JP4212968B2 - 油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置 - Google Patents

油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置として、シリンダ内のピストン側油室と油溜室の間に設けた固定オリフィス(二乗孔)のみで圧側減衰力を発生させるものがある。この圧側減衰力発生装置は、固定オリフィスで圧側減衰力を発生させるため、圧側減衰力が二乗特性となり、高減衰域ではピストン側油室の内圧がピストン速度の変化に対し二乗的に上昇する。そして、上昇した内圧を逃がすリリーフバルブ等を備えないため、内圧上昇による構成部品の耐久性の問題(例えば、隔壁部材に割れが発生する等)を生じるおそれがある。また、内圧に耐え得る構造部品を用いると、部品コストが上昇し、二乗型の圧側減衰力発生装置の長所である廉価性が失われる。
【0003】
尚、特許文献1の伸側減衰力発生装置では、ピストン2に通孔6を設け、このピストン2の上面に通孔6の上部開口部を連通する環状溝7を形成し、このピストン2の環状溝7を含む上面に、通孔21とオリフィス22を形成した逆止弁20を設けるとともに、ピストン2の上面と逆止弁20の間に、撓み部分25と切欠溝24を形成したリーフバルブ23を介装している。逆止弁20とリーフバルブ23のそれぞれは、通孔21が撓み部分25に対向し、オリフィス22が切欠溝24に対向するように、ピストンロッドに嵌挿したストッパ15の切欠面15’に係合し得る切欠面20’、23’を備える。伸張時に、ピストン上室Aの作動油が、逆止弁20の通孔21を通り、リーフバルブ23の撓み部分25を撓めて減衰力を発生する。
【0004】
【特許文献1】
実公昭55-54107(1頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の従来技術では、ピストン上室Aの内圧が急上昇したとき、リーフバルブ23の撓み部分25の撓み量が過大になり、リーフバルブ23の割れを生ずるおそれがある。
【0006】
本発明の課題は、固定オリフィス手段を設けた油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置において、簡素な構成により、ピストン側油室の内圧の上昇を防止し、隔壁部材、バルブ等の損傷を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、シリンダ内の油室に、ピストンを介してピストンロッドを摺動自在に挿入し、シリンダ内の油室を、ピストンにより、ピストンロッドを収容するピストンロッド側油室とピストンロッドを収容しないピストン側油室に区画し、ピストン側油室と油溜室の間に、複数の油孔と該油孔の開口部を連通する環状溝を備えた隔壁部材を設け、隔壁部材の上面に、該隔壁部材の複数の油孔及び環状溝を圧縮時には閉じ、伸長時には開くチェックバルブを設け、ピストン側油室と油溜室の間に、圧縮時の減衰力を発生する固定オリフィス手段を設けた油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置において、前記チェックバルブを、複数の通孔を形成したディスクバルブと、隔壁部材の上面とディスクバルブとの間に介装され、ディスクバルブの複数の通孔に対向するとともに、隔壁部材の環状溝に臨んで撓み可能な複数の片持ち状舌片部を備えるとともに、相隣る舌片部の間に切欠溝を備えるブローバルブとで構成し、隔壁部材と、ディスクバルブ及びブローバルブとに、ディスクバルブの複数の通孔のそれぞれとブローバルブの複数の舌片部のそれぞれを対向させる位置決め手段を設け、ブローバルブの各舌片部が隔壁部材の環状溝に当接することにより、該ブローバルブの最大撓みを規制するとともに、ブローバルブの各切欠溝を作動油の流路とするようにしたものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記ディスクバルブとブローバルブの外周を前記隔壁部材の内周にガイドする状態で軸方向に移動自在に設け、前記位置決め手段を、隔壁部材に設けた係合部と、ディスクバルブとブローバルブのそれぞれに設けた被係合部からなるようにしたものである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において更に、前記ブローバルブの舌片部に、前記ディスクバルブの通孔に連通する前記固定オリフィス手段を形成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態の油圧緩衝器を示す半断面図、図2は圧側減衰力発生装置を示す断面図、図3は図2のIII−III線に沿ってチェックバルブを視た底面図、図4はディスクバルブとブローバルブを示す平面図、図5は第2実施形態のチェックバルブを示す底面図、図6はディスクバルブとブローバルブを示す平面図、図7は第3実施形態の圧側減衰力発生装置を示す断面図、図8はチェックバルブを示す底面図、図9はディスクバルブとブローバルブを示す平面図である。
【0011】
(第1実施形態)(図1〜図4)
油圧緩衝器10は、図1に示す如く、ダンパシリンダ11にピストンロッド12を挿入し、ダンパシリンダ11とピストンロッド12の間に懸架スプリング13を介装している。
【0012】
ダンパシリンダ11は車輪側取付部材14を備え、ピストンロッド12は車体側取付部材15を備える。ダンパシリンダ11の外周部にはばね荷重調整装置16のばね受け17が装備され、ピストンロッド12にはばね受け18が固定されており、ばね受け17とばね受け18の間に懸架スプリング13を介装し、ばね荷重調整装置16によりばね受け17を軸方向に上下動して懸架スプリング13の設定長さ(ばね荷重)を調整可能としている。懸架スプリング13のばね力が、車両が路面から受ける衝撃力を吸収する。
【0013】
油圧緩衝器10は、ダンパシリンダ11をインナシリンダ21とアウタシリンダ22からなる二重管とし、インナシリンダ21とアウタシリンダ22の開口端に固定したロッドガイド23にピストンロッド12を貫通支持し、ピストンロッド12のインナシリンダ21への挿入端にピストンストッパ24とナット25により固定したピストン26を備える。油圧緩衝器10は、インナシリンダ21の内周にピストン26を摺動自在にし、インナシリンダ21の内部の油室をピストン26により、ピストンロッド12を収容するピストンロッド側油室27Aと、ピストンロッド12を収容しないピストン側油室27Bに区画し、インナシリンダ21とアウタシリンダ22の間の環状隙間を油溜室28とし、それらの油室27A、27Bと油溜室28に作動油を封入している。
【0014】
油圧緩衝器10は、ピストン26にピストンバルブ装置29を備え、このピストンバルブ装置29によりピストンロッド側油室27Aとピストン側油室27Bを連通可能とし、且つ伸側減衰力発生装置を構成する。また、油圧緩衝器10は、インナシリンダ21の底部側にボトムバルブ装置30を備え、このボトムバルブ装置30によりピストン側油室27Bと油溜室28を連通可能とし、且つ圧側減衰力発生装置を構成する。油圧緩衝器10は、ピストンバルブ装置29が構成する伸側減衰力発生装置とボトムバルブ装置30が構成する圧側減衰力発生装置により、懸架スプリング13による衝撃力の吸収に伴うダンパシリンダ11とピストンロッド12の伸縮振動を制振する。尚、油圧緩衝器10は、最大圧縮時の衝撃力を緩衝するとともに、最大圧縮ストロークを規制する圧側端緩衝ゴム31を備えるとともに、最大伸長時の衝撃力を緩衝するとともに、最大伸長ストロークを規制する伸側緩衝スプリング32を備える。
【0015】
以下、ボトムバルブ装置30(圧側減衰力発生装置)について説明する。
ボトムバルブ装置30は、図2に示す如く、インナシリンダ21の底部で、ピストン側油室27Bと油溜室28の間に、隔壁部材40を固定的に備える。隔壁部材40は、複数の油孔41を中心軸の周囲の複数位置に穿設するとともに、相隣る油孔41の開口部を互いに連通する環状溝42を上面に備える。隔壁部材40は、ピストン側油室27Bと油溜室28を連通し、圧縮時の減衰力を発生する固定オリフィス手段としてのオリフィス孔(二乗孔)43を中心軸上に穿設している。オリフィス孔43は、ピストン速度の二乗に比例する減衰力を発生する。
【0016】
ボトムバルブ装置30は、隔壁部材40の上面にチェックバルブ50を設ける。チェックバルブ50は、図2、図3に示す如く、隔壁部材40の複数の油孔41及び環状溝42を圧縮時には閉じ、伸張時には開く。チェックバルブ50は、ディスクバルブ51とブローバルブ52からなり、隔壁部材40のインナシリンダ21の下端内周に嵌合せしめられた環状ガイド部44の内周に係着したストッパリング45がバックアップ支持する板ばね状のバルブスプリング46により、それらディスクバルブ51とブローバルブ52の積層組立体を隔壁部材40の上面に組付保持する。
【0017】
ディスクバルブ51は、図4(A)に示す如く、円板状をなし、複数(本実施形態では6個)の通孔51Aを中心軸の周囲の複数位置に等間隔配置している。ディスクバルブ51は、中心軸上に、隔壁部材40のオリフィス孔43に対応する通孔51Bを備える。
【0018】
ブローバルブ52は、隔壁部材40の上面とディスクバルブ51との間に介装される。ブローバルブ52は、図4(B)に示す如く、ディスクバルブ51と同一外径の円環板状をなし、複数(本実施形態では6個)の片持ち状舌片部52Aを内周から中心側に張り出すように備えるとともに、相隣る舌片部52A、52Aの間に切欠溝52Bを備える。各舌片部52Aは、ディスクバルブ51の各通孔51Aに対向するとともに、隔壁部材40の環状溝42に臨んで撓み可能にされる。
【0019】
隔壁部材40と、ディスクバルブ51及びブローバルブ52のそれぞれは、ディスクバルブ51とブローバルブ52を隔壁部材40の上面に組付保持したとき、ディスクバルブ51の複数の通孔51Aのそれぞれと、ブローバルブ52の複数の舌片部52Aのそれぞれを対向させる位置決め手段61〜63を備える。隔壁部材40の位置決め手段61は、環状ガイド44の内周の直径上の2位置に設けた凸状の係合部からなる。ディスクバルブ51とブローバルブ52の位置決め手段62、63は、ディスクバルブ51とブローバルブ52の外周の直径上の2位置に設けた凹状の被係合部からなる。ディスクバルブ51とブローバルブ52は、両位置決め手段62、63を合致させた積層組立体の位置決め手段62、63を隔壁部材40の位置決め手段61に係合させる状態で、それらの外周を隔壁部材50の環状ガイド部44の内周にガイドさせて軸方向に移動自在にされ、隔壁部材40の上面に組付保持可能にされる。
【0020】
チェックバルブ50において、ブローバルブ52の内周から中心側に向けて張り出した各舌片部52Aの先端部は、隔壁部材40の環状溝42の内部に納められる。各舌片部52Aの先端部が隔壁部材40の環状溝42の溝底面に当接することにより、ブローバルブ52の最大撓みが規制され、切欠溝52Bを含む各舌片部52Aの周辺を作動油の流路とする。
【0021】
従って、ボトムバルブ装置30は以下の如く動作する。
【0022】
(圧縮時)
油圧緩衝器10の圧縮行程では、ダンパシリンダ11に進入するピストンロッド12の進入容積分に相当するピストン側油室27Bの油が、ピストン速度が低速の時には、チェックバルブ50を構成するディスクバルブ51の通孔51Bから隔壁部材40のオリフィス孔43を通って油溜室28に排出され、オリフィス孔43の絞り抵抗による減衰力を生ずる。ピストン速度が中高速になり、ピストン側油室27Bの油圧が上昇すると、ピストン側油室27Bの油がチェックバルブ50を構成するディスクバルブ51の通孔51Aからブローバルブ52の舌片部52Aを撓み変形させて押し開き、舌片部52Aがディスクバルブ51の下面との間に形成する隙間から該舌片部52Aの周辺の切欠溝52B等を通って油溜室28に流れ、上記隙間の流れ抵抗による減衰力を生ずる。
【0023】
(伸張時)
油圧緩衝器10の伸張行程では、ダンパシリンダ11から退出するピストンロッド12の退出容積分に相当する油溜室28の油が、バルブスプリング46に抗してチェックバルブ50を押し開く。即ち、チェックバルブ50を構成するディスクバルブ51及びブローバルブ52が、バルブスプリング46を圧縮変形させつつ、隔壁部材40の環状ガイド部44にガイドされて上方に移動する。これにより、油溜室28の油が隔壁部材40の油孔41からチェックバルブ50の内外周を通ってピストン側油室27Bに補給される。
【0024】
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)油圧緩衝器10の圧縮時に、ピストン側油室27Bの内圧が上昇すると、ディスクバルブ51の通孔51Aを通って作用する圧油がブローバルブ52の舌片部52Aを撓ませて押し開き、舌片部52Aの周辺の切欠溝52Bから油溜室28に流出する。これにより、ピストン側油室27Bの内圧の上昇を防止し、隔壁部材40、バルブ50等の耐久性を損なわない。
【0025】
(2)ブローバルブ52の舌片部52Aの最大撓みが隔壁部材40の環状溝42に当接して規制される。従って、ピストン側油室27Bの内圧が急上昇したときにも、ブローバルブ52の撓み量が過大になることなく、割れを生じない。
【0026】
(3)ディスクバルブ51とブローバルブ52のそれぞれに設けた位置決め手段62、63(被係合部)を、隔壁部材40に設けた位置決め手段61(係合部)に係合させることにより、ディスクバルブ51の複数の通孔51Aにブローバルブ52の各舌片部52Aを簡易に対向させるように組付けできる。
【0027】
(第2実施形態)(図5、図6)
第2実施形態のボトムバルブ装置30が第1実施形態のボトムバルブ装置30と異なる点は、チェックバルブ50の減衰力特性を、ディスクバルブ51に設ける各通孔51Aの孔位置の変更により調整したことにある。即ち、ディスクバルブ51における一部の通孔51Aは中心軸から半径aの位置に設定され、他の通孔51Aは中心軸から半径bの位置に設定される(図6(A))。本実施形態では、大半径aの通孔51Aと小半径bの通孔51Aをディスクバルブ51の周方向で交互に配置した。大半径aの通孔51Aに対応するブローバルブ52の舌片部52Aは一定の撓み量を得るのに大きな撓み力が必要になる撓み特性を示す。小半径bの通孔51Aに対応するブローバルブ52の舌片部52Aは一定の撓み量を得るのに小さな撓み力で足りる撓み特性を示す。これにより、ディスクバルブ51における通孔51Aの設定位置を適宜に変更することにより、チェックバルブ50の減衰力特性を調整できる。
【0028】
尚、チェックバルブ50の減衰力特性の調整は、ディスクバルブ51に設ける各通孔51Aの孔径の変更、ブローバルブ52における舌片部52Aの板厚の変更等によることもできる。
【0029】
(第3実施形態)(図7〜図9)
第3実施形態のボトムバルブ装置30が第1実施形態のボトムバルブ装置30と異なる点は、隔壁部材40に設けてあったオリフィス孔43を撤去し(図7)、ブローバルブ52の一部(本実施形態では1個)の舌片部52Aに、ディスクバルブ51の通孔51Aに連通する固定オリフィス手段としてのオリフィス孔(二乗孔)52Cを形成したことにある(図9(B))。オリフィス孔52Cは通孔51Aより小径をなす。
【0030】
本実施形態によれば、ブローバルブ52の舌片部52Aに、ディスクバルブ51の通孔51Aに連通する固定オリフィス手段としてのオリフィス孔52Cを形成した。固定オリフィス手段(オリフィス孔43)を隔壁部材40に穿設するもに比して、ブローバルブ52のプレス加工等により簡易に固定オリフィス手段を設けることができ、大量生産においてコスト低減できる。
【0031】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、固定オリフィス手段を設けた油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置において、簡素な構成により、ピストン側油室の内圧の上昇を防止し、隔壁部材、バルブ等の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の油圧緩衝器を示す半断面図である。
【図2】図2は圧側減衰力発生装置を示す断面図である。
【図3】図3は図2のIII−III線に沿ってチェックバルブを視た底面図である。
【図4】図4はディスクバルブとブローバルブを示す平面図である。
【図5】図5は第2実施形態のチェックバルブを示す底面図である。
【図6】図6はディスクバルブとブローバルブを示す平面図である。
【図7】図7は第3実施形態の圧側減衰力発生装置を示す断面図である。
【図8】図8はチェックバルブを示す底面図である。
【図9】図9はディスクバルブとブローバルブを示す平面図である。
【符号の説明】
10 油圧緩衝器
11 ダンパシリンダ
12 ピストンロッド
26 ピストン
27A ピストンロッド側油室
27B ピストン側油室
28 油溜室
40 隔壁部材
41 油孔
42 環状溝
43 オリフィス孔(固定オリフィス手段)
50 チェックバルブ
51 ディスクバルブ
51A 通孔
52 ブローバルブ
52A 舌片部
52B 切欠溝
52C オリフィス孔(固定オリフィス手段)
61 位置決め手段(係合部)
62、63 位置決め手段(被係合部)

Claims (3)

  1. シリンダ内の油室に、ピストンを介してピストンロッドを摺動自在に挿入し、
    シリンダ内の油室を、ピストンにより、ピストンロッドを収容するピストンロッド側油室とピストンロッドを収容しないピストン側油室に区画し、
    ピストン側油室と油溜室の間に、複数の油孔と該油孔の開口部を連通する環状溝を備えた隔壁部材を設け、
    隔壁部材の上面に、該隔壁部材の複数の油孔及び環状溝を圧縮時には閉じ、伸長時には開くチェックバルブを設け、
    ピストン側油室と油溜室の間に、圧縮時の減衰力を発生する固定オリフィス手段を設けた油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置において、
    前記チェックバルブを、
    複数の通孔を形成したディスクバルブと、
    隔壁部材の上面とディスクバルブとの間に介装され、ディスクバルブの複数の通孔に対向するとともに、隔壁部材の環状溝に臨んで撓み可能な複数の片持ち状舌片部を備えるとともに、相隣る舌片部の間に切欠溝を備えるブローバルブとで構成し、
    隔壁部材と、ディスクバルブ及びブローバルブとに、ディスクバルブの複数の通孔のそれぞれとブローバルブの複数の舌片部のそれぞれを対向させる位置決め手段を設け、
    ブローバルブの各舌片部が隔壁部材の環状溝に当接することにより、該ブローバルブの最大撓みを規制するとともに、ブローバルブの各切欠溝を作動油の流路とすることを特徴とする油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置。
  2. 前記ディスクバルブとブローバルブの外周を前記隔壁部材の内周にガイドする状態で軸方向に移動自在に設け、前記位置決め手段を、隔壁部材に設けた係合部と、ディスクバルブとブローバルブのそれぞれに設けた被係合部からなるようにした請求項1に記載の油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置。
  3. 前記ブローバルブの舌片部に、前記ディスクバルブの通孔に連通する前記固定オリフィス手段を形成した請求項1又は2に記載の油圧緩衝器の圧側減衰力発生装置。
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