JP4214275B2 - 分析用具、および分析装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、試料液中の特定成分(たとえば血液等の体液中におけるグルコース)の濃度および試料液中の共存成分の量に相関する物理量のうちの少なくとも一方を測定するための技術に関する。
【0002】
【背景技術】
家庭内や出先において個人が血糖値測定を行うことを目的として、携帯型として構成された簡易血糖値測定装置が実用化されている。簡易血糖値測定装置を用いて血糖値を測定する場合、酵素反応場を提供するバイオセンサを簡易血糖値測定装置にセットした状態で、バイオセンサに対して血液を供給する必要がある。
【0003】
血液中には、固体成分(血球成分)が含まれており、血球成分の量によって測定値が変化することが知られている。そのため、血液中の血球成分の割合(ヘマトクリット値)を測定した上で、ヘマトクリット値に応じて演算値を補正する方法も採用されている。
【0004】
ヘマトクリット値を測定する方法としては、たとえば日本国特開平11−118794号公報や日本国特開2002−55069号公報に記載されているように、電気伝導度(抵抗値)に相関させてヘマトクリット値を測定する方法がある。
【0005】
日本国特開平11−118794号公報に記載された方法は、ヘマトクリット値測定用素子を用いて血液中のヘマトクリット値を測定するものである。図10Aおよび図10Bに示したように、ヘマトクリット値測定用素子9は、基板90上に、平面的に分離した一対の電極91,92および電極91,92の端部を覆う試薬層93を形成したものである。
【0006】
血液のような液相では、液中のイオンが電荷移動のキャリアとなるため、液相での電気伝導度を精度良く測定するためには、電極間においてキャリアを適切に移動させる必要がある。そのためには、図11に模式的に示したように電極95,96間に生じる電気力線を一様化するのが好ましい。電気力線を一様化するためには、測定用の電極95、96を対向させるとともに、測定対象となる液相97の断面積A1に比べて、電極95,96における対向面積A2を大きくするか、あるいは略同一とする必要がある。
【0007】
しかしながら、図10Aおよび図10Bに良く表れているように、ヘマトクリット測定値用素子9は、電極91,92が平面的に分離しており、互いに対向したものとはなっていない。そのため、電気伝導度の測定は、不均一な電気力線による局所的なキャリアの移動に基づいて行われることとなる。その結果、電気伝導度ひいてはヘマトクリット値を正確に測定することができない。
【0008】
上記方法では、ヘマトクリット値の測定を、血糖値測定用のバイオセンサとは別物として形成されたヘマトクリット値測定用素子9を用いて行うため、血糖値の測定にあたって2つの分析用具が必要となって測定コストが高くなるといった問題もある。その上、ヘマトクリット値測定用素子9によるヘマトクリット値の測定と、バイオセンサによる血糖値の測定とを個別に、しかもヘマトクリット値測定用素子9とバイオセンサとを取替えて行う必要があるため煩わしい。
【0009】
一方、日本国特開2002−55069号公報に記載された方法は、血液測定装置における血液採取用のサンプリングプローブを、内筒および外筒を有する二重構造とし、内筒および外筒の先端部を電極に構成して血液の電気伝導度を測定するものである。
【0010】
この方法は、サンプリングプローブを有するような大型な装置に適用できる技術であって、簡易型の血糖値測定装置とバイオセンサの組み合わせに適用できる技術とは言い難い。
【0011】
【発明の開示】
本発明は、ヘマトクリット値の影響を簡易な手法により低減し、精度良く濃度測定を行えるようにすることを目的としている。
【0012】
本発明の第1の側面により提供される分析用具は、基板と、この基板を覆うカバーと、上記基板と上記カバーとの間に介在する互いに対向して配置された2つのブロックからなるスペーサとを備え、上記基板、上記カバーおよび上記スペーサによって試料液を移動させるためのキャピラリが構成される分析用具であって、上記2つのブロックは、導電性を有する材料により全体が形成されていることにより、上記キャピラリの内面には、互いに対向する第1および第2対向電極が設けられていることを特徴としている。
【0014】
ブロックは、たとえば導電性高分子または導電性フィラーを含有させた絶縁樹脂、あるいは金属により形成される。
【0015】
ただし、各ブロックは、絶縁部および導体部により構成し、一対のスペーサにおける各導体部により、第1および第2電極を構成してもよい
【0016】
各ブロックは、たとえば上面、下面および2つの側面を有する断面矩形状に形成され、上面および下面が粘着性を有するものとされる。この場合、各ブロックを介して、基板に対してカバーが貼着される。つまり、スペーサが基板に対してカバーを接着する際の接着層として機能するようにしてもよい。
【0017】
第1および第2対向電極は、たとえば試料液の誘電率、抵抗値または電気伝導度に相関する物理量を測定するために使用される。
【0018】
本側面の分析用具は、試料液中の特定成分の濃度に相関する物理量を測定するための第1および第2電極をさらに備えたものとして構成するのが好ましい。
【0019】
本側面の分析用具は、たとえば基板上に形成された第1ないし第4リードを備えたものとして構成される。スペーサは、たとえば絶縁層を介して基板と接着され、第1および第2対向電極は、絶縁層に形成されたスルーホールを介して第3および第4リードと導通接続される。一方、第1および第2電極は、基板上に形成され、第1および第2リードと導通接続される。この構成では、第1および第2対向電極を利用した誘電率などに相関する物理量の測定と、第1および第2電極を利用した特定成分の濃度に相関する物理量の測定を、個別に行うことができる。
【0020】
第1および第2対向電極は、試料液中の特定成分の濃度に相関する応答電流値を測定するために使用することもできる。この場合、第1および第2対向電極を利用して、試料液の誘電率、抵抗値または電気伝導度に相関する物理量を測定するようにしてもよい。
【0021】
本発明の第2の側面においては、分析用具を用いて試料液中の特定成分の濃度を測定するための装置であって、上記分析用具は、基板と、この基板を覆うカバーと、上記基板と上記カバーとの間に介在するように互いに対向して配置され、導電性を有する材料により全体が形成された2つのブロックからなるスペーサと、上記基板、上記カバーおよび上記2つのブロックの対向内面により構成され、上記試料液を移動させるためのキャピラリと、上記2つのブロックの対向内面によって設定され、かつ上記試料液の誘電率、抵抗値または電気伝導度に相関する第1物理量を測定するための第1および第2対向電極と、上記試料液中の特定成分の濃度に相関する第2物理量を測定するための第1および第2電極と、を備えており、上記第1および第2電極の間に直流電圧を印加するための直流電圧印加手段と、上記第1および第2対向電極の間に交流電圧を印加するための交流電圧印加手段と、上記第1物理量を測定するための第1測定手段と、上記第2物理量を測定するための第2測定手段と、上記第1測定手段において測定された上記第1物理量に基づいて、上記試料液中の特定成分の濃度を演算する演算手段と、を備えたことを特徴とする、分析装置が提供される。
【0022】
本側面の分析装置は、第1および第2対向電極に対して、交流電圧印加手段および第1測定手段が導通接続される第1状態と、第1および第2電極に対して、直流電圧印加手段および第2測定手段が導通接続される第2状態と、を選択するための切換手段を備えているのが好ましい。
【0023】
本発明の第3の側面においては、分析用具を用いて試料液中の特定成分の濃度を測定するための装置であって、上記分析用具は、基板と、この基板を覆うカバーと、上記基板と上記カバーとの間に介在するように互いに対向して配置され、導電性を有する材料により全体が形成された2つのブロックからなるスペーサと、上記基板、上記カバーおよび上記2つのブロックの対向内面により構成され、上記試料液を移動させるためのキャピラリと、上記2つのブロックの対向内面によって設定された第1および第2対向電極と、を備えており、上記第1および第2対向電極は、上記試料液の誘電率、抵抗値または電気伝導度に相関する第1物理量および上記試料液中の特定成分の濃度に相関する第2物理量を測定するためのものであり、かつ、上記第1および第2対向電極に対して直流電圧を印加するための直流電圧印加手段と、上記第1および第2対向電極に対して交流電圧を印加するための交流電圧印加手段と、上記第1物理量を測定するための第1測定手段と、上記第2物理量を測定するための第2測定手段と、上記第1測定手段において測定された上記第1物理量に基づいて、上記試料液中の特定成分の濃度を演算する演算手段と、を備えたことを特徴とする、分析装置が提供される。
【0024】
本側面の分析装置は、第1および第2対向電極に対して、交流電圧印加手段および第1測定手段が導通接続される第1状態と、第1および第2対向電極に対して、直流電圧印加手段および第2測定手段が導通接続される第2状態と、を選択するための切換手段を備えているのが好ましい。
【0025】
本発明の第2および第3の側面においては、演算手段は、第2測定手段において測定された第2物理量を勘案して、試料液中の特定成分の濃度を演算するように構成するのが好ましい。
【0026】
【発明を実施するための最良の形態】
まず、図1ないし図6を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0027】
図1および図2に示したバイオセンサ1は、血液中のグルコース濃度を測定するため使用されるものであり、図4を参照して後述する分析装置5に装着して使用するものである。このバイオセンサ1は、基板20に対して、スペーサ30を介してカバー40を積層した構成を有しており、これらの要素20,30,40によってキャピラリ10が形成されている。キャピラリ10は、毛細管現象を利用して、端部開口11から導入された血液を移動させ、かつその内部に血液を保持するためのものである。キャピラリ10の端部開口12は、キャピラリ10の内部において血液を進行させる際に、キャピラリ10の内部の気体を排出するために利用される。
【0028】
スペーサ30は、互いに対向して配置された一対のブロック31,32により構成されている。これらのブロック31,32は、血液の抵抗値を測定する際に血液に交流電圧を印加するための電極としての機能を有している。各ブロック31,32は、上面31a,32a、下面31b,32bおよび2つの側面31c,32c,31d,32dを有する断面矩形状に形成されているとともに、全体が導電性を有するものとして構成されている。したがって、血液に交流電圧を印加するための電極は、互いに対向している。各ブロック31,32を形成するための材料としては、導電性高分子、導電性フィラーを含有した樹脂、あるいは金属が挙げられる。
【0029】
各ブロック31,32の上面31a,32aおよび下面31b,32bは粘着性を有しており、上面31a,32aおよび下面31b,32bの粘着性を利用して、基板20に対してカバー40が接着されている。
【0030】
基板20は、長矩形状の形態を有しており、基板20の上面20aには、基板20の長手方向に延びる第1ないし第4リード21〜24が形成されている。基板20の上面20aにはさらに、第1および第2電極25,26および反応部27が設けられている。反応部27は、たとえば固形状であり、第1および第2の電極25,26の間を橋渡すようにして設けられている。この反応部27は、たとえば酸化還元酵素および電子伝達物質を含んでいる。酸化還元酵素としては、たとえばグルコースオキシターゼやグルコースデヒドロゲナーゼが使用される。一方、電子伝達物質としては、たとえばフェリシアン化カリウムが使用される。
【0031】
第1および第2リード21,22は、第1および第2電極25,26の間に電圧を印加するために利用されるものである。第1リード21は第1電極25と一体的に形成され、第2リード22は第2電極26と一体的に形成されている。
【0032】
第3および第4リード23,24は、各ブロック31,32の間に電圧を印加するために利用されるものである。第3リード23はブロック31に導通接続され、第4リード24はブロック32に導通接続されている。
【0033】
各ブロック31,32は、絶縁層28,29を介して、基板20に接続されている。絶縁層28は、第1ないし第4リード21〜24を一連に覆っており、絶縁層29は第1、第および第4リード21,22,24を一連に覆っている。
【0034】
絶縁層28,29には、スルーホール28a,29aが形成されている。各ブロック31,32は、スルーホール28a,29aを介して、第3リード23または第4リード24と導通接続されている。ただし、各ブロック31,32と第3リード23または第4リード24とを導通接続する手法は、スルーホール28a,29aを利用する方法には限定されない。
【0035】
バイオセンサ1では、毛細管現象により、キャピラリ10の端部開口11から導入された血液がキャピラリ10の内部を端部開口12に向けて進行する。その過程においては、血液によって反応部27が溶解させられる。血液の導入は、血液が端部開口12に至るまで行われる。つまり、キャピラリ10の内部が血液によって充填されるまで行われる。その結果、キャピラリ10の内部には、液相反応系が構築される。
【0036】
図4に示したように、分析装置5は、直流電源50、電流値測定部51、検知部52、抵抗値測定部53、交流電源54、記憶部55、制御部56、演算部57および表示部58を備えている。
【0037】
直流電源50は、第1および第2リード21,22の端部21a,22aを介して、第1および第2電極25,26間に直流電圧を印加するためのものである。直流電源50は、分析装置5にバイオセンサ1が装着された場合に、端部21a,22aと導通するようになっている。直流電源50としては、たとえば乾電池や充電池が使用される。
【0038】
電流値測定部51は、第1および第2電極25,26間に直流電圧を印加したときの応答電流値を測定するためのものである。
【0039】
検知部52は、分析装置5にバイオセンサ1が装着された後において、キャピラリ10の内部に血液が供給されたか否かを検知するためのものである。検知部52では、電流値測定部51において測定された電流値が予め定められた閾値を超えたか否かを判別することにより、血液が導入されたか否かが判断される。
【0040】
抵抗値測定部53は、キャピラリ10に保持された血液(液相反応系)の抵抗値を測定するためのものである。血液の抵抗値は、血液中のイオン成分の量、つまり血球の割合(ヘマトクリット値)に相関するものである。したがって、血液の抵抗値を測定することによりヘマトクリット値を演算し、あるいはヘマトクリット値の影響の程度を予測することができる。抵抗値測定部53は、図5に示した測定回路53aを有している。測定回路53aは、ブロック31,32などとともに、ホイートストンブリッジ回路を構成するものである。測定回路53aは、3つの抵抗器R1〜R3、および平衡検出器Dを有している。抵抗器R1,R2は可変抵抗として構成されている。キャピラリ10に保持された血液は、図中の抵抗R4に相当している。測定回路53aでは、平衡検出器Dに電流が流れないように可変抵抗器R1,R2の抵抗値が調整され、そのときの可変抵抗器R1,R2の抵抗値および抵抗器R3の既知抵抗値に基づいて、血液の抵抗値が測定される。具体的には、各抵抗R1〜R4の抵抗値をr1〜r4としたときに、次式によって血液の抵抗値r4が演算される。
【0041】
【数1】
Figure 0004214275
【0042】
図5に示した測定回路53aとは異なる回路を構築し、血液の抵抗値の測定に代えて、血液の誘電率や電気伝導度を測定することにより、ヘマトクリット値を演算し、あるいはヘマトクリット値の影響の程度を予測するようにしてもよい。
【0043】
交流電源54は、測定回路53a、およびブロック31,32間に交流電圧を印加するためのものである。ブロック31,32間には、第3および第4リード23,24の端部23a,24aを介して、交流電圧が印加される。
【0044】
記憶部55は、直流電源50や交流電源54などを制御するための制御用プログラム、グルコース濃度を演算する際に用いる検量線データ、グルコース濃度を演算するための濃度演算用プログラム、抵抗値r4を演算するための抵抗値演算用プログラム、抵抗値r4に基づいて演算値を補正するための補正データ、演算値を補正するための補正用プログラムを記憶したものである。検量線データあるいは補正データは、たとえば応答電流値とグルコース濃度との関係、あるいは抵抗値r4と補正値との関係を示す対応テーブルとして記憶されている。このような記憶部55は、たとえばROMやRAMにより構成される。
【0045】
制御部56は、たとえばCPUによって構成され、直流電源50、交流電源54により電圧の印加・非印加を制御し、また各部52,53,58の動作を制御するためのものである。
【0046】
演算部57は、電流値測定部51において測定された応答電流値に基づいて血液中のグルコース濃度を演算し、この演算値を抵抗値測定部53において測定された抵抗値に基づいて補正するためのものである。
【0047】
表示部58は、グルコース濃度などを表示するためのものであり、たとえば液晶ディスプレイにより構成される。
【0048】
以下、バイオセンサ1および分析装置5を用いた血糖値測定手法について、図1ないし図5に加えて、図6に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0049】
血糖値測定においては、まず分析装置5に対してバイオセンサ1を装着し(S1)、キャピラリ10に対して血液を導入する(S2)。
【0050】
一方、制御部56は、第1および第2電極25,26間に直流電圧を印加する(S3)。このとき、電流値測定部51においては、応答電流値が測定される(S4)。応答電流値の測定は、たとえば0.05〜0.2sec毎に行われる。検知部52では、電流値測定部51において測定された応答電流値がモニタリングされ、応答電流値が閾値以上になるか否かを判断する(S5)。
【0051】
検知部52が応答電流値が閾値以上であると判別した場合には(S5:YES)、検知部52はキャピラリ10に血液が導入されたと判断する。一方、検知部52が応答電流値が閾値以下であると判別した場合には(S5:NO)、検知部52は、S5での判断を繰り返し行う。ただし、一定時間経過しても、検知部52が応答電流値が閾値以下であると判別する場合には(S5:NO)、エラー処理を行うようにしてもよい。
【0052】
キャピラリ10内に血液が導入された場合には、上述したようにキャピラリ10内に液相反応系が構築される。この液相反応系では、グルコースが酸化される一方で、電子伝達物質が還元される。電子伝達物質は、直流電圧の印加によって、酸化され、そのときに単位時間当たりに放出した電子の量を応答電流値として測定することができる。
【0053】
検知部52が応答電流値が閾値以上であると判別した場合には(S5:YES)、制御部56は、応答電流値が閾値を越えた時点を基準として、所定時間(たとえば5〜30秒)経過したか否かを判断する(S6)。S6における判断は、制御部56において、所定時間が経過したと判断されるまで(S6:YES)、繰り返し行われる。
【0054】
制御部56において、所定時間が経過したと判断された場合には(S6:YES)、電流値測定部51において応答電流値を測定し(S7)、この応答電流値を電圧値に変換する(S8)。
【0055】
一方、制御部56は、直流電圧の印加と並行して、ブロック31,32間に交流電圧を印加する(S9)。このとき、抵抗値測定部53において血液の抵抗値が測定される(S10)。抵抗値の測定は、検知部52においてキャピラリ10に血液が導入されたことが確認された後に行われる。
【0056】
演算部57では、記憶部55に記憶されている検量線データを参照して、S8において変換された電圧値に基づいてグルコース濃度が演算される(S11)。演算部57ではさらに、抵抗値測定部53において測定された抵抗値に基づいて、演算値を補正する(S12)。演算値の補正は、記憶部55に記憶されている補正データを参照して行われる。補正後の演算値は、表示部58において表示される(S13)
【0057】
表示部においては、補正後の演算値に加えて補正前の演算値や抵抗値から演算されるヘマトクリット値を表示するようにしてもよいし、補正前の演算値とヘマトクリット値の双方を表示するようにしてもよい。
【0058】
本実施形態では、バイオセンサ1に対しては、第1および第2電極25,26間に直流電圧を印加することができるとともに、ブロック31,32間に交流電圧を印加することができる。これにより、グルコース濃度の演算に必要な応答電流値と、演算値の補正に必要な抵抗値とを単一のバイオセンサ1を利用して測定することができる。その結果、グルコース濃度測定用の分析用具と、ヘマトクリット値(抵抗値)測定用の分析用具とを別個に準備する必要がない分だけ測定コスト的に有利である。また、ヘマトクリット値を測定するために、グルコース測定用の分析用具を、ヘマトクリット値測定用の分析用具に取り替える必要がない分だけ作業性が向上する。
【0059】
バイオセンサ1では、ブロック31,32を抵抗値測定用の電極として利用している。この構成では、測定対象たる液相反応系(キャピラリ10)の断面積と、ブロック(電極)31,32における対向面積が略同一となり、電極間における電気力線の分布の均一化を図ることができる。これにより、液相反応系(血液)の抵抗値を精度良く測定することができるようになる。その結果、ヘマトクリット値の大小に関わらず、精度良く血糖値の測定を行うことができるようになる。
【0060】
バイオセンサ1では、第1および第2電極25,26間での直流電圧の印加と、ブロック31,32間への交流電圧印加とを個別かつ同時的に行うことも可能である。このため、バイオセンサ1では、応答電流値に加えて抵抗値を測定したとしても、測定時間が長くなってしまうことはない。
【0061】
次に、本発明の第2の実施の形態について、図7を参照して説明する。ただし、図7においては、第1の実施の形態におけるバイオセンサと同一の要素については同一の符号を付してあり、重複説明は省略するものとする。
【0062】
図7に示したバイオセンサ1′は、スペーサ30′(2つのブロック31′,32′)の構成が、第1の実施の形態におけるバイオセンサ1(図1および図2参照)と異なっている。
【0063】
各ブロック31′,32′は、断面矩形状の絶縁体31A,32Aおよび絶縁体31A,32Aの表面に形成された導電層31B,32Bを有している。
【0064】
導電層31B,32Bは、絶縁体31A,32Aの側面31Ac,32Acを覆う第1部分31Bc,32Bcと、この第1部分31Bc,32Bcに連続し、かつ絶縁体31A,32Aの下面31Ab,32Abを覆う第2部分31Bb,32Bbを有している。第1部分31Bc,32Bcは、互いに対向しており、血液の抵抗値を測定するための対向電極を構成している。第2部分31Bb,32Bbは、第3および第4リード23,24と導通しており、第3および第4リード23,24とともに対向電極(第1部分31Bc,32Bc)の間に電圧を印加するために利用される。
【0065】
バイオセンサ1′においても、図4に示したような分析装置5に装着してキャピラリに血液を供給することによって、グルコース濃度を演算するために必要な応答電流値と、演算値を補正するために必要な抵抗値とを測定することができる。また、抵抗値を測定するための電極が対向し、その対向面積が液相反応系の断面積と同程度とされているため、精度良く抵抗値を測定することができる。
【0066】
次に、本発明の第3の実施の形態について、図8および図9を参照して説明する。ただし、図8および図9においては、第1の実施の形態におけるバイオセンサや分析装置と同一の要素については同一の符号を付してあり、重複説明は省略するものとする。
【0067】
図8に示したバイオセンサ1″は、第1および第2電極25,26に対する直流電圧印加用の第1および第2リード21,22を、ブロック31,32に対する交流電圧の印加にも利用するように構成されている。
【0068】
これに対して図9に示した分析装置5″は、第1および第2リード21,22が直流電源50に導通接続される状態と、交流電源54に導通接続される状態とを選択するための切換部59を備えたものとして構成される。切換部59は切換スイッチ59aを有しており、制御部56によって切換スイッチ59aを制御することによって、液相反応系に対する電圧印加状態が選択される。
【0069】
応答電流値の測定を行うときには、制御部56の制御に基づいて、切換スイッチ59aを電流値測定部51側に接続する。これにより、キャピラリ10内の液相反応系に対しては、直流電源50により直流電圧が印加され、電流値測定部51において応答電流値が測定される。一方、抵抗値の測定を行うときには、制御部56の制御に基づいて、切換スイッチ59aを抵抗値測定部53側に接続する。これにより、キャピラリ10内の液相反応系に対しては、交流電源54により交流電圧が印加され、抵抗値測定部51において抵抗値が測定される。
【0070】
本発明においては、ブロック(対向電極)を利用して試料液の抵抗値と応答電流値の双方を測定するようにしてもよい。この場合には、第1および第2電極25,26に相当する部分が絶縁層により覆われたものとしてバイオセンサが構成される。
【0071】
本発明では、試料液(たとえば血液)の抵抗値(ヘマトクリット値)のみを測定するための分析用具を提供することもできる。この分析用具は、たとえば図8バイオセンサにおいて、反応部を省略したものとして構成される。
【0072】
本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に限定されるものではない。ブロック間への交流電圧の印加は、ブロックの端面から行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施の形態におけるバイオセンサを示す全体斜視図である
【図2】 図2は、図1に示したバイオセンサの分解斜視図である。
【図3】 図3は、図1のIII−IIIに沿う断面図である。
【図4】 図4は、本発明の第1の実施の形態における分析装置にバイオセンサを装着した状態を示すバイオセンサの平面図および分析装置のブロック図である。
【図5】 図5は、抵抗値測定回路を説明するための回路図である。
【図6】 図6は、濃度測定動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】 図7は、本発明の第2の実施の形態におけるバイオセンサの分解斜視図である 。
【図8】 図8は、本発明の第3の実施の形態におけるバイオセンサの分解斜視図である。
【図9】 図9は、本発明の第3の実施の形態における分析装置にバイオセンサを装着した状態を示すバイオセンサの平面図および分析装置のブロック図である。
【図10】 図10Aは従来のヘマトクリット測定素子を示す全体斜視図、図10Bは図10AのXB−XBに沿う断面図である。
【図11】 図11は、液相における理想的な電気伝導度測定系を説明するための斜視図である。

Claims (15)

  1. 基板と、この基板を覆うカバーと、上記基板と上記カバーとの間に介在する互いに対向して配置された2つのブロックからなるスペーサとを備え、上記基板、上記カバーおよび上記スペーサによって試料液を移動させるためのキャピラリが構成される分析用具であって、
    上記2つのブロックは、導電性を有する材料により全体が形成されていることにより、上記キャピラリの内面には、互いに対向する第1および第2対向電極が設けられていることを特徴とする、分析用具。
  2. 上記2つのブロックは、導電性高分子または導電性フィラーを含有させた絶縁樹脂により形成されている、請求項に記載の分析用具。
  3. 上記2つのブロックは、上面、下面および2つの側面を有する断面矩形状に形成されており、
    上記上面および上記下面が粘着性を有するものとされて、上記2つのブロックを介して、上記基板に対して上記カバーが貼着されている、請求項に記載の分析用具。
  4. 上記第1および第2対向電極は、上記試料液の誘電率、抵抗値または電気伝導度に相関する物理量を測定するためのものである、請求項1に記載の分析用具。
  5. 上記試料液中の特定成分の濃度に相関する物理量を測定するための第1および第2電極をさらに備えている、請求項に記載の分析用具。
  6. 上記第1対向電極および上記第1電極に導通接続された第1リードと、上記第2対向電極および上記第2電極に導通接続された第2リードと、を備えている、請求項に記載の分析用具。
  7. 上記基板上に形成された第1ないし第4リードを備え
    記スペーサは、絶縁層を介して上記基板と接着されており、
    上記第1および第2電極は、上記基板上に形成されており、かつ第1および第2リードと導通接続されており、
    上記第1および第2対向電極は、上記絶縁層に形成されたスルーホールを介して第3および第4リードと導通接続されている、請求項に記載の分析用具。
  8. 上記第1および第2対向電極は、上記試料液中の特定成分の濃度に相関する応答電流値を測定するためのものである、請求項1に記載の分析用具。
  9. 上記基板上に形成された第1および第2リードを備え
    記スペーサは、絶縁層を介して上記基板と接着されており、
    上記第1および第2対向電極は、上記絶縁層に形成されたスルーホールを介して上記第1および第2リードと導通接続されている、請求項に記載の分析用具。
  10. 分析用具を用いて試料液中の特定成分の濃度を測定するための装置であって、
    上記分析用具は、基板と、この基板を覆うカバーと、上記基板と上記カバーとの間に介在するように互いに対向して配置され、導電性を有する材料により全体が形成された2つのブロックからなるスペーサと、上記基板、上記カバーおよび上記2つのブロックの対向内面により構成され、上記試料液を移動させるためのキャピラリと、上記2つのブロックの対向内面によって設定され、かつ上記試料液の誘電率、抵抗値または電気伝導度に相関する第1物理量を測定するための第1および第2対向電極と、上記試料液中の特定成分の濃度に相関する第2物理量を測定するための第1および第2電極と、を備えており、
    上記第1および第2電極の間に直流電圧を印加するための直流電圧印加手段と、
    上記第1および第2対向電極の間に交流電圧を印加するための交流電圧印加手段と、
    上記第1物理量を測定するための第1測定手段と、
    上記第2物理量を測定するための第2測定手段と、
    上記第1測定手段において測定された上記第1物理量に基づいて、上記試料液中の特定成分の濃度を演算する演算手段と、
    を備えたことを特徴とする、分析装置。
  11. 上記演算手段は、上記第2測定手段において測定された上記第2物理量を勘案して、上記試料液中の特定成分の濃度を演算するように構成されている、請求項10に記載の分析装置。
  12. 上記第1および第2対向電極に対して、上記交流電圧印加手段および上記第1測定手段が導通接続される第1状態と、上記第1および第2電極に対して、上記直流電圧印加手段および上記第2測定手段が導通接続される第2状態と、を選択するための切換手段を備えている、請求項10に記載の分析装置。
  13. 分析用具を用いて試料液中の特定成分の濃度を測定するための装置であって、
    上記分析用具は、基板と、この基板を覆うカバーと、上記基板と上記カバーとの間に介在するように互いに対向して配置され、導電性を有する材料により全体が形成された2つのブロックからなるスペーサと、上記基板、上記カバーおよび上記2つのブロックの対向内面により構成され、上記試料液を移動させるためのキャピラリと、上記2つのブロックの対向内面によって設定された第1および第2対向電極と、を備えており、
    上記第1および第2対向電極は、上記試料液の誘電率、抵抗値または電気伝導度に相関する第1物理量および上記試料液中の特定成分の濃度に相関する第2物理量を測定するためのものであり、かつ、
    上記第1および第2対向電極に対して直流電圧を印加するための直流電圧印加手段と、
    上記第1および第2対向電極に対して交流電圧を印加するための交流電圧印加手段と、
    上記第1物理量を測定するための第1測定手段と、
    上記第2物理量を測定するための第2測定手段と、
    上記第1測定手段において測定された上記第1物理量に基づいて、上記試料液中の特定成分の濃度を演算する演算手段と、
    を備えたことを特徴とする、分析装置。
  14. 上記演算手段は、上記第2測定手段において測定された上記第2物理量を勘案して、上記試料液中の特定成分の濃度を演算するように構成されている、請求項13に記載の分析装置。
  15. 上記第1および第2対向電極に対して、上記交流電圧印加手段および上記第1測定手段が導通接続される第1状態と、上記第1および第2対向電極に対して、上記直流電圧印加手段および上記第2測定手段が導通接続される第2状態と、を選択するための切換手段を備えている、請求項13に記載の分析装置。
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