JP4213627B2 - 貼付材の皮膚刺激を評価する方法 - Google Patents

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本発明は貼付材の皮膚への刺激性を評価する方法に関する。より詳細には、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法に関する。
皮膚は外的な刺激に対して生体を覆い、その刺激から防御する機能を果たす器官であり、外的な刺激として化学的刺激や物理的刺激に曝される。ヒトの皮膚に直接適用する経皮吸収型製剤、創傷被覆材、医療用粘着テープなどの粘着剤応用製品では、化学的刺激については粘着剤の残存モノマーを低減させることや添加物を選定することによって化学的刺激を起こさない粘着性基材や製品を設計することが可能であるのに対し、物理的刺激については用途に応じて必要な粘着特性を得つつ刺激の低減化を図らなければならない。
貼付材における物理的刺激は、貼付中に生じる刺激と貼付後の剥離に伴う刺激に大別される。剥離に伴う刺激は、剥離による比較的強い力が皮膚に及ぼす作用と角質細胞の剥離によるバリア機能への影響を反映するものであるのに対し、貼付中に生じる刺激は、主に貼付中の皮膚の動きとそれを制約する貼付材との間に生じる物理的ストレスを反映するものと考えられ、さらには水分蒸散の抑制による角質層の浸軟化がこれを増強する因子として関与すると考えられている。またこの浸軟化は、細胞増殖を促し、生物学的刺激を生じる一因ともなり得る。
一般に、貼付材の皮膚刺激性は、主にウサギを用いた皮膚一次刺激性試験および累積皮膚刺激性試験において目視判定することにより評価されている。しかしながら、これらによって一定のリスクは排除されるものの、目視判定は段階的スコアによる判定であり、多くの製品が、Draizeら(非特許文献1)の基準で“わずかな紅斑(Score 1)”ないし“明らかな紅斑(Score 2)”の範囲にあることから、皮膚のダメージの軽微な差異を評価する上では必ずしも好ましいものではなかった。
Draize J.H.著,「The Journal of pharmacology and experimental therapeutics」,1944年,第82巻,p.337
本発明は、従来の貼付材の評価方法が有している問題点を解消すべく、皮膚への刺激性の軽微な差異でさえも充分に評価することが可能な貼付材の評価方法を提供することを課題とする。
表皮は部位による若干の差はあるものの、通常細胞増殖によって、概ね一定の厚みを保っており、ここに外的刺激が加わった時、防御機構の発現として表皮細胞の増殖、代謝が亢進して、その厚みが増すことが知られている。この反応は比較的軽微な刺激によっても生じる。本発明者らは、このような事実から、表皮の厚みが貼付材が貼付中に皮膚に対して生じる刺激(特に、従来の方法では評価不能であった弱い刺激)を評価するための有用な指標の一つとなりうることに着眼し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)貼付材が付着している部分の皮膚を貼付材が付着したままで採取する工程と、採取した皮膚の表皮の厚みを測定する工程とを含む、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法。
(2)貼付材が付着している部分の皮膚を貼付材が付着したままで採取する工程と、
貼付材が皮膚に付着したままの該採取後の皮膚標本を固定する工程と、
該固定後の皮膚標本から貼付材を剥離する工程と、
固定後貼付材を剥離した皮膚標本の表皮の厚みを測定する工程と
を含む、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法。
(3)貼付材が付着している部分の皮膚を貼付材が付着したままで採取する工程と、
該採取後の皮膚標本から貼付材を剥離する工程と、
該貼付材を剥離してなる皮膚標本を固定する工程と、
固定後、皮膚標本の表皮の厚みを測定する工程と
を含む、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法。
本発明により、従来の評価方法では区別できないような貼付材の貼付中に生じる比較的弱い皮膚への刺激性(物理的刺激性、化学的刺激性を問わず)をも評価できるようになった。またさらに、本発明の評価方法により、皮膚への長時間接着性に優れ、貼付中に生じる皮膚への刺激が小さいといった特徴を有する貼付材を選出することが可能となる。
本発明は、貼付材が付着している部分の皮膚を貼付材が付着したままで採取する工程と、採取した皮膚の表皮の厚みを測定する工程とを含む、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法を提供する。好ましくは、本発明は、貼付材が付着している部分の皮膚を貼付材が付着したままで採取する工程と、貼付材が皮膚に付着したままの該採取後の皮膚標本を固定する工程と、該固定後の皮膚標本から貼付材を剥離する工程と、固定後貼付材を剥離した皮膚標本の表皮の厚みを測定する工程とを含む、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法を提供する。好ましくはまた、本発明は、貼付材が付着している部分の皮膚を貼付材が付着したままで採取する工程と、該採取後の皮膚標本から貼付材を剥離する工程と、該貼付材を剥離してなる皮膚標本を固定する工程と、固定後、皮膚標本の表皮の厚みを測定する工程とを含む、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法を提供する。
本発明の評価方法に用いられる皮膚としては、本発明の目的を達成しうるものであればいかなるものでもよく特に限定されないが、好ましくは、ウサギ、マウス、ラット、イヌ、ネコなどの哺乳動物の皮膚、特にこれら哺乳動物の毛刈・剃毛した皮膚が好適なものとして挙げられる。
貼付材が付着している部分の皮膚を貼付材が付着したままで採取する際の採取方法は、貼付材と貼付材が付着した皮膚とが剥離せずに皮膚の標本を採取可能なものであれば特に限定されないが、例として、医学・獣医学分野で慣用されているメスやハサミなどの手術器具などが挙げられる。
採取した皮膚の表皮の厚みの測定の方法は、特に限定されず、皮膚と貼付材とが接着している皮膚標本を分離しその後表皮の厚みの測定を行ってもよいし、これらを分離せずに表皮の厚みを測定してもよい。
本発明の好ましい実施態様としては以下の手順が挙げられる。
採取後の貼付材の付着した皮膚標本を固定後、貼付材を剥離し、貼付材が付着していた部分の皮膚を切り出して皮膚組織の標本を作製する。該標本を固定して、定法によってパラフィン包埋し、標本断面が表皮面に対して直角になるように薄切して組織切片を作製し、切片を脱パラフィンし、蒸留水などで洗浄する。その後、染色を行い、必要に応じ透徹、封入する。こうして得られた標本の表皮の厚さを、光学顕微鏡などを用いて測定する。なお、測定を簡便にするため、光学顕微鏡で得られる画像を市販の画像解析ソフトを用いて解析してもよい。ここで、固定とは組織標本作製のために、人為的操作を加え、もとの形態や構造内容物を出来るだけ保持し変化させないようにする処理であり、当分野では慣用的に行われている処理である。使用する固定方法は併用する染色方法によって適宜選択すればよい。固定方法としては、例えば、中性ホルマリン液、グルタルアルデヒド液、ブアン氏液、酢酸アルコール、メタノールによる方法が用いられる。
表皮厚みを測定するために採取皮膚標本を染色する方法としては、例えば、リンタングステン酸ヘマトキシリン染色やヘマトキシリン−エオジン染色などが挙げられる。
本発明の評価方法をウサギの背部や側腹部の毛刈・剃毛した皮膚を用いて行う場合、貼付材貼付部の表皮の厚みが該貼付材による刺激の影響がないと考えられる未貼付部の表皮の厚みと比較して、表皮の厚みの増加に有意差(通常5μm以内、好ましくは3μm以内)がなければ、その評価対象の貼付材は低刺激性であると評価される。
本明細書において「貼付材」とは、ヒトおよび動物の皮膚に直接適用しうる粘着剤層を有する物品を意味し、本発明の方法が適用可能である限りその形態は特に制限されない。本発明の方法が適用可能な貼付材の例としては、経皮吸収型製剤、創傷被覆材、医療用粘着テープなどが挙げられる。
貼付材に用いられる粘着剤は特に限定されないが、医療用粘着シートに通常用いられるものが好ましい。粘着剤は、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン粘着剤などの適当な粘着剤を1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
アクリル系粘着剤としては、好ましくは炭素数が1〜18、さらに好ましくは炭素数4〜12のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独重合体や当該(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分単量体として、当該単量体と共重合可能な他の単量体を3〜50重量%、好ましくは5〜40重量%の範囲で共重合してなる各種共重合体などが用いられる。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、ブチルエステル、へキシルエステル、オクチルエステル、ノニルエステル、デシルエステル、ラウリルエステル、ステアリルエステルなどが挙げられ、これらのエステル鎖は直鎖状若しくは分岐状のいずれであってもよい。
上記主成分単量体と共重合可能な他の単量体としては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸などのカルボキシル基含有不飽和単量体;(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチルエステル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピルエステルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル;(メタ)アクリルアミドやジメチル(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アクリルアミドおよびその誘導体;N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミドなどのN−アルコキシアルキル(メタ)アクリルアミド;(メタ)アクリル酸N,N−アルキルアミノアルキルエステル、N−ビニルピロリドンなどの酸アミド基含有不飽和単量体などの官能性単量体が挙げられる。なおこれらの官能性単量体以外に、酢酸ビニルやスチレン、アクリロニトリルなどの無官能性の単量体も共重合させることができる。
ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、ポリブテン、スチレン−イソプレン系ブロック共重合体、スチレン−ブタジエン系ブロック共重合体などの主ポリマーに粘着付与樹脂としてロジン系樹脂、テルペン系樹脂、クマロン−インデン系樹脂、テルペン−フェノール系樹脂、石油系樹脂などを配合したものを用いることができる。さらに必要に応じて液状ポリブテン、鉱油、ラノリン、液状イソプレン、脂肪族エステルなどの軟化剤;酸化チタン、酸化亜鉛などの充填剤;ブチルヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤などを適宜配合したものを用いることもできる。なおこのような添加剤は、前記アクリル系粘着剤に配合しても差し支えないものである。またアクリル系粘着剤に軟化剤を配合する場合には、必要に応じて多官能性ポリイソシアネートや多官能性エポキシ化合物、アルミニウムキレート化合物により架橋処理するのが好ましい。
シリコーン粘着剤としては、ジメチルポリシロキサンを主成分とする粘着剤が例示される。
これら粘着剤は、公知の方法により上記支持体に塗布され、粘着剤層が形成される。このときの粘着剤層の厚さも特に限定されるものではないが、概ね10〜200μm、好ましくは20〜70μmに形成するのがよい。
本発明の評価方法を適用する貼付材に用いる基材は、粘着剤層を保持可能なものであれば特に制限されない。例えば、ポリエーテルウレタン等のウレタン系ポリマー;ポリエーテルアミド等のアミド系ポリマー;ポリアクリレート等のアクリル系ポリマー;ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系ポリマー;ポリエーテルポリエステル等のエステル系ポリマー;ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン等からなるものが挙げられる。基材は、単層であっても複数の層からなる積層体であってもよく、積層体の場合には、各層が同一材料からなるものであっても、異なる種類の材料からなるものであってもよい。また積層フィルムとする方法は、従来から用いられている種々の公知の方法を用いることができ、例えば、いわゆるラミネート法、共押し出し法などが採用できる。また、基材の材料については適宜穿孔を設けても、多孔質にしてもよい。さらに貼付材用基材フィルムに用いられているような耐熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、滑剤、核剤、難燃剤、顔料などを添加していてもよい。
基材の厚みは特に制限されるものではなく、目的や用途に応じて、適宜選択することができ、例えば、10μm〜1000μmといった幅広い範囲のものを用いることができる。なお本明細書において文脈から明らかに矛盾しない限り「シート」と言った場合にはフィルムも含み、「フィルム」と言った場合にはシートも含む概念とする。
以下本発明を実施例に基づき詳細を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお以下において部および%はそれぞれ、重量部および重量%を示す。
貼付材の作製
(粘着剤A溶液の作製)
アクリル酸イソオクチルエステル95部、アクリル酸5部を混合溶媒としての酢酸エチル中で共重合させ、固形分濃度が35%の粘着剤A溶液を得た。
(粘着剤B溶液の作製)
アクリル酸イソノニルエステル65部、アクリル酸メトキシエチル30部、アクリル酸5部を混合溶媒としてのトルエン中で共重合させ、固形分濃度が40%の粘着剤B溶液を得た。
(実施例1〜12の貼付材の作製)
片面をシリコーン樹脂で剥離処理したセパレーター上に、上記で作製した粘着剤A溶液または粘着剤B溶液を乾燥後の厚みが約35μm(±5μm)となるように塗布、乾燥して粘着剤層を作製した。次に得られた粘着剤層を表1に記載の実施例1〜12の貼付材用基材フィルムに転写積層して、各貼付材を作製した。
Figure 0004213627
皮膚肥厚の測定
(評価標本の作製)
試験開始前にウサギの背部から側腹部にかけて電気バリカンおよびシェーバーで毛刈・剃毛し、首かせを装着した。皮膚が露出した部分に、2.0cm×5.0cmにカットした貼付材を長辺が背骨と平行になるように貼付した。貼付48時間後に引っ張り試験機(Model−2252 アイコーエンジニアリング(株))とプッシュプルゲージ(Model−7502B アイコーエンジニアリング(株))を用いて、頭部より貼付材のおおよそ半分を剥離したあと、残りの貼付材が付着したままの部分の皮膚を貼付材が貼り付いたままで採取し、10倍中性緩衝ホルマリン溶液で固定した。固定後に標本から貼付材を剥離し、定法に従ってパラフィン包埋し、標本断面が表皮面に対して直角になるように薄切して組織切片を作製し、切片を脱パラフィンし、蒸留水で水洗した。切片を0.5%過マンガン酸カリウム水溶液に30分間浸漬し、1%シュウ酸水溶液に30分間浸漬して蒸留水で水洗した。次に切片をリンタングステン酸へマトキシリン(PTAH)染色液(へマトキシリン0.1g、蒸留水80.0mL、10%リンタングステン酸20.0mL、過酸化水素水0.2mL)に24時間浸漬して、その後アルコールに数回浸漬した。最後に切片をキシレンで透徹して封入し、表皮厚み測定のための評価標本とした。PTAH染色によれば、表皮下層の基底層は青色に、真皮層上部や結合組織は赤褐色に染色される。
(表皮厚みの測定)
CCDカラーカメラモジュール(XC−003 ソニー(株))を取り付けた光学顕微鏡(BH−2型 オリンパス(株))に上記で得られた評価標本をセットし、対物レンズ10倍の低倍率にて標本組織全体を観察して、表皮の肥厚状態を把握した。その後、標本全体を適当数に分割し、各分割エリア内で平均的と思われる部位を決定した。その後、対物レンズ40倍の高倍率にて皮膚断面の画像を取り込んだ。画像解析ソフト(Mac ASPECT 三谷商事(株))を用い、該ソフトに添付の使用説明書に記載の使用法に従い、始点と終点(表皮層の最上部〜最下部;PTAH染色により青色に染まった部分と赤褐色に染まった部分との境界を最下部とした)を設定して目的の厚みを測定した。取り込んだ画像毎に数ポイント測定し、その平均をその部位の厚みとした。同様に各分割エリアの平均値を計算し、さらに切片全体の平均値を求めて表皮の厚みとした。この測定評価の際、貼付材を貼付しなかった未貼付部の表皮の厚みを対照とし、貼付材貼付部位との有意差を判定した。検定にはDunnet法を用いた。
表皮厚みが11μm以内の範囲(未貼付部との有意差なし)の貼付材を低刺激性であると判定し、18〜24μmの範囲の貼付材を高刺激性であると判定した。
各実施例における表皮の厚みと皮膚刺激性の結果を表2に示した。なお、貼付材未貼付部の表皮の厚みは8.5μmであった。
Figure 0004213627

Claims (3)

  1. 貼付材が付着している部分の非ヒト動物の皮膚を貼付材が付着したままで採取する工程と、採取した皮膚の表皮の厚みを測定する工程とを含む、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法。
  2. 貼付材が付着している部分の非ヒト動物の皮膚を貼付材が付着したままで採取する工程と、
    貼付材が皮膚に付着したままの該採取後の皮膚標本を固定する工程と、
    該固定後の皮膚標本から貼付材を剥離する工程と、
    固定後貼付材を剥離した皮膚標本の表皮の厚みを測定する工程と
    を含む、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法。
  3. 貼付材が付着している部分の非ヒト動物の皮膚を貼付材が付着したままで採取する工程と、
    該採取後の皮膚標本から貼付材を剥離する工程と、
    該貼付材を剥離してなる皮膚標本を固定する工程と、
    固定後、皮膚標本の表皮の厚みを測定する工程と
    を含む、貼付材の貼付中に生じる皮膚への刺激性を評価する方法。
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