって変化するパラメータであり、bおよびcは定数である。実装距離dに対するasiの変化をグラフ化した曲線を近似すると、fとfに応じてそれぞれ次のような近似式となる。
s2=af2d+bf2
s3=af3lnd+bf3
ここで、lnは自然対数であり、af2、bf2、af3、およびbf3は定数である。(8)式を用いてfおよびfの変化量を求め、(2)および(3)式を計算するときに、この変化量を考慮したfおよびfの値を使用すれば、基板面積が変化しても図2の各パラメータを求めることが可能となる。
【0033】
また、以上の定式化では受動素子の一例としてコンデンサを用いて説明したが、インダクタおよび抵抗のような受動素子の場合でも、コンデンサの場合と同様に上記の操作を行うことで、対応する近似式を導くことができる。
【0034】
次に、図6から図8までを参照しながら、上述した近似式により図4の各パラメータを求める装置および処理について説明する。
図6は、本実施形態のインピーダンス計算装置の構成図である。図6のインピーダンス計算装置は、例えば、コンピュータを用いて構成され、入力装置41、データ処理装置42、記憶装置43、および出力装置44を備える。データ処理装置42は、データ処理部45および演算処理部46を含む。
【0035】
記憶装置43は、あらかじめ計算しておいたパラメータ(a、b、b、b、m〜m10、k〜k10等)をデータベース(パラメータテーブル47)として記憶している。入力装置41は、プリント回路基板の物性情報および各素子の実装条件に関する情報を、解析条件として入力する。プリント回路基板の物性情報としては、基板の形状(電源層−GND層間の距離、基板面積等)や基板の誘電体の誘電率が入力される。
【0036】
データ処理装置42のデータ処理部45は、入力装置41から入力された解析条件から、パラメータテーブル47から取得すべきパラメータに関する条件(誘電率等)を抽出し、記憶装置43へ渡す。演算処理部46は、記憶装置43からデータ処理装置42へ渡されたテーブルデータを元に、上述した数式の演算を行い、演算結果を元にシミュレーションを実行する。そして、出力装置44は、データ処理部45および演算処理部46から、それぞれ、入力された解析条件およびシミュレーション結果を受け取って出力する。
【0037】
図7は、図6のインピーダンス計算装置によるインピーダンス計算処理のフローチャートであり、図8は、出力装置44のインタフェース画面の例を示している。
【0038】
まず、ユーザは、図8のインタフェース画面から基板の物性情報(PCBの条件55)を入力し(ステップS1)、受動素子の実装条件(電源の出力特性54およびパスコンの条件56)を入力する(ステップS2)。ステップS1では、基板の幅および長さ、電源層−GND層間の距離等が入力され、ステップS2では、基板上に実装されているDDコンバータおよびパスコンの等価回路パラメータ、パスコンの実装数、LSIの電源/GNDピンから高周波パスコンまでの距離等が入力される。
【0039】
次に、データ処理装置42は、簡易等価回路を求めるのに必要なパラメータをパラメータテーブル47から読み込み(ステップS3)、読み込んだパラメータを元に上述した数式の演算を行って、簡易等価回路を求める(ステップS4)。そして、トランジェント解析および/または周波数解析を行う。
【0040】
トランジェント解析は、パスコン実装による効果を時間領域で確認するシミュレーションである。このトランジェント解析では、まず、ユーザが、図8のインタフェース画面から簡易素子モデルの電源電圧、立上がり時間tr/立下り時間tf、ピーク値等のパラメータ(装置の条件53)を入力する(ステップS5)。この簡易素子モデルとしては、例えば、先願の特願2001−335416号に記載されたモデルを用いることができる。
【0041】
次に、演算処理部46が、SPICE(simulation program with integrated circuit emphasis )等の電気回路シミュレータにより、素子モデルを波源とした簡易等価回路の解析を行い(ステップS6)、解析結果である電源ノイズの時間波形のグラフ52をインタフェース画面に表示する(ステップS7)。
【0042】
周波数解析では、演算処理部46が、簡易等価回路全体の周波数に対するインピーダンス特性を、回路理論を元に計算し(ステップS8)、計算したインピーダンス特性のグラフ51をインタフェース画面に表示する(ステップS9)。
【0043】
図6のインピーダンス計算装置は、例えば、図9に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成される。図9の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)61、メモリ62、入力装置63、出力装置64、外部記憶装置65、媒体駆動装置66、およびネットワーク接続装置67を備え、それらはバス68により互いに接続されている。図6の入力装置41は、記憶装置43、および出力装置44を備える。
【0044】
メモリ62は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムとデータを格納する。CPU61は、メモリ62を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
【0045】
図6のデータ処理装置42は、CPU61およびメモリ62に対応し、図6のデータ処理部45および演算処理部46は、メモリ62に格納されたプログラムに対応する。
【0046】
入力装置63は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、図6の入力装置41に対応する。入力装置63は、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。
【0047】
出力装置64は、例えば、ディスプレイ装置およびスピーカを含み、図6の出力装置44に対応する。出力装置64は、ユーザへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。
【0048】
外部記憶装置65は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置65に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ62にロードして使用する。外部記憶装置65は、図6の記憶装置43としても用いられる。
【0049】
媒体駆動装置66は、可搬記録媒体69を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体69としては、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory )、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。ユーザは、この可搬記録媒体69に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ62にロードして使用する。
【0050】
ネットワーク接続装置67は、インターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、上述のプログラムとデータをネットワーク接続装置67を介して他の装置から受け取り、必要に応じて、それらをメモリ62にロードして使用する。
【0051】
図10は、図9の情報処理装置にプログラムとデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体69やサーバ70のデータベース71に保存されたプログラムとデータは、メモリ62にロードされる。このとき、サーバ70は、プログラムとデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置に送信する。そして、CPU61は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
【0052】
(付記1) ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のインピーダンスを計算するインピーダンス計算装置であって、
前記回路基板上における前記ノイズ源と受動素子の間の実装距離を入力する入力手段と、
入力された実装距離をパラメータとして、前記ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のモデルのインピーダンスを計算し、計算されたインピーダンスを用いて回路解析を行う解析手段と、
前記回路解析の結果を出力する出力手段と
を備えることを特徴とするインピーダンス計算装置。
【0053】
(付記2) ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のインピーダンスを計算するインピーダンス計算方法であって、
前記ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のモデルを生成し、
前記回路基板上における前記ノイズ源と受動素子の間の実装距離をパラメータとして、前記モデルのインピーダンスを計算する
ことを特徴とするインピーダンス計算方法。
【0054】
(付記3) ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のインピーダンスを計算するコンピュータのためのプログラムであって、
前記回路基板上における前記ノイズ源と受動素子の間の実装距離を入力し、
入力された実装距離をパラメータとして、前記ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のモデルのインピーダンスを計算する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【0055】
(付記4) 前記受動素子は、コンデンサ、インダクタ、および抵抗のいずれかであることを特徴とする付記3記載のプログラム。
(付記5) 前記コンピュータは、前記ノイズ源と受動素子が実装された回路基板を該回路基板と受動素子の直並列回路とみなしたモデルに基づき、前記インピーダンスを計算することを特徴とする付記3記載のプログラム。
【0056】
(付記6) 前記プログラムは、前記回路基板の電源層とグランド層の間の誘電体の誘電率を入力する処理を前記コンピュータにさらに実行させ、前記コンピュータは、誘電率毎のパラメータ値を格納したパラメータテーブルから、入力された誘電率に応じたパラメータ値を読み出し、読み出したパラメータ値を用いて前記インピーダンスを計算することを特徴とする付記3記載のプログラム。
【0057】
(付記7) ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のインピーダンスを計算するコンピュータのためのプログラムを記録した記録媒体であって、該プログラムは、
前記回路基板上における前記ノイズ源と受動素子の間の実装距離を入力し、
入力された実装距離をパラメータとして、前記ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のモデルのインピーダンスを計算する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム記録媒体。
【0058】
(付記8) ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のインピーダンスを計算するコンピュータにプログラムを搬送する搬送信号であって、該プログラムは、
前記回路基板上における前記ノイズ源と受動素子の間の実装距離を入力し、
入力された実装距離をパラメータとして、前記ノイズ源と受動素子が実装された回路基板のモデルのインピーダンスを計算する
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする搬送信号。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、能動素子のようなノイズ源と受動素子とが実装された回路基板において、受動素子の実装距離に対するインピーダンスを高速かつ正確に計算することができる。したがって、このような回路基板上で発生する電源ノイズの解析に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインピーダンス計算装置の原理図である。
【図2】プリント回路基板に部品を実装した様子を示す図である。
【図3】パスコンの実装条件による基板インピーダンスの変化を示す図である。
【図4】回路部品が実装された基板の簡易モデルを示す図である。
【図5】プリント回路基板と高周波パスコンとの並列等価回路を示す図である。
【図6】インピーダンス計算装置の構成図である。
【図7】インピーダンス計算処理のフローチャートである。
【図8】インタフェース画面を示す図である。
【図9】情報処理装置の構成図である。
【図10】記録媒体を示す図である。
【符号の説明】
11 入力手段
12 解析手段
13 出力手段
21 DDコンバータ
22 低周波パスコン
23 LSI
24 高周波パスコン
31、32、33 曲線
41、63 入力装置
44、64 出力装置
42 データ処理装置
43 記憶装置
45 データ処理部
46 演算処理部
47 パラメータテーブル
51、52 グラフ
53 装置の条件
54 電源の出力特性
55 PCBの条件
56 パスコンの条件
61 CPU
62 メモリ
65 外部記憶装置
66 媒体駆動装置
67 ネットワーク接続装置
68 バス
69 可搬記録媒体
70 サーバ
71 データベース

Claims (3)

  1. 誘電体を挟む電源層およびグランド層を有する回軽基板に能動素子と1以上の受動素子とが接続された回路のインピーダンスを計算するインピーダンス計算装置であって、
    該電源層および該グランド層に接続した該受動素子の個数情報と、該受動素子のそれぞれの寄生誘導値情報と、該能動素子とそれぞれの該受動素子との間の距離情報と、該回路基板の該電源層と該グランド層との間の誘電体の誘電率情報と、該それぞれの該受動素子の容量値情報が入力される入力手段と、
    該入力手段に入力された該回路基板の該電源層と該グランド層との間の該誘電体の該誘電率情報と、該受動素子の該個数情報と、該受動素子の該寄生誘導値情報と、該能動素子と該受動素子の間の該距離情報とからそれぞれの該受動素子のインダクタンス値を決定する受動素子インダクタンス値決定手段と、
    該受動素子インダクタンス値決定手段により決定されたそれぞれの該受動素子のインダクタンス値と、該入力手段に入力された該電源層および該グランド層に接続した該受動素子の該個数情報、該受動素子の該それぞれの該寄生誘導値情報、該能動素子と該それぞれの該受動素子間の該距離情報、および、該回路基板の該電源層と該グランド層との間の該誘電体の該誘電率情報とから該回路基板の該電源層および該グランド層のインダクタンス値を決定する回路基板インダクタンス値決定手段と、
    該回路基板インダクタンス値決定手段により決定された該回路基板の該電源層および該グランド層のインダクタンス値と、該入力手段に入力された該電源層および該グランド層に接続した該受動素子の該個数情報、該受動素子の該それぞれの該寄生誘導値情報、該能動素子と該それぞれの該受動素子間の該距離情報、および、該回路基板の該電源層と該グランド層との間の該誘電体の該誘電率情報とから該回路基板の該電源層と該グランド層との間の静電容量値を決定する回路基板静電容量決定手段と、
    該受動素子インダクタンス値決定手段にて決定された各受動素子のインダクタンス値、該入力手段に入力された各受動素子の容量値情報が示す静電容量値、該回路基板インダクタンス値決定手段により決定された該回路基板の該電源層および該グランド層のインダクタンス値、および、該回路基板静電容量決定手段にて決定された該回路基板の該電源層と該グランド層との間の静電容量値を、それぞれそのインダクタンス値もしくは静電容量値を有するインダクタ、コンデンサとした直並列回路としてモデル化するモデル化手段と、
    モデル化した該直並列回路から該回路の該インピーダンスを計算する回路インピーダンス計算手段と
    を備えることを特徴とするインピーダンス計算装置。
  2. 誘電体を挟む電源層およびグランド層を有する回軽基板に能動素子と1以上の受動素子とが接続された回路のインピーダンスを計算するインピーダンス計算装置が、
    入力された該電源層および該グランド層に接続した該受動素子の個数情報と、該受動素子のそれぞれの寄生誘導値情報と、該能動素子とそれぞれの該受動素子との間の距離情報と、該回路基板の該電源層と該グランド層との間の誘電体の誘電率情報と、該それぞれの該受動素子の容量値情報を取得し、
    該取得した該回路基板の該電源層と該グランド層との間の該誘電体の該誘電率情報と、該受動素子の該個数情報と、該受動素子の該寄生誘導値情報と、該能動素子と該受動素子の間の該距離情報とからそれぞれの該受動素子のインダクタンス値を決定し、
    該決定したそれぞれの該受動素子のインダクタンス値と、該取得した該電源層および該グランド層に接続した該受動素子の該個数情報、該受動素子の該それぞれの該寄生誘導値情報、該能動素子と該それぞれの該受動素子間の該距離情報、および、該回路基板の該電源層と該グランド層との間の該誘電体の該誘電率情報とから該回路基板の該電源層および該グランド層のインダクタンス値を決定し、
    該決定した該回路基板の該電源層および該グランド層のインダクタンス値と、該取得した該電源層および該グランド層に接続した該受動素子の該個数情報、該受動素子の該それ ぞれの該寄生誘導値情報、該能動素子と該それぞれの該受動素子間の該距離情報、および、該回路基板の該電源層と該グランド層との間の該誘電体の該誘電率情報とから該回路基板の該電源層と該グランド層との間の静電容量値を決定し、
    該決定した各受動素子のインダクタンス値、該取得した各受動素子の容量値情報が示す静電容量値、該決定した該回路基板の該電源層および該グランド層のインダクタンス値、および、該決定した該回路基板の該電源層と該グランド層との間の静電容量値を、それぞれそのインダクタンス値もしくは静電容量値を有するインダクタ、コンデンサとした直並列回路としてモデル化し、
    該モデル化した直並列回路から、回路のインピーダンスを計算する
    ことを特徴とするインピーダンス計算方法。
  3. 誘電体を挟む電源層およびグランド層を有する回軽基板に能動素子と1以上の受動素子とが接続された回路のインピーダンスを計算するインピーダンス計算装置を、
    該電源層および該グランド層に接続した該受動素子の個数情報と、該受動素子のそれぞれの寄生誘導値情報と、該能動素子とそれぞれの該受動素子との間の距離情報と、該回路基板の該電源層と該グランド層との間の誘電体の誘電率情報と、該それぞれの該受動素子の容量値情報が入力される入力手段と、
    該入力手段に入力された該回路基板の該電源層と該グランド層との間の該誘電体の該誘電率情報と、該受動素子の該個数情報と、該受動素子の該寄生誘導値情報と、該能動素子と該受動素子の間の該距離情報とからそれぞれの該受動素子のインダクタンス値を決定する受動素子インダクタンス値決定手段と、
    該受動素子インダクタンス値決定手段により決定されたそれぞれの該受動素子のインダクタンス値と、該入力手段に入力された該電源層および該グランド層に接続した該受動素子の該個数情報、該受動素子の該それぞれの該寄生誘導値情報、該能動素子と該それぞれの該受動素子間の該距離情報、および、該回路基板の該電源層と該グランド層との間の該誘電体の該誘電率情報とから該回路基板の該電源層および該グランド層のインダクタンス値を決定する回路基板インダクタンス値決定手段と、
    該回路基板インダクタンス値決定手段により決定された該回路基板の該電源層および該グランド層のインダクタンス値と、該入力手段に入力された該電源層および該グランド層に接続した該受動素子の該個数情報、該受動素子の該それぞれの該寄生誘導値情報、該能動素子と該それぞれの該受動素子間の該距離情報、および、該回路基板の該電源層と該グランド層との間の該誘電体の該誘電率情報とから該回路基板の該電源層と該グランド層との間の静電容量値を決定する回路基板静電容量決定手段と、
    該受動素子インダクタンス値決定手段にて決定された各受動素子のインダクタンス値、該入力手段に入力された各受動素子の容量値情報が示す静電容量値、該回路基板インダクタンス値決定手段により決定された該回路基板の該電源層および該グランド層のインダクタンス値、および、該回路基板静電容量決定手段にて決定された該回路基板の該電源層と該グランド層との間の静電容量値を、それぞれそのインダクタンス値もしくは静電容量値を有するインダクタ、コンデンサとした直並列回路としてモデル化するモデル化手段と、
    モデル化した該直並列回路から該回路の該インピーダンスを計算する回路インピーダンス計算手段と
    して機能させることを特徴とするインピーダンス計算プログラム。
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