JP4215942B2 - 研削装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被研削物の厚さを測定する測定装置を備えた研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、一般に半導体チップ等に用いられるシリコンウェーハは、硬脆材料からなるインゴットをワイヤソーにより切断し、切断されたウェーハを研削盤やラップ盤等で所望の厚さに研削して製造される。図9に示すように従来からワイヤソーにより切断された硬脆材料からなるウェーハ状のワーク24等の両面を一対の砥石17,18により研削する両頭研削盤100が知られている。この両頭研削盤100は、一対の砥石17,18の対向する端面である二つの研削作用面17a,18aを有し、それぞれの研削作用面17a,18aはほぼ平行の状態で対向配置されている。
【0003】
そして、板状のワーク24をワーク支持機構15に支持した状態で砥石17,18の間に配置し、両砥石17,18を回転させながらワーク24に向かって両砥石(17及び18)または片方の砥石(17又は18)を送り移動することによって、それら二つの研削作用面17a,18aに接触したワーク24の表裏両面を同時に研削するようになっている。
【0004】
このワーク24の研削に際して、ワーク24を所定の厚さに加工するためには、例えば研削加工が終了した時点で加工後のワーク24の実際の寸法を測定し、その測定寸法に基づいて両砥石17,18の切込み量を決定して、粗研削加工や仕上げ研削加工を行っている。図11に模式的に示すように、切込み量とは、研削加工を施すワークの加工前の表面である被削面と、研削加工後の表面である仕上げ面との距離に相当する砥石17,18の移動量である。砥石の切込み量が多い程ワーク24の厚さ(幅)は薄く加工され、一般的に、加工中のワークの厚さは砥石の切込み量で管理されている。
【0005】
また、両頭研削盤100のメンテナンスを行っている間等の研削加工中以外のときは、砥石17,18は退避位置にあり、研削加工の際には退避位置からワークの被削面まで送り移動させられる。この移動量を砥石の送り移動量といい、例えば縦型の両頭研削盤においては、上側の砥石18がワーク24の被削面に向かって下降する距離と、下側の砥石17がワーク24の被削面に向かって上昇する距離とをいう。
【0006】
しかしながら砥石を使用していると、その砥石が摩耗するため、両砥石17,18の研削作用面17a,18aの位置が変化する。また、砥石17,18は一定時間使用するごとにツルーイング(砥石の形状修正)及び研削作用面17a,18aのドレッシング(目立て)を必要とし、このツルーイング及びドレッシングによっても砥石17,18が研削されるため研削作用面17a,18aの位置が変化する。更に、熱変位によっても研削作用面17a,18aの位置が変化する。
【0007】
よって、砥石17,18を退避位置からワーク24の被削面まで送り移動させても、砥石17,18の摩耗,ツルーイング,熱変位等による研削作用面17a,18aの変位のため、ワーク24の被削面まで到達しない場合がある。そして、その位置から所定の切込み量分切り込んだ場合にも、砥石17,18の実際の切込み量は、研削作用面17a,18aの位置変化による影響を受けて、その変位量分だけワーク24の厚さが変化する。
【0008】
このため、ワーク研削加工時の加工誤差を最小にするには、砥石17,18の摩耗等に伴う研削作用面17a,18aの位置変化による被研削物の厚みを検出して、その検出結果に基づいて砥石17,18の送り移動量を補正する必要がある。特に、ワイヤソーにより切断された半導体ウェーハ等のワーク24を研削する場合には、ワーク24が薄板状であって高精度の研削加工が要求されるため、上下砥石17,18の研削作用面17a,18aの摩耗等に伴う位置変化を一層正確に検出して、砥石17,18の送り移動量に適切にフィードバックさせる必要がある。
【0009】
上記問題点に着目した両頭研削盤について図8〜図10を用いて説明する。
【0010】
両頭研削盤100は、ワーク24の表裏面を研削する研削盤に、ワーク24の厚さを特定の寸法に管理するための定寸装置2を有するものである。
【0011】
図8は定寸装置2の原理を示す概念図である。図8に示すように定寸装置2は、測定装置70とアンプ3と制御装置101とを有し、測定装置70におけるワーク厚の測定結果を両頭研削盤100の砥石17,18の送り移動量にフィードバックさせて、ワーク24の仕上げ厚を特定の寸法にするものである。
【0012】
測定装置70には種々のものがあるが、差動トランス式の一例を簡潔に示すと、測定装置70は、ワーク24を挟むコンタクト81を先端に設けた二本のフィンガー82と、両フィンガー82が装設される本体83と、その本体83に設置されている差動トランス84とからなる。二本のフィンガー82は支軸87部において本体83に回動可能に設置されている。また、フィンガー82の本体83側端部には、支軸88を連結軸としてコア85が回動可能に連結されている。差動トランス84は電源に接続された一次コイル89を有し、その一次コイル89に対向する位置には二本の二次コイル86が配置されている。一次コイル89と二次コイル86の間にはコア85が配置されており、コア85は一次コイル89と二本の二次コイル86の間を両コイルにほぼ平行してスライド移動できる仕組みになっている。
【0013】
ワーク24の厚さを測定するときには、二本のフィンガー82を開いてからコンタクト81でワーク24を挟むようにする。そのとき、両フィンガー82の間隔若しくは角度の変位からフィンガー82に連結されたコア85と二次コイル86の位置が相対的に変位し、発生した誘起電圧に基づいてワーク24の厚さを測定するものである。測定結果は、アンプ3にアナログまたはデジタル表示される。
【0014】
両頭研削盤100において研削されたウェーハ状のワーク24の厚さを所望の値に収めるため、測定装置70により両面を研削加工したワーク24の厚さを実測する。その測定装置70により測定されたワーク24の厚さを製品出荷合格基準となるマスターウェーハと比較するために差分((加工ワーク厚実測値)−(マスターウェーハ厚))を算出する。そして、算出された差分値が製品として出荷が可能な許容値の範囲内に入っているか否かを検出する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記の両頭研削盤100においては、図10に示すように支持台52上を移動する保持枠53にワーク24を回転可能に保持し、ワーク24を回転させながら上下から回転砥石17,18を切り込むことにより研削を行っている。そして、ワークを研削するワーク加工位置P2とワークの入れ替えを行うワーク搬入搬出位置P1間の移動は、保持枠53の移動によって行われている。
【0016】
従来の両頭研削盤100においては、図10に示すように、測定装置70が固定している支持台52に設置されていた。そして、保持枠53を測定装置70が設置されているワーク厚測定位置に移動させて、ワーク24の厚さを測定していた。
【0017】
しかし、上記両頭研削盤100の構造によると、保持枠53を移動させる際に測定装置70が保持枠53の移動の妨げにならないように、測定装置70を退避させる必要があった。この測定装置70が退避するためのストローク量は大きく、ワーク厚を測定する際にも動きが多いため精度劣化があり、測定時間がかかって効率が悪いという問題があった。
【0018】
本出願に係る発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、測定装置のストローク量を小さくすることにより、ワークを効率良く且つ精度良く測定することができる研削装置を提供することにある。
【0019】
また、本出願に係る発明の他の目的は、研削作業中においてもワーク厚を測定することが出来る研削装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本出願に係る第1の発明は、板状の被研削物を回転する研削作用面によって研削する砥石と、前記被研削物を回転自在に支持し、前記砥石に接近又は離脱する方向に移動可能な保持枠と、を有する研削装置において、前記被研削物の厚さを測定する測定装置が前記被研削物を挟むコンタクトを先端に設けたフインガーと、夫々の前記フインガーが装設される夫々の本体と、を有し、前記コンタクトが前記被研削物の厚さを測定する前記被研削物と接触する位置と、前記コンタクトが前記被研削物から退避して前記被研削物に重ならない位置とを、とる移動手段を介して前記保持枠に備えられたことを特徴とする研削装置である。
【0021】
また、本出願に係る第2の発明は、前記測定装置によって前記被研削物の厚さを測定し、その測定結果に基づいて、前記砥石の移動量を調節する制御部を備えたことを特徴とする第1の発明に記載の研削装置である。
【0022】
更に、本出願に係る第3の発明は、前記測定装置は、前記被研削物に前記砥石が作用して研削加工を行っている間にも前記被研削物の厚さを測定できる位置に配置されていることを特徴とする第1又は第2の発明に記載の研削装置である。 また、本出願に係る第4の発明は、前記測定装置は、前記被研削物に前記砥石が作用して研削加工を行う位置以外の位置に前記保持枠がある場合に、前記被研削物の厚さを測定できることを特徴とする上記第1から第3の発明の何れか1つに記載の研削装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本出願に係る発明の一実施の形態について、図1〜図8に基づいて詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明に係る研削装置1の縦断面を示す概略図である。図1に示すように、下部フレーム11の上に中間フレーム12が固定され、その中間フレーム12の上には上部フレーム13が固定されている。下部フレーム11には下部砥石回転機構14及びワーク支持機構15が装設され、上部フレーム13には上部砥石回転機構16が装設されている。
【0025】
下部砥石回転機構14は、下部砥石17の回転中心軸となる下部砥石回転軸14aを備え、下部砥石回転軸14aの下方延長線は下部砥石17を回転させるための下部砥石駆動モータ30のロータ31に連結している。下部砥石回転軸14aの上端には砥石ホルダとなるフランジ部14bが設けられており、前記ロータ31の回転によりフランジ部14bが高速で回転する。また、フランジ部14bには下部砥石17が取り付け固定されており、その下部砥石17の上面はワーク24を研削する研削作用面17aをなしている。そして、下部砥石駆動モータ30の回転により、下部砥石17の研削作用面17aが回転する。
【0026】
同様に、上部砥石回転機構16は、上部砥石18の回転中心軸となる上部砥石回転軸16aを備え、上部砥石回転軸16aの上方延長線は上部砥石18を回転させるための上部砥石駆動モータ32のロータ33に連結している。上部砥石回転軸16aの下端には砥石ホルダとなるフランジ部16bが設けられており、前記ロータ33の回転によりフランジ部16bが高速で回転する。また、フランジ部16bには上部砥石18が取り付け固定されており、その上部砥石18の下面は研削作用面18aをなしている。従って、上部砥石駆動モータ32の回転により、上部砥石18の研削作用面18aが回転する構造になっている。
【0027】
また、下部砥石駆動モータ30及び上部砥石駆動モータ32はそれぞれ、下部砥石回転昇降制御部102、上部砥石回転昇降制御部103に接続されており、それら制御部からの制御信号によりその回転速度が制御される。そして、前記下部砥石回転軸14aの中心線が上部砥石回転軸16a線の延長線上に配置されるとともに、下部砥石17の研削作用面17aが上部砥石18の研削作用面18aとほぼ平行になるように対向配置されている。
【0028】
上部フレーム13には昇降用サーボモータ19を設けており、その昇降用サーボモータ19は上部砥石回転昇降制御部103に接続されている。また、下部フレーム11には昇降用サーボモータ20を設けており、その昇降用サーボモータ20は下部砥石回転昇降制御部102に接続されている。
【0029】
上部砥石回転機構16は、上部フレーム13に上部砥石回転軸16a線方向へ昇降可能に支持されており、図示しないボールねじ送り機構により昇降用サーボモータ19の回転に従って上下動を行う。また、下部砥石回転機構14は、下部フレーム11に下部砥石回転軸14a線方向へ昇降可能に支持されており、図示しないボールねじ送り機構により昇降用サーボモータ20の回転に従って上下動を行う。
【0030】
そして、上部砥石回転昇降制御部103及び下部砥石回転昇降制御部102はそれぞれ、昇降用サーボモータ19,20の回転を制御する部位であり、上下部砥石18,17の上下方向の送り移動量を制御する。また、上部砥石回転昇降制御部103及び下部砥石回転昇降制御部102はそれぞれ、上部砥石駆動モータ32,下部砥石駆動モータ30の回転速度を制御して、上下部砥石18,17の回転速度を所望の回転速度に調整する。上部砥石回転昇降制御部103及び下部砥石回転昇降制御部102は、制御装置101に連結しており、制御装置101によって統括的に管理されている。
【0031】
次に前記ワーク支持機構15について説明すると、図1に示すようにワーク支持機構15は上下部砥石回転機構16,14間において、下部フレーム11に配設されている。図2はワーク支持機構15を上方から見た状態を簡略化して示した平面図であり、ワーク支持機構15は主に、支持台52、保持枠53、ガイドレール54及び移動用モータ55よりなる。
【0032】
図2に示すように支持台52上には、保持枠53が一対のガイドレール54を介して左右に移動可能に支持されている。
【0033】
移動用モータ55は支持台52上に固定配設されており、このモータ軸に連結されたボールねじ56が保持枠53に固定されたボールナット56aにねじ込まれて保持枠53が移動する構造になっている。移動用モータ55は図1に示す移動用モータ制御部104に接続されており、移動用モータ制御部104を介して制御装置101により回転が制御される。
【0034】
図2に示すように、ワークを保持するための円環状のワークホルダ57は、保持枠53内に配置され、保持枠53に形成された穴部に回転可能に支持されている。ワークホルダ57は、円環状の肉厚の外周枠57aにワーク支持板となるシュー60を備えており、図3に示すように外周枠57aの下部外周にはギヤ59が形成されている。
【0035】
図3は、保持枠53の縦断面を模式的に表した図である。図3に示すように、シュー60はワーク24より薄く形成され、本実施の形態では4枚のシュー60によって被加工物であるワーク24を着脱可能に支持するためのセット部60aが形成される。このセット部60aはワーク24が上下動可能に緩く嵌合する直径を有する。
【0036】
ワークホルダ駆動モータ61は保持枠53上に配設され、そのモータ軸にはワークホルダ57のギヤ59に噛合するギヤ62が固定されている。そして、このワークホルダ駆動モータ61の回転により、ギヤ62及びギヤ59を介してワークホルダ57が回転する。
【0037】
ワークホルダ駆動モータ61は図1に示す回転モータ制御部105に接続されており、回転モータ制御部105を介して制御装置101により回転が制御される。ワークホルダ駆動モータ61は、順方向及び逆方向に回転することができ、制御装置101の制御信号により順方向または逆方向に回転する。従って、制御装置101に予めプログラムしておくことにより、一定時間経過後にワークホルダ駆動モータ61の回転を逆転させることも可能である。
【0038】
図2に示すように、支持台52上には複数のエアパッド63a,63bが保持枠53の移動方向にほぼ沿って並設されている。各エアパッド63a,63bは円板状部材よりなり、その円板状部材の中心にエア噴出孔64が形成されている。
【0039】
各エアパッド63a,63bのエア噴出孔64には、下方からノズル(不図示)が接続され、これらのノズルには図示しないエアコンプレッサ等のエア供給源が接続されている。そして、このエア供給源より供給されるエアが、各エアパッド63a,63bのエア噴出孔64から上方に噴出することにより、ワーク24の下面がエアの噴出圧力によって押し上げられる。そして、ワーク24がセット部60a内において浮上した状態で保持され、保持枠53の移動に伴ってワーク搬入搬出位置P1とワーク加工位置P2の間を浮上した状態で搬送させられる。図5に示すように保持枠53がワーク加工位置P2に移動した場合には、ワーク24は下部砥石17の研削作用面17a上に載置され、下部砥石17よりはみ出した部分は複数のエアパッド63b(図5では4個)に対向している。そして、ワーク24が下部砥石17の研削作用面17aに傾斜して載置されることのないように、エアパッド63bからエアをワーク24の下面に噴出し、ワーク24を下部砥石17の研削作用面17aと平行状態に維持する。
【0040】
図5に示すように、インゴットから切り出された未研削のウェーハであるワーク24の結晶方位の基準となるノッチやオリフラ(オリエンテーションフラット)等の切欠部24aに係合するように、セット部60aには内周側へ向かって突出する係合突起65aを有するノッチドライブ65が設けてある。このワーク24の切欠部24aの形状は本実施の形態のようなV溝状のノッチ、またはワーク24の外周の円弧を切るオリフラを縁とした形状であり、前記係合突起65aはワーク24の切欠部24aをほぼ補完する形状としてある。
【0041】
切欠部24aを有するワーク24を研削加工するときには、ワーク24をセット部60aに嵌め込むとともに、この切欠部24aをセット部60aに設けてあるノッチドライブ65の係合突起65aに嵌め込み、移動用モータ55の回転により保持枠53を砥石17,18間のワーク加工位置P2に搬送して下部砥石17の研削作用面17a上に配置する。このときワーク24はセット部60a内に浮上した状態で保持され、ワークホルダ57が回転することによりノッチドライブ65も回転し、係合突起65aを介してワーク24も浮上状態で一緒に回転する。
【0042】
そして、上下両砥石17,18を回転させ、上部砥石18をワーク24に向かって送り移動することにより、ワーク24が回転した状態でその上下両面に砥石の研削作用面17a,18aが回転しながら接触し、ワーク24の上下両面を同時に研削する。ワークホルダ駆動モータ61は、制御装置101からの制御信号により回転モータ制御部105を介してワーク24の回転方向及び回転速度を制御する。
【0043】
(測定装置の説明)
本発明においては、前述した差動トランス式の測定装置70を保持枠53に取り付けている。図4は、測定装置70を保持枠53に取り付けた状態を示す斜視図である。測定装置70は保持枠53に取り付けられているため、保持枠53と共に移動する。そして、測定装置70のコンタクト81が保持枠53上においてワーク24に向かって前進又は後退することにより、ワーク厚を測定する。以下、図6及び図7を用いて、測定装置70の保持枠53への取り付け構造について具体的に説明する。
【0044】
図6、図7は、保持枠53に測定装置70を取り付けた状態の縦断面を拡大して示した部分拡大図である。測定装置70自体の構造については[従来の技術]で説明したため、ここでは詳しい説明を省略する。
【0045】
図6に示すように測定装置70は、フィンガー82が装設された上下の本体83が支持部材71に固定され、一体化されている。本体83のフィンガー82が設けられた側と反対側が支持部材71に固定され、上方のフィンガー82と下方のフィンガー82が支持部材71を介して略コの字形状になるように配置される。
【0046】
支持部材71には円筒状の穴が形成されており、測定装置70を移動させるためのシリンダ72のシリンダ室72cとなっている。前記円筒状の穴にはピストン72aが嵌合しており、ピストン72aにはロッド72bが連結されている。支持部材71には、前記円筒穴に連通する給排管(不図示)が接続されており、給排管を伝って油等の液体又は空気等の気体が給排される。なお、本シリンダ72は、油圧シリンダでも空圧シリンダでもどちらでもよい。
【0047】
ロッド72bの先端部は保持枠53の側面部に固定されており、測定装置70はシリンダ72を介して保持枠53に移動可能に取り付けられる。本実施の形態においては、測定装置70のフィンガー82は、保持枠53の移動方向と直交する方向に配置している。但し、測定装置70は、必ずしもフィンガー82が保持枠53の移動方向と直交する方向に配置させる必要はない。
【0048】
また、図2に示すように測定装置70は、そのフィンガー82の長手延長線がワークホルダ57の回転中心を通らず、回転中心に対して砥石17,18から離れた側に位置するように配置されている。測定装置70をこのように配置することにより、ワーク24の研削の際にコンタクト81が砥石17,18に接触するのを避けることができる。
【0049】
図6に示すシリンダ72を作動させることにより、測定装置70は保持枠53の移動方向に直交する方向に移動する。図6は、測定装置70が前進してワーク24にコンタクト81が接触している状態を示している。この状態において、測定装置70によりワーク24の厚さを測定することができる。
【0050】
図7は、フィンガー82を開きシリンダ72を作動させて、測定装置70をワーク24から退避させた状態を示している。この状態においては、コンタクト81はワーク24から退避しており、コンタクト81がワーク24の上下に被さることはない。従って、この状態において、ワーク24のセット部60aへの装着又は取り外しをすることができる。
【0051】
コンタクト81は、ワーク24の外周から10mm程度の位置のワーク 厚を測定するため、シリンダ72による測定装置70の移動距離も20mm程度で良く、速やかにワーク24から退避することができる。
【0052】
(研削装置全体の動作の説明)
次に、前記のように構成された研削装置1の動作を説明する。
【0053】
研削装置1にワーク24を搬入搬出する場合には、移動用モータ55の回転により、保持枠53が図2に示すワーク搬入搬出位置P1に移動させられた状態となる。未研削のワーク24が複数枚収められた未研削ワークカセット(図示しない)から、図示しないロボットアーム等により、ワークホルダ57のセット部60a内にワーク24が挿入セットされ、そのワーク24の切欠部24aが係合突起65aに係合する。
【0054】
そして、このワーク24のセット状態において、エア供給源より供給させるエアが、各エアパッド63a,63bのノズルからエア噴出孔64を介してワーク24の下面に噴出される。これにより、ワーク24がセット部60a内において、浮上した状態に保持される。
【0055】
その後、移動用モータ55の回転によりボールねじ56に嵌合したボールナット56aが移動して、保持枠53がワーク24を浮上させた状態のまま、ワーク搬入搬出位置P1から図5に示すワーク加工位置P2に搬送される。同時に、ワークホルダ57はワークホルダ駆動モータ61からギヤ62及びギヤ59を介して回転させられ、ノッチドライブ65によりワーク24も回転する。
【0056】
そして、このワーク加工位置P2では、下部砥石17がワーク24の下部被削面まで送り移動されて上昇することにより、ワーク24が下部砥石17に載置される。次に、上部砥石18が、ワーク24の上部被削面近くまで送り移動されて下降する。その後、上下部砥石17,18とワーク24を回転させる。そして、上部砥石18を切込み量だけ切込むことにより、上下両砥石17,18の回転とワーク24の回転送りに基づいて、それらの研削作用面17a,18aによりワーク24の上下両面に研削加工が施される。
【0057】
更に、ワーク24の上下面を均等に研削するために、ワークホルダ57が回転をする。このとき、ワーク24はワークホルダ57に形成されたセット部60a内に浮上した状態で保持されているが、ワーク24の切欠部24aが係合突起65aに係合しているため、ワーク24がワークホルダ57の回転に追従できずに空回りをするということはない。すなわち、自転をしている上下部砥石17,18が、ワーク24の表裏面上に相対的に円を描くように回ることによって、ワーク24は平坦に研削される。
【0058】
所定の切込み位置まで上下部砥石17,18の一方又は双方が切込み移動され、ワーク24が所望の厚みになるまで研削されたら、上下部砥石17,18を退避位置まで戻し、図2に示すように保持枠53をワーク搬入搬出位置P1まで搬送する。ワーク搬入搬出位置P1では、図示しないロボットアーム等が研削加工後のワーク24を取り出し、研削済みワークカセットに収容する。
【0059】
研削済みワーク24を研削済みワークカセットに収容したら、今度は、未研削ワークカセットから未研削ワーク24を取り出し、ワークホルダ57のセット部60aにセットする。このときワーク24は、ワーク24に形成された切欠部24aと係合突起65aが係合する向きに載置する。そして、エアパッド63aのエア噴出孔64からエアを噴出させて、未研削ワーク24がセット部60a内において浮遊した状態に保持し、保持枠53をワーク加工位置P2に移動させる。ワーク加工位置P2においては、上述のように上下部砥石17,18によりワーク24の研削が行われる。
【0060】
(定寸装置の説明)
上記研削装置の全体の動作の中で、所定のタイミングでワーク厚の測定を行い、砥石17,18の送り移動量にフィードバックさせる。なお以下の説明においては、定寸装置2は砥石17,18の送り移動量を補正するものとして説明するが、砥石の移動送り量と切込み量とは共に砥石の移動量として同様であり、切込み量を補正しても同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0061】
図8に示すように、測定装置70においては、二本のフィンガー82の先端に設けられたコンタクト81で研削加工後のワーク24の厚さを測定する。測定装置本体83内に設置された差動トランス84からの出力が、アンプ3上に表示され、その情報が制御装置101(図1参照)に送られる。
【0062】
そして、制御装置101は、測定装置70からの情報に基づいて砥石送り移動量の補正値を算出して、下部砥石回転昇降制御部102及び上部砥石回転昇降制御部103に制御信号を出す。上下部砥石回転昇降制御部回転機構103,102は、前記制御信号に基づいて昇降用サーボモータ20,19の回転を制御し、砥石17,18の送り移動量を調節して、ワーク24が所望の厚さになるように研削を行う。
【0063】
本実施の形態においては、研削作業の初期段階において基準合わせとして、ユーザが提示した見本のウェーハをマスターウェーハとして測定装置70のコンタクト81で挟み、そのときのアンプ3への出力が基準位置になるように設定をしておく。測定装置70は差動トランス式であるため、実際の被加工物が希望する厚さからどれだけずれているかを検出することが出来る。すなわち、測定装置70は、その基準位置からコンタクト81がどれだけ開いているか(又は、閉じたか)を検出してアンプ3に出力するものであり、そのアンプ3への出力に基づいて砥石17,18の送り移動量にフィードバックさせている。
【0064】
具体的には、基準となるマスターウェーハをコンタクト81で挟んだときの差動トランス84の出力を基準とし、加工中或いは加工後の実際のワーク24を測定したときには、マスターウェーハと実際のワーク厚の差分に応じて差動トランス84からは差分の電圧が出力されるようにしておけば良い。アンプ3への出力は制御装置101に送られ、制御装置101によって砥石の送り移動量を調節する。
【0065】
まず、最初に測定装置70の基準合わせを行う。保持枠53がワーク搬入搬出位置P1に配置されたら、ロボットアームによりユーザが提示したマスターウェーハをマスター置場から取り出し、保持枠53のセット部60aにセットする。このとき、測定装置70は、マスターウェーハのセットの邪魔にならないように、退避した状態(図7参照)にある。
【0066】
マスターウェーハのセットが終わったら、保持枠53をワーク加工位置P2に移動させ、そこでシリンダ72を作動させて測定装置70を前進させる。このとき、測定装置70は保持枠53に取り付けられているため、前進する距離は従来の両頭研削盤100に比べて少なくてすむ。本実施の形態においては測定装置70は、マスターウェーハの外周からほぼ10mm程度のところで停止する。コンタクト81によりマスターウェーハを上下から挟み(図6参照)、その状態を測定装置70の基準位置として検出し、アンプ3の出力の基準として設定する。
【0067】
基準合わせが終了したらコンタクト81を開き、シリンダ72を作動させて測定装置70を退避させる(図7参照)。この測定装置70の退避によりコンタクト81による妨げがなくなり、保持枠53のセット部60aの上方が開放されて、ワーク24の交換が可能になる。そして、保持枠53をワーク搬入搬出位置P!へ移動させて、ロボットアームによりマスターウェーハをセット部60aから取り出し、元の位置にマスターウェーハを戻して収容する。
【0068】
なお、本実施の形態では、ワーク加工位置P2において基準合わせを行っているが、当然、ワーク搬入搬出位置P1において基準合わせを行うこともできる。次に、ロボットアームにより、未研削ワークカセットから未研削ワークを取り出し、保持枠53のセット部60aに未研削ワークをセットする。未研削ワークをセット部60aにセットし終えたらロボットアームを退避させ、移動用モータ55により保持枠53をワーク搬入搬出位置P1(図2参照)からワーク加工位置P2(図5参照)へ移動させる。このとき、測定装置70は保持枠53に取り付けられているため、保持枠53と共に測定装置70も移動する。
【0069】
そして、上下部砥石17,18を切り込んでワーク24の研削を開始し、ワーク24の加工面がほぼ一様に研削された時点で、シリンダ72を作動させて測定装置70をワーク24の方へ前進させる。なお、測定装置70は、ワーク24の加工面が一様に研削された時点ではなく、保持枠53がワーク加工位置P2に移動した時点でシリンダ72を作動させて前進させておいても良い。
【0070】
そして、ある程度研削されてワーク24の凹凸がなくなったら、コンタクト81を閉じてワーク24の表裏面を挟み、ワーク24を研削している状態でワーク厚の測定を開始する。ワーク24を研削している状態で測定を続け、加工中のワーク24がマスターウェーハと同じ厚みになった時点で、制御装置101からの制御信号により砥石17,18の切り込みを停止し、しばらくスパークアウトを行う。スパークアウト後、上下砥石17,18を後退させる。
【0071】
研削が終了し、ワーク24の回転を停止させたら、再度、測定装置70によりワーク厚を測定する事もできる。ワーク24の測定は、非回転時の方が更に正確に測定することができる。非回転時に測定する場合は下記▲1▼▲2▼による。
▲1▼ 測定装置70により研削後のワーク厚を測定し、アンプ3の出力が所望の範囲内である場合には、測定装置70を退避させて、保持枠53をワーク搬入搬出位置P1に移動させ、ロボットアームにより研削済みワーク24を研削済みワークカセットに収容する。
▲2▼ 測定装置70により研削後のワーク厚を測定し、アンプ3の出力が所望の厚さ範囲内におさまっておらず(−)を示す場合には、ワーク24が薄く研削されてしまっているため、そのワーク24はNG品として扱われる。また、アンプ3の出力が所望の厚さ範囲におさまっておらず(+)を示す場合には、ワーク24が厚く研削されてしまっているため、アンプ3の出力に基づいて砥石17,18の送り移動量を補正し、再度、砥石17,18による研削を行う。すなわち、アンプ3の出力が所望の値よりαμmだけ大きい場合には、砥石17,18の送り移動量をαμmだけ多くして切り込みを行うことにより、ワーク24がαμmだけ薄くなるように研削することができる。そして、測定装置70により研削後のワーク厚を再度測定し、アンプ3の出力が所望の範囲内である場合には、測定装置70を退避させて、保持枠53をワーク搬入搬出位置P1に移動させ、ロボットアームにより研削済みワーク24を研削済みワークカセットに収容する。
【0072】
上記、▲1▼又は▲2▼の作業を終えたら、ロボットアームは未研削ワークカセットから次の未研削ワーク24を取り出し、保持枠53のセット部60aにセットする。そして、保持枠53をワーク加工位置P2へ移動させて、砥石17,18により研削を行う。
【0073】
測定装置70は、ワーク厚を繰り返し測定すると測定装置70自体の機械的誤差や熱変形等により測定誤差を生じる。そのため、所定枚数のワーク24を研削し終えたら、測定装置70の基準合わせを再び行うようにする。
【0074】
本発明は、測定装置70を保持枠53に取り付けたことにより、測定装置70の前進又は退避のストローク量が少なくて済み、作業時間の短縮を図ることができる。また、実際の研削後のワーク厚の測定とマスターウェーハによる基準合わせとを、同じ位置(ワーク加工位置P2)及び同じ条件で行うため、ワーク寸法を正確に測定することができ、高精度に加工することができる。
【0075】
上述の通り本発明によれば、測定装置70はワーク加工位置P2においてワーク厚を測定することができる。すなわち、ワーク24は上下砥石17,18により研削されている状態にあるが、図4に示すように、測定装置70は砥石17,18から離れたところに位置しているため、研削作業中においても砥石17,18に接触することなくワーク厚を測定することができる。そして、その測定値を砥石17,18の送り移動量にフィードバックさせて、ワーク厚を管理しながら研削を行う。このように研削作業中に測定する場合には、リアルタイムでワーク厚を測定することができ、その測定値を直接砥石の送り移動量にフィードバックさせることができる。従って、再度のワーク厚測定を不要とすることもできるため、作業時間を大幅に短縮することができる。
【0076】
上記実施の形態においては、ワーク加工位置P2においてマスターウェーハ及び研削済ワークの測定を行っているが、測定装置70は、ワーク加工位置P2以外に位置している場合においてもワーク厚を測定することができるのは言うまでもない。例えば、保持枠53がワーク搬入搬出位置P1へ移動してワーク搬入搬出位置P1に配置されているときに、シリンダ72を作動させて測定装置70を前進させ、コンタクト81によってワーク24を挟んで測定を行えば良い。
【0077】
また、本発明によれば、ワーク厚の測定は研削中及び研削終了後に行っているが、本発明によればワーク厚の測定は研削中及び研削終了後に限られるものではない。例えば、未研削ワーク24をワーク搬入搬出位置P1にセットした際に、ワーク厚の測定をすることもできる。このように、研削前にワーク厚を測定する場合には、その測定値に基づいてその都度砥石17,18の送り移動量を決定することができ、未研削ワークの厚さのばらつきに左右されることなく好適にワークを研削することができる。
【0078】
なお、上記実施の形態においては、上下両側に一対の砥石17,18を有する両頭研削装置を用いて説明したが、本願発明はこれに限らず、片側だけに砥石を備えた片面研削装置にも適用することができるのは言うまでもない。
【0079】
以上の通り本発明は、板状のワーク24を回転する研削作用面17a,18aによって研削する砥石17,18と、ワーク24を回転自在に支持し、砥石17,18に接近又は離脱する方向に移動可能な保持枠53と、を有する研削装置において、ワーク24の厚さを測定する測定装置70を保持枠53に備えた研削装置1である。
【0080】
また、測定装置70によってワーク24の厚さを測定し、その測定結果に基づいて、砥石17,18の移動量を調節する制御装置101を備えたことを特徴とする研削装置1である。
【0081】
更に、測定装置70は、ワーク24に砥石17,18が作用して研削加工を行っている間にもワーク24の厚さを測定できる位置に配置されている。
【0082】
また、測定装置70は、ワーク24に砥石17,18が作用して研削加工を行うワーク加工位置P2以外の位置に保持枠53がある場合にも、ワーク24の厚さを測定できる。
【0083】
【発明の効果】
本願発明は、保持枠に測定装置を取付けたことにより、測定装置のストローク量が少なくて済み、作業時間の短縮及び効率化を図ることができる。
【0084】
また、本発明によれは、保持枠がどの位置にあっても被研削物の測定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の研削装置の実施の形態を示す正面図である。
【図2】ワーク支持機構を拡大して示した平面図である。
【図3】保持枠の断面を模式的に表した縦断面図である
【図4】測定装置と保持枠の位置関係を示した斜視図である。
【図5】保持枠がワーク加工位置P2にある状態を示す平面図である。
【図6】ワーク厚を測定している状態における保持枠と測定装置の位置関係を示す縦断面図である。
【図7】ワークから退避している状態における保持枠と測定装置の位置関係を示す縦断面図である。
【図8】定寸装置の構成を示す概念図である。
【図9】従来の両頭研削盤を示す正面図である。
【図10】従来の両頭研削盤のワーク支持機構を拡大して示した平面図である。
【図11】砥石の送り移動量と切込み量を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…研削装置
2…定寸装置
3…アンプ
11…下部フレーム
12…中間フレーム
13…上部フレーム
14…下部砥石回転機構 14a…下部砥石回転軸 14b…フランジ部
15…ワーク支持機構
16…上部砥石回転機構 16a…上部砥石回転軸 16b…フランジ部
17…砥石 17a…研削作用面
18…砥石 18a…研削作用面
19,20…昇降用サーボモータ
24…ワーク 24a…切欠部
30…下部砥石駆動モータ
31…ロータ
32…上部砥石駆動モータ
33…ロータ
52…支持台
53…保持枠
54…ガイドレール
55…移動用モータ
56…ボールねじ 56a…ボールナット
57…ワークホルダ 57a…外周枠
59…ギヤ
60…シュー 60a…セット部
61…ワークホルダ駆動モータ
62…ギヤ
63a,63b…エアパッド
64…エア噴出孔
65…ノッチドライブ 65a…係合突起
70…測定装置
71…支持部材
72…シリンダ 72a…ピストン 72b…ロッド 72c…シリンダ室
81…コンタクト
82…フィンガー
83…測定装置本体
84…差動トランス
85…コア
86…二次コイル
87,88…支軸
89…一次コイル
100…両頭研削盤
101…制御装置
102…下部砥石回転昇降制御部
103…上部砥石回転昇降制御部
104…移動用モータ制御部
105…回転モータ制御部
P1…ワーク搬入搬出位置
P2…ワーク加工位置。

Claims (4)

  1. 板状の被研削物を回転する研削作用面によって研削する砥石と、
    前記被研削物を回転自在に支持し、前記砥石に接近又は離脱する方向に移動可能な保持枠と、
    を有する研削装置において、
    前記被研削物の厚さを測定する測定装置が前記被研削物を挟むコンタクトを先端に設けたフインガーと、夫々の前記フインガーが装設される夫々の本体と、を有し、前記コンタクトが前記被研削物の厚さを測定する前記被研削物と接触する位置と、前記コンタクトが前記被研削物から退避して前記被研削物に重ならない位置とを、とる移動手段を介して前記保持枠に備えられたことを特徴とする研削装置。
  2. 前記測定装置によって前記被研削物の厚さを測定し、その測定結果に基づいて、前記砥石の移動量を調節する制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の研削装置。
  3. 前記測定装置は、前記被研削物に前記砥石が作用して研削加工を行っている間にも前記被研削物の厚さを測定できる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の研削装置。
  4. 前記測定装置は、前記被研削物に前記砥石が作用して研削加工を行う位置以外の位置に前記保持枠がある場合に、前記被研削物の厚さを測定できることを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の研削装置。
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